子育てと転職は両立できる?ワーキングマザーの転職成功4つのポイント
[最終更新日]2024/06/01
子育て中で、かつこれから転職しようとされている方々で、「子育てと転職って、両立できるだろうか…」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。
2018年7月、厚生労働省が発表した平成29年版「国民生活基礎調査の概況」によると、日本の共働き世帯は1000万を超え、今後も増え続けることが予想されています。
また、子どもの小学校入学などを機に、再就職したいと考える女性も少なくありません。
目次
1)「転職成功」を「より良い職場に出会えること」に置くことが大切
子育てをしていると、お金がかかります。
教育費の準備をすることを目的に、再就職や転職のための活動をする女性も多いでしょう。
では、ワーキングマザーにとって、転職活動の成功とは何を指すのでしょう。
就業して、収入を得ることで成功だといえるのでしょうか。
その点について、考えてみたいと思います。
「内定獲得」=「転職成功」ではない
ワーキングマザーにとって、転職の成功とは内定の獲得ではありません。
家庭と仕事を両立しながら、長く働き続け、自分が目指す目標を達成することです。
子育て中は、子どものケガや病気などで、遅刻や早退、欠勤を余儀なくされることが度々あります。
そのことを理解してくれる職場とそうでない職場では、働き心地は雲泥の差でしょう。
また、キャリアと育児を両立したいと考えている女性にとっては、ワーキングマザーが専門性の高い仕事についたり、管理職が目指せる職場かどうかも大事なポイントです。
つまり、その人のキャリアプランやワークライフバランスの考えたによって、目指すべき転職成功のあり方は異なるのです。
ワーキングマザーが「転職失敗…」となるのは、どんなケース?
では、ワーキングマザーが転職を失敗したと感じる事例について、いくつか紹介しておきましょう。
正社員就職優先で企業研究が足りなかったケース
Aさんは、我が子を認証保育園に入園させたいと考えていたため、正社員就職できる会社を探して応募していました。
保育料の支払いもあり、自分のスキルやキャリアより、収入を優先して応募企業を探していたのです。
そのため、勤務地が近くて、名前を知られた外資系企業から内定をもらい、そのまま就職します。
しかし入社した後で、給料を維持するためには仕事で業績を上げ続ける必要があること、できなければ減給されることを知ったのです。
その後、Aさんはその職場で仕事を続けるのは難しいと考え、自分が就業経験のある業界の会社に転職したそうです。
ワーキングマザーの働き方についてヒアリングが浅かったケース
IT企業で働いた経験のあるBさんは、同じ業界で新規事業を立ち上げている会社の求人を見つけて応募しました。
自宅と勤務地が近く、保育園の送迎にも支障がなさそうなことも、応募を後押ししたのです。
ですが、入社するとワーキングマザーはBさんだけでした。
子どもが発熱し保育園にお迎えに行くために早退を申し出ると、「明日は早退した時間分、早出か残業してカバーして」といわれたのです。
その後話し合いをしたものの、ワーキングマザーが遅れた仕事を時間でカバーすることが難しい状況を理解してもらえず、退職を決意したといいます。
2)ワーキングマザーの転職を成功させる、4つのポイント
働き方が多様化している現代、ワーキングマザーの転職活動のハードルは、以前より下がったといえるでしょう。
実際に、ブランクがある女性の中途採用を積極的に行っている企業も増えています。
とはいえ、数ある求人を見極めて、ワーキングマザーが転職を成功させるためには、気をつけたいことがあります。
それは、以下の4つのポイントです。
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
自身のこれからの働き方について、「ここは譲れない」というポイントを持つこと
ワーキングマザーが転職活動を始める前に、必ず行ってほしいことがあります。
それは、キャリアの棚卸しを十分に行ったうえで、自分の将来のキャリアについて考えることです。
自分のキャリアの方向性が決まると、
- キャリアアップや管理職登用を目指すのか
- 仕事と家庭が両立できる柔軟な働き方を希望するのか
- 働き心地がよい職場を探すのか
- 女性が多い職場かどうか
など、転職後に働き続けるうえで譲れないポイントが見えてきます。
ポイントが複数ある場合は、そのなかで優先順位をつけましょう。
すべてが叶う職場を求めれば、応募企業を見つけることすら難しくなるからです。
