20代で派遣から正社員になるのは難しい?未経験からの転職を目指すための4つのルート
[最終更新日]2024/10/07
現在、派遣社員として就業している20代の人の中には、「いずれは正社員として働きたい」と思いながらも、「なかなかチャンスが巡ってこない」「はじめの一歩がなかなか踏み出せない」と感じている人もいるはずです。
派遣社員から正社員への転職は「いつの間にか実現していた」というものではありません。意識的に行動して実現を目指さないと、ただ時間だけが経過してしまうことも考えられます。
目次
20代派遣社員から正社員を目指す際のおすすめ転職エージェント
サービス名 | ハタラクティブ | よりそい転職 | マイナビジョブ'20s | JAIC(ジェイック) | 転職エージェントナビ | えーかおキャリア | 安定のお仕事 | キャリアスタート |
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特徴 |
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公開求人数 | 約4,500件 | 非公開 | 約5,700件 | 非公開 | 約2.6万件 | 非公開 | 約1.2万件 | 非公開 |
得意業界/職種 | 営業、販売・サービス、事務・アシスタント、不動産・建設、IT・機械 など | 営業、販売・サービス、事務・アシスタント、ITなど | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 営業職メイン | デスクワークメイン | デスクワークメイン | ◎全業種・職種 |
対象地域 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部 | 関東・関西・東海・中国・九州 | 東京23区、大阪都心、名古屋都心 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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サービス登録先サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
20代で派遣から正社員になるために意識したいポイント
はじめに、そもそも20代派遣社員の人が正社員になれる可能性があるかどうか?についてですが、結論から言うと可能性は十分にあります。
もし今まで正社員として採用された経験がないとしても、20代では「今後の成長への期待度」が高いからです。
ただし、冒頭でも述べたとおり、何も行動を起こさずに現状のまま過ごしていると正社員になるチャンスを逃してしまうこともあります。
派遣社員から正社員になる!と決意したら、次のことを意識して行動につなげていくことが大切です。
20代のうちに正社員へ向けて転職活動をする
一般的に、非正規雇用(派遣社員など)から正規雇用(正社員)への転身は、若ければ若いほど成功率が高くなります。
その理由は、「近年、若年者の正社員化に前向きな企業が増えている」こと、そして「若いほどポテンシャル採用の可能性が高まる」からです。
30代・40代と比べて、20代は新しい仕事を覚えるための柔軟性があり、環境の変化にも適応しやすいことから、企業は若手の人材を求める傾向があります。
派遣社員を卒業して正社員になるのであれば、20代のうちに動いておくのが得策です。
「企業が正社員に求めていること」は何かを理解する
多くの企業が20代の正社員に何を求めているのか理解し、企業側のニーズに応えられれば、採用される確率も高まるはずです。
次に挙げるのは、企業が20代の正社員に求める主な資質・能力です。
企業が20代の正社員に求める主なもの
- 仕事に対して、「成長したい」などの意欲があること
- 相手の話を聞く姿勢や意見を伝える力などのコミュニケーション能力を備えていること
- 新しい環境にすぐ馴染めるための柔軟性、適応力があること
見方を変えると、これらの点が「不足している」と企業から評価された場合、派遣から正社員への転換は難しいでしょう。
仕事に対する成長意欲が不十分と思われかねない言動をしていないか、しっかりと話を聞いて的確に意見を述べるコミュニケーション能力が備わっていると感じてもらえるか、社会人として職場環境に馴染めるか、といった点を意識して選考等にのぞむ必要があります。
正社員になるための方法を知る
派遣社員から正社員を目指すのであれば、「どうすれば正社員になれるのか」を具体的に知る必要があります。
正社員になるための主な方法は、次の4点です。
20代で派遣から正社員になる方法
「この方法が自分に合いそう」という方法からチェックしてみてください。
また、詳しくは次項以降で解説していきますが、いずれの方法にも共通しているのは「現状維持ではなく、何らかの具体的な行動が必要」という点です。
