『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

歳を取るほど転職のハードルは高くなる。半年の転職活動を経て|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
人材派遣会社
職種
営業事務
従業員規模
約10名
年収
250万円

転職後

AFTER
職業
非鉄金属製造
職種
製造事務
従業員規模
約100名
年収
350万円

目次

みしぇるさんの転職ストーリー

1これまでの私

派遣会社の営業事務。いつも「辞めたい」と思っていた。

イメージ図:人材派遣会社の営業事務として働く女性

転職したのは2020年の、今から3年前のことです。

当時、私は28歳で人材派遣会社の営業事務の仕事をしていました。
派遣登録をしたスタッフさんに、派遣先のお仕事を斡旋する業務です。

参考:人材派遣会社の営業事務の主な仕事内容

仕事内容 説明
契約書・見積書の作成 クライアント企業との契約書や見積書を作成し、内容の確認・管理を行います。正確な書類作成が求められます。
派遣スタッフの勤怠管理 派遣スタッフの出勤状況や労働時間を管理し、給与計算や請求書の作成に必要なデータを整備します。
営業サポート業務 営業担当者のサポートとして、クライアントとの連絡調整や訪問スケジュールの管理、提案資料の作成などを行います。
求人情報の管理と応募対応 求人情報を整理し、求人サイトや社内システムに登録・更新します。また、応募者の対応や面接の調整も行います。
請求書・給与計算 クライアントへの請求書作成や、派遣スタッフの給与計算を担当します。派遣契約に基づき、正確な金額での処理が求められます。
電話・来客対応 クライアントや派遣スタッフからの問い合わせ対応、来客時の対応を行います。迅速かつ丁寧な対応が求められます。

その会社に入社したのは27歳の頃で、ちょうど1年経つか経たないかの時期でした。

1年も経てば仕事にも慣れてくる頃なんでしょうが、それどころか「もう辞めたい」といつも思っていました。

その理由は、様々ありました。
まず、私自身が対人の仕事が向いていなかったこと。
パワハラが普通に行われてる職場だったこと。
コンプライアンス無視の労働条件をスタッフさんに押し付けるような会社だったこと。
そして、コロナ禍で出勤日数が減ったこと。

出勤日数が減っても、取引先企業から「月内に〇人、人材を用意してほしい」というノルマがあるんです。
そして、上司と社長は、「ノルマは残業してでも埋めろと」いう方針でした。

2転職のきっかけ

そして私は、次の転職先の予定もないまま退職願いを出した。

イメージ図:毎日の深夜まで残業する女性

言葉を選ばずに言えば、当時働いていた人材派遣会社は「とにかく、人を会社に送り込む」会社でした。
とうぜん、スタッフさんからも不満や苦情が挙がってきます。
そしてそれを受けるのは、コミュニケーションが苦手な私。

もっともな言い分を主張するスタッフさんもいましたし、なかには「どうしてそんな考え方をするんだろう?」というようなクレームをつけてくるスタッフさんもいました。

加えて、上司からはノルマの未達を責められるわけです。
毎日がもうボロボロでした。

ちょうどその時、付き合っていた彼氏と同棲を始めた時期だったんですね。
ですが、私がそんな感じでしたので、日常を楽しむ余裕は全くありませんでした。

夜は仕事のことを考えて眠れなくなり、朝の出勤時は仕事が憂鬱で泣き出したりして。

彼氏もきっと楽しくなかったでしょうし、「これだったら、別々に暮らした方がいい」と思われていないか不安で、それがもっと私の精神状態を悪化させていきました。

2020年は、私だけでなく、多くの人にとって激動の時期だったと思います。

終わりの見えないコロナ禍。多くの企業が人件費を削減しだし、派遣切りも始まりました。
私の当時の職場というと、「強制的な有給取得」。会社の都合に合わせて有給を使われて自由に休みが取れるはずの選択もなくなり、一方で減少した売上については「出勤時に何としてでも埋めろ」というスタンスでした。

特に何の予定もない日に有給になって、出勤の日は毎日夜の10時過ぎまで残業です。

いつしか、「辞めたい」という気持ちが「もう無理」に変わっていって。
そしてとうとう私は、次の転職先の予定もないまま退職願いを出してしまいました。

3転職活動中

応募しても応募しても、書類選考すら通らない。

イメージ図:転職活動で、企業との面接をする20代女性

2020年の転職活動は、とても大変でした。
新型コロナが流行りだしてから、企業は「即戦力人材」を採用する風潮が強まってきていて、選考通過の難易度が高くなってました。

