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キャリアプランの立て方・考え方まとめ!10分でできるキャリア計画の作り方(テンプレート・見本付き)

[最終更新日]2024/06/18

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キャリアプランはどうやって計画する?考え方とプランの立て方・活用メリットを紹介(テンプレート・見本付き)

転職するにあたって、キャリアプランをしっかりと考えておくことが重要とよく言われます。

転職すれば仕事をする環境も働き方も大きく変わりますので、先々への見通しを立てておくのが重要になるのは何となく想像できるのではないでしょうか。

しかし、いざキャリアプランを立てるとなると遠い将来のことまで含めた計画ですので、漠然としたイメージしか湧いてこないという場合もあるはずです。

目次

「とにかく、すぐにキャリアプランを立てたい」という人は

キャリアプランの立て方 Step1 キャリアの棚卸しをする これまで経験した業務を洗い出します。そして更に「得意なもの」「これからも続けていきたいこと」についても考えていきます。 STEP2 新たにチャレンジしたいことを考える STEP1で出したリストを見ながら、「新たにチャレンジしたいこと・実現したいこと」を考えてリストに追加します。 STEP3 実現するために、必要な知識・スキルを考える STEP2の「実現したいこと」を叶えるために、どんな知識・スキルが必要になるか、またそのために求められるアクションを考えます。 STEP4 キャリアプランのスケジュールを立てる STEP2と3で導き出した「実現したいこと」と「必要なアクション」を時系列で整理します。 ※ まず1年~3年のスパンで考えると、整理しやすいです □キャリアプランの例 1年後 実現したいこと ・リーダー職 ・ディレクターとして充分な業務遂行スキルを持つ そのためにやること ・ディレクションスキルを高める ・業界知識を深める 3年後 実現したいこと ・マネージャー職 ・プロジェクトの責任者として活躍 そのためにやること ・マネジメントスキルを高める ・育成スキルを高める 5年後 実現したいこと ・自身のサービスを手掛ける、または独立起業 そのためにやること ・事業運営の上流から下流までの経験 ・経営の知識を深める

上記は、キャリアプランを簡略化して4つのステップにまとめたものです。

  • Step1| これまで経験した業務を洗い出す
  • Step2| 新たにチャレンジしたいこと・実現したいことを考える
  • Step3| 今後求められる知識・スキルを考える
  • Step4| 実現に向けてのスケジュール立てをする

より詳しいキャリアプランの立て方は本記事でじっくりお伝えしますが、「まずはキャリアプランの全体像を知りたい」「とりあえず作成してみたい」という人は上の図を見ながらご自身の状況に当てはめて作成してみると良いでしょう。

キャリアプランについてじっくり理解を深めていきたい人は、このあとの章を順にお読みください。

1)なぜキャリアプランを立てておくと良いのか──キャリアプランのメリット

キャリアプランを立てることの重要性については、いろいろなところで論じられています。
ですが、そもそもなぜキャリアプランを立てることが大切なのでしょうか。

ここでは「そもそもキャリアプランとは何なのか」について触れた後、キャリアプランを立てることの具体的なメリット、大切と言われる理由について見ていきましょう。

キャリアプランとは…「将来どうなりたいか」といったゴールを設定し、そこに向けた道筋を描いていくこと

皆さんは「企業30年説」について、聞いたことがあるでしょうか。
企業は30年以上存続することはめったになく、大半の会社が30年経たない間に倒産・廃業していくという説です。

大企業であっても中小零細企業であっても、すべての企業は「存続すること」をいちばんの目的にしています。そして、現代社会では存続し続けること自体の難しさが高まってきているのです。

一方、私たちの健康寿命は年々伸び続け、現役で働き続けられる年数も長くなっています。40年以上現役で働く人が大多数となった現代において、先に勤めていた会社が寿命を迎えてしまうことはめずらしくありません。

また、日本ではかつての終身雇用型の働き方から、職務や期間を明確にした「ジョブ型雇用」を採用する企業が増えてきています。
短い期間で多くの企業を渡り歩く(または並行して関わる)ような働き方は、今後一層多く見られるようになるでしょう。

こうした変化の激しい時代にあって、「自分はどんなふうに働いていきたいのか」「将来どうなりたいのか」といったゴールを設定し、そこに向けてなりたい自分になるための道筋を描いていくことが、キャリアプランを立てるということです。

キャリアプランを立てるメリット ●自分の「ありたい姿」が明確になる(自分の望む未来像を実現するための、行動を起こせる) ●仕事への長期的なモチベーションを得られる(日々の仕事をやる理由や動機づけを見出しやすくなる) ●転職活動での「自己PR」に繋げやすい(目標を具体的に持つことで、説得力のある自己PRができる)

キャリアプランを立てるメリットは、大きく以下の3点があります。

「将来のありたい姿」が実現されやすくなる

キャリアプランを立てる一番のメリットとは「自分の望む未来像を実現するための、行動を起こせる」ことです。

「将来こんな仕事がしたい」「こういうことが出来るようになりたい」という希望に対して、やみくもに行動しても叶うものではありません。
「実現するためには何が必要で、その為に自分は何をするべきか」を時系列に落とし込み、そうして行動指針を立てていく必要があります。

そして、キャリアプランとはまさにその「将来のありたい姿に向けての行動指針」に他なりません。

キャリアプランを立てることによって、望ましい未来の可能性を高められるのです。

仕事への長期的なモチベーションを得られる

人は、「目的意識が無いと、行動を強化できない(長続きしない)」といいます。

仕事においても、毎日同じルーティンワークをこなすのみでしたら多くの人は段々とやる気を失っていってしまうでしょう。

キャリアプランを立てると、そうした日々の仕事をやる理由や動機づけを見出しやすくなります。
また、キャリアプランに沿った働き方をするために「自分が今率先してやるべき仕事」も迷わず選べるようになるでしょう。

このように、キャリアプランを立てることによって「今、何のために働いているのか」が明確になり、仕事に対する持続的なモチベーションを得やすくなるのです。

転職活動での「自己PR」に繋げやすい

キャリアプランをしっかりと立てておくことで、将来の理想像から逆算して直近の目標を立てやすくなります。

「将来〇〇を目指したいので、今は△△に力を入れたい」といった考え方には筋が通っており、自己PRとして説得力があります。

企業の採用担当者から見れば「先々の目標をしっかりと見据えている」「具体的な目標に向かって努力している」と評価されやすいため、採用面接などの場で効果的な自己PRになるでしょう。

先々の目標を具体的に持つことで、「目標に向かって努力を惜しまない人物のようだ」といったように、意欲が高い人材として見られやすくもなります。

このように、具体的なキャリアプランを立てておくことによって、転職活動での自己PRにも繋げやすくなるのです。

STEP1:過去の自分を客観的に振り返る STEP2:現在の自分の「スキル」「楽しいこと」は? STEP3:10年後の自分はどうなっていたい? STEP4:10年後の理想を叶えるために、今何が必要?

キャリアプランを立てる必要性とメリットについて理解が深まったでしょうか?では次に、具体的なキャリアプランを立てるための手順について見ていきます。

はじめからキャリアプランを明確に思い描ける人は決して多くありません。
なぜなら、キャリアプランは過去から将来に向けての長い時間軸の中で考えなくてはならないものであり、「過去」「現在」「未来」のそれぞれの視点から多角的に検討する必要があるからです

具体的には、次の4つのステップを順に踏んでいくことでキャリアプランを立てやすくなります。

参考:キャリアプラン作成表

キャリアプラン記入シートイメージ

各ステップについて、詳しく見ていきましょう。
上の「キャリアプラン作成表の見本・テンプレート(Excel形式)」をダウンロードして参照しつつ確認していくと、よりイメージを持ちやすくなると思います。

ステップ1| 過去の自分を客観的に振り返る

STEP1 過去の自分を客観的に振り返る・得意だったもの・苦手だったもの・努力したものなど

はじめのステップでは、自分自身の「過去」にスポットライトを当てていきます。

これまでどんな仕事をしてきたいか、といったことだけでなく、子ども時代から振り返ってみたとき、自分の好き嫌いや得意・不得意、あるいは自分自身の強み・弱みといったように、自分の考え方や行動の傾向を振り返ってみるのです

