40代男性転職の「やりたい仕事・やるべき仕事」の何がしたいかわからない場合の対策
[最終更新日]2024/06/11
転職する以上、できることなら「やりたい仕事」に就きたいと感じるのは自然なことでしょう。現職に不満や物足りなさがあるのなら、なおさら「やりたい仕事」を目指したいはずです。
しかし、現実には「やりたい仕事」を自分の仕事にできている人ばかりではありません。経験や能力、保有しているスキルに応じて、自分のレベルに合致した「やるべき仕事」があるのも事実です。
目次
1)40代男性の「やりたい仕事・やるべき仕事」のバランスが取れない理由4つ
やりたい仕事があるものの、さまざまな要因から実現が容易でないと感じたことはないでしょうか。
とくに40代の男性は働き盛りの年代ですので、果たすべき経済的責任も考慮に入れた上で転職先を検討しなくてはならず、若手の人材と比べると転職するにあたってバランスを重視しなくてはならない場面が増えているはずです。
「やりたい仕事」ができるのが理想ですが、そうもいかなくなってしまいがちな主な理由として、次の4点が挙げられます。
「やりたい仕事」に就くのに躊躇してしまいがちな4つの理由を見て、率直にどう感じたでしょうか?「仕方がない理由ばかりだ」「こんな事情があるのなら、やりたい仕事を諦めるのもやむを得ない」と感じたでしょうか。
「もうやりたい仕事は諦めるしかなさそうだ」「多少我慢してでも、やるべき仕事を優先したほうがいい」と感じた人は、ちょっとだけ待ってください。もしかしたら、適切な対策が見つかれば「やりたい仕事」を諦めなくてもいいかもしれません。
一般的に、転職の経験がない人や現状に満足している人ほど、転職に対してネガティブなイメージを持っています。
周囲の人で、「よほど実績がないと転職できないよ」「転職すると給料が下がるぞ」などと言っている人はいないでしょうか。そういった人ほど、具体的な対策を考え抜いてみたことがなく、漠然としたイメージで話しているだけのことが多いので、鵜呑みにしてしまうのは危険です。
この記事では、「やりたい仕事」を選ぶのに躊躇してしまう4つの理由について具体的な対象方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
2)「経験や実績の不足による不安」に悩んでいる40代男性の転職者は──
やりたい仕事はあるものの、それを実現するために必要な経験や実績が足りないと感じているケースです。
40代の中途採用者に対して企業が期待するのは、即戦力だけではありません。管理職や責任者としてチームを牽引した経験や、部下を育成した経験を持つ人に、組織の要となる重要なポジションを任せるために、豊富な経験を持つ人材を採用したいと考えている企業も多いのです。
では、次の事例のように、転職を検討している業界・職種で必要とされるスキルや経験が足りないと感じている場合、どうすればいいのでしょうか。
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Rさん 45~49歳|男性
自分の生き方に疑問を感じ、本当にやりたい仕事をするべきではないのかと思って転職を考えたのですが、それまで全く経験をしたことのない業種でしたので実際にやっていけるのかとても不安で行動に踏み切るまですごく悩みました。
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Kさん 45~49歳|男性
希望している就職先に入るためのスキルと得るための時間が取れないことに難しさを感じました。またそのための情報もまとまったところがなく、探すことが難しかったです。職種が限定されると詳しい人も限られるので相談する人もなかなかいない状況でした。
40代男性の「経験や実績の不足」の悩みはこう対処していくのがおすすめ
対策
- 「やりたいこと」を実現するために必要な課題を整理する(→実務経験、資格取得等)
- 転職と課題解決を一緒にやらない(→課題を先に解決するのが望ましい)
- 視点を変えることによって、「やりたい仕事」を見つけられる場合も。「キャリアの棚卸し」を丁寧に実施しよう
40代の転職者が完全な未経験業種・職種へと転職するのは容易ではありません。未経験者を採用するのであれば、企業としてはより若く伸びしろのある人材を選ぶでしょう。そのため、40代の転職者は経験のある業種・職種の仕事を選ぶことが前提となります。
ただし、経験のある仕事以外は一切選べないわけではありません。
仮に異業種へ転職したとしても、前職までの経験で活かせる部分があったり、異業種での経験を求めている企業もあったりするかもしれないからです。
異業種での経験を売り込むのであれば、自分は何をやってきたのか、転職先でどのような力を発揮できるのか、といったことを整理し、明確にしておく必要があります。
