「転職は無理ゲー」と感じている人に。転職活動おすすめ攻略法
[最終更新日]2024/07/21
「今の仕事を辞めたいけれど、転職は無理ゲーだから」
さまざまな理由で「転職には並大抵ではない努力が必要」「自分が転職できるとは思えない」と感じている方も多いでしょう。
たしかに、転職は多くの場合相応の難しさが伴います。
ですが、その難しさが「無理ゲー」と感じられる程だとしたら、活動の進め方にも問題があるかもしれません。
どんな取り組みにせよ、適度な難度は私たちの経験値・レベルアップに繋がります。
いちど、その攻略法をじっくり見出して、取り組んでみるのはどうでしょうか。
目次
1)なぜ転職は「無理ゲー」と言われるのか
そもそも、なぜ「転職は無理ゲー」と言われるのでしょうか。
まずは、転職の難易度が高いと感じさせる主な原因について、整理しておきましょう。
転職が「無理ゲー」といわれる主な原因
人気のある求人は、当然競争倍率が高い
条件の良い求人や有名企業の求人など、多くの転職希望者から人気のある求人は応募者数も多くなります。
採用予定者数に対して応募者が増えれば、競争倍率が高くなるのは避けられないでしょう。
たとえば、採用予定者数が2名の「事務職 正社員」求人に200名以上が殺到する──というのは珍しいことではありません。
また、人気(競争倍率)が高いからといって、必ずしも良い会社とは言い切れないでしょう。
非常に応募者が殺到した求人が、蓋を開けてみたらブラックだった──という話もあります。
内定確率が低いうえに、苦労して転職したあとに「望んでた職場と違った」となるリスクがあるとなると、たしかに「無理ゲー」とも言いたくなります。
競争倍率の高い求人は、どう攻略する?
まず、競争倍率のことは気にしない方がよいでしょう。
理由は、選考通過は確率(運)ではないからです。宝くじとは全く別物です。
採用担当が見るのはあくまで「応募者が自社の求める人材にマッチするか」です。
競争倍率が100倍だろうが2倍だろうが、マッチしなければ落とされます。
逆に、企業が求める人材に本当にマッチしていれば、どんなに倍率が高くとも採用されるときはされるものです。
つまり、競争倍率を気にしても、あまり意味がないのです。
それでも「競争倍率が気になる」という人は、応募が殺到しやすい求人ではなく求職者に多く知られずに応募している求人をターゲットにすること、そして書類審査時に提出する職務経歴書に注力することをおすすめします。
前者は転職エージェントを利用して非公開求人を紹介してもらう、または企業HPから直接応募するというやり方があります。
後者の「職務経歴書に注力」とは、選考で多くの人が落とされるのは書類審査だからです。
加えて、「採用担当に好まれる職務経歴書の書き方」を知っている転職者は意外に少ないものです。つまり、職務経歴書の品質を高めることによって、他の応募者から頭一つ抜き出ることができるのです。
詳しい攻略法は次章で説明しますが、まずは「競争倍率を気にしない」と心得ておきましょう。
「求人の競争倍率が高い」ことへの対策まとめ
- まず、競争倍率のことは考えても意味はないので、気にしないこと
- 転職エージェントに非公開求人を紹介してもらう・企業HPからの直接応募にもチャレンジする
- 職務経歴書の対策に注力する
参考:非公開求人の豊富な転職エージェント一覧
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 約11万件 | 約1.2万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
即戦力かつ若年層を求める企業が多い
転職市場が活性化している昨今、転職が可能な年齢は上がりつつあるといわれています。
一方で、即戦力を求める企業が増えているのも事実です。とくに「即戦力かつ若年層労働者」を求める企業が多いことから、求める人材像を満たせる人が限られてしまうという側面があります。
この傾向において厄介なのは、求人情報を見てもその企業がどれだけ即戦力・若年層を求めているか分からない点です。
求人情報に、即戦力の定義や年齢制限が明記されているケースは稀です。
多くの場合、転職者が応募して面接を受けた際、その際の面接官の反応から「この企業は即戦力・若年層を求めていた」ということがはじめて分かるのです。
即戦力・若年層を求める企業に対して、どう攻略する?
