30代前半の転職は大きなターニングポイント!転職成功のポイント3つ
[最終更新日]2024/08/04
「将来を見据えて転職したい」
そんな気持ちが芽生えるのも、社会人としての経験も知識も蓄え、将来を考える余裕の生まれた30代前半ならではと言えます。
社会人にとって30代前半の転職は、一つのタイミングであるとともに、人生においての「大きなターニングポイント」といえるでしょう。
そんな大事な時期だからこそ、きちんとポイントを見定めたうえで後悔のない転職をしたいものです。
目次
1)30代前半の転職は、企業からのニーズも高い
即戦力として企業からのニーズが高い30代前半
「30歳を過ぎると、転職がしづらくなってくるのでは?」
かつてはそのようなイメージが持たれていた時期もありました。
30代前半になると、社会人経験も10年ほどになり、第二新卒や20代とはちがい、働いてきた組織の「色」が付いていたり、社会人としてのものの見方や考え方が固まってきたりする時期と考えられていたためです。
しかし、近年では事実上65歳まで働けるようにもなり、30代前半であっても、向こう30余年の社会人人生が残っていることになります。
そのため、「若手」と「中堅」の境目にあたる年代と見なされ、20代で得た経験を武器に即戦力として活躍できる層であると、多くの企業が認識を新たにしているのです。つまり、30代前半の転職活動に年齢的なハンデは殆どありません。
以下のグラフをご覧ください。
こちらは年齢別の転職成功者の割合を示したものです。
20代に比べれば減少傾向は見られるものの、30代前半の割合もまた、高水準を保っていることがうかがえます。
また、即戦力とはいえ、30代前半の誰しもが管理職などマネジメントの経験が必須というわけではありません。
30代後半や40代となるとマネジメント経験を問われるケースも増えていきますが、30代前半ではリーダーやサブリーダーなど、マネジメントに準ずる経験であれば評価される可能性があるのです。
一方で、「未経験職種」への転職は30代前半がラストチャンス
一方で、30代前半の転職がぎりぎりのタイミングというケースもあります。それは、未経験職種に転職したい場合です。
20代の社会人が未経験職へ転職するのは、それほど難しくないと言われています。
それは、残された社会人生活の長さを考えたときに、転職先の企業が新たに研修を施し、育成していくだけの期間が十分にあると考えられるからです。
ところが、30代後半や40代となると、「ゼロから育成していく」というよりは「後進を育成・指導する」立場として活躍してもらいたいというニーズが高まります。
そのため、未経験の状態で入社し、仕事を覚えていくタイミングとしては30代前半がぎりぎりのタイミングと言えるのです。
もちろん、業種や職種によって未経験でも転職可能なタイミングは異なります。
たとえば建設業界やIT業界、介護福祉系の職種は人手不足が深刻化していることもあり、比較的高い年齢であっても未経験で転職可能な場合があります。
しかし一般的に、未経験職種への転職を検討している人は30代前半がラストチャンスとなるかもしれません。
「いつか転職したい」と考えているのであれば「今がそのタイミング」と捉え、その一歩を踏み出してみるのがよいのではないでしょうか。
2)30代前半の転職を成功させるために、意識したいポイント5つ
続いては、30代前半の転職活動を成功へと導くために意識しておきたいポイントをご紹介します。
ポイントは、以下の5つです。
30代前半の転職を成功するためのポイント5つ
各項目について、詳しく見ていきましょう。
「本当に転職が必要なのか?」を見直す
「転職をしたい」という想いは同じでも、その背景は人によって様々です。
次の表は、転職エージェントdodaが30代のビジネスパーソンを対象に行った「転職したいと思った理由」ランキングです。
順位 | 転職理由 | 割合 |
---|---|---|
1位 | 会社の将来性が不安 | 11.70% |
2位 | ほかにやりたい仕事がある | 11.50% |
3位 | 給与に不満がある | 7.70% |
4位 | 専門知識・技術力を習得したい | 5.40% |
5位 | 残業が多い/休日が少ない | 4.90% |
6位 | 幅広い経験・知識を積みたい | 3.90% |
7位 | Uターン・Iターンしたい | 3.30% |
8位 | 市場価値を上げたい | 2.70% |
9位 | 会社の評価方法に不満がある | 2.50% |
10位 | 業界の先行きが不安 | 2.50% |
このランキングから、「他にやりたいことがある」「経験を積みたい」などのポジティブな理由から、「会社の将来性への不安」や「給与への不満」などネガティブな理由まで、実に様々な思いを抱えながら転職を決意されていることが分かります。
ネガティブな理由に関しては、たしかに転職をすることで解消される可能性もあります。
しかしその逆に、転職後、新しい職場でさらに悪環境に陥ってしまう可能性も同様にしてあります。
30代前半の社会的需要が高まっているとはいえ、自分に合わない環境から逃れるため何度も転職を繰り返す「転職グセ」は、その後の経歴として残ってしまうため徐々に不利になってしまいます。
そういった事態はぜひとも避けたいものです。
そのためには転職活動を始める前に、今自分が置かれている状況が「本当に転職でしか解決できない問題か」を見極めておく必要があります。
「人間関係」や「仕事内容」といったネガティブ因子は、たとえば転職をせずとも「異動願い」などのかたちで同じ会社の違う環境で働けるといった可能性もあります。
「転職すれば必ず楽になる」と信じて行動してしまう前に、今一度、ご自身の置かれた状況をしっかり振り返ってみましょう。
「何を求めて転職するのか?」を考え優先順位を明確に
「転職をすべきか否か」の見極めができたら、次に行うべきは「転職においての譲れない条件の洗い出し」です。
具体的には希望条件に「優先順位」をつけると良いでしょう。
たとえば「年収を上げたい」「通勤は片道〇分以内がいい」「残業が少ない方がいい」「キャリアアップしやすい職場がいい」など、転職の際の希望条件が複数あったとします。
しかし実際には、それらすべての条件を満たせる企業を見つけるのはなかなか一筋縄ではいきません。こだわりを捨てられないばかりに、転職活動がどんどん長期化する恐れもあります。
転職活動においては、「絶対に手に入れたいもの」と「失っても構わないもの」の優劣をつけられているかが、成功の秘訣であると言っても過言ではありません。
希望条件に優先度をつけ、それが適う職場を探したり対策を立てた方が、はるかにスムーズに転職を進められるでしょう。
転職の優先順位の定め方
転職の優先順位を決めることに難しさを感じる人は、以下の流れに沿って考えをまとめていくと良いでしょう。
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸(=最優先すべきこと)」とする
それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そして、これらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になるのです。
キャリアプランをしっかり描いてから、転職活動を行おう
希望条件に優先度をつけたことによって、転職活動の方針も見えやすくなったと思います。
次に意識したいのが、「将来のキャリアプラン」をしっかりと描くこと。転職活動における「軸」の部分になります。
転職した先で「5年後、10年後にどのような働き方ができているか」「その仕事を通じて何が得られそうか」を思い描くことで、自ずと今足りていないものや、そこに至るまでに準備しておくべきことが明確になります。
自分自身を客観視し、「理想のキャリアを歩んでいる自分」を定めておくことで、転職活動自体も「そのキャリアへ近づけるための活動」となり、スムーズに進められるのです。
また、30代前半は仕事だけでなくプライベートにおいても結婚や出産・育児など大きな変化が訪れやすい時期です。
それに伴い「仕事と家庭を両立する生活」を理想とするならば、「定時に帰れる」「福利厚生などの手当が充実している」などの企業を選ぶという目標が生まれます。
仕事でもプライベートでも「なりたい人生を歩めているか」を見据えたキャリアプランを定めておくことで、前向きに転職活動に臨めます。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、転職でも迷いのない判断をしやすくなります。
将来のイメージを描く際は、ギャップ・アプローチだけでなく、ポジティブ・アプローチも意識して
転職を始めるにあたって、「希望の職種に必要なスキルがすべて備わっている」というような完璧な状態でのぞめる人はほとんどいません。
「自分の強みは認識しているが、希望職種に必須なスキルについては十分な自信がない」といった状態が大半でしょう。
そんな時、自分に足りないものは何かを考え、そこを埋めようとする方法を「ギャップ・アプローチ」と言います。
既に自分の課題が明確になっている場合、このギャップ・アプローチがポジティブに機能することもありますが、転職活動で必要となるスキルや経験は一朝一夕に身につくものではありませんので、「自分には〇〇が足りない」「〇〇が身につくまで転職できない」といったネガティブな方向へ向かってしまうリスクもあります。
そこで意識したいのが、自身の強みを最大化し、理想とする方向へと能力全体を底上げしていく「ポジティブ・アプローチ」で転職活動にのぞむことです。
自身の足りない部分にこだわるのではなく、今持っている能力やスキル、経験を肯定して最大限にアプローチをしていく。そうすることで、自然と企業からの評価も高くなり、好条件で転職が決まるといった可能性も出てくるのです。
ポジティブ・アプローチへの意識は、どうやったら高まる?
補足しておくと、「ギャップ・アプローチよりもポジティブ・アプローチの方が大事」ということではなく、どちらも大切なものです。
ただし、ストレスフルな環境においては人はギャップ・アプローチの意識に寄りやすく、ポジティブ・アプローチへの意識が弱まるといいます。
両者のアプローチの違いを表わしたのが、以下の図になります。
ギャップ・アプローチは「問題(ギャップ)の発見」からスタートするのに対して、ポジティブ・アプローチは「(自身の)強み・価値の発見」からスタートします。
もし今、転職活動において「ポジティブ・アプローチになれない」と感じているとしたら、自分の強み・価値への意識が薄まっている可能性があります。
これからのキャリアを築く礎となる自身の強みや情熱をかけられるものは何かを、いちど自問しておくと良いでしょう。
そして、そのうえで更なる成長をするために何をすると良いのか、どんな未来を描きたいかを考えていきます。
ただし、ポジティブ・アプローチに意識が寄りすぎてしまうと、今度は現実的な問題に対しての働きかけが弱まってしまうことがあります。
ギャップ・アプローチとポジティブ・アプローチの両方をバランスよく取り組めるよう、適宜自身の状態を振り返って確認すると良いでしょう。
転職サービスはなるべく2社以上に登録を
30代の転職では、「転職エージェント」のサービスを利用することがおすすめです。
転職エージェントは、私たち転職者に対して求人の紹介だけでなく、今後のキャリアについてのアドバイスや、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。
転職エージェントを利用する際に意識しておきたいのが、「2社以上」に登録することです。
社会的ニーズの高い30代前半の人であれば、転職エージェントに登録した時点で企業からのスカウトやエージェントからの企業紹介を複数受けることもあるはずです。
そうすると「これだけ紹介してもらえれば十分」と安心してしまいがちです。
しかし、転職エージェントには各社の強みがあり、ある転職サービスでしか見つからない非公開求人を見逃してしまう恐れもあるのです。
今、あなたが登録を検討しているサービス以外で、中にはあなたにとって他のどの求人よりも魅力的なものがあるかもしれません。
その際は、複数の転職エージェントを活用することで各社の強みに相乗効果が起こり、希望条件に合った求人情報をできるだけ漏れなく収集することが期待できるのです。
また、複数の転職エージェントに登録することは、「転職活動を円滑に行う」うえでも効果を発揮しやすくなります。
参考:転職活動を円滑に行うための、転職エージェント活用法
転職エージェントを有効活用していくうえで意識したいポイントは、以下の3点です。
- Point1 30代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 担当アドバイザーとのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は、就職活動を成功に導くためにとても重要です。
担当するキャリアアドバイザーによっては、あなたの望む方面での知識が十分でなかったり、相性などの不一致から活動を進めにくくなるといった問題が出てくる可能性もあるからです。
はじめに複数の転職エージェントに登録しておくことで、「自分に合ったサービス、および担当アドバイザー」を早めに見出し、円滑に就職活動を進めていけるのです。
自分に合う担当アドバイザーを見つけるには、以下のポイントについて確認すると良いでしょう。
- 「親身に相談に乗ってくれるか」
- 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
- 「紹介・連絡のペースは適切か」
以上のような点を確認することで、あなたにマッチする担当(サービス)かの判断がつきやすくなります。
3)30代前半の転職におすすめの転職エージェント
30代前半の転職は引く手数多だからこそ、転職サービスをフル活用して後悔のない選択をすることが大切です。
ただし、この年代を対象としている転職サービスは数多く存在するため、どれに登録したらいいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
転職サービスは新卒採用のときと比べ、各社で特徴や強みが大きく異なりますので、自身が転職先に求めることや転職活動の目標として掲げていることに合わせて選ぶようにしましょう。
ここでご紹介する8社のエージェントサービスは、いずれも対応エリア求人数ともに幅広いサポートを行っているため、「どのエージェントを利用すべきか」悩んだときは、まず登録しておいて間違いありません。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
dodaの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
dodaの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約25万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。
リクルートエージェントの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに30代における転職に有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
職務経歴書エディタ | テンプレートや入力例に沿って、職務経歴書を半自動で作成できるサービス。作成後にWordファイルにダウンロードして利用することも可能。 |
面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2022年3月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約43万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
サポート対応地域は全国で、地域ごとに専門のアドバイザーが対応しています。
マイナビエージェントの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい人に適しています。
引用元:マイナビエージェント公式サイト
また、大企業だけでなく中小企業の求人も豊富に保有しているため、企業規模に関わらず自分の希望に合った会社を探している人に向いています。
一般的に、大手転職エージェントのサポートは「3ヵ月間」などの期限が設けられています。
