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30代の「仕事辞めたい・会社辞めたい」悩みはどう解決する?疲れたときの理由別対策まとめ

[最終更新日]2024/07/21

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30代の「仕事辞めたい…」悩みはどう解決する?理由別の対策まとめ

仕事を辞めたい」「今の会社で働き続けるべきかどうか」で悩む30代の人は多いでしょう。

30代は、これからのキャリアを定めておくうえでとても重要な時期でもあります。
それゆえに、判断が難しく感じてしまうこともあるかもしれません。

目次

はじめに、30代の方で「会社・仕事を辞めたい」と思う理由で多いものを見てみましょう。

※ 当サイト「みんなの転職体験談」に投稿いただいた30代の方の転職エピソード222件をもとに集計

30代は仕事を辞めたい理由・転職したい理由に多様性が出やすいため、まずは理由を明確にしたうえでの対策立てが大切です。

ここからは、それぞれの悩みの理由の詳細と、取るべき対策方針を整理していきます。
気になるところからチェックしてみてください。

職場の人間関係や労働環境のストレス

──だけど、それ以外に転職する理由がない…

(人間関係、残業、ストレス。辞めたいけど…踏み切れない) 辞めるという決断より具体的に何を断ち切ろうとしているのか?→その結果、新たにどんあ繋がりを得たいかをイメージする

直属の女上司に、ことあるごとに嫌がらせを受けました。

挨拶の声が小さすぎるんじゃない?」「その服装、ちょっと派手すぎるわよ」「今日も残業? あなた友達いないの?

そんなひと言ひと言が、澱のように心の中に溜まっていき、私は次第にやる気を無くしていきました。

いるか さん(女性 36歳 東京都)の転職体験談より抜粋

とにかく、とても忙しい会社でした。毎日終電まで働き、土日に仕事が入ることも多く、ですが残業代や休日出勤手当は付きませんでした。

仕事帰り、地元の駅に着くときには大体深夜1時ごろで。
「もう這って歩こうか?」と思うくらい疲れてて。ふと見ると、真っ暗なロータリーに仄かなラーメン屋の灯りがあるんですね。そしてラーメン屋に入ると、こってりした豚骨の香ばしいかおりが…。

そんな忙しい日々と、そして毎日終電帰りにラーメン屋に立ち寄るのが日課となって、私は2年間でめっきり老け込み、さらには体重が20kg増えました。

おじりん さん(男性 35歳 東京都)の転職体験談より抜粋

30代の「今の会社を辞めよう」考える理由でいちばん多いのが、職場の人間関係
続いて多いのが、「残業時間の多さ」などの労働環境への不満・ストレスです。

これら理由で転職を始める人は少なくありませんが、一方で「でも、本当にその理由だけで転職していいのだろうか」「転職して、もっと過酷な環境に入ってしまうリスクはないだろうか」という不安を持つ人も多いはずです。

こうした辞めたい理由を持ちながら、転職を踏み切れない場合はどうすればよいのでしょうか。

人間関係や労働環境を理由に「仕事辞めたい」と思った時の対策は

職場の人間関係や労働環境のストレスで悩むときとは、決断できないことへの苦しみがあるときでしょう。

「決断」とは単に何かを選んだり決めたりする行為ではありません。
「断」という文字が含まれる通り、過去からの繋がり(またはしがらみ)を断ち切ることも意味します。

断ち切る対象とは人だけではなく、職場や仕事内容といった環境や、特定領域の知識・経験も含まれます。
そして、人は無意識のうちに繋がり続けることを求め、同様に断つことを恐れるものです。

一方で、いちど断った繋がりの断面は、新たな繋がりを生む苗床になります。それは繋がりの新陳代謝であり、私たちが成長していくうえでも必要な要素でしょう。

人間関係や労働環境を理由に「仕事辞めたい」と思った時は、「新たにどんな繋がりを得たいかをイメージすること」、そして「必要以上に断ち切りすぎない」を踏まえておくことが大切です。

そのうえで、以下の行動を意識してみてください。きっと、道は開けるはずです。
※各項目をクリックすると、説明箇所にジャンプします。

仕事が合わない・上司に評価されない

──でも、新しい環境でやれる自信もない…

(合わない 評価されない このままの働き方でいいのかな…) 転職するしないの判断の前にキャリアの棚卸をする→これまでの業務を振り返ることで「自分に合う働き方」が明確になる

新卒で入った会社だったんですが、6年間勤めて段々と「これから先」が見えなくなってきていて。

更にスキルアップしたくてもその機会はなく、段々と業務内容自体についても(これが私のやりたかったことだったのだろうか)と悩むようになりました。

じゅん子さん さん(女性 30歳 東京都)の転職体験談より抜粋

──夜の22時頃、私は、一息つこうと思い、自動販売機で缶コーヒーを買いました。そして、缶コーヒーを飲む前に強く振って、蓋を開けました。

ところが、なぜか無意識のうちにもう一度缶コーヒー思いっきり振ってしまったのです。

当然のように、缶コーヒーから中身が勢いよく噴出しました。コーヒーの飛沫は、お客様から預かった書類や、翌日にお客様に提出する予定の印刷物まで飛び散って…。

そんな惨状を、私は茫然と眺めながら、ふと(ああ、自分は壊れてしまっている)と感じました。

イントロデューサ さん(男性 40歳 東京都)の転職体験談より抜粋

30代は20代と比べて「仕事とはどういうものか」「この業界にはどんな特徴や傾向があるか」への理解が深まっているものです。

ですがその理解の深まりと同時に、「自分は今の仕事に合っているのだろうか?」「このままの働き方を続けていいのだろうか?」という疑問や不安も抱きやすくなります。

こうした問題意識は誰しもが多少なりとも抱えるものですが、それが大きくなってしまった場合は要注意でしょう。
そのままにして更に疑問や不安が大きくなると自己肯定感が低減して、目の前の仕事へのパフォーマンスにも影響が出てしまう可能性もあるからです。

仕事への不向きや評価の低さを理由に「仕事辞めたい」と思った時の対策は

転職するしないの判断の前に、「このままの働き方でいいのか」についていちどじっくり考えた方がよいでしょう。

まず行ってほしいことは、「キャリアの棚卸し」です。

キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」をいいます。
自身のキャリアの適性の再確認と、今後目指すべき方向性を定めるために行います。

