転職エージェントに断られる・求人を紹介されないときの原因と対策
[最終更新日]2024/12/12
転職エージェントに登録すると、通常は担当キャリアアドバイザーとの面談へと進みます。
ところが、登録後に確認の連絡が入り「紹介可能な求人がありません」などと断られてしまう場合があります。
求人紹介を期待して登録した転職エージェントから断られてしまうのは、少なからずショックな出来事のはずです。
では、なぜ転職エージェントはサポートや求人紹介を断ってくるのでしょうか。
また、断られてしまった場合、どのように対処するのがよいのでしょうか。
目次
1)転職エージェントからサポート・求人紹介を断られる理由・原因5つ
転職エージェントは求職者と企業をマッチングするビジネスです。
転職希望者は貴重な存在ですので、登録した時点でサポートや求人紹介を断られてしまうのであれば、相応の理由があるはずです。
転職エージェントがサポートを断ってくる理由としてはいくつかのパターンが想定されますが、代表的な原因として次の5つが考えられます。
転職エージェントからサポートを断わられる原因の主なケース
- 原因① 求職者が「受け身」の姿勢になっている
- 原因② ブランクの期間がある/転職回数が多い
- 原因③ 転職者のスキル・経歴に見合った求人がない
- 原因④ 転職者の年齢がサポート範囲外
- 原因⑤ 居住地・転職希望地域がサポートの範囲外
求職者が「受け身」の姿勢になっている
「転職エージェントに登録すれば問題ない」
「すべて担当エージェントが進めてくれる」
「求職者は受け身でOK」
──ネット上でこうした宣伝文句を見たことがある人は多いと思います。
ですが、それを鵜呑みにした結果によって、転職エージェントからサポートを断られてしまう求職者は多いです。
どういうことかというと、とくに利用者の多い大手転職エージェントは「転職意思が高く、かつ転職後のポテンシャルを感じられる求職者」を優先的にサポートする傾向があるからです。
転職方針がまったく定まっていなかったり、転職時期もノープランであったりした場合、サポートを断る転職エージェントは少なくないでしょう。
求職者の方々は、こうした傾向を良い悪いではなく、そういう仕組みなのだと受けとめることが大切です。
ほとんどの転職エージェントは1人の担当が同時期に数十人の求職者の支援をします。
そして、実際に転職先が決まる人は20~30%といいます(転職活動自体を辞めたり、他のサービスに移行する求職者がいるため)。
また、転職エージェントは企業と求職者のマッチングを実現させてはじめて企業からの報酬が発生します(ただし、転職者が3ヵ月以内に退職した場合は報酬取り消しになるケースが多い)。
こうした背景もあり、「最終的に転職しなそうだ」とエージェントが判断した場合、早いタイミングでサポートを断られることがあるのです。
受け身の姿勢でも転職エージェントから精力的な支援を受けられるのは、相当市場価値の高い人です。
活動に能動的な求職者のほうが、エージェントからの支援を受けやすいです。
「受け身な姿勢」でサポートを断られないための対策
受け身の姿勢(またはそう見られてしまう)ことが原因で転職エージェントからのサポートを断られてしまわないようにするためには、以下の4つの対策が有効です。
※ 詳細はリンクのクリック先で説明しています。
とくに「キャリアの棚卸し」はやっておくことをおすすめします。
キャリアの棚卸しをすることで、転職の方針が明確になり、能動的な転職活動をしやすくなるからです。
また、これからのキャリアプランの形成にも役立ちます。
ブランクの期間がある/転職回数が多い
失業状態が長引いている場合や、転職回数が極端に多い場合など、前職からブランクの期間があると企業に紹介しても敬遠されてしまう恐れがあります。
そのため、極端に転職回数が多い利用者は登録の時点でサポートできかねると判断されるケースがあります。
転職回数の目安として、これまでに5社以上で就業しているようだと「転職回数が多い」と判断されてしまう可能性があります。
また、ブランクには失業期間だけでなく、アルバイトや個人事業、フリーランスなど正社員以外の条件で働いてきた期間も含まれることがあります。
「正社員から正社員への転職」を前提としている転職エージェントもありますので、この条件に合わない場合は登録を断られてしまうことがあります。
