30代の転職「キャリアアップ・キャリアチェンジ」どちらを目指す?
[最終更新日]2024/07/21
若手からミドルへとステップアップしていく30代。ビジネスパーソンとしても経験が豊かになり、これからいよいよ活躍の場を拡げようという時期です。
30代で築いた経験・スキル・人脈が、40代以降のキャリアの土台にもなります。
そのような30代で転職に踏み切るのであれば、今後のキャリアプランを熟考した上で決断することが大切になります。
たとえば、転職の大きな方向性として「キャリアアップ」と「キャリアチェンジ」どちらを志向すべきなのか?といったところから考えていく必要があるのです。
目次
1)30代の転職は、自身の「キャリアプラン」について深く理解することが大切
20代、30代と日々忙しく働いてきた皆さんは、もしかしたら自身の「キャリアプラン」についてじっくりと時間を取って考える機会がなかったかもしれません。
キャリアプランと聞くと人生設計の一部のような堅いイメージを持ってしまいがちですが、要するに「自分は今後どう働いていきたいか」という方針や方向性と考えるといいでしょう。
そして、キャリアプランを設計していく上で欠かせないプロセスとして、そもそも「キャリア」とは何か?を改めて考えてみる必要があります。
「キャリア」や「キャリアプラン」という言葉を耳にすることがありますが、こうした言葉は何を指しているのでしょうか。
「キャリア」とは、生涯においてその人が果たす、一連の役割
キャリアという言葉から、皆さんは何を連想しますか?これまで勤めてきた会社や転職歴、経験した仕事、身につけてきたスキル——。
こうしたものはもちろんキャリアの一部ではあるのですが、キャリアの全貌を表しているかと問われると疑問が残ります。
少し視点を変えてみましょう。人が働くということはどういうことなのでしょうか。
仕事を通じて世の中とつながり、結果として貢献や人助けになること。これが大きな意味での「働く」ということになるのではないでしょうか。
そのように仕事を捉えると、キャリアとは「個人がどう働きかけ、世の中とつながってきたか」という全体像を表す言葉と考えられます。
つまり、「どこの会社で」とか「どの役職で」といった一時的な話ではなく、もっと広義での「自分がどんな役割を果たしてきたか?」という問いになっているのです。
アメリカの心理学者Douglas T. Hallは「キャリアを有しているのは個人である」と述べました。
この言葉が象徴しているように、キャリアとは特定の会社や業界・職種に紐付いているのではなく、あくまで個人にとってのものと考えたほうがいいでしょう。
「キャリアプラン」とは、将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
具体的には、以下のようにプランを建てていきます。
キャリアプランは、上記の「キャリアプランの例」にあるように時期ごとに「実現したいこと」と「そのためにやること」を表形式に落とし込むと、そのイメージを整理しやすくなります。
ポイントは、半年や1年ではなく、3年・5年といった中長期的な期間を見据えることです。
そして、これまで培った知識・スキルに沿って更にその上を目指すのが「キャリアアップ」、キャリアの軌道修正を行ったり新たな領域にチャレンジするのが「キャリアチェンジ」といえます。
キャリアの描き方には、大きく4つの方向性がある
キャリアの描き方は人によって多様なあり方が考えられますが、代表的なものとして次の4つの方向性が挙げられます。
キャリアの描き方① 役職・ポストの上昇(昇格・昇給等)
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キャリアの描き方② 組織・周囲への貢献度向上
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キャリアの描き方③ スキル・専門性の高まり(専門化)
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キャリアの描き方④ 能力の拡がり(できることが増える)
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ここで挙げた4つのキャリアのタイプは、どれが正解・不正解というものではありません。
その人にとって能力が発揮できているという実感が湧き、それによって貢献できていると感じることができれば、キャリアの方向性として適切と言えるのです。