一方、マイナビエージェントでは期間の制限はなく、「無期限」でサポートを提供してくれます。「思いのほか活動期間が長引いてしまった…」とった場合も、マイナビエージェントであればサポートを継続してもらえるのです。
期間を定めることなく、かつ転職者の経歴と想いに合った転職先を紹介していくマイナビエージェントのスタイルは、「内定率のアップ」や「納得できる転職の実現」に大きく寄与しています。
実際にマイナビエージェントを利用して転職に成功した人は、入社後にミスマッチを感じることも少ない傾向があります。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約5.7万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
type転職エージェント
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東京・神奈川・千葉・埼玉をメインに、20代~30代の若手社会人を対象に転職支援をするエージェント。マッチング度の高い求人紹介が評判です。
type転職エージェントは株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。同社の創業は1993年と、人材事業としては老舗の部類に入る企業として知られています。
長年にわたり人材サービスを提供してきた実績は、転職支援実績の豊富さや企業との信頼関係の強さとなって表れています。実際、type転職エージェントを活用して転職に成功した人の71%が年収アップを実現しているのです。
また、ひとりひとりの経歴と志向に合わせてのサポート・アドバイスが得意という評価が多く、とくにIT業界への転職支援を強みとしています。
東京・神奈川・千葉・埼玉で、転職によって年収アップを図りたい人、「自分のこれからのキャリアについて相談したい」という人は、type転職エージェントのサービスがフィットしやすいでしょう。
type転職エージェントの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
type転職エージェントでは、面接対策をした場合としなかった場合とでは、対策をした方がおよそ12%通過率が高くなるというデータが出ています(※公式サイトより)。
これは老舗ならではの企業とのパイプが太いことと、転職者とのヒアリングや面接対策を丁寧に行うことによって、転職者と企業とのミスマッチを防げている結果と言ってよいでしょう。
「他の転職サービスではあまり良いアドバイスがもらえなかった」という人も、type転職エージェントを試してみると良いかもしれません。
type転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
公開求人数 | 約1.0万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | システムエンジニア(IT・通信・ソフトウェア)|営業|Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム)|専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)|技術職(電気・電子・機械・自動車・半導体)など |
type転職エージェントはIT・Web関連の求人紹介に強みがあります。一方で、他の業種はやや少なめです。紹介求人が少ないと感じる場合はdoda・リクルートエージェントにも併せて登録しておくと安心でしょう。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のミドル・ハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してもらえます。
JACリクルートメントの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
高年収帯の求人や、重要なポジションを募集する求人を探している人にとって、登録を検討する有力な理由となるはずです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。
つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能です。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.3万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
リクルートダイレクトスカウト
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「実績豊富なヘッドハンターに出会いたい」ならココ!企業・ヘッドハンターからのスカウトが届く転職サイトです。
リクルートダイレクトスカウトは、転職大手「リクルート」が運営するヘッドハンティング型の転職サイトです。
年収600万円以上のミドル・ハイクラス層を対象とした求人を紹介しており、企業やヘッドハンターからの直接スカウトも多いです。
リクルートダイレクトスカウトの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
リクルートダイレクトスカウトでは「転職者がヘッドハンターを選ぶ」という逆指名制を採用しているのが大きな特徴です。
自分が希望する業種・職種に関する知識が豊富か、優れた転職支援実績があるか、といった点を見極めるために、ヘッドハンターのプロフィールを閲覧できます。
優秀なヘッドハンターを見つけたら、転職者のほうからヘッドハンターを選んで求人紹介を依頼できるのです。
また、ヘッドハンターは複数名を同時に指名することも可能です。
リクルートダイレクトスカウトの特徴
特徴 |
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 経営ボード|経営企画・事業企画|管理|人事|マーケティング|広告|マスコミ・メディア・出版|クリエイティブ|営業|サービス|コンサルタント|ITコンサルタント|専門職(公認会計士、司法書士など、その他)|IT技術職|Webサービス・制作など |
公開求人数 | 約25万件(2024年8月現在) |
良質なスカウトをゲットする際は、登録時に記入するレジュメを充実させることが重要です。「アピールできる経歴が思いつかない」という人は事前に事前にキャリアの棚卸しをしておきましょう。
doda X
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年収800万円以上の企業からのスカウトが多く届く転職サイト。ヘッドハンターからのサポートも受けられます!