ただし、ワーキングマザーは自分の希望だけでなく、家族の状況についても考慮する必要があることは、忘れないようにしたいところです。
転職の「軸」の定め方
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸」とする
それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そして、これらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になるのです。
仕事と家庭とを両立した働き方を目指す人は、「短時間勤務制度」の活用も検討する
仕事と家庭とを両立した働き方を目指す人は、「短時間勤務制度」についても知っておくとよいでしょう。
短時間勤務制度とは、1日の勤務時間を原則として6時間に短縮し、残業など時間外労働の制限を申請できる制度です。
フルタイムで働くことが難しくなった人たちをサポートするために、育児・介護休業法の改正とあわせて企業に義務付けられています。
たとえば育児による理由で8時間勤務から6時間勤務に変更した際も、この制度によって基本給や賞与などの算出方法は変わらずのまま、雇用契約を継続できます。
注意点としては、短時間勤務制度の利用状況は会社によっても大きく変わること、制度自体が認知されていない職場もあることです。
そのため、これから新しい職場を探す予定の方は、短時間勤務制度の利用実績のある企業かどうかを、判断軸のひとつとして持っておくとよいでしょう。
- 参考
- 厚生労働省「育児・介護休業法のあらまし」
女性の転職に強い転職エージェントを活用すること
ワーキングマザーが効率的に求人を探す際は、女性の転職に強い転職エージェントの利用が欠かせません。
特に、出産・育児後の女性の再就職に力を入れている転職エージェントがおすすめです。
そうした転職エージェントには、ワーキングマザーの転職をサポートした実績がありますので、的確なアドバイスが期待できます。
また、ワーキングマザーの転職サポートに、女性のキャリアカウンセラーやアドバイザーを担当させてくれるところも多いです。
女性ならではの視点で、自分のスキルや希望条件に基づき、マッチする求人を紹介してもらえるのも魅力です。
特に転職エージェントの場合は、応募企業の求める人物像を想定したうえで、応募書類の添削や面接指導を行ってくれるので、ブランクのあるワーキングマザーでも安心です。
ワーキングマザーにおすすめの転職エージェントは、この記事の後半でも紹介しています。ぜひチェックしておいてください。
企業のリサーチは丁寧に。キャリアアドバイザーの助言も得よう
ワーキングマザーが転職活動をする際、最も避けるべきことは、入社後のミスマッチです。
独身時代と違い、子どもの体調や家庭の事情で就業に影響が出る可能性が高いことを念頭に置いたうえで、自分のキャリアプランを実現できるかどうかを判断する必要があります。
そう考えると、応募前にきちんとリサーチを行い、企業研究をしっかり行うのが大原則です。
とはいえ、公開されている求人情報だけで、応募企業のすべてがわかるわけではありません。
口コミサイトを利用するのも方法の一つですが、転職エージェントを活用して紹介してもらえば、担当のキャリアカウンセラーにより詳しい情報を提供してもらえます。
また、経験豊富なキャリアカウンセラーにアドバイスを受けることで、自分に合った職場を探しやすくなるというメリットもあります。
自分の価値観ではなく、転職市場を理解したうえで得られる、客観的なアドバイスに耳を傾けるようにしましょう。
企業研究 見るべきポイント
企業研究をする際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイトなど |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票など |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得られれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
女性が働きやすい企業を見出す際のポイント
- 管理職・役員の女性比率(女性が管理職に登用された実績がどれだけあるか)
- 産休・育休制度が用意されているか、制度が活用された実績があるか
- 社員の男女比が男性に偏っていないか
- 時短勤務やフレックス制など、柔軟な働き方に対応しているか
- 服装や髪型の自由度が高いなど、従業員の意思を尊重しているか
転職面接は質問事項の整理など、事前にしっかり準備を!
