結婚を機に広告代理店の編集プロダクションからWebディレクターへ。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 編集プロダクション
- 職種
- 編集
- 従業員規模
- 30名
- 年収
- 350~400万円
転職後
- 職業
- IT・システム開発
- 職種
- Webディレクター
- 従業員規模
- 120名
- 年収
- 500万円
目次
Kenさんの転職ストーリー
1これまでの私
アルバイトから正社員として採用されて。
新卒のときに、就職活動に失敗しました。
当時の私は、多数の企業を受験しましたがエントリーシートで落ちることがほとんど。たまに面接にも進むことはありましたが、それも一次面接で終わってしまうという繰り返しでした。結果的には、大学卒業後まで就職先を決められなかったのです。
私はそこですっかりやる気がなくなってしまい、アルバイトを転々とする日々を過ごしました。転職前の会社も、入った当初はやはりアルバイトでした。
そこでは広告代理店と編集プロダクションを兼ねたような、要するに「何でも屋」でした。
アルバイトの私にもそこそこ仕事を任され、周囲も同年代の人間が多かったので、それなりに充実した気分を味わいながら働けていました。
雰囲気もアットホームな会社でしたので、居心地は良かったです。
やがて私はその会社で社員として採用してもらい、長い間そこで働いていました。
あわせて読みたい
- 広告代理店に未経験から転職するには?仕事内容・必要なスキル・準備するポイント
- 「広告代理店」というと、皆さんは何を想像されるでしょうか?実際に広告代理店に勤務される方のご寄稿を元に、未経験から「広告代理店に転職したい」という方向けの、知っておくべきこと、転職の際に注意するポイントを解説します。...
2転職のきっかけ
転職のきっかけは、「結婚」でした。
当時の職場は規模が小さく、給与も同年代に比べるとかなり低かったです。
ですが、私は独身でしたし(同僚と愚痴を言ったりはしましたけれど)、それほど給与の安さは気になりませんでしたね。バイトから正社員にしてもらった恩義もありましたし。
そんなこともあって、なかなか「給料を上げてくれ」と言い出すこともできなくて。
そんな中、結婚を考える相手ができました。
- 私
-
(この先、子どもを持ったら、この給料ではやりくりはまずできなそうだ…)
私は、そんなことを思うようになりました。
そして、「もっと給与のいい会社に行こう」と、転職することに決めたのです。
あわせて読みたい
- 転職時に「待遇がいい会社」を見つけるには?求人の探し方を解説
- 転職を検討している人にとって、少しでも年収が高く待遇がいい会社で働きたいと考えるのは自然なことでしょう。年収が高い・待遇が良い企業を見分けるにはどうすればいいのか解説しています。...
3転職中
転職活動中は多くの人に助けられました。
- 私
-
「社長、私は転職をしたいと思っています」
こそこそ転職活動をするのが嫌だったこともあり、当時勤めていた会社の社長に、私は正直に転職の意思を伝えました。
社長は驚いて、引き留めてもくれました。私は、今後の将来、結婚のことを含め、「このままの給料では結婚できない」といったことなどを正直に話しました。
すると、社長はしばらく黙った後、
- 社長
-
「分かった。それでは仕方がない。──大変申し訳ないが、今のうちの会社では君にいきなり給料を上げられるだけの余裕はない。だから、私の人脈から君に向いてそうな会社を紹介してみよう」
と言ってくれたのです。
──嬉しかったですね。本当に、そういう社長でした。だから私は、ずっとこの会社にいたのだと、そのとき強く思いました。そして、これまでの恩をまた一層強く感じました。
さらには、私の友人たちもいくつか転職先を紹介してくれました。
あわせて読みたい
- 転職のことは誰に相談すればいい?転職活動の悩み相談できる場所6つ
- 転職を有意義に進める際は、信頼できる「相談相手」を得ることが何よりも役立ちます。この記事では、転職について相談できる場所をまとめています。転職について誰かに相談したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。...