「ブランク期間」「転職回数の多さ」でサポートを断られないための対策
「ブランク期間」「転職回数の多さ」が原因で転職エージェントからのサポートを断られてしまわないようにするための対策は、以下の3点が挙げられます。
※ 詳細はリンクのクリック先で説明しています。
大切なことは、必要以上に自己評価を下げず、そしてこれからのキャリアの少しでも多くの希望を持つことです。
もちろん、自己評価は自然に高まるものではありませんので、「なんとなく、そう思う」ではなくしっかりとした自己分析も必要です。
転職への前向きさが持てれば、それは転職エージェントにも伝わって初回で断られるようなことも起きにくくなるでしょう。
まずは自分をより強く肯定できるように、上の対策を取り組んでみてください。
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転職者のスキル・経歴に見合った求人がない
転職エージェントは登録者の経歴や保有スキルを確認後、扱っている求人の中でどの企業に紹介できそうか目星をつけています。
この段階で「現状、どの企業にも紹介できそうにない」と考えられる場合、登録を断られる可能性があります。
たとえば、これまでの経歴で就業期間が短いものが多く、かつ業界や職種がまちまちの場合、「この人材は〇〇の能力があります」「〇〇のスキルを持った人材です」と企業に推薦できる根拠に欠けると見なされてしまうことがあります。
あるいは、前職まで就業してきた業界が一般的に見て特殊な部類に入る仕事だったり、あまりにもニッチな職種だったりすると、実質的に紹介できる企業がほとんどないケースもあるでしょう。
「スキル不足・経歴不足」でサポートを断られないための対策
スキル不足・経歴不足(またはそう見られてしまう)が原因で転職エージェントからのサポートを断られてしまわないようにするためには、以下の4つの対策が有効です。
とくに、一点目の「希望する分野における、人材ニーズを把握しておく」については、企業の求める人物像とあなたの現状スキル・経験とのギャップをはっきりしておくうえで大切です。
ギャップが大きい場合は、現時点では転職よりも「現職で経験を積む」や「知識・スキルの習得」、「資格取得」などのアクションのほうが望ましいかもしれません。
いずれにせよ、このケースにおいては「転職することが最善の選択とは限らない」ことも踏まえ、いちど自身の今後のキャリアプランの検討も行っておくとよいでしょう。
そのうえでも、上記に挙げた「キャリアの棚卸し」が有効です。
転職者の年齢がサポート範囲外
転職エージェントによっては「20代の転職サポート」といったように顧客ターゲットを明確に打ち出しているサービスもみられます。
大々的にサポート対象者を打ち出していないものの、実際には若手の転職サポートをメインにしているケースや、ミドル層と呼ばれる30代以降の年代がターゲットのケースなどがあります。
とくに40代以降の年代では、20代・30代を顧客ターゲットとしている転職エージェントに登録しても現実的にサポートが難しいことが想定されます。
転職エージェントに人材紹介を依頼する企業の大半が、20代・30代の人材を求めている可能性が高いからです。
このように、対象となる転職者の年齢層を絞っているサービスにおいては、サポート対象外の人材が登録してきた場合にサポート不可能と回答することがあります。
「年齢」が原因でサポートを断られないための対策
年齢が原因で転職エージェントからのサポートを断られてしまわないようにするための対策は、以下の4点が挙げられます。
ミドル以降の世代の人が「年齢」が原因でサポートを断られないようにするためには、まず「企業がミドル以降世代に求める人材ニーズを把握すること」、そして「ミドル世代以降も積極的に支援する担当エージェント」を見つけることです。
ひとつの転職エージェントにおいても、ミドル世代の転職者への支援スタンスは担当によって異なることがあります。
そのため、「この担当者は、真摯に支援してくれる」という担当に出会ううえでも、複数の転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。
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居住地・転職希望地域がサポートの範囲外