一見すると仕事とはあまり関係なさそうなものでもいいので、まずは思い当たることを次々に書き出していきましょう。

このステップが非常に重要なのは、自分自身の「本質」の部分を知る上で欠かせないプロセスだからです。

興味関心の傾向や得意・不得意には、必ず何らかの理由や原因があります。自分を客観視して振り返っておくことで、少なくとも自分が最も苦手とする仕事を選んでしまうといったリスクは回避できるはずです。

ステップ2| 現在の自分の「スキル」「楽しいこと」を掘り下げる

STEP2 現在の自分の「スキル」「楽しいこと」を掘り下げる・楽しめるもの・身につけた知識・スキル・克服したことなど

今現在の自分自身のことは「当然知っている」「理解している」つもりになりやすいものです。

しかし、仕事に関することだけでなく、今の自分自身のパーソナリティについて掘り下げることによって、より本質的な部分が見えてくるはずです。

たとえば、今のあなたにとって「楽しい」と心から思えること、思わず時間が過ぎるのを忘れて没頭してしまうことは何でしょうか?熱中しているうちに、いつの間にか人よりもずっと多くの努力を継続できてしまうことはありませんか?

こうした今現在の自分についての分析をしておくことで、仕事に対する向き不向きだけでなく、どのような社風や職場環境に馴染みやすいのか、逆に馴染めない体質の組織はどのような場所なのかが見えやすくなるのです。

ステップ3| 10年後の自分はどうなっていたいかを考える

STEP3 STEP3 10年後の自分はどうなっていたいかを考える10年後の自分はどうなっていたい?

10年後の自分なんて、全く想像できない」という人は、まず「2年~3年後の望ましい未来像」からイメージしてみると良いでしょう。

比較的近い将来でしたら、「おそらくこんな感じだろう」「ここまではきっとできる」という想像もしやすいと思います。
そのイメージが育まれたら、3年後、5年後と少しずつ先の未来を描いていってください。

例えば、以下のような観点を持つと良いでしょう。

観点
どういう仕事をしていたいか?
  • プロジェクトマネージャーとして、大規模なITプロジェクトをリードする。
  • マーケティング担当として、商品のブランド戦略を策定する。
  • データアナリストとして、ビジネスインサイトを提供する。
  • UXデザイナーとして、ユーザーにとって使いやすいアプリを設計する。
どんなことが出来るようになっていたいか?
  • 複雑なプロジェクトの計画と実行をスムーズに管理できる。
  • 効果的なマーケティングキャンペーンを企画し、実施できる。
  • 大規模データの解析とレポート作成が迅速にできる。
  • ユーザビリティテストを行い、結果をデザインに反映させることができる。
顧客や社会に対して、どんな貢献をしたいか?
  • 顧客のビジネス課題を解決し、業績向上に貢献する。
  • 社会に役立つ革新的なサービスを提供する。
  • 環境に優しい製品を開発し、持続可能な社会に貢献する。
  • 教育プログラムを通じて、次世代のIT人材を育成する。
どれだけの対価(収入)を得たいか?
  • 年収700万円以上を目指す。
  • インセンティブ制度を活用し、成果に応じた報酬を得る。
  • 副業やフリーランスとして、複数の収入源を確保する。
  • 資格やスキルを活かして、専門職として高収入を得る。

キャリアプランそのものは人に見せるものではありませんので、あなたの正直な気持ちを書き出していってください。

たとえば、「年収1,000万円を目指したい」「部長クラスまで昇進したい」というものでも良いと思います。ポイントは、あなた自身の「本当は何をしたいのか」を明るみにしていくことです。

ステップ4| 10年後の理想を叶えるために、今何が必要かを考える

STEP4 10年後の理想を叶えるために、今何が必要かを考える将来の理想を叶える為に「今からやるべきこと」は?