多くの場合、キャリアアップという言葉は上の①や③の方向性を指しています。
いわゆるゼネラリストとしてマネージャーなどに抜擢されていくのが➀、専門職の道へと進むのが③の方向性です。
一方、キャリアチェンジという言葉は④の方向性を指すニュアンスで用いられることが多く見られます。
ただし、人によっては特定のポストやスキルにこだわらず、②のような貢献度の高さにおいて自身のキャリアを充実させたいと考える人もいるでしょう。
2)「キャリアアップ転職」と「キャリアチェンジ転職」、それぞれのメリット・注意点
キャリアの描き方にはさまざまなタイプがあり、キャリアアップとキャリアチェンジといった方向性の違いもあることがお分かりいただけたでしょうか。
キャリアアップとキャリアチェンジは、どちらが優れている・どちらが正解というものではありません。人によって、あるいは時期によって、選ぶべきキャリアの方向性は変化していくからです。
では、キャリアアップ転職とキャリアチェンジ転職には、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。整理してみましょう。
キャリアアップ転職のメリット・注意点
キャリアアップ転職のメリット
- より大きな裁量の仕事を任せてもらえる可能性がある
- 現在よりも高い収入やポジションが期待できる
- さらに高いスキルや希少な経験を積むことができる
- マネージャーとしての実績に厚みを持たせられる場合もある
キャリアアップ転職のデメリット・注意点
- 良い待遇や高い報酬に見合ったパフォーマンスが求められ、プレッシャーが強くなる
- 習得すべき知識やスキル、経験値のレベル・量が増す
- チャンスが大きい分、リスクも負わなくてはならない場合がある
- プレーヤーとして優秀=マネージャーとしても優秀、とは限らない
キャリアアップ転職を望む人の多くが、現在よりも大きな裁量を持つことができるポジションや、そこで得られるより高い報酬を求めていることでしょう。
今以上に専門性を高め、希少価値の高い人材を目指したいという人もいるはずです。同じ業種・職種で転職するのであれば、こうしたステップアップを狙って転職する人が多い傾向があります。
ただし、より高い報酬やポジションに就くということは、それだけ必要なスキルや実績のレベルも高くなることを意味しています。
仕事に対して感じるプレッシャーが今より高くなる可能性も十分にあるでしょう。
ステップアップするからには、相応のレベルが求められることを覚悟した上で、キャリアアップ転職にのぞむ必要があるのです。
キャリアチェンジ転職のメリット・注意点
キャリアチェンジ転職のメリット
- 本当は就きたかった仕事や、社会人になって興味が湧いた仕事へと変わることができる
- 新たなスキルを身につけるなどして、自分ができることの幅が広がる
- 複数の業界や組織を経験することで視野が広がり、自身のキャリアを客観視しやすくなる
- キャリアに拡がりが生まれ、貢献できる場面が増えることで人生の満足度が高まることがある
キャリアチェンジ転職のデメリット・注意点
- 経験の浅い仕事に変わる場合、待遇や報酬がダウンすることも少なくない
- 新しい業界・職場の慣習や仕事の進め方に慣れるまでに時間がかかることがある
- 転職するタイミングや転職先の年齢構成によっては、年下が上司になることがある
- 年齢が上がるほど経験の少ない仕事に就くことが難しく、転職成功のハードルが上がる
キャリアチェンジとは「新たなスタート」を切ることです。
これまでの経験が全く活かせないわけではないかもしれませんが、現実的には業界知識などをイチから覚え直さなくてはならないケースがほとんどでしょう。
新しい環境を楽しめるタイプの人なら充実した日々のスタートとなりますが、慣れない環境にストレスを感じやすいタイプの人だと負担が大きいことも予想されます。
しかし、キャリアチェンジすることで得られるメリットもたくさんあります。
本当は就きたかった仕事があったものの実現できずにいた人や、社会人経験を積む中で新たに興味を持つようになった職業がある人は、実際にその仕事に就くチャンスが訪れるかもしれません。
また、異なるキャリアを歩んだ経験は、仕事の幅を拡張するだけでなく、自身の視野を広げてキャリアを客観視しやすくなるメリットが得られるのです。
キャリアアップ・キャリアチェンジどちらかで迷った場合はどうする?
転職の際に、キャリアアップかキャリアチェンジかで迷った際は、「自身のキャリアを【絞る】か、【広げる】か」で考えてみるとよいでしょう。
人材や組織を研究するリクルートワークス研究所によると、「20世紀までは初期にキャリアを広げてその後絞っていく働き方が一般的だったが、現代社会では「絞る」と「広げる」を繰り返す働き方が一般的になっている」といいます。
20世紀までの働き方と、現代の働き方のイメージ比較
図参照:リクルートワークス研究所「人生100年時代のライフキャリア」 グラフは弊社作成
上記の「現代の働き方」にある曲線はあくまで一つの例であり、カーブを描く数は人によって異なります。
「20世紀までの働き方」と比べて、その曲線の形は多様性と複雑性を増していることは間違いありません。
専業化・分業化が進む一方で環境変化の著しい現代社会においては、キャリアを「狭める・広げる」両方が求められるということなのでしょう。
キャリアチェンジとキャリアアップ、どちらを選んだ人が満足度が高い?
当サイト「みんなの転職「体験談」。」での調査によると、「今までと違う仕事」を選んだ人の方が転職後に「満足した」と答える割合が若干多くなっています。
引用元:自社Webアンケートによる(転職経験者 200名 2019年7月集計)
上記グラフでは「今までと同じ仕事」を選んだ人、「今までと違う仕事」を選んだ人どちらも「満足・不満」の割合が一定の割合であります。ですので、どちらか一方に対して「こちらの方が良い」とまで断定することはできないでしょう。
ですが、今までと違う仕事を選ぶことによって、「視野を広げられた」、「異なる環境に身を置くことによって、これまで気づかなかったことが気付けた」という人は非常に多いです。
30代の方で、「キャリアアップとキャリアチェンジのどちらを目指すか、どうしても判断が付かない」という場合は、いちどキャリアチェンジをした場合の「視野の広がり」「新しい経験」についてイメージを持ってみるとよいでしょう。
3)30代の転職で、「キャリアアップ・キャリアチェンジ」を適切に選び、成功していく為のポイント
- 自分のこれからのキャリアをイメージしてみる(キャリア・デザイン)
- 自分のキャリアを「こうだ」と決めつけすぎず、一定の偶然やタイミングを大切にする
- キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職、ともに柔軟に対応してくれる転職エージェントを利用しよう
ここまで見てきた通り、キャリアを縦方向に高く伸ばしていこうとするキャリアアップ転職と、横方向へと広げていこうとするキャリアチェンジとでは、キャリアプランの方向性が大きく異なることが分かります。
そのため、自分は30代の時点でどちらの選択が向いているのか、しっかりと見極めて方針を固めた上で転職していくことが重要になります。
これからのキャリアを適切に選び取り、成功していくために欠かせない3つのポイントについて確認していきましょう。
自身のこれからのキャリアを、イメージしてみる(キャリア・デザイン)
キャリアアップとキャリアチェンジの選択を見誤ってしまいやすいのは、「やりたいこと」と「できること」が明確になっていない状態のときです。
やりたいことに固執してしまったり、できることにしか目が行かず仕事がつまらないと感じたりする原因は、こうしたところにあることが多いのです。
今後の自分のキャリアをイメージする方法として、「キャリア・デザイン」が挙げられます。キャリア・デザインは次の3つのステップを踏んで進めるとスムーズに進みやすいと言われています。
- 市場を理解する
現在の市場はもちろんのこと、今後求められる人材や能力について理解することで「世の中からのニーズ」を把握します。 - 自身の能力・価値を理解する
自分ができること、やりたいこと、反対に絶対にやりたくないこと、といった自身の能力や価値観にスポットライトを当てて分析します。 - 市場と自身の接点を摸索する
世の中のニーズと自身の能力・価値が交わるところを探していきます。どうすれば求められる能力に対して自身のスキルや経験を駆使してアプローチできるのか、その具体的な方策も含めて摸索していきます。
自分のキャリアを「こうだ」と決めつけすぎない。一定の偶然やタイミングも大切にする
キャリアアップなのかキャリアチェンジなのか、キャリアの方向性を考えておくことは大切ですが、かと言って一度決めたキャリアプランを変えてはいけないというルールはありません。
むしろ、いったん決めたキャリアプランに縛られてしまい、狙い通りのキャリアを歩むことにこだわり過ぎてしまうのも問題です。
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授は、「個人が経験するキャリアの8割は、予想しない偶発的な出来事によって左右される」という考え方(「計画された偶発性理論」)を提唱しています。
参考:「計画された偶発性理論」とは
計画された偶発性理論とは、スタンフォード大学で研究を行なったジョン・D・クランボルツ教授が提唱したキャリアに関する理論です。
「個人が経験するキャリアの8割は、予想しない偶発的な出来事によって左右される」と考え、「その偶発性を有効利用して、計画的に導くことでキャリアアップを図る」とするのが主な内容です。
変化が起こりやすい現代において、この理論を元に偶発性を見込んでキャリアを考えることが、重要な一手になると考えられるのです。
たとえば「仕事で役立つ新しい技術や機器が開発された」「働き方が変わって社内の仕事を外注に回すことになった」といった偶発性によって、突然職場環境が大きく変容してしまう可能性はこれからも十分にあります。
そうなれば数年前では現実的だったキャリアプランも、その価値が改めて問われることになりかねないのです。
しかしキャリアの計画時に計画された偶発性理論を取り入れておけば、そういった際にも慌てず自身の未来を守ることができます。
たとえば……
「新しい技術が開発された→自身の学習対象に入れて、誰よりも早く仕事に活かせるようにする」
「労働環境が変わった→自分が不満に思っていたことをついでに改善させる」
そういった自身の行動によって積極的に変化を取り入れていくのが、計画された偶発性理論の本質です。
計画された偶発性理論はその偶発性を想定しつつ利用することが目標となるため、偶発性そのものを避けるわけではありません。
むしろ偶発性を自分のキャリアに利用する、ポジティブな考え方が魅力の理論となるのです。
実際、成功を収めたビジネスパーソンの8割は、予期せぬ偶発的な出来事によって人生が好転し、成功へと結びついたと考えているといいます。
こうした結果から見ても、ある時期に決めたキャリアプランをその通りに実現できることのほうがまれだと分かります。
実際のキャリアはさまざまな偶然やタイミングによって左右され、決定づけられていくものです。
そういった偶発的な一面があることを否定せず、ときにはあえて流れに身を任せてみてもいいのです。
キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職、ともに柔軟に対応してくれる転職エージェントを利用しよう
転職活動を始めるとき、多くの人は「キャリアアップ」「キャリアチェンジ」のどちらに向かうかを決めてから動き始める傾向があります。
しかし前で述べたように、キャリアにはさまざまな偶発性が伴います。どちらかと言うとキャリアアップorキャリアチェンジ、という思いがある人も、一応は両方の可能性を残しておくことをおすすめします。
そのためには、キャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職のどちらにも柔軟に対応することができる転職エージェントを活用するのが近道です。
参考:転職エージェントの仕組み
転職サービスにはそれぞれ特徴や長所がありますが、ほとんどの転職エージェントが求人の紹介をはじめ、書類添削や面接対策など、転職活動に必要な様々なサポートを行ってくれます。
また、転職エージェントに複数登録をしておくことで、そのサービスにしか無い「非公開求人」や豊富な求人の中から、自分の興味のある会社を選択していくことも可能です。
参考:30代の転職で、「自分に合った転職エージェント」の選び方
30代の転職で、転職エージェントを活用するポイントは以下の3点です。
- Point1 30代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 担当アドバイザーとのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は、就職活動を成功に導くためにとても重要な要素となってきます。
というのも、担当するキャリアアドバイザーによっては、あなたの望む方面での知識が十分でなかったり、相性等の不一致から活動を進めにくくなるといった問題が出てくる可能性もあるからです。
事前に複数の転職エージェントに登録しておくことで、「自分に合ったサービス、および担当アドバイザー」を早めに見出し、円滑に就職活動を進めていくことができるのです。
自分に合う担当アドバイザーを見つけるには、以下のポイントについて確認すると良いでしょう。
- 「親身に相談に乗ってくれるか」
- 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
- 「紹介・連絡のペースは適切か」
以上のような点を確認することで、あなたにマッチする担当(サービス)かの判断がつきやすくなります。
4)30代の転職におすすめの転職エージェント
先にお伝えしたように、30代の方が転職する際には転職エージェントの活用がおすすめです。
また、その際は、幅広い業種・職種から求人を紹介してもらえる「総合型」の転職エージェントと、特定の業種・職種に特化した「特化型」の転職エージェントを組み合わせて利用すると良いでしょう。
以下、総合型・特化型それぞれの、30代の転職におすすめの転職エージェントを紹介します。
どのサービスも無料で利用できますので、「自分に合いそう」と思ったものから試しに登録してみると良いでしょう。
「総合型」の転職エージェントおすすめ一覧
サービス名 | マイナビエージェント |