大手の転職エージェントの中には全国規模での転職活動に対応可能な場合もありますが、中には地域を限定してサポートを行っているサービスもみられます。
たとえば、首都圏に限定していたり、地方でも都市部に限って対応していたりするケースがあるのです。小規模のサービスになると、実質的に東京都内のみ対応可能といったケースもみられます。
こうした転職エージェントに登録した際、現在の居住地がサポート範囲外だと、実質的にサポートが不可能と判断されることがあります。
また、現在の居住地がサポート対象エリアであっても、UターンやIターン転職といったように希望する転職先が地方の場合、紹介可能な企業がないと判断されることが考えられます。
「居住地・希望の勤務地域」が原因でサポートを断られないための対策
居住地・希望の勤務地域が原因で転職エージェントからのサポートを断られてしまわないようにするための対策は、以下の2点が挙げられます。
転職エージェントを営む会社は国内で2万件以上あります。
拠点を置く地域に特化して転職支援を行っているエージェントも非常に多く、「都市部ではないから転職エージェントは使えない」ということは殆どありません。
まずは一点目の「それぞれの地域での転職支援に強い、転職エージェントを利用する」を確認して、ご自身の地域で活動している転職エージェントにどのようなものがあるかチェックしてみてください。
また、求人を求職者が直接応募する形式の「転職サイト」では、地方求人の掲載がされていることも多いです。
転職エージェント以外での求人アプローチ手法として、転職サイトの活用も並行するのが効率的でしょう。
2)転職エージェントに断れないための対策9点
ここからは、転職エージェントに断れないための、具体的な対策を紹介します。
- 対策①|事前に「キャリアの棚卸し」を行っておく
- 対策②|登録時のレジュメに経歴や希望条件をしっかり書く
- 対策③|「希望する転職時期」を控えめに答えすぎない
- 対策④|担当エージェントとの初回面談前に、話すこと・質問することの準備をしておく
- 対策⑤|ブランク期間・転職回数の多さが「ポジティブ」に働いた点がないかを振り返る
- 対策⑥|転職サイトおよび「ブティック型」の転職エージェントを活用する
- 対策⑦|希望する分野における、「人材ニーズ」を把握しておく
- 対策⑧|可能な限り、多くの転職エージェントに登録して「相性のよい担当」を見つける
- 対策⑨|それぞれの地域での転職支援に強い、転職エージェントを利用する
対策① 事前に「キャリアの棚卸し」を行っておく
キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」です。
キャリアの棚卸しをすることによって、「これまでの仕事は、自分にどのような知識、経験、成長を提供したか」と、「これから自分はどのような働き方をしていくとよいか」への気づき・認識を得やすくなります。
それは、今回の転職の軸・方針立てにも役立ちます。
採用企業も転職意思をしっかり持った求職者を求める傾向が強いため、満足いく転職を実現するうえでもとても有効なのです。
「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人も多いと思います。
その際は、以下の手順で進めてみてください。
- これまで経験した業務をすべて書き出していく
例)「営業事務作業、企画書・提案書の作成、サービス進捗のデータ入力」等 - 書き出した業務について、それら業務に求められる知識・スキルは何かを考える
例)「営業事務作業」=ヒアリング力、数値管理能力、PC操作の知識等 - 出てきた知識・スキルの中で、「これからも続けていきたいこと・伸ばしていきたいこと」が何かを考える
- それらを実現できる働き方について考える
キャリアの棚卸しの進め方については、以下記事で詳しく紹介しています。作成用のテンプレートも用意していますので、チェックしてみてください。
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- 「キャリアの棚卸し」について、具体的なやりかた・例とフォーマット(テンプレ)、併せておすすめのサポートサービスについてついて紹介します。現在、就職・転職活動を考えている方をはじめ、「自分を見つめなおしたい」という方も参考にしてください。...
