40代の転職のよくある失敗パターンとは?主な原因と対策を紹介
[最終更新日]2024/09/27
40代に入ると、転職に対して慎重な考え方をする人が多くなる傾向があります。
現在の職場である程度の収入を得ていたり、子どもの教育費がかかる時期に入っていたりと、仕事選びに失敗できないさまざまな事情を抱えている人が増えるからです。
一方で、40代の転職はめずらしいことではなくなりつつあります。さらなるキャリアアップを目指して転職という選択を考えている人もいることでしょう。
目次
1)40代の転職で陥りがちな失敗パターン3つ
40代の社会人は仕事での経験が豊富であるため、転職に対しても自分なりの判断軸を持っていることでしょう。
「十分慎重に考えて転職先を決めるから、そう簡単に失敗しないはず」と考える人もいるでしょう。
しかし、社会経験が長いからこそ陥りやすい失敗もあることを知っておく必要があります。
とくに次に挙げる3つのパターンは社会人経験が豊富な40代の人ほど陥りがちな失敗ですので、自分が当てはまっていないか確認しておきましょう。
それぞれ順を追って見ていきましょう。
「これからの働き方」のイメージが不明瞭なまま、転職活動を行っている
現在の職場での在籍期間が長い人や、ある程度のポジションに就いている人ほど注意が必要なパターンです。
転職先を探すにあたって、多くの人は無意識のうちに現状維持かそれ以上の条件を望んでいます。逆の言い方をすれば、「今現在の境遇は維持できるはずだ」といつの間にか思い込んでしまいやすいのです。
とくに現職での在籍期間が長い人ほど、現状の働き方や待遇を「当たり前のこと」と捉えがちですので注意が必要です。
現状を基準に転職先を選ぼうとすると、年収や肩書を維持することに意識が偏ってしまい、「これからどう働いていきたいのか」「転職して何を実現したいのか」といった本質的な部分を見失ってしまうことがあります。
応募先企業の採用担当者が知りたいのは、「これまでどんな待遇で働いてきたのか」ではなく、「うちに入社したらどんな活躍ができるのか」といった点のはずです。
転職すればこれまでの待遇はいったんリセットされると言っても過言ではありません。「これからの働き方」についてしっかりとイメージできているか、転職する理由や動機が客観的に納得感を得られるものになっているか、今いちどチェックしておく必要があります。
そもそも応募すべき求人企業の方向性・判断軸を誤っている
応募したいと思えるような求人がなかなか見つからない場合、あるいは書類選考で不採用が続くような場合は、そもそも応募すべき求人の方向性や判断軸を誤っている可能性があります。
「同業種なら比較的転職しやすいのではないか」「企業規模にこだわらなければ転職先は見つかる」といった考え方をしている人は要注意です。
こうした表面的な理解で転職活動を進めてしまうと、仮に採用されたとしても入社後にミスマッチが発覚するなど、長い目で見たときに失敗の原因となりやすいのです。
企業には各社の理念や組織文化があります。必要な人材はこうした理念や文化に基づいて判断されるため、応募先企業に関するリサーチは念入りに、これ以上調べられることはないレベルまで注力して行うべきです。
社会経験があるからと言って、「この業界は〇〇だ」「この手の会社は〇〇だろう」といった思い込み・先入観を持たず、本当にその求人に応募すべきかどうかをゼロベースで考えるようにしましょう。
求人企業に適切な自己PRができていない
転職に際して自己PRが重要なのは言うまでもありませんが、企業側が求める人材像に合致する適切な自己PRになっていなければ、かえって逆効果になってしまうこともあり得ます。
40代の人材を求める企業は、転職者のこれまでの経験や実績を入社後に発揮してくれることを期待しています。
「頑張る気持ちは誰にも負けません」「入社後に精一杯努力して仕事を覚えます」といった熱意やポテンシャルを軸とした自己PRが通用するのは、20代などの若手が転職する場合のみです。
また、転職者自身がこれまでの経歴と今後のキャリアプランを整理し、一貫性を持って伝えられるように準備しおくことも非常に重要です。
自分の中では一貫性があると思っていても、第三者から見て同じように一貫したキャリアと映るとは限りません。
キャリアの展望に一貫性が感じられないと、前職までの経験をどう生かせるのか、入社後にどのような活躍ができそうなのか、といった点も必然的に伝わりにくくなります。
その結果、「ぜひこの人と一緒に働きたい」と思えるような魅力的な人材として映らなくなってしまう可能性もあるのです。
2)40代の転職で失敗しないための対策5つ
40代の転職で失敗してしまうと、再び転職するなどリカバリーを試みるのは決して簡単なことではありません。
そもそも転職先が決まらないという失敗ももちろんですが、仮に転職できたとしても入社後にミスマッチが発覚し、転職したことを後悔してしまうような失敗も避けたいものです。
そこで、40代の転職で失敗しないために準備しておきたい対策を挙げておきます。次の5点については、転職活動をスタートする前に必ず確認しておきましょう。
自己分析を行いキャリアプランを明確にしておく
自己分析と聞くと、新卒の就活生がやるべきことでは?といったイメージを持つかもしれません。
しかし、40代の社会人はこれまで積み上げてきた経験がある分、自身のキャリアを客観視することが難しくなっている面があります。
自分では把握しているつもりでも、第三者に伝えるとなると改めてキャリアの棚卸しや今後のキャリアプランの検討が必要になるでしょう。
また、40代の転職では、自分が「これからやっていきたいこと」と「できること」との区別を明確にし、ある程度は現実的な選択をすることも重要になります。
適切な選択をするためにも、自身の現在の立ち位置を正確に理解し、その上で今後のキャリアプランを立てておくことが大切です。自己分析を通して理想と現実の最適なバランスを見いだすことにつながるでしょう。
補足:キャリアプランとキャリビジョンについて
キャリアプランとは、将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン・キャリアプランの作成表
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) |
キャリアプラン (そのためにやるべきこと) |
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1年後 |
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5年後 |
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10年後 |
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キャリアビジョンのイメージが持てない人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
転職の「軸」を持っておく
実際に求人を探し始めると、一見魅力的に映る企業が複数見つかるはずです。
「次のキャリアはこの会社で築いていきたい」と直感的に思えたとしても、今いちど自分自身の希望条件に合致しているか慎重に検討しておく必要があります。
自分の希望を100%叶えられる職場に出会えたらベストですが、現実的には叶えられる条件とそうでない条件が出てくるでしょう。このとき重要になるのが転職する上での判断軸です。
自分にとって譲れない条件は何であるのか、逆に「この条件は叶えられなくても仕方がない」といった優先度の低い条件は何であるのかを明確にしておきましょう。
そもそもなぜ転職したいのか、転職の目的を明確にしておくことで、強固な判断軸を持てるはずです。
転職の「軸」の定め方
自分だけの転職の軸を持つことに難しさを感じる方は、以下の流れに沿って考えをまとめていくと良いでしょう。
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸」とする
それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そして、これらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になります。
求人企業の情報収集は念入りに行う
転職後にミスマッチが発覚するケースの多くが、事前の情報収集が不足していることに起因します。
もちろん入社してみないと分からないことも出てくるのですが、調べようと思えば把握できていたはずの情報も少なくないはずです。求人に記載されている情報や企業ホームページに書かれている情報は求人企業の良い面に偏っているケースが多いため、多角的に企業情報を収集する姿勢が重要になります。
たとえばその企業で過去に働いていた経験のある人がコメントを寄せる口コミサイトや、同業種で働いている人の評判をリサーチするなど、駆使できる情報源はフル活用しましょう。
中には信憑性が十分でない情報や主観に偏った情報もあるはずですが、多くの情報に当たっていく中で求人企業のおおよその社風や内情が見えてくることもあるのです。
企業研究をする際に、優先して見るべきポイント
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
---|---|---|
事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、競合他社のHPなど |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | 口コミサイト |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 求人票 |
これまで・これからの仕事人生を「ストーリー」として伝えられるように
転職活動では、応募書類や面接での問答を通じて限られた時間で自身の希望条件や今後のキャリアプランを伝えなくてはなりません。
これまでの経歴や実績、今後取り組みたいことについて項目ごとに挙げていくことも大切ですが、それだけでは第三者への伝え方としてはイメージが膨らみにくいと言わざるを得ません。
どのように働くかということは、「どのように生きるか」に深く関わっています。
自身の職業観や人生観をより強く訴えかけるには、仕事や人生に対する向き合い方をストーリーとして伝えるほうが効果的です。
一種のシナリオとして自身のキャリアを捉えておくことによって、第三者が聞いたときに伝わりやすいだけでなく、自分の中でもキャリア観を具体化しやすくなるはずです。
「印象に残る職務経歴書」作成のポイント
- Point1)最初の職務要約ですべてを語る
- Point2)緩急をつける
- Point3)企業毎に職務経歴書を書く
- Point4)定量的に書く
- Point5)「ボランティアをやっています」などの副次的なものは程ほどに。
- Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
Point1)最初の職務要約ですべてを語る
採用担当はたくさんのレジュメに目を通すため、最初の職務要約しか見ない人もいます。逆にいうと、この部分は全員が見るということです。
