未経験からJavaScriptエンジニアへ!仕事内容・必要スキル・転職成功のポイントを解説
[最終更新日]2025/10/19

JavaScriptは、Webサイトの「動き」から複雑なWebアプリケーション開発まで、現代のWeb開発に欠かせない代表的なプログラミング言語です。
言語を選ぶ際には学びやすさだけでなく、「仕事で本当に通用するのか」「年収やキャリアパスはどう描けるのか」が気になるものです。
特に、AIによるコード生成(Vibecoding)が普及する中で、「AIに仕事を奪われないか?」「今から学んでも遅いのでは?」と不安を感じる方も多いでしょう。
未経験から転職を目指す方はもちろん、すでに実務でjQueryなどを扱っている経験者の方も、「今の手元のスキルだけで将来も通用するのか?」「モダンな環境へどうステップアップすればよいか?」といった悩みをお持ちではないでしょうか。
目次
1)JavaScriptエンジニアの仕事内容と最新トレンド
JavaScriptとは?(WebサイトやWebアプリ開発の「動き」を担う言語)

JavaScript(ジャバスクリプト)は、プログラミング言語の中でも特に人気のある言語の1つです。Webサイトやアプリで、私たちが普段目にする「動き」の多くを実現しています。
- Webサイトで画像がスライドしたり、メニューが開いたりする「動き」
- クリックすると開くポップアップウィンドウ
- ページ全体を読み込み直さなくても(リロードせずに)、新しい情報を表示する機能
- スマホアプリ(iPhone/Android両対応)の開発
また、以下のような特徴も持っています。
- 主に「フロントエンド」(ユーザーの目に見える画面側)の開発で使われます
- 最近は「サーバーサイド」(システムの裏側、データを保存・処理する側)の開発でも活躍します
- Webサイトだけでなく、スマホアプリ開発も可能など、汎用性(はんようせい:色々なことに使えること)が非常に高いです
JavaScriptは、Webサイト制作から大規模なアプリ開発、システムの裏側まで幅広く対応できる、とても万能な言語なんです。
そのため、多くの開発プロジェクトで「JavaScriptが使える人」が求められています。
JavaScriptエンジニアの具体的な仕事内容

