23歳で「転職したい」と思ったらどうする?判断軸と効果的な転職活動法
[最終更新日]2024/11/30
新卒入社1年目、23歳で「転職したい」と思ったら、どうすればいいのでしょうか?人によっては、次のように感じていることでしょう。
「まだ入社したばかりだし、すぐに転職するのはよくないのでは?」
「仕事は最低でも3年は続けたほうがいいと聞いたことがあるけれど、本当だろうか?」
「1年目で辞めたら、転職で不利になるかも…」
目次
23歳の転職におすすめの転職サイト・エージェント
サービス名 | マイナビジョブ'20s | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | キャリアスタート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約5,700件 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 非公開 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 営業職、管理部門、Webエンジニア、インフラエンジニア、販売・サービス | ◎全業種・職種 |
対象年代 | 20代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代 | 20代・30代 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
1)23歳の転職の判断軸
入社1年目で「辞めたい」「転職したい」と感じるのには、人それぞれ理由や事情があることでしょう。
転職するべきか、再検討するべきか迷ったときには、次のことをセルフチェックしてみてください。
「ネガティブな感情だけが辞めたい原因になっていないか?」
なぜなら、「仕事がつまらない」「上司と合わない」といったネガティブな感情で転職を決めた場合、「次に何をしたいのか」が固まっていない可能性が高いからです。下表を参考に、現在の自分の状態をチェックしてみましょう。
23歳で転職した方が良いケース |
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いったん再検討する方が良いケース |
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23歳で転職したほうがよいケース
転職したい理由が「チャレンジしたい仕事がある」といった前向きなものであれば、積極的に転職を検討してもよいでしょう。新卒で入社した会社がキャリアの最適解とは限りません。むしろ、働き始めてみて自身の適性に気づく面も多いはずです。
実際に1年間ほど働いてみて「成長が感じられない」と思うようなら、転職したほうがよいサインかもしれません。
入社1年目は覚えることが多い反面、自己成長を実感できる時期です。成長した実感が湧かないようなら、自分には合わない仕事をしている可能性があります。
なお、現状のまま働き続けると心身に支障をきたす恐れがあるようなら、早急に環境を変えることを検討しましょう。ハラスメント被害に遭っているなど明らかに職場環境に問題が見られる場合、我慢して勤務を続けても改善されない確率が高いからです。
いったん再検討する方がよいケース
転職後にどのような分野で働きたいのか、目指したいキャリアの方向性が見つかっていない場合はいったん退職を保留にしたほうがよいでしょう。
現在の職場を辞めたい一心で、転職後のキャリアをイメージできていない可能性が高いからです。
また、「このまま今の職場に留まったとしたら…」という選択肢を想定できていない場合も同様です。
大半の物事は「0か1か」では判断できないように、キャリアの選択も「転職するのが100%正解」とは言い切れません。
今の職場に留まることも選択肢に入れて検討した末に、転職がベターと判断することが大切です。
今後のキャリアをじっくりと考えないまま転職してしまうと、転職先でも今と同じような悩みを抱える恐れがあります。
結果的に、短期間で転職をくり返すことにもなりかねません。
もし「転職後に何を目指すのかが決まっていない」「転職しない選択肢を考慮し切れていない」と感じるようなら、いったん再検討したほうがよいでしょう。
2)23歳の転職体験 成功談・失敗談
実際に入社1年目で転職した経験のある方々の転職体験談を紹介します。結論から言うと、転職に成功した人も失敗した人もいるのが実情です。
そこで、成功した人は何が要因だったのか、失敗した人はどこに原因があったのか、事例から見えてくる傾向について分析してみました。体験談と合わせて、自分自身の現在の状況を分析するのに役立ててください。
23歳の転職 成功体験
本屋販売員のフリーターから営業職の正社員に転職──敬太郎さん 23歳 東京都
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私が書店でアルバイトとして働き始めて1年を過ぎた頃です。
もともと好きだった「本屋さん」という空間で働くことはとても充実していました。
ただ、これから生きていくうえで、(「本」だけで、本当にいいのかな…)という思いが時々、私の中に現れていました。