キャリアの棚卸しは、以下のように時系列ごとに携わった仕事内容・役割、学べたこと・身に付いたことなどをまとめていきます。

キャリアの棚卸し作成表の例

※これからキャリアの棚卸しを作成する方は、よろしければ「キャリアの棚卸し作成表」ファイルをダウンロードしてお使いください。

キャリアの棚卸し作成表の例
期間 2003年4月~2010年9月 2010年10月~2015年3月 2015年4月~現在
業界・職務
  • 教育研修会社の営業職
  • インターネットサービス会社のディレクター
  • インターネットサービス会社のプロデューサ
仕事内容・役割
  • 企業への研修提案営業
  • 研修コンテンツの企画
  • 自社Webサイトの運用
  • Webサービスの企画立案
  • プロジェクトマネジメント
学べたこと・
身に付いたこと
  • スキル・経験:法人営業/企画提案/プレゼン/発論理的思考/調整力・ディレクション
  • 知識:人材開発/組織論・組織開発
  • スキル・経験:Webディレクション/コンテンツ開発/スケジュール管理
  • 知識:SEO/Webマーケティング/Web解析・マーケティング
  • スキル・経験:Webプロデュース/サービス企画立案/予算管理
  • 知識:Webマーケティング/コンテンツ企画開発/事業計画
とくに意識して
取り組めたこと
  • 企業との信頼構築
  • サービス提供の顧客満足
  • サービスのアクセス数・売上
  • サービス品質・リピート率
  • サービスの中長期的な売上
  • サービス品質・ブランディング
情熱を掲げられたこと
  • 企画書の作成
  • 研修コンテンツ企画開発
    →ゼロからアイデアを築くこと
  • より良いコンテンツ企画
  • 運用の効率化とチーム内のモチベーション管理
    →メンバーと協働で企画業務を進めていくこと
  • 事業運営ノウハウの蓄積
  • 人材の評価・育成
    →より中長期的な成長・発展へのモチベーション
失敗したこと
  • 研修講師とのリレーション
  • 上長との進捗共有
  • 業務の優先度整理
  • ターゲットニーズの見極め
  • サービス撤退の見極め
失敗からの教訓・
学んだこと
  • 全体を俯瞰する視点
  • 調整力・ディレクションの大切さ
  • 業務遂行力の大切さ
  • Webサービスのターゲティングノウハウ
  • コスト管理、リスクヘッジの大切さ

※横にスクロールして右側の情報を確認できます。

キャリアの棚卸しをやる際のポイントは、これまでの業務を一つずつ、丁寧に振り返ることです。

たとえ今の仕事が合っていないと感じていたとしても、「この期間があったから、自分はこんなことを学べたのかもしれない」という風に考えて、これまでの軌跡ひとつひとつに光を照らしていくように、振り返ってみてください。
「あなたに合う働き方」のイメージがより明確になるはずです。

そのうえで転職への意思が高まるようでしたら、あわせて以下の対策についても進めてみるとよいでしょう。

これらの対策は30代転職のミスマッチのリスクを軽減し、満足いく転職やキャリアチェンジに働きかけてくれるでしょう。

もっと年収を上げたい・待遇をよくしたい

より良い条件で働ける企業の探し方は?

(年収上げたい 待遇 もっと活躍できる場所があるかも…) 30代の年収アップ転職は早いうちにチャレンジした方がよい→年収アップを目指すのなら、そのための準備・対策が必要になる

会社の給与水準は、リーダーで550万円、マネージャーでも600〜650万円。
まあ、平均からすると給与水準は高い方だとは思いますが、それ以上の給与レンジはきちんと用意されていないようで、大きな夢を描きにくいと感じるようになりました。

また、組織が大きくなるにあたって、段々とインセンティブやボーナスも少なくなったり、または据え置きになったりと、「踊り場感」も強かったです。

ゆうたなが さん(男性 33歳 東京都)の転職体験談より抜粋

30代になってからは、段々と「先が見えている」感が強まっていって。──年収や、やること、そしてスキルアップまでも。

安定感はありました。でも、「ガンガン行こう」と思っても、それができない。
そもそも私はガンガン行こうと思って、当時の職場に転職していたのです。

企画を創って、新しいシステム創って、効率化して──そのサイクルを、もっともっと活性化していきたかった。

セバスチャン さん(男性 39歳 東京都)の転職体験談より抜粋

一般的に、30代は年収アップがされやすい時期です。
ただし、これはあくまで平均の話ですので、関わる業種や所属する企業によって思うような年収アップを果たせない人もいるでしょう。

また、40代以降になると相応の実績・スキルのある人以外は転職直後に年収アップするケースは少なくなります。
自分がもっと活躍できる領域・職場があるはず」と思えるのなら、30代の年収アップ転職は早いうちにチャレンジした方がよいでしょう。

年収や待遇の改善を理由に「仕事辞めたい」と思った時の対策は

注意すべきは、30代の転職で年収アップするケースは「それほど多い訳ではない」という事実です。

以下は、「みんなの転職「体験談」。」に転職エピソードを提供いただいた30代180名の転職後の年収変化についてまとめたグラフです(※2017年3月~2021年2月までのもの)。

30代の正社員転職における、年収変化の割合

30代の転職において、年収アップした人の割合は55.2%でした。
若干は年収ダウンした割合よりも高いですですが、「30代の転職は、高い確率で年収アップする」とまでは言い切れないことがわかります。

ちなみに、この結果では「同業種・異業種どちらへの転職か」などの相関関係はありませんでした。

つまり、30代の転職で年収アップを目指す際も相応の準備・対策が必要になるということです。
具体的には、以下の取り組みは必ず行っておくべきでしょう。

生活環境をよくしたい・家庭、プライベートを大事にしたい

仕事も大事。プライベートも大事。

(家庭、プライベート。プライベートを充実させたい) ライフプランを立てて、目指す生活の実現に向けた働き方・収入を明確にする→転職活動における希望条件もよりはっきりする

調剤薬局の仕事でしたので、土日も勤務です。友人の休日が土日なので、友人と会うことは殆どありません。

そして結婚してからは、家族である夫ともすれ違ってばかりの毎日。
今後、子供を持つことを考えたりすると、今の生活に不満を覚えるようになったのです。

夫は「今のままでもいいよ」とは言ってくれたのですが、私のほうはだんだんと我慢できなくなりました。

のんこ さん(女性 30歳 広島県)の転職体験談より抜粋

ほとんど働いていない上司・先輩もいる中、(なんで俺だけこんな高い売上目標がついているんだ?)といつも疑問に感じていました。

平日だけでは仕事が終わらないので土日も働いていて。会社では「土日の出勤は申請しない」という風土があったので、無給で働きました。

相談できる相手はおらず、部署内は私以外全員年次が上のため、ちょっとした愚痴や文句も言えない状況でした。

そして、さらに最悪なのは、得意先との飲み会、ゴルフが定期的にあり、それは全部「自腹」で払うように強制されていたことです。給料も高いとは言えないので、こんなことをしていては、もちろん貯金なんてできませんでした。

なべ さん(男性 30歳 群馬県)の転職体験談より抜粋

ある程度の蓄えがあり、かつ転職後の収入も一定を見込めるのなら「家庭・プライベート重視」の転職の選択肢はありでしょう。

人の生活に対する満足度は、とくに「生活の楽しさ・面白さ」、「家計・資産の安定」、そして「ワークライフバランスの改善」からの影響で高まりやすいといいます(※1)。

生活満足度に影響を与える主な要素…特に影響の大きい要素は、「生活の楽しさ・面白さ」、「家計・資産」、「ワークライフバランス」、「健康状態」

また、2021年の内閣府による満足度・生活の質に関する調査では、仕事時間や通勤時間が減少した人、新たに運動を開始した人、新しく趣味や生きがいができた人に特に満足度が高まる傾向があるとまとめています(※2)。

