転職サイトからスカウトメール・オファーメールが来ない…なぜ?そして対策は?
[最終更新日]2024/07/21
「転職サイトのスカウトサービスに登録してみたものの、求人企業からのスカウトやオファーが一向に届かない…」そんな悩みを抱えている人はいませんか?
あまりにスカウトメールやオファーメールが届かなかったり、希望条件とかけ離れたスカウト・オファーしか来なかったりするようであれば、もしかしたらスカウトサービスを利用する上での「落とし穴」にはまってしまっているかもしれません。
転職活動は基本的に「能動的なアクション」が求められますので、スカウトメール・オファーメールが届くのを待ち続ける「待ちの姿勢」になりすぎるのも問題ですが、一方で適切な転職活動をしていれば、大概は自然と多くのスカウトメール・オファーメールが届くようになるものです。
この記事を読んでわかること
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目次
1)そもそも、転職サイトのスカウトメール、オファーメールとは?
はじめに、「そもそもスカウトメールとは何か」について詳しく解説していきます。
スカウトメールが届かないことへの対策について早く知りたい方は、「3)いまよりたくさんスカウトメール、オファーメールをもらうための対策は?」まで読み飛ばしていただいて構いません。
スカウトメール、オファーメールの概要
転職サイトのスカウトサービスに登録すると、企業や転職エージェントからメッセージが受け取れるようになります。
このメッセージには2種類があり、各社さまざまな呼び方をしていますが、一般的には「スカウトメール」と「オファーメール」の2タイプと考えていいでしょう。まずは、スカウトメールとオファーメールの違いを理解しておきましょう。
スカウトメールとは、その名の通り登録者を企業や転職エージェントが指名し、「ぜひ応募していただきたい」といったメッセージを送るものです。これに対してオファーメールとは、「興味を持ってもらえれば」といったレベルの、いわば宣伝目的のメールと言っていいでしょう。
スカウトメールとオファーメールとでは、当然のことながらメッセージを送っている企業側の本気度が異なります。
オファーメールは、職歴や年齢、居住地など応募条件に合う人に対して一斉送信されていることも少なくありません。つまり、企業側は「誰にメッセージを送ったのか把握していない」と考えられます。
これに対してスカウトメールの多くは、企業側が求める条件に合致している人に絞って、「あなたに応募していただきたい」と名指しで送っているのです。
スカウトメールで欲しいのは、【企業】から?それとも【転職エージェント】から?
スカウトメールが届くと、「この会社は私に応募して欲しいと思ってくれているのか」と思ってしまいがちですが、実はもうひとつ注意しておくべきポイントがあります。それは、スカウトメールを送ってくるのは企業だけでなく、転職エージェントの場合もあるという点です。
企業からスカウトメールが届いた場合、そのメッセージは企業の採用担当者が直接あなたに送ったメッセージだと分かります。よって、その企業に興味を持った場合は、直接応募すればいいのです。
ところが転職エージェントの場合、まずは転職エージェントに登録し、その後、キャリアコンサルタントから求人を紹介してもらうという流れになります。つまり、スカウトメールを送った転職エージェントは、「うちのエージェントサービスを利用してください」と勧めているのです。
こうしたことを考えた場合、スカウトメールとして欲しい相手は、転職エージェントよりもダントツで「企業」なのです。企業からの直接スカウトは、企業側があなたに関心を持っている証拠なのです。
企業からのスカウトメールには必ず返信すべき?
先にお伝えしたように、転職エージェントから届くスカウトメールは自社サービスへの宣伝目的の意味が込められている場合が多く、返信しなくても問題はありません。
次に、企業の採用担当者からのスカウトメールの場合、まずはメールの文面から「企業側の本気度」を読み取ってみましょう。
採用担当者の個人名が記載されていたり、定型文ではなくあなた自身の経歴・スキルに対する言及がされているものは、自動送信ではなくあなた個人へ関心を寄せられたスカウトメールである可能性が高いと言えます。
そのため、最終的にスカウトを受ける・受けないに限らず、自動送信ではない企業からのメールに関しては返信しておくことをおすすめします。
スカウトメールで採用率に変化はあるの?
前章でお伝えしたように、スカウトメール、オファーメールの優先度は、転職エージェントからのものよりも企業からの直接のメールです。
しかし、実際にスカウトメール、オファーメールは内定率が高いものなのでしょうか?
企業から直接のスカウト、オファーメールが届く場合、企業側は既にあなたの職務経歴書(転職サイト、転職エージェント登録時に記入した内容)を把握したうえでオファーをかけている場合がほとんどです。
よって、実質書類選考はパスされ、面接を確約する内容であることが多いのです。
つまり、それだけ企業は「あなたの採用を前向きに考えている」と捉えることができます。
これが、スカウト、オファーメールが重宝される所以です。
もちろん、「スカウトメールが届いたから内定は確約」というわけではありません。実際に面接を経たうえで断られてしまうケースもあります。
それでも、スカウトメールを受けることにより転職の選択肢が広がることは確かでしょう。
以下にスカウトメールがもらえる代表的な転職サイト数社をご紹介します。
各サイトの詳細・スカウトメールを多くもらうためのポイントについては後述する【転職サービスごとの「スカウトメールが来ない」時の対策】をご覧ください。
サービス名称 | スカウトメール詳細 |
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リクナビNEXT |
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doda |
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マイナビ転職 |
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Green |
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ビズリーチ |
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リクルートダイレクトスカウト |
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2)企業からのスカウトメール、オファーメールが来ない理由
スカウトサービスに登録した後、まずは1週間から2週間ほど様子を見てみましょう。その間、スカウトメールやオファーメールがほとんど来ないようであれば、何らかの原因で企業からのスカウトやオファーが届きにくい条件になっている可能性があります。
実はほんのちょっとしたことで、スカウトやオファーが届くようになる可能性も考えられます。企業がスカウトメールやオファーメールを送る仕組みを理解し、原因を把握していきましょう。
転職サイトへの登録情報(レジュメ)が不十分、またはしばらく更新していない可能性
スカウトサービスを利用するには、企業側へ匿名で開示する登録情報(レジュメ)が必要になります。このレジュメは、転職サイトに登録したときに行う場合と、スカウトサービスに申し込む時点で行う場合があります。
よくあるケースとしては、転職サイトに登録した時点では「あとで詳しく登録しよう」とレジュメ入力を保留にしてあり、空欄が目立つ状態のままスカウトサービスに登録されているというパターンです。企業がスカウトすべき人材を検索する際、これまでの職務経験や保有スキルは非常に重視します。
職務経験が簡単に箇条書きで書かれているだけだったり、保有スキルが空欄になっていたりすると、「今すぐ転職する意志はないのかもしれない」と判断され、スカウトを見送られる原因になりやすいのです。
また、過去に転職サイトに登録したことがあり、その時点での登録情報をそのまま流用している場合も注意が必要です。職務経歴が数年前の状態のまま止まっているようだと、転職意志が薄いと思われやすくなります。
いちど、自分の登録情報がどのような状態になっているのか、よく見直してみましょう。初めてあなたの経歴や職務経験を見る人にとって、伝わりやすい書き方になっているか、スカスカで熱意が伝わらないといったことがないか、第三者の立場になって考えてみることが大切です。