私は「アルバイト」だったので、お給料の低さ(それは本屋さんにいるのにほしい本が買えない=お客様にもご紹介できないという私にとっては切実な悩み)や、友達はみんな「正社員」として働いていて…という気持ち、そしてアルバイトである自分が書店で働いていることをどこか隠しているという後ろめたさ? も実はありました。
大学には、(少なくとも私が話を聞く限り)私と同じようなルートを進んだ方はいなかったと思います。
そうしたちましました小さなことが積み重なり、「本だけでもいいのかな」という気持ちになったんだと思います。そして、いろんなことを好きにさせてくれた親に、何も返せてなかったなという考えも、重なって、「転職」を考え始めました。
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転職した会社は研修や組織開発をしている会社でした。
幸運だったことは、皆さんがとてもいい人たちばかりだということです。
その人のことを“本当に”想って指導してくれる人たちだと感じました。自分が出来ない部分、できなくてモヤモヤしている部分を、たちまち言語化して伝えてくれたり、自分が今している仕事や不明点が全体とどうリンクしているのか的確に教えてくれました。
<中略>
「社会人」として身につけるべきことをまずしっかり身につけたい。そう思っています。
大学を卒業してからは2年経っていますが、社会人としてはまだ1年経っていません。
仕事のスピードも遅いし、ビジネスマナーも足りていない部分はまだまだたくさんあります。また、「人事の方」に向けたサービスを提供しているのに、私がまだ人事の方のことをよく知っていないという現状があります。
関心を持つこと、相手が考えていることを知ること。
チャレンジしていきたいことではありませんが、自分の心の向けかたのありようとして、これからも持っていたいです。
「社会人としての経験を持つこと」に軸を置いた敬太郎さんの転職活動
アルバイトから正社員になった事例です。客観的に見てステップアップに成功していますし、今後のキャリアに資する転職になったといえるでしょう。
もし前職の書店が次のような条件を満たしていたとすれば、慌てて転職する必要はなかったのかもしれません。
- はじめは給与水準が高くなくても、将来的に昇給する見込みが十分にある
- アルバイトから社員に登用される確率が高いなど、キャリアパスが明確になっている
- アルバイトとして働く中で、社会人と同水準の経験ができている
しかし、転職前の状況を見る限り、上記のうちいずれの条件も十分に満たしていなかった可能性が高いと考えられます。社会人としての経験を重ねたいという思いがあったのであれば、思い切ってキャリアチェンジしてよかった例といえるでしょう。
カメラマンから不動産営業に転職──みんぽんさん 23歳 千葉県
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2020年の新型コロナウイルスの感染拡大によって、仕事での影響を受けた人は多いでしょう。私の会社、そして私自身もそうでした。
会社で関わる予定だったイベントの多くが中止に追い込まれてしまい、私の映像の仕事も激減しました。
最初は、(…大変なことになった。だけど、ニュースの仕事ならすぐに元の状態に戻るだろう)と、思っていました。
しかし、コロナ禍はすぐに収まることはなく、話題もほとんど新型コロナのニュースばかり。
当時(2020年3月頃)は新型コロナの報道に関してあまり撮影をする必要がなく、バラエティの撮影も控え気味になっている中、私の仕事はどんどん無くなっていきました。
そんな状況で、給与も半分以下に落ち込んでしまって。残った僅かな生活費で日々を送る日々が続きました。
(このまま、カメラマンとしてやっていけるのだろうか…)
この新型コロナウイルスがいつ落ち着いて仕事が戻りだすのかも分からない状況では、カメラマンとしてやっていくにはとても不安でした。そんな中、同期のカメラマンが転職をして他業種で働き始めたことを知って。これをきっかけに、「今は好きなことで働くよりも目先の生活の為に仕事をした方が良い」と考えるようになり、私は転職を決意したのです。
-
最終的に私が内定をもらったのは、賃貸専門の不動産営業の仕事でした。
カメラマンしかやってこなかった私でしたので、不動産の知識は全くありませんでした。
ただ、このコロナ禍で同時期に転職してきた人は私以外にも何人かいて、幸運にも会社自体が私たちのような未経験の人に対して親身になって教えてくれました。
新しい業務で覚えることも多かったですが、「未知の分野に携われる」という新鮮さもあって、それなりに楽しみながら働き始めることが出来たと思います。
仕事もコロナ禍の影響でそこまで忙しいというわけではなく、比較的ゆったりと自分のペースで仕事を覚えられる環境にあったことも、不幸中の幸いでした。
営業トークなどこれまでやってきたことのない私でしたので、お客様との対面営業ではとても緊張しました。
ですが、何度か経験していくうちに、来店するお客様の誰しもが「最近のコロナ禍」について気にしていることを知って。
もちろん私自身もそうでしたので、対談の際に「コロナ禍の話題から徐々に案件の話に移っていく」というやり方で、意外にも上手くやっていくことが出来ました。