※1・2 ともに2021年 内閣府「満足度・生活の質に関する調査報告書2021」の内容を参考

「生活の楽しさ・面白さ」のなかに仕事も含まれる方もいるでしょうが、「プライベートでこそ楽しさや幸せを感じていたい」と考える人も多いでしょう。
その際に「今後の人生の満足度を高めるために、転職活動をする」という選択を考えることは、充分に意義があるはずです。

生活環境やプライベートの充実を理由に「仕事辞めたい」と思った時の対策は

生活環境やプライベートの充実を理由に「仕事を辞めたい」と思った時は、いちどライフプランを立ててみることをおすすめします。

ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。

具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。

ライフプランの作り方 Step1  目標を立てる 「実現したいこと」の洗い出し 自家用車や持ち家の購入、海外旅行、子どもの大学進学等、これから先の人生で「実現したいこと」をリストアップします。 STEP2 スケジュールを立てる 「いつまでに実現したいか」を 考える STEP1で出したリスト項目それぞれについて、「何年後に実現したいか(またはすべきか)の時期・スケジュールを考えます。 STEP3 「どのくらいの金額が必要か」を出す 実現したいことそれぞれにどのくらいのお金が必要か、またお金を積み立てていくとして毎月どのくらいの金額があると良いかを算出します。 STEP4 毎月の収支イメージ・生活様式を新たにする STEP3で算出した金額を毎月の支出に落とし込みます。その後、その支出を継続するうえで現実的な生活プランを建てます。 □ライフプランの例: 海外旅行(2年に1度)・マイカー購入・マイホーム購入(頭金)・子どもの大学費・老後を楽しむ為の資金 それらすべて毎月の積立額にした場合の合計:24万円

上記図の例では、今後の主な支出として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを貯蓄でまかなうとしたら毎月24万円の積立が必要となることが分かります。
(※ すでに貯蓄がある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)

今回のケースでライフプランを立てる目的は、「目指す生活の実現に向けて、どのような働き方がよくて、かつどれだけの収入があるといいか」を明確にすることです。
それにより、転職活動における希望条件もよりはっきりするでしょう。

そのうえで、目指す転職を実現するために以下の取り組みを行ってください。

ここからは、30代の「仕事辞めたい」を解決して、より良い転職活動へと意思を固めるための取り組みを説明します。

  • まずは今の環境を整理してみよう
  • 「将来はこんな働き方をしたい」というキャリアプランを立てる
  • 「仕事辞めたい」理由を「転職したい」理由に変換する

まずは今の環境を整理してみよう

まずは今の環境を整理してみる ●志向が過去・現在に留まっていると行動に移せない。 ●現状を整理して考えることで適切な判断を持ちやすくなる

私たちが「仕事辞めたい」という意識が強くありつつも具体的な行動に移せない時、思考が「過去・現在」に留まっている(執着している)ことが多いです。

その際は、まず今の環境を整理しておくことで、適切な判断を持ちやすくなるでしょう。

現状の環境を整理する思考法は様々ありますが、「具体的な方法を知りたい」という人は以下の「未来の4つの視点分析」を試してみてください。

「4つの視点分析」で今の環境を整理する

①今の仕事はどんな状況か ②その状況は、あなたにどのような影響を与えているか ③これから何が起きる? ④そのために、自分はどうしたい?

「4つの視点分析」とは、自身の過去と未来を、表層と深堀りに分けて整理する思考法です。
①→②→③→④の順番で、考えていきます。

たとえば、現在事務職で働いており、「最近新しい知識・スキルが獲得できていない」という課題感を持っている人は、以下のようにまとめることができるでしょう。

①今の仕事はどんな状況か ・製造業の事務職として5年勤務 ②これから何が起きる? ・知識・スキルの停滞 ・より実力のある若い人にポジションを奪われる可能性 ③その状況は、あなたにどのような影響を与えているか ・事務作業のスキル向上 ・ただし、最近新しい知識、スキルのアップデートができていない ④そのために、自分はどうしたい? ・経理業務へのチャレンジ(資格の取得、転職等)

ポイントは、④の「自分はどうしたい?」について「べき論」では考えないことです。

上記例では「資格の取得」とありますが、仮にその人にとって資格の取得が大きな苦痛としか感じられない場合は、目指したとしてもうまくいかない可能性が高いでしょう。

4つの視点分析は、より良い未来のイメージを描き、具体的な行動を模索していくための思考法です。
「仕事を辞めたい」という気持ちの背景にある本当の理由が見えてくることも多いでしょう。

転職すべきかの判断はもちろん、「自分望んでいるのは、どんな未来か」を考えつつ、取り組んでみてください。

「将来はこんな働き方をしたい」というキャリアプランを立てる

まずはキャリアビジョンを描き、実現するためのキャリプランを立てる ●キャリアビジョン:「こういう働き方をしたい」という未来のイメージ ●キャリアプラン:キャリアビジョンを実現するためのプランニング

キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。

30代で一定の社会人経験を積んだいま、キャリアプランは立てやすい時期といえます。
「会社を辞めたい」という気持ちをポジティブな意思に変えていくうえでも、キャリアプランは大いに役立つはずです。

その際は、キャリアプランとあわせてキャリアビジョンも描いていくとよいでしょう。
キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。

つまり、まずキャリアビジョン(目標)を描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。

キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。

キャリアビジョンの作成シート

キャリアビジョンとキャリアプランの作成のポイントは、近い未来についてはやや具体的に、遠い未来については抽象度を高めて作ることです。

10年後どうなっているかについて、正確に予測することは不可能でしょう。立てたビジョン・プランが大きく変わる可能性は十分にあります。

「この業種・職種で働く」という書き方よりも、「こういう働き方・活躍がしたい」という書き方の方が、イメージを持ちやすく、かつ転職先の候補も広げやすくなります。
また、その際は仕事内容に終始するのではなく、「プライベートの過ごし方」や「ライフワークの実現」といった人生・生き方の要素も踏まえて考えると、よりあなたらしいキャリアビジョン・キャリアプランになります。

キャリアプラン作成のポイントは、自分と人を比べないこと

キャリアプラン作成の際は、自分と人を比べないことです。
「あの人は同年代で部長職まで行っているから」「あの人と年収で300万円くらい差がある」などあったとしても、それはあなたのキャリアプランとは無関係のはずです。

大切なことは、あなたが「自分らしい」と感じられるキャリアの未来像を創ることです。

もし「自分らしいキャリアが分からない」という人は、先に紹介したキャリアの棚卸しから試してみてください。
自分らしさを持って働くためのヒントを見つけられるでしょう。