では、JavaScriptエンジニアは、実際の現場でどのようなお仕事をしているのでしょうか。
さまざまな分野のシステム開発で活躍
JavaScriptは、Webアプリケーション(ブラウザで動く多機能なサービス)、スマートフォンアプリ、ゲームなど、本当に多くの分野で採用されています。
具体的には、以下のような開発プロジェクトで活躍することが多いです。
案件 | 説明 |
---|---|
ECサイト、小売業向けシステム | ECサイト(ネットショップ)やお店のシステム画面の開発です。商品の検索やカートの更新など、快適な操作感(ユーザーインタラクション)を実現するために使われます。React(リアクト)やVue.js(ビュージェイエス)といった人気の開発ツール(フレームワーク)がよく使われます。 |
決済サービス | 安全でスムーズな決済(お金のやり取り)を実現するシステムです。入力内容のチェックや、Node.js(ノードジェイエス)という技術でサーバー側(裏側)の支払い処理を行うこともあります。 |
AIチャットボット開発 | AIのチャットボットがユーザーと会話する画面を作ったり、Node.jsでAIの頭脳(自然言語処理エンジン)と連携させたりします。 |
ソーシャルゲームサーバーサイド開発 | Node.jsを使い、多くの人が同時にアクセスするゲームの裏側(サーバーサイド)を支えます。リアルタイムでのデータ管理や更新処理などで活躍します。 |
ご当地アプリ | スマホの位置情報を使い、地域の情報(観光スポットやイベント)を提供するアプリです。React Native(リアクトネイティブ)などの技術で、iPhone・Android両方で動くアプリ(クロスプラットフォーム)を作ることがあります。 |
身近なネットショップからゲーム、最先端のAI関連まで、JavaScriptエンジニアが活躍できる場所は本当に広いのが魅力です。
【追記】AI(Vibecoding)が変えるエンジニアの役割
最近、「AIに仕事が奪われるかも…」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、「Vibecoding(バイブコーディング)」と呼ばれる、AI(例えばGitHub Copilotなど)と対話しながら開発を進めるスタイルが広がり、AIがコードを自動で書いてくれるようになりました。
これにより、単純なコーディング作業は減っていくと予想されています。
ですが、これはエンジニアの仕事が「なくなる」のではなく、「役割が変わる」ことを意味しています。
- AIに対して「こんな機能が欲しい」と的確に指示を出す役割
- AIが作ったコードが本当に正しいか、効率的かを検証・修正する役割
- AIには難しい、複雑なシステムの設計や、ユーザーにとっての「使いやすさ」を考える役割
これからのJavaScriptエンジニアは、AIを「脅威」として恐れるのではなく、AIを「賢いアシスタント」として使いこなし、より高度な仕事(設計や問題解決)に集中する役割が求められていくでしょう。
JavaScriptの需要と将来性(需要は高いが、求められるスキルが変化)
システム開発におけるJavaScriptの需要は、引き続き高い水準で推移しています。
(※参考:レバテックが2020年7月に公表した「プログラミング言語別求人案件ランキング」では、2019年度の求人割合は9.38%で、全言語のうち第4位でした。)
ただし重要なのは、JavaScriptの需要は高いままである一方、その「中身」が変化している点です。
以前はjQuery(ジェイクエリー)という技術の需要が多くありましたが、現在は本記事の仕事内容でも紹介した「React」や「Next.js(ネクストジェイエス)」といった、よりモダン(現代的)で高度な技術を扱えるエンジニアの需要が急増しています。
JavaScriptは、今後もWeb開発の中心であり続ける可能性が非常に高い言語です。だからこそ、AI時代にも対応できる「新しいスキル」を身につけていくことが、将来性を高める鍵となります。
参考文献:
・Publickey:「State of JavaScript 2024」公開。フロントエンドライブラリ利用率1位はReact、メタフレームワークはNext.jsなど、1万4000人のエンジニアが回答:https://www.publickey1.jp/blog/24/state_of_javascript_2024reactnextjs14000.html
・株式会社Nuco:「【大注目】バイブコーディング(Vibe Coding)とは?初心者でもアプリ開発を加速させる仕組みを徹底解説」:https://nuco.co.jp/blog/article/PfICV714
2)JavaScriptエンジニアの年収実態とキャリアパス
JavaScriptエンジニアとして働くなら、やはり「どれくらいお給料がもらえるのか」「将来どんな道に進めるのか」は、とても気になりますよね。
ここでは、年収の実態と、AI時代にも活躍し続けるためのキャリアパスについて解説していきます。
JavaScriptエンジニアの平均年収(※スキルや経験により幅があることを強調)