即戦力・若年層を求める企業が増えたからといって、「全部の企業がそうではない」と認識しておくべきです。
多くの業界では、深刻な人材不足にあります。
即戦力といえるほどの実務経験や実績がなかったとしても、「ポテンシャルがある」と判断された場合は採用となる可能性は十分あるでしょう。
加えて地方の中小企業やスタートアップ企業では、業界経験のあるミドル・シニア層を優遇して採用しようという動きが多く見られます。
また、何をもって即戦力とするかは、その企業または募集枠によって変わります。
あなたがそれほど意識していなかった実務経験が、ある企業にとっては「すぐに欲しい」と思えるような即戦力人材として映ることもあるのです。
そのうえで、求人応募の際はそうした企業の選別ができるように、転職エージェントやハローワーク相談員といったアドバイザーを通して行うことをおすすめします。
仲介者を持つことによって、そもそもミスマッチの可能性が高い求人に応募するリスクを排除してくれるからです。
大丈夫です。あなたのことを必要とする企業は、必ずあります。
たまたまこれまで接した(応募した)企業がそうだからといって「全部がそうだ」と思わずに、じっくり、そして効率的に、あなたにマッチする求人を探していきましょう。
「即戦力・若年層を求める企業が多い」ことへの対策まとめ
- 全ての企業がそうではないこと、また人材不足等の背景で採用の間口を広げている企業も多いことを知る
- これまでの経歴の意外な部分で「即戦力」と捉える企業もある。自分にマッチする企業を探すこと
- 転職エージェントのアドバイザー、ハローワークの相談員など、プロの転職支援者の力を借りる
頼りになる相談相手がいない(転職エージェントから断られる)
転職活動の相談相手といえば、転職エージェントやハローワークの相談員、そのほかヘッドハンターやキャリアコンサルタントが挙げられます。
ところが、そのうちのひとつ「転職エージェント」からサポートを断られてしまった(「紹介できる求人はない」と言われてしまった)というケースを、最近よく聞くようになりました。
転職エージェントからサポートを断れたときの対策
ゲームの世界で表現するならば、転職エージェントとは「頼りになるバディ・パートナー」です。
パートナーなしに転職活動を進めるなんて、まさに「無理ゲー」だと思ってしまうかもしれません。
相応のキャリア経験のある人でも、希望条件や転職エージェントのサポート領域によっては「紹介できる求人がない」と断られることがあります。
しかし、気にすることはありません。つまりはその転職エージェントであなたの希望する求人がない、または担当があなたの可能性を見極められなかっただけの話です。
転職エージェントを営む会社は国内で1万7,000以上あります。
1つや2つの転職エージェントに断られたからといってどうということはないはずです。
大切なことは、「あなたに合った相談者」を得ることです。
エージェントから断られた際は、「この人は自分が求めている相談者ではなかったのだ」と判断して、どんどん別のエージェントに依頼してよいと思います。
一般的に、大手エージェントよりも中小規模のエージェントの方がひとりひとりの転職者に手厚い対応をする傾向にあるといいます。
地方在住の人は、その地域での転職支援に特化した転職エージェントを活用するのも良いでしょう。
転職する地域にあわせて、その地域事情に詳しいエージェントの支援を受けたい人
地方にお住まいの方、または今回の転職を期にUターン・Iターン転職を検討している方はその地域事情に詳しい転職エージェントを利用するべきでしょう。
とくにその地域に拠点を持つ転職エージェントは地元企業との関係構築が進んでいることが多く、大手では紹介されないような優良企業求人を提案されることもあります。
以下、都道府県別におすすめ転職エージェントを紹介していますので、希望する地域のリンクをクリックしてサービスを確認してみてください。
地域区分 | 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事 |
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北海道・東北地方 | 北海道、青森、秋田、宮城、岩手、山形、福島 |
関東地方 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 |
中部地方 | 新潟、長野、富山、山梨、静岡、岐阜、愛知、石川、福井 |