登録情報がNGフィルターに引っかかっている可能性
スカウトサービスを利用する企業側の立場で考えた場合、転職サイトに登録している何十万人という人の中から自社が求める条件に合った人を検索し、スカウトを送ることになります。このとき、「〇〇という条件に当てはまる人は除外して検索したい」といった設定をすることがあります。これを俗にNGフィルターと呼ぶことがあります。
NGフィルターの代表的な例としては、業種・職種未経験、年齢、居住地(通勤可能域)などが考えられます。実際には業種・職種未経験者を積極採用する企業もめずらしくありませんので、NGとなる条件としてまず疑っておくべきは年齢と居住地ということになります。
年齢については、表向きは条件が明記されていなくても、企業側では現在就業している人の平均年齢や年齢構成のバランス、管理職の年齢といった観点から、実際には年齢制限を設けていることがあります。
転職エージェントの中には、ミドル層の転職に特化しているサービスや、職務経験が豊富なスペシャリストに限定しているサービスもありますので、自分の年齢に合った転職エージェントを選ぶことも重要なのです。
居住地については、企業については当然のごとく、企業所在地や拠点に近い、通勤可能圏内かどうかが見られます。
また、転職エージェントでも、首都圏に強い転職エージェントと地方都市に強い転職エージェントがあります。これは、その転職エージェントの運営会社の支社や営業所の所在地を調べれば、ある程度把握できます。
希望条件を高く設定しすぎているため
転職サイトやエージェントサービスは、各社得意とするジャンルがあります。たとえば、IT業界に特化しているエージェントや、管理職などハイクラス人材の転職に特化しているエージェント、外資系企業に強いエージェントといったように、各社で特徴を打ち出しているのです。
こうした特徴は、そのまま「その転職エージェントがどのような企業と提携しているか」に直結します。つまり、自分の得意分野や希望条件とあまり関係のないジャンルを得意とする転職エージェントに登録していても、スカウトやオファーがなかなか届かないということは十分にあり得るのです。
また、希望条件を自分で設定できる場合、あまり多くの条件を設定しすぎていると、企業が検索してもあなたのレジュメがヒットしない可能性があります。希望条件には優先順位をつけ、特に重視するものに絞っておくようにしましょう。
3)いまよりたくさんスカウトメール、オファーメールをもらうための対策は?
より多くのスカウトメールやオファーメールをもらうには、どうすればいいのでしょうか。
スカウトやオファーが来ない場合の、特に多いと思われる2つの原因と、それに対する対策を挙げてみます。まずはこの2つについて見直しを行い、1~2週間は様子を見てみましょう。
それでもスカウトやオファーが増えないようであれば、別の手段を取ることでスカウトをもらうことも可能です。スカウトやオファーが来ない・少ない原因を突きとめ、解決していきましょう。
定期的に、登録情報のブラッシュアップと自己PRを意識して!
スカウトやオファーがなかなかもらえない原因として最も多いのが、登録情報の不足や内容面の問題です。まずはここを見直してみましょう。
職務経歴や保有スキルは企業が重視する非常に重要な項目ですが、重要なだけに入力項目が多く、転職サイトに登録した時点では最低限の内容のみ入力していることがあります。
企業側はあなたの職務経歴をこの項目だけで判断するわけですから、わずか数行しか書いていなかったり、空欄が目立ったりするようでは、あなたがこれまでやってきた仕事の重みや、転職してステップアップしたいという熱意が伝わらない可能性があります。
経歴を文章だけで書くのもあまりおすすめできません。入社してからの担当業務や役職を時系列で示したり、業務別にまとめて書いたりといった工夫をすることで、読む人にとって見やすくまとめることも大切です。
企業の採用担当者は、何万人、何十万人という転職サイトの登録者のレジュメを毎日見ています。読む人の立場に立って、どうすれば伝わりやすいのか、どのように書けば読んでいただけるのか、といったことを意識しながら、随時ブラッシュアップを重ねるようにしましょう。
特にブラッシュアップしておきたい内容は?