STEP3でイメージした理想像をゴールとして、そこに至るまでに今何が必要なのかを考えていきます。

理想と今の時点での現実との間には必ずギャップがあるはずです。現状足りていない部分をどうすれば埋められるのか、そのために何から始めていけばいいか、どんな行動が求められるのかを考え、キャリアプランに落とし込んでいきます。

「〇〇になりたい」を「そのために××が必要」、さらには「だから△△をすべき」へと変換する作業の連続になるはずです。やるべきことをできるだけ具体化し、行動レベルの計画へと変えていきましょう。

3) キャリアプランは時系列で整理すると行動しやすくなる

前章の流れで作成したキャリアプランは、時系列で整理することによって更に実行に移しやすくなります。

具体的には、以下の図のように「仕事で実現したいこと」と「そのためにやるべきこと」を考えます。

キャリアビジョンの作成シート

ここで新たに「キャリアビジョン」という言葉が出ていますが、これはあなたが抱く「将来はこういう働き方をしたい」というイメージのことです。
前章の「Step3 将来」で描いたイメージと紐づけておくとよいでしょう。

上の図では時期を「1年後・5年後・10年後」に区切っていますが、思考を進めやすいように時期を変更してもかまいません。
ただし、「●か月後」などあまり短い期間に設定してしまうと現在の延長線上の仕事内容しか出てこなくなることが多いです。そのため、最短でも3年後までイメージするようにした方がよいでしょう

以下が、実際にシートに書き込んだ例です。

キャリアビジョンの作成シート(記入例) ■キャリアビジョン(仕事で実現したいこと):1年後 ・現職の営業リーダーに就く ・営業で安定した売上を創出 5年後 ・商品企画で売れる商品の開発 ・自身の企画で大きな収益を出す ・年収700万円以上 10年後 ・事業責任者に携わる ・新規事業を手掛ける ・年収1,000万円以上 ■キャリアプラン(そのためにやるべきこと):1年後 ・営業スキルの向上 ・業界の知識、最新動向への理解を深める 5年後 ・商品企画スキルの向上 ・マーケティングの知識・理解を深める 10年後 ・マネジメントスキルの向上 ・組織運営の知識・理解を深める ・多くの事業経営者との繋がりを持つ

時系列で細かく区切ってキャリアビジョンとキャリアプランを整理することで、現在やるべきことが明確になるはずです。
ちなみに、ここまでの作業は2~3時間あれば済ませられます(早い人は1時間ほどでできるでしょう)。

作成が不安な人は以下のテンプレートも活用しつつ、ぜひ「私ならではのキャリアプラン」を作成してみてください。

キャリアプランを立てておくことの重要性はここまで述べてきた通りです。しっかりとしたキャリアプランを考えるには、それなりの工夫や努力も必要になるでしょう。

しかし、キャリアプランは一度立てたらそれで終わりではありません。
未来を完璧に見通すことはできないように、完璧なキャリアプランを作ることもできないからです。キャリアプランを立てるとき、あるいは立てた後には、とくに次の点を意識しておくようにしましょう。

キャリアプランは必要に応じて更新していく

キャリアプランは必要に応じて更新し、常に自分にとっての理想を実感できるように最新の状態にしておく。

キャリアプランは目標であると同時に進捗管理のためのものでもあります。いったんキャリアプランを立てて満足してしまうのではなく、半年、3ヵ月、1ヵ月といった周期で定期的にチェックし、達成度を確認しておきましょう。

実行に移せてない部分や行動が不十分な箇所があれば、次のチェックまでに意識的に注力することもできるはずです。

また、キャリアプランはずっと固定化されたままになるとは限りません。新たに知識を得たり経験を積んだりすることによって、やりたいこと・目指したいものが変化していくことも十分に考えられます。