そこで必要になるのが「キャリアの棚卸し」です。自分がこれまで携わってきた仕事について、具体的にどのような経験となっているのか、1つ1つ精査していきましょう。自分の中では当たり前のようにこなしてきた仕事が、実は転職先で求められる力だったということもあり得るのです。
補足:キャリアの棚卸しについて
キャリアの棚卸しとは、「これまでの自分のキャリアで何をやってきたのかを全て洗い出すこと」です。
「キャリアの棚卸しをしましょう」と聞いても、具体的にどう進めるかパッと思いつかない人もいると思います。
そんな際は、以下の手順で進めてみてください。
- これまで経験した業務をすべて書き出していく
例)「営業事務作業、企画書・提案書の作成、サービス進捗のデータ入力」等 - 書き出した業務について、それら業務に求められる知識・スキルは何かを考える
例)「営業事務作業」=ヒアリング力、数値管理能力、PC操作の知識等 - 出てきた知識・スキルの中で、「これからも続けていきたいこと・伸ばしていきたいこと」が何かを考える
- それらを実現できる働き方について考える
特に転職前においては、キャリアの棚卸しはぜひやっておきたいところです。
キャリアの棚卸しの進め方については、以下記事で詳しく紹介しています。興味のある人は併せてご覧ください。
「スキル不足が不安な40代におすすめキャリアスクール
ライフシフトラボ
ライフシフトラボは、「転職」や「副業」、「独立・起業」に向けて自身のキャリアを更に開拓していきたい40代・50代の方を対象としたビジネススクールです。
同サービスの一番の特徴は、「行動を促す」ことを第一に設計されたマンツーマンレッスン形式であること。
サービスは2ヵ月間にわたる週1回(各60分)のマンツーマン面談で構成されます。
支援するトレーナーは全員が副業・起業の経験があり、実体験も兼ねたアドバイスを受けられます。
利用した多くの40代の方々が転職や副業・フリーランス開始に成功しています。「仕事で、何がしたいか分からない」「やりたいことがあるけれど、自信がなくてその一歩が踏み出せない」という40代の人は、いちど無料オンライン説明会を受けてみるとよいでしょう。
3)「待遇(年収等)が低くなることが心配」という40代男性の転職者は──
転職したことで年収が下がってしまうなど、待遇面が悪化することが懸念されるケースです。求人には「前職での給与額を考慮します」と書かれていたとしても、実際には企業の規定に従って機械的に給与額が決定されることも少なくありません。
待遇面が大きく変動すると、生活にも影響が出る恐れがあります。とくに家族がいる人にとっては、住宅ローンの返済や子ども進学といったように、ライフステージに応じて必要になる資金をまかなえるかどうかは死活問題でしょう。待遇面の悪化は、仕事に対する意欲にも影響を与えかねないのです。
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Aさん 45~49歳|男性
45歳で、しかも平社員という身分での転職でした。当初はかなり浮いた存在として、周囲から扱われました。
それどころか、いつのまにか私の個人情報が社員たちの間に流出されており、「あの齢で年収450万か」「バツイチなんだって。それで、前職はリストラされたみたいよ」と、陰で笑われていることもありました。──屈辱的でしたね。社員数50名という中小企業で、まだ個人情報保護とかコンプライアンスという意識も形成されていない状態だったのでしょう。
それで、どうしたかというと、とにかく我慢しました。
屈辱的でしたし、腹も立ちましたが、とにかく、耐えました。「職にありつけただけでも助かったのだ」と思うようにして、私は我慢しました。
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Uさん 40~44歳|男性
転職には失敗しました。
具体的なビジョンが描き切れなかったこと、年収・待遇に関して多少でも妥協をもって決断できなかったことが最大の原因です。
それが結果としてモチベーションが維持できず、時間だけが過ぎモチベーションがどんどん低下していきました。
「待遇・年収が下がることが不安」という場合はこう対処していくのがおすすめ
対策
- 転職エージェントを利用し、「年収交渉」をプロに任せる
- 担当アドバイザーには「待遇・年収重視の転職」であることを包み隠さず伝える
- ライフプランを立てて「自分に本当に必要な収入額」を知っておく
現状の年収を維持したい人、あるいは年収アップが転職理由の1つという人の場合、転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進めるのが良いでしょう。