対策② 登録時のレジュメに経歴や希望条件をしっかり書く
多くの転職エージェントでは、登録時に「職務経歴書」の提出を求めます。
または、Webフォーム上に直接レジュメ記載する形式のエージェントもあります。
転職エージェントではその職務経歴書・レジュメの内容を見て「どのアドバイザーが担当に付くかの決定」、「紹介求人やサポートの準備」が行われます。
つまり、職務経歴書がしっかり用意されている転職者は、初回にサポートを断られる可能性が低いだけでなく、その経歴や意向に合った担当やサポートに当たりやすくなるということです。
逆に、職務経歴書やレジュメを適当に書いたまま提出すると、エージェントのほうで適切な準備ができなくなりますし、実績の浅い新任エージェントに回されてしまうこともあるといいます。
また、担当アドバイザーも人ですので、キャリアの棚卸しや職務経歴書についてしっかり事前準備をしてくる転職者には、「応援しよう」という気持ちにもなりやすいです。
最も避けるべきは、登録時の経歴欄記入の際に適当に済ませてしまう「1行レジュメ」です。
こうした利用者に対して、多くのエージェントは「転職意思はそれほど高くないだろう」と判断するでしょう。
登録時のレジュメ内容がいい加減だと、その後のサポート品質にも影響が出てしまうことがある──、このことは重々認識しておきましょう。
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対策③「希望する転職時期」を控えめに答えすぎない
転職エージェントに登録する際、「希望する転職時期」についても入力を求められることが多いです。
たとえば「マイナビエージェント」の場合は、以下のような選択フォームが表示されます。
引用元:マイナビエージェント公式HP
転職エージェントは、求職者のスケジュール感に合わせてサポートを行いますので、転職時期を明確に定めている人・なるべく早く転職をしようとしている人を優先する傾向があります。
逆に「決まっていない・未定」であったり「1年後」と回答した場合、転職エージェントから「この人はまだそれほど転職意思は高くないだろう」とみなされ、エージェントの繁忙状況によってはサポートを断ってくる可能性もあります。
そのため、登録時の希望転職時期については控えめに答えすぎないことをおすすめします。
もしまだ転職時期が定まっていない場合は、「よい職場に入れるのなら、この時期に転職したい」とイメージできる時期を決めておくとよいでしょう。
ゆとりを持たせるよりも、「少し早ければこの時期に」という感覚で選んだ方がよいです。
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対策④ 担当エージェントとの初回面談前に、話すこと・質問することの準備をしておく
転職エージェントによっては、「初回面談」後にサポートの継続を判断することがあります。
実際に求職者の話を聞いて、そこで希望条件と転職意思を確認したうえで「この求職者を転職支援することは難しい」となったときにサポートを断られることがあるのです。
初回面談後にサポートを断られないようにするためには現実的な希望条件を用意しておくことが大切ですが、あわせて面談で話すこと・質問することの準備をしておくとよいでしょう。
転職エージェントの初回面談時で「聞かれること」
- 「自己紹介とこれまでの経歴を教えてください」
- 「転職しようと思ったきっかけは何ですか?」
- 「どんな分野で、求人をお探しですか?」
- 「今後目指したいキャリア・働き方はありますか?」
- 「いつまでに転職を実現したいですか?」
転職エージェントの初回面談時で「質問するとよいこと」
- 現在の私の経歴からは、どんな企業からニーズがありそうですか?
- 私と近い希望条件の方で、例えばどんな転職ケースがありましたか?
- (求人を紹介された際に)この求人をおすすめする理由はなんですか?
- (応募先企業や志望する分野が明確な際)職務経歴書や面接で、どういった点をPRすると良いですか
これら「聞かれること」「質問するとよいこと」について事前に準備ができると、面談は格段に有意義なものになるはずです。
もちろん、こうした受け応えをしっかり行うためには前段のキャリアの棚卸しも大切です。
しっかりした準備は転職活動をスムーズに進めるうえで有効ですし、担当エージェントとの信頼関係も構築されやすくなります。
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対策⑤ ブランク期間・転職回数の多さがあっても、そこで「ポジティブ」に働いた点がないかを振り返る
ブランク期間や転職活動の多さがネットで転職エージェントからサポートを断られそうだという人は、まず以下について検討しておくとよいでしょう。
- ブランク期間または数回の転職期間を振り返り、そのうえで今後のキャリアプランを練る
- 前職までのキャリアと紐づけ、一貫性を持てるようにする
- 職務経歴書にブランク期間の理由を書き、面接でしっかり説明できるようにする
とくに重要なのが1点目です。
「この期間に自分は何を考えて過ごし、そしてどんな価値観やものの見方が備わったか」を考えるのです。
このときのポイントは、極力「ポジティブなこと」に目を向けること。
ブランク期間や転職活動の多さは、自分でもネガティブな方面ばかり見てしまいがちです。ですが、そのままでは採用企業からも正当な評価を受けにくいでしょう。
ブランク期間の長い求職者や転職回数の多い求職者は、決して珍しいものではありません。
そして、ほとんどの人が次の職場を見出しています。
そうした人に対して転職エージェントがサポートを断った場合は、単にその転職エージェントの力量不足(他の転職エージェントを利用すれば済む問題)か、求職者自身の対策不足(対策をしっかり講ずることで解決できる問題)かのいずれかでしょう。
以下にブランク期間のある人、転職回数の多い人向けの対策記事を紹介します。それぞれの対策をチェックして、活動をポジティブな気持ちで進められるよう、意識して見てください。
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- 転職回数が多めでもキャリアアップに成功する人は実在します。そういった人は、転職回数が多いから不利になるというよりは、むしろ転職回数の多さを自分の武器にしていることさえあるのです。今回は、そんな「転職回数の多さをプラスにしていく」考え方について、詳しく見ていきたいと思います。...
対策⑥ 転職サイトおよび「ブティック型」の転職エージェントを活用する
これまで大手転職エージェントにサポート断られた経験のある方は、少数精鋭でサービスを運用している「ブティック型転職エージェント」についても知っておくと良いでしょう。
ブティック型転職エージェントは、従業員規模数十名で、かつ特定の業種・職種に特化して求人紹介を行っていることが多いです。
ブティック型転職エージェントの強みは、大手転職エージェントと比較して「一人ひとりのサポートが丁寧で、じっくり時間をかけてくれる」ことです。
特に、これまで転職エージェントに「断られた」という経験のある方、または「担当アドバイザーから応募を急かされる」ことに不安を感じる方は、こうしたブティック型転職エージェントのほうがフィットしやすいことが多いでしょう。
実際、2020年から現在まで「大手転職エージェントではなく、ブティック型転職エージェントで転職決定できた」という人が多くみられるようになっています。
大手転職エージェントのサポートは「数打てば当たる」戦略になってしまうことがあります。「時間をかけて、じっくりと転職活動を進めたい」という人はブティック型転職エージェントの活用も視野に入れておくと良いかもしれません。
ブティック型転職エージェントは、ビズリーチやリクナビNEXT、AMBI、マイナビ転職といった転職サイトに登録した転職者に向けてスカウトをしてくることが多いです。
ブティック型転職エージェントの活用法
ブティック型転職エージェントは、企業とも親密なリレーションを取っていることが多く、他の転職エージェントが有していない意外な好条件求人を持っていることも少なくありません。
一方、求人の数自体はそれほど多く保有していませんので、「なるべく多くの求人を比較検討していきたい」という方は、複数のブティック型転職エージェントに登録する、転職サイトの登録数を増やしてみるなどの対策を取っておくと良いでしょう。
対策⑦ 希望する分野における、「人材ニーズ」を把握しておく
希望条件と企業との人材ニーズとのギャップが大きいため、転職エージェントからサポートを断られるケースも稀にあります。
その場合は、いちど転職サイトで希望条件に近しい求人の「人材要件(求められる人物像)」を確認しておくとよいでしょう。
イメージとしては、以下のように「求職者のできること」と「企業ニーズ」の重なりを見るということです。
たとえば、ミドル世代のITエンジニアの人が「自分は、JavaとPHPのプログラム言語が得意だから、それらを求める企業を探そう」として、とある転職サイトで以下の求人情報を見つけたとします。
項目 | 記載内容 |
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仕事内容 | 自社運営のサイト<WEBエンジニア・PL>※サーバーサイド プロダクトごとにチームを組んでおり、チームを引っ張るリーダーやPL/PMとしての役割を期待しています。 【作業の一例】 ◇アーキテクチャ設計 ◇技術選定 ◇コーディング ◇コードレビュー…他 |
求めている人物 | 【必須】Java・PHP等でのWebアプリケーション開発経験※2年以上 【具体的には】 □LaravelやcakePHP等のPHPフレームワーク導入 or 利用経験者 □データベース設計の実務経験者 □Gitを使用してチーム開発の経験者 ▼以下の方歓迎 □フロントエンド開発経験者 □GCP・AWSの利用経験者 |
上の情報からは、企業は求職者に対して以下のニーズがあることがうかがえます。
- Web系サービス開発の(主にサーバーサイド)実務経験
- クラウド系サービスの知識
- 要件定義能力、設計能力
- チームマネジメント、コミュニケーション力
こうして複数の求人を確認していくと、「Java・PHP開発」における求人で、どのような企業ニーズがあるのかが見えてきます。
現在の保有スキルとのギャップがあまりにも大きいようなら希望条件を変更するか、ギャップを埋めるための活動から始める必要があるでしょう。
また、求人を見ていて「この求人いいな」というところが見つけられたら、自分から直接応募するのも良いと思います。
求人を参照する転職サイトでは、以下がおすすめです。
タイプ | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | IT・Web業界に強み | 20代・若手に強み | ベンチャー企業に強み | ハイクラス転職に強み | 女性の転職に強み | 女性の転職に強み |
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サービス名 | doda | リクナビNEXT | エン転職 | Green | Re就活 | Wantedly | ビズリーチ | LIBZ | 女の転職type |
メリット |
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デメリット |
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求人数 | 約26万件 | 約90万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約1.0万件(※募集職種と勤務地の組み合わせで件数算出) | 約10万件 | 約14万件 | 非公開 | 約2,400件 |