関西地方 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、三重、奈良、和歌山 |
中国地方 | 鳥取、岡山、広島、島根、山口 |
四国地方 | 香川、徳島、愛媛、高知 |
九州地方 | 福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
「キャリア相談をしたい」という人でしたらハローワークの相談員(相談員によってサポート品質は変わりがちですが、優秀な相談員の方も多いです)や、ココナラやタイムチケットなどのスキルシェアサービスを利用してキャリアコンサルタントを見つけるという手もあります。
また、転職エージェントをあえて利用せずに転職サイトやビジネスSNS(LinkedInやYOUTRUSTなど)で応募先の求人を探す人、企業からのスカウト・オファーが来ることを狙う人も多いです。
もうひとつ、大切な点をお伝えします。
それは、転職エージェントにせよ転職サイトにせよ、転職サービスを利用する際は、登録時のレジュメ(職務経歴)をしっかり、丁寧に書くことです。
とくに転職エージェントでは、レジュメ内容をもとに担当アドバイザーが采配されることが多いです。
レジュメをきちんと書くことで、あなたに合った担当が付きやすくなるのです。
転職サイトやビジネスSNSにおいては、レジュメ品質が高ければそれだけ企業やヘッドハンターからスカウト・オファーが届く確率を高められるでしょう。
「頼りになる相談相手がいない(転職エージェントから断られた)」ことへの対策まとめ
- 「転職エージェントのサポートが必要」と思うのなら、諦めずに別のエージェントにも登録を
- ハローワークや転職サイト、ビジネスSNSを利用しての転職活動もある
- どのサービスにせよ、登録時のレジュメ(職務経歴)を丁寧に書く
2)無理ゲー転職から脱却するための、転職活動おすすめ攻略法
ここからは、転職が「無理ゲー」と感じる状況から脱却するための鉄板攻略法を見ていきましょう。
転職活動には越えるべきハードルがいくつかあるのは事実です。しかし、転職活動の「やり方・進め方」によっては難易度を下げることができます。
おすすめの攻略法とは、次に3つです。気になるところから、チェックしてみてください。
無理ゲー転職から脱却するための、おすすめ攻略法
- 攻略法#1 まずは転職活動のメインルートを知っておく
- 攻略法#2 頼りになる「バディ(相談相手)」を見つける
- 攻略法#3 時間を味方に付ける
攻略法#1 まずは転職活動のメインルートを知っておく
「転職活動を始める」となったときに、すぐに求人を探していませんでしょうか。
この場合は、転職活動のメインルートから外れてしまっている可能性があります。
そもそも転職活動のメインルートとはどのようなものかというと、以下4つのフェーズで説明できます。
フェーズ | 説明 |
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(1)活動スタート期 | 自己分析・キャリアの棚卸し・キャリアプランの策定など転職活動に向けた準備をする |
(2)情報収集・検討期 | 転職サービスへの登録・業界研究・企業研究など応募に向けた準備をする。また、ここで転職方針を掲げる |
(3)応募・面接期 | 応募書類の作成・求人への応募・面接など選考に向けた準備をする |
(4)退職・入社準備 | 退職願の提出・業務引継など退職の諸手続と入社に向けた準備をする |
なぜ(1)や(2)を経由せずに(3)の求人選び・応募に進んでは良くないのかというと、この場合転職者は自身の市場価値、転職方針、そして業界や企業理解のないまま、闇雲に求人応募をすることになりかねないからです。
ゲームで言うなら、「武器も持たずに、地図も目的地もないままフィールドを歩き回る」状態です。
自己分析・キャリアの棚卸しをすることは、すなわち転職活動における「自分の武器」を明確にすることです。
そして業界研究・企業研究は「地図」を得ることで、「転職方針出し」は目的地を定めることです。
これは、若手社会人だけでなく、ミドル・シニア層の転職者も同様です。
ゲーム同様に、人生のフェーズが変われば持つべき武器は変わります。世界(地図)のあり方も、その年齢ならではの価値観や認知によって変化します。
転職活動をしている方で、「自分が活躍できそうな職場が見つからない」「どの求人を見ても、いまいちパッとしない…」と感じたことはありませんでしょうか。
