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ロボットを作る仕事。2人目の子どもを授かり年収アップを目指して|私の転職体験談

とも さん(男性 32歳 東京都)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
製造業
職種
ロボットエンジニア
従業員規模
約50名
年収
450万円

転職後

AFTER
職業
製造業
職種
ロボットエンジニア
従業員規模
約100名
年収
670万円

目次

ともさんの転職ストーリー

1これまでの私

職業、ロボット・エンジニア。

イメージ図:工場の製造ロボット

これまでずっと、工場のロボットをはじめとするシステム開発に携わる仕事をしていました。

かっこよく言えば、「ロボット・エンジニア」。
実際、工場によってはアニメ・漫画で出てくるロボットのような機械を使っているところもあります。

ロボットの主な使用目的は「作業の自動化」ですので、正確かつ迅速に作業できるようにロボットの動きを調整・メンテナンスするのが、私たちの仕事です。

一回の開発案件で数ヵ月に及ぶことが多く、たくさんの人が関わります。
予定通りに進まないこともありますし、当初の予算を超過してしまうこともありましたので、ストレスを感じることも多く、なかなか気が休まらない仕事でもありました。

ですが、チームワークで一つの目的に向かって作業をするのは、(業務がうまく行っているときは特に)一体感を得られましたし、何より案件を終えた時の達成感は大きかったです。

あとは、(ちょっと大げさですけど)結局、世の中ってこういう裏方の仕組みがあるから、回っているんじゃないかと。
人知れず世の中に役立てられる仕組みに関われていることに、満足感もありました。

当時の家族構成は妻と子ども、そして私の3人。
その後、次男、三男が産まれるわけですが、これが私の「転職しよう」と考えた、一番の理由でした。

2転職のきっかけ

もっとお金を稼がないと、マズイ。

イメージ図:妻から第2子懐妊の報告を受けて

あるとき、妻から「妊娠したみたい」と打ち明けられました。

とても、嬉しかったですね。私も妻も、子どもはたくさん欲しいと常々思っていましたから。

ですが、同時に「もっとお金を稼がないとマズイ」という焦りもやってきました。
当時、私の年収は450万円ほど。妻も派遣社員で働いていましたが、産休・育休時は収入が6割ほどになってしまうこともあり、私自身の年収をもっと上げた方がいいのは明白でした。

年収アップに向けて、私は「転職した方がいいだろう」と考えました。

現職で昇進・昇格する道もあったのでしょうが、私は上司からの評価があまり高くなく、また職場の人間関係の悪さに悩んでいたのも、転職がいいと考えた理由のひとつでした。

3転職活動中

転職活動にかかった期間は、5ヵ月間。

イメージ図:転職活動で、企業との面接をする30代男性

現職を退職後に転職活動を始めました。
始めた当初は「2ヵ月くらいで決まればいいな」と思っていたのですが、結局5ヵ月もかかりました。

活動が長引いたのは、求人に応募しても書類審査で落とされてしまうことが多かったからです。

あとは、前職と同じ業種・職種での転職を希望していたのですが、あわせて年収アップも目指すとなると、企業からの要求レベルも相応に高く、面接の際に突っ込んだ質問をされて私がそれにうまく答えられなかったのもあると思います。

利用した転職サービスはハローワークIndeed、そしてマイナビ転職です。
私にとって良かったのは、マイナビ転職でした。

ハローワークは希望条件に合う求人をあまり多く見つけられず、Indeedは求人に応募してみたら実はその求人を扱う派遣会社だった、ということが何度かあり、あまり合いませんでした。

マイナビ転職は結構希望に合う求人を見つけられて、そこでトータル40社くらい応募して、そのうち2/3が書類選考で落とされて、それでも10社ほど面接まで進んで──。

転職活動5ヵ月目に入って、「もういい加減、次の会社を決めないと貯金がどんどん減ってしまう…」と思っていた矢先、ようやく内定を、それも2社立て続けに得られました。

4転職後

転職して、給料が200万円以上アップした、その理由は。

製造ロボットメーカーで働く30代男性

新しい職場は、産業用ロボットの製造と運用サポートをする会社です。
前職と同じロボットシステムのエンジニアなわけですが、会社規模も給料も一気に高まりました。

なぜ給料が上がったのかというと、新しい職場ではひとつひとつの案件単価が前職の数倍もあったからです。
それだけにシステムは大掛かりなものが多く、海外企業から直接注文を受けるような案件もありました。

はじめのうちは「自分にできるだろうか…」という不安もありましたが、幸いに社内の運用マニュアルがかなりしっかり整備されていて、また新人にやさしい文化といいますか、上司・同僚が丁寧に業務の説明とフォローをしてくれましたので、3ヵ月後には大きな不安なく働けるようになりました。

幸運だったのは、「職場環境」と「人間関係」がともに良かったことです。

1ヵ月程するとプライベートの話で盛り上がれる仲間が数人できて、2ヵ月目には業務でわからないことがあっても「どうやって確認していけば、わかるようになるか」がわかるようになって、リラックスして業務に臨めるようになりました。

5その後、どうなったか。

良い環境にいることで、より良い自分でいられる

イメージ図:これからの人生を内省する30代男性

今回の転職を経て思ったことは、「年収アップを目指すのなら転職は一番の近道」であること、そして「良い環境にいることで、より良い自分でいられる」ということです。

1つ目の「転職=年収アップ」については必ずしもそうとは言い切れないでしょうが、同じ職場で昇格・昇進を待ち続けるよりは確率を高められる人の方が多いように思います。

2つ目の「良い環境にいることで、良い自分でいられる」というのは、職場・プライベートどちらに対しても言えることだと思います。

前職で同僚とギクシャクしていた時、また第二子を授かったのちに年収不足を気に病んでいた時、そして転職先が決まらず無給だった5ヵ月間、私はちょっとしたことでふさぎ込んだりイライラしてしまったりすることが多かったです。
妻にも、大分迷惑と心労をかけてしまいました。

ところが転職先が決まって年収アップして、無事新しい職場に慣れてきて、気持ちの余裕が出てくるともう、世界が違って見えるんですよね。
みんなが、世の中が、優しく感じられる笑。

別に周囲の人や環境が変わったのではなく、私の心持ちが変わったに過ぎないのですが、それでも気持ちに余裕ができれば私も周囲に対して優しく、そして楽しい気持ちで接せられるようになります。

そうすると周囲の人も一層、私を受け入れてくれる。
世の中とは、そういうものなのでしょう。

そうした気づきを得られた今回の転職は、私にとってとても大切な決断と選択であったと思います。

◇ ◇ ◇

転職して、早2年がたちました。

2人目の子どもが1歳になったとき、また妻から「妊娠した」という報告を受けました笑。

そういうわけで、今の職場で一層の活躍をして、3人の子どもをしっかり育て上げるだけの収入を目指していこうと思っています。

もちろん、お金がすべてではありません。
子どもたちが成長していくなかで大きな悩みや苦しみにぶつかったとき、しっかり向き合って話を聞いてあげられる、いい父親になれるよう、これからも精進していきたいです。

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