得意業界/職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | IT・Web業界 | 営業・企画・事務・管理・販売・技術職(エンジニア)等 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | 営業・企画・管理・販売系職種 | ◎全業界 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
スカウトの多さ | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
対策⑧ 可能な限り、多くの転職エージェントに登録して「相性のよい担当」を見つける
転職エージェントは1社しか登録してはいけないというルールはありません。
複数の転職エージェントに登録し、同時並行で利用していくのは多くの転職者が実践している一般的な活用方法です。各転職エージェントで担当キャリアアドバイザーがつけば、それぞれのアドバイスを比較して最も頼りになるアドバイザーを選ぶことも可能です。
転職エージェントは各社でターゲットとする転職者の年齢層や業界・職種などの得意分野が異なります。
ある転職エージェントでは登録時点で断られてしまったものの、別の転職エージェントではすぐに求人を紹介してもらえた、といったことは十分あり得るのです。
それぞれの転職エージェントは独自に非公開求人を扱っていますので、間口を広げておく意味でも複数の転職エージェントに登録しておくのはおすすめです。
たとえそのうちの1社から登録を断られたとしても、他の転職エージェントに相談できるのであれば大きな問題ではないでしょう。
リクルート社の調査によると、転職成功した人の平均転職エージェント利用社数は4.2社ほどであったといいます。
参照:リクナビNEXT「転職エージェント(人材紹介会社)を使った転職活動ガイド」の内容をもとに、弊社にてグラフ作成
複数の転職エージェントに登録したあとは、何回かのコミュニケーションを経て「この転職エージェントが私に合っている」と思えたところに利用を寄せていくと良いでしょう。
どの転職エージェントがおすすめかについては、次章の「タイプ別おすすめ転職エージェント」をご参考ください。
対策⑨ それぞれの地域での転職支援に強い、転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用する際は、「目指す地域での転職で、支援実績が豊富」なエージェントを優先して利用するべきでしょう。
とくに地方での転職活動では、転職エージェントのほうで求人を多く持っていないという理由でサポートを断られるケースもあるからです。
それぞれの地域で実績の豊富な転職エージェントについては、当サイトでもまとめています。
確認したい人は以下の都道府県別の記事をチェックしてみてください。
地域区分 | 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事 |
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北海道・東北地方 | 北海道、青森、秋田、宮城、岩手、山形、福島 |
関東地方 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 |
中部地方 | 新潟、長野、富山、山梨、静岡、岐阜、愛知、石川、福井 |
関西地方 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、三重、奈良、和歌山 |
中国地方 | 鳥取、岡山、広島、島根、山口 |
四国地方 | 香川、徳島、愛媛、高知 |
九州地方 | 福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
3)この転職エージェントなら断られにくい!?タイプ別おすすめ転職エージェント
この章では、転職エージェントからサポートを断られた・求人を紹介してもらえなかった人で、「別の転職エージェントを試したい」という方向けに、タイプ別におすすめの転職エージェントを紹介します。
転職エージェントから効果的に求人を紹介してもらうコツは、その転職エージェントの特徴・得意分野を把握しておくことです。
そのうえで、あなたの経歴や今後進みたい分野とマッチするかを確認して、登録を判断してみてください。
20~30代:社会人経験の浅い人
20~30代の社会人経験の浅い人は、以下の「既卒・フリーターからの正社員化」の転職支援に強いと評判の転職エージェントの利用がフィットしやすいでしょう。
正社員化への支援をする転職エージェントでは、キャリアプランの策定などのキャリア相談も受け付けています。
また、その際に転職者自身でも「こういう働き方を望んでいる」という希望条件があるとサポートがされやすくなります。
サービス名 | ハタラクティブ | よりそい転職 | マイナビジョブ'20s | JAIC(ジェイック) | 転職エージェントナビ | えーかおキャリア | 安定のお仕事 | キャリアスタート |
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特徴 |
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公開求人数 | 約4,600件 | 非公開 | 約5,800件 | 非公開 | 約2.6万件 | 非公開 | 約1.2万件 | 非公開 |
得意業界/職種 | 営業、販売・サービス、事務・アシスタント、不動産・建設、IT・機械 など | 営業、販売・サービス、事務・アシスタント、ITなど | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 営業職メイン | デスクワークメイン | デスクワークメイン | ◎全業種・職種 |
対象地域 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部 | 関東・関西・東海・中国・九州 | 東京23区、大阪都心、名古屋都心 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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サービス登録先サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
全年代:社会人経験3年以上の人向け
社会人経験3年以上の方は、以下のような「サポートが丁寧」「じっくり話を聞いてもらえる」と評判の転職エージェントだとサポートを断られる可能性を低くできるでしょう。
サービス対応エリア、サポート対象年齢層を確認しつつ、サービスを選んでみてください。
「丁寧」「じっくり対応」と評判の転職エージェントでも、転職者の意思や取り組み度合いを見てサポートの優先度を決めることもがあります。
登録前にキャリアの棚卸しや転職方針立てをしておくとよいでしょう。
サービス名 | マイナビエージェント | JACリクルートメント | LHH転職エージェント | ヒューレックス |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.9万件 | 約2.1万件 | 約1.5万件 | 約2.6万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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サービス登録先 |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
全年代: IT・Web業界を目指す人向け
IT・Web業界(特にエンジニア職)の分野において、転職エージェント選びで注意すべきは以下の2点です。
- 求人を取りそろえているか/自身の希望する地域に対応しているか
- 経験者層に特化したサービスかどうか
1点目については、IT・Web業界の求人数が一定以上豊富な転職エージェントを選び、かつ対応エリアが自身の希望する地域に対応しているかをチェックすると良いでしょう。
また、2点目についてはあらかじめ各転職エージェントの利用者層を見極めておくことが大切です。
以下、IT・Web業界への転職支援に強い転職エージェントを紹介します。特徴・得意分野をチェックして、自身の転職活動にマッチしそうか確認してみてください。
IT・Web業界向けの転職エージェントでは、「実務経験のある・なし」が重視される傾向にあります。実務経験のある人は丁寧に職歴を記入しておくこと、実務経験のない人は保有スキルの洗い出しをしておくとよいでしょう。
対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
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サービス名 | レバテックキャリア | マイナビIT AGENT | リクルートエージェント | ギークリー | 社内SE転職ナビ | マイビジョン | テクノブレーン | ユニゾンキャリア | ワークポート | doda | type転職エージェント |
メリット |
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デメリット |
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ITエンジニア の公開求人数 | 約2.5万件 | 約2.1万件 | 約11万件 | 約2.2万件 | 約4,000件 | 非公開 | 非公開 | 約1.0万件 | 約2.5万件 | 約5.7万件 | 約5,800件 |
特に多い エンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用) | ITコンサルタント など | 機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