キャリアプランは必要に応じて更新し、常に自分にとって「目指したい」「そうありたい」と実感できるように最新の状態にしておきましょう。

キャリアプランはなるべく細分化して考える

目標はできるだけ細分化して設定しておくほうが達成しやすくなる。

キャリアプランを通じて達成したい目標があったとして、そこに向かうまでに達成すべきことは1つではないはずです。

何をどれだけやっておけばいいのか、目標はできるだけ細分化して設定しておくほうが達成しやすくなります。

はじめから壮大な目標を一気に達成しようとするのではなく、すぐに実行できるくらいの身近な目標を掲げて行動に繋げることによって、小さなことでも好ましい変化を実感できるはずです。この積み重ねが、5年、10年という単位で成長を遂げ、最終的に大きな目標を達成することも可能にしていくのです。

中には思うように達成できていないことや、うまく進んでいないことも出てくるでしょう。思い通りに進まないから全てがダメなのではなく、なぜうまくいかないのかを分析し、改善策を講じていくことが重要です。

転職エージェントなど「第三者の視点」も参考に

転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することで、第三者の視点からアドバイスを得られる。

自分で考えたキャリアプランが具体的なものであればあるほど、「本当にこの方向性でいいのか」「正しい方向に向かっているのだろうか?」と不安になることでしょう。

キャリアプランは十人十色で、「これが正解」という決まった形はありません。だからこそ、ときには第三者の見解やアドバイスを聞いてみることで進むべき道がより明確になり、自信を持って突き進めるのです。

その際に利用しておきたいのが「転職エージェント」です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することによって、第三者の視点からキャリアプランについてのアドバイスを得られます。

転職活動の際には、多くの人が「転職エージェント」を利用しています。

その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

「非公開求人」とは?=企業が社名を明かさず人材を募集すること。▽企業が非公開求人をする理由●企業側で急な採用が必要となり、求人を公開して募集する時間がない。●企業の人事採用側の事務コストの節約。●機密性の高いプロジェクトや事業戦略に関わる人材採用。

ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。

転職エージェントサービスの仕組み。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。

それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。

ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。

あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。

転職エージェントについての説明を詳しく見る

転職エージェントは転職者側だけでなく、企業側からの視点でもアドバイスをしてくれますので、キャリアプランの立て方や達成度について意見を求めるのに非常に適しています。

キャリアプランの段階から相談するのであれば、サポート品質に定評のある転職エージェントを活用することが大切です。

次に挙げる転職エージェントはいずれもサポート品質に定評があります。
どれも無料で使えますし、まだ具体的に転職を検討してない場合でも問題ありません。

また、ある転職エージェントからの助言が非常に参考になったとして、別の転職エージェントから異なる切り口でさらに有益なアドバイスを得られるといったことは十分にあり得るでしょう。

そのため、「ここが自分に合いそう」と思えるサービスを2~3つピックアップして、サービスの使用感を確認してみると良いでしょう。

マイナビエージェント

じっくり・丁寧なサポート。若手社会人への転職支援に強い

マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。

とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。

マイナビエージェントの活用メリットとおすすめポイント

業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。

マイナビエージェント主な専門領域
 

引用元:マイナビエージェント公式サイト

また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。

マイナビエージェントサポートの期間:dodaやリクルートエージェント等はサポート期間が3ヵ月間。マイナビエージェントは無期限でサポートを受けられます。

一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヵ月間」などの期限が設けられています。

一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。

期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。

実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。

マイナビエージェントの特徴

特徴
  • 国内企業とのリレーションが強く、優良求人の紹介を受けやすい
  • 特に20代~30代の若手社会人への転職支援に強み
  • 書類添削や面接対策などの支援サポートをじっくり丁寧に行ってくれる
サービス対応地域 全国
公開求人数 約6.0万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど
ワンポイントアドバイス

業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。

利用者のペースに合わせて転職活動をサポート

マイナビのプロモーションを含みます

JACリクルートメント

紹介される求人と、キャリア相談の品質が高い

JACリクルートメント 公式サイト

JACリクルートメントは「年収600万円以上」のハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。

JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。

在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してもらえます。

JACリクルートメントの活用メリットとおすすめポイント

JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。

高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。

JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。

JACリクルートメント:企業の詳しい情報を直接教えてもらえる! 多くの大手転職エージェント:担当が企業情報を詳しく把握できていないことも…

つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報です。

このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能です。

JACリクルートメントの特徴

特徴
  • 「年収600万円以上」のミドル・ハイクラス向け転職エージェント
  • ベテランのキャリアアドバイザーが多く、キャリア相談の品質が高い
  • じっくりと転職者のペースに合わせたサポート。好条件求人も多い
サービス対応地域 全国
公開求人数 約1.3万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など
ワンポイントアドバイス

サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。

ミドル・ハイクラス転職6年連続No1

doda(デューダ)

幅広く充実したボリュームの求人と、積極的な提案

doda doda(デューダ)公式サイト

dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年6月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。

dodaは「キャリアタイプ診断」や「転職タイプ診断」などの適性診断ツールを豊富にそろえており、登録者は無料で活用できます。
担当エージェントにキャリア相談することもできますので、キャリアプランづくりにかなり適したエージェントサービスと言えます。

dodaの活用メリットとおすすめポイント

dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。

まず自分でじっくり求人チェックしたい人は、転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときに、エージェントサービスを利用することもできます。

また、dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。

従来の採用形式:転職者が企業に応募する形式 ダイレクト・リクルーティング:企業から転職者に直接アプローチする形式

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。

スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されます。
登録者全員に送付される「軽いオファー」もあれば、面接が確約された「本気のオファー」もあります。

dodaの特徴

特徴
  • 幅広く、豊富な求人数(国内トップクラス)。地方求人紹介にも強い
  • 担当者から積極的な求人紹介を受けやすい
  • 担当者のサポートと併用して、自分でも求人情報を探して応募できる
サービス対応地域 全国
公開求人数 約25万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など
ワンポイントアドバイス

dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。

豊富な求人&充実の支援ツール

リクルートエージェント

国内No.1の求人数 転職支援ツールも充実

リクルートエージェント 公式サイト

リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。

リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。

全国に16拠点あり、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。

リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント

リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。

また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。

リクルートエージェントの特徴

特徴
  • 求人数および転職支援実績 国内No.1。全業種・職種において常時豊富な求人を用意
  • 担当者の提案ペースが早く、スピーディな転職を実現しやすい
  • エージェントレポートや面接力向上セミナー等の「転職支援ツール」が豊富
サービス対応地域 全国
公開求人数 約41万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など
求人数・サポート実績No1

パソナキャリア

全都道府県に拠点あり、地方転職に強い&じっくり相談に乗ってもらえる

パソナキャリア。転職活動の成功を、全力でサポートします。専門アドバイザーがあなたの転職活動を全面サポート!!イチ押し

パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。

転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、利用者の年収アップ率61.7%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。

パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント

人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。

転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットです。

また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。

地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。

パソナキャリアの特徴

特徴
  • 全都道府県に支店あり。対面サポートを受けやすく、UIターン転職にも強い
  • 「担当者がじっくり相談に乗ってくれる」という評判が多い
  • 企業への交渉力が強く、転職者の年収アップ成功実績が豊富
サービス対応地域 全国
公開求人数 約3.6万件(2024年6月現在)
とくに多い職種 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など
ワンポイントアドバイス

丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。

利用者満足度4年連続【1位】

まとめ)「実行計画」としてのキャリアプランで未来を変えよう

1つ1つの行動は小さくても、積み重ねていくことで確実に未来を変えていくことができる

キャリアプランは過去・現在・未来の自分をつなぐ道しるべとなって、不確定な将来への見通しを立てることに役立ちます。

また、キャリアプランを立てる過程で、これまで見過ごしていた自分自身の長所や課題点に気づくこともあるでしょう。

ここまで読んでいただければ分かる通り、キャリアプランは「いずれ」「そのうち」やることを列挙するものではなく、今からすぐにでも着手しておくべき具体的な行動を明確化していくために立てるものです

1つ1つの行動は小さなものであっても、積み重ねていくことで確実に未来を変えていくことができます。
ぜひ「実行計画」としてのキャリアプランを立てて、目指すべき未来を自分の手で引き寄せていってください。

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