環境・状況の変化に合わせてキャリアチェンジを果たしたみんぽんさんの転職活動
コロナ禍という外的要因により、転職を余儀なくされた事例です。体験談にもある通り、平常通り仕事ができる状況にいつ戻るのかが読めないことが、転職を決意する大きな要因になったと考えられます。
転職後の心境の中でも、とくに着目しておきたいのが「それなりに楽しみながら働き始めることが出来た」という部分です。不安もあったことと思いますが、新たな分野で前向きに頑張りたいという思いで転職したことが分かります。
生活のために転職したとはいえ、転職後に新たなキャリアがスタートすることに変わりはありません。転職後の仕事を好きになる努力ができるかどうかをイメージしておくと、転職するべきか判断する際に重要なヒントを得られるでしょう。
23歳の転職 失敗体験
事務職から市役所職員に転職──とうふさん 23歳 福島県
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どうして転職しようと思ったのかと言うと、私はほとんどPCをローマ字入力で行っていたために、全角かな入力の習得に苦悩したためです。
始めの3ヵ月は試用期間ということでしたが、2ヵ月が経過しても、まったくと言っていいほど上達する見込みがありませんでした。
暗号化された文字列を打つのは難しかったです。
漢字1文字を入力するにも、暗号化された2文字で覚え直さなくてはならず、これなら手馴れたローマ字入力でできる仕事を探した方が良いと思い、転職を決意しました。その旨を上司に伝えるため、面談の機会を設けていただいたのですが、「できないから努力するんじゃないの? あなた、全然覚えようと努力しているように見えないんだけど」と、こっぴどく叱られてしまいました。
そのことも、転職への気持ちに拍車をかけました。
私の努力を全く認めてくれようとしなった会社には居たくありませんでした。
転職したのは、入社からわずか2ヵ月後です。
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半ばヤケになって退職してしまいましたので、転職の目処も立たないまま無職となってしまいました。
しばらくはゲームセンターのアルバイトをしながら生計を立てていました。
転職活動はその合間にハローワークに通ってしていた、という状況です。
ある時、ハローワークの職員の方から、「市役所で臨時職員の応募が出ているのですが、どうですか?」と連絡をいただきました。
事前に見学の機会もいただけるとのことでしたので、私は応募することにしました。
見学をしたのは障害福祉課です。
整った環境で仕事が出来る、パソコンを使って仕事が出来ることが魅力と思ったため、「ここなら働けるかも」と思いました。<中略>
見学の時は障害福祉課でしたが、配属されたのは市民税課です。
主に給料報告書や確定申告所の確認・処理作業を任されていました。事前にパソコンを使えるかどうかを詳しく聞かれ、「出来ます」と答えましたが、パソコンを使うデータ入力の仕事はあんまり自分には回ってきませんでした。
そうして私は、市役所の臨時職員となりました。
とくに後悔しているのは、臨時職員なので3年間しか勤務出来ないことと、お給料が少ないことです。あとはやはり接客業ですので、時には面倒くさいお客様もいます。
そんなお客様の対応に四苦八苦していると、「給料はもう少し高くてもいいんじゃないか…」という思いも生じてきたりはします。
安易に「ここは自分の居場所ではない」と切り捨ててしまうことのリスク
転職前の仕事の進め方が「自分には合わない」と判断し、転職に踏み切った事例です。前職での不満点を解消することが転職の主な目的だったため、「想像していた仕事と違う」と後悔する結果になってしまったようです。
転職するべきかを判断する際、下記のように段階を踏んで慎重に検討してもよかったのかもしれません。
- なぜ特殊な入力方法を採用しているのか、先輩に質問する(自分が把握していない仕事の背景を知る)
- 転職したいと上司に伝える前に、どうすれば覚えられるか先輩にアドバイスを求める
- 仕事の悩みや困っていることを打ち明けられる身近な人を見つけて相談する
- 「自分の努力を認めてくれない」以外の転職理由を深掘りしておく
- 職場に留まって転職活動を進め、転職先が決まってから退職を申し出る
3)23歳の転職を成功に近づけるためのポイント4点
23歳の転職を成功に近づけるには、いくつか意識しておきたいポイントがあります。新卒採用時とは違い、中途採用ではあらゆる年齢層の転職希望者がライバルとなります。入念に転職準備を進め、キャリアの短さを補う必要があるのです。
とくに次の4点については、転職活動を始めるにあたって必ず実践しておきましょう。
自分の強み・適性を明確にする
中途採用者の選考で企業が知りたがっているのは「この人材を採用すると当社にどんなメリットがあるのか?」という点です。
社会経験が豊富な人材であれば、スキルや実務経験をアピールすることで採用される可能性があります。
しかし、23歳の転職では就業期間が短いことから、具体的な能力や実績をアピールするのは難しいケースも多いでしょう。
そこで、就活のときと同様に自己分析を行い、自分の強みや適性を明確にしておく必要があります。