あなた自身が「将来、こんな自分になれたらワクワクする」と思えるキャリアプランができれば、「仕事を辞めたい」という当初の悩みの殆どは、きっと解決しているはずです。

「仕事辞めたい」理由を「転職したい」理由に変換する

「仕事辞めたい」理由を「転職したい」理由に変換する ●仕事辞めたい理由:人間関係、労働環境などのネガティブな理由 ●転職したい理由:スキルアップ、価値提供などのポジティブな理由

「仕事辞めたい」を解決するための最後の取り組みは、その理由をネガティブからポジティブに変換していくことです。

今の仕事への不満の気持ちを、「転職して、どんな働き方や状態を手に入れたいのか」という意思に昇華していくのです。

ネガティブな転職理由をポジティブ変換する例

転職理由を「ポジティブ」に変換する  例 1  ・仕事が忙しすぎる → ・自由な時間を持てないでいる ・物事をしっかり見据えて考えて 行動を取れる時間が取れない → ・常に深い洞察を持ちながら業務に臨むためにも、適度な時間の余裕を取りながらの仕事をしたい
転職理由を「ポジティブ」に変換する  例 2  ・上司と関係性が悪化してしまった  ・現状、上司の考えや価値観に共感できないでいる。  →・自身の行き詰まり感を打破していくためにも、新しい気付きや出会いのきっかけを求めている。  →・今後の自身の成長と、社会への価値発揮を高めていくために、より適した環境を求めたい。

ここまで現在の環境整理とキャリアプラン立てをやっていれば、すでにポジティブな理由になっているという30代の方も多いでしょう。

そして、力強いポジティブな転職理由を持つことによって、転職成功の確度は大きく高められるものです。

ここからは、「仕事辞めたい」から「転職しよう」と決断した30代の方向けに、30代の転職を成功するためのコツ・ポイントを紹介します。

  • 「自分に合った企業」の定義を持っておく
  • 自分の市場価値を確認する
  • 30代の転職支援に強い転職エージェントを活用する
  • 30代の転職は、職務経歴書を制すること

「自分に合った企業」の定義を持っておく

自分がより興味・関心を持てる企業のタイプを見定め、「転職の軸」にする (研修制度が整っていた李スキルアップしやすい環境がいいな)

まずは、「自分に合った企業」について。
転職エージェントやハローワークに相談すれば求人紹介してくれますが、まずはあなた自身が「自分に合う求人企業はどんなところか」を知っておかなければなりません。

ポイントは、優良企業かどうかを判断する自分なりの軸を持っておくことです。
dodaリクナビNEXTなどの転職サイトの求人を見ながら、自分が企業のどの点をとくに重視しているか、以下例も参考にしつつ確認してみてください。

優良企業を判断する際の観点例

観点 確認ポイント
経営方針
  • 経営方針・理念・ビジョン:共感を持てるか
  • 事業内容:経営方針とリンクしているか。自分にとって親しみや好感を持てるものか
  • ビジネスモデル:売上・利益の生み出し方にイメージを持てるか
  • 今後の事業展開:あなた自身が期待を持つことができるか
成長性
  • 業績(売上・利益)の推移:順当な成長を辿っているか。同業他社と比べてどうか
  • 会社規模(従業員数・支店数):変化推移はどうか。自分が求める規模か
  • 新しい取り組み:製品・サービスの更新性や新規事業の取り組みはどうか
業務内容
  • 業務内容:現在のスキル・経験で対応できるか。成長できる要素はあるか(キャリアプランに合うか)
  • 商品・サービス:どんな知識が求められるか。また、興味・関心を持ち続けられそうか
  • 現在働いている人:インタビュー記事等で、その人の様子やタイプを確認できるか
  • キャリアパス:5年後、10年後でも活躍できる領域がありそうか。また、そのイメージを持てるか
育成・福利厚生
  • 福利厚生制度:法定福利厚生、法定外福利厚生それぞれ何があるか
  • 残業:残業手当はどのように支払われるか。また、社員の平均残業時間はどの程度か
  • 休暇制度:休日・休暇が取りやすい環境か
  • 働きやすさ:出産・育児や介護支援制度はあるか
  • 育成:研修制度は整っているか 定期的に学びの場が提供されているか
  • 評価・昇給制度:評価制度はどのようなものか 各階層のモデル年収はどうか
社風
  • 企業理念・行動指針:共感できる内容か。また、ここで成長・活躍したいと思えるか
  • 企業の求める人物像:どのような人物像が求められているか。また、自身との適応性はどうか
  • 従業員の年齢層・男女比:年齢層、男女比に偏りはあるか。また、どの層が多いか

上記に挙げた項目で、どれを優先して大事にするかは人それぞれでしょう。
「年収などの待遇条件がいちばん気になる」という人もいるでしょうが、それだけで企業を選ぶのは危険です。

「転職で、この部分は確実に叶えたい」というものを見定めてください。
それがあなたの今回の判断の軸、そして「転職の軸」にもなります。

自分の市場価値を確認する

市場価値を確認することで現状の課題が明確になり、対策も取りやすくなる (求人情報で自分のスキルや経験がどのくらいの待遇で求められるかチェック)

30代の社会人の方で、「自分の市場価値」について考えたことのある人は多いと思います。

転職における市場価値とは、企業が評価するその人の「将来価値」です。
現状の知識・スキル・経験値から、これから先どれだけの活躍ができるかで価値が決まります。

転職後の市場価値の測り方については、リクナビNEXTdodaビズリーチなどの求人サイトの求人情報(必要なスキル、経験などの人材要件と年収等の待遇条件)で確認するのがよいでしょう。

自分自身が今持っているスキルや経験が、他社でどれくらいの待遇条件で求められるか解れば、それがおおよその「あなたの市場価値」になります。

①求人情報の人材条件を、どれくらい満たしているか確認する ②求人情報の想定年収と、現在の年収との差を確認する

上の測り方がイメージつかないという人、または別のやり方を試したいという人は、転職エージェントヘッドハンターに評価してもらう方法もあります。

具体的には、転職エージェントサービスやヘッドハンターからの支援のある転職サイトに登録して、エージェントやヘッドハンターとの面談機会を得た際に以下のことを聞いてみるのです。

  • この業界では、私の市場価値はどのくらいでしょうか。
  • 現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。
転職エージェントやヘッドハンターに、「この領域における、私の市場価値はどのくらいでしょうか。」「現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。」と確認する

多くの転職希望者を見てきたプロの目から見て、あなたの経歴や実績がどう映るのか、客観的に判断してもらえるはずです。

ときに、自分で思っていたより低い市場価値(年収額)を言われることもあるかもしれません。
その際は、何が課題で、どういった点を克服すればもっと高い市場価値になるかもあわせて聞いてみることをおすすめします。

ただし、転職エージェントの担当者やヘッドハンターが評価を見誤る可能性もゼロとは言い切れません。

評価者を複数確保することで評価の偏りや誤認を防ぐことができます。
できるだけ複数の転職エージェントやヘッドハンティングサービスに登録し、複数人の視点から自身の市場価値を判断してもらえる状況を作っておくことが大切です。

