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未経験からインフラエンジニアに転職する方法|必要スキル・年収・おすすめエージェント

[最終更新日]2025/09/15

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インフラエンジニアになるには?

現在、インフラエンジニアへの転職を目指す人、特に未経験からチャレンジする人が増えています。
社会のデジタル化が進む中で、企業のIT基盤を支える技術者への需要が急速に高まっているためです。経済産業省の調査では、2030年にはIT人材が40万〜80万人不足するという予測もあり、若手や未経験者にもたくさんのチャンスが開かれています。

インフラエンジニアとは、システムを動かすための「基盤」を設計し、環境を構築し、保守するエンジニア職です。ネットワーク機器やサーバーといった裏方の仕組みを整えることで、アプリケーションが安全に動作できる環境を作り出します。

最近ではクラウドや仮想化技術の普及により、物理サーバーだけでなくクラウドサービスの設定・運用も重要な役割になってきました。
ITエンジニアの中でも、インフラエンジニアは「縁の下の力持ち」として欠かせない役割を担っています。裏方として目立たない存在ですが、多くのシステムを支える大切な仕事です。

参考文献:
・経済産業省:IT人材需給に関する調査報告書

監修者

木暮 敦志

株式会社スタジオテイル代表取締役/ AIエンジニア・クリエイター。 プロデューサーとして多様なWebコンテンツやゲーム開発を率いる傍ら、自身もAIエンジニアとして開発の最前線に立つ。経営者、技術者、そして企画者という三つの視点から、数多くのエンジニアおよびクリエイターの採用・キャリア設計に関与。
自らの経験に基づき、デジタル領域で活躍する人材が市場価値を高め、成功するための実践的な情報を発信する。

目次

インフラエンジニアへの転職におすすめの転職エージェント

対象エンジニア層 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務経験3年以上 実務未経験~2年 実務未経験~2年 実務未経験~2年 実務未経験~2年
サービス名 レバテックキャリア
マイナビIT AGENT
マイナビITエージェント
リクルートエージェント
ギークリー
社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビ
マイビジョン
マイビジョン
テクノブレーン
テクノブレーン
ユニゾンキャリア
ユニゾンキャリア
ワークポート
ワークポート
doda
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type転職エージェント
type転職エージェント
メリット
  • 求人のマッチング率が高い
  • 担当は全員エンジニア経験者
  • 書類添削・面接対策が充実
  • 優良企業やレア求人が豊富
  • 国内No1のITエンジニア求人数
  • スピーディな対応。急ぎの転職に◎
  • コンシューマ系開発案件に強い
  • 現役のエンジニアが転職をサポート
  • 幅広いエンジニア職種ほかフリーランス案件の紹介も可能
  • IT業界に精通したコンサルタントが対応
  • 未経験からITコンサルを目指せる
  • 利用者の95%が年収アップ
  • キャリア相談のみの利用もOK
  • 中長期的なキャリア・転職の支援が可能
  • 書類作成・面接対策をじっくり支援
  • 内定・入社後のフォローも実施
  • 担当からの積極的な求人提案
  • 全国都道府県に拠点を展開。キャリア相談はじめ対面での面談を強化
  • 企業からのスカウトが多い
  • 常時3万件以上のエンジニア求人
  • マッチ度の高い求人を紹介してくれる
  • 年収アップ率が高い
デメリット
  • 未経験者向けの求人は少ない
  • 求人は都市部に寄っている
  • 担当者が活動や応募を急かすことも
  • 地方の求人少なめ。拠点は東京のみ
  • 地方の求人は少ない
  • コンサル業界以外の求人は少ない
  • 対応エリアは関東・関西のみ
  • 求人案内メールが多く届く
  • 求人は質よりも量を重視
  • 提案の電話・メールが多い
  • 地方の求人はやや少なめ
特に多い
エンジニア職種
プログラマー・SE全般、PL・PM アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用) ITコンサルタント など 機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE
対象地域 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 全都道府県 関東・関西 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) 全都道府県 全都道府県 東京・神奈川・埼玉・千葉
おすすめの人
  • キャリアアップ・年収アップを目指す人
  • 書類添削・面接対策のサポートをしっかり受けたい人
  • なるべく早く転職したい人
  • エンタメ・BtoCの求人を多くチェックしたい人
  • 社内SEへ転職したいSES/SI企業のITエンジニア
  • ITコンサルを目指す人
  • 機電系・組み込み系エンジニアを目指す人
  • エージェントからじっくり支援を受けたい人
  • 対面でのサポートを受けたい人
  • 積極的にエンジニア求人をチェックしたい人
  • 担当にじっくりサポートしてほしい人
公式サイト

インフラエンジニアはソフトウェアやWebアプリなどの土台となる「システム基盤」を担当します。

ネットワークやサーバーといった裏方の仕組みを整え、安全に動かすための環境をつくります。

最近はクラウドや仮想化が普及し、物理サーバだけでなくクラウド基盤の設計や運用も大切な仕事です。

システム基盤の領域にはネットワーク、ハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションなどがあり、IaC(インフラをコードで管理する方法)やコンテナといった新しい技術も含まれます。

インフラエンジニアの業務範囲

インフラエンジニアの業務範囲

上の図にあるネットワーク、ハードウェア・OS、ミドルウェア、アプリケーションに沿って、インフラエンジニアの業務範囲を見ていきましょう。

ネットワーク

ここでいうネットワークとは、組織の内外と情報をやり取りするためのITの仕組みを指します。

社内ネットワークではパソコンとサーバ間の通信をルーターやスイッチ、LANケーブルなどの機器でつなぎます。

ネットワークを設計する際には光ファイバーや無線通信に関する知識、クラウド環境のネットワーク構成やセキュリティ対策も求められます。

インフラエンジニアは高速で安定した通信を実現するための設計と構築を行い、トラブルが起きたときには迅速な対応が必要です。

ハードウェア・OS

ハードウェアとはコンピュータの機械や装置、部品など物理的な構成要素を指します。

近年は仮想化が進みクラウドサービスの利用が増えましたが、データセンターやオンプレミス(自社内のサーバ環境)では実機のサーバやストレージを扱う場面もあります。

仮想化された環境でもロードバランサやストレージなどの機器知識は必要で、基本的な仕組みを理解しておくことが重要です。

インフラエンジニアにとって、ハードウェアの知識は欠かせない要素のひとつです。

一方、OSは業務で頻繁に使うツールであり、WindowsやLinux、MacOSなど各種OSの特徴を理解しチューニングを行います。

快適に動作させるため、OSの設定やパフォーマンス調整を担当します。

クラウド・仮想化とIaC

クラウドとは、インターネット経由でサーバやストレージを利用する仕組みです。

AWSやAzure、Google Cloudなどを活用し、必要に応じてリソースを増減できる柔軟な環境を構築します。

仮想化技術により、一台のサーバ上で複数の仮想サーバを動かせるため、効率的な運用が可能になります。

近年はIaC(Infrastructure as Code)と呼ばれる、サーバ設定をコードで管理する方法が普及し、TerraformやAnsibleなどのツールを用いて自動化を行います。

これにより、環境構築の再現性が高まり、人的ミスの減少や作業時間の短縮につながります。

ミドルウェア

ミドルウェアはアプリケーションとOSの間に位置するソフトウェアで、処理やデータのやり取りを支えます。

  • Webサーバソフトウェア
  • アプリケーション間連携ソフトウェア
  • データベース管理システム

ミドルウェアは多くのアプリケーションで共通して利用され、システムの性能に大きく影響します。

インフラエンジニアは適切なミドルウェアを選び、設計や構築、チューニングを行い、トラブルが起きても素早く対処できるようにします。

アプリケーション

業務ソフトウェアやWebアプリといったアプリケーションの動作もