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建設コンサルから環境調査の仕事へと転職。仕事は何を優先すべきか?|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
企画営業職
職種
建設コンサルタント
従業員規模
400名
年収
300万円

転職後

AFTER
職業
技術職
職種
環境調査
従業員規模
100名
年収
300万円

目次

Soraさんの転職ストーリー

1これまでの私

仕事の帰宅時間は毎日22時過ぎ。

イメージ図:深夜残業をする女性

当時、私は建設コンサルタントとして、会社内ではなくほとんど建設現場など、外で仕事をするのが大半でした。

もともと事務仕事が苦手だったので、外に出て仕事をすることは自分の性に合っていて、仕事に対してもやりがいを感じていました。

建設コンサルタントとは

建設コンサルタントは、公共事業や民間の建設プロジェクトにおいて、計画・設計・施工管理など、さまざまな工程で専門的なアドバイスや支援を提供する職業です。
インフラ整備や都市計画、環境保護など、多岐にわたる分野で活動します。

建設コンサルタントの主な仕事内容

仕事内容 説明
計画・設計業務 土木工事や建設プロジェクトの計画立案、設計を行います。プロジェクトの目的や予算、環境条件を考慮し、最適な設計を提案します。
技術支援 施工段階での技術的なアドバイスや支援を提供し、設計図通りに工事が進行するようサポートします。品質や安全性の確保も重要な業務です。
環境影響評価 プロジェクトが環境に与える影響を評価し、環境保護に配慮した計画を立てます。法令遵守や環境保護策の提案を行います。
施工管理 工事が計画通りに進行しているかを監督し、品質管理やスケジュール管理を行います。予算管理や安全管理も含まれます。
調査・報告書作成 プロジェクト開始前に必要な調査を実施し、その結果を基に報告書を作成します。調査内容には地質調査や交通量調査などが含まれます。

「働く時間」に関しては、以前から不満がありました。

会社では定時が9時から18時に定められてはいるものの、実質的に定時で帰っている従業員はいなく、残業が常態化していました。

家に帰るのはいつも22時過ぎです。平日は「仕事以外に何かをする」気力はまったく残っていませんでした。

唯一の救いといえば、休日でした。
仕事が土日に入ることもたまにありましたが、基本的にはお休みなので、友人と旅行や買い物に行ったりとリフレッシュできていました。

2転職のきっかけ

今の仕事は、そろそろ潮時かもしれない。

イメージ図:給与明細

仕事内容に関して不満はありませんが、給料の水準自体が低いことがずっと悩みでした

ある程度稼ぐためには、残業することが必須でした。

でも、この会社で現場での仕事を続けていくには相応の体力も必要でした。年配の先輩を見ていても、いずれは残業が厳しくなる身体になることはわかっていました。

(仕事は充実しているけど、将来的なことを考えたらそろそろ潮時かもしれない…。)

もともと、この仕事を始めたときから「そんなに長くは続けられない」というのは、頭の片隅にありました。

そんな気持ちに加えて、年齢的にも30代に差し掛かり、転職へと気持ちが傾いていったのです

それからは、休日や空いた時間に求人情報を眺めたりして、情報を収集していました。

3転職活動中

私に向いている仕事とは、何だろう。

イメージ図:転職活動中の女性

私が転職活動で利用していたのは、いくつかの転職サイトです。

転職が今回で3回目ということもあり、転職の流れなどに関してはある程度理解していました。
なので、求人サイトを通して直接企業とやり取りをしながら転職活動を進めることに。

調べていく上で、いいなと思った仕事が「環境調査」の仕事でした。

環境調査の仕事とは

環境調査の仕事は、自然環境や生活環境に関するさまざまなデータを収集・分析し、環境保全や改善のための対策を提案する業務です。主に、土壌、大気、水質、生態系などの調査を行い、環境への影響を評価します。

環境調査の主な仕事内容

仕事内容 説明
フィールド調査 現地で土壌、大気、水質、生態系などの環境データを収集します。採取したサンプルを分析するために、適切な手順で採集を行います。
データ分析 収集したデータをラボで分析し、環境の現状や変化を評価します。専門的な分析機器を使用し、正確なデータを得ることが求められます。
環境アセスメント 調査結果を基に、開発プロジェクトが環境に与える影響を評価します。影響を最小限に抑えるための対策を提案し、関係者に報告します。
報告書作成 調査と分析の結果をまとめた報告書を作成し、企業や自治体、政府機関に提出します。報告書には、環境保護に関する具体的な提言も含まれます。
法令遵守の確認 環境保護に関する法律や規制が遵守されているかを確認します。法令違反が見つかった場合、是正措置を提案し、企業や自治体と協力して改善を図ります。

実際に応募して、面接から内定が出るまで約1週間で終わりました。
ちょうど応募した会社で空き枠があってタイミングが良かったこと、またこれまでの私のキャリアと採用ニーズがマッチしていたとのことです。

求人に出会うまでは長かったですが、応募してからはあっという間でした。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:デスクワークをしている女性

新しい職場での仕事をはじめて、最初のうちはかなり困惑しました。

というのも、人事担当の方から転職前に聞いていた仕事と、実際に配属された部署の仕事が全く違っていたのです

私が応募していたポジションが属する部署が事業拡大をする予定だったのですが、あまり進捗状況が芳しくなかったことが理由でした。

ただ、前職のような残業や休日出勤はなくなったため、身体的な負担は殆どなくなりました。

職場の雰囲気は静かで黙々と仕事をする人が多いのですが、ピリピリしたような雰囲気はなく、分からないことを聞いても嫌な顔せず丁寧に対応してくれて。

前職では、いつも皆いそがしくピリピリしていて雰囲気も良いとは言えなかったので、精神的にも楽になりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:希望

仕事選び・会社選びをする上では、「どの会社にも良い部分と悪い部分があって、その中で自分は何を優先させたいのか」が大切だと感じました。

今回の新しい職場では、希望の仕事とは異なる部署への配属になりましたが、私が前職を退職したいちばんの理由である「職場環境」については大きく改善できました。

仕事内容が違っているのは少し残念ではありますが、現在の仕事も楽しくできています。

今は自分が幸せだと思える働き方ができていると感じています。


これからは、今の会社での将来についてきちんと考えていきたいです。

今まで転職を繰り返していたこともあり、会社での将来について考えたことはありませんでした。

今の会社には、これまでの会社ではあまり感じられなかった愛着を持てています。
ですので、「会社にどうやって貢献していくのか」、「そのために自分にはどんなスキルが必要か」などを考えて、しっかり向き合っていきたいと思っています。

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