待っていれば自然と正社員になれるわけではなく、正社員になるための方法を知り、具体的な行動を取り入れるという意識を持つことが大切です。
派遣から正社員ルート①|転職エージェントを利用して転職する
すぐにでも正社員に転職したいのであれば、迷わず転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントは転職希望者と募集企業の仲介役となって、企業と人材のマッチングを行っています。
転職エージェントを活用する大きなメリットの1つに、担当キャリアアドバイザーがつくことが挙げられます。
キャリアアドバイザーは転職に際してキャリアプランのアドバイスや応募書類・面接対策のサポートをしてくれるだけでなく、求人の紹介や採用選考のスケジュール調整に至るまで、転職活動に必要な支援を行ってくれます。
転職エージェントサービスの仕組み
派遣社員が正社員を目指す上で必要としているサポートを適切なタイミングで行ってもらえますので、転職活動が初めての人でも安心して取り組めます。
さらに、転職エージェント各社は一般には出回らない「非公開求人」を保有しています。
非公開求人への応募はキャリアアドバイザーを介してのみ可能なため、自分で応募するよりも競争率が低くなる傾向があります。
非公開求人は各エージェントで重複していないことも多いため、転職エージェントは1つだけでなく2〜3つに登録しておくといいでしょう。
20代の派遣社員が正社員を目指す際の、おすすめの転職エージェント
ハタラクティブ
書類通過率96%以上、内定率80%以上の実績(※公式サイトより 2024年7月時点)
ハタラクティブは、フリーターや既卒など正社員未経験の方や経験の浅い第二新卒向けの就職・転職支援サービスです。
同サービスの特徴は、利用者の希望条件と企業の採用ニーズがマッチした求人のみ紹介していること。
他の転職エージェントに見られるような、「大量の求人を送る」ということはありません。
ハタラクティブでは企業の採用基準にマッチした求人のみ紹介していますので、応募した際に書類選考で落とされるケースが少ないのです。
求人の厳選紹介は、「内定獲得までの早さ」にも繋がります。
ハタラクティブ経由で応募した選考では、書類選考や一次面接がスキップされるケースも多く、その結果として「最短2週間で転職成功」のスピーディな転職を実現しています。
ハタラクティブの活用メリット
参照:ハタラクティブ公式
ハタラクティブの最大の特徴は、20代の既卒・第二新卒を中心とした若年層に特化した転職支援をしているところです。ハタラクティブの登録者は20代が9割以上を占めており、社会人未経験者のフリーターのサポートも積極的に行っています。
転職活動が初めての人は、「まず何から始めたらいいのか」や「転職先の候補はどのように選んだらいいのか」といったことが分からず、不安を感じているかもしれません。ハタラクティブの就活アドバイザーは、職種や応募企業の選び方から、面接指導のような実践的なことまで、マンツーマンでしっかりとサポートを行ってくれます。
就活アドバイザーは紹介先企業へ実際に足を運んでいるので、求人票や企業のHPだけでは分からない詳細な情報を把握しており、各企業の社風や求める人物像に合った面接対策をするといった、きめ細やかなレクチャーを可能にしています。
ハタラクティブ利用者の実に80.4%が内定を勝ち取り、転職を実現しています。高い内定率の秘訣は、就活アドバイザーのきめ細やかなサポートにあるといえます。
例えば、転職者とのヒアリングの際に「面接応対シート」を用いて、企業面接の際にどのような点に注意すべきかについて回答例を含めた面接対策を時間をかけて行ってくれます。
求人の募集要件で若干の経験・スキル不足があった際も、ハタラクティブのアドバイザーは「チャレンジしてみましょう」というスタンスを取ってくれます。
「未経験職にも挑戦したい」と熱意を持った転職者に、ハタラクティブは特におすすめのサービスになるでしょう。
ハタラクティブの特徴
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サービス対応地域 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 |
公開求人数 | 約4,100件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業|販売・サービス|事務・アシスタント|不動産・建設|IT・機械|医療・福祉|物流|工場・製造|企画・管理|教育|クリエイティブ |
ハタラクティブの転職支援は、担当アドバイザーとの「二人三脚」で進みます。支援を受ける私たちの方でも担当アドバイザーに「しっかり向き合っていく」姿勢を持つことが大切です。
マイナビジョブ20’s
求人の70%が「未経験OK」
マイナビジョブ20’sは若手社会人に特化した転職サービスです。
今回が初めての転職という人や、社会人としての経験が浅い第二新卒・既卒の人におすすめのサービスです。