4転職後
新しい会社は、以前の会社の4倍以上の人数規模。
以前勤めていったのは30名ほどの家族的な小さな会社だったのですが、新しい会社は100名を優に超える規模で、それにまずカルチャーショックを感じました。
また、新しい会社は前の会社に比べてややドライな雰囲気もして、最初はなかなか馴染みませんでした。
しかも今回の私の転職は、編集プロダクションからWebディレクターとしてIT業界へと、未経験の分野へのチャレンジでした。
Webディレクターとは
Webディレクターとは、Webサービスの開発および運用の企画・管理をする人を指します。
クライアント(顧客)の要望にかなうWebサービスを作り上げるために、WebプログラマーやWebデザイナーなどのスタッフを集め役割分担、業務指示、進捗管理をすることが、Webディレクターに求められる役割です。
あわせて読みたい
- 未経験からWebプランナーに転職するときの注意点。Webディレクターとの違いは?
- Webディレクター・プランナーは「業界の外の人からは分かりにくい」職種とも言われています。これから未経験でWebディレクター・プランナーを目指す方に、具体的な仕事内容、企業から求められるスキル、転職成功に向けて準備するポイントをわかりやすく紹介します。 ...
Webディレクターになって給料は上がりましたが、一から勉強しなくてはならないことも多く、
- 私
-
(…今回の転職の決断は、本当に正しかったのだろうか?)
と悩むことも多かったです。
なにせ、30代半ばからの新しい環境だったこともあって、若いころのようにすぐに周囲とうちとけることもできなくて。また、上司は私の年下でした。もちろん年下の上司を持つのは、この時が初めてです。
とにかく、人付き合いで非常に悩み、苦労した時期でした。
あわせて読みたい
5その後、どうなったか。
今までの私は、「漠然と働いていた」。
今回の転職で学んだこと──ですか?
「人間関係の大切さ」ですね。
私は今回転職サイトなどを利用せずに周囲の支援によって転職できため、普段からの信頼関係の大切さを本当に深く感じました。
また新しい職場では、これまでの自分が「漫然と働いていた」ということにも気づきました。
私はそれなりに自分自身では将来の計画やビジョンをしっかりと持っていたつもりでした。
ですが、現在の会社では皆が私以上に計画的で、かつ明確なビジョンを持っていて…。つまり、私は「井の中の蛙」状態だったのでしょう。
これまでの無知・浅はかさが恥ずかしくなる半面、多くのことを学べました。
◇ ◇ ◇
実は今、「新たに学びたい」という気持ちが強くなっていて。
今の職場では大学院や夜間スクールなどに入り、また新しく学びを深めている人が大勢いるんです。そんな向上心の強い人たちの影響を、かなり受けています。
私にとって、これまで学問というものは仕事とは切り離した存在でした。
ですが、実際に大学院に通っている同僚に聞くと、そこで得た新しい発見が仕事にもつながって、新しい興味の対象が増えていくんだそうです。そういうのが最近、とてもうらやましく聞こえるようになって、「あ、きっと自分もそういうことしたいんだ」ってことに気づいたんですよね。
家庭のこともあるので今すぐには無理です。それでも、私もそんな同僚たちに負けないように、そして今後新たな学びを得られるように、少しずつ様々なプランを練っているところです。
あわせて読みたい
- 「成長できる会社で働きたい!!」企業選びのポイント・注意点は?
- 転職の際に「社会人として成長できる企業」を望む人も多いでしょう。しかし、何をもって「成長」とするのかは人によって様々です。この記事では「成長できる企業の選び方のポイント・注意点」について解説します。...
参考:30代後半からの正社員転職におすすめの転職エージェント[PR]
リクルートエージェント
-
公開求人数 約38万件(2024年3月時点) 対応職種・業種 全職種・業種 特徴 - 国内最大手の転職エージェント
- スピーディーなサポートと高い企業交渉力
- 役立つ転職支援ツールが豊富
公式サイト https://www.r-agent.com/
国内の転職エージェントでNo.1の求人数を誇るリクルートエージェントは、30代後半からの転職支援実績も豊富です。
他の転職エージェントにあるような「希望条件に合う求人がない」と断られるケースは殆どないでしょう。
これまでの事例をもとに、中堅ポジションの求人を数多く提案してくるはずです。
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の転職活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられます。