企業からのオファー・スカウトメールが欲しい!という方のおすすめ転職サイト4点
[最終更新日]2024/09/03
現在、多くの転職サイトにおいて、企業からの「オファーメール」「スカウトメール」が届くサービスを用意しています。
ですが一方で、「希望する業界や職種からのオファー・スカウトメールはほとんど来ない」であったり、「企業からオファーメール・スカウトメールを貰ったけど、応募して結局断られた」といった転職者の声は多いです。
また、「オファーメール、スカウトメールの【スパム化】」現象についてご存知の方も多いでしょう。
では、企業からのオファー・スカウトメールは全く役に立たないのかというと、そんなことはありません。要は、私たち転職活動者のほうで、その仕組みをうまく活用することが大切なのです。
この記事を読んでわかること
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目次
スカウトメールを受け取りやすい、おすすめ転職サイト
タイプ | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | IT・Web業界に強み | 20代・若手に強み | ベンチャー企業に強み | ハイクラス転職に強み | 女性の転職に強み | 女性の転職に強み |
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サービス名 | doda | リクナビNEXT | エン転職 | Green | Re就活 | Wantedly | ビズリーチ | LIBZ | 女の転職type |
メリット |
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デメリット |
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求人数 | 約26万件 | 約45万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約1.0万件(※募集職種と勤務地の組み合わせで件数算出) | 約10万件 | 約14万件 | 非公開 | 約2,400件 |
得意業界/職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | IT・Web業界 | 営業・企画・事務・管理・販売・技術職(エンジニア)等 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | 営業・企画・管理・販売系職種 | ◎全業界 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
スカウトの多さ | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
1)企業採用のトレンドは「攻め型採用」。オファー・スカウトも多い
企業の立場から考えた場合、近年は人材採用をする上で非常に厳しい状況が続いています。
転職希望者の人数に対して求人数が多く、能力のある人材にとっては「選び放題」とも言うべき売り手市場となっているからです。
このような状況においては、企業の人材採用トレンドにも変化が起こる可能性が高いと言えます。
- 今後、企業の採用手法はどのように変化するのか
- なぜそのような変化が起こると考えられるのか
まずは、これらの点について確認しておきましょう。
企業の人材採用は今後「攻め型採用」へとシフトしていく可能性大
これまで企業にとって、中途採用者を募集するにあたってやるべきことと言えば「求人広告を出す」ことでした。
求人誌から転職サイトへと求人媒体は移り変わってきましたが、「求人を見つけてもらい、応募してくるのを待つ」という受け身型の考え方そのものには、大きな変化はなかったと言えます。
ところが、近年は労働人口の減少が顕在化し、転職市場においても優秀な人材ほど転職を積極的に検討する傾向が強まるなど、人材の流動化がますます進みつつあります。
さらに追い打ちをかけるように、テクノロジーの進歩によって新しいビジネスモデルが登場してから陳腐化するまでのサイクルが短くなり、求められる能力やスキルのタイプが刻々と変化するのが当たり前の世の中になっているのです。
こうした状況から、企業は人材を採用後、長い期間をかけて育成するだけの時間的な余裕がなくなり、即戦力となる能力やスキルを持った人材を発掘し、採用する必要に迫られています。
今後、企業の採用トレンドは受け身型から攻め型へとシフトしていく可能性が高いと考えられます。
企業は「待ちの採用」では人材を確保しづらくなっていく