社会人経験の浅い人や未経験者向けの求人が充実しており、今回が初めての転職という人も、「経験が浅い」「社会人経験が短い」ことを理由に転職支援を断られることはありません。
実際、マイナビジョブ20’sで紹介される求人の約70%は、「未経験OK」の求人です。
未経験でも意欲を重視して採用する企業を紹介してもらえますので、社会経験を問わず転職先を見つけやすいのが特徴です。
マイナビジョブ20’sの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京・神奈川・札幌・大阪・愛知 |
公開求人数 | 約5,800件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業|事務・管理・企画・経営|販売・フード・アミューズメント|美容・ブライダル・ホテル・交通|WEB・インターネット・ゲーム|クリエイティブ|ITエンジニア|電気・電子・機械・半導体|医薬・食品・化学・素材|建築・土木|コンサルタント・金融・不動産専門職・士業など |
転職の方向性が定まっていない人は、登録後に無料で利用できる「Web適性診断」を試してみましょう。診断内容を踏まえ、担当エージェントに相談できます。
JAIC(ジェイック)
利用者の81.1%が正社員転職に成功
JAIC(ジェイック)は、既卒・第二新卒・フリーターに特化した転職支援サービスです。
転職者に対して単に求人情報を紹介するだけでなく、社会人未経験者に対して独自の研修プログラムを実施するなど、サポート・支援に対して積極的な働きかけをするサービスとして、多くの20代転職者から注目を集めています。
サポート対応地域は東京・神奈川・大阪・宮城・愛知・広島・福岡・熊本。オンラインでの面談も受け付けています。
ジェイックの特徴は、正社員への就職に向けての体制が非常に充実している点が挙げられます。
ジェイックを利用された人のうち、実に81.1%以上※が正社員就職を実現させています(※2024年7月現在 公式サイトより)。
画像引用元:ジェイック公式サイト
「正社員への就職に向けての体制」としてまず挙げられるのが、無料の研修サービスです。
社会人に必要なスキルやスタンスであったり、営業職に求められる知識・スキルに関するノウハウを、無料で学べます。
その他、面接対策をはじめとする活動サポートも充実しています。
また、ジェイックが保有する多くの求人は、メーカー・商社業界などの「営業職」です。
内定後の定着率を重視しているため、金融・不動産・飲食などの、離職率の高い求人に関しては紹介しない、という方針を取っています。
JAIC(ジェイック)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 関東・関西・東北・中部・中国・九州 |
公開求人数 | 非公開 |
とくに多い業種 | メーカー|商社|サービス|不動産|IT|広告など |
社会人未経験の人は、ジェイック登録後に5日間の無料研修があります(オンライン)。事前にスケジュールを調整しておくとスムーズでしょう。
キャリアスタート
マンツーマンの面接対策が好評
東京・大阪などの都市部への転職を検討している人は、「キャリアスタート」もおすすめです。
キャリアスタートは主にフリーターや既卒・第二新卒の20代への支援に特化した転職サービスです。
「20代がおすすめする転職支援会社」でNo.1を獲得するなど、ユーザーからの高い評価も評価も勝ち得ています。
設立から一貫して第二新卒・フリーターの支援に注力しているため、求人紹介や面接対策などのサポートも安心できる品質で提供してもらえるでしょう。
サポートエリアは関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、大阪エリア。そのほか、就職・転職を機に上京したい人に対するサポートも行っています。
キャリアスタートの活用メリットと派遣から正社員転職でのおすすめポイント
キャリアスタートの強みは、求職者へのマンツーマンサポートにあります。サービスへの登録をした後は、すべてのサポートを担当エージェントがマンツーマンで行ってくれます。
中でも、「面接対策」の手厚さについて、多くの利用者が高評価のコメントを残しています。
キャリアスタートより紹介される企業については、担当者が採用担当に事前インタビューを行い、仕事内容やキャリアパス、残業時間や昇給ペースについてリサーチしています。
つまり、キャリアスタートからの面談対策は、そうした企業の詳細情報(採用ニーズや実際の就労環境等)も踏まえたうえで行われます。
企業について多くの情報を事前に知れるため、面接に際しての志望動機や自己PRも立てやすくなるでしょう。
ワークポート
「対面でのじっくりサポート・転職決定率の高さ」に強み
ワークポートは、国内に52の拠点を持つ運営20年の大手転職エージェントです。
