30代の転職は難しい?よくある失敗談と転職失敗を回避する対策5つ
[最終更新日]2024/07/12
30代で転職を考えている人にとって、現状のままキャリアを継続していくか、転職して新たなキャリアを模索するか、とても悩ましいところでしょう。
仮に転職するという選択をした場合、できることなら避けたいのが、転職に失敗して後悔するというパターンのはずです。転職する以上、「転職してよかった」「正解だった」と思いたいのは誰しも同じです。
目次
1)30代の転職で陥りがちな失敗パターン3つ
30代の転職には、いくつか典型的な失敗パターンが存在します。
多くの人が陥りがちな失敗パターンを前もって知っておくことによって、致命的な失敗を未然に防ぐための対策を立てやすくなります。
そこで、30代の転職で陥りがちな失敗について、とくに多い3つのパターンをピックアップしました。
これらの失敗パターンに陥ってしまうことのないよう、思い当たる節が少しでもある人は今のうちから対策を講じ、転職失敗を防ぐようにしましょう。
自身の市場価値を正しく判断できていない
転職は「需要と供給」のバランスで成り立っています。ある能力を求めている企業が、その能力を持った人材に出会えたとすれば、採用に至る可能性は極めて高くなります。
反対に、転職希望者の側がどれほど「貴社で働きたい」と希望していても、求める能力に届かないと判断されれば採用に至る可能性は低くなってしまいます。
30代の転職で失敗しやすいパターンとして、自身の市場価値を見誤っているケースが少なくありません。
「自分はこれだけの経験を持っている」「スキルは十分にある」と思っていても、客観的に見たときに認識のずれがあると転職成功率は下がってしまいます。
とくに、現職での経験年数が長い人ほど注意が必要です。職場では中堅社員として活躍していても、対外的に同水準の人材と評価されるとは限らないからです。
充分な企業研究ができていない
企業研究と聞くと就活のイメージを持つ人がいるかもしれませんが、実は転職のほうがよりいっそう企業研究の精度が問われます。
なぜなら、中途採用者はすでに社会人としての経験があり、前職での実務経験があるわけですから、自身の経験をどのように生かせるのか、どのような面で応募先企業に貢献できるのか把握できているものと見なされる傾向があるからです。
求人情報や企業ホームページに記載されている表向きの情報だけでなく、実際にその企業に入社してどのような貢献ができるのか、具体的にイメージできているでしょうか。
もし具体的な商品・サービス内容や、自分が活躍できるフィールドについて説明するのが難しいようなら、企業研究がまだ十分な水準に達していない可能性があります。
転職の目的・動機が定まっていない
30代になると、これまで社会人として就業してきた経験年数が長くなってきます。転職以外にも、今の職場でそのまま続けていくことで先々のキャリアにプラスになるケースもあるかもしれません。
しかし、その可能性を振り切って別の道を選ぶのが転職するということです。転職する以上、その目的や動機は厳しく問われるものと思っておいたほうがいいでしょう。
とくに「今の職場に不満がある」「仕事で悩みを抱えている」といったネガティブな理由で転職しようとしている場合、転職しても新たな環境で同じような悩みを抱える可能性は十分にあります。
転職するからには、明確な目的や動機にもとづいて決断を下したことが伝わらなければ、採用担当者に納得してもらうことは難しくなってしまいます。
2)企業側は「30代転職者」に何を求めているのか
典型的な失敗パターンについて見てきたところで、もう1つ別の視点から30代の転職について考えてみましょう。
その視点とは、「30代転職者に企業側は何を求めているか」ということです。
企業が30代の人材に期待していることや、入社後に求めている活躍について理解しておくことによって、企業が求めているポイントに的を絞った自己PRをしやすくなります。
企業が30代の転職者に求めている能力や資質として、主に次の3点が挙げられます。
「即戦力」になれるかどうか
30代の人材は、すでに前職で一定以上の経験を積み、仕事に必要な知識やスキルを身につけています。そのため、入社直後から即戦力として活躍することを期待されるケースが多くなる傾向があります。
第二新卒や若手の転職であれば、転職後は仕事の基礎から教育していく必要があることを企業側も覚悟していることがほとんどです。しかし、30代になると組織の中でも中堅の人材として中心的な存在になっていきます。
若手のように逐一指導しなくても、これまでの経験を踏まえて自発的に考え、動いていく力があると見なされるものと考えておくべきでしょう。
別の言い方をすれば、全くの未経験業種などこれまでの経験が生かせない仕事に応募した場合、即戦力として活躍することは難しくなりますので、採用される可能性も低くなりがちです。
現職と全く同じ業種・職種に限定する必要はありませんが、今の仕事で得た知識やスキルを生かして即戦力になれる可能性のある職場を選ぶことは非常に重要です。
企業が求める「即戦力」の主な例
即戦力の例 | 説明 |
---|---|
プロジェクト管理能力 | プロジェクトの進行管理やチームのリーダーシップを発揮できること。経験豊富なプロジェクトマネージャーは、プロジェクトの進行を効率的に管理し、問題が発生した場合に迅速に対応することが求められます。 |