従来の受け身型採用のスタイルは、1社あたりの求人に対して転職希望者が多数いるからこそ成立する採用モデルだったと言えます。
ひとたび求人を出せば、同じ程度のスキルレベル・年齢層の転職希望者からの応募が多数あり、企業はその中から「欲しい人材」を選べたというわけです。
売り手市場の時代においては、受け身型の採用スタイルでは企業が求めるスキルを持つ人材を確保することが難しくなります。
企業にとって欲しい人材が、今すぐ転職したいと考え積極的に転職活動をしているとは限らないため、「条件が合えば転職を検討する」「良さそうな会社があれば話を聞いてみたい」と考えている層にも積極的にアプローチしていく必要があります。
このように、待ちのスタイルから攻めのスタイルへと、企業は採用手法の変革を求められているのです。
攻め型採用=ダイレクト・リクルーティングに今から着目しておこう
企業の人材採用戦略が受け身型から攻め型へと変化していくことは、転職希望者にとって大きなチャンスです。
なぜなら、転職者にとって「自分の存在を見つけてもらう」ための方法が「企業への応募」以外になかった時代とは異なり、「転職を検討しています。私はこのようなスキルを持っています」と意思表示しておくことによって、希望条件に合った企業の側から声がかかる可能性があるからです。
求める条件に合った転職希望者に対し、企業が能動的にアプローチする採用スタイルのことを「ダイレクト・リクルーティング」と言います。代表的な例としては、転職希望者に対して企業がメッセージを送る「スカウト」「オファー」「ヘッドハンティング」が挙げられます。
多くの転職サイトがスカウトやオファーの仕組みを持っていますが、こうしたダイレクト・リクルーティングに軸足を置いて注力している転職サイトに今から着目しておくことで、転職活動をより有利に、自身の希望条件を叶えやすい形で進めやすくなる可能性があるのです。
2)ポイントは、企業の「ダイレクト・リクルーティング」が活性化している転職サイトを使うこと!
企業からオファーやスカウトメールを受け取れる転職サイトは数多く存在します。転職を検討したことがある人なら一度は耳にしたことのある大手転職サイトでも、オファーメールやスカウトメールを受け取ること自体は可能です。
ただし、オファーやスカウト機能を積極的に活用することが目的で登録するのであれば、どの転職サイトでも良いというわけではありません。
ポイントは、企業側がその転職サイトを利用するにあたって「ダイレクト・リクルーティングを主眼に置いているかどうか」です。
多くの転職サイトは「求人の掲載を承ります。同時に、企業側からオファーやスカウトメールを送ることも可能です」というスタンスなのです。
これに対して、以下に挙げる5つの転職サイトはダイレクト・リクルーティングを主な活用方法として利用したい企業向けのサービス構成となっています。
求人広告掲載料も比較的高めであることから、企業側は「このサービスを利用して採用候補者を獲得したい」という意気込みで利用している可能性が高いのです。
ダイレクト・リクルーティングが活性している、おすすめの転職サイト
全世代・職種向け | doda |
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ミドル世代・ハイクラス層の方 | ビズリーチ |
IT業界・ITエンジニアの方 | Green |
女性の方 | リブズ |
doda(デューダ)
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常時20万件以上の求人を抱える、国内トップクラスの転職サイト。企業からのオファー・スカウトも多いです!
転職サイト大手のdodaは2016年より「doda Recruiters(デューダ リクルーターズ)」というダイレクト・リクルーティングサービスを開始しています。
doda Recruitersを利用する企業はサービス開始以降毎月百社単位のペースで増えてきており(2016年 dodaプレスリリース情報より)、転職者はdodaのサービスに入会後マイページに経歴を登録しておくことで、それら企業から熱意あるスカウトメールを貰えるチャンスを得られるのです。
また、dodaは保有する求人数も国内トップレベルのため、「自身でも求人を探したい」という人や「キャリアアドバイザーからおすすめの非公開求人を紹介してほしい」という人にもおすすめです。
運営会社の規模や拠点の多さ、これまでの転職支援実績の豊富さから見ても、dodaは地域・年代に関わらず登録しておきたい転職サイトと言えるでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約26万件(2024年9月現在) |
