大企業に転職するメリットとデメリットとは?転職成功・失敗事例と併せて紹介
[最終更新日]2024/08/29
毎年、昇給や賞与の平均額がメディア等で報じられています。そのたびに、こんな思いを抱いていませんか?
「取り沙汰されるのは大企業や一流企業の待遇。うちは中小企業だからそうはいかない」
「大手企業ってそんなに待遇がいいのか・・・。転職するなら大手がいいな」
統計局が平成26年に公開した「経済センサス基礎調査」の結果によれば、いわゆる大手企業は国内に約11,000社あります。これは全企業数の0.3%であり、国内のほとんどの企業は中小・零細企業であることが分かります。
目次
1)大企業・一流企業に転職するメリットとは?
新卒採用においては、大企業・一流企業の人気が年々高まっていると言われています。
規模の大きな会社で働くアドバンテージの大きさの表れとも受け取れる傾向ですが、大企業へ転職するメリットとは具体的にどのようなものなのでしょうか。
大企業へ転職するメリットはいくつかありますが、そのうち代表的なものを3つ挙げてみます。
これまで抱いていた大企業・一流企業で働くイメージと食い違いがないか、まずはチェックしてみましょう。
給与水準・賞与額など待遇が良い企業が多い
大企業に転職したいと考えている人の大半は、給与水準など待遇面でのメリットを想定しているはずです。
たしかに、大企業と定義されている企業の多くは中小以下の規模の企業と比べると、総じて給与水準が高い傾向があります。
とくにボーナスについては、大きな差があるケースが少なくありません。
一例として挙げるなら、
- 大企業:基本給の3ヵ月相当×年2回
- 中小企業:基本給の1.5ヵ月相当×1回+業績賞与
といったイメージです。
このような差が生じる原因の1つに、各業界の構造的な問題があります。
大企業の多くは自社で仕事をこなすというよりは、下請けの中小企業に仕事を発注している場合がほとんどです。下請けから孫請け・ひ孫請けと下流に行くにつれて利幅は小さくなり、限られた予算内で仕事をこなすことを余儀なくされます。
そのため、上流工程に位置する大企業のほうが売上・利益ともに高くなる傾向があります。
また、大企業では労働組合が力を持っているケースも少なくありません。
経営陣は組合と協議の上で昇給や賞与額を決めますので、必然的に大企業のほうが待遇面で有利になりやすいです。
携わる仕事にスケール感がある
大企業で働くメリットの1つに資金力があります。
規模の大きな仕事をこなすためにはそれなりの先行投資が必要になりますが、そもそも会社の資金が不足していれば、大規模な先行投資は避けて通れません。
その点、大企業は潤沢な資金を元手に大きなビジネスを手掛けたり、公共事業など大きな予算が確保されている仕事を請け負ったりすることも可能です。
そのため、大企業では何億、何十億といったお金を動かすビジネスに携わる経験を持ちやすいです。
若手社員の時期に大きな仕事を動かす経験をしておくと、ビジネスの全体像がよりクリアに見えるようになったり、業界のキーパーソンと直接関わる機会を得られたりします。
こうした経験が成長に大きく寄与するのは言うまでもないでしょう。
このように、スケールの大きな事業に携わるチャンスに恵まれていることは、大企業で働く上での重要なメリットと言えるのです。
社会的な信用が高く転職時にも有利になりやすい
大企業は経営基盤が盤石で、簡単に倒産しないというイメージを多くの人が持っています。
実際には「絶対に潰れない」と言われていた名だたる企業が経営難に陥るといった事例はここ20年ほどの間に顕在化していますので、必ずしも大企業=安定している、とは言えない面もあるのは事実です。
ただし、中小企業と比較した場合、経営の安定性が高いのは間違いないことでしょう。
簡単に倒産しないということは、そこで働く従業員の生活もある程度の安定が保証されていることを意味しています。
この恩恵を直接的に感じられるのは、住宅ローンなど高額のローン審査を通すときでしょう。
ローン審査時には信販会社がその人の与信審査を行います。勤務先や勤続年数も重要な審査項目となりますので、大企業に一定期間勤めていることは審査を通す上で大きなアドバンテージとなります。
また、大企業に勤めていた事実は、転職の際にも有利に働くことがあります。社会的な信用度が高いため、「あの企業に勤めていたのだから、きちんとした人物だろう」といった印象を持たれやすいのです。
このように、大企業に対する社会的信用の高さは大企業に転職する上でのメリットの1つと言えるでしょう。
2)大企業・一流企業に転職するデメリットとは?