自分の強みや適性を見つけるポイントは、「これまでの経験を棚卸しする」こと、そして「今後も前向きに継続したいと思えるかどうかを見極める」ことです。
「好きこそものの上手あれ」ということわざにある通り、人は自分にとって好きなものは率先して行い、結果としてその分野の知識・スキルが高まっていきます。
業務経験の中でそれらを見出すのがベストですが、社会経験がまだ浅い人はアルバイトや学生生活のあいだ積極的に取り組んできたものも含めて振り返ってみましょう。
たとえば「毎年キャンプに行くのを楽しみにしている」という人でしたら、キャンプという行為に必要となる要素を洗い出していき、そこから自身の強みや適性を見出していくのです。
職場経験のある人は、同様に職場での役割や担当業務から要素を出していって、とくに先輩・上司からポジティブなフィードバックを受けたものを見つけていきます。
また、リクナビNEXTの「グッドポイント診断」やdodaの「ICQキャリアタイプ診断」など、Web上から無料でできる自己診断ツールもあります(※下表参照)。
こうしたツールもあわせて活用することによって、自分の強み・適性をより客観的に把握できるはずです。
どちらも転職サービスの登録後に利用できますので、興味のある人は転職活動の一環としてやってみてください。
参考:Web上から無料で利用できる自己診断ツール
自己診断ツール | 説明 |
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リクナビNEXT「グッドポイント診断」 | リクルートが持つ独自のノウハウを活かして開発された、約30分でできる本格診断サービス。 18種類の強みから自身に当てはまるものを分析できます。 サービス提供元:リクナビNEXT |
doda「ICQキャリアタイプ診断」 | 性格・気質傾向、能力傾向、行動基準、そしてあなたに向いている仕事スタイルと企業風土がわかる診断ツールです。 サービス提供元:doda |
3年後に実現したい未来像を描く
自身の現在や過去について分析すると同時に、転職後の未来像についても軸を決めていきましょう。
転職後、十分な知識・スキルを体得できるおおよその目安となる期間は3年間です。3年後にどうなっていたいかをイメージしておくことで、当面の目標がより明確になるでしょう。
転職後の未来像を描く際には、具体的な定量的な条件と定性的な条件の2つの側面を意識しておくことが大切です。下表を参考に、3年後の働き方を考えてみてください。
3年後の未来像 | 具体例 |
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定量的な条件 |
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定性的な条件 |
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「なぜ今、転職するのか」を言語化にする
自身の現状での強みや適性を分析し、理想とする未来像を描くと、現在の自分自身との間にギャップが見つかるはずです。ギャップがあるから実現が難しいと考えるのではなく、ギャップを具体的な課題に落とし込んでいくことが大切です。
課題は頭の中でイメージするだけでなく、言語化して文字にしていきましょう。具体的な行動レベルの課題を設定していくことで、これからやるべきことが明確になっていきます。
課題を言語化していく例
- コミュニケーション能力を身につけたい(イメージ)
- 単独で商談をした経験がなく、ビジネス上のコミュニケーション経験が浅い(現状とのギャップ)
- 営業の知識・スキルを身につけて自分の力で商談を進められるようになりたい(課題)
- 営業アシスタントからスタートして、徐々に一人で商談ができる仕事を探す(具体的な行動)
課題達成に向けた手段として転職が選択肢の1つであれば、「なぜ今、転職するのか」の答えになるはずです。言語化された課題は、志望動機や今後の目標として選考時に伝えられるでしょう。
転職エージェントからのキャリア支援を受ける
転職は自分自身の問題ですので、転職活動に向けた準備もできる限り自分で進めておくことが大切です。
今後どのような働き方をしたいのか、どんなキャリアを望んでいるのか、他人が答えを見つけてくれるわけではありません。自分で考え抜いて答えを導き出すしかないのです。
一方で、自分で収集できる情報の範囲には限界があるのも事実です。
たとえば、実際の職場環境や担当する業務内容の詳細などは、入社してみないと分からないことが大半でしょう。
応募前・入社前にできるだけ多くの情報を集めておくには、プロによるアドバイスを得るのが最も近道です。
転職エージェントを活用することで、アドバイザーによるキャリア支援を受けられます。
客観的なキャリアカウンセリングのほか、応募先候補の企業に関する詳細な情報を得ることも可能です。
また、個人では難しい企業との条件交渉も代行してもらえますので、より良い条件で入社が決まることも少なくありません。
転職エージェントによるキャリア支援を通じて、転職成功率をさらに高めていきましょう。
4)23歳の転職におすすめの転職サイト・エ―ジェント
ここからは、23歳の転職におすすめの転職サイト・エージェントをご紹介します。