ミドル世代:ハイクラス転職を狙う人向け
ハイクラス向けの求人を目指しての転職は、そもそもの求人自体が限られていることに留意すべきでしょう。
転職期間にタイミングよく希望する条件の求人がいくつも出るとは限りません。
よって、転職エージェント選びの際は、「すぐに希望にマッチする求人を紹介してくれるか」ではなく、「こちらの希望する条件に合わせて、根気強く一緒に取り組んでくれるか」を優先してみることをおすすめします。
若年層の転職よりもいっそう「担当者との相性」が重要となります。なるべく複数の転職エージェントに登録し、自分に合うサービス・担当かを見極めてください。
ハイクラス層向けの転職サイト・エージェントでサポートを断られないようにするポイントは、「登録時のレジュメ(職歴情報)を丁寧に書く」・「希望条件をやや広めにしておく」の2点です。
とくに後者は一般の転職エージェントと比べて求人が少ない傾向があるため、年収条件なども広めに取っておくことをおすすめします。
サービス名 | doda X | WARCエージェント | JACリクルートメント | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト | パソナキャリアハイクラス |
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特徴 |
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公開求人数 | 約6.0万件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約14万件 | 約40万件 | 約1.4万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | 経理・財務、人事・労務、法務、総務、情報システム部門など | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
おすすめの人 |
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サービス登録サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
4)体験談:転職エージェントからサポートを断られた時、私が取った行動
書籍編集者→書籍編集者へ転職したKさん(仮名)の事例
30代後半で転職エージェントに登録するも…
転職時の年齢が高めだったものの、同業種への転職ということもあり、転職エージェントに登録すれば一定数の求人紹介を受けられるものと思っていました。
とある大手転職エージェントに登録したところ、翌日に窓口担当の女性スタッフから電話が入り、そこで衝撃的なひとことを告げられました。
「大変申し上げにくいのですが、ご紹介できる企業様はございません」
はじめ、何を言っているのか理解できませんでした。
「私の職歴をご覧になったのですか?」「経験はありますので、即戦力になれるのですが…」
電話をくれた女性スタッフには気の毒なことをしましたが、状況が飲み込めなかった私は何度も食い下がりました。
いま考えると、このとき断られてしまった原因として次の要因が大きかったでは?と推測しています。
- 転職回数が多かった(4回目の転職)
- 年齢が高かった
- 希望する年収が高めだった
ミドル層をターゲットとするサービスに切り替えた結果
その後、私は自分で求人を探すことにしました。ミドル層の求人が掲載されているサイトで求人を検索していたところ、前職での経験が生かせるのでは?と思える企業を見つけました。
当時は知らなかったのですが、そのサービスはいわゆるヘッドハンティング型で、求人に応募すると担当ヘッドハンターを通じて企業に推薦してもらえる仕組みになっていました。
希望条件も問題なくクリアしており、応募・選考はスムーズに進みました。
一次、二次とも選考当日に合格の返事が届き、最終面接では帰り道の電車内で採用内定を通知するメールを受信しました。応募から採用内定までは2週間。想像していた以上に早く転職先が決まったのです。
最初に登録して断られてしまった転職エージェントは、どうやら若手の転職サポートを得意とするサービスだったようです。
断られたときはショックを受けましたが、そこで諦めずに転職活動の進め方を変える決断をして本当に良かったと思っています。
まとめ)転職エージェントに断られてしまう「原因」を突き止めよう
思い切って転職エージェントに登録したものの、登録自体を断られてしまうのはショックな出来事です。
しかし、担当アドバイザーとの面談をするまでもなく断られてしまうようなら、それなりの原因があると考えるのが合理的でしょう。
転職エージェントから断られてしまった場合、希望条件を絞り込みすぎていたり、そもそも登録する転職エージェントの特徴を見落としていたりと、さまざまな要因が考えられます。
今いちど冷静になって断られたときの状況を振り返り、原因を分析してみましょう。
自分にとってより適切なサービスを活用することにつながれば、転職活動は必ず好転するはずです。
今回解説してきたポイントや事例を参考に、ぜひ転職活動を成功へと導いてください。