自分で応募して選考を通過した場合、給与交渉をする余地がそもそも残されていない(ように見える)ことがあります。多くの場合、給与額は企業側から提示され、入社する側は了承するだけ、というケースがほとんどだからです。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは採用が決定する前後で、企業側と待遇面について交渉を代行してくれます。
転職エージェントに年収交渉を代行してもらうには、希望条件を明確に伝えた上で、待遇について企業と交渉してもらいたい旨を理解してもらう必要があります。転職エージェントに的確な動きをしてもらえるよう、転職者の側で意向をしっかりと伝えておくことが大切です。
直近の待遇・年収だけでなく、これから先の「ライフプラン」も描いておこう
また、待遇・年収についてはただし、転職直後の給与にばかり注目するのではなく、将来的な昇給や昇進の可能性も加味して5年、10年といった長いスパンで考える視点も大切です。
中長期的なスパンで目標とする行動と収支を定めることを、「ライフプラン」といいます。
ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。
具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。
上記図の例では、今後の主な支出として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを貯蓄でまかなうとしたら毎月24万円の積立が必要となることが分かります。
(※ すでに貯蓄がある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)
ライフプランを立てることによって、「早めの貯蓄が必要になりそうだ」という気づきがあるかもしれません。
または、「転職時の給与条件として、これくらいは欲しい」という新たな希望条件が出ることもあるでしょう。
パートナーや家族のいる人は、転職の際にこれからのライフプランについてパートナー・ご家族の方と話し合うことをおすすめします。
ライフプランを交えての転職活動はパートナー・ご家族の方にとも共有する「共通目標」となり、活動を応援してもらいやすくなるでしょう。
4)「家族からの心配や反対」で悩んでいる40代男性の転職者は──
転職にはそもそもリスクが伴います。自分自身が家計における主たる収入源を支えているのであれば、家族から反対される可能性は十分にあります。
今の待遇にある程度満足しているのであればなおさら、わざわざリスクを冒して転職に踏み切らなくてもいいのでは?と思われてしまうのは、ある程度仕方がないことなのです。
それでも「やりたいこと」があり、実現に向けて動き出したいのであれば、家族を説得する必要があるでしょう。次の事例では、根気強くパートナーを説得しています。
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Rさん 40~44歳|男性
私は、海外出張を重ねていくうちに、海外の国々で活躍される人々を見て「この人たちのように、自分もビジネスを立ち上げたい」と思うようになりました。
ですが、転職をしたいと妻に最初に話したときには、かなり猛反対されました。
これまでの給料がかなり高い水準でしたから、いったい何が不満なのかと言われたのです。もちろん、妻から反対されたまま転職活動を続けることは困難です。
そこで私は、自分が仕事を通じて海外で見てきたことや、自分も資源の乏しい日本という国家のなかで新たなビジネスを立ち上げることによって社会に活力を与えたいという強い思いを、何度も何度も妻に説明しました。やがて、妻も納得(もしかしたら「根負け」と言った方が近いかもしれません)してくれて、「…あなたの気持ちはよくわかった。私も応援する」と言ってくれました。
「家族からの心配や反対」の悩みはこう対処していくのがおすすめ
対策
- 日頃から仕事以外の会話を増やし、価値観・考え方を共有しておく
- 転職することで得られるメリットや仕事内容について理解を得る
- 自分自身が「挑戦したい」「ぜひやってみたい」という熱意を示す
家族から反対されたから諦めるのであれば、「やりたい仕事」への本気度は実はそれほど高くないのかもしれません。
どうしても諦めたくなければ、上の事例のように粘り強く説得するしかありません。回りくどいようですが、この方法が最も効果があります。なぜなら、反対されても諦めようとしない熱意や自信こそが、家族に理解してもらうための最良の方法となるケースが少なくないからです。
収入源が変化することに対して、家族が漠然とした不安を抱くのは無理もないことです。ただし、その不安はほとんどの場合、非常に漠然としています。