そのため、「最初の職務要約ですべてを語る」くらいの気概で作成したほうが良いでしょう。
自分の強みが最初の数行でパッと分かるように表すなど、とにかくこの部分の品質に意識を集中して作成することが大切です。
Point2)緩急をつける
ある程度実務経験を持った人が陥りがちなミスが、「やってきたことを全部書いてしまう」ことです。
全部盛り込むと、強み(アピールポイント)が薄まってしまいます。
アピールすべきところとしなくてもいいところを分けて、しなくても良いところはバッサリ切る──、といったメリハリが大切です。
例えば総務部門を経験した転職者の場合、総務の幅広い業務範囲を全部書くとどうしても冗長になってしまいます。
その際に、例えば応募する企業の求人要件が「総務の資産管理」だった場合、そのポジションと関連する経験をアピールするのです。
「自分はそのほかにも人事、採用などを経験していた」という場合においても、応募企業側で人事、採用のポジションを求めていないようなら、その記載は軽く触れる程度に留めるなどの取捨選択を意識しましょう。
Point3)企業毎に職務経歴書を書く
職務経歴書は、基本応募企業毎に準備します。
テンプレートのようにひとつの職務経歴書を使いまわしていた場合、応募企業側はすぐにそれを見抜きます。
効果的な職務経歴書にしていくためにも、企業が募集しているポジションに合わせて書くことを意識すると良いでしょう。
イメージとしては、「60%は共通部分として、残り40%を企業毎にかき分ける」、「これまでやってきたことが20種類あったら、求人ポジションに合わせて12~3個に絞って、7~8個は削る」といった形で進めると良いと思います。
ポイントは、求人企業に対して「企業が求めているポジションと、自分の経歴がいかにフィットしているか」を伝えることです。
Point4)定量的に書く
よく言われることですが、職務経歴書は「定量的」に書くことが大切です。
例えば、「お客様に大変喜ばれた」といった表現は、第三者はその程度を測れません。また、「主観的、感覚的にしか物事を捉えられていない」と評価されてしまうリスクもあります。
アピールする事柄は、なるべく「数値」に落とし込むことが大切です。
「売上や会員数、またはPV数などが何パーセント増えた」であったり、「結果として作業時間がこれだけ短縮できた」などの定量的な説明を意識すると良いでしょう。
Point5)「ボランティアをやっています」などの副次的なものは程ほどに。
プライベートでの活動(ボランティア)などは、書いても書かなくても、書類通過や採用にそこまで影響は無いと見たほうが良いでしょう。
他の候補者と比較検討になった際に、その人と甲乙つけがたいくらいの同評価だったら効果はあるかもしれませんが、その他ではあまり効果を期待しない方が良いと思います。
たまに、経営層の価値観とマッチしたなどのラッキーパンチもありますが、やや運要素の強いPRと言えます。
また、そうした副次的なPRをたくさん書いてしまうと、「仕事でアピールできないから、そこでアピールするのかな?」と思われてしまうリスクもあるでしょう。
Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
レジュメ(職務経歴書)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。
例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。
それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。
ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。
40代のサポートに強い転職エージェントを活用する
転職に対する希望条件が明確な人ほど、転職活動は自力で進めたいと考える傾向があります。
しかし、自身の市場価値を正確に把握することは容易ではなく、どうしても自分では見えていない部分が出てきてしまうのが実情です。
40代の転職では、プロの視点を取り入れる意味で転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントを介して転職先を探すことによって、自分では気づかなかったアピールポイントを知れたり、企業側が求める人材像へのマッチ度をより客観的に知ったりする機会を得やすくなります。
また、内定後の条件交渉のように転職者自身では言い出しづらいことも代行してくれますので、より納得度の高い転職を実現できるはずです。
3)40代のサポートに強いおすすめ転職エージェント
転職エージェントを利用する際には、40代の転職サポートに強いエージェントを選ぶことが重要です。
転職エージェントは各社が独自に非公開求人を保有しているため、ある転職エージェントでは紹介されなかった企業を別の転職エージェントで勧められることは十分にあり得ます。
また、転職エージェントごとに強みや得意分野があることから、複数の転職エージェントを併用することで互いの強みを補い合う効果も期待できます。こうした理由から、転職エージェントは複数登録しておき、併用していくほうが効果的に活用できます。
次に挙げるのはいずれも40代の転職サポートに強いエージェントです。自分に合った転職エージェントをいくつかピックアップし、複数の転職エージェントに同時登録しておくようにしましょう。
doda X(デューダ エックス)
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年収800万円以上の企業からのスカウトが多く届く転職サイト。ヘッドハンターからのサポートも受けられます!
