『みんなの転職「体験談」。』
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転職体験談|今はエンジニア派遣。30代までに一つの職場で長く働ける会社に転職したい

転職前

BEFORE
職業
運送業
職種
営業事務、現場作業
従業員規模
約500人
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
IT・ソフトウェア
職種
サポートエンジニア(客先常駐)
従業員規模
約2,000人
年収
350万円

目次

つーとんさんの転職ストーリー

1これまでの私

運送業への就職は、私の本意ではなかった。

イメージ図:運送業の倉庫の職場イメージ

2020年、大学4年のときのことです。
「ここで内定が決まるだろう」と思っていた会社から、急遽採用中止の連絡がありました。
世間はちょうどコロナ禍で、企業の採用取り消しが相次いでいた時期でした。

急いで就職活動を一からやり直して、なんとか内定までこぎつけたのが当時の運送業の会社でした。

入社して、しばらくは現場配属でした。
運送の手伝いや引っ越し業務の手伝いは深夜におこなわれることも多く、また、倉庫でのピッキング作業もありました。

明らかに度を超えてハードな肉体労働で、どんどん疲労が蓄積されていきました。
「慣れたらきっと楽になるはず」という一心で働いて、たしかに数ヵ月経つと身体は順応してきたのですが、それでも「この職場は、自分には合っていない」という感覚は拭えませんでした。

当時、私がイメージしていた働き方は「チームワークで仕事をする」こと。
そしていずれはリーダーになってメンバーを励ましたりしながら大きな仕事を成し遂げたいと思っていました。

ですが、当時の職場ではほとんどが流れ作業になっていて、また年功序列が色濃い職場でした。
勤続年数20年ほど経った先輩がようやくリーダー職になっているのを見ると、(この職場で、希望の働き方を実現するのは難しいだろう)とも感じていました。

参考:運送業の倉庫業務の主な仕事内容

項目 主な仕事内容
荷受け 商品の受け取りと検品を行い、数量や品目を確認します。
入庫作業 商品の棚入れや整理整頓を行い、在庫管理システムに入力します。
保管 商品の適切な保管場所への配置を行い、定期的な在庫チェックと棚卸しを実施します。
出庫作業 注文に応じた商品のピッキングを行い、商品の検品と梱包を行います。
出荷 商品の発送手配を行い、配送業者への引き渡しを行います。
在庫管理 在庫状況の確認と記録を行い、不足品の補充や過剰在庫の処理を行います。

2転職のきっかけ

毎日のように、作業員同士の怒号のある職場。

イメージ図:倉庫で喧嘩をする作業員たち

現場の仕事は過酷でした。

倉庫内は、夏は暑く、冬は寒い。その中で、エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの廃棄物をひたすら仕分けて運んでいました。

一人のベテランで温厚な先輩が新卒で入った私を手厚くフォローしてくれていたのですが、その先輩が異動することになって、職場環境はさらに悪化しました。

毎日のように作業員同士の怒号があって、ときに喧嘩もはじまります。
私に対して怒鳴ってくる先輩も数名いました。

これで給料が良ければまだよかったのですが、私の給料の手取りは15万円ほど。
あるとき、大学時代の友人から「手取り25万円以上貰っている」と聞いて、さすがにもうやってられないと思い、転職を決意しました。

3転職活動中

新しい道を見つけるのなら、やり直しがきく若いうちに。

イメージ図:履歴書

転職活動は、働きながらおこないました。
平日は通常通り仕事をこなし、帰宅後に就職活動を行い、夕方や夜に面接をしてくれる会社に積極的にアプローチをしました。

その当時思っていたのは、「一刻も早く、今の職場から去りたい」ということです。
現場は変わらず夏は暑くて冬は寒く、人間関係も最悪でした。

苦労したこは、面接が平日の夜しかできなかったことです。
求人によっては、「その時間では面接はできない」と断られることもありました。

あるとき、仕事の休憩時間中に比較的温厚な先輩作業員の人に、「転職しよう」と思っているとポロッと言ってしまったんですね。

言った瞬間(まずい)と思ったのですが、その先輩作業員の人はこう言ってくれました。

先輩

うん。それがいいよ。この会社は本当にブラックだからね。やり直しがききやすい若いうちに、新しい道を見つけるといいよ」

つーとんさんの転職活動概要

転職活動の期間 約3ヵ月間(2022年6月~2022年9月)
目指した業種・職種
  • IT業界:今後も需要の高まりのある業界と考えたため
最終的に決めた会社の業種・職種 IT・ソフトウェア(技術者派遣)
利用した転職サービス
良かったこと スマホを活用して、日々の隙間時間に少しずつ転職活動を進められたこと
反省点
  • 第三者の意見を聞く機会をあまり持てなかったこと
  • 入社後に業務内容についてイメージとのギャップがあったが、エージェントなどを利用して企業研究をしっかりすべきだった