ワーキングマザーを中途採用する企業が増えているものの、企業の立場では同じスキルとキャリアの独身者がいれば、その人を採用したいというのが本音でしょう。
というのも、企業はワーキングマザーを採用し、子どもの体調や家庭の事情によって、仕事に支障が出ることを懸念するからです。
そのため、転職面接の際には、ワーキングマザーゆえに想定される質問に対し、きちんと回答できるよう準備しておく必要があります。
具体例としては
- 子どもが体調を崩した場合の対策
- 残業や休日出勤を余儀なくされた場合の対策
- 勤務に制限があるなかで、応募企業にどう貢献できると考えているのか
などです。
こうした質問に対し、「できる」「できない」という回答をするのではなく、対策をきちんと練って説明するのが大事です。
例えば子どもが体調を崩したときに、自分以外にお迎えや看病をお願いできる祖父母がいるかどうか、自分が早退したら、翌日は夫に面倒を見てもらうなど、仕事に支障をきたさないために準備していることを説明するのです。
面接の担当者が安心できるよう、きちんと質疑応答の準備をしておきましょう。
3)ワーキングマザーの転職におすすめの転職エージェント
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは「じっくり・丁寧」なサポートに定評のある転職エージェントサービスです。 今回が初めての転職となる20~30代の女性や、キャリアアドバイザーからの手厚いフォローが受けたい方におすすめです。
在籍するキャリアアドバイザーはいずれも専門とする業界や分野を持ち、プロの観点からキャリアカウンセリングや求人紹介を行っています。
独自のネットワークを持っているため「非公開求人」の数も多く、他サービスでは出会えない企業の求人に触れられる機会も多いことでしょう。
書類添削や面接対策などのサポートも手厚く、志望動機や自己PRの作成に際し、的確なアドバイスをもらえます。
サポート期限も「無期限」なので、キャリアアドバイザーのフォローの下、じっくり腰を据えて転職活動に臨みたい方はマイナビエージェントを活用してみましょう。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約5.8万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
type女性の転職エージェント
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東京・神奈川・千葉・埼玉をメインに、20代~30代の若手社会人を対象に転職支援をするエージェント。マッチング度の高い求人紹介が評判です。
type女性の転職エージェントは、首都圏特化型(東京・神奈川・千葉・埼玉)転職エージェントとして知られるtypeエージェントに併設された、女性の転職サポートに特化したサービスです。
type女性の転職エージェントのキャリアアドバイザーは女性が中心です。
女性の立場になってきめ細かくカウンセリングをしてもらえるのは、type女性の転職エージェントの大きなメリットの1つと言えるでしょう。
また、「販売・サービス・事務専任」「営業専任」「IT領域専任」とキャリアアドバイザーの専門が職種ごとに分かれていますので、各職種の専門知識を持った担当者がついてくれます。
今までの経験を活かしてキャリアアップを果たしたいという方も安心して相談できるでしょう。
type転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
公開求人数 | 約1.0万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | システムエンジニア(IT・通信・ソフトウェア)|営業|Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム)|専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)|技術職(電気・電子・機械・自動車・半導体)など |
type転職エージェントはIT・Web関連の求人紹介に強みがあります。一方で、他の業種はやや少なめです。紹介求人が少ないと感じる場合はdoda・リクルートエージェントにも併せて登録しておくと安心でしょう。
リブズ
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リモートやフレックス求人も豊富!時短OKの企業からエグゼクティブ案件まで、幅広い企業とのマッチングの可能性があります。
リブズは、女性の転職に特化した転職サイトです。
「ジョブマッチング」の形式をとっており、企業からのスカウトを待つのが基本的な利用方法です(企業への直接応募も可能です)。
対象エリアは全国で、サービスの対象年齢にも制限はありません。
求人数は非公開ですが、女性の活躍推進やキャリア形成に注力している企業が厳選されています。
女性の活躍や社会進出を応援するWoman Bright Actionというプロジェクトに賛同する企業と提携しているため、ワークライフバランスを重視する大手企業や中小の有料企業の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
女性のライフプランに合わせて、幅広いワークスタイルを選べるのがリブズの特徴です。一例として、次のような条件で求人を探し「興味がある」と募集企業に伝えられます。
- 時短勤務やフレックス勤務が可能な企業
- 業務委託による在宅勤務が可能な企業
- 管理職など重要なポジションで活躍できる企業
専門スキルを活かしたい人や自由度の高い働き方を希望する人にとって、希望条件に合った仕事を探しやすいのがリブズのメリットです。
他の転職サイトで条件に合う求人が見つからないと感じていた人は、リブズを活用してみる意義があるでしょう。
リブズの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 経営企画・事業企画・商品企画・各種コンサル|人事・採用・広報・経理・法務・組織庶務・営業事務・秘書|法人営業・個人営業・代理店渉外・インサイドセールス・カウンターセールス|カスタマーサポート・クライアントサクセス・コールセンター・社内SE|Webディレクター・プロデューサー・コンテンツ編集・マーケティング・デザイナー|キャリアアドバイザー・ウェディングプランナー・店頭接客・講師・インストラクターなど |
公開求人数 | 非公開 |