その場合は、上に挙げた武器または地図・目的地が不足している可能性が高いです。
まずはフェーズ(1・2)の①自己分析(キャリアの棚卸し)、②キャリアプラン立て、そして③業界・企業研究を意識して進めてみてください。
それぞれのアクションについては、以下のリンクをクリックすると詳しく説明している記事にジャンプします。
どれもそれほど難しくなく進められるものです。「あまりやれてなかった」という人は、ぜひ取り組んでください。
※リンクをクリックすると、それぞれの紹介記事に遷移します。
転職活動中も経験値上げ・レベルアップを目指そう。毎日少しずつでも活動時間を持つ
メインルートの(1・2)を押さえると、自然と活動ペースが出てきます。
応募すべき求人に迷いがなくなり、また職務経歴書や面接時の自己PRもスムーズに進みやすいからです。
ですが、それでも「なかなか選考に通らない」ということもあるでしょう。
とうぜん、転職活動者はあなただけではありません。あなたよりもレベルの高い応募者がいた場合、採用企業はその応募者を優先する可能性が高いからです。
そのため、転職活動はその間も自身の経験値・レベルアップしていくことを意識しつつの活動が望ましいです。
転職時に経験値・レベルアップすべき対象とはすなわち、自己PR力、企業研究力、そして面接力です。
たとえば、求人への応募後に書類選考で不採用になった際は「原因は何だったのか?」「次は何を改善すれば選考通過率を高められるのか?」を考え、具体的な改善点として次回の応募時に反映していくのです。
「3~4回目くらいから、自分で満足できる面接ができるようになった」と話す人は多いです。
この場合、1回目、2回目の面接に事前準備も含めてしっかり取り組み、経験値上げ・レベルアップに寄与できていたということでしょう。
一方で、在職中に転職活動を進めている方は十分な時間を確保できないケースもあるでしょう。
それでも、可能な限り、毎日10分~15分でも、転職活動に関わるアクションを取っておくことをおすすめします。
通勤での移動中や出勤前・帰宅後の時間などを上手に活用して、毎日少しずつ転職活動のために時間を確保するよう意識してください。
攻略法#2 頼りになる「バディ(パートナー)」を見つける
転職が「無理ゲー」と感じているなら、あなたにとって本当に頼りになると思えるバディ(パートナー)を得るべきです。
転職における代表的な相談相手としては、以下があります。
- 転職エージェント
- ハローワークの相談員
- ヘッドハンター
- キャリアコンサルタント
現在すでに相談相手を得ていて「この人は最高のバディだ」と思えるのなら、引き続きその人との信頼関係を育みつつの活動がよいでしょう。
「相談相手ではあるが、最高のバディとは言い難い」と思うようなら、別の相談者にもアプローチするべきです。
「転職エージェントおよびハローワークの相談員のサポートのおかげで、転職成功できた」という人は多いです。
転職支援のプロの支援があると、一人で活動を進めるときより断然スムーズになります。担当者との相性の良さを感じられるときは、一層でしょう。
また、「頼りになるバディ」かどうかの見極めは、一人の相談者では判断しにくいはずです。複数の相談者を利用して、そのうえで比較しながら見極めることをおすすめします。
転職エージェント、ハローワーク、ヘッドハンター、それぞれの相談先の特徴・傾向は──
相談相手として優先すべきは、転職エージェントです。
その理由は、求人企業と直でやり取りしているため企業情報を得られやすいこと、そのため適切な書類対策・面接対策の支援を受けやすいからです。
ただし、転職エージェントはすべての業界・職種の支援に秀でているとは限りません。担当エージェントの経験・スキルレベルもありますので、自分に合わない担当が付いたときのリスクヘッジとして複数のエージェントに登録しておいた方がよいでしょう。
また、転職エージェントも営利企業ですので、ときに求職者の希望よりも企業の採用ニーズを優先して求人紹介をするエージェントもいるので注意が必要です。
全職種・業種網羅型(総合型)の転職エージェント
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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公開求人数 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 約11万件 | 約1.2万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