ほぼ全ての業種・職種の求人に対応しており、とくにIT・Web、製造(メーカー)、建設・土木・設計の求人が多い傾向にあります。
同サービスの活用メリットとして挙げられるのが、「転職決定率の高さ」です。
サービスを利用した人たちの評判・口コミからは「求人紹介から企業との交渉まで積極的に動いてくれた」「企業とのミスマッチを最小限に抑えようと働きかけてくれた」といった感想が目立ちます。
リクナビNEXT『GOOD AGENT RANKING ~2023年度上半期~』(2023年4月~2023年9月)にて、『転職決定人数部門 第1位』を受賞した経緯もあります。
「転職活動をエージェントから力強くプッシュしてほしい」というニーズのある人におすすめのエージェントです。
引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは「未経験職種」へのサポートが手厚いことでも知られています。
そのため、今の職種から新たにジョブチェンジを検討している人は、ワークポートのサービスが適しているでしょう。
引用元:ワークポート 「転職コンシェルジュの転職相談サービス」
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
ワークポートの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
公開求人数 | 約10万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | ソフト開発・システムエンジニア系|クリエイティブ系|通信・インフラエンジニア系|ヘルプデスク・ユーザーサポート|研究・製品開発/品質・評価系|コンサルタント・プリセールス系|ゲーム制作関連|ものづくり系エンジニア|金融・保険・証券系|建設・土木・プラント・設備|不動産専門職|営業系|事務・管理系(総務・経理・財務・人事等)|経営企画・事業開発|マーケティング・プロモーション系など |
ワークポートの積極的な提案を最大限活用するには、初回面談時に希望する職種・働き方をしっかり伝えることです。事前にキャリアの棚卸しをしておくとスムーズでしょう。
就職ショップ
書類選考なしで面接に進める。転職決定者の8割は正社員経験1年未満
就職ショップは20代・既卒・フリーターを中心とした若手人材向けに特化したサービスとなっています。
扱っている求人はすべて未経験者歓迎・人物重視のため、社会人経験が短い人や経歴にあまり自信がない人でも問題なく利用できるのが特徴です。
「あなたの可能性は、あなたが思うよりずっと大きい」というキャッチフレーズの通り、キャリアコーディネーターが就職・転職希望者の可能性を十分に引き出し、若手育成に力を注ぐ企業を紹介してくれます。
サポート対応地域は関東・関西。オンラインでの面談も受け付けています。
就職ショップの活用メリット
就職ショップの大きな特徴は、他の就職支援サービスと比べて、未経験向けの求人数が多い点が挙げられます。
一般的な転職サイトを利用した場合、膨大な数の求人の中から「未経験歓迎」の条件に合うものを自分で検索しなくてはなりませんが、就職ショップならはじめから未経験歓迎の企業がそろっているので、安心して応募ができます。
これらの求人は、いずれも就職ショップを通じてのみ応募可能な「非公開求人」となっています。他サービスから応募することはできないため、ライバルが少なく競争率が低い状態で選考を進められます。
また、就職ショップでは応募時に書類選考「なし」で直接面接へと進められる求人が多いといいます。
※引用元:就職ショップ公式サイト
就職ショップのキャリアコーディネーターは、企業採用担当と綿密な打ち合わせをもって人材ニーズをヒアリングして、募集条件に合致する転職者には書類選考を経ることなく面接の場を設けてくれます。
「未経験者歓迎の求人を紹介してほしい」「書類選考に苦手意識がある」という20代の人は、就職ショップのサポート体制は特におすすめでしょう。
就職ショップの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 関東、関西 |
拠点 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、京都、神戸 |
求人数 | 非公開 |
とくに多い職種 | 営業|製造|接客・販売|事務|ITなど |
就職ショップは「模擬面接」が強み。練習を通じて担当コーディネーターに「良かった点・悪かった点」の両方をフィードバックしてもらうとよいでしょう。
マイナビエージェント
じっくり・丁寧なサポート。書類添削・面接対策に手厚い
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。
マイナビエージェントの活用メリットとデメリット・注意点
マイナビエージェントの主な特徴は、「営業職」「ITエンジニア」「Webクリエイター」「メーカーエンジニア」「金融」など、業界・職種ごとにサポートチームが分かれている点です。