私は資格もなく強みとするスキルもありませんでしたので、応募した求人のほとんどが書類選考すら通りませんでした。

毎日毎日、転職サイトとにらめっこしていました。
転職エージェントにも登録しましたが、都内の求人がほとんどで、私の住んでいた埼玉の田舎の方は少なく使えなかったです。
また、あまりにも営業メールが多いのでうんざりして退会しました。

転職活動にかかった期間は半年ほどです。
目指した職種は事務職で、主にindeedを利用して求人を探しました。

応募しても書類選考すら通らない状況には、結構メンタルを削られました。

多くの企業は、書類選考を通過した際は次のステップに向けて電話をかけてくるんですね。
落選の場合は、電話ではなく郵便でその知らせを届けます。

私の場合、その電話がほとんど鳴らず、落選の郵便ばかり届いてくるわけです。
次第に、電話が鳴らないこと自体もストレスように感じるようになりました。

運よく面接に進んでも、とうぜん採用されるわけではなく、面接会場では「結婚は?出産は?」と聞かれたり、そのほかにも嫌味っぽいことを言われたりして、マナーのない大人もたくさん居るんだと勉強になりました。

そんな中で半年間も転職活動を続けられたのは、同棲中の彼氏の軽税面、そして精神面の援助を受けられたからです。本当に、本当に、ありがたかったです。

たくさんの応募と落選を繰り返すうちに、「転職サイト経由でなく、募集中の企業に直接連絡した方が早いのでは?」と思って、それからは企業に直接電話して指示を頂くようにしたんです。

これが結構良かったみたいで、これまでより選考が早く進むようになって。
そしてとうとう、非鉄金属製造の会社から、総務事務のポジションで採用をいただきました。

参考:製造会社の総務事務の主な仕事内容

仕事内容 説明
オフィス管理と備品調達 オフィスや工場の備品管理を行い、必要な消耗品や設備の調達を担当します。効率的な作業環境を維持するため、適切な在庫管理と発注が求められます。
契約書・文書管理 社内外の契約書や文書の作成・管理を行います。特に製造業に関連する法規制に対応する書類の管理が重要です。
労務管理 社員の勤怠管理や給与計算、社会保険手続きなどを担当します。製造現場のシフトや残業の管理が求められることが多いです。
安全衛生管理サポート 工場やオフィスの安全衛生管理をサポートします。製造業では特に労働安全や衛生基準の遵守が求められ、これに関連する業務が多くなります。
来客・電話対応 訪問者や電話対応を行い、必要に応じて担当部署に取り次ぎます。取引先や業者とのやり取りが多く、迅速かつ丁寧な対応が求められます。

4転職後

転職して1ヵ月経たずに、移動願いを出して。

非鉄金属製造の総務事務として働く女性

晴れて転職できたのですが、入社してすぐに「この人は私と合わない」という先輩にあたってしまい、上司に相談して総務事務から製造事務に異動させてもらいました。

製造事務は、現場から上がってくる書類を整理しデータ化したり、生産で使用する消耗品や修繕工事などの発注業務、それに伴う決算資料作成などを行ったりする仕事です。

最初に配属された総務部では、教育係の先輩が高圧的・自分の思い通りにならないと無理やりにでも相手をねじ伏せようとするような人で、私は2日目で文字通り「アゴで使われて」いました。

教わっている立場なので言い返すわけにもいかず、もう限界だと思い上司に相談したら意外とすぐ異動できたので良かったです。

異動先の製造事務では、一転して「こんなに優しい先輩が、この世の中にいたのか」と思えるくらい優しい先輩が教育係に就いてくれました。
私が仕事をひと通り覚える頃に退職してしまったのですが、その先輩とは今でも定期的に会って遊んでもらっています。