サービス名 | マイナビジョブ'20s | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | キャリアスタート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約5,700件 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 非公開 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 営業職、管理部門、Webエンジニア、インフラエンジニア、販売・サービス | ◎全業種・職種 |
対象年代 | 20代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代 | 20代・30代 |
対象地域 | 関東・関西・中部 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
マイナビジョブ20’s
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第二新卒・フリーターへの転職支援に特化したサービス。求人の7割が「未経験OK」なので、ジョブチェンジしたい人にぴったりです!
マイナビジョブ20’sは若手社会人に特化した転職サービスです。
今回が初めての転職という23歳の人や、社会人としての経験が浅い第二新卒・既卒の人におすすめのサービスです。
社会人経験の浅い人や未経験者向けの求人が充実しており、今回が初めての転職という人も、「経験が浅い」「社会人経験が短い」ことを理由に転職支援を断られることはありません。
実際、マイナビジョブ20’sで紹介される求人の約70%は、「未経験OK」の求人です。
未経験でも意欲を重視して採用する企業を紹介してもらえますので、「他の転職エージェントではほとんど求人を紹介してもらえなかった」という23歳の人にとくにおすすめの転職エージェントです。
マイナビジョブ20’sの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京・神奈川・札幌・大阪・愛知 |
公開求人数 | 約5,800件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業|事務・管理・企画・経営|販売・フード・アミューズメント|美容・ブライダル・ホテル・交通|WEB・インターネット・ゲーム|クリエイティブ|ITエンジニア|電気・電子・機械・半導体|医薬・食品・化学・素材|建築・土木|コンサルタント・金融・不動産専門職・士業など |
転職の方向性が定まっていない人は、登録後に無料で利用できる「Web適性診断」を試してみましょう。診断内容を踏まえ、担当エージェントに相談できます。
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは専門知識を持つキャリアアドバイザーが一人ひとりの転職者に対して丁寧に向きあい、きめ細かなサポートをしてくれることで知られる転職エージェントです。
とくに20代〜30代前半の転職サポートを得意としており、志望動機のブラッシュアップや面接指導を的確に行ってくれます。
また、マイナビエージェントは業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、専門知識を持つプロからアドバイスしてもらえるのが特徴です。
業界・職種に特有の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーに相談したい23歳の人に適しています。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.9万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは国内トップレベルの求人数と、担当アドバイザーから積極的な提案が評判の転職エージェントです。
保有求人は20万件以上(※2024年11月時点)、都市部だけでなく地方での転職支援にも強いです。
dodaは求人を自分で探して応募する「転職サイト」と、求人紹介から企業への応募、日程調整までアドバイスしてもらえる「転職エージェント」両方のサービスを利用できます。
「まずは自分でじっくり求人チェックしたい」という人は転職サイトのサービスを利用するとよいでしょう。
その後「応募や企業への交渉についてサポートしてほしい」となったときにエージェントサービスに切り替えることもできます。
また、dodaは「レジュメビルダー(職務経歴書作成ツール)」や「年収査定」など、転職活動をサポートしてくれるツールも豊富です。これらを無料で利用するメリットだけでもdodaに登録する価値はあるでしょう。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約26万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
リクルートエージェントの強みは全業種・職種に対して豊富な求人数を持つこと、そして長年の実績で培われたノウハウ・転職支援ツールの充実さにあります。