特定領域に特化した転職エージェント
タイプ | 20代に特化 | 20代・若手 | 20代に特化 | 20代に特化 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 | 障がい者 | 障がい者 |
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サービス名 | マイナビジョブ'20s | キャリアスタート | ハタラクティブ | キャリアパーク | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Japan | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 | LITALICO仕事ナビ | デイゴー求人ナビ |
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公開求人数 | 約5,800件 | 非公開 | 約4,700件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約14万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 | 約4,000件 | 約200件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | 営業職、管理部門、Webエンジニア、インフラエンジニア、販売・サービス | ◎全業種・職種 | 営業、販売、接客、施工管理、ITエンジニア | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 | デスクワーク | 事務・軽作業 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | ◎全都道府県 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
ハローワークの相談員は、公的な機関のため基本的に転職者側に立ったサポートをしてくれます。
ただし、求人企業情報を詳しく伝える、企業ごとに合わせた書類添削や面接対策といった細かなサポートはあまり期待できません。
また、ハローワークで紹介される求人の平均年収は他の媒体と比べてやや低めですので、ハイクラス層の求人を狙う転職者には向かないでしょう。
一方で、ハローワークではその地域での求人が比較的豊富というメリットがあります。
転職エージェントや転職サイトを利用した際に、「自分の地域向けの求人が少ない」と感じたときはハローワークにも登録しておくとよいでしょう。
ヘッドハンターは基本相手からのアプローチがなければ相談することはできませんが、「ヘッドハンター型サービス」と称してヘッドハンターからのスカウトや提案を受けられる転職サイトもあります。
とくに、年収600万円以上の条件で転職先を探している人は、転職サイト「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。
同サービスでは、サービス登録後に約4,500名のヘッドハンターの中から「この人にキャリア相談したい」というヘッドハンターに自分で選んで相談できます。
ヘッドハンターからの支援を受けられる転職サイト
サービス名 | doda X | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ |
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求人数 | 約6.0万件 | 約40万件 | 約14万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | 全都道府県 | 全都道府県 | 全都道府県 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
キャリア相談を専門職とする、キャリアコンサルタントを利用するという手もあります。
この場合は有料サービスになりますが、有益なキャリアアドバイスを受けやすいでしょう。
時間単位で小額から利用できるココナラやタイムチケットなどのスキルシェアサービスを使って、自分に合いそうなキャリアコンサルタントを探してみるのもおすすめです。