doda Xは、「キャリアに戦略を。」をキーワードにハイクラス人材に向けた支援をするヘッドハンティング型の転職サービスです。
doda Xに登録すると、ヘッドハンターがあなたの経歴と希望に合わせて厳選スカウト求人を提案してくれます。
紹介される求人の多くは、年収800万円以上の企業経営戦略や事業戦略に直結する重要なポジションのものが殆ど。
今よりさらに活躍できるフィールドで働きたいという人にマッチしやすいサービスでしょう。
doda Xに在籍するヘッドハンターは約6,300名(2024年8月時点)。レジュメの効果的な見せ方や面接対策などの転職サポートもしっかりサポートしてくれます。
doda Xの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
doda Xはヘッドハンターのサポートを受ける「ヘッドハンティングサービス」と、自分で求人を探して応募する「求人紹介サービス」の両方を利用できます。
ヘッドハンターからの提案をメインとする「じっくり、待ちのスタイル」で転職活動をしたい人はヘッドハンティングサービスを、積極的に求人を検索して企業にアプローチしたい人は求人紹介サービスを利用すると良いでしょう。
doda Xは幅広い職種の求人を扱っていますが、特に多いのがIT・通信、インターネット・広告・メディア、メーカー(機械・電気)です。
これらの業種でより責任あるポジションにチャレンジしたい人におすすめです。
doda Xの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・埼玉・神奈川・愛知・静岡・大阪・京都・兵庫・広島 |
公開求人数 | 約5.7万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 事業企画・経営企画|営業|IT・Webエンジニア|経理・財務・人事・法務|マーケティング・販促・商品開発|技術職(機械・電気)|コンサルタント|金融系専門職|医療専門職|技術職(化学・食品系)|技術・専門職(建設・不動産系)|クリエイター・クリエイティブ職|サービス系(店舗管理・運営管理)|技術職(組み込みソフトウェア)|SCM・物流・購買系など |
doda Xでは登録後に職種別の経歴書のサンプルも入手できます。doda専属のキャリアカウンセラーのサポートを合わせて利用すれば、書類作成の準備は万全でしょう!
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、利用者の年収アップ率61.7%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。
サポート対応地域は全国、かつ全都道府県に支店があります。対面での相談もしやすいエージェントです。
パソナキャリアの活用メリットと30代前半転職者へのおすすめポイント
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、エージェントの企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取っていることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
そうした背景もあり、パソナキャリア利用者の67.1%が内定後の年収アップに成功しているといいます(※公式サイトより)。
引用元:パソナキャリア公式サイト
履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、さらには自己分析やキャリアの棚卸しについても、キャリアアドバイザーが親身になって二人三脚で取り組んでくれるので、「転職活動をひとりで進めるのは不安…」という人には特に心強いパートナーとなるでしょう。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.7万件(2024年8月現在) |
公開求人数とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を整理しておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
まとめ)30代前半は需要が高い年代。だからこそ、転職の目的をしっかり持とう
30代前半の転職は、上の世代の転職希望者と比べると、転職に成功しやすい年代と言えます。
しかし、人材としての需要が高いことと、自分自身にとっての転職成功へと漕ぎ着けられることとは必ずしもイコールではありません。
転職しやすい年代だからこそ、自分はなぜ転職するのか、転職先に何を求めているのか、今後のキャリアで何を実現したいのか、といった自分の中での「軸」をしっかりと持っておくことがよりよい転職へのカギとなります。