JavaScriptエンジニアの平均年収は、よく「550万円前後」と言われることがあります。(※フリーランススタートの調査では平均569万円というデータもあります)
ただし、この数字には注意が必要です。この平均値には、月100万円近く稼ぐフリーランスの方や、最先端の技術を持つベテランエンジニアも含まれています。
厚生労働省の統計(賃金構造基本統計調査)における「ソフトウェア作成者(プログラマーなど)」の平均と比べても、JavaScriptエンジニアの市場価値は高い傾向にありますが、年収は300万円台から1,000万円を超える人まで、非常に幅が広いです。
もし、あなたが未経験からスタートする場合、最初は年収300万円台からのスタートになる可能性も考えておきましょう。
大切なのは、ここからどうやって年収を上げていくか、です。
年収アップの鍵は「モダン技術」。React、Next.js、TypeScriptの市場価値
では、なぜこんなに年収に幅があるのでしょうか?
その最大の理由は、「どの技術を持っているか」の違いです。
現在の転職市場では、「JavaScriptが書けます」というだけでは評価されにくく、「モダンな(現代的な)技術」を使いこなせるスキルが、そのまま高い年収に直結しています。
例えば、企業調査(PR TIMES掲載)によると、フリーランスエンジニアの場合、
- React(リアクト)が使える人:平均年D
- Next.js(ネクストジェイエス)が使える人:平均年収849万円
といった非常に高い単価データが報告されています。
また、第3章で詳しく解説する「TypeScript(タイプスクリプト)」という、JavaScriptをより安全に・大規模に開発するために作られた言語は、多くの企業が(特に大手企業で)積極的に採用を進めており、このスキルを持つエンジニアの需要は非常に高いです。
AI時代に求められるキャリアパス
第1章でお伝えしたように、AIがコードを書くのを手伝ってくれる時代になりました。
これからのエンジニアは、AIに代替されない「AIには難しい仕事」を担うキャリアを意識することが大切です。JavaScriptの経験を積んだ先には、以下のような将来性の高いキャリアパスが待っています。
目指す方向性 | ステップアップ先の職種(例) |
---|---|
フロントエンド技術を究めたい | フロントエンドスペシャリスト (ReactやTypeScriptを極め、AIには難しい高度なUI/UX(使いやすさ)を実現する専門家) |
表側も裏側も両方やりたい | フルスタックエンジニア (Node.jsも使い、システムの「表側」も「裏側」も開発できる、価値の高いエンジニア) |
チームや技術をまとめたい | テックリード / プロジェクトマネージャー (AIツールを活用してチームの生産性を上げたり、システムの設計(アーキテクチャ)を決めるリーダー) |
あなたの希望にあわせて、専門性を高める道を選べるのがJavaScriptエンジニアの魅力です。
未経験からでも転職は可能?
「モダン技術が必要」「AI時代は…」と聞くと、「未経験から転職するのは難しそう…」と不安になってしまったかもしれません。
でも、安心してください。未経験からJavaScriptエンジニアへの転職は、今でも十分に可能です。
IT業界は全体として人手不足が続いており、将来性のある若手を採用したい企業はたくさんあります。大切なのは、第3章・第4章で解説するように、「今、企業が求めているモダンな技術」を正しく選び、ポートフォリオ(自分の作品)で学習意欲をしっかりアピールすることです。
参考文献:
・厚生労働省:「賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
・PR TIMES (INSTANTROOM株式会社):「【年収927万円】Reactエンジニア案件2025年最新|フリーランス調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000116595.html
・PR TIMES (株式会社SOKUDAN):「【年収849万円】Next.jsエンジニア案件2025年最新|フリーランス副業調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000045678.html
・レバテック株式会社:「TypeScriptの将来性は?特徴やメリット、習得方法を解説」https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/891/
3){AI時代必須}転職・キャリアアップに必要なスキルセット
JavaScriptエンジニアとして活躍し、AI時代にも市場価値を高く保つためには、何を学ぶべきなのでしょうか?
ここでは、転職やキャリアアップのために「今」本当に求められるスキルを、優先順位をつけながら解説します。
基礎スキル(HTML / CSS / JavaScript)

まず大前提として、JavaScriptエンジニアはJavaScriptだけをマスターすれば良いわけではありません。
特にフロントエンド(ユーザーの目に見える画面側)の開発では、HTMLとCSSのスキルもセットで求められます。
Webページは、
- HTML:骨組み(文章や構造)を作る
- CSS:見た目(色や配置)を装飾する
- JavaScript:「動き」(アニメーションやデータのやり取り)を加える
という3つの言語で成り立っています。JavaScriptで加えた「動き」をWebページに正しく表示させるためにも、HTMLやCSSの知識は必須です。これら3つは、エンジニアとしての土台となるスキルだと考えてください。
【最重要】TypeScript:なぜ今、必須スキルなのか?
「JavaScriptの基礎は学んだ」という方が、次に目指すべき最重要スキルがTypeScript(タイプスクリプト)です。
TypeScriptは、一言でいうと「JavaScriptをより安全で、大規模な開発にも耐えられるようにパワーアップさせた言語」です。(Googleが社内標準言語として採用したことでも有名です)
JavaScriptはとても自由な言語ですが、その反面、ちょっとしたミス(バグ)が起きやすいという弱点がありました。TypeScriptは、そうしたミスをコードを書いている段階で厳しくチェックしてくれます。
今、多くの企業(特に大手企業やスタートアップ)では、品質の高いアプリを効率よく開発するために、JavaScriptの代わりにTypeScriptを積極的に採用しています。
転職市場においても、「TypeScriptが使えること」が応募の必須条件になっている求人も多く、年収アップに直結するスキルとなっています。
【重要】フレームワーク:React、次点でNext.js