このように、転職を相談できる候補先はたくさんあります。
「転職活動の頼りになるバディ」を、じっくり探してみてください。
攻略法#3 時間を味方につける
「時間を味方につける」とは、時間の経過によって転職成功確度を高めることをいいます。さて、どういうことでしょうか。
例をもって説明します。
転職活動中のAさんとBさん。どちらも転職エージェントを利用しています。
Aさんは転職先の業種については条件を絞らず、「なるべくたくさんの求人を紹介してほしい」というスタンスです。
そして、基本エージェントからの求人提案があった際に活動します。エージェントからは一定数の求人紹介がまとめて来ますので、土日にまとめて求人の企業研究、職務経歴書作成などの対応します。
いちどに応募する求人が多いときは、企業研究や職務経歴書の作成が若干おざなりになってしまうことがあります。1週間の平均応募ペースは、8社です。
Bさんの方はというと、希望条件を「●●業界で、□□の事業内容」と絞っているのでAさんほど多くの求人紹介はありません。
その代わり、紹介求人を一件一件丁寧に確認し、応募の準備にあてます。
また、紹介される求人は同業界でかつ事業内容が近しいものが多いため、その業界・事業自体を深く知る機会にも繋がっています。1週間の平均応募ペースは、4社です。
さて、AさんBさんがこのまま転職活動を1ヵ月続けたときに、成功確度がより高まるのはどちらでしょうか。
一見するとチャレンジの数が多いAさんが優勢と思われがちですが、前章の「競争倍率」の話を思い出してください。転職は確率で決まるものではありません。
転職という難ゲームをクリアするために確実に経験値を稼いでいるのは、Bさんの方でしょう。
これが、「時間を味方につけた転職活動」です。
つまり、時間を味方に付けるとは、時間の経過とともに経験値(知識や成長)が積み上がる仕組みを持っておくことです。
急ぎや焦りの転職は、妥協やミスマッチ転職に繋がりやすい
「とにかく、早く転職しなくてはならない」「次の職場を決めて、早く安心したい」と急いで転職する人は、ミスマッチ転職になりやすいといいます。
つまり、時間を味方につけない転職活動は、失敗しやすいのです。
転職する理由は人それぞれですので、なかには「どうしても急いで転職しないといけない」という方や、「じっくり時間をかけている暇がない」という人もいるでしょう。
ですが、だからといって「転職失敗してもいい」と思える人はいないはずです。多くの人が、現在に目が行きすぎて「未来への充実」への意識があいまいになってしまっているのです。
転職活動にかける期間は、急ぎの場合は1~3ヵ月、中長期で臨む人は4ヵ月~1年あたりが多いでしょう。まずは短期の1~3ヵ月間において、しっかり活動に時間をかけられそうかを振り返ってみてください。
もし「あまり時間をかけられそうにない…」と思うようでしたら、まずは日々時間をかけてしまっている事柄を整理しておくとよいでしょう。
たとえかけられる時間が10分~15分だったとしても、毎日活動を継続できる状態にしておくのがベストです。
3)他の人は「無理ゲー転職」からこう脱却した!転職成功エピソード
ここまでの攻略法を読まれて、転職への難しさの感情はある程度払しょくできたでしょうか。
最後に、「転職は無理ゲー」と思っていたものの、どうにかその状況から脱却して転職に成功した方々のエピソードを紹介します。
どういったきっかけで転職成功への道が開けたのか、振り返ったときに課題点がどんな部分にあると感じているのか、といった点に着目して読み進めていきましょう。
転職活動期間は2年。自己分析と転職方針出しを行って、ようやく道が開けた
ひまわり さん(男性 29歳 東京都) 販売→営業
転職は、在職中から行いました。
そして、次の職場が決まるまでにかかった期間は2年間。
利用した転職サービスはハローワーク、マイナビエージェント、doda、ワークポート、求人サイトではマイナビ転職、リクナビNEXT、en転職。
サービスを複数利用したことで求人探しをはじめとした情報収集はとてもしやすかったです。
やりたい仕事が明確にあるわけではなかったので、「とりあえずこの職種で応募してみよう」という行動にも繋がりやすかった。
ですが、活動自体はかなり辛かったです。
なぜなら、何度も何度も面接で落とされてしまいましたから。
その度に「私はダメなんだ」とネガティブ思考に憑りつかれてしまい、よしまた頑張ろうという気持ちにもっていくのに時間と労力が必要でした。