Green(グリーン)
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Greenで転職が決まった人の約6割はスカウト経由。とくにIT・Web業界でお仕事探しをしている人におすすめの転職サイトです。
GreenはIT・Web業界の求人に強い転職サイトです。2,000社以上の企業の求人を扱っており、全体の7割程度がIT・Web系の職種となっています。
Greenの特徴として、求人に「気になる」ボタンが設置されている点が挙げられます。応募を検討してもいいと思える求人の「気になる」ボタンを押していくことで、レコメンドの精度が上がっていき、希望条件に近い案件が配信されるようになっていきます。
活かしたいと考えているスキルや経験を求める企業とのマッチング精度が高く、効率的に求人を探しやすくなるのが特徴です。
また、Greenは企業の人事担当者によるスカウト活動も積極的に行われています。
公式サイトでは、Greenで転職が決まった人の約6割は「企業側からのスカウトによる」と紹介されており、ネット上でも「Greenで企業からスカウトをもらった」という声が多く確認できます。
Greenの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約4,000件(2024年9月現在) |
ビズリーチ
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「年収600万円以上の求人からスカウトメールが欲しい」人は、マストで登録しておきたい転職サイトです。
30代以上のミドル世代や、ハイクラス層の転職希望者におすすめの転職サイトが「ビズリーチ」です。
登録者は求人を自ら探すのではなく、基本的に企業やヘッドハンターからのスカウトメールを「待つ」スタンスの転職活動に向いています。
ビズリーチを通じて人材を探している企業の多くはハイクラス人材を求めていますので、求めるスキル・経験にマッチした人材が見つかれば、採用を前提としてスカウトメールを送ってくる可能性が高いと言えます。
ビズリーチのサービスでユニークな点として、有料登録が可能なことが挙げられます。年収要件をクリアした人材が対象となる「ハイクラス会員」に登録しておくことで、企業からの注目度が高まると同時に、年収1,000万円以上の求人に自ら応募できるようになります。
積極的にハイクラス人材を探している企業とのマッチングを狙うのであれば、ぜひ利用したいサービスの1つと言えるでしょう。
ビズリーチの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約13万件(2024年9月現在) |
LIBZ(リブズ)
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「【女性ならではの働き方】に理解のある企業を探したい&スカウトが欲しい人はリブズがおすすめ!
リブズは女性の転職希望者に特化した転職サイトです。
求人を掲載している企業は、女性ならではの視点や能力を求めている会社ですので、ライフステージに合わせてキャリアを選択していきたいと考えている女性にとってぜひ活用しておきたい転職サイトと言えます。
「ジョブマッチング」の形式をとっており、企業からのスカウトを待つのが基本的な利用方法です(企業への直接応募も可能です)。
対象エリアは全国で、サービスの対象年齢にも制限はありません。
求人数は非公開ですが、女性の活躍推進やキャリア形成に注力している企業が厳選されています。
女性の活躍や社会進出を応援するWoman Bright Actionというプロジェクトに賛同する企業と提携しているため、ワークライフバランスを重視する大手企業や中小の有料企業の求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。
女性のライフプランに合わせて、幅広いワークスタイルを選べるのがリブズの特徴です。一例として、次のような条件で求人を探し「興味がある」と募集企業に伝えられます。
- 時短勤務やフレックス勤務が可能な企業
- 業務委託による在宅勤務が可能な企業
- 管理職など重要なポジションで活躍できる企業
LIBZ(リブズ)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 非公開 |
3)企業からの良質なスカウトメール・オファーを貰うための、ポイント3点