なぜ、転職を成功するために市場価値の確認が必要なのか

なぜ転職を成功するために市場価値の確認が必要なのかというと、それによってあなたの現状の課題が明確になるからです。

望む年収条件で転職するうえで、スキル・経験面の不足が見つかるかもしれません。
または、希望する業種や職種をシフトした方がよいという判断になることもあるでしょう。

課題が明白になっていれば、対策も取りやすくなります。
「いったんは希望年収を引き下げて、転職後の活躍でベースアップを目指す」であったり、「自分をより高い市場価値で評価してくれる業界・事業領域を探す」といった、新たな戦略・行動に繋げられるはずです。

30代の転職支援に強い転職エージェントを活用する

30代の転職は、転職エージェントを利用しての活動が望ましいでしょう。

その理由は、国内の多くの企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみに「非公開求人」を出しているからです。

「非公開求人」とは?=企業が社名を明かさず人材を募集すること。▽企業が非公開求人をする理由●企業側で急な採用が必要となり、求人を公開して募集する時間がない。●企業の人事採用側の事務コストの節約。●機密性の高いプロジェクトや事業戦略に関わる人材採用。

また、キャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートが受けられる点も転職エージェントのメリットです。

転職エージェントサービスの仕組み。転職エージェントのキャリアアドバイザーは、求人紹介やキャリアプランへのアドバイス、書類添削・面接対策などのサポートを行ってくれます。

ただし、転職エージェントは国内に1万以上あり、それぞれ特徴があります。

30代の方が転職エージェントを利用する際は、以下に紹介するタイプ別でおすすめのエージェントを選ぶとよいでしょう。

なるべく多くの求人に触れたい・積極的な提案を受けたい人

「なるべく多くの求人に触れたい・積極的な提案を受けたい」という30代の人は、常時求人を多く抱える大手総合型の転職エージェントを優先して利用するとよいでしょう。

おすすめの総合型転職エージェント

国内の大手総合型転職エージェントといえば、以下の5サービスが代表的です。
30代の求職者向けの求人も多く取り揃えています。

代表的な総合型転職エージェント一覧
サービス名 マイナビエージェント
マイナビエージェント
doda
doda
リクルートエージェント
リクルートエージェント
ワークポート
ワークポート
type転職エージェント
type転職エージェント
メリット
  • 幅広い求人紹介
  • 書類添削・面接対策が手厚い
  • 豊富な求人・全職種カバー
  • 企業からのスカウトが多い
  • 求人数・支援実績 国内No1
  • 支援ツール・セミナーが充実
  • 未経験職種のサポートに強い
  • 対面サポートに注力
  • 丁寧なサポート・面接通過率が高い
  • 若手向けのIT/Web求人が豊富
デメリット
  • 職種によっては求人数は少なめ
  • 提案の電話・メールが多い
  • 活動ペースを急かすことも
  • 一度に紹介する求人量が多い
  • IT/Web業界以外の求人は少なめ
公開求人数 6.9万 26万 49万 11万 1.2万
得意業界/職種 全業界 全業界 全業界 全業界 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント
対象年代 全年代 全年代 全年代 全年代 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK)
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 東京・神奈川・埼玉・千葉
おすすめの人
  • 書類添削・面接対策をしっかり行いたい人
  • 積極的な求人提案を受けたい人
  • スピーディに転職活動を進めたい人
  • 対面でじっくりサポートを受けたい人
  • 東京首都圏でIT・Web系の仕事を探している人
詳細を見る

表内の求人数は2024年11月時点のものです。

なお、冒頭でもお伝えしましたがはじめのうちは一つではなく複数のサービスに登録しておくことをおすすめします。
転職エージェントによって紹介される求人に違いがあること、また複数のサービスを併用することによって「付き合うべきエージェント」の判断をしやすくなるからです。

特定の業種・職種などの専門分野に詳しいエージェントからサポートを受けたい人

特定の業種・職種などの専門分野に詳しいエージェントからサポートを受けたい30代の人は、特化型の転職エージェントがおすすめです。

特化型の転職エージェントでは、担当エージェントがその領域についての知見が深いことが多く、紹介求人の精度が高まりやすいです。

おすすめの特化型転職エージェント
代表的な特化型転職エージェント一覧
タイプ ITエンジニア ITエンジニア IT・Web業界 リーダー・マネージャー リーダー・マネージャー リーダー・マネージャー リーダー・マネージャー 会計・経理・税務・財務 マスコミ・メディア アパレル・ファッション 管理部門 外資・グローバル 外資・グローバル 製造系エンジニア 介護・福祉 介護・福祉
サービス名 マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENT
レバテックキャリア
ワークポート
ワークポート
doda X
doda X
JACリクルートメント
JACリクルートメント
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウト
ビズリーチ
ビズリーチ
ジャスネットキャリア
ジャスネットキャリア
マスメディアン
マスメディアン
クリーデンス
クリーデンス
MS Agent
MS-Agent
エンワールド
エンワールド
ロバート・ウォルターズ
ロバート・ウォルターズ
メイテックネクスト
メイテックネクスト
レバウェル介護
レバウェル介護
かいご畑
かいご畑
メリット
  • 書類添削・面接対策が充実
  • 優良企業やレア求人が豊富
  • 求人のマッチング率が高い
  • 担当は全員エンジニア経験者
  • 担当からの積極的な求人提案
  • 未経験転職への支援に強い
  • 企業からのスカウトが多い
  • 職歴書のテンプレを入手できる
  • ハイクラス向け求人が豊富
  • キャリア相談の品質が高い
  • 実績豊富なヘッドハンター
  • 転職者がヘッドハンターを指名できる
  • 企業からのスカウトが多い
  • 都市部から地方までハイクラス層求人が豊富
  • 会計、税務、経理分野に強み
  • 担当から専門性の高いサポート
  • マスコミ・メディア系転職に強い
  • 独占求人・非公開求人が多い
  • アパレル・販売系業界に特化
  • 業界経験ある担当のサポート
  • 管理部門・士業の転職支援専門
  • 管理部門支援実績は業界No1
  • 外資系・グローバル転職に強い
  • 入社後も定期的なフォロー・定着支援
  • 選考突破率の高さで評判
  • 英文レジュメの作成支援あり
  • 製造系エンジニア支援実績No1
  • 模擬面接サポートが手厚い
  • 職場環境を詳しく聞ける
  • 担当から専門性の高いサポート
  • 未経験向け求人豊富
  • 資格取得の支援制度あり
デメリット
  • 求人は都市部に寄っている
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 求人は質よりも量を重視
  • 販売・サービス系の求人は少なめ
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 急ぎの転職には不向き
  • 全ての求人を見るには有料会員になる必要あり
  • 地方の求人は少なめ
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 地方の求人は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 全体的な求人数は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 地方の求人は少なめ
  • 正社員求人は少なめ
公開求人数 2.1万 2.5万 11万 6.0万 2.1万 40万 14万 4,000 4,900 1,400 1.0万 900 1,900 1.6万 23万 9,000
得意業界/職種 IT・Web IT・Web 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 全業種・職種 会計・経理・税務・財務 マスコミ・メディア アパレル・ファッション 管理部門・士業 外資系 外資系 製造系エンジニア 介護・福祉 介護・福祉
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 関東・関西・中部(東海) 東京・大阪 関東・関西・東海 全都道府県 東京・愛知・大阪+海外 東京・愛知・大阪+海外 東京・名古屋・大阪・福岡 全都道府県 全都道府県
おすすめの人
  • 書類添削・面接対策のサポートをしっかり受けたい人
  • キャリアアップ・年収アップを目指す人
  • 未経験分野にチャレンジしたい人
  • 企業からのスカウトを積極的に受けたい人
  • じっくりキャリア相談を受けたい人
  • ヘッドハンターの支援を受けたい人
  • 企業からスカウトを多く欲しい人
  • 会計、税務、経理、財務分野を目指す人
  • マスコミ・メディア系職種の人
  • アパレル・ファッション系業種の人
  • 管理部門・士業での転職を検討している人
  • ハイクラス・グローバル系企業を目指す人
  • 英語力を生かした転職をしたい人
  • ものづくり・製造系エンジニアの人
  • 職場環境を重要視する人
  • 未経験から介護職を目指す人
公式サイト