また、職場の人には内緒で活動していたため相談する人もいませんでした。なかなか決まらないことでストレスを感じたりイライラすることもありました。
転職活動で苦戦した要因は、思うに大きく二つです。
ひとつは、私自身が自分自身についてあまり理解しないまま面接に臨んでいたこと。「将来どんな働き方をしたいか」「新しい職場で、どんなスキルを高めたいか」面接官からの質問にうまく答えることはほとんどできませんでした。
もうひとつは、明確な希望条件がなかったことです。
なんとなく、「いまより給料の高いところ」「土日祝が休みのところ」「いまの自分でもうまくやれそうなところ」で探していていましたので、面接官からしてもあまり魅力を感じられなかったのでしょう。
何度も何度も選考で落とされていくうちにこうした課題がわかってきて、それに向けての対策も考えられるようになりましたが、このあたりはもっと早めに対応できていればよかったと思います。いわば、転職活動のセオリーなのでしょうから。
転職エージェントの担当からのサポートも受けつつ、私は課題となっていた自己分析と転職方針をしっかり明確にし、そして定めていきました。
自己分析は「数値管理は得意。また、人とのコミュニケーションも苦にならない。忙しい働き方は避けたいが、それよりは一定の努力に応じて昇給や昇格が望める働き方がしたい」。
そしてそれに対応する転職方針は、「業績が安定しており、かつ福利厚生の整った企業。働き方は、営業職(新規獲得ではなく、ルート営業)」でした。
自己分析と転職方針を定めてからしばらくして、私は食品を扱うルート営業の仕事に就くことができました。
解説:活動の停滞を切り開くきっかけになったのは、「自己分析」。
前章の攻略法#1に関連するケースといえるでしょう。
転職活動が難航する原因はさまざまですが、「自己分析」が状況打破のカギを握るケースは決して珍しくありません。
上の体験談では、自己分析が不足していたために希望条件が定まらず、アピールポイントも見つかっていなかったことが面接を通過できなかった大きな原因と考えられます。
転職の方針を定めるには、まず自分自身について理解を深めておくことが重要です。
エピソードでは、自己分析をしっかり行った後に活動が一気に活気づいているのが分かります。
「まずは己を知ること」の大切さと効果は、転職活動においても十分に活かされるということでしょう。
40過ぎれば「勢い」だけで転職は決まらない。頼りになるエージェントからのアドバイスを受けて
yasuki0830 さん(男性 45歳 大阪府) SE→SE
転職活動は難航しました。
私はそれまでにも2回、転職を経験したことがあります。
過去にも活用したリクルートエージェントに登録しましたが、前職を続けながらの隙間時間での転職活動だったため、エージェントの方との面談をする機会の無いまま活動を続けていました。
エージェントの方からのメールや自分で求人を検索し、気になった会社に応募をするというやり方でした。
私は既に40代半ばでしたので、「やる気」のみで押し通せる時期は過ぎています。
かと言って、これまでの経歴がどの程度通用するのか、それも分からないまま、手探りのような転職活動が続きました。
採用面接での強みの出し方も分からず、不採用が続きました。
方針を変え、やはりプロの意見は仰いだ方がいいということで、何とか時間を捻出し、エージェントの方と面談を行いました。
エージェントの方からは、面接での受け答えについて、以下2点のアドバイスをいただきました。
- 転職理由として、前職の会社批判のようなネガティブな要素は含まれていないか
- たとえネガティブな理由でも「会社の方針は正しく、私の考えとは異なっていた」というような言い方で、うまくオブラートに包むことができる
やはりプロの方の意見は貴重でした。
アドバイスを踏まえつつ面接練習も重ね、それからは数社から内定をいただきました。
解説:転職活動は、俯瞰的な視点が大事。その際、転職支援のプロからのアドバイスが役立つ
こちらは攻略法#2に関わるケースと言えそうです。
転職に際して、前職に不満が全くない人は少数派でしょう。
どの職場にも多かれ少なかれ不完全な部分があり、そこに不満を抱く社員も必ずいるからです。自分にとっては「転職したい理由を伝えている」つもりでも、客観的に聞いていると「前職への不満を言っているようだ」と受け取れる場合があります。
また、言葉の節々に表れる感情面のゆらぎは、自分自身では気づかないことも多いものです。