転職者本人以上に、家族は転職先の環境や待遇について情報を持ち得ないため、「今の生活が維持できなくなるのではないか」「大丈夫だろうか」と根拠のない不安に襲われやすいのです。
説明するべきことはきちんと説明し、理解を得ようとする姿勢を忘れるべきでありません。結果的に家族から応援してもらえれば、他の誰よりも心強い味方になってくれるはずです。
5)「そもそも転職活動自体が思うように進まない」で悩んでいる40代男性の転職者は──
40代の転職において、おそらく最初にぶつかる壁は「書類選考」でしょう。書類選考で落とされてしまう、一次面接に漕ぎ着けられないといった事態は、気持ちの焦りや自信喪失につながりやすく、ますます転職活動が好転しないという悪循環に陥りがちです。
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Tさん 40~44歳|男性
社会人経験を10年程度経ての転職だったので、次の転職では就きたい職種のイメージはできていました。しかし、その分野の経験がやや乏しく書類審査の段階で落ちてしまうことが多かったです。「未経験可」の求人を懸命に探し、現在の職場に採用されるに至りました。
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Mさん 40~44歳|男性
希望する職種は明確にしていたのですが、年齢的な面とスキル不足が足を引っ張り次の職につくまでかなり時間がかかりました。そのような状況なため面接までなかなかいかずに書類審査で落とされることが多くかなり悩まされました。
「転職活動が思うように進まない」悩みにはこう対処していくのがおすすめ
対策
- 自己分析、および業界・企業研究がおざなりになっていないかを振り返る
- 書類選考で不通過になることが多い場合は、職歴書を第三者に見てもらい意見をもらう
- 転職エージェントの書類添削・面接対策のサポートを受ける
書類選考を通過できないなど、壁にぶつかっていると感じたことは、できるだけ具体的な対応策を練ることが大切です。
避けたいのは、やみくもに応募を続けて疲弊してしまうことでしょう。「数打てば当たる」式の応募を繰り返していると、応募先の企業研究や業界研究が疎かになりやすく、応募書類の精度も下がってしまう可能性が高いため、さらに選考に通りにくくなるという悪循環に陥ってしまう恐れがあります。
遠回りなようでも今一度、業界研究や自己分析へと立ち返り、なぜ応募書類が企業に「刺さらない」のか、よく検証してみる必要があるでしょう。その上で、応募書類に何らかの改善を加えて次に進むことが大切です。
自己分析の進め方
自己分析のコツは、「根本に立ち返る」ことです。
具体的には、次の4つのステップに沿って進めていくと良いでしょう。
- STEP1 今までの経験を振り返る
…これまで培った知識・スキル・そして経験を振り返り、整理していきます(キャリアの棚卸し) - STEP2 これから何をやりたいかを考える
…STEP1で整理した内容を踏まえて、これから先どんな働き方をしたいか、転職後にどんな知識・スキルを身につけたいかを考えます - STEP3 現在、何が出来るかを考える
…STEP2で描いた今後の働き方に役立てられそうな、いま現在の自分の強み・活かせるスキルを整理します - STEP4 応募先企業で求められていることを確認する
…応募しようと考えている企業が求める人物像を確認し、STEP1~3で導き出した自身の状態との共通点(またはギャップ)を明確にします
STEP1が「キャリアの棚卸し」、STEP2~4が「自己分析」の行為になります。
これらを行っておくことによって、自身がどんな企業に応募すべきかの方針を立てやすくなり、また職務経歴書や面接の際の自己紹介や自己PRは格段に進めやすくなります。
キャリアの棚卸し、自己分析の進め方については以下記事にも詳しく説明しています。
興味のある人は、併せてご覧ください。
「印象に残る職務経歴書」作成のポイント
- Point1)最初の職務要約ですべてを語る
- Point2)緩急をつける
- Point3)企業毎に職務経歴書を書く
- Point4)定量的に書く
- Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。
- Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
Point1)最初の職務要約ですべてを語る
採用担当はたくさんのレジュメに目を通すため、最初の職務要約しか見ない人もいます。逆にいうと、この部分は全員が見るということです。
そのため、「最初の職務要約ですべてを語る」くらいの気概で作成したほうが良いでしょう。
自分の強みが最初の数行でパッと分かるように表すなど、とにかくこの部分の品質に意識を集中して作成することが大切です。
Point2)緩急をつける