マイナビエージェントの担当領域一覧
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これら領域に精通した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を力強く支援してくれます。
書類添削・面接対策の支援にも力を入れており、利用者からは「書類選考、面接準を丁寧に支援してくれた」という評判も多く見られます。
マイナビエージェントの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.1万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
派遣から正社員ルート②|派遣先の会社で正社員を目指す
現在派遣社員として働いている人で、「今の就業先で正社員に登用してもらえたら」と考えている人は多いと思います。
派遣社員として仕事をする中で職場の雰囲気や一緒に働く人の顔ぶれを知っているため、仮に正社員になった際は、そのままスムーズに仕事に馴染めるでしょう。
ただし、派遣社員から正社員に登用されるのは決して「よくあること」「すぐに希望通りになること」ではありませんので注意が必要です。
派遣の「3年ルール」について
派遣社員として就業している人なら、派遣の「3年ルール」について聞いたこともあるでしょう。
派遣社員は同じ派遣先で3年を超えて就業してはいけないことになっています。3年が経過した場合、現在の派遣先での契約が満了となり、別の就業先を派遣会社に紹介してもらうか、または派遣先での直接雇用に切り替えてもらうことになります。
この際に直接雇用となった場合、派遣から正社員への転向が実現したことになります。
ですが、直接雇用する際の雇用形態は必ずしも正社員とは限りません。契約社員やアルバイトなど、いわゆる非正規雇用の場合もあります。
また、一般的に派遣先での正社員登用はレアケースと言われています。
仮に派遣社員として非常に優秀で、能力を高く評価されていたとしても、正社員として採用する前提で考えてもらえないケースが多いです。
「派遣先からの評価・信頼を高める」ことによって、正社員の声がかかる可能性は高められる
派遣先での正社員登用を阻んでいる原因の1つに派遣契約中の引き抜き行為が禁止されているという背景があります。
3年の就業期間が満了するのを待たずして、就業先企業の上司や人事担当者から派遣社員に「うちで正社員になりませんか?」と気軽に声をかけるわけにはいきません。
さらに、大半の企業が一過性の要員として派遣社員を配備しており、正社員の中途採用とは全くの別物と見なしていることが少なくありません。そのため、企業側で「派遣社員を正社員登用する」という発想そのものがないこともあるでしょう。
ただし、派遣社員として就業している人が「どうしても採用したい人材」であれば、話が変わってきます。就業先企業が派遣会社と交渉し、直接雇用を打診してよいか相談を持ちかけることも少なくありません。
派遣制度の性質上、直接雇用のチャンスは決して多いわけではありませんが、企業によっては積極的に行っているところもあります。
派遣先で正社員になりたいと本気で思っている人は、熱心に仕事に取り組むとともに「ここで働きたい」という意思を会社に伝える等、チャレンジしてみる価値は充分あるでしょう。
派遣から正社員ルート③|紹介予定派遣を活用する
派遣社員として就業する際、「紹介予定派遣」という形で採用してもらえることがあります。
紹介予定派遣とは、派遣社員として数か月間就業したのち、派遣先企業・派遣社員の双方が合意すれば正社員に登用することを前提に採用することを指します。
派遣会社を通じて紹介予定派遣の仕事を案内してもらえれば、そのまま派遣先で正社員になれる可能性は高いでしょう。
ただし、正社員採用の際には通常の採用時と同様に面接や筆記試験などの選考が行われるケースが多いです。
そのため、紹介予定派遣ルートで正社員を目指す人は、紹介予定派遣からの正社員化の実績が豊富な人材紹介会社を利用した方がよいでしょう。
紹介予定派遣からの正社員化の実績が豊富な人材紹介会社
サービス名 | アデコ | テンプスタッフ | スタッフサービス | パソナ | リクルートスタッフィング |
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特徴 |
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求人数 | 約1.1万件 | 約5.9万件 | 約16万件 | 約1.4万件 | 約1.2万件 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
派遣から正社員ルート④|スキルアップをしてから正社員を目指す