大企業や一流企業に転職できるとしたら、メリットしかないのでは?と思うかもしれません。
しかし、大企業には大企業のデメリットも確実に存在します。この点を見落としてしまうと、入社後にミスマッチを感じる原因になりやすいため注意が必要です。
大企業の定義は業種によって異なりますが、ここでは目安として従業員100名以下の中堅企業から、従業員1万人を超える上場企業へと転職した場合、体感しやすいと考えられる3つのデメリットを紹介します。
仕事のスピード感が下がりやすい
大企業は従事する人が多いことから、意思決定のプロセスが複雑になりがちです。稟議を通す場合の意思決定のプロセスについて例を挙げてみます。
- 中小企業:部長→決定
- 大企業:課長→次長→部長→執行役員→取締役会→決定
プロセス上は「通る人の人数が増える」だけのようにも見えますが、水面下ではより複雑な事情を抱えていることもしばしばあります。
たとえば、課長から次長へ通す前に根回しをしておき、事前に内諾を得ておくことで稟議がスムーズに通る、あるいは、役員クラスの人物と個人的に話せる関係性が築けていれば話が通りやすい、といった社内政治がつきまといます。
この過程で「忖度」が必要だったり、さまざまな人の思惑が絡んだりと、個人の意思とは離れたところで阻害要因が増えがちです。
中小企業から転職した場合、「たったこれだけのことを決めるのに、なぜ何ヵ月もの期間が必要なのだろう?」「書類にハンコをもらうだけのことで、1週間もかかってしまった」といったもどかしさを感じることもあるでしょう。
異動や転勤による環境の変化
大企業特有の文化に「ジョブローテーション」があります。
新卒で入社した場合、はじめの数年間は適性を見極めるために複数の部署を一定期間ごとに異動する制度です。
転職者の場合も例外ではなく、採用時の部署でずっと勤め上げられるという保証はありません。
不本意な異動を余儀なくされることもあれば、転勤が伴う異動があることも想定しておく必要があるでしょう。
家族がいる人は、配偶者の仕事の事情や子どもの転校なども考慮しなくてはならないでしょう。場合によっては単身赴任を検討する必要があるかもしれません。
ただし、見方によっては異動や転勤があることがメリットとも言えます。
馬が合わない上司の下についた場合や、部署の雰囲気が合わないと感じたときなど、一定の年数耐えていれば、自分または部署の誰かが異動する可能性が高いからです。
環境の変化を受け入れられるのであれば、異動や転勤はむしろメリットと捉えられるかもしれません。
個人としての専門性が身につかない場合が多い
大企業は従事する社員が多いことから、部署が細分化され、役割が固定化されているケースがほとんどです。
自分が担当している仕事は全体のわずか一部で、仕事の全体像がなかなか見えてこないこともめずらしくありません。
一方、ベンチャー企業や零細企業であれば、あらゆることを社員一人ひとりがこなさなくてはならないのが当たり前です。
そのため、仕事の全体像がつかみやすく、多くの種類の仕事を覚えられるメリットがあります。
大企業で一部分の限られた仕事を担当し続けていても、専門性が身につかないというデメリットはしばしば指摘されています。
いわゆる「会社の看板がないと何もできない」人材になってしまうリスクがあるのです。
また、自分が担当している仕事は他の人でも代替可能なことが多く、組織の中の歯車として働いている感覚は否めないかもしれません。
前述のように、大企業だからこそ得られるスケールメリットがある一方で、一個人としてのスキルという面では大企業ならではのリスクを負っていることを認識した上で転職に踏み切ることが大切です。
3)大企業に転職して成功・失敗した事例
ここからは、実際に大企業へ転職して成功した事例と失敗した事例について見ていきましょう。
最大のポイントは「大企業に何を期待して転職したのか」という点です。
この部分で認識不足があったり、大企業というイメージで判断したりしていると、入社後にミスマッチに悩まされる原因になりやすいです。
反対に、大企業で得られるメリット・デメリットを理解した上で転職すれば、大企業のリソースを活用して大きな仕事を手掛けられる可能性も秘めています。
事例①:上流工程から携わりたい。その夢を叶えるために転職
Tさん(印刷会社 DTPオペレーター→出版社 編集)のケース
Tさんは大学卒業後、社員数20名ほどの印刷会社のDTPオペレーターとしてキャリアをスタートさせました。
主に医学系の書籍レイアウトを手掛ける組版所で、Tさんは順調に仕事を覚えていきます。入社丸3年が経ち、Tさんがこなす仕事はほぼ毎年同じルーティンに入りつつありました。
- Tさん
-
「編集者からの指示通りにレイアウトする仕事からステップアップしたい。これまでの経験を活かして編集者として働けないだろうか?」
そう考えたTさんは、医療系書籍を手掛ける編集プロダクションの求人に応募し、編集者として採用されました。社員10名ほどの編集プロダクションで、印刷会社にいた時とは比べものにならないほど忙しい日々でしたが、こなせる仕事の幅が広がっていく実感がありました。
編集者として経験を重ねていくうちに、徐々にクライアントである出版社の担当者から頼られることが増えてきたTさん。ある日、出版社の編集長との打ち合わせ時、ベテランの編集者が1人退職すると知らされます。
- クライアント
-
「ベテランの編集者が抜けてしまうのは本当に痛い。Jさんのように、DTPのことも編集の実務もしっかり理解している方がうちに来てくれたら、すごく頼りがいがあるのだけれど・・・」
半年後、Tさんは正式にこの出版社へ入社し、現在も版元の編集者として活躍しています。
医学書の発刊元である大手出版社は待遇も良く、編プロにいたときと比べると年収は倍以上になりました。
「上流工程に携わりたい」という思いを持ち続け、少しずつステップアップしていったTさんのキャリアプランが、見事に実を結んだのです。
事例②:安定を求めて大企業へ転職したものの・・・
Nさん(アパレル 販売職→外資系生保 営業職)のケース
Nさんはアパレル販売職として4年間勤務してきましたが、将来に対して不安を感じていました。ファストファッションほど安くなく、かと言って高級路線でもなかったNさんの勤務先は、みるみる売上を落としていました。決算賞与も支給されず、年収は新卒の頃とほとんど変わっていません。
- Nさん
-
「大企業の社員は、こんな不安を感じることなく働いているのだろうなあ・・・」
その思いを強く抱いたNさんは、これまで全く経験のなかった外資系生命保険会社の営業職へと転向します。
「誰でも社名を知っている大企業だから安定しているだろうし、待遇も今までより良くなるはず」というイメージを持っていたのです。
ところが、現実はそうではありませんでした。
保険の営業職は給与体系がフルコミッションで、成果が上がらなければ解雇に追いこまれることもある事実を、Nさんは知りませんでした。
案の定、アパレル時代の同僚や学生時代の友人を一通り回ってしまうと営業先がなくなってしまい、「契約ゼロ」の恐怖に怯えながら月末までの残り日数を数える日々が続きました。
幸いにも細々と契約を取れて、入社初年度を乗り切れたNさん。
運よく乗り切れたという感じですが、2年目に営業をかける見込み客はまだ見つかっていません。
あと数か月も経つと契約ゼロの月が続き、退職せざるを得ない状況に追いこまれたとしても何ら不思議ではありません。
事情をよく知らない人からは「外資系に勤務なんてすごいね」「有名な会社に転職したんだね、おめでとう」と言われますが、Nさんが思い描いていた「安定した大企業の社員」とはかけ離れていることは明白でした。
「大手かどうか」よりも、「どんなキャリアを築きたいか」が大切
2人の方の体験談を紹介しましたが、どのような感想を持ちましたでしょうか。
本サイト「みんなの転職体験談」では累計1,000人以上の転職体験談を扱っていますが、「転職成功」する人は編集プロダクションに進んだTさんのように「自分が進みたいキャリア」が明確になってることが多いです。
もちろん、描いたキャリアを実現するうえで大手会社への入社が求められることもあるでしょう。ですが、それはあくまで「目的のための手段」であり、大企業に入ること自体は「手段の一環」なのです。
現在大企業・一流企業への就職・転職を目指している人で、本来の目的についての意識があいまいになっていたら、まずは「今後、どんな働き方をしたいか」というキャリアプランを描くところから始めるとよいでしょう。
参考:キャリアプランとは
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを立てます。
キャリアプランを立てる際、まず「キャリアの棚卸し」を行います。
キャリアの棚卸しで出てきた経験(または知識・スキル)をもとに、あなたが新天地でチャレンジしたい働き方をイメージし、そしてそれを実現するためにどんな行動が必要かを考えます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
今のうちにマスターしておくべき知識・スキルや取得しておくべき資格が出てくるかもしれません。
数か月に1度のペースでキャリアプランを考えておくと、普段においてもキャリアの軸を持てるようになり、迷いのない判断をしやすくなります。
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4)大企業・一流企業に転職する際の、おすすめの転職エージェント
大企業や一流企業に転職するメリット・デメリットの両面を確認し、その上で「大企業を目指したい」と思った人は、転職エージェントを活用して転職活動を進めたほうが得策です。
中途採用の書類選考は人材紹介サービスに任せておき、良さそうな人材がいたら紹介してもらい面接を実施する、といったスタンスの企業も少なくないからです。