ある程度実務経験を持った人が陥りがちなミスが、「やってきたことを全部書いてしまう」ことです。
全部盛り込むと、強み(アピールポイント)が薄まってしまいます。
アピールすべきところとしなくてもいいところを分けて、しなくても良いところはバッサリ切る──、といったメリハリが大切です。
例えば総務部門を経験した転職者の場合、総務の幅広い業務範囲を全部書くとどうしても冗長になってしまいます。
その際に、例えば応募する企業の求人要件が「総務の資産管理」だった場合、そのポジションと関連する経験をアピールするのです。
「自分はそのほかにも人事、採用などを経験していた」という場合においても、応募企業側で人事、採用のポジションを求めていないようなら、その記載は軽く触れる程度に留めるなどの取捨選択を意識しましょう。
Point3)企業毎に職務経歴書を書く
職務経歴書は、基本応募企業毎に準備します。
テンプレートのようにひとつの職務経歴書を使いまわしていた場合、応募企業側はすぐにそれを見抜きます。
効果的な職務経歴書にしていくためにも、企業が募集しているポジションに合わせて書くことを意識すると良いでしょう。
イメージとしては、「60%は共通部分として、残り40%を企業毎にかき分ける」、「これまでやってきたことが20種類あったら、求人ポジションに合わせて12~3個に絞って、7~8個は削る」といった形で進めると良いと思います。
ポイントは、求人企業に対して「企業が求めているポジションと、自分の経歴がいかにフィットしているか」を伝えることです。
Point4)定量的に書く
よく言われることですが、職務経歴書は「定量的」に書くことが大切です。
例えば、「お客様に大変喜ばれた」といった表現は、第三者はその程度が分かりません。また、「主観的、感覚的にしか物事を捉えられていない」と評価されてしまうリスクもあります。
アピールする事柄は、なるべく「数値」に落とし込むことが大切です。
「売上や会員数、またはPV数などが何パーセント増えた」であったり、「結果として作業時間がこれだけ短縮できた」などの定量的な説明を意識すると良いでしょう。
Point5)「ボランティアをやっています」等の副次的なものは程ほどに。
プライベートでの活動(ボランティア)などは、書いても書かなくても、書類通過や採用にそこまで影響は無いと見たほうが良いでしょう。
他の候補者と比較検討になった際に、その人と甲乙つけがたいくらいの同評価だったら効果はあるかもしれませんが、その他ではあまり効果を期待しない方が良いと思います。
たまに、経営層の価値観とマッチした等のラッキーパンチもありますが、やや運要素の強いPRと言えます。
また、そうした副次的なPRをたくさん書いてしまうと、「仕事でアピールできないから、そこでアピールするのかな?」と思われてしまうリスクもあるでしょう。
Point6)「レジュメはラブレター」の意識で書く。
レジュメ(職務経歴書)は、「企業へのラブレター」と思って書くと良いです。
例えば、気になっている異性に「私はたくさんのスキルと知識がある。だから付き合ってください」とラブレターを書く人はいないでしょう。
それよりも、「あなたはきっと、こういう人を求めていますよね。私はまさにそういう経験をしてきています。つきましては、私と付き合ってくれませんか」といった形でアプローチする方が成功確度を高められるはずです。
ポイントは、「相手を基点」にあなた自身のペルソナを作っていくこと、──つまり、「顧客視点」を持って職務経歴書を書いていくことです。
自分で改善策を練るのが難しいようであれば、転職エージェントの力を借りて原因究明を試みてもいいでしょう。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、日々大勢の転職者を見ていますので、あなたが今ぶつかっている壁をどうすれば乗り越えられるのか、多くの事例から解決策を見出し、アドバイスすることもできるのです。
6)40代の転職は「不安」を「希望」に変えていく準備と努力が大切
40代で転職する人が増加傾向にあるとはいえ、若手の人材と比較するとどうしても年齢の面がネックになりやすいのは事実です。そのため、40代の転職においては不安要素を事前準備と努力によって「希望」へと変えていく必要があります。幸運は待っているだけでは降ってこないのです。
自己分析や業界分析と聞くと、「まるで新卒採用のようだ」「長年働いてきたのだから、自分のことはだいたい分かっている」と感じるかもしれません。
しかし、40代のビジネスパーソンのようにキャリアが長くなってきた人材ほど、これまで培ってきた経験やスキルが複雑化しており、自分でも気づいていない長所が埋もれてしまいがちです。40代の転職者こそ、自己分析と業界分析を改めてじっくりと行うべきなのです。