とくに活用したい支援ツールは、企業の特徴から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」です。
とくに23歳での転職活動では、応募企業の詳細情報を調べるのに苦労する人も多いはずです。その際に、レポート情報はあなたの活動に大いに役立つでしょう。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに23歳での転職活動に関する有益なアドバイスを提供してくれます。
リクルートエージェント登録後に無料で活用できる、職務経歴書を自動で作成できる「職務経歴書エディタ」や無料の「面接力向上セミナー」のサービスもおすすめです。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約49万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントを利用した人たちからは、オンラインで受講できる「面接力向上セミナー」について「実際の面接で役立った」という感想が多く見られます。登録後は無料で参加できますので、面接対策に不安を感じている人はぜひ利用しましょう。
キャリアスタート
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20代の「一人ひとりのキャリアプランと働き方」を提供する転職エージェント。学歴・職歴問わず、充実の支援を受けられます!
キャリアスタートは、主に新卒・既卒・第二新卒といった20代への転職支援をする転職エージェントです。
サービス開始からこれまで数万人の求職者の転職支援を行っており、とくに企業とのマッチング分析、面接トレーニングのサポートに強みがあります。
同サービスを利用した求職者の内定率は86%、また入社後の定着率は92%と、サポート品質の高さが数値によく表れています(※2024年11月 公式サイトより)。
サービス登録後は、担当キャリアアドバイザーとのキャリア相談の機会があり、そこで一人ひとりの志向や特性に合わせて、適切なキャリアの方向性のアドバイスが行われます。
23歳で自分が目指せる業種・職種がどこか知りたい人は、キャリアスタートのサービスメリットを感じやすいはずです。
キャリアスタートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京、大阪 |
求人数 | 非公開 |
とくに多い職種 | 営業職|管理部門|Webエンジニア|インフラエンジニア|販売・サービス など |
スキル・経験よりも「転職意欲の高さ」を重視する転職エージェントです。転職への想いを言語化しておくと、あなたの求めるサポートが実現しやすくなります。
type転職エージェント
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東京・神奈川・千葉・埼玉をメインに、20代~30代の若手社会人を対象に転職支援をするエージェント。マッチング度の高い求人紹介が評判です。
type転職エージェントは株式会社キャリアデザインセンターが運営する転職支援サービスです。同社の創業は1993年と、人材事業としては老舗の部類に入る企業として知られています。
長年にわたり人材サービスを提供してきた実績は、転職支援実績の豊富さや企業との信頼関係の強さとなって表れています。実際、type転職エージェントを活用して転職に成功した人の71%が年収アップを実現しているのです。
また、ひとりひとりの経歴と志向に合わせてのサポート・アドバイスが得意という評価が多く、とくにIT業界への転職支援を強みとしています。
また、type転職エージェントでは、面接対策をした場合としなかった場合とでは、対策をした方がおよそ12%通過率が高くなるというデータが出ています(※公式サイトより)。
これは老舗ならではの企業とのパイプが太いことと、転職者とのヒアリングや面接対策を丁寧に行うことによって、転職者と企業とのミスマッチを防げている結果と言ってよいでしょう。
type転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
公開求人数 | 約1.2万件(2024年11月現在) |
とくに多い職種 | システムエンジニア(IT・通信・ソフトウェア)|営業|Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム)|専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)|技術職(電気・電子・機械・自動車・半導体)など |
type転職エージェントはIT・Web関連の求人紹介に強みがあります。一方で、他の業種はやや少なめです。紹介求人が少ないと感じる場合はdoda・リクルートエージェントにも併せて登録しておくと安心でしょう。
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5)23歳の転職に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 23歳で転職を検討する際の判断軸とは何ですか?