営業スキル | 顧客対応や新規開拓において成果を上げられること。営業職では、既存の顧客との関係を維持しながら新規顧客を獲得する能力が重要視されます。 |
専門知識 | 特定の業界や技術に関する深い知識と経験を持つこと。例えば、ITエンジニアの場合、プログラミング言語やシステム設計に精通していることが即戦力とされます。 |
コミュニケーション能力 | 社内外の関係者と円滑にコミュニケーションを取り、協力を得る能力。特にプロジェクトリーダーやマネージャー職では、チーム内外での効果的なコミュニケーションが必須です。 |
問題解決能力 | トラブルや課題に対して迅速かつ効果的に解決策を見つける能力。企業は、予期しない問題に直面した際に的確に対応できる人材を求めています。 |
キャリアプランを明確に描けているか
30代の転職では、先を見通したキャリアプランをしっかりと考えているかどうかも重視されます。
「真っさらな状態から学び直したい」「とにかく新しいことに挑戦したい」といった発言は計画性の欠如と見なされる恐れもありますので、異業種への転職の際には慎重な姿勢で臨んだほうがいいでしょう。
転職する以上、何かしら「やりたいこと」「取り組みたいこと」があるはずですが、同時に自分が「できること」とのバランスを考えることも大切です。さらに、将来的に「できるようになりたいこと」「実現したいこと」と現状の目標がリンクしているかどうかも問われます。
こうした展望がしっかりと描けていることが伝わることで、はじめて「キャリアプランをきちんと考えている」と判断してもらえるのです。
リーダー・管理職経験、もしくはそのポテンシャルがあるか
30代の人材に企業が期待するのは、個人的な成果だけではありません。リーダーや管理職として周囲のメンバーを引っ張り、チームとして結果を挙げていけるようなポテンシャルのある人物かどうかも見られています。
採用の時点で管理職候補として見られているケースもありますので、すでにリーダーや管理職としての経験がある人は有利になりやすい傾向があります。マネジメント経験があれば、自信を持って伝えるようにしましょう。
リーダーや管理職としての具体的な経験がない場合でも、同等のポテンシャルがあると見なされれば今後に期待してもらえることもあります。
新入社員や後輩を指導・教育した経験や、チームの中心的な役割を果たした経験があれば、積極的にアピールしましょう。
3)30代の転職で失敗しないための、「5つの事前対策」
ここまで、30代の転職でよくある失敗パターンと、企業が30代の人材に求めている資質・能力について見てきました。
別の見方をすれば、失敗しやすいポイントについて事前に対策を講じることによって、失敗するリスクを確実に下げられます。
自身の市場価値を最大化し、できるだけ条件の良い転職先を獲得するためにも事前準備は欠かせません。
30代の転職で失敗しないためには、とくに次に挙げる5つの事前対策をしっかりと講じておくことが大切です。
自己分析を行いキャリアプランを明確にしておく
これから転職するにあたって、自分が何を実現しようとしているのか、今後のキャリアプランをどう考えているのか、まずは明確にしておきましょう。
20代までの転職であれば、将来性や伸びしろに期待して採用するケースもありますが、30代の場合はより具体的に「どのような貢献・活躍ができるのか」「5年後、10年後の貢献度はどうか」といった点についてシビアに問われることを覚悟しておきましょう。
転職に際しての目的意識や今後のビジョンが描けていないと思われてしまうと、「計画性がない」「自分の立ち位置を理解していない」といったマイナス評価につながる可能性があります。
また、自分自身が転職に何を求めているのかを明確にしておくことによって転職先を選ぶ上での判断基準が形成され、入社後にミスマッチが発覚するリスクを低減させておくことにもつながります。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
会社の将来性・職場環境など企業研究は入念に
企業研究に取り組むときの心構えとして、「入社前(応募前)に調べられることは全て調べ尽くしておく」のが基本です。
会社の業績や事業内容は、企業ホームページや求人情報だけでなく、業界全体の動向、競合他社の状況もあわせてリサーチしておくべきです。
大手企業であれば、会社四季報や業界地図に社名が掲載されていることもあるはずです。このように公開されている情報については、インターネットや出版物をはじめ、あらゆる媒体を駆使して調べておきましょう。
業績や事業内容だけでなく、福利厚生や職場環境といった面について確認しておくことも大切です。
転職後、長く勤め続けられる環境が整っているかどうかは、転職の成功・不成功を分ける大きな要素となり得るからです。
企業研究をする際に、優先して見るべきポイント
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | 口コミサイト |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 求人票 |
自身の市場価値は「客観的に」判断する