製造事務は仕事がとても多いので月末月初は大変ですが、人間関係はとても良好で快適に仕事ができています。

5その後、どうなったか。

歳を取れば取るほど、転職のハードルは高くなる。

イメージ図:春先の若葉。再生のイメージ

今回の転職をしてまず思ったのは、「歳を取れば取るほど、転職のハードルは高くなる」ということです。

私は、今回が2回目の転職でした。
1回目の27歳のときの転職と比べて、今回は非常に難易度の高さを感じました。

面接の場では、「これまで何をしてきたのか」「何ができるのか」という質問をよくされました。

いずれまた転職することもあるかもしれません。
その時のために、今のうちに資格を取っておいた方がいいと思いました。

それから、どんなに転職時に企業研究をしても、面接で条件を丁寧にすり合わせても、「入ってみないとわからないことはたくさんある」ということです。

入るまでわからないことに対して、入る前に試行錯誤してもあまり意味はないでしょう。
入ってから「やっぱりこうだった」と気づいたときに、すぐに行動を起こすのが大事なんだと思います。

私の場合は、配属先が合わなかったときにすぐに異動の相談をさせてもらったわけですが、「異動」という手段をもてるだけの規模の大きい企業を選ぶことも重要だと思いました。

◇ ◇ ◇

転職して、もうすぐ3年が経とうとしています。

前職では人材派遣会社で働いていましたので、こうして順調に事務としてキャリアを積めているのはとてもありがたいことだと実感しています。

正社員の事務職を目指していても、なかなか実現できない人も多いことは、よくわかっていますから。

ですが、これから先5年、10年と安定してキャリアを築ける保証はありません。
もっと価値発揮してけるよう、新しいスキルの開発や資格取得に挑戦してみたいと思っています。

具体的に考えているのは、「貿易事務」の仕事です。
一般事務よりも年収は高く、一方で英語力はじめ専門スキルが求められる仕事です。
そのために、最近英語の勉強を始めました。

パートナーが仕事で失敗したり倒れたりしたときに、今度は私自身が助けになれる──そんな存在になれるといいなと考えています。

参考:英会話学習おすすめアプリ

ポリグロッツ「レシピー」
ポリグロッツ「レシピー」
サービス概要 スマホアプリひとつで英語学習と先生とのレッスン、コーチングを受けられる「英語学習プラットフォーム」
特徴
  • 現在のライフスタイルを変えずに、自然に英語学習を継続できる
  • 英語力に必要な6要素をすべて学べる
  • トレーナーが「あなたに合った学習法」を提案してくれる
公式サイト https://www.polyglots.net/

ポリグロッツは、利用する方に合わせて適度なペースで英語学習ができるサービスです。
「平日は10分しか英語学習の時間を取れない」という方には、平日10分の学習カリキュラムを提供します。

ちょっとしたスキマ時間に英語学習が組み込めるように、またライフスタイルを変えずに中長期的に英語力を上げていけるように、サービス設計されています。

ポリグロッツ「レシピー」のサービス3要素

ポリグロッツは、AI(アプリ学習|レッスン(先生)|コーチング(パーソルトレーナー)の3要素で構成。学習者一人ひとりに最適化

アプリ学習 AIエンジン搭載のスマホアプリが、最適な学習カリキュラムと教材を提供
レッスン TOEIC®900点相当の厳しい基準をクリアした講師とのオンラインレッスン&チャット相談
コーチング パーソナルトレーナーによるコーチング

参考:20代~30代女性の転職で、「親身なサポート」を希望する人におすすめの転職エージェント[PR]

マイナビエージェント

マイナビエージェント
公開求人数 約4.9万件(2024年1月時点)
対応職種・業種 全職種・業種
特徴
  • 20代・30代、女性の転職支援に強い
  • 大手人材会社マイナビグループ
  • 書類添削・面接対策のサポートに強い
公式サイト https://mynavi-agent.jp/

20代~30代の若手社会人と、女性への転職支援に強い転職エージェントです。
とくに書類添削・面接対策のサポートに強みがあり、はじめての転職になる人にも丁寧かつ親身に支援します。

女性キャリアアドバイザーも多く在籍しており、女性ならではのキャリアや転職の悩みも受けとめたうえで、適切な支援・アドバイスをしてくれるでしょう。

応募者の転職への意気込みに合わせて、サポートが充実する傾向があります。登録前にいちど「キャリアの棚卸し」「転職理由の整理」を行い、エントリーの際にしっかり想いを伝えられるようにすることをおすすめします。

マイナビのプロモーションを含みます

おすすめの転職サービス リクルートエージェント doda X ハタラクティブ

『仕事のワクワクを探す旅』バナー

レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]