退職後・離職中から転職エージェントを利用する際の注意点・ポイント
[最終更新日]2024/09/18
現在離職中の人の中には、求職活動をどのように進めるべきか迷っている人もいるでしょう。
転職エージェントの活用を検討しているものの、離職中にエージェントに登録できるか確認しておきたいと感じている人もいるはずです。
目次
1)そもそも退職後・離職中に転職エージェントは利用できる?
退職後・離職中であっても、転職エージェントは利用できます。
転職エージェントはあくまでも人材と企業のマッチングサービスのため、求職者が在職中であることは必須の条件ではないためです。
ただし、退職後・離職中の人と在職中の人が、全く同じように転職エージェントを利用できるとは限りません。
離職中であることがマイナスの印象に働いてしまうことによって、紹介される求人が通常より限られてしまうケースも「全くないとは言い切れない」のが実情です。
退職後・離職中に転職エージェントを利用する際には、注意すべき点や利用時のポイントを押さえた上で活用していく必要があります。
2)退職後・離職中に転職エージェントを利用する際の注意点
退職理由をシビアに見られやすい
転職エージェントが企業に人材を紹介する際、対象となる人材のプロフィール等を伝えた上で推薦することになります。
この時、企業との間で質疑応答が行われるため、企業側にとって気になる点があれば質問される可能性は十分にあるでしょう。
求職者が現在離職中であれば、転職エージェントとしては求職者の状況を把握する必要があります。
転職エージェントに登録後、担当者から連絡を受けた際や面談時に退職理由を聞かれることもあります。
退職理由によっては応募先企業での選考に影響することも考えられるため、退職理由をシビアに見られやすい面があるのです。
ブランク期間が長いと「転職確度が低い」と評価されることも
離職期間によっては、転職エージェント側で「転職確度が低い」と判断することも考えられます。
一定期間職に就いていないということは、再就職への意欲があまり高くないか、もしくは求職活動が難航していることが想定されるからです。
転職エージェントとしては、転職確度が低い求職者よりも確度が高い求職者を優先的にサポートしたいと考えるのは自然なことです。
ブランク期間が長い場合は、なぜ無職期間が長引いているのかしっかりと説明できるようにしておくことが大切です。
具体的な対策については後ほど詳しく解説しますので、まずは「ブランク期間について説明が必要になることが想定される」という点を押さえておきましょう。
3)退職後・離職中に転職エージェントを利用する際のポイント
転職活動の流れ・準備すべきことをあらかじめ知っておく
転職活動にかかる期間の目安
転職先が決まるまでの期間は人によってまちまちですが、平均的には3ヵ月程度かかるといわれています。
1〜2週間で決まるケースは稀なので、そもそも時間がかかるものという意識で臨むことが大切です。
再就職先を早く確保したいあまり気持ちが焦ってしまい、安易に妥協しないよう注意してください。
入社後にミスマッチが発覚したり、自分にとってやりたい仕事ではないと感じたりするリスクが高まるからです。
退職してから3ヵ月目には、失業給付の対象にもなります。
失業給付の申請は必須ではないものの、求職活動が長期化する可能性があることも見据えて受給手続きを行っておくのも1つの考え方です。
転職活動の流れ
転職活動の全体像を把握しておくことも大切なポイントの1つです。
転職活動は、一般的に次の流れで進めます。
- STEP1 キャリアの棚卸し/自己分析
- STEP2 企業・業界研究
- STEP3 職務経歴書の作成
- STEP4 応募~面接(2~3回)・内定
- STEP5 入社
面接は複数回実施されるケースが多く、最終面接までの回数は企業によって異なります。
なお、転職エージェントを活用する場合、応募は転職エージェントを通じて行います。
転職エージェントによる推薦を応募先企業が受諾することが実質的な書類選考です。転職エージェント経由で応募した場合も、面接は複数回実施されるケースがほとんどです。
準備しておくべきこと
転職準備の段階で、自己分析や業界研究を行っておく必要があります。
また、応募先を選ぶ際には企業研究をすることも大切です。
志望動機や入社後に取り組みたいこと、今後のキャリアで実現したいことなど、面接で伝えるべきことはこの段階で考えておくのが望ましいでしょう。
転職準備はエージェントに相談しながら進めることもできますが、できる限りエージェント登録前に取り組んでおくことをおすすめします。
ある程度まで自分で考えておくことで、転職エージェントから有益なアドバイスを得やすくなるからです。
自力で転職準備を進めていることが伝われば、エージェントの担当者に転職意欲が伝わり、より熱心にサポートしてもらえる可能性もあります。
明確なキャリアプラン・転職理由を考えておく
転職準備と併せて考えておきたいこととして、キャリアプランと転職理由が挙げられます。
再就職後、直近でどのような仕事や働き方を実現したいかだけでなく、中長期的なキャリアの方向性を考えておくことが大切です。
人材を採用する企業は、採用するからには長年就業してもらうことを想定しているはずです。
長く続いていくキャリアをどのように築いていきたいのか、関心を寄せるのは自然なことでしょう。先々も見据えて再就職先を選んでいると伝えることが大切です。
また、キャリアプランから逆算していくことで転職理由や志望動機の軸が定まります。
応募書類や面接の場で伝える志望動機にも一貫性が生まれ、説得力が増すでしょう。転職準備の段階で、キャリアプラン・転職理由を明確化しておくことをおすすめします。