現状のスキルに自信が持てずにいる場合や、より条件の良い職場で働きたい場合、まずはスキルアップを果たしてから正社員を目指したいと考える人もいることでしょう。
スキルアップと聞くと漠然としていて、何をすべきか分かりにくいかもしれません。
転職活動で通用するスキルを身につけるのであれば、何かしら新しく学ぶことが重要になります。
これまで持っていなかった知識やスキルが身につくことで、以前と比べて着実にスキルアップしていると実感できるだけでなく、履歴書や職務経歴書に記載できる「見えるスキル」として活用できます。
具体的には、スキルアップの方法として次の3通りが考えられます。
- ①資格を取得する
- ②ITエンジニアを目指したい人は「エンジニアスクールの活用」を
- ③ハローワークの職業訓練を活用する
それぞれの方法について、順を追って見ていきましょう。
現職の業務のスキルアップと併せて、資格の取得を
スキルアップの定番と言えば「資格取得」です。
試験に合格するためには一定以上の勉強をしなくてはなりませんので、資格を取得したことが相応の勉強をしたことの証明になります。
履歴書の「保有資格」欄は書類選考や面接の際には必ず見られる項目の1つですので、資格を取得しておくことで転職を有利にすることにもつながるでしょう。
ただし、資格と言ってもやみくもに何でも取ればいいわけではありません。
ときどき手当たりしだいに数多くの資格を取ろうとする「資格コレクター」のような人がいますが、関連性の薄い資格をたくさん取ると「なぜその資格を取ろうと思ったのか」「資格の取得によって何をしたいのか」といった目的意識が問われてしまうことにもなりかねません。
資格取得を目指すのであれば、就きたい職種や携わりたい仕事に役立つ資格や、業務理解につながる資格を選ぶことが大切です。
次に挙げるのは、正社員として働く上で役立つと言われている資格です。正社員がスキルアップを目指す場合にも人気のある資格ですので、興味があるものを選んで取得を目指してみるといいでしょう。
正社員化に役立てる、おすすめの資格例
資格 | 説明 |
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ビジネスキャリア検定 | 主に「総合職」として、職務を遂行する上で必要となる知識の習得と実務能力の評価をすることを目的とした検定です。 人事・人材開発や経営戦略など主に管理部門系統の職種8分野を扱っており、法律に関する内容や基本的な業務のシステム、心構えを問われます。 管理部門(人事や総務、経理等)での正社員化を目指す人に、特におすすめの資格です。 公式サイト:JAVADA中央職業能力開発 ビジネスキャリア検定 |
秘書検定 | 社長のスケジューリング方法など秘書としての仕事の基本に加え、お茶の出し方や車内・会席での座席の選び方などマナーも学べる検定です。 秘書に関わらず、正社員化に向けて目指す職種・業種で接遇・マナーを強く求められる場合におすすめの検定です。 公式サイト:ビジネス系検定 秘書検定 |
日商簿記 | 主に経理関係業務に役立つ資格です。 そもそも簿記とは、「日々の経営活動を記録・計算・整理して経営成績と財政状態を明らかにする技能」であり、売上やコスト等の管理をする業務でしたらどんな職種・業種でも役立つ知識です。 検定は3級~1級とあり、級ごとに求められるレベルが異なっています。 20代から正社員化を目指すとしたら、2級を視野に入れて検討することをおすすめします。 参考サイト:商工会議所の検定試験 |
Microsoft Office Specialist(MOS) | マイクロソフト製品である、ExcelやWordなどを使いこなすうえでの知識・スキルを証明できる資格です。 MOSは世界共通の資格試験であるため、海外でも使用できる資格です。 試験科目はWord、Excel、Powerpoint、Access、Outlookの5つに分かれており、正社員化を目指す職種・業種でよく使用するであろうソフトに絞って受験することが可能です。 公式サイト:マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) |
ITパスポート | ITを活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。 出題範囲は経営戦略(ストラテジ系)・情報管理(マネジメント系)・情報技術(テクノロジ系)に分類されており、IT分野に限らず経営や経営に関わる法律の基礎知識等も、受験勉強を通じて包括的に学べます。 公式サイト:ITパスポート試験 |
介護初任者研修 | 「介護職員初任者研修」は、介護職の入門的な実務知識を得られる資格です。介護士の正社員を目指す際は、まずはじめに取っておきたい資格です。 カイゴジョブエージェントやかいご畑などの転職エージェントでは、介護資格取得のサポートを受けながら転職活動を進めることもできます。 参考:介護の仕事で働く前に「介護職員初任者研修」は取得した方が良い?おすすめの取得法・勉強法紹介 |