具体的には、次の観点で事前準備を進めていきましょう。
- 現職での仕事内容と必要とされるスキルセットとは?
- 社外から見た場合に、自身のスキルレベルはどの程度か?
- ポータブルスキルをどの程度持っているか?(保有資格も含む)
- やりたい仕事に就くために必要な要件を満たしている部分とは?
- やりたい仕事に就くために必要な要件を満たしていない部分とは?
これらの分析には客観性が欠かせないため、転職エージェントを活用して事前準備を進めたほうが得策です。
転職エージェントは「複数登録」が鉄則!
転職エージェントは複数登録がおすすめです。
具体的には、大手の「総合型」転職エージェントと専門分野に特化した「特化型」転職エージェントを組み合わせるように登録しておくと良いでしょう。
メリット | デメリット | |
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総合型転職エージェント |
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特化型転職エージェント |
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以下に総合型サービスと特化型サービスそれぞれのおすすめ転職エージェントを紹介します。「ここが自分に合いそう」と思えたものから登録を検討してみてください。
総合型の代表的な転職エージェントサービス
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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メリット |
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公開求人数 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 約11万件 | 約1.2万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
特化型の代表的な転職エージェントサービス
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Agent | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
メリット |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
40代男性におすすめの転職エージェント
転職エージェントに登録するにあたって、まずは各社の特徴やターゲット層を知っておくことが大切です。
ターゲット層から外れた転職エージェントに登録した場合、紹介できる案件がほとんどない可能性もありますので、「登録したきり音沙汰がない」「希望条件とは異なる案件ばかり紹介された」といったミスマッチが生じることになりやすいのです。
複数の転職エージェントに登録しておくことは前述の通り重要ですが、やみくもにいくつも登録しておけばいいというものではありません。自分に合った転職エージェントのうち、タイプの異なる2〜3社に絞って併用することでシナジーが生まれ、良い案件を紹介してもらえる確率を高めることにつながります。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
dodaの活用メリットとおすすめポイント
dodaでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため企業から熱意あるスカウトメールが届きやすいです。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
そのほか、「担当アドバイザーが寄り添ってくれる」「相談しやすい」という意見・感想も見られます。
業種や職種、地域に関わらず豊富な求人を擁していますので、「まずは求人をチェックしてみよう」という際にもおすすめのサービスです。
dodaの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約25万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaはサービスの自由度がある分、「受け身」の姿勢ではメリットを得られにくいです。スカウトや求人紹介を待つだけでなく、自分からも情報を「取りに行く」姿勢が大切です。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