転職エージェントを経由した「非公開求人」でしか応募できない案件もあるため、競争率の高い大企業を目指すのであれば転職エージェントに登録しておくことをおすすめします。
「現在、充分な相談相手がいない…」という人は、転職エージェントの活用を
転職活動の際には、多くの人が「転職エージェント」を利用しています。
その主な理由は、国内の少なくない企業がハローワークや転職サイトではなく転職エージェントのみ求人を出しているからです。
ですが、私たちが転職エージェントを利用する際は「求人を紹介してくれる人」としてではなく、「転職活動全般を相談できる人」として活用したほうがより効果的でしょう。
上記図で表す通り、「求人紹介」は転職エージェントが提供するサービスの一部でしかありません。
それ以外のサービス、例えばキャリアプランのアドバイス(キャリア相談)、書類添削、面接対策などの選考通過のためのサポートも受けることによって、転職成功の確度を高めていけるはずです。
ただし、転職エージェントは国内多くのサービスがあり、またどの担当者が付くかによってもサポートの提供のされ方が変わります。
あなたに合った転職エージェント(または担当アドバイザー)を見つけるためにも、はじめに2~3つのサービスに登録して、利用のしやすさやコミュニケーションの取りやすさを比較しておくことをおすすめします。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
大企業へ転職することでより規模の大きな仕事ができる環境に身を置きたい人や、年収アップなど待遇面での改善を目的とした転職を実現したい人は、JACリクルートメントを活用するといいでしょう。
JACリクルートメントはいわゆるハイキャリア人材向けの転職エージェントで、好待遇の案件や外資系企業の人材募集といったキャリアアップ向きの求人を数多く保有しています。大企業の重要なポジションの募集や、新規事業のスターティングメンバーなど、自力では探し当てることのできない希少な求人を紹介してもらえる可能性もあります。
また、JACリクルートメント自体が外資系企業のため、外資系企業への人材紹介や海外勤務といった案件も得意としています。大企業・一流企業でグローバルな規模の仕事に携わりたい人にもおすすめできる転職エージェントと言えます。
JACリクルートメントの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・埼玉・神奈川・愛知・静岡・大阪・京都・兵庫・広島 |
公開求人数 | 約2.0万件(2024年8月現在) |
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拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
公開求人数 | 約45万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
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dodaの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約26万件(2024年8月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
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サービス対応地域 | 全国 |
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公開求人数 | 約4.0万件(2024年8月現在) |
公開求人数とくに多い職種 | 営業職|管理・事務|IT・Webエンジニア|技術職(電気・電子・機械・化学)|クリエイティブ|マーケティング・企画|コンサルタント・士業|販売員・サービススタッフ|研究・開発(メディカル)|専門職(Web・IT・ゲーム|金融|不動産・建設)など |
転職するにあたって「これだけは譲れない」という希望条件を整理しておくと、担当エージェントも求人紹介がしやすくなります。
まとめ)大企業に対する漠然としたイメージで転職するのは危険!
大企業に転職してミスマッチに悩むケースの多くが、「大企業はこんなところ」という漠然としたイメージのまま転職に踏み切っているのではないでしょうか。
イメージ先行で転職を決行してしまうのは、どのような場合においても危険が大きいと考えておいたほうがよさそうです。
この記事で紹介してきたような大企業ならではのデメリットもあることを理解した上で、それ以上に得られるメリットが大きいと判断したのであれば、迷うことなく大企業を目指して転職活動を進めましょう。