効率よく質の高い開発を行うために、「フレームワーク」(開発をしやすくする環境やツールのセット)の活用スキルも必須です。
第2章の年収でも触れた通り、特に需要が高いモダンなフレームワークは以下の2つです。
- React(リアクト):現在、世界的に最も人気があり、求人数も多いフレームワークです。
- Next.js(ネクストジェイエス):Reactをさらに使いやすく、高機能にしたもので、需要が急速に高まっています。
未経験からの転職であっても、これらのモダンな技術を学んでおくことが、他の候補者との大きな差別化につながります。
jQueryは学ぶべき?
「jQuery(ジェイクエリー)」も有名な技術(ライブラリ)ですが、現在の優先度は下がっています。
Reactなどが登場する前は主流でしたが、現在は新しい開発でjQueryが選ばれることは少なくなりました。
ただし、古いシステムを改修・保守するお仕事では今でも使われているため、「既存システムの保守」といった案件では知識が求められることもあります。
【追記】AI活用スキル(GitHub Copilotなど)
第1章で触れたように、AI(Vibecoding)がエンジニアの働き方を変えつつあります。
「GitHub Copilot(ギットハブ・コパイロット)」に代表されるAIアシスタントを使いこなし、開発のスピードと質を高める能力も、これからのエンジニアにとって重要なスキルです。
AIに的確に指示を出し、AIが書いたコードを正しくレビュー(検証)できる力は、あなたの市場価値をさらに高めてくれるでしょう。
その他(UI/UXの知識、Gitの操作など)

上記の技術的なスキルに加えて、以下のような知識もあると転職に有利です。
UI/UXの知識 | UI(画面の見やすさ)やUX(ユーザーの体験)を意識できると、「ただ動くもの」ではなく「本当に使いやすいもの」を作れるエンジニアとして評価されます。 |
---|---|
Git(ギット)の操作 | Gitは、コードの変更履歴を管理するツールです。現代の開発現場では、チームで働くために必須のツールとなっています。 |
特にUI/UXの知識は、AIには代替されにくい「使いやすさ」という価値を提供する上で、今後ますます重要になるでしょう。
参考文献:
・HiPro Tech:「TypeScriptエンジニアの今後は?将来性や需要が高い人材の特徴を解説!」https://tech.hipro-job.jp/column/23659
・経済産業省:「特定サービス産業動態統計速報」https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result-2.html
4)AIに代替されないための転職・スキルアップ戦略
第3章までで、AI時代に求められるスキルセットが見えてきました。
では、それらのスキルを身につけ、AIに代替されない「価値あるエンジニア」として転職を成功させるためには、具体的にどう行動すればよいのでしょうか?
ここでは、4つの具体的な戦略(アクションプラン)をご紹介します。
ポイント1:モダン技術(React/TypeScript)でポートフォリオを作成する

いまの時代、ITエンジニアの転職活動では「ポートフォリオ」(自分のスキルを証明する作品)が必須です。
特に未経験からの転職(ペルソナ1)や、レガシーな環境からのキャリアアップ(ペルソナ2)を目指す場合、このポートフォリオの「中身」が合否を分けます。
大切なのは、「簡単なものでよい」と妥協するのではなく、第3章で解説した「TypeScript」や「React / Next.js」といったモダンな技術を意図的に使って作成することです。
たとえシンプルな作品でも、モダンな技術スタックを使っているだけで、「AI時代を見据えて主体的に学習できる人材だ」という何よりの証拠になり、企業からの評価は格段に上がります。
ポイント2:【新設】「+α」の価値を掛け合わせ、市場価値を高める

ご指摘の通り、AI(Vibecoding)の普及により、単純に「JavaScriptのコードを書くだけ」の作業価値は、相対的に下がっていく可能性があります。
そこでAI時代に最も重要な戦略が、JavaScriptに「+α」の価値を掛け合わせることです。
AIに代替されにくい、あなただけの「強み」を作り出すのです。
- JavaScript × UI/UX設計
AIには難しい、人間ならではの「使いやすさ」「心地よさ」を設計できるスキル。 - JavaScript × バックエンド (Node.js)
表側も裏側もわかる「フルスタックエンジニア」としての希少価値。 - JavaScript × AI活用(Vibecoding)
AIを「使いこなし」、チーム全体の生産性を爆発的に高められるスキル。
「JavaScriptが書ける人」を目指すのではなく、JavaScriptを武器に「+αの価値を提供できる人」を目指すこと。これがAI時代を生き抜くための核となる戦略です。
ポイント3:学習ロードマップ(書籍、学習サイト、動画の活用)