doda |
リクルートエージェント |
ワークポート |
type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.7万件 | 約26万件 | 約47万件 | 約11万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
「特化型」の転職エージェントおすすめ一覧
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT |
レバテックキャリア |
ワークポート |
doda X |
JACリクルートメント |
リクルートダイレクトスカウト |
ビズリーチ |
ジャスネットキャリア |
マスメディアン |
クリーデンス |
MS Agent |
エンワールド |
ロバート・ウォルターズ |
メイテックネクスト |
レバウェル介護 |
かいご畑 |
メリット |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約5.7万件 | 約2.1万件 | 約36万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
以下、30代の方に特におすすめの転職サービスについて、その詳細・おすすめの理由について紹介しています。あわせてご参考ください。
doda|キャリアアドバイザーの積極的な求人提案とスピーディな対応を求める方におすすめ
「転職活動中、興味を持った求人企業を調べていくうちに、自身のキャリアプランも影響して変わっていった──」というのはよくある話です。
転職活動時は、様々な企業や業界に触れる機会にもなりますので、必然的に視野も広がり、今まで考えていなかったことにも意識を向けられることもあるでしょう。
そういった機会を積極的に設けていきたいという方は、国内大手転職エージェントの「doda」の利用がおすすめです。
dodaの特徴の一つとして、「求人数が豊富」であること、そして「キャリアアドバイザーが積極的に求人紹介してくれる」ことが挙げられます。
「幅広く求人を確認して、自身のキャリアについてもしっかり考えていきたい」、「キャリアアドバイザーからの積極的な求人紹介を受けたい」という方は、dodaのサービスがマッチしやすいでしょう。
サービス名 | doda(デューダ) | |
---|---|---|
特徴 | 国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。 保有求人は20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)、企業からのスカウトも活性しています。 また、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。 |
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企業名 | パーソルキャリア株式会社(1989年6月) |
リクルートエージェント|キャリアチェンジ志向が強い方におすすめ
未経験業種など、新しい世界で自分の力を試してみたいと考えている人は、総合型転職エージェントを活用するといいでしょう。
すでに転職を希望する業種を決めていたとしても、いろいろな案件を紹介してもう中で興味が湧く業種や職種が出てくるかもしれません。
こうした偶然の出会いを大切にすることも、転職においては大切な視点なのです。
リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも屈指の案件数・在籍キャリアアドバイザー数を保有しています。
大手なので大企業や人気企業にもパイプがあるほか、ベンチャーやスタートアップといったように幅広い企業規模に対応しているのも特徴的です。
自分のキャリア・デザインに合った案件をさまざまな業種・職種から紹介してもらうことも可能ですので、自分では想定していなかった面白い仕事に出会えるかもしれません。
サービス名 | リクルートエージェント | |
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特徴 | リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。 全国の地域で対応が可能で、各都道府県の求人も豊富です。拠点も多く、オンライン・電話のサポートはもちろん対面での面談の受けやすさも強みの一つです。 |
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企業名 | 株式会社リクルート(1977年11月) |
JACリクルートメント|専門スキル系のキャリアアップ志向が強い方におすすめ
キャリアアップを目指したいと考えている人のうち、専門スキルをさらに高めていくことで人材価値を高めていきたい人は、高スキル人材を対象としている転職エージェントを活用しましょう。
ターゲットが明確になっているため、人材募集のために利用する企業の側も専門スキルを持つ人材を探している確率が高く、マッチングに成功しやすいのです。