ダイレクト・リクルーティングによる採用を重視する企業が今後増えることや、スカウトメール・オファーを活用しやすい転職サイトに登録するといった視点が、これからの転職活動において重要となることについて見てきました。
ただし、ダイレクト・リクルーティングが活性化している転職サイトを利用するだけでは、良質なスカウトメールやオファーを受け取るために十分な対策を練っているとは言えません。次のポイントを押さえ、質の良いスカウトメール・オファーが届きやすい土壌を作っていくことが大切です。
それぞれ、順を追って見ていきましょう。
レジュメ登録はしっかりと!読み手があなたをイメージできる内容に
転職サイトに登録する際、企業からのオファーやスカウトメールの受信を希望する場合には、職務経歴などをまとめたレジュメやWeb履歴書と呼ばれるフォームを入力・登録することになります。
こうしたレジュメは、企業にとっては履歴書・職務経歴書に代わる採用資料に他なりません。レジュメの記載内容を確認した上で、採用担当者はオファーメールやスカウトメールを送るかどうかを判断するため、内容の充実度がオファーやスカウトメールの件数・精度に影響することは間違いないのです。
必要な項目を全て入力しておくのはもちろんのこと、できるだけ詳しく、経験してきた職務内容や保有スキルが確認しやすい書き方になるよう工夫しましょう。
また、必要事項をただ埋めるだけでなく、読み手があなたの人物像をイメージできる内容になっているかどうかも重要なポイントです。
今後携わりたい仕事の内容やキャリアの方向性といった、「あなたならでは」の情報も記載しておくといいでしょう。
転職サイトの方では、利用者の「サービス利用の活性度」も見る。定期的にチェックを
企業の採用担当者は、オファーやスカウトメールを送る相手を探すにあたって、候補となる登録者を検索します。
このとき、条件に合う候補者が上位に表示されるのは想像に難くないことですが、それ以外にも「サービス利用頻度が高い登録者」を優先的に上位に表示していることが少なくありません。
つまり、こまめにログインし、アクティブユーザーとしてサービスをしっかりと利用することによって、企業から見つけてもらいやすくなるのです。
ときどき、転職サイトに登録したきり、何ヵ月も放置してログインしない人がいますが、これでは非アクティブユーザーと見なされてしまい、企業から見つけにくい登録者となってしまう恐れがあります。
とくにスカウト中心の転職サイトの場合、登録後は「待ち」の状態でスカウトメールが届くのを待つことが多いため注意が必要です。
最低でも週に何度か、できれば毎日サービスにログインし、新着のオファーやスカウトの状況を確認するようにしましょう。
企業とのやりとりのメールは丁寧に!何度かのやり取りで、企業側の本気度やスタンスも見えてくる
興味のある内容のスカウトメールが届いた場合、企業の採用担当者へ返信メッセージを送ることになります。このとき注意しておきたいのが、丁寧で「個性」が見える返信になっているかどうか、という点です。
転職サイトの中には、返信メッセージの例文をテンプレートで用意しているケースが見られます。
もちろん、こうした例文を参考に返信文を考えるのは構いませんが、テンプレートをコピーしてそのまま貼り付けるなど、機械的すぎる対応は避けるべきです。
あくまでビジネスメールであることを念頭に置き、できる限り丁寧に、自分自身の考えや転職に対するスタンスといった「個性」がメッセージとして伝わる返信文にすることが大切です。
こうした中身のある返信文を送った場合、企業から届く返信に変化が見られることがあります。
より自分自身の状況や考え方に合わせた内容の返信文を送ってくれる企業であれば、採用の本気度も高いことがうかがえます。
逆に、しっかりと返信しているにも関わらず、一斉送信用の定型文を送ってくる企業の場合、採用に対する本気度はあまり高くないのかもしれません。
このように、企業とのメッセージのやり取りは、お互いの本気度や採用に対するスタンスを知るための有力な材料となり得るのです。
まとめ)ダイレクト・リクルーティングの仕組みを理解して転職成功を手にしよう
不特定多数の転職希望者に求人を見てもらう従来のスタイルと比べると、ダイレクト・リクルーティングは企業にとって手間と労力がかかる採用の手法です。
質の高い人材を採用したいと考える企業ほど、ダイレクト・リクルーティングによる採用活動に対して積極的で、オファーやスカウトメールを人の手で送る作業を地道に行う傾向があるのです。
こうしたダイレクト・リクルーティングの仕組みや、他の採用手法との違いを理解することによって、企業から質の良いオファーやスカウトメールを受け取るためのコツや対策も見えてくるはずです。
ダイレクト・リクルーティングの仕組みを理解して、転職を成功させる確率を高めていきましょう。