多くの転職サイトでは、登録時にプロフィール・経歴などの記入欄があります。
しかし中には、「後で詳しく書き直そう」と登録時は簡略化した内容しか記さず、その後も更新を忘れてしまっている場合もあるため、スカウトメールを多くもらうためには、登録情報のブラッシュアップをしておくと良いでしょう。
特にブラッシュアップをしておきたいのが「職務経歴」と「自己PR」です。
「職務経歴」は言わば、その人がどのようなスキル・経験において自社に貢献してくれるのか、企業側が判断するためのものです。
よって、職務経歴はできるだけ詳細に記入しておくのがベストです。
また、ただ経歴を羅列するのではなく、自己PRとして、「個人的に取り組んだこと」「社内で評価されたこと」なども積極的に記入しておきましょう。
さらに大切なのが、自分が入社後に「どのようなことを成し遂げたいか」「どのようなスキルを身につけたいか」この先のビジョンについて書かれているかです。
そうした詳細な職務経歴、自己PRがあればあるほど、企業側もマッチングを見極めやすく、結果としてスカウト、オファーメールが届きやすくなります。
複数の転職サイトに登録する
転職市場におけるあなたの市場価値を高く評価してくれる企業があったとして、その企業がすべての転職サイトと提携しているとは限りません。
転職サイトに求人を掲載すると、高額な掲載料が必要になるため、企業によっては1社だけと提携していたりするようなケースも少なくないのです。
転職サイトには、最低でも2つ、できれば3つ以上に登録しておくようにしましょう。実際に、「A社の転職サイトではスカウトがさっぱり来なかったけれども、B社に登録したら何通も届くようになった」といったことは決してめずらしくありません。
また、複数の転職サイトを利用する場合、それぞれの転職サイトの特徴をおおまかでいいので知っておくようにしましょう。
たとえば、ターゲットとする業種・職種や年齢層、役職などのポジションを絞っている転職サイトも出てきています。大手の転職サイト2社+特化型転職サイト1社といったように、特徴の異なる転職サイトを組み合わせて利用することで、スカウト率を高めることができるのです。
4)転職サービスごとの「スカウトメールが来ない」時の対策【全年齢向け】
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大手人材紹介会社のリクルートが運営する国内でも知名度の高い転職サイトです。
登録時に記入したレジュメ内容を元に、興味を持った企業やキャリアアドバイザーからスカウトが届きます。
スカウトメールの内容によっては書類選考をパスし面接確約となっているものや、他サイトでは掲載されていない企業からのオファーをもらえる可能性もあります。
登録しているにも関わらずスカウトが届かない場合は、登録時のレジュメ内容が不十分である可能性があります。
レジュメの項目や職務経歴を時間が取れず簡略化してしまう人もいますが、より内容を充実させることで企業の目に留まりやすくなります。
もし、特定の専門スキルや前職で強みとなりそうな実績や経験がある場合は、なるべく詳細にレジュメに記入するようにしましょう。
また、企業が検索する頻度の高いキーワードを入れておくことで、マッチ度の高い企業の求人に出会える可能性が高まります。
キーワードの例としては、保有する資格や取引に関わった会社名、その他営業職では「目標達成率〇%」「月間MVP獲得」などのワードを、ITエンジニアならば使用言語や開発環境などがあります。
これらを詳述することで、同様の経験やスキルを持った人材を求める企業があなたを見つけやすくなります。
doda
dodaは「幅広い業界・職種の求人」が揃った国内でもトップクラスの求人数を誇る転職サイトです。
転職エージェントとしての機能も備えているため、転職者自身で求人を検索しつつ、併せてキャリアアドバイザーによるサポートも受けることができます。
スカウトメールが届く頻度も高く、「どのような業界の企業からオファーが届いているのか」を確認することで、自身の市場価値を測ることもできるでしょう。
dodaの会員登録をするにあたってはWeb履歴書を記入する必要があります。
この時、記入の義務のない「任意」の項目があり、そのまま飛ばして登録を完了することもできますが、履歴書内に空欄が目立つと企業の採用担当者より「この人は転職にあまり意欲的でないのかもしれない」という印象を与えてしまうこともあります。
Web履歴書の記入達成度は100%のパーセンテージで確認できますので、時間を見つけてなるべくすべての項目を埋められるように心がけましょう。
また、会員の登録情報を企業が検索する際には、「最終レジュメ更新日」も表示されます。
最後に更新してからそれなりに日数が経過している場合、「あまり熱心に転職活動をしているわけではないのかも」と思われかねません。