この体験談では、客観的な意見を得られたことが転職活動の突破口となっています。
同じ内容を伝えているようでも、言い回しによって印象が大きく変わることは決してめずらしくありません。転職の悩みを1人で抱え込まず、第三者のアドバイスを得ることの大切さを伝えている体験談といえます。
転職活動を通して、徐々に自分のやりたいことを明確にしていく
みか さん(女性 33歳 大阪府) 事務職→DTPオペレーター
転職活動は、まさに暗中模索でした。
「モノづくりがしたい」と言っても、具体的に何をするのか決めてませんでしたし、どんな仕事があるのかもわかりませんでしたから。
とにかく挑戦してみようという感じで、出たところ勝負でした。
悩んだ末に最初に取ったアクションは、スクールに通うことでした。
まずは何のスキルもない状態から脱却しようと、DTPを教えてもらえるスクールに自費で通いました。
また、それから少ししてハローワークに通ってどんな求人があるかもチェックするようにしました。
スクールのコースを終えてからは本格的に転職活動をはじめ、未経験可の求人を見つけては応募していきました。
何社かは面接まで進みましたが、ほとんど落とされました。
未経験だから落とされるのはしょうがないと思いましたが、なかには「結婚についてどう思うか」だったり「付き合っている人はいるのか」だったり、関係ないことを言われることもありました。
そんなことが選考に影響するのかと思いながら、もちろんいい気はしませんでしたし、仮に入社できたとしてもそんな価値観を持った上司と一緒に仕事することを思うとぞっとしました。
──結果、そういう会社から採用されることはなかったのですが、(こんな会社、こちらから願い下げだ)と思って、気持ちを切り替えるようにしました。
ある日、「この会社、家から近い…!」という求人を見つけて。
DTPの会社だったのですが、面接を受けたところ「とりあえずアルバイトから、始めてみませんか」と言ってくれたのです。
転職活動をしていくなかで「私がモノづくりとして働くのなら、印刷業界がいいな」と思っていたこともあり、喜んでその申し出を受けました。
解説:最後はやはり「自分」。そして、諦めずに応募を続けることの大切さ
3つ目の最後に紹介するエピソードは、攻略法#3の「時間を味方につけた」活動といえます。
未経験の業種・職種に挑戦する場合、何から転職活動に着手すればいいのか分からない場合もあるでしょう。
転職準備を整えておくことは重要ですが、現実には「動き始めてみないと分からないこと」も多いものです。まずは動いてみて、徐々に自分のやりたいことを明確にしていくのも1つの方法です。
転職活動は「不採用が当たり前」の世界です。20社落ち続けても、21社目に応募した企業で好感触を得られることも十分に考えられます。
面接で落とされ続けたとしても、諦めずに応募し続けることで「転職無理ゲー」を脱却した事例といえるでしょう。
まとめ)転職を無理ゲーと決めつけないこと。あなたなりの攻略法を見つけよう
ここまでの内容をまとめてみましょう。
なぜ「転職は無理ゲー」と言われるのか
- 人気のある求人は、当然競争倍率が高い
→競争倍率を気にしても意味はない。どうしても気になる場合は転職エージェントの非公開求人を利用しよう。 - 即戦力かつ若年層を求める企業が多い
→すべての企業がそうという訳ではない。また、転職エージェントなどの転職支援のプロの力を借りよう。 - 頼りになる相談相手がいない(転職エージェントから断られた)
→あなたにとっての「よき相談者」は必ず見つかる。様々な転職サービスを利用して、探してみよう。
無理ゲー転職から脱却するための、おすすめ攻略法
- 攻略法#1 まずは転職活動のメインルートを知っておく
- 攻略法#2 頼りになる「バディ(相談相手)」を見つける
- 攻略法#3 時間を味方に付ける
近年では転職がめずらしいことではなくなり、転職を通じて次のキャリアを築いていく人が増えています。
しかし、本来なら「職場を移る」のは決して簡単なことではなく、相当な決断力や行動力を必要とするものです。
もし皆さんが「転職は難しく、大変なものだ」と感じているとすれば、それは自然な感覚といえるでしょう。
ですが、転職は無理ゲーではありません。
成功の難易度は決して低くはないとはいえ、攻略法は必ずあるものです。
現在の自分自身の状況を踏まえつつ、今回解説してきたポイントを参考にぜひ自分に合った攻略法を見つけてください。
「無理ゲー」と感じてしまう原因を1つ1つ探っていくことで、きっと突破口が見つかるはずです。