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派遣社員から派遣コーディネイターへ。転職は「行動・相談」が大事|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
証券会社
職種
事務補助
従業員規模
約10,000名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
人材派遣会社
職種
派遣コーディネイター
従業員規模
約8,000名
年収
400万円

目次

Y・Hさんの転職ストーリー

1これまでの私

派遣社員。仕事は正直、「あまり面白くない」。

イメージ図:証券会社の事務として働く男性

転職前は、派遣社員として働いていました。
派遣元から証券会社を紹介され、そこで「事務補助」という仕事をしていました。

事務補助とはその名のとおり、証券会社で働く人たち(主に営業職の人)の事務作業のサポートです。

具体的には、投資相談をするお客様の電話の取次ぎ、注文があった際にはその処理と事務手続きを行います。

証券会社の事務補助とは

証券会社の事務補助は、証券取引に関連する業務を円滑に進めるためのサポートを行う役割です。
主に、書類の整理・管理、データ入力、電話対応、顧客対応などの事務作業を担当し、営業スタッフやアナリストの業務を支援します。

証券会社の事務補助の主な仕事内容

仕事内容 説明
書類の整理・管理 顧客情報や取引記録など、重要書類の整理やファイリングを行います。文書管理システムへのデータ入力も担当します。
データ入力 顧客の取引データや帳簿記録を正確にシステムに入力し、必要に応じてデータの更新や修正を行います。
電話対応 顧客からの問い合わせや、取引に関する電話対応を行います。営業スタッフやアナリストへの取次ぎも含まれます。
顧客対応 来店した顧客の対応や、口座開設手続きなどのサポートを行います。顧客への書類説明や簡単な質問への回答も担当します。

派遣された当初は証券のことなど全く分からない状態でしたが、2年ほど経つとだんだんと株式や投資信託といった金融商品の仕組みも分かってきて、一通りの仕事はつづがなくできるようになりました。

ただ、仕事自体に興味を持てたかというと、(あまり、面白くないな)と感じていたのが本音のところでした。

営業職の人たちはいつも忙しそうにしていましたし、何より金融商品を購入したお客様で結局損をしてしまうケースが多いんですよね。

ありていに言えば、「業務は理解できた。ただ、その内容については共感できない」、そんな感じでした。

「じゃあなんでそんな仕事をしてるんだ」というツッコミが聞こえてきそうですが、それは私を雇ってくれた会社がそこだったから、としか言えません。

私は神奈川で一人暮らしをしていましたが、正社員で雇ってくれる会社はなかなか見つかりませんでした。
それならと思い東京の人材派遣会社に登録して、当時の仕事を紹介されたわけです。

目的がある訳でもなく、ただただ目の前の仕事をこなしていく──、そんな毎日でした。

2転職のきっかけ

コールセンター勤務に移るか、退職するか。

イメージ図:不況下の街

2020年に転職に至った経緯は、コロナ禍と、派遣先の証券会社の事業縮小でした。

2020年は、ご存じのとおりコロナ禍で社会が大きく変容した年です。

職場でもリモート勤務が始まりました(私の場合は派遣社員でしたので、自宅にPCを持ち込む許可が下りず、変わらずオフィス出勤でしたが)。
また、少し遅れて業績が悪化。しばらくして、支店の縮小と統合が始まりました。 早い話が、リストラです。

正社員は別の部署への異動となり、派遣社員はコールセンター勤務かあるいは契約満了とともに退職になるかの選択を迫られました。

私は結局退職を選択しました。
コールセンターの時給は低かったですし勤務先も自宅から遠かったからです。

派遣会社で次の派遣先を探してもらいましたが、「すぐに勤務できる職場がないので、待機してほしい」と言われてしまって。

大変困りましたが、(もしかしたら、これが正社員の道を再度目指す、いい機会なのかもしれない)とポジティブに考え直し、結局人材派遣会社も退職しました。

3転職活動中

頼りになったのは、ハローワークの相談員

イメージ図:ハローワークの相談員に転職相談をする男性

転職か都度は、まずはハローワークに行きました。

失業保険の申請と併せて、就職相談もしました。

失業保険の受給資格として、一定期間内に2回以上の就職活動実績が必要でした。
そして、その就職活動実績となるものの1つに「ハローワークの就職相談」があったからです。