ファイナンシャル・プランナー | ファイナンシャル・プランナーは顧客である個人や中小企業事業主の相談に応じてアドバイスをする、資産相談に関する専門家をいいます。 銀行・証券会社等の金融関係の分野で正社員化を目指す人は、意識しておきたい資格のひとつです。ファイナンシャルプランナーの資格検定で得られる知識は、不動産や建築関連の業種でも重宝されます。 参考サイト:FP技能検定トップ – 日本FP協会 |
サービス接遇検定 | サービス業務に対する心構え,対人心理の理解,応対の技術,口のきき方,態度・振舞いなどが審査される検定です。 ホテルやアパレル、飲食、金融など対人業務がメインとなる業界を希望する人におすすめです。 参考サイト:ビジネス系検定 |
宅地建物取引士 | 宅地建物取引業を営む際に、一定数専任での勤務が必要と法律で定められているのが「宅地建物取引士(宅建士)」です。 かなり高額となる不動産取引では、正しい法律知識を持って相手に不利益とならないように説明することが重要となり、宅建士でないと説明できないこととなっています。 参考サイト:一般財団法人不動産適正取引推進機構 |
ITエンジニアを目指したい人は「エンジニアスクールの活用」を
20代で正社員を目指すのであれば、ITエンジニアは有力な選択肢の1つとなります。ITエンジニアは人材不足が常態化しており、プログラミングができる人材を積極採用したいと考える企業は少なくないからです。
「理系の大学を出たわけではないし・・・」「IT関係が得意ではないのだけれど・・・」と不安を感じる人は、まずエンジニアスクールで基本的なことを学んでから正社員を目指すといいいでしょう。
スクールで学んで基礎ができている人材であれば、実務未経験であっても採用される可能性はあります。
また、以下に紹介するエンジニアスクールは、就職サポートも付いていますので、「スクールのレッスンを終えた後に、正社員として転職する予定」という人におすすめです。
これからITエンジニアの正社員を目指す人の、おすすめエンジニアスクール
エンジニアスクール | 主な特徴 |
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キャリスタカレッジ |
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ネットビジョンアカデミー |
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ウズウズカレッジ |
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Aidemy Premium |
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iOSアカデミア |
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DMM WEBCAMP |
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コードキャンプ |
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テックアカデミー |
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ハローワークの職業訓練を活用する
ハローワークには、スキルアップをサポートしてくれる機関として職業訓練が用意されています。学ぶ意欲さえあれば誰でも受講できますので、職業訓練を活用して正社員になるための基礎的なスキルを習得するのは効率的な方法と言えます。
一例として、職業訓練には次のようなコースがあります。
- Web制作
- パソコン、オフィス
- プログラミング
- 宅建不動産、金融FP
- 医療事務
- 介護
いずれも基礎コースと実践コースがあり、それぞれのコースは3ヵ月から6ヵ月で構成されています。
職業訓練のメリットは、無料で受講できるだけでなく、一定の条件を満たせば月額10万円の給付を受け取りながら学べる点にあります。
さらにハローワークでの求人案内も利用できますので、身につけた知識やスキルを生かして正社員を目指したい人にとって適した仕組みと言えるでしょう。
まとめ)目的意識を持って正社員採用への道を切り開こう
20代の人が派遣社員から正社員を目指すこと自体は、取り組み方しだいで十分可能です。
意欲のある若手を求める企業は数多くありますので、これまで派遣社員として就業してきたことを過度に負い目に感じる必要はありません。
これまでのことよりも「これからのこと」を見てくれる企業もたくさんあります。
ただし、派遣社員から正社員を目指すには一定のハードルがあることも理解しておきましょう。
しっかりと目的意識を持ち、必ず正社員になるという強い意思を持って取り組めば、正社員採用への道は必ず開けていくはずです。