キャリアプランについて
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) | キャリアプラン (そのためにやるべきこと) | |
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1年後 |
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5年後 |
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10年後 |
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「キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
ブランク期間が長い場合は、納得できる説明を用意する
資格取得に向けた勉強が理由の場合
資格取得に向けて学習期間を確保していたことは、一見するとブランク期間の理由として問題がないように思えるかもしれません。
しかし、在職中に仕事と両立して資格取得を目指す人も少なくないことから、離職して学習期間を確保する必要があったことを理解してもらう必要があります。
具体的な勉強時間や合格までの期間など、ブランク期間中の過ごし方が伝わる回答を用意しましょう。
ブランク期間の説明例
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「前職では電化製品の販売員をしておりましたが、事業の仕組みづくりに興味がありコンサルタントに転身したいと考えるようになりました。
企業経営に関する体系的な知識を身につけるために中小企業診断士の資格を取得しておきたいと考え、半年間スクールに通って勉強に集中しました。
半年間のブランクとなりましたが、コンサルタントとして求められる知識を身につけるために必要な期間だったと考えております。
怪我や病気が理由の場合
怪我や病気は誰にでも起こり得ることなので、治療のためにブランク期間が生じるのは致し方ないことです。
ただし、ブランク期間が長い場合は支障なく仕事に復帰できるかどうか、通院などの必要があるのか、応募先企業は気にするでしょう。すでに完治している場合は、仕事に支障がないことを明確に伝えることが大切です。
ブランク期間の説明例
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3ヵ月前に交通事故に遭ってしまい、複雑骨折が完治するまで1ヵ月ほど入院しておりました。前職はスポーツインストラクターでしたが、以前のように体を動かすのは難しいと判断し退職させていただいた次第です。
現在はリハビリを終え、日常生活を問題なく送れています。もともと体力はあるほうですので、営業職として再スタートを切りたいと思い応募させていただきました。
親の介護が理由の場合
親の介護が理由で前職を退職したのであれば、自分自身が原因でブランク期間ができたわけではないため、気後れすることなく事情を説明しましょう。
注意点として、現在も介護の必要があるのか、離職中に知識やスキルが低下していないか、といった点を応募先企業は把握しておきたいはずです。
離職期間中もスキルの研鑽や情報収集に努めていたことをアピールするとよいでしょう。
ブランク期間の説明例
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父親の介護が常時必要な状況だったため、大変心残りでしたが前職は退職させていただきました。
先月、要介護3に認定され、介護施設に入居できることになりましたので、仕事に復帰したいと考えた次第です。介護期間中も時間を見つけてはマーケティングの最新動向を常々チェックしておりましたので、仕事に復帰しましたらマーケティング担当として即戦力になれると考えております。
求職活動が難航している場合
求職活動が長期化してしまい、ブランク期間が長引いている場合もあるでしょう。目安として、無職期間が3ヵ月を超えている場合は具体的な理由を聞かれる可能性があると考えてください。
従事したい職種や希望する仕事内容が明確で、求人が常に多数出ているとは限らない状況であれば、事情を理解してもらえる場合もあります。
単に求職活動が不振だったのではなく、こだわりと熱意を持って求職活動を続けてきたこと明確に伝えましょう。
ブランク期間の説明例
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前職では飲食店FCのSVを務めておりましたが、コロナ禍の影響で閉店が相次ぎ、前職の勤務先は倒産してしまいました。
コロナウイルスが5類に移行しましたので、再び店舗開発の仕事に携わりたいと考え、今回応募させていただいた次第です。
飲食店のSVにこだわって求職活動を続けてまいりましたので、再びSVとして働けるのを今から楽しみにしております。
転職エージェントの特性を理解しておく
退職後・離職中に転職エージェントを活用する際には、エージェントのビジネスモデルを把握しておくことも大切なポイントです。
転職エージェントは成功報酬型ビジネスのため、登録者の採用・入社が決まるまで企業から報酬が支払われません。
よって、転職成功確度が高いと思われる人材に対して、優先的に求人を紹介するケースもあります。
担当者との面談時には転職意欲を十分に伝え、優先度を上げてもらう必要があります。
希望する仕事内容や業種・職種を具体的に伝えるとともに、なぜその仕事に就きたいのか説明できるようにしておきましょう。