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
転職エージェントのなかでも求人数が業界トップクラスといわれるパソナキャリアは、女性の正社員採用にも強いことに定評があります。
というのも、パソナキャリアでは2016年3月に、女性の転職支援に特化した「女性活躍推進コンサルティングチーム」を発足しているからです。
ワーキングマザーのキャリアの再構築に寄り添うのはもちろん、キャリアアップを全力でサポートしてくれます。
また、豊富な経験に即して、ワーキングマザーが転職後に活躍している事例や、産休・育休制度の活用が多い企業など、個人では集められないさまざまな企業情報を提供してくれます。
ワーキングマザーが転職にあたって求める条件は個人差がありますので、目指すキャリアや働き心地などを考慮して、マッチする求人を探してもらえるのも魅力です。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.6万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
「doda」は、転職エージェントの最大手の一つで、女性の転職・求人情報にも強いと評判です。
そのサイト内で展開されている「Woman Career」というサービスでは、「女性の求人特集」を行っているほか、専任のキャリアコンサルタントがサポートを担当しています。
ワーキングマザーであっても、5年後・10年後を見据えたキャリアプランの作成を促してくれるので、長期的な視点で求人を検討できるのが魅力です。
また、登録されている求人が豊富なので、「女性管理職の比率が高い」「育児支援制度の活用事例が多い」など、ワーキングマザーが働きやすい企業を探しやすいです。
また、Woman Careerのサイトには、「女性に人気の企業を集めた合格診断」や「年収査定サービス」などのコンテンツが用意されており、自分が転職市場でどの程度の価値なのかを知る一助になります。
こうした役立つコンテンツを無料で利用できるので、ぜひ登録しておきましょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約24万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaはサービスの自由度がある分、「受け身」の姿勢ではメリットを得られにくいです。スカウトや求人紹介を待つだけでなく、自分からも情報を「取りに行く」姿勢が大切です。
派遣社員としての働き方を検討している人は、アデコ、テンプスタッフ、スタッフサービス
派遣社員としてワーキングマザーの働き方を検討している女性の方は、アデコ、テンプスタッフ、スタッフサービスの人材紹介サービスがおすすめです。
これらサービスの特徴として挙げられるのは、「全国区で、求人が豊富なこと」そして「福利厚生が充実していること」が挙げられます。
また、一定期間働いた後正社員採用を目指せる紹介予定派遣の案件もあります。
人材派遣サービスの注意点は、「担当者との付き合いが長くなる」点です。 派遣したあとも定期的にコミュニケーションを取り職場や仕事内容、キャリアアップの相談ができますので、「この会社(または担当者)は自分に合っている」と思えるサービスを見つけることが大切です。
まずは複数のサービスに登録して、何度かコミュニケーションを取ったうえで「この派遣会社で働きたい」と思えるサービスに絞っていくと良いでしょう。
サービス名 | アデコ |
テンプスタッフ |
スタッフサービス |
パソナ |
リクルートスタッフィング |
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特徴 |
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求人数 | 約1.1万件 | 約5.9万件 | 約16万件 | 約1.4万件 | 約1.2万件 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
専門スキルを活かしたい人は、「特化型」の転職エージェント
ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、結婚・出産前までに培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
これまで培った知識・経験を活用しつつ、ワーキングマザーとして今後もキャリアを積み上げる為にどのような企業・職場がおすすめかであったり、応募する企業でどのような新たな知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
各分野別のおすすめ特化型転職エージェント
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT |
レバテックキャリア |
ワークポート |
doda X |
JACリクルートメント |
リクルートダイレクトスカウト |
ビズリーチ |
ジャスネットキャリア |
マスメディアン |
クリーデンス |
MS Agent |
エンワールド |
ロバート・ウォルターズ |
メイテックネクスト |
レバウェル介護 |
かいご畑 |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約5.7万件 | 約2.1万件 | 約36万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
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まとめ)キャリアとして、人生として、「成功」といえるワーママ転職を実現しよう
今回は、子育てと転職活動を両立し、成功するためのポイントについて、お話ししました。
この記事をまとめると、ワーキングマザーの転職成功のポイントは以下の4点です。
- これからの働き方について、ここは譲れないという「転職の軸」を持つ
- 女性の転職に強い転職エージェントを活用すること
- 企業研究を丁寧に行う。キャリアアドバイザーの助言も
- 転職面接は質問事項の整理など、しっかり事前準備を
家庭との両立で長く働ける職場を見つけるためには、自分のキャリアプランを明確にしたうえで、企業研究をしっかり行う必要があります。
そのために、プロの力を借りるのも選択肢の一つです。
この記事を、ワーキングマザーが納得のいく転職を実現するための参考にしてくれたらうれしいです。