「プログラミング言語の習得は、やはりスクールで」と考えている人もいるでしょう。
ですが、JavaScriptは独学で学ぶことも可能です。学習コストの低さは、JavaScriptのメリットのひとつです。
まずは書籍を活用して、基礎を固めましょう。
書籍は有識者が執筆し、体系的な構成が行われていることがメリットです。その後学習サイトや動画を活用して、知識を深めていきましょう。
書籍を選ぶ際の注意点として、レベル別に分かれていることが挙げられます。初心者が上級者向けや詳細まで解説されている分厚い書籍を選ぶと、途中で挫折してしまいかねません。
スムーズに知識を身につけるためにも、これからJavaScriptを学ぶ人は初心者向けの書籍を選ぶとよいでしょう。また、わからない用語を調べられるよう、逆引きの参考書も1冊あると便利です。お勧めの書籍には、以下のものが挙げられます。
JavaScriptを独学で学ぶ際のおすすめの書籍
ポイント4:JavaScriptに強い転職エージェントを利用する

JavaScriptの案件は豊富なため、自力で転職することも可能です。
しかし独力では、企業の特徴や内情を知ることに限界があることも事実。あなたが活躍できる職場に就職するためには、転職エージェントの活用が有効です。
ただし、転職エージェントならどこでもよいわけではありません。JavaScriptエンジニアの特徴をよく知り、キャリア相談や転職支援に強い転職エージェントを利用することが重要です。
特に、あなたのポートフォリオ(ポイント1)やキャリアの掛け算(ポイント2)を正しく評価し、「React/TypeScript」といったモダンな技術トレンドを理解しているエージェントを選ぶことが、転職成功の鍵となります。
参考文献:
・株式会社SHIFT:「ChatGPTはエンジニアの仕事を奪うのか?生成AIの影響と事例3選を徹底解説」https://shift-ai.co.jp/blog/10784/
5)JavaScriptエンジニアへの転職に、おすすめの転職エージェント
ここからは、JavaScriptエンジニアとして活躍できる職場への転職を検討している人向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。
紹介するサービスはどれもJavaScriptエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。
エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3つ登録し、「ここがフィットする」エージェントに利用を絞っていくとよいでしょう。
リクルートエージェント
JavaScriptエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
未経験からのITエンジニアの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、入念な企業研究が欠かせません。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにJavaScriptエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーのほとんどが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
JavaScriptエンジニア向けの求人は2024年11月時点で約5,000件あります。
「どの企業が働きやすい環境か」「スキルアップしやすいか」について、レバテックキャリアのアドバイザーが適切に対応してくれるでしょう。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
dodaエンジニアIT
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。
dodaエンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。
大手転職サービスならではの求人数の多さと、キャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」と呼ばれる求人企業への採用支援をするスタッフも就いてくれます。
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。
JavaScriptエンジニア向けの求人は2024年11月時点で約3,500件あります。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
doda エンジニアITの特徴
dodaエンジニアITの特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
求人企業の選択肢の豊富さとサポートの「質の高さ」が期待できます。
JavaScriptエンジニアほかWebコーダー、フロントエンドエンジニアの求人も豊富です。これからのキャリアと今進むべき分野についてキャリア相談していきたい人にも、マイナビIT AGENTはおすすめです。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