担当エージェントを「やる気」にさせるための具体的な行動例
- 登録時のレジュメ(または職歴書)は、丁寧かつ熱意をもって作成する
- エージェントに聞くべきことを知っておく。あわせてアドバイスを素直に受け入れる謙虚さを持つ
- コミュニケーションは「オープンマインド」で、率直な気持ち、想いを伝えていく
登録先の転職エージェントを選ぶ際の注意点
転職エージェントは一社だけに絞らず、複数社に登録しておいた方が転職成功の確度を高められます。
転職エージェントを最大限有効活用できるときとは、あなたが「この人は信頼できる」と心から思えるエージェントに出会えたときだからです。
また、複数のエージェントに登録していれば複数名のエージェントに担当してもらえて、異なる視点からアドバイスを受けられます。
各社が取り扱っている非公開求人もカバーしやすくなるため、希望条件に合った求人に出会う確率も高まるでしょう。
「優先して利用する転職エージェントを見極めたい」という際は、以下のポイントをチェックするとよいでしょう。
- こちらの話を親身に聴いてくれるか
- 求人紹介の際に、「なぜそれがおすすめか」について納得いく説明をしてくれるか
- 目指す業界・職種および企業について、詳しいか
ポイントは、「この人なら信頼して任せられる」と思えるかどうかです。
あまりきちんと考えて求人紹介していないと感じられた場合や、「こちらの希望する分野について、あまり詳しくなさそうだ」と感じられるようでしたら、他の転職エージェントにシフトしていくか、またはエージェントの担当変更を検討することをおすすめします。
4)退職後・離職中からの活動におすすめの転職エージェント
ワークポート
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「対面でのきめ細やかなサポート」と「転職決定率の高さ」が強み。未経験可の求人も多く、「新しい領域にチャレンジしたい!」という人におすすめです。
ワークポートは、国内に52の拠点を持つ運営20年の大手転職エージェントです。
ほぼ全ての業種・職種の求人に対応した大手エージェントのなかでもとりわけ拠点数が多く、対面でのきめ細やかなサポートができるのがワークポートの強みです。
同サービスの活用メリットは転職決定率の高さです。
サービスを利用した人たちの評判・口コミからは「求人紹介から企業との交渉まで積極的に動いてくれた」「企業とのミスマッチを最小限に抑えようと働きかけてくれた」といった感想が多く確認できます。
「退職後、いち早く次の職場を見つけたい」という人に向けては、ワークポートは丁寧かつスピーディーに支援してくれるはずです。
ワークポートの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 全都道府県 |
公開求人数 | 約11万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | ソフト開発・システムエンジニア系|クリエイティブ系|通信・インフラエンジニア系|ヘルプデスク・ユーザーサポート|研究・製品開発/品質・評価系|コンサルタント・プリセールス系|ゲーム制作関連|ものづくり系エンジニア|金融・保険・証券系|建設・土木・プラント・設備|不動産専門職|営業系|事務・管理系(総務・経理・財務・人事等)|経営企画・事業開発|マーケティング・プロモーション系など |
ワークポートの積極的な提案を最大限活用するには、初回面談時に希望する職種・働き方をしっかり伝えることです。事前にキャリアの棚卸しをしておくとスムーズでしょう。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年9月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という人は転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスを利用する、という使い方もできます。
また、dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
企業からのスカウト・オファー狙いの転職活動を予定している方、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について知りたい方は、dodaがよりおすすめでしょう。
dodaの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
他の転職エージェントでよく聞くような「『求人はありません』と断られる」というケースは、リクルートエージェントではほとんど聞きません。
担当アドバイザーも、これまでの事例をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で利用できる、職務経歴書の自動作成ツール「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約47万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としています。
「すぐに転職できると思って退職したが、思いのほか転職活動に苦戦している」という方は、頼ってみるとよいでしょう。
また、マイナビエージェントは業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。