「忙しくて、転職活動に時間をかけられない…」という40代の人におすすめのサービスが、doda X(デューダエックス)です。
doda Xの特徴は、企業からのスカウトが多いこと、そしてヘッドハンターがあなたの経歴と希望に合わせてキャリア提案をしてくれることです。
求人チェックや書類作成をする暇を見つけにくい人も、「スカウトを待つ」「ヘッドハンターのサポートを受ける」スタイルで効率的な活動をおこなえます。
紹介される求人の多くは、年収800万円以上の企業経営戦略や事業戦略に直結する重要なポジションのものが殆ど。
今よりさらに活躍できるフィールドで働きたいという人にマッチしやすいサービスでしょう。
doda Xの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・埼玉・神奈川・愛知・静岡・大阪・京都・兵庫・広島 |
公開求人数 | 約5.9万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 事業企画・経営企画|営業|IT・Webエンジニア|経理・財務・人事・法務|マーケティング・販促・商品開発|技術職(機械・電気)|コンサルタント|金融系専門職|医療専門職|技術職(化学・食品系)|技術・専門職(建設・不動産系)|クリエイター・クリエイティブ職|サービス系(店舗管理・運営管理)|技術職(組み込みソフトウェア)|SCM・物流・購買系など |
doda Xでは登録後に職種別の経歴書のサンプルも入手できます。doda専属のキャリアカウンセラーのサポートを合わせて利用すれば、書類作成の準備は万全でしょう!
リクルートエージェント
転職市場は日々刻々と変化しています。まして現代は変化の速い時代ですので、数か月スパンで人材やスキルの価値が変動することも決してめずらしくありません。
自分が持っているスキルや業界知識の価値は不変ではなく、常に変化し続けていることを認識する必要があります。
リクルートエージェントは、担当キャリアアドバイザーによるサポートが充実していることで知られる転職エージェントです。
転職希望者のこれまでの経験や実績を踏まえて、現状の市場環境において高く評価される可能性のある企業を的確に紹介してくれるので、自力で求人を探す場合と比べて最適な転職先を見つけやすくなるはずです。
そもそも現状で転職を検討するべきなのかどうか、といった根本的な点も含めて、プロのキャリアアドバイザーに相談しておきたい人は、リクルートエージェントに登録しておくとよいでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約47万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
40代の転職においては、これまでの経験や実績にもとづいた転職先を選ぶことも重要ですが、今後のキャリアの中で実現したいことを明確にし、目標が実現できる職場を見つける視点も必要になります。
目標設定は現実離れしたものを掲げるのは好ましくありませんが、あまりに現実的すぎても消極的な印象を持たれやすいため、バランスを取るのが難しい面があります。
JACリクルートメントはミドル層のサポートに強い転職エージェントのため、40代の人材が今後のキャリアで目標を設定し、それを実現する転職を目指す上で最適なサービスと言えます。
「これまで」を基準とした求人のマッチングだけでなく、「これから」の目標設定も含めたコンサルティングを希望する人は、JACリクルートメントに相談しておくといいでしょう。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.0万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
doda(デューダ)
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豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。40代で本気でいい求人を探したいならぜひ登録しておきたい転職サイトです。
dodaの特徴として、企業から直接届くスカウトメールが他の転職サービスと比べて多いことが挙げられます。
40代の人材を求める企業の多くが、「こんな人に入社してもらいたい」といった人材像をかなり具体的に掲げています。そのため、求める経験や実績を持つ人材を発掘できれば、ピンポイントで転職者にアプローチしてくるケースは少なくないのです。
dodaではキャリアアドバイザーを介した企業の紹介に加え、企業から直接スカウトメールが届く仕組みになっています。
スカウトを受け取った企業とのマッチ度をキャリアアドバイザーに相談することもできるため、入社後のミスマッチを未然に防ぐ意味でも効果が期待できるでしょう。
自身の経験や実績に関心を寄せる企業の話を積極的に聞いてみたい人は、dodaへの登録をおすすめします。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年9月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
目指す業種・職種が定まっている人は「特化型」エージェントの非公開求人もチェックしよう
ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
40代で一定の知識・経験を培いつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT |
レバテックキャリア |
ワークポート |
doda X |
JACリクルートメント |
リクルートダイレクトスカウト |
ビズリーチ |
ジャスネットキャリア |
マスメディアン |
クリーデンス |
MS Agent |
エンワールド |
ロバート・ウォルターズ |
メイテックネクスト |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
まとめ)40代の転職失敗パターンを知って、後悔のない転職を実現しよう
今回は40代の転職失敗パターンと失敗を回避するための方策について解説してきました。
失敗パターンと聞くとネガティブなイメージがありますが、典型的な失敗パターンを知ることで致命的な失敗を回避し、より納得度の高い転職を実現することに役立ちます。
また、転職先が決まるかどうかを案じるだけでなく、入社後に後悔することのないよう十分なリサーチや事前準備をしておくことへの意識も高まるでしょう。
40代は責任世代ですので、転職に失敗してしまうことへの恐れを抱く部分もあるはずです。
しっかりと準備を進め、後悔する可能性のある要素を1つ1つ減らしていくことによって、転職に対する不安感や恐怖心は徐々に薄らいでいくはずです。
失敗パターンを把握した上で、後悔のない転職の実現に向けて準備を始めていきましょう。