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「人生はお金だけではない」37歳で経営企画職から経理への転職。|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
自動車部品メーカー
職種
経営企画
従業員規模
約2,500名
年収
550万円

転職後

AFTER
職業
化学メーカー
職種
経理職
従業員規模
約800名
年収
650万円

目次

ちゃんまつ021さんの転職ストーリー

1これまでの私

「今よりももっと幸せな家庭にするには、お金がもっと必要だ」

イメージ:経営企画として働く30代男性

転職前は、自動車部品メーカーの経営企画職として働いていました。

役職は係長で、年収は550万円。
まずまずの年収でしたが、もっと昇格してお金を手に入れ、そして家族の笑顔を増やしたいと常々思っていました。

家族構成は年上の妻と2歳の子ども(男の子)、そして私です。
3年前に購入した分譲マンションで暮らしています。

妻は子育てに専念していましたので、生活費や子どもの将来にかかるお金は私が稼ぐ必要がありました。

当時は「今よりももっと幸せな家庭にするには、お金がもっと必要だ」とばかり、考えていました。

2転職のきっかけ

「もっとお金を稼ごう」は、次第に「転職しよう」に。

イメージ:年収アップのイメージ

子どもが2歳になる1ヵ月前、自閉症スペクトラム症と診断されました。

自閉症スペクトラム症とは発達障害のひとつで、対人関係を築くが苦手であったり、特定の物事に過度にこだわりを持つであったりといった特徴があります。

この事実をきっかけに、私は「自分がもっと稼がないといけない」という気持ちが一層強くなりました。

ですが、現実はそのように進まず、狙っていた「課長代理試験」は落選。
上司に理由を訊いたのですが、煙に巻かれてしまいました。

新卒で入った会社でしたが、気づけば私より上のポジションは古株の社員で固められており、昇格する余地がほとんどなかったのです。

経営企画職は部長以上の経営層とのコミュニケーションをとりながらの業務を進めることが多く、私の場合は一緒に作業するチームメンバーもいません。

「ずっとこのまま、昇格もなく働かせられるのか」という不安を伝える相手もおらず、気づくと転職サイトの求人を眺めるのが習慣になっていました。

そして「もっとお金を稼がないといけない」という想いは、だんだんと「転職しよう」という想いに、変わっていきました。

3転職活動中

37歳、はじめての転職活動。

イメージ:転職面接を受ける30代男性

転職活動は、在職中から始めました。

これまで新卒で入社した会社でずっと働いていましたので、転職するのはこれが初めてです。
はじめのうちは何から着手すればいいのかも分かりませんでした。

転職経験のある友人に相談し、まずは転職エージェントに登録しておくとよいと言われて「リクルートエージェント」に登録。
ここでキャリアアドバイザーから具体的な進め方を教えてもらい、ようやく活動の全体像が見えました。

転職エージェントの流れをざっと説明すると、以下の通りです。

  • キャリア相談
  • 求人紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 条件交渉

私の場合、書類選考で大分落とされました。
キャリアアドバイザーの人から親身に添削してもらったにも関わらず、応募した8割は書類で落とされてしまいました。

そして、なんとか面接まで選考をこぎつけたのはわずか3社。
とにかくこの3社のうち1社でも内定を勝ち取ろうと、キャリアアドバイザーの人にまたお願いして模擬面接をしてもらうなどやるだけのことは全部やりました。

そうして採用通知をいただけたのが、今の会社です。
化学メーカーの、経理職のポジションでした。

4転職後

新しい職場は、協調性があって、同時に排他的。

イメージ:経理職として働く30代男性

新しい職場に入ってまず思ったのは、「これは大変だ…」ということでした。

仕事内容は財務会計に関すること全般です。
小さな会社だからなのでだと思いますが、システム保守、予算策定など一般的には別部署がやるような業務もあり、業務範囲は非常に多岐に渡りました。

また、社内システムがとても旧式で、かつ難解なのです。
一つ一つのタスクをこなすだけでもかなり時間がかかりますし、更には業務に反映していく際に属人的な作業が多く、これでは何のためのシステムなのか分かったものではないと不満に思ったものです。

おかげで、残業時間も大分増えてしまいました。

人間関係については、良好な職場でした。

経理部は私のほかにも5名程社員がいて、わからないことがあれば教えてくれますし、大きな案件はチームで助け合いながら進めます。

カルチャーショックだったのは、一般的に経理がしないような業務も、部署の皆さんは文句も言わずに当たり前のように仕事をすることです。

その一方で、他部署に確認するということをあまりせず、自部署だけで何とか解決しようとするので、作業効率はすごく悪い印象があります。

「これは私がやらないとダメだろう」と言って他の人からはほぼブラックボックス状態の業務もあったりと、正直何をしているのかよくわからない人もいます。

上辺で見ると調和性のある職場なのですが、よくよく観察すると排他的な仕事の仕事になっていることも多く、「これでは私が部署全体を把握するのにあと数年はかかりそうだ」と思ったものでした。

5その後、どうなったか。

人生は、お金だけではない。

イメージ:業務効率化とDX推進を考える30代男性

今回の転職が成功だったかどうか、非常に悩ましいです。

そもそもの「年収アップ」の目的については、基本給が上がったこと、そして残業時間も増えたので十分に果たせたと思っています。

また、新しい環境に移って新たに学べたことも多くありました。

残念なことは、業務がシステム化しきれずにいるために不毛な業務が多くなってしまっていること。
簡単な仕事のはずなのに部署総出で残業しているときなどは、虚しさを感じることもあります。

また、私の子どもの育成にかける時間は残念ながら減ってしまいました。

仕事に時間を取られてしまっているので致し方なくはあるのですが、たまに「給料が安くてもいいから。残業の少ない前職に残っていたほうが良かったかもしれない」と思うことがあります。

ですが、転職は不可逆的です。
後悔していても始まらないので、とにかく前向きにポジティブに、頑張ろうと思っています。

◇ ◇ ◇

今私が意識していることは、業務効率化です。

最近では「DX推進」という言葉も浸透しつつありますが、現在の会社で意識している人は殆どいません。なので、私が旗振り役として、活動していけたらと思っています。

まずは、既存の業務一つ一つを分かりやすくして、誰でもできるようにすること。
新卒や中途で新しく入ってきた人に、私が感じたような不毛な苦労はさせたくありませんから。

業務改善をしていけば、残業も減って自然とワークライフバランスも整うはずです。
そうすれば、私は今よりも家族との時間をもっと持てるようになるでしょう。

あとは、家族、子どもとの時間も、見直していきたい。
家族の時間を「効率化」と言ってしまうのはあまりに冷たい感じがしますが、限られた時間を大切に、私のできることを全てやりたいと思っています。

人生は、お金だけではない」。──当たり前のことですが、今回の転職でそのことを痛感しました。

行動することによって気づきが産まれ、そして新しい行動に繋げることができます。
本当に幸せな働き方と、そして家庭を実現できるよう、これからもっと頑張りたいです。

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