一般的な転職エージェントでも年収アップを実現する案件を紹介してもらうことは可能ですが、とくに現職での待遇がそれほど悪くないという人は、ハイクラス人材向けの転職エージェントを活用したほうが優良案件を効率よく探せるでしょう。
JACリクルートメントはいわゆるハイクラス人材向けサービスで、外資系企業をはじめとする好待遇案件を豊富に保有しています。高年収帯の案件が多いので、より良い待遇で働きたいという希望を叶えやすいはずです。
JACリクルートメントは「年収600万円以上」のハイクラス向け転職エージェントです。一定以上の経験や実績のある人材を求める企業の紹介に優れており、ミドル層以上の転職活動におすすめです。
JACリクルートメントでは求人紹介だけでなく、キャリア面談やキャリアの棚卸し、キャリアプラン相談といった総合的なキャリアコンサルティングを行ってくれます。
在籍コンサルタントは人材業界の中でもベテラン勢が多く、これまでの豊富な転職支援実績をもとにキャリアコンサルティングを実施してもらえます。
JACリクルートメントの活用メリットとおすすめポイント
JACリクルートメントを活用するメリットとして筆頭に挙げられるのが「ハイクラス向け求人の充実度」です。とくに年収600万円以上など好条件の求人を多数保有していることから、ハイクラス人材を求める企業と転職者のマッチングを得意としているのです。
JACリクルートメントは両面型サポートのため、コンサルタントが企業の採用担当者が直接コンタクトを取り、企業の情報や就業条件についてヒアリングを実施しています。
つまり、転職者に伝えられる企業情報はコンサルタント自身が収集した一次情報なのです。
このため、企業担当と人材担当の間で情報が分断されてしまう心配がなく、精度が高く確実な情報を得ることが可能です。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.3万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉など |
リクルートダイレクトスカウト
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「実績豊富なヘッドハンターに出会いたい」ならココ!企業・ヘッドハンターからのスカウトが届く転職サイトです。
現職で管理職経験のある人は、その経験を活かさない手はありません。40代の人材を採用する企業の多くは、マネジメントスキルを発揮してもらいたいという思いも込めて採用することが多いです。
リクルートダイレクトスカウトはハイクラス人材向けの転職サービスで、管理職ポジションでの採用など経験豊富な人材向けの案件を数多く保有しています。ヘッドハンターによる直接スカウトを受けられる場合もありますので、管理職経験者であれば登録しておいて損はないでしょう。
サービスの主な特徴は、年収600万円以上のミドル・ハイクラス層向けの求人が国内トップクラスの豊富さであること、そして企業からのスカウトが多く届くことです。
スカウトはAIによるマッチングも働いており、サービス利用を重ねるごとに「希望に合致するスカウト」が届くようになるといいます。
リクルートダイレクトスカウトの評判とおすすめ使い方
リクルートダイレクトスカウトの評判・口コミでは、「企業からのスカウトがたくさん届く」「希望にマッチした求人が多い」という意見・感想が多く見られます。
一方で「企業からだけでなくヘッドハンターやエージェントからのスカウトも多い」という声も見られます。
これはどの転職サイトにもいえることですが、登録時のレジュメを適当に済ましてしまうと質の良いスカウトは届きません。
リクルートダイレクトスカウトのサービスメリットを充分活用するうえでも、レジュメの経歴入力は丁寧におこなうことをおすすめします。
リクルートダイレクトスカウトの特徴
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サポート対象地域 | 全国 |
特に多い職種 | 経営ボード|経営企画・事業企画|管理|人事|マーケティング|広告|マスコミ・メディア・出版|クリエイティブ|営業|サービス|コンサルタント|ITコンサルタント|専門職(公認会計士、司法書士等、その他)|IT技術職|Webサービス・制作など |
公開求人数 | 約31万件(2024年6月現在) |
良質なスカウトをゲットする際は、登録時に記入するレジュメを充実させることが重要です。「アピールできる経歴が思いつかない」という人は事前に事前にキャリアの棚卸しをしておきましょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
書類選考をなかなか通過できないなど転職活動に行き詰まりを感じ始めている人は、どこに問題があって応募書類が通らないのか原因を客観的に分析し、解決していく必要があります。