23歳で転職を考える場合、以下のポイントを判断軸として参考にしてください:
- 転職すべき場合:
- チャレンジしたい業界や職種がある
- 現職での成長が感じられない
- 職場環境が心身に支障をきたしている
- 再検討が必要な場合:
- 転職後の目標や分野が決まっていない
- 現職に留まる選択肢を十分に検討していない
Q2. 23歳で転職を成功させるポイントはありますか?
23歳の転職成功のためには次の4つのポイントが鍵となります:
- 自分の強みと適性を明確にする
- 「なぜ今転職するのか」を明確化
- 3年後の未来像を描く
- 転職エージェントを活用する
Q3. 23歳での転職におすすめの転職エージェントは?
以下のエージェントが特におすすめです:
エージェント名 | 特徴 | 得意分野 |
---|---|---|
マイナビジョブ20’s | 20代特化、未経験OK求人多数 | 初めての転職に最適 |
doda | 求人数が国内トップクラス | 幅広い業種に対応 |
リクルートエージェント | 求人数・実績No.1 | スピーディな提案 |
Q4. 23歳での転職に失敗するリスクを減らすにはどうすればよいですか?
失敗リスクを抑えるためには以下を意識しましょう:
- 転職先を探しながら現職に留まる
- 転職理由を深掘りする
- 転職後の条件や働き方をイメージしておく
- 転職エージェントを活用して情報を確認する
Q5. 23歳で転職を決断する前に行うべきセルフチェックとは?
転職前には次の質問を自分に問いかけてみましょう:
- 転職理由はネガティブな感情だけに基づいていないか?
- 転職後に目指したい分野やキャリアが明確か?
- 現職に留まる選択肢を十分に検討したか?
Q6. 23歳の平均年収はどのくらいですか?
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査(速報)」によると、20~24歳の平均月収は224,500円です。これを基に年間給与を試算すると、約269万円となります(賞与や手当を含まず)。
詳細は以下を参照してください:
令和5年賃金構造基本統計調査(速報) – 厚生労働省
Q7. 23歳での転職活動でよくある質問と回答例は?
転職活動中に面接やエージェントからよく聞かれる質問と回答例を以下に示します:
- なぜ転職を決めたのですか?
→「現職で学びがありましたが、次のステップで成長したいと考えています」 - 転職先に求める条件は何ですか。
→「成長機会が豊富で、自身の強みを活かせる環境を重視しています」 - 短期間で転職するリスクをどう考えていますか?
→「慎重に検討した上で、次に適した環境に挑戦する選択をしました」
具体的な回答例は自身の経験や状況に応じてアレンジしてください。
まとめ)23歳の転職は「判断軸」の形成がポイント
2023年1月に発表された有効求人倍率は1.35倍と、求職者1人につき1件以上の求人が出ている状況にあります。(一般職業紹介状況(職業安定業務統計)より)
第二新卒をはじめ若手人材の中途採用に注力する企業も増えていることから、23歳で転職するのは十分現実的な選択肢といえるのです。
ただし、23歳で転職した結果、後悔しないかどうかは自分自身の「判断軸」にかかっています。
今回解説してきた考え方をヒントに、ぜひ自分自身の転職に対する判断軸を形成してください。しっかりと考えた上で転職に踏み切れば、次のキャリアをより充実した実りあるものにできるはずです。