『みんなの転職「体験談」。』
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従業員10,000人の証券会社から、100人規模のITベンチャー・カスタマーサクセスへの転職|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
証券会社
職種
営業
従業員規模
1万人強
年収
550万

転職後

AFTER
職業
IT企業
職種
カスタマーサクセス
従業員規模
100人
年収
500万

目次

麦チョコさんの転職ストーリー

1これまでの私

証券営業、営業ノルマと闘う毎日。

イメージ画:証券営業マンとして働く女性

2012年に慶応大学卒業後に大手証券会社に入社し、3年半証券営業マンとして営業数字のノルマと毎月闘っていました。

入社3年目で結婚して実家から離れましたが、その後も働き方は変わらず、でした。

営業成績は良かったり悪かったりを繰り返していましたが、同期内では比較的上位にはランクインしていました。

自分の営業成績と順位に一喜一憂する毎日を送りながら、営業部から他の業務へのキャリアがあまり開けていない環境に対して漠然とした不安を抱えていました。

証券会社の世界の中で、どう頑張れば評価されるかについてはわかってきたけれど、「他の仕事をしたら自分は活躍できるのだろうか」ということを考えることが多かったと思います。

──それと、(ずっとこのままの仕事ではツライな)という感情もありました。

2転職のきっかけ

「3年経った今なら、転職してもいいだろう」

キャリアの転換点イメージ

転職をしようと思った経緯は、結婚してからライフスタイルに変化があったこと、それと営業ノルマに嫌気がさしてしまったことが挙げられます。

とうぜんですが、実家を出れば家事の負担は大きくなります。
営業成績が悪かったことを落ち込みながらの家事は、なかなか堪えました。

夫からは「思い切って、仕事を変えてみたら?」と頻繁に言われました。
正直、仕事のことに他人から口出しはされたくなかったのですが、それが転職を考え始めたきっかけでした。

また、自分自身の営業数字を追いかけるあまり、お客様のライフイベントを全く喜べなくなくなっていた自分にも嫌気が指してしまいました。
その際に、どうしても出金や解約が生じやすく、営業数字上はマイナスに働いてしまうのです。

他の仕事にも若いうちにチャレンジしたいと思っていたこともあって、とうとう私は入社して3年3ヵ月経ったころから転職活動を始めました。

あと本音を言えば、入社後3年は辞めづらかったです。
「まずは3年やった」という世間体を気にしていたところもあって、「3年経った今ならいいだろう」という気持ちもありました。

3転職活動中

転職エージェントのキャリアアドバイザーに助けられて。

転職エージェントとの面談イメージ

仕事をしながらの転職活動は、履歴書記載や面接時間の捻出などでかなり苦労しました。

お世話になった転職エージェントはtype転職エージェントリクルートエージェントリブズキャリアの3社でした。

主にtype転職エージェントとリクルートエージェントを使って転職の応募などは進めていましたが、面接が進んできたころにリブズキャリアの女性の方と出会ってお話をした時に、私自身の仕事のスタンスや大事にしていることなどが整理され、大変自信になりました。

(※編集注:リブズキャリアは現在エージェントサービスは行っておらず、転職サイトでの求人紹介サービスが主となっています)

担当の女性エージェントの方からは以下のアドバイスを受けました。

  • 既婚女性でも積極的に採用する企業は多い。自分を安売りしないこと
  • 長時間残業が蔓延していない、産休・育休制度の整った企業を探すこと
  • 応募の際は、「この企業で自分はどんな活躍ができるか」を言語化できたうえで行うこと

どれも「なるほど…」と思える内容でした。
とくに結婚したてでの不安が大きかったですが、自分を安売りすることなく進めることができたのは大変感謝しています。

転職の終盤に差し掛かったころには、仕事との両立ができなくなりそうだと思ったため、内定がでる前に前職を退職し転職活動に専念しましたが、結果的によかったと思います。

4転職後

従業員1万人以上の大企業から、100人程のベンチャー企業へ。

イメージ画:ベンチャー企業のフロア

私の転職先は、ITベンチャーのカスタマーサクセスの部署です。

カスタマーサクセスとは

カスタマーサクセスは商品・サービスを利用しようとしているお客様を電話やメールでアシストするとともに、各種提案やサービス改善に向けた取り組みを担う仕事です。

カスタマーサポートはクレーム処理など事後の受動的な対応が中心であるのに対して、カスタマーサクセスはお客様に対して能動的に関わるという点が最も大きな違いです。

参考:未経験からカスタマーサクセスに転職できる?必要なスキルと準備すること

従業員1万人以上の大企業から、100人程のベンチャー企業への転職でしたので、想像以上のカルチャーショックを感じました。

とくに感じたことは、職場の人とのつながり方の違いです。

前職の証券会社では、お節介なほど人に干渉する人が多く、にぎやかで勢いのある雰囲気でした。
それに対して、今の環境では、雑談がほとんどなく、もくもくと作業を進める人がほとんどです。

転職の場合は同期もいないので、わからないことを聞くことすら躊躇することが多く、最初の1年は慣れていくまでに苦労が絶えませんでした。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

イメージ画:カフェタイム。仕事の小休憩

転職を通して、「結婚してからのこれからの人生、自分は本当に仕事を続けたいのか?」について真剣に考えることができました。

前職では、寿退社する同期も何人かいました。
自分は彼女たちと違う道を選んだわけですが、改めて「自分にとっての仕事」について考えられたのが良かったです。

私の場合は、将来、夫の事業のサポートをしていきたいという想いがありました。
ビジネスパーソンとして、夫とは対等でありたかった。だから、仕事は続けたいと思っていました。

残念に思うことは、企業理念に共感して入社したものの、現場レベルの業務にはあまり反映されていなかった点でした。

面接で企業理念についての話を沢山聞いたつもりだったのですが、実際に仕事をする人の間ではあまり共有されていませんでした。

しかも転職後ほどなくして、その企業理念自体も大きく変わってしまって。

転職先の企業を見定める際に、企業理念だけでなく、その実・中身もしっかりチェックしなくてはいけないんだなと学びました。

◇ ◇ ◇

近々産休・育休に入る予定です。その後は復帰して、引き続き仕事を続けることを目標にしています。

ベンチャー企業なので、休んでいる間に体制や方針が大きく変わっている可能性が高く不安が大きいですが、後から産休に入る人のためにも自分自身が良い事例になりたいと思っています。

前職と現職を通して、自分の仕事上での強みもわかってきたので、それを生かした仕事を作ったり、従事したりしていきたいです。

また、数年後に主人が海外勤務になる可能性が高く、その時には家族での帯同を考えているため、リモートでも仕事ができる人材になれるように、幅広い業務にチャレンジしていきたいと思っています。

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