リクルートエージェントはいわゆる大手転職エージェントで、在籍キャリアアドバイザー数や取引企業数は国内最大規模と言われています。
数多くの転職者を見てきたキャリアアドバイザーに、現状の問題点と解決策を示してもらえるチャンスも多いはずですので、行き詰まりを感じている人はリクルートエージェントに相談してみるといいでしょう。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
主な特徴でまず挙げられるのが、全業種・職種においての豊富な求人数。サービス登録後に紹介可能となる非公開求人を含めると、常時約70万件の求人へのアプローチが可能です(※2024年6月現在)。
希望条件にこだわりのある人、他の転職エージェントで紹介される求人が少なかったという人は、とくにリクルートエージェントのサービスメリットを感じやすいはずです。
リクルートエージェントの活用メリットとおすすめポイント
リクルートエージェントでは、志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
業界・企業情報はネットで公開されていないものも多いため、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約41万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
パソナキャリア
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ひとりの転職者に平均20時間のサポート。「じっくり丁寧なサポート」を求める人におすすめです。
キャリアの振り返り・棚卸しを進めるのは、思いのほか容易なことではありません。
とくに新卒からずっと同じ職場で就業してきた人にとって、社外から見た場合に自分のスキルセットやレベルがどの程度であるのか、客観的に判断しづらい面があるかもしれません。
パソナキャリアは登録後の面談をじっくりとていねいに実施してもらえることで知られています。自己分析をはじめ、スキルの棚卸しについても相談したいという人にはおすすめの転職エージェントです。
パソナキャリアの活用メリットとおすすめポイント
パソナキャリアは、人材派遣業の代表的な企業として知られるパソナグループが運営する転職エージェントです。派遣事業で築いてきた信頼は厚く、取引企業数は16,000社以上にのぼります。過去の転職支援実績は累計25万人に達しており、豊富な転職ノウハウを有しているのが特徴です。
転職コンサルタントによる丁寧なサポートを特徴としており、利用者の年収アップ率61.7%という実績からもサポート品質の高さがうかがえます。
人材サービスを総合的に手掛けるパソナグループならではの特色として、拠点が全国の都道府県にある点が挙げられます。
拠点が各地にあることで、キャリアアドバイザーによるサポートも受けやすくなるはずです。
転職サービスによっては首都圏や大都市部のみが対象エリアとなっていることも少なくない中、地方での転職にも対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。
また、地元の企業との信頼関係を築く上でも、企業担当者が高頻度で採用担当者とコンタクトを取ることは重要です。
地方に本社・支社がある企業の詳細な情報を得られるだけでなく、「パソナキャリアが推薦する人材なら採用を前向きに検討しよう」と思ってもらえる可能性が高いでしょう。
パソナキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約3.6万件(2024年6月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
丁寧なサポートゆえに、転職者のやる気、熱意も求められます。転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を持っておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
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40代に入ると、仮にやりたい仕事があったとしても、生活レベルの維持やリスク回避のために「やるべき仕事」に軸足を置いて転職先を検討する人が多くなっていきます。しかし、やりたい仕事を諦めなくてはならないわけではありません。
これまでの経験や培ってきたスキルを活かし、さらに活躍できるフィールドを目指していくのは間違いではないのです。
やりたい仕事を諦めかけていた人は、その実現に向けて改めて戦略を練ってみてはいかがでしょうか。やりたい仕事を諦めるのはまだ早いのかもしれません。