30代になると、一定の社会人経験があり自身の特性や得意・不得意が見えてくるようになります。自分の市場価値についても同様で、「やりたいこと」と「できること」の区別もつくようになってくるはずです。
転職して挑戦したい仕事内容や希望年収といった条件で転職先を探すとき、自身の現状とあまりにもかけ離れた条件を望んでいたり、全く経験のない仕事にゼロから挑戦するなど現実味の薄い条件を提示していたりすると、転職先がなかなか見つからない可能性が高くなります。
採用する企業側の視点をイメージしたとき、自分という人材を果たして採用したいと感じるだろうか?と立場を置き換えて考えてみましょう。
もちろん高い目標を掲げてキャリアアップを指向するのがいけないわけではありませんが、現状の自分に足りないものや今後努力して身につけなくてはならないことを客観的に理解していることは必須です。
市場価値の確認方法
人材の「市場価値」とは、お金や株価のような「誰もが共通認識を持てる価値」ではなく、その市場(業界、または個別企業)で「この人はこれだけの活躍をしてくれる」という客観的な評価をもって導き出されるものです。
注意すべきは、現在のあなたの年収が市場価値になるとは限らないことです。
社内でのあなたに対する評価は、過去の行動や取組み、実績・功績などをもとに判断されているものです。
一方、市場価値は将来的にどれだけの活躍ができるのかを見据えた上で決まります。
自身の市場価値を確認する方法は、以下の2点があります。
- ①求人情報をもとに確認する
- ②転職エージェントに確認する
ひとつめの「①求人情報をもとに確認する」は、応募企業(また応募予定の企業)の求人情報の人材要件・想定年収をもとに、あなたの市場価値を推定することです。
もうひとつの「②転職エージェントに確認する」は、転職エージェントに登録して、担当となったエージェントに以下のような質問をします。
- この業界では、私の市場価値はどのくらいでしょうか。
- 現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。
ただし、担当となるエージェントが確実にあなたの市場価値を見極められるかは、その担当者の力量やあなたへの理解度の深さも関わります。
誤った評価で転職活動自体が難航しないように、可能な限り複数の転職エージェントを利用してセカンドオピニオンを得られる体制にしておいてください。
希望条件には優先順位をつけておく
30代の転職は、若手の転職と比べると職場のさまざまな面が見えているだけに、希望条件が多くなりがちです。
しかし、あれもこれも多くの条件をつけすぎてしまうと、理想的な転職先が見つかる確率が下がってしまうだけでなく、転職によって何を実現・達成したいのか、本質的な目的を見失いやすくなるため注意が必要です。
あらゆる希望条件を一挙に叶えられることはまれなので、希望条件に優先順位をつけて「絶対に譲れない条件」を決めておきましょう。
逆の言い方をすれば、「本当は希望条件に入るけれども、叶わなくても仕方がない」といった優先度の低い条件を絞り込んでおくことにもなるでしょう。
転職先を探す際には、優先度の高い「絶対に譲れない条件」が叶うかどうかが、転職を決断するかどうかの判断基準になります。
30代の転職支援に強い転職エージェントを活用する
転職エージェントの中には、30代のサポートを得意としているところがあります。
こうした転職エージェントを活用することによって、30代を求めている企業を紹介してもらえるだけでなく、キャリアアドバイザーとの面談を通じて自己分析や企業分析で不足している部分を補ってもらえます。
自分の中ではすでに十分な分析ができていると思っていても、実は見落としている部分があることも少なくありません。第三者の視点からアドバイスしてもらうことによって、自己分析や企業分析をより強化して万全なものにしておけるのです。
さらに、面接対策や応募書類の添削といったサポートによって、自分がアピールすべきポイントをより効果的に引き出してやすくなります。
こうした理由から、30代の転職においては転職エージェントを活用することをおすすめします。
参考:30代の転職の、「自分に合った転職エージェント」の選び方
30代の転職で、転職エージェントを活用する際は、以下を意識すると良いでしょう。
- Point1 30代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 担当アドバイザーとのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は、就職活動を成功に導くためにとても重要な要素です。
というのも、担当するキャリアアドバイザーによっては、あなたの望む方面での知識が十分でなかったり、相性などの不一致から活動を進めにくくなるといった問題が出てくる可能性もあるからです。
事前に複数の転職エージェントに登録しておくことで、「自分に合ったサービス、および担当アドバイザー」を早めに見出し、円滑に就職活動を進めていけるのです。
ご自身に合ったアドバイザーを見分けるポイントとしては、以下のことを確認してみてください。
- 「親身に相談に乗ってくれるか」
- 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
- 「紹介・連絡のペースは適切か」
