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管理栄養士として「家庭を大切にした働き方」を目指しての転職|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
管理栄養士
職種
医療・福祉
従業員規模
800名
年収
450万円

転職後

AFTER
職業
管理栄養士
職種
医療・福祉
従業員規模
200名
年収
520万円

目次

kohichiさんの転職ストーリー

1これまでの私

やりがいある職場で、家庭も順調だった。

イメージ図:病室

当時私は、ある病院の管理栄養士をしていました。

管理栄養士とは

「管理栄養士」は、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。
病気を患っている方や高齢等の理由で通常の食事の摂取が難しくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術をもって栄養指導や給食管理、栄養管理をすることが主な仕事になります。

国立の病院でしたので、仕事柄、頻繁に転勤がありました。

その都度、新しい人間関係を築いていかなければならないのは大変でしたが、仕事自体はとてもやりがいを持っていました。

30代の後半に、私は結婚をしました。

仕事ではそろそろ「主任職」への声がかけられそうな頃合いでもあり、仕事も家庭もどちらも順風満帆に思えました。

2転職のきっかけ

家族に起きた、悲しい出来事。

イメージ図:枯れ葉

結婚をした時点で、転勤になるたびに、妻にも迷惑をかけてしまうだろうな、と思っていました。
その時点では、転職とまでは考えてはいませんでしたが。

きっかけとなった出来事は2つあります。

1つは、私の父が病に倒れたことでした。
幸い処置が早かったために、命に別状はありませんでしたが、父が倒れたと実家から連絡があった際、私は仕事で手が離せない状態で、ともすれば父との別れとなってしまうかもしれない時に駆け付けられないだろうということを知ったたのです。

もう1つは、妻の流産です。
私たち夫婦は、子どもを授かりたいと強く願っておりました。
それだけに悲しみは大きく、これからはもっと近く妻をそばで支えていかなければと思ったのでした。

3転職活動中

本当に、転職するべきか。

イメージ図:転職活動中の30代男性

転職活動を始めるにあたり、「まずは求人を探さないと」と、いくつかの転職サイトに登録しました。

ですが、希望する職場は一向に見つかりませんでした。

私が希望していたのは、これまで同様に管理栄養士として働けること、そして転勤のない職場であることでした。

たったこれだけの条件でしたのに、合致する求人は殆どなかったのです。
(給与額を考えなければそれなりにはあったのですが、どちらかというと20代の若手社会人向けのものでした。)

そこで私が取った行動は、実家方面の病院のポータルサイトをチェックして、管理栄養士の中途採用をしていないかを確認することでした。

気の遠くなる作業になるだろうと覚悟していたのですが、幸いなことにたまたまある県立病院で管理栄養士の募集をしていたのです。

それでも、「本当にここでいいのか」と応募締め切りの最終日まで悩みました。

その日の朝、妻はいつもより調子が良さそうでした。
そこで、「子どものことはまた頑張ろうね」と声をかけてくれたんです。

言われたのは子どものことでしたが、私はその言葉がなんとなく「転職もチャレンジしてみよう」と背中を押された気持ちになって、とうとう応募しました。

書類選考、筆記試験、そして2回の面接のある選考スケジュールでした。
倍率は10倍の、狭き門。採用にならなかった場合は当時の職場に居続けるつもりでしたので、試験や面接時の有給の取り方には苦労しました。

幸いにして、結果は採用。

求人がまったく見つからない時はどうしようかと悩んだものでしたが、こうして一回の応募で次の職場を得られたのです。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

イメージ図:病棟

採用になった医療機関は、2か所の病院を持っていました。

私の配属はそのどちらかになる予定で、一方は大きい部署で先輩後輩が十二分におられる病院で今までの経験を生かせる職場、もう一方は精神科であり管理栄養士は1人だけの職場でした。

どちらもやや離れたところにあって、私は(採用されたばかりなのだから、きっと大きい部署の方になるだろう)と考えて家探しを探していましたが、配属されたのは精神科の方でした。そでで急遽家探しをやり直したのが大変だでした。

幸運だったことは、新しい職場は非常にワークライフバランスを取りやすかったことです。

今までは普通にあった残業や休日出勤が、ここでは全くなかったことに驚きました。

(管理栄養士でも、働く場所によってここまで環境が違うのだな)としみじみ思ったものです。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ図:新しい生命の息吹

今回の転職における選考では、それまで培った経験や資格が大きなアドバンテージになったと思います。

もし、これまで漫然と日々の業務を過ごしていたとしたら今回の転職はなかったでしょう。

管理栄養士は、営業や開発などと違ってなにかの結果を求められることはありません。
だから、意識していないとスキルの停滞が起きやすいのです。

私はそのリスクについて薄々感じ取っていましたが、もっと早い段階からそのことに取り組めていれば、今回の転職においても更に多くの選択肢を持てたかもしれません。

今の職場に入れたことはとても幸運だと思っていますが、(もっとうまくできただろう)とも思います。

◇ ◇ ◇

転職して半年後、父の病気が再発しましたがすぐに駆け付け入退院に立ち会うことができました。

また、妻との間に男の子どもを授かることが出来ました。

どちらも、今回の転職で実現できたことでしょう。

これまでの私は、思うようにやれないことについて、「仕事があるからしょうがない」「今は仕事が忙しいから」と仕事を言い訳にしていました。

でも、そうではなかった。
自分が望む生き方に向けて、仕事自体を変えていけばよかったのです。

今後は、今の職場で「必要不可欠な人材」になることが目標です。

といっても特別なことをするのではなく、日々の業務を慢心することなく行っていくことが大事だと考えています。

また、ゆくゆくは自分の居城を得て、余裕があれば2人目の子どもを授かり、親、兄弟、家族と共存しあいながら互いに干渉しすぎない生活を送っていければと考えています。

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