表内の求人数は2024年11月時点のものです。

転職する地域にあわせて、その地域事情に詳しいエージェントの支援を受けたい人

転職者「地方の求人はサポート範囲外って断られた…」→「目指す地域での転職で支援実績が豊富」なエージェントを優先して利用する

地方にお住まいの30代の方、または今回の転職を期にUターン・Iターン転職を検討している30代の方は、その地域事情に詳しい転職エージェントを利用するべきでしょう。
とくにその地域に拠点を持つ転職エージェントは地元企業との関係構築が進んでいることが多く、大手では紹介されないような優良企業求人を提案されることもあります。

以下、都道府県別におすすめ転職エージェントを紹介していますので、希望する地域のリンクをクリックしてサービスを確認してみてください。

地域区分 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事
北海道・東北地方 北海道青森秋田宮城岩手山形福島
関東地方 東京神奈川千葉埼玉茨城栃木群馬
中部地方 新潟長野富山山梨静岡岐阜愛知石川福井
関西地方 大阪兵庫京都滋賀三重奈良和歌山
中国地方 鳥取岡山広島島根山口
四国地方 香川徳島愛媛高知
九州地方 福岡佐賀大分長崎熊本宮崎鹿児島沖縄

30代の転職は、職務経歴書を制すること

「この人に会ってみたい」と思ってもらえる職務経歴書を準備する (まず書類選考を通過しないと…!)

30代の転職でとくに注力すべきは、職務経歴書でしょう。

その理由は、良い条件の求人ほどとうぜん応募者は集まりやすく、書類選考の通過率が低くなるからです。

応募から一次面接までの書類通過率 応募時を100%としたときに、内定をもらえるのはおおよそ4.5% 100人中4.5人内定をもらえる確率

参考:マイナビ転職「平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?」の内容を元に、弊社にて図作成

ポテンシャルが優遇されやすい20代求職者、スキル・経験を積んだ40代求職者たちを相手に、採用担当から「この人に会ってみたい」と思ってもらえる職務経歴書を準備する必要があります。

職務経歴書の作成サポートは前述の転職エージェントでも行われますが、ご自身でも企業に好まれる職務経歴書の作り方を知っておくことが大切です。

では、「企業に好まれる職務経歴書」とは、どのようなものでしょうか。
いくつか例をもって説明します。

「印象に残る職務経歴書」作成のポイント

  • Point1)最初の職務要約ですべてを語る
  • Point2)緩急をつける
  • Point3)企業毎に職務経歴書を書く
  • Point4)定量的に書く
  • Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。
  • Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
Point1)最初の職務要約ですべてを語る

採用担当はたくさんのレジュメに目を通すため、最初の職務要約しか見ない人もいます。逆にいうと、この部分は全員が見るということです。

そのため、「最初の職務要約ですべてを語る」くらいの気概で作成したほうが良いでしょう。

自分の強みが最初の数行でパッと分かるように表すなど、とにかくこの部分の品質に意識を集中して作成することが大切です。

Point2)緩急をつける

ある程度実務経験を持った人が陥りがちなミスが、「やってきたことを全部書いてしまう」ことです。

全部盛り込むと、強み(アピールポイント)が薄まってしまいます。
アピールすべきところとしなくてもいいところを分けて、しなくても良いところはバッサリ切る──、といったメリハリが大切です。

例えば総務部門を経験した転職者の場合、総務の幅広い業務範囲を全部書くとどうしても冗長になってしまいます。

その際に、例えば応募する企業の求人要件が「総務の資産管理」だった場合、そのポジションと関連する経験をアピールするのです。

「自分はそのほかにも人事、採用などを経験していた」という場合においても、応募企業側で人事、採用のポジションを求めていないようなら、その記載は軽く触れる程度に留めるなどの取捨選択を意識しましょう。

Point3)企業毎に職務経歴書を書く

職務経歴書は、基本応募企業毎に準備します。
テンプレートのようにひとつの職務経歴書を使いまわしていた場合、応募企業側はすぐにそれを見抜きます。

効果的な職務経歴書にしていくためにも、企業が募集しているポジションに合わせて書くことを意識すると良いでしょう。

イメージとしては、「60%は共通部分として、残り40%を企業毎にかき分ける」、「これまでやってきたことが20種類あったら、求人ポジションに合わせて12~3個に絞って、7~8個は削る」といった形で進めると良いと思います。

ポイントは、求人企業に対して「企業が求めているポジションと、自分の経歴がいかにフィットしているか」を伝えることです。

Point4)定量的に書く

よく言われることですが、職務経歴書は「定量的」に書くことが大切です。

例えば、「お客様に大変喜ばれた」といった表現は、第三者はその程度を知ることができません。また、「主観的、感覚的にしか物事を捉えられていない」と評価されてしまうリスクもあります。

アピールする事柄は、なるべく「数値」に落とし込むことが大切です。
「売上や会員数、またはPV数などが何パーセント増えた」であったり、「結果として作業時間がこれだけ短縮できた」などの定量的な説明を意識すると良いでしょう。

Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。

プライベートでの活動(ボランティア)などは、書いても書かなくても、書類通過や採用にそこまで影響は無いと見たほうが良いでしょう。

他の候補者と比較検討になった際に、その人と甲乙つけがたいくらいの同評価だったら効果はあるかもしれませんが、その他ではあまり効果を期待しない方が良いと思います。

たまに、経営層の価値観とマッチした等のラッキーパンチもありますが、やや運要素の強いPRと言えます。
また、そうした副次的なPRをたくさん書いてしまうと、「仕事でアピールできないから、そこでアピールするのかな?」と思われてしまうリスクもあるでしょう。

Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。

レジュメ(職務経歴書)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。

例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。

それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。

ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。

「印象に残る職務経歴書」作成のポイントを詳しく見る
FAQ

Q1 30代の転職の、おすすめ転職サイト・エージェントを教えてください

30代の転職におけるおすすめ転職サイト・エージェントについては、利用する人のタイプ・状況・転職スタイル(急いでやるのか、じっくりやるのか等)によっても変わります。

以下のタイプ一覧をみて、合致すると思えるところからチェックしてみてください。

とにかく、急いで転職したい30代の人

なるべく早く転職したい 積極的に求人情報を集めたい

「とにかく、急いで転職したい」「積極的に求人情報を集めたい」という30代の方は、求人数が豊富な大手転職エージェント、および企業やエージェントからのスカウトを見込める転職サイトに登録しておくとよいでしょう。

たとえばリクルートエージェントdodaワークポートでは常時豊富に求人を取り揃えており、「サービスに登録したが、求人をほとんど紹介されない」となるリスクを軽減できます。
また、これまでの支援実績からスピーディかつ効率的なサポートを受けられるでしょう。

サービス名 特徴

doda
  • 全年齢層におすすめ
  • 豊富な求人と、キャリアアドバイザーからの積極的な求人紹介の評判が高い
  • サービス内の求人一覧ページより、自身で求人の検索・応募もできる
  • サポート対応地域:全国

リクルートエージェント
  • 全年齢層におすすめ
  • 国内No.1の求人数と転職支援実績、キャリアアドバイザーの品質も高い
  • 「職務経歴書エディタ」や「面接力向上セミナー」等の転職支援ツール・サービスも充実
  • サポート対応地域:全国

ワークポート
  • 全年齢層、特にIT・Web業界の転職におすすめ
  • ITエンジニア、Webクリエイター(プロデューサ、ディレクター、プランナー)への転職支援に強い
  • 未経験職種・業種への転職支援に強く、積極的な求人提案を受けられる
  • サポート対応地域:全国

そのほか、リクナビNEXTビズリーチGreenといった転職サイトにも登録しておくと、企業やエージェントから直接スカウト・オファーが届くこともあります。

サービス名 特徴

リクナビNEXT
  • 幅広い業種・職種で求人チェックしたい人におすすめ
  • 求人数常時6万件以上。全職種・業種の求人を取り揃え、更新頻度も高い
  • 企業からのスカウト・オファーが届くことも

ビズリーチ
  • 企業から熱意あるスカウト・オファーが欲しい方におすすめ
  • ハイクラス・好条件の求人が多数掲載
  • 他サービスと比較しても、企業からのスカウトが多い

Green
  • 都市部のIT業界企業への転職を検討している方におすすめ
  • IT業界向け求人、とくにエンジニア求人が豊富
  • 企業からの直接コンタクトが多い。カジュアル面談からも可

これらのサービスを利用する際は、サービス登録時に入力する職歴情報(Webレジュメ)を丁寧に記入することです。
職歴情報の充実度がそのままサポート品質やスカウトを受ける数に関わることも少なくないからです。

また、年収についてのこだわりがそれほど強くないのなら、ハローワークにも登録しておくことをおすすめします。
ハローワークでは地域企業の求人が豊富で、転職サイト・エージェントからは紹介されない優良企業のものを確認できることもあるからです。

ハローワークでは高年収帯の求人は少なめですが、全くないとは言い切れません。30代向けの求人は比較的多く、たまに好条件の求人が出ていることもあります。

じっくり機をうかがいながら、中長期的に転職活動を進めたい30代の人

キャリアアドバイザーにじっくり相談に乗ってほしい

じっくり機をうかがいながら、中長期的に転職活動を進めたい30代の人は、先に紹介した「キャリアを一緒に考えてくれるパートナー」を意識してサービスを選ぶのがよいと思います。

たとえば転職サイト「リクルートダイレクトスカウト」は、「この人にキャリア相談したい」というヘッドハンターに自分で選んで相談できます。

また、以下の転職エージェントは「話をよく聞いてもらえた」という評判が多いです。

マイナビエージェントは20代~30代前半の若手社会人向けの転職支援に強く、JACリクルートメントは年収600万円以上のリーダー・管理職層の転職支援に強いです。パソナキャリアは全年齢に満遍なく対応している転職エージェントです。

サービス名 特徴

マイナビエージェント
  • 全国の20代~30代前半の若手社会人におすすめ
  • キャリアアドバイザーの丁寧かつ転職者のペースに合わせたサポートが評判
  • アドバイザーが各専門分野に分かれており、適切なアドバイスを受けやすい
  • サポート対応地域:全国

JACリクルートメント
  • 全国のキャリアアップ転職を目指すミドル世代におすすめ
  • 高パフォーマンスのキャリアアドバイザーが多数在籍し、安心してサポートを受けられる
  • 無料で受けられる「キャリア相談」のサービス品質が高い
  • サポート対応地域:全国

パソナキャリア
  • 全国・全世代におすすめ
  • 全国都道府県に支店があり、対面でのサポートを受けやすい
  • 「キャリアアドバイザーがじっくり相談を聴いてくれる」ことで評判が高い
  • サポート対応地域:全国

ただし、担当につくエージェントのタイプや相性の問題もありますので、一社のみに絞っての利用はおすすめできません。

担当エージェントの「合う・合わない」もありますので、複数の転職エージェントに登録して、自分に合う担当を見出してそこに利用を絞っていくやり方がおすすめです。

中小規模のエージェントは大手転職エージェントと比べて「丁寧なサポート」を提供することが多いです。また、地域密着型のエージェントにおいても「丁寧さ」をウリにしたサービスが多く見られます。

以下、参考に都道府県別のサポート品質に定評のあるエージェントもまとめましたので、お住まいの地域で活動するエージェントも併せてチェックしてみてください。

地方での転職活動になる人はー。 その地域に拠点を持つ「地域密着型」の転職エージェントがおすすめ
都道府県 転職エージェント|都道府県内の拠点
北海道
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
長野県
岐阜県
静岡県
愛知県
三重県
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県

エージェントのサポート品質を重視する人は、あわせて「担当者との適切な付き合い方」を知っておくべきでしょう。相手をあなたのキャリアを支援するビジネスパートナーとして接し、信頼関係を育んでいくことが活動品質とも直結しやすいからです。

年収600万円以上・ハイクラス向けの条件で転職したい30代の人

キャリアアップが目標!