4転職後

新しい仕事は、「エンジニア派遣」。

イメージ図:派遣エンジニアとして、チームミーティングに参加する20代男性

転職した会社は、技術者派遣をおこなっているIT・ソフトウェア開発の会社です。

私の主な役割は、客先常駐のサポートエンジニアとして、派遣先のヘルプデスク対応やインフラ、クラウドサービスの運用監視などの業務です。

参考:サポートエンジニアの主な仕事内容

項目 主な仕事内容
技術サポート
  • 顧客からの技術的な問い合わせに対応する
  • 製品やサービスに関するトラブルシューティングを行う
派遣先のヘルプデスク対応
  • 派遣先企業の従業員からの問い合わせに対応する
  • IT関連の問題を解決し、サポートする
インフラやクラウドサービスの運用監視
  • サーバーやネットワーク機器の監視とメンテナンスを行う
  • クラウドサービスの稼働状況を監視し、必要に応じてクラウド環境の設定変更やトラブルシューティングを行う
  • システムのパフォーマンスを監視し、問題が発生した際に対応する
顧客トレーニング
  • 顧客に対して製品の使い方や最適な使用方法を教える
  • 新しい機能やアップデートについてのトレーニングを提供する
インシデント管理
  • システムや製品の障害を記録し、管理する
  • 問題が解決されるまで、適切な対応を続ける
技術ドキュメント作成
  • マニュアルやFAQなどの技術ドキュメントを作成する
  • 顧客向けのサポート資料を更新し、管理する

人間関係は派遣先の会社によってまちまちです。
これまで2カ所に配属されましたが、どちらも良好な人間関係を築けて、派遣期間が終了する際は送別会を開いてくれました。

現在の派遣先はクラウドサービスの福岡事務所立ち上げメンバーとして、企画や営業まで携わっています。

転職後の一番の変化は、職場内のコミュニケーションでした。
前職では運送業ということもあり体育会系の人たちが多く、怒鳴りあいや、厳しく注意されることが日常茶飯事でした。
一方の今の会社では、怒鳴られることはまずありません。ですが、しつこく理論立てて責め立ててくるような陰湿な人たちは多いです。

わざと私に聞こえるような位置で悪口を言ってくる人もいて、あるとき「そんなところで言ってないで、直接私に言ってください」と伝えたらそれ以来言われなくなりました。

業務に慣れてきたのは、転職して半年ほどが経過してからです。
これまでは身体を使う仕事だったのが一気にパソコンメインの仕事に変わったため、はじめのうちはじっとしているのが苦痛でした。

客先常駐は1人ではなく、チーム体制で配属されます。
チームは配属先が変わるごとに解散してまた新しく編成しなおされるのですが、その際一緒に働く人には毎回恵まれており、仕事やプライベートの悩みも共有し合えています。

5その後、どうなったか。

30代までに、一つの職場で長く働ける会社に転職したい

イメージ図:派遣エンジニアとして働く男性

今回の転職で「エンジニア派遣」という働き方に変わりましたが、様々な環境を経験できて良い刺激になっています。

ですが、前職では「今の会社から早く去りたい」という想いが先行して、給料面しか見ずに転職先を決めてしまったことは大きな反省点でした。

今の雇用形態は「無期雇用派遣」といって、待遇は正社員と大きくは変わりませんがボーナスはなく、また派遣先にあわせて引っ越しもするのですが住宅手当もありません。

30代になるまでに、一つの職場で長く働ける会社に転職したいですね。
そのためにも、今のうちに色々な職場を経験して、自分に合った職場環境を見出していこうと考えています。

参考:無期雇用派遣と正社員の違い

項目 無期雇用派遣 正社員
契約先(雇用主) 派遣会社 直接雇用の企業
雇用期間 無期限 無期限
勤務場所 派遣先の企業 会社指定の事業所
職務の多様性 派遣先の業務内容に限定される 社内の異動や新しいプロジェクトへの参加
キャリアアップのしやすさ 職務上の昇格は正社員と比べて少ない 企業内での昇給・昇進あり

◇ ◇ ◇

思えば、転職する前はいつも、人間関係に怯えていました。
とにかく毎日が無事に過ごせるようにと、そのことだけを考えていました。
当然、「自分は何のために働いているのか」なんて考える余裕もありませんでした。

ですが今は、やりがいのある業務を任されて、生き生きと仕事ができています。

今後取り組んでいきたいことは、資格の取得です。
将来役に立ちそうな資格を、ジャンル問わずチャレンジしていきたいと考えています。
そう考えた理由は、何か判断を迫られた際に必要となるのは、経験と知識だと思ったからです。

経験は一足飛びでは得られませんので、地道に一つひとつ学んでいく必要があります。
ですが、知識は学んだ量がそのまま活きます。そして資格の取得は、知識獲得においてとても有効な手段だと考えています。

また、直近の営業所立ち上げ事業も、早く軌道に乗せたいですね。
現在は本社の社員からリモートでの指導を受けつつの業務ですが、ゆくゆくは派遣チームの私たちだけで主な業務を完結できるようにしたいです。

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