ただ、このときはでは次も事務職で就職先があればいいなくらいに思っていました。

実際の求人は「(タウンワーク社員)」で探しました。
希望の職種や条件を登録しておくと、自動でメールが送られてくる仕組みで、「良さそう」と思った求人があったら申し込みをします。

ただ、これは私にはあまり合いませんでした。
いくつか興味を持った求人があって応募したところ、どうやらそれらが派遣会社だったようで、気づいたときには3社の派遣会社と登録状態になっていました。

しかもそれらの会社から1日に十通近く求人紹介のメールが送られてきて、情報の精査に忙殺されてしまう結果となってしまいました。

結局、役立ったのはハローワークの相談窓口でした。

当初は失業保険の受給基準を満たすという目的でしたが、いつの間にか「悩んだときや選考がうまくいかなかったときの相談先」になっていて。
相談員の方も親身に話を聞いてくれました。

希望職種は事務職だったのですが、相談員の方から「事務職は人気職種なので、難易度は高いですよ」と教えてもらいました。
「じゃあどこがいいですかね?」と訊いたところ、私の経歴を確認して「証券会社の営業」と「人材派遣会社のコーディネイター」を提案してくれました。

人材派遣会社のコーディネーターとは

人材派遣会社のコーディネーターは、派遣スタッフと企業との間で最適なマッチングを行う役割を担います。具体的には、企業の求人ニーズを理解し、それに合った人材を選定・紹介する業務や、派遣スタッフのキャリア相談やフォローアップを行います。派遣スタッフと企業の双方が満足できるように調整を行うことが重要で、高いコミュニケーション能力や調整力が求められます。

人材派遣会社のコーディネーターの主な仕事内容

仕事内容 説明
企業の求人ニーズの把握 企業の求めるスキルや経験、労働条件などを詳細にヒアリングし、求人ニーズを把握します。これに基づいて、適切な人材を選定します。
人材の選定・紹介 派遣スタッフのスキルや経験、希望条件を考慮し、企業に適した人材を選定・紹介します。マッチングの精度を高めることが重要です。
キャリア相談・サポート 派遣スタッフのキャリアに関する相談を受け、適切なアドバイスやサポートを行います。長期的なキャリア形成を支援します。
フォローアップ 派遣先での勤務が始まった後も、定期的に派遣スタッフや企業に対してフォローアップを行い、問題がないか確認します。

証券営業はあまり気が進まなかったので「では人材派遣会社のコーディネイターがいいです」と伝えると、相談員さんはすぐに面接のセッティングをしてくれて、結局そこに決まりました。

4転職後

派遣社員と正社員では、働き方が全く違う

イメージ図:派遣コーディネイターとして働く男性

新しい職場は、人材派遣会社。
これまでは人材派遣会社に登録する立場でしたが、今度は登録した派遣社員の人たちのサポートと管理をする仕事です。

私の担当はコールセンターに派遣する人達の管理でした。

主な仕事は、派遣社員の入社後のサポート、それから派遣志望の方との面接です(面談は上司のマネージャーがメインで行い、私はその補助)。

もっともそんな経験ははじめてでしたので、最初のうちはてんやわんやでした。
ですが、上司のマネージャーから、「いずれはこれらを全部ひとりで進めてもらう」と言われ、とにかくここで頑張るしかないだろうと無我夢中で働きました。

大変だったことは、業務量の多さですね。
これまで10年間派遣で働いていて定時退社が身に付いていたのですが、新しい職場では残業は当たり前、夜の10時を超える日も週に2~3回ありました。