もちろん、他にも「性格的に合うか」といった問題もありますが、最低限以上のような点からポジティブな印象を抱ければ信頼できる可能性は高いと言えるでしょう。
4)30代の転職支援に強いおすすめ転職エージェント
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは全国の幅広い業種・職種の求人を取り扱う、転職エージェントです。
「20代~30代の若手社会人への支援に強い」と紹介されることが多いですが、40代以降のミドル世代やハイクラス向けの求人も多いです。
マイナビエージェントの主な特徴は、「営業職」「ITエンジニア」「Webクリエイター」「メーカーエンジニア」「金融」など、業界・職種ごとにサポートチームが分かれている点です。
マイナビエージェントの担当領域一覧
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これら領域に精通した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を力強く支援してくれます。
書類添削・面接対策の支援にも力を入れており、利用者からは「書類選考、面接準を丁寧に支援してくれた」という評判も多く見られます。
マイナビエージェントの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.1万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
国内最大級の求人数と実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
業種や職種、地域に関わらず豊富な求人を擁していますので、「まずは求人をチェックしてみよう」という30代の人にもおすすめのサービスです。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約25万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
とくに活用したい支援ツールは、企業の特徴から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」です。
ここまでお伝えした通り、30代の転職では企業研究が非常に大切です。その際に、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに30代での転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約42万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは、人材派遣の大手パソナグループが運営する転職エージェントです。
担当エージェントによる丁寧なサポートを特徴としており、「こちらの相談に対して、じっくり聞いてくれた」という評価をする転職者は多いです。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面での相談もしやすいエージェントです。
企業とのリレーションも強く、条件交渉にも強力にバックアップしてくれます。
実際、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しているといいます(※公式サイトより)。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.7万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のミドル・ハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
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リクルートエージェントやdodaといった大手総合型エージェントと比べると求人数は少なめですが、その分一つ一つの求人の質は高いです。
じっくり中長期で利用したい転職エージェントです。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.3万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
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まとめ)30代の転職は事前準備に注力して失敗を未然に防ごう
30代というタイミングでの転職は、これまでの社会人経験をフルに生かして希望条件を叶える転職を実現しやすい反面、転職に失敗してしまうとその後のキャリアで取り返すのが大変な時期とも言えます。
そのため、「転職を成功させたい」という思い以上に「失敗したくない」と考える人が多くなる傾向があります。
転職にはリスクが伴いますので、失敗する可能性を完全にゼロにすることはできません。
しかし、適切な準備を行っておくことによって、典型的な失敗パターンに陥ってしまうリスクを限りなく低く抑えることはできます。30代の転職はとくに事前準備に力を入れ、よくある失敗を未然に防いでいきましょう。
転職に向けた入念な準備は、転職活動中の自信となって自分に返ってくるはずです。