6)JavaScriptエンジニアへの転職に関するよくある質問(FAQ)
- Q1. 未経験からJavaScriptエンジニアに転職することは可能ですか?
- Q2. JavaScriptエンジニアになるにはどのスキルを習得する必要がありますか?
- Q3. JavaScriptエンジニアの仕事内容にはどのようなものがありますか?
- Q4. JavaScriptエンジニアの平均年収はどのくらいですか?
- Q5. JavaScriptエンジニアの転職におすすめのエージェントはありますか?
- Q6. JavaScriptエンジニアになるためにはスクールに通う必要がありますか?
- Q7. 実務経験がなくても転職活動を進められますか?
- Q8. JavaScriptエンジニアの今後の需要はどうなりますか?
Q1. 未経験からJavaScriptエンジニアに転職することは可能ですか?
はい、未経験からでも転職は可能です。ただし、第4章で解説したように、ご自身の学習意欲と技術力を証明するための「ポートフォリオ(作品)」の作成が非常に重要です。
特に、TypeScriptやReactといったモダンな技術を使ったポートフォリオは、企業からの評価を大きく高める要因になります。
Q2. JavaScriptエンジニアになるにはどのスキルを習得する必要がありますか?
第3章で解説したスキルセットが求められます。優先順位としては以下の通りです。
- HTML/CSS/JavaScript(Web開発の土台となる基礎スキル)
- TypeScript(現在の開発現場で必須スキルとなりつつあります)
- React / Next.js(非常に需要の高いモダンなフレームワーク)
- Gitの操作(チーム開発で必須のバージョン管理ツール)
- (補足)jQuery(既存システムの保守・改修で求められる場合があります)
Q3. JavaScriptエンジニアの仕事内容にはどのようなものがありますか?
第1章で紹介したように、WebサイトやWebアプリケーションの画面(フロントエンド)開発が中心です。
最近はReactやNext.jsといった技術を使った、高機能なWebアプリケーション開発が主流です。また、Node.jsを使ってサーバーサイド(システムの裏側)の開発を担当することもあります。
Q4. JavaScriptエンジニアの平均年収はどのくらいですか?
全体の平均年収は約550万円程度ですが、これはあくまで目安です。第2章で解説した通り、年収はスキルや経験によって300万円台から1,000万円以上まで大きく変動します。
特に、React、Next.js、TypeScriptといったモダンな技術を高いレベルで扱えるエンジニアは、高い年収が期待できる傾向にあります。
Q5. JavaScriptエンジニアの転職におすすめのエージェントはありますか?
以下のエージェントが特におすすめです:
- リクルートエージェント
- レバテックキャリア
- dodaエンジニアIT
- マイナビIT AGENT
Q6. JavaScriptエンジニアになるためにはスクールに通う必要がありますか?
必ずしもスクールに通う必要はありません。JavaScriptは独学しやすい言語で、書籍やオンライン学習サイトも充実しています。
ただし、TypeScriptやReactといったモダンな技術は一人で学ぶのが難しいため、効率的に学びたい方や挫折が不安な方にはスクールも良い選択肢です。
Q7. 実務経験がなくても転職活動を進められますか?
はい、可能です。その場合、「ポートフォリオ(作品)」の質が何よりも重要になります。実務経験がない分、ご自身の技術力と学習意欲をポートフォリオで証明する必要があります。
第4章を参考に、ぜひモダンな技術を使った作品作りにチャレンジしてみてください。
Q8. JavaScriptエンジニアの今後の需要はどうなりますか?
需要は引き続き非常に高いと予測されます。ただし、第1章で解説したように、AI(Vibecoding)の普及によってエンジニアの役割は「コードを書く人」から「AIを使いこなす人」へと変化しています。
今後は、TypeScriptやReactなどのモダン技術を使いこなし、AIを活用しながら複雑な設計や問題解決ができるエンジニアの需要が、ますます高まっていくでしょう。
【まとめ】AI時代の転職成功は「モダン技術」と「+αの価値」が鍵
本記事では、AI(Vibecoding)の登場によるJavaScriptエンジニアの役割の変化と、これからの時代に本当に求められるスキルセットについて解説しました。
もはや「JavaScriptが書ける」だけでは十分ではありません。TypeScriptやReact/Next.jsといったモダンな技術を習得していることが、あなたの市場価値を大きく左右します。
AIに代替されないエンジニアになるためには、第4章で解説した「JS × UI/UX」や「JS × AI活用」といった「+αの価値」を掛け合わせる戦略が何よりも重要です。
まずは、モダンな技術を使ってポートフォリオ(作品)を作成し、あなたの「強み」をアピールすることから始めてみましょう。
あなたに合った転職を実現するためには、こうした最新の技術トレンドをしっかり理解している、JavaScriptに強いエージェントに相談することが成功への近道です。本記事で紹介した転職エージェントの情報も参考に、ぜひ未来への第一歩を踏み出してください。