Webディレクターから営業事務への転職。毎日が激務&飲み会で、大切なものを見失っていた私。
転職前
- 職業
- IT・通信・インターネット
- 職種
- Webディレクター
- 従業員規模
- 300名
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- IT・通信・インターネット
- 職種
- 営業事務
- 従業員規模
- 20名
- 年収
- 300万円
目次
くーちゃんさんの転職ストーリー
1これまでの私
ほぼ毎日が飲み会──の会社。
新卒採用であるIT企業に入社し、Webディレクターとして勤めていました。
いわゆる「Web制作会社」で、クライアントからの依頼に沿ってWeb制作の進行をします。
クライアント先に出向というかたちで働きに出ることが多く、自社に居ることはほとんどありませんでした。
Web制作会社とは
Web制作会社は、企業や個人のWebサイトの企画、デザイン、構築、運用を行う専門の業者です。
クライアントのニーズに応じて、Webデザインやコーディング、SEO対策、システム開発など、様々なサービスを提供します。
Web制作会社のWebディレクターの仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
プロジェクト管理 | Webサイトの制作プロジェクト全体の進行を管理します。クライアントとのやり取りや、チームメンバーへの指示出しを行います。 |
クライアント対応 | クライアントの要望をヒアリングし、プロジェクトの方針や目標を設定します。また、進捗状況や課題についても定期的に報告します。 |
コンテンツ企画 | クライアントのニーズに基づき、Webサイトに掲載するコンテンツの企画や提案を行います。 |
品質管理 | Webサイトの品質を確保するため、デザインや動作確認を行い、不具合がないかをチェックします。 |
スケジュール調整 | プロジェクトの納期に合わせて、制作スケジュールを立て、各工程の進捗を管理します。 |
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IT・エンジニア系の仕事と聞くと、あまり社員同士のコミュニケーションが希薄なイメージがありませんか?
私もそのようなイメージでいました。
しかし私の入社した会社や出向先は違くて、上司からの圧が強いといいますか、
「おし!今日は飲みに行くぞ!」みたいな声に絶対に逆らえない風潮があって。
「今日は」と言いつつも、実質的にはほぼ毎日が飲み会でした。
おかげで毎月末はいつも財布の中身の寂しい生活を送っていました。
プライベートでは学生時代からの恋人と同じ部屋で暮らしていたのですが、
向こうも新社会人ですし、こちらはこちらで毎日帰りが遅く、ほとんどすれ違いの日々が続いている状況でした。
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2転職のきっかけ
「仕事」で大事なものを見失いかけて。
転職のきっかけはやっぱり、体力的な面で追いつけなかったことと、恋人との時間が取れなくなったことへの不満です。
またそれ以外にも、ある時私の祖父が倒れたことがあったのですが、
その際にも仕事のせいでお見舞いに行けなかったことがありました。
その時にショックだったのが、私の中で無意識にうちに、
「やらなければならない仕事>祖父のお見舞い」という図式が完成されてしまっていたことです。
後に取り掛かっていた仕事を無事に済ませ、何日後かにお見舞いには行けたのですが、その時母から、
- 母
-
「あんた、ちょっと冷たすぎるんじゃないの?」
というふうに言われて。
そこで初めて自分でも
- 私
-
(あっ、私、ダメだ)
そう思ったのです。
転職への最後の一押しは、この出来事でした。
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3転職活動中
仕事と転職活動の両立は難しい。
ほとんど散財してばかりの生活でしたので、退職してから転職活動を始めるのは現実的ではありませんでした。
恋人にも迷惑をかけてしまいますから。
基本的には日中はバリバリ、なるべく残業が出ないように働いて、上司からの飲みの誘いもやんわりと断って、その合間で転職活動をしていました。
職場の同僚には最後まで誰にも相談しませんでした。
支えになってもらったのは、転職経験のある学生時代の友人と母でした。恋人には何となく引け目を感じて(本人は応援してくれていたのですが)、相談はしていませんでした。
転職エージェントも特に利用はしませんでした。自分で求人を検索して、応募していました。
仕事と両立して転職活動をすることで一番大変だったのは、もちろん体力的な面もありますが、仕事のせいで大事な面接を蹴らなければいけないことでした。
そうやって第一志望の会社の面接を断念したことは、かなりショックでしたね。
それでも諦めず根気よく続けた結果、中小規模のIT企業から内定を貰うことができました。
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4転職後
新しい職場での私の役割は、営業事務。
今回はディレクター職ではなく、営業事務のポジションで入社しました。
「営業事務は比較的業務負荷が少ない」と聞いていて、前職の激務が、わりとトラウマレベルだったものでしたから。
営業事務とは
営業事務は、営業部門をサポートする業務を担当する職種です。
営業担当者が効率的に業務を進められるよう、資料作成や顧客対応、データ管理など、さまざまなサポートを行います。
営業事務の仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
資料作成 | 営業活動に必要な各種資料や提案書、見積書などの作成を行います。営業担当者の指示に基づき、正確かつ迅速に作成することが求められます。 |
顧客対応 | 顧客からの問い合わせ対応や、商品の発送・納品スケジュールの調整など、顧客と営業担当者をつなぐ役割を担います。 |
データ入力・管理 | 営業活動に関連するデータや顧客情報を入力し、管理します。これにより、営業担当者が迅速に情報を確認できるようにサポートします。 |
受発注業務 | 商品やサービスの受注内容を確認し、発注手続きを行います。また、納期や在庫の確認も担当します。 |
営業部門のサポート業務 | その他、営業活動に関連するさまざまなサポート業務を行い、営業部門の円滑な運営に貢献します。 |
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人数も少ない会社なので、一人ひとりにかけられている期待や信頼が、前職の比ではありませんでした。
社長や上司にも意見を通しやすく、風当たりのいい職場で安心しました。
残業もほとんどなく、恋人との時間も取れるようになりました。
ほとんど都市伝説だと思っていた「プレミアムフライデー」もあります。
転職は大成功だったと思います。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
私はどこかで、「社会人は一つの会社で長く勤めるべきだ」という固定概念に縛られていたのだと思います。
転職活動をする中で、本当に世の中にはたくさんの会社があるんだなと知ることができました。
ですので当然、合わない会社もあれば、合う会社もあるわけです。
どうせなら自分に合う会社に勤めたいですよね。
強いて後悔を挙げるとするならば、やっぱり第一志望の企業へ面接に行けていたらどうだっただろう?みたいなことは考えてしまいますね…。
前職のお世話になった方々にも、ろくに挨拶もできないまま転職となってしまったので、
その辺もきちんとしておきたかったな、と思いました。
◇ ◇ ◇
一人ひとりの発言が重視される会社ですので、
今後は私がきっかけで新プロジェクトを立ち上げたいな、と思っています。
そのためにはもっと経験を積んで、基礎体力を上げていく必要がありそうです。
資格の勉強をしたり、外部研修に参加したり。
プライベートでは、そろそろ年齢的にも結婚や出産を考え始めてもいい頃合いなんじゃないかな、と思っています。
そうやって仕事もプライベートも充実した毎日を送れたら幸せです。
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