よって、Web履歴書は小まめに更新しておくことで、コンスタントに転職活動を行っているという印象を企業の採用担当者に与えることにも繋がります。
5)転職サービスごとの「スカウトメールが来ない」時の対策【20代・若手向け】
マイナビ転職
マイナビ転職は主に20~30代の若手社会人向けの求人が豊富な転職サービスです。
IT・Web業界、営業職、メディカル、女性向け転職など、様々な分野の求人が揃っており、人材紹介会社の中でも最大級のネットワークを持つマイナビならではの独占求人も全体の80%を占めています(※公式サイトより)。
スカウト機能の利点の一つとして、企業からのオファーを「受け身」で待つことができる点が挙げられますが、よりオファーの頻度を高めたい場合は、転職者側でもある程度能動的に行動する必要があります。
たとえばマイナビ転職の求人ページには「気になる」ボタンが設置されています。
こちらはいわばTwitterにおける「いいね」ボタンと同じような意味合いがありますが、転職者によって「気になる」ボタンが押されると、企業の採用担当者宛にポップアップ通知が入る仕組みになっています。
つまり企業の採用担当者に向けて、「御社に興味があります」というメッセージを伝えることができるのです。
それに伴い、企業側からも何らかのアクションをもらえる可能性もあります。
また、企業の採用担当者があなたの経歴を確認しに来ることも想定し、職務経歴は前職での活躍が伝わるように数値等も交えしっかり記入しておくようにしましょう。
Green
「Green」は、IT業界、WEB業界に強く、かつ求人企業の社風や雰囲気を確認しやすい為「より良い職場環境で働きたい」という方にもおすすめの転職サービスです。
Greenの特徴はなんと言ってもIT・WEB業界に強いということです。
今まさに大きく花開こうとしているスタートアップ/ベンチャー企業から、誰もが知る有名企業まで幅広く求人を出しているのも特徴です。
過度なスカウトなどもなく、「興味があればぜひお話を聞きにきてください」といったスタンスを感じつつ、サービスを利用できます。
Greenでは、登録時に職務経歴(レジュメ)の記入画面があります。
レジュメを丁寧に書き込むことによって、目指す業種・職種領域の企業とのマッチングの精度は上がります。
そのほか、Greenに掲載中の企業に「気になる!」ボタンを押すことで転職者側からアプローチをかけることもできます。
「気になる!」ボタンを押すことで、以下のような流れを作りやすくなるでしょう。
① 企業側から「気になる!」ボタンが返ってくる
② 興味があれば「話を聞いてみたい」ボタンを押す(転職者側のアクション)
③ 企業側からメッセージが送られてくる
④ 両者の合意が取れれば面談に進む
面接に進む前段階で「カジュアル面談」を設けてくれる企業もあります。
求人企業について気になっていることをざっくばらんに話せる機会なので、積極的に利用してみましょう。
6)転職サービスごとの「スカウトメールが来ない」時の対策【ミドル・ハイクラス向け】
ビズリーチ
ビズリーチは「年収600万円以上」の求人を保有し、これまでの経験を踏まえつつさらなるキャリアアップを目指すミドル・ハイクラス層をターゲットにした転職サービスです。
ヘッドハンティング型のサービスを提供しており、「管理職」や「役員」などのポジションでの転職の可能性も十分にあります。
より短期的に「攻め」の姿勢で内定獲得を目指す方には、有料の「タレント/ハイクラス会員」に登録することでヘッドハンターによる手厚いサポートも受けることができます。
ビズリーチには通常のスカウトとは別に、届いた時点で面接が確約されている「プラチナスカウト」があります。
プラチナスカウトをもらうためには登録時の職務経歴書の内容を充実させること、特に「職務要約」「保有スキル」「職務経歴」の3点の情報を詳細に記入することで、より企業の採用担当者やヘッドハンターの目に留まりやすくなります。
職務要約は箇条書きのスタイルよりも400文字前後で具体的な数値も含めたストーリー形式で記入すると、より説得力を持たせることができます。
また、企業の採用担当者が応募者を検索する際は、直近で最終ログインが見られる応募者から順番に表示される仕組みになっているため、こまめにログインすることを心がけましょう。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトはリクルートが運営する「ハイクラス・エグゼクティブ向け」のヘッドハンティングサービスです。
「年収800万円以上」の求人が主となっており、中には経営幹部クラスやエキスパート職のような希少な求人も含まれています。