今回の転職で年収600万円以上を目指す方や「キャリアアップや年収アップを果たしたい」という30代の方は、ハイクラス向けの転職サービスを利用するとよいでしょう。

好待遇の求人はピンポイントのタイミングで募集されることが多く、その殆どが「非公開求人(転職サイト等一般の求人媒体には紹介されない求人)」か、それぞれの転職エージェントのみが持つ「独占求人」です。

よって、ハイクラス向けの転職エージェントは中長期的に利用するイメージで、かつ複数登録しておくのがおすすめです。

以下に紹介するのは、特にミドル世代向けの転職支援実績の豊富な、ハイクラス向けの転職エージェント(一部ヘッドハンターサービス)です。

サービスの特徴を見て、自分に合いそうと感じたものから登録を検討してみてください。

サービス名 特徴

リクルートダイレクトスカウト
  • 頼りになるヘッドハンターを見つけたい方におすすめ
  • 全国都道府県の高年収求人・レア求人を常時豊富に取り揃えている
  • 自分に合ったヘッドハンターを選んでサポートを受けることができる
  • サポート対応地域:全国

JACリクルートメント
  • キャリアプランについてじっくり相談したい人におすすめ
  • 高パフォーマンスのキャリアアドバイザーが多数在籍し、安心してサポートを受けられる
  • 無料で受けられる「キャリア相談」のサービス品質が高い
  • サポート対応地域:全国

ビズリーチ
  • 企業からのスカウト・オファーを多く受けたい人におすすめ
  • ハイクラス・好条件の求人が多数掲載
  • 企業から熱量あるスカウト・オファーメールが届くことが多い
  • サポート対応地域:全国

doda X
  • ハイクラス層向けの書類添削・面接対策を受けたい人におすすめ
  • 厳選されたヘッドハンターによるスカウトと転職支援が受けられる
  • 自分で求人を検索して応募する「転職サイト」としても活用できる
  • サポート対応地域:全国

Q2 転職活動は在職中から行うべきか、退職してからの方がよいでしょうか

転職活動は、まず「在職中から始める」ことを意識した方がよいでしょう。
在職中から活動を始めれば、無職中の収入が途絶えるリスクを軽減できるからです。

活動にかかる期間をあらかじめ知ることはできません。半年~数年かかってようやく次の転職先が決まったという人もいますので、安易に「1~2ヵ月で決まるだろう」と判断しないことをおすすめします。

一方で、「平日は仕事で忙しく、転職活動にかける時間を持てない」という人もいると思います。
その場合はまず、「1日5~10分の求人チェック」からはじめ、あわせて土日のサポートも行っている転職エージェントにも登録しておくとよいでしょう。そのほか、一部地域のハローワークでは土日対応しているところもあります。

転職活動に集中したいため、退職してからアクションを起こしたいという人も、なるべく在職中にできることを見つけて活動自体は始めておきましょう。

「転職しよう」と決めた時点で、優先すべきは今いる職場よりも新しい職場のはずです。
現職を最後までしっかり勤め上げる姿勢も大切ですが、「これから先の仕事・人生」がおざなりになることのないよう、ご注意ください。

Q3 30代の転職活動は、平均してどのくらいの期間がかかりますか

転職活動にかかる期間はおおよそ3ヵ月と言われており、年代による差異はそこまで大きくありません。

転職者の転職活動にかける期間の平均は「約3ヵ月」。〇活動スタート期:1~3週間 〇情報収集・検討期:3~4週間 〇応募・面談期:4~5週間 〇退社・入社準備期:4~5週間 「転職活動にかかる期間は人それぞれです。「最短で3ヵ月。場合によってそれ以上」って考えた方が良さそう!

ただし、転職はとうぜん「早ければよい」というものではありません。時間をじっくりかけて転職成功を果たす人も少なくありませんので、「自分に合った進め方」を意識するべきでしょう。

もし「急いで転職を決めたい」と思うのなら、まずは「行動量(求人応募の数・ペース)」を上げていくことです。

書類審査の通過率は10~30%、採用面接の通過率は10~20%ほどといわれています(人気の職種・業種においては、通過率は更に低くなります)。

応募から内定までの選考通過率

参考:マイナビ転職「平均応募社数や選考通過・内定の確率はどれくらい?」の内容を元に、弊社にて図作成

応募から内定まで進むのは、おおよその確率として4.5%。
もちろん必ずしも上の確率の通りになるということではありませんが、計算上では1社の内定を得るのに約22社の応募が必要になります。

上記で挙げた応募数に対して「どれくらいの期間・ペースで対応できるか」を考えると、より具体的な活動期間のイメージが持てると思います。

Q4 30代向けの求人は、20代と比べて少なくなりますか

業種・職種にもよりますが、30代前半では20代の求人数とそれほど差はありません。

ただし、30代後半になると「全体求人数はおおよそ半減する」といいます。
若年層を対象とした求人がカテゴリ外になるためです。

一方で、年齢よりもスキル・経験を重視する企業も少なくありません。
また、求人数の少なさは、転職活動の行動量を増やすことによって解消が見込めます。

30代だからといって変に年齢を気にすることなく、経験とポテンシャル、そしてやる気で勝負していこうという気持ちで臨んだ方が、道は開かれやすいでしょう。

Q5 転職エージェントからサポートを断られることはありますか

転職エージェントにサポートを申し込んだものの、サポートを断られてしまった場合には、以下のような原因が考えられます。

希望条件と職歴が見合っていなかった

転職エージェントの保有求人状況によって、または希望条件に見合う職歴でないと判断された場合、「見合った求人がありません」と断られてしまうことがあります。

短期間での転職を繰り返している

転職エージェントサービスでは「短期間での転職を繰り返している」人へのサポートを敬遠しがちです。「再度短期の転職をされると、紹介企業からの信頼を失ってしまう」というリスクがあるからです。

エージェント側の都合(繁忙期など)により、優先度を下げられてしまった

繁忙期などで「転職者が多くて、さばききれない」ときに、すぐに転職する予定ではない転職者や、内定獲得まで若干の時間を要することが見込まれる転職者に対して、担当側で優先度を下げてくる可能性もあります。

これらの理由でサポートを断られてしまった場合は、以下の対策を取ることをおすすめします。

  • 転職サイトを使って「自分から求人応募する」スタイルの転職活動に切り替える
  • 他の転職エージェントサービスに登録する

対策の詳細は、以下記事に詳しく紹介しています。興味のある人はあわせてご覧ください。

まとめ)30代の「仕事辞めたい」は、より良いキャリアプランを描くきっかけに

ここまでの内容を、まとめておきましょう。

30代の「仕事辞めたい」を解決するための、取り組み3点

30代の転職を成功させるためのポイント4点

30代が「仕事辞めたい」と思ったとき、「もしかしたら今回の転職はラストチャンスかもしれない」と考える人もいるでしょう。

ですが、40代以降においても転職成功する人は多いです。
大切なことは、自分なりのキャリアプランを描いておくこと。そしてそれを実現するための行動を取り続けることです。

長い目で見たとき、今このタイミングで転職した方がよいと思えるのなら、行動してみるのがよいと思います。30代なら、たとえ転職後に「もっと違う分野に進んだ方がよかった」と思ったとしても取り返しが効く可能性が高いです。

一方で30代の転職は、将来にわたってのキャリアパスや収入の推移、ライフサイクルの変化に対応できる仕事かどうか、といったことも踏まえて、慎重に判断を下すことも大切です。

キャリアを決定づける時期であるだけに、判断力や決断力が試される転職となることでしょう。
先々のことまでしっかりと見通す慎重さと、決断したことはやり通す大胆さをもって、転職を成功させていきましょう。

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