転職の不安・悩み解決 転職ガイド
Phase2転職活動の進め方
転職活動を始める際は、はじめにざっくりしたスケジュールを作ること、そして自分に合った転職サービスを探すことがポイント!
Pick UP!
転職活動を始める際は、まず活動の全体像を抑えておくこと
上に紹介した図は、転職活動の全体像を表したものです(※期間はおおよそのイメージです)。
これから転職活動を始める方または活動中の方で、この図を見て「自分のイメージと少し違った」という人は要注意です。
転職成功角度を高めるための取り組みが、一部おざなりになっているかもしれません。
以下に転職活動の流れを順を追って説明しますので、気になるところからチェックしてみてください。
活動スタート期では、転職のゴール・方向性を定めるために以下を行います。
- 自己分析
- キャリアの棚卸し
- 転職意思の決定
転職活動における自己分析とは、現在の自分の強みと課題、そして実現したい将来像を明るみにすることです。
キャリアの棚卸しは、これまでのキャリアで培った知識・スキル・経験を整理し、改めて自身の適性や志向性を確認します。
そして、転職意思の決定とは、自己分析・キャリアの棚卸しを通して、今回の転職で何を実現すべきかの転職方針(転職の軸)を決めることです。
転職活動中は様々な判断・意思決定が求められます。
その際に最善の選択ができるようにするために、このフェーズのアクションは怠らずにしっかり取り組むことが大切です。
転職スタート期のアクションについて詳しく知りたい方は以下の記事をご確認ください。
このフェーズの活動目的は、適切な求人を見つけることです。
そのために、以下の行動をします。
- 転職サービス(転職サイト・転職エージェント・ハローワーク等)の登録
- 業界・企業研究(応募する求人の選定)
求人選びは、転職サイトや転職エージェント、またはハローワークといった無料の転職サービスに登録して探すのが一般的です。
とくに転職エージェントでは、担当につくエージェントがヒアリング後に直接求人紹介をしてくれるので便利です。
ただし、紹介される求人は転職サービスによって異なります。
転職サービスは一つしか登録してはいけないという決まりはありませんので、はじめにいくつか複数のサービスに登録して、自分に合うと思えるところを見つけていくのがよいでしょう。
おすすめの転職サービスおよび選び方については、以下の記事が参考になります。
また、求人選びの際は、自分自身でもその企業の事業内容、業績、職場の雰囲気などを確認することが大切です。
こうした求人企業を調査する一連の作業を企業研究といいます。
企業研究 見るべきポイント
企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
あわせて読みたい
- 企業研究の正しいやり方・方法は?転職に役立つ効果的なリサーチの手順
- 転職時の企業研究の正しいやり方・方法を調査テンプレートとあわせて紹介します。企業研究のやり方が今ひとつ分からない・・・という人は、ぜひ参考にしてください。...
あわせて読みたい
- 転職時の会社の業績の調べ方は?財務諸表の読み取り方をやさしく解説
- 転職しようとしている企業が上場企業の場合、事前に財務諸表から「業績」もチェックしておくべきでしょう。この記事では、転職前の企業研究としての企業の業績のチェック法、財務諸表の見方についてお伝えします。...
企業研究をしっかり行っておくと、職務経歴書作成や面接の際にその企業の求人ニーズに合わせたPRにも役立ちます。
「応募しよう」という求人が見つかったら、続いて以下のアクションを行います。
- 履歴書・職務経歴書の作成
- 企業への応募
- 面接(一次面接~最終面接)
多くの方が転職活動に持つイメージとは、このフェーズのことでしょう。
なお、ほとんどの場合において転職者は複数の求人企業に並行して応募することになります。
求人への応募は前述の「企業研究」とセットで行われますので、応募の機会ごとに「企業研究→書類作成→(書類通過の場合)面接」というプロセスが発生します。
この間が、転職活動においてもっとも忙しくなる時期です。
とくに働きながら活動をする人は、時間を確保しにくいこともあるでしょう。
ポイントは、毎日少しずつでも活動にかける時間を設けておくことです。
活動を毎日コンスタントに行うことによって、準備・行動・振り返りの機会を持ちやすくなり、結果的に活動品質を高めていくことができます。
書類作成・面接準備の具体的な進め方については、以下の記事を参考にしてください。
晴れて内定を受け取ったあとは、新しい会社への入社までに以下を進める必要があります。
- 雇用契約の確認と締結
- 現職での退職願・退職届の提出
- 業務の引継ぎ
内定後に企業から送られる雇用契約書については、しっかり条件を確認しておくようにしましょう。
今ではあまり聞かなくなりましたが、いざ入社してみたら「会社が社会保険に加入してなかった」「面接のときに聞いたのとまったく違う業務内容だった」という転職者の話も実際にあります。
また、現職での退職手続きは引継ぎ期間を含めておおよそ1ヶ月、有給消化をする予定の人は消化日数分を加味して入社日を設定しましょう。
退社・入社準備について詳しく確認したい人は、以下の記事を参考にしてください。
ここまで駆け足で転職活動の流れについて説明しましたが、活動の仕方や目指す業界・企業、現在の環境・状況によってはほかにも注意すべきポイントがあります。
転職活動は、準備8割:本番2割の意識で取り組むことが大切です。
自分にとってどのような準備が必要かを知るうえで、以下に紹介する記事がきっと役立つはずです。ぜひご覧ください。