ヘッドハンターは転職者側で選ぶことができる仕組みになっているため、自身の目指す業界・職種での実績が豊富なヘッドハンターを選択することで、より納得度の高い案件紹介が期待できます。
リクルートダイレクトスカウトには「一球入魂スカウト」と呼ばれる、通常スカウトのおよそ3~4倍の決定率があるスカウトがあります。内定確度を高めるためには、こちらの「一球入魂スカウト」を見逃さないようにしましょう。
スカウトの頻度を高めていくにあたっては「レジュメの内容を充実させる」こと、「希望条件を入力しておく」ことの2点が対策として挙げられます。
企業の採用担当者やヘッドハンターがスカウトメールを送信する際は、登録者のレジュメ内容を精査して送信するため、記入された情報が少なかったり内容が古かったりする場合は選ばれにくくなってしまいます。
また、年収や勤務地、仕事内容などの条件面において譲れないポイントがある場合は、隠さず記入しておくようにしましょう。
そうすることで企業やヘッドハンター側でも「応募者の条件がマッチしているか」を判断しやすくなります。
7)それでもスカウト、オファーが少ない場合は、エージェントメインの転職サービスに登録を!
先述した対策を踏まえてもなかなかスカウトやオファーが届かないようであれば、転職エージェントサービスも併用することをおすすめします。
転職エージェントサービスの場合はキャリアコンサルタントが転職のサポートをすることが前提となっています。
転職エージェントサービスに登録するメリットの1つとして、転職サイトには掲載されていない「非公開求人」にアクセス可能になることが挙げられます。非公開求人も含めて転職先の候補とすることで、希望に合った求人紹介をもらえる可能性が高まるのです。
以下に代表的な転職エージェントサービスをご紹介します。
【総合型】の主な転職エージェント
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.7万件 | 約26万件 | 約47万件 | 約11万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
【特化型】の主な転職エージェント
タイプ | 20代に特化 | 20代・若手 | 20代に特化 | 20代に特化 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビジョブ'20s | キャリアスタート | ハタラクティブ | キャリアパーク | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Japan | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
メリット |
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公開求人数 | 約5,700件 | 非公開 | 約4,500件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約5.9万件 | 約2.1万件 | 約36万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | 営業職、管理部門、Webエンジニア、インフラエンジニア、販売・サービス | ◎全業種・職種 | 営業、販売、接客、施工管理、ITエンジニア | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | ◎全都道府県 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
まとめ)スカウト、オファーはいわば転職の補助的な役割。自発的な活動をメインに!
転職サイトにおけるスカウトやオファーの仕組み、それらを活用するための方策が理解できたでしょうか。
スカウトは企業側から「あなたの経歴に興味がある」「ぜひうちに来て働いて欲しい」というメッセージを受け取ることですから、自分が転職市場で評価されていると確認できますし、転職活動を続ける上での自信にもつながることがあります。
しかし、実際にはあらゆる企業が転職サイトのスカウトサービスを積極的に利用しているとは限りません。
特に人気業種・職種や、知名度のある企業になればなるほど、ひとたび転職サイトに求人を掲載すれば応募が殺到することもめずらしくありません。こうした企業の場合、わざわざスカウトサービスを利用しなくても、良い人材を十分に確保できるのです。
スカウトやオファーはあくまで補助的な役割を果たす機能に過ぎません。本来、転職活動は自発的に動いて次のキャリアを実現するためのものです。
決して受け身に終始することなく、自分から積極的に求人を探し、企業についてリサーチし、興味を持った企業には自発的に応募するようにしましょう。