JACリクルートメントはハイキャリア人材をメインターゲットとしている転職エージェントです。
管理職経験者や専門スキルを求める企業の案件に特化していますので、他の転職サービスでは見つけられないような希少な求人が見つかる可能性もあります。そのほとんどが非公開求人のため、一般的な転職サイトから応募するよりも競争率が低いのもメリットの1つです。
サービス名 | JACリクルートメント | |
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特徴 | ミドル世代の転職者へのサポートに強く、かつグローバル企業、海外勤務の求人情報も多数! 実績豊富なキャリアコンサルタントに対するサービス満足度も高い、「ステップアップの転職」を目指す際はぜひ登録しておきたい転職サービス! |
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企業名 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント(1988年3月) |
ビズリーチ|管理職採用を狙うキャリアアップ志向の方におすすめ
キャリアアップの中でも管理職としての経験値を高めたいと考えている人は、高年収の求人を扱っているサービスを利用したほうが一般的には成功率は高くなります。
重要なポジションに適した人材を迎えるにあたって、多くの企業は相応の報酬を用意して求人を出します。管理職採用など社運を賭けた採用をする企業を探すということは、必然的に高年収の求人を探すことになるわけです。
ビズリーチには転職サービスとしては異色の有料プランがあります。
プレミアム会員とよばれる有料プランはさらにタレント会員とハイクラス会員に分かれており、ハイクラス会員になると年収750万円以上の案件を対象として紹介してもらうことができます。
サービス名 | BIZREACH(ビズリーチ) | |
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特徴 | BIZREACH(ビズリーチ)は、国内最大級のエグゼクティブ・ハイクラス向け転職サービスです。 国内外の優良企業と、厳正な審査基準をクリアした一流ヘッドハンターたちが、転職活動をされている方々に直接スカウトします。 |
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企業名 | 株式会社ビズリーチ(2007年) |
パソナキャリア|キャリアの方向性に迷いがある方・じっくり相談したい人におすすめ
そもそもキャリアアップを目指すかキャリアチェンジを目指すか決まっていないという人は、まずはキャリアプランをしっかりと考えておく必要があります。
転職エージェントと聞くとすでにキャリアプランが固まっている人のためのサービスというイメージがあるかもしれませんが、キャリアプランについて相談に乗ってもらうことも可能です。
パソナキャリアは登録後の面談をじっくりとていねいに実施してくれることで知られています。結果的にキャリアアップ/キャリアチェンジのどちらを選ぶことになったとしても、パソナキャリアなら対応可能です。
これから自分はどのように働いていくのがいいのか、転職市場のプロと共にしっかりと考えておきたい人は、パソナキャリアに登録して相談することからスタートするといいでしょう。
サービス名 | パソナキャリア | |
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特徴 | 手厚く、そして親身な転職者支援で評判の高いパソナキャリア! 幅広い業界に向けての求人案内数と、地方転職者含めた全国の方々がサービスを利用できる体制を整えています。 はじめての転職ならではの不安や疑問を解消できるよう、転職活動のやり方や自己PRの仕方など、丁寧にサポートしています。 |
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企業名 | 株式会社パソナキャリア(1976年) |
まとめ)多様なキャリアがあり得ることを踏まえつつ、自分の志向を探ろう
キャリアと聞くと、出世街道や昇進といったイメージが先立ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、実際にはキャリアには多様な形があり、目指す方向性や志向も人によってさまざまです。
むしろ、キャリアは「こうあるべき」と決めつけてしまうことで視野が狭まり、かえって他の成功の可能性を見過ごしてしまう原因にもなりかねないのです。
キャリアの多様性を知ることで、息苦しさを感じない柔軟なキャリアの選択をしやすくなるはずです。
自分がどのような生き方・働き方をしたいのか、自身の志向を探るつもりでキャリアプランやキャリア・デザインを考えてみてください。
キャリアアップとキャリアチェンジのどちらを目指すか以前に、「どんな転職にしたいのか」という大きな方向性がきっと見えてくるでしょう。