業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人にも適しています。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.5万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
LHH転職エージェント
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営業、エンジニア、経理、人事等、専門領域のエージェントが担当に付き、非常に高精度な企業情報をシェアしてくれます。
LHH転職エージェントは、人材紹介会社のアデコが運営する転職エージェントサービスです。
日本国内のみならず世界60か国にも拠点を広げており、外資系・グローバル企業の求人も多数取り扱っています。
国内の拠点は東京・大阪・愛知の三か所になりますが、所属するエージェントはそれぞれ専門領域のエキスパートとして、転職活動を強力にサポートしてくれます。
とくに力を入れているのは、「転職者と企業のマッチング」。
これまで、「他の転職サービスでは、あまり自分に合った求人を紹介してもらえなかった」方は、LHH転職エージェントを試してみるとよいでしょう。
LHH転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.6万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業系|販売・サービス系|ファッション系|マーケティング系|クリエイティブ系|IT系|エンジニア(電気・電子・機械・化学・素材・食品・化粧品・プラント・インフラ・エネルギー)系|メディカル系|人事・労務系|総務・広報|法務・知財|経理・財務系|経営/事業企画系|コンサルタント系|内部統制・監督系|購買・物流・貿易系|金融系|建築・不動産系|事務系など |
豊富な求人を擁するLHH転職エージェントですが、領域によって担当エージェントの数はやや少なめです。レスポンスの遅れ等が気になる場合は、他の転職エージェントにも登録しておきましょう。
職種・業種等の「目指す分野」が定まっている人は、「特化型」の転職エージェントを
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特定の職種・業種に定めて転職活動をする方は、その分野に精通した「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェントでは、担当となるキャリアアドバイザーの方でその分野に精通していることが多く、業界や市場のトレンドについての情報提供やキャリアプラン・キャリアパスのアドバイスを受けやすくなります。
各分野別のおすすめ特化型転職エージェント
タイプ | 20代に特化 | 20代・若手 | 20代に特化 | 20代に特化 | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 | 障がい者 | 障がい者 |
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サービス名 | マイナビジョブ'20s | キャリアスタート | ハタラクティブ | キャリアパーク | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Japan | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 | LITALICO仕事ナビ | デイゴー求人ナビ |
メリット |
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公開求人数 | 約5,800件 | 非公開 | 約4,700件 | 非公開 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約14万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 | 約4,000件 | 約200件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | 営業職、管理部門、Webエンジニア、インフラエンジニア、販売・サービス | ◎全業種・職種 | 営業、販売、接客、施工管理、ITエンジニア | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 | デスクワーク | 事務・軽作業 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | ◎全都道府県 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | 東京・大阪近郊 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
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5)退職後・離職中の転職活動についてよくある質問(FAQ)
退職後・離職中でも転職エージェントは利用できますか?
退職後・離職中でも転職エージェントは利用可能です。ただし、離職中であることを理由に紹介可能な求人が限られてしまう可能性も否定できません。
ブランク期間ができた理由や転職意欲を明確に伝え、サポートの優先度を上げてもらうことが大切です。
退職後はハローワークに行ったほうがよいですか?
ハローワークは極力利用したほうがよいでしょう。
ハローワークを利用する目的には、求人紹介だけでなく失業手当の申請も含まれているからです。
申請手続きをしておくことで、離職後3ヵ月目から失業手当を受給できます。求職活動が長期化することも見越して、手続きを行っておくのがおすすめです。
また、ハローワークでは転職に関する相談に乗ってもらえたり、求人を自分で探したりできます。転職エージェントとハローワークを併用するのも1つの方法です。
ブランク期間が長い場合、理由をどのように説明したらいいですか?
ブランク期間が長期化している理由は、必ずしも前向きなものばかりとは限りません。
求職活動の難航など、ネガティブな理由であれば無理に取り繕うのではなく、意欲面をアピールするほうが得策でしょう。
たとえば、入社後に取り組みたいことや今後のキャリアプランを明確に伝えることで、入社後の活躍に期待を寄せてもらえる可能性があります。
採用するメリットがある人材と判断してもらえれば、ブランク期間の長さが不採用の決定打にはならない場合もあるのです。
再就職先がずっと決まらなかったとき、お金が無くなったらどうすればよいですか?
求職活動中にお金が無くなってしまうことへの不安のある方は、あらかじめ国のセーフティネットについて知っておくことをおすすめします。
具体的には、以下の3つの制度があります。
制度 | 説明 |
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失業保険(失業給付) | 会社を退職した後、再就職するまでの期間、安定した生活を送り1日でも早く再就職できるよう、手当を出して支援する制度。 |
求職者支援制度 | 離職中、かつ失業保険を受給できない方を対象に、月10万円の給付金を支給し、同時に再就職に役立つ職業訓練を無料で提供するという制度。 |
生活保護 | 何らかの事情で働くことが困難な方、収入が非常に低く最低限の生活を送るのが難しい方などのために、困窮の程度に応じて国が生活費などを支援する制度 |
なお、どの制度も給付金や支援金が受給されるための条件があります。
詳しくは、以下の記事をご参照ください。
再就職先がずっと決まらずにお金が無くなって生活維持が難しくなった場合、対策でまず挙げられるが上記のセーフティネットの活用です。
「その日のお金がないから」と安易に単発や日雇いのバイトを始めてしまうと、そもそもの転職活動にかけられる時間を費やしてしまい、結果的に苦しい時期が続いてしまうことになりかねません。
辛い状況ではありますが、中長期的な視点をもって、対策とスケジュール立てをするよう心がけましょう。
退職中および再就職したあとの住民税の扱いはどうなりますか?
住民税の納付方法は、「特別徴収」と「普通徴収」の2種類があります。
特別徴収は、勤めている会社の給与からあらかじめ天引きされて徴収される方法で、会社勤めをしていた人の多くがこのパターンに当てはまるでしょう。
一方の普通徴収は、本人が住民税を納税する方法です。お住まいの地域の役所から「納税通知書」が届きますので、その案内に沿って納税手続きを済ませます。
本設問の回答として、再就職先の会社が「特別徴収」であると想定すると、以下のとおりです。
- 離職中…住民税を自身で納付(自宅に納税通知書が届くので、それを処理する)
- 再就職後…特別徴収として、会社の給与から天引きされる(とくに手続きの必要なし)
ただし、住民税納付手段の変更手続きは年単位となっており、再就職する時期によっては入社後数ヵ月間、引き続きご自身で納付をする必要性があります。
入社時のオリエンテーションで、人事または総務の担当者に確認しておくとよいでしょう。
参考:
・「東京都主税局」個人住民税と特別徴収について
・「習志野市」特別徴収・普通徴収とは何ですか。
まとめ)退職後・離職中の転職エージェント利用は事前準備がポイント
退職後・離職中の求職活動にも、転職エージェントを利用することはできます。
一方で、ブランク期間によっては紹介可能な求人数に影響が及ぶ可能性もゼロではありません。
転職エージェントが成功報酬型ビジネスであることを念頭に置き、「サポートのしがいがある」「アドバイスを活かして転職に成功してくれそうだ」と担当者に感じ取ってもらうことが大切です。
今回紹介したポイントを参考に、しっかりと事前準備を行った上で転職エージェントを活用しましょう。
事前準備を入念に行った努力の痕跡は、転職エージェントの担当者にも必ず伝わるはずです。