良かったことは、上司が信頼できる人であったこと。
最初のうち私はミスを連発してしまったのですが、そのたびにただ責めるのではなく「なにが原因だったか」「これからどう対策を取っていくか」を考えるように指導してくれて。

厳しい指導になることもありましたが、この甲斐があって私は比較的早くキャッチアップができたと思っています。

参考:派遣社員と正社員の違い

派遣社員と正社員は、雇用形態や待遇面で大きく異なります。
派遣社員は、派遣会社と契約を結び、派遣先企業で一定期間働く形態です。一方の正社員は、直接企業と雇用契約を結び、無期限で働く形態です。

派遣社員と正社員の比較

項目 派遣社員 正社員
雇用形態 派遣会社との契約で、派遣先企業で働く。契約期間が限定されることが多い。 企業と直接雇用契約を結び、無期限で働くことが一般的。
給与体系 時給制や月給制が一般的。ボーナスや昇給がないこともある。 月給制が一般的で、ボーナスや昇給がある。年収ベースで安定している。
雇用の安定性 契約期間終了後は、次の派遣先が見つかるまで不安定になることがある。 原則として定年までの雇用が保証され、安定している。
キャリアパス 派遣先でスキルの経験は積めるが、昇進・昇格の機会は少ない。 昇進や昇格の機会があり、長期的なキャリア形成がしやすい。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これから目指したいこと。

イメージ図:スキルアップを意識する男性

今回の転職活動で得た気づきは、「行動」と「相談」の大切さです。
結局、このふたつがないと状況を変えていくことができないんですよね。

まずは「行動」でしょう。
初めての転職活動で、分からないことがいっぱいあるのは当たり前です。
私なんか、正社員を目指していたはずがいつの間にか3つの派遣会社に登録してしまっていたのですから。そのあとの解約手続きも大変でした。

でも、そうした失敗も含めて、やってみて気づくことはたくさんあります。
躓いても、たくさんの失敗から学べば先に進めるはずです。

そして、「相談」。
私の場合、ハローワークの相談員の方にはとても助けられました。

「とりあえず事務職」だった希望条件から、前職までの経歴を整理してもらって、人材派遣会社で正社員として働くことの提案と、今回の職場を紹介してくれたわけですから。

ハローワークの就職支援サービスとは

ハローワークは、国が運営する公共職業安定所で、求職者に対して職業紹介、求人情報の提供、キャリアカウンセリング、職業訓練の斡旋などの就職支援サービスを無料で提供しています。

ハローワークの具体的な支援内容

支援内容 説明
職業紹介 求職者の希望やスキルに合った求人情報を提供し、企業とのマッチングをサポートします。ハローワーク内で面接を行うことも可能です。
求人情報の提供 地域や業種、職種ごとの求人情報を閲覧できる端末やオンラインサービスを提供し、求職者が自分に合った求人を探せるよう支援します。
キャリアカウンセリング 専門のキャリアコンサルタントが、求職者のキャリアプランを一緒に考え、職業選択や転職に関するアドバイスを行います。
職業訓練の斡旋 新しいスキルや資格を取得するための職業訓練を紹介し、就職活動を有利に進めるためのサポートを行います。訓練中には、一定の条件下で給付金を受けることもできます。
就職支援セミナー 履歴書の書き方や面接対策、仕事探しのポイントなどを学べるセミナーを定期的に開催し、就職活動の準備をサポートします。

◇ ◇ ◇

現在、私はマネージャー職を目指して、日々研鑽しています。

マネージャー職の主な業務は、サポートスタッフの育成、大口顧客向けのプロジェクト企画・運用、それから顧客開拓もあります。

まだまだ経験不足ですが、一つ確信できたことがあります。
それは、派遣社員として働いた私の10年間は無駄ではなかったこと。
これまでの経験を活かして、課題・難題を解決できたこともありました。

現在派遣社員で働いている方々にも、そうしたスキルアップの実感や、未来を切り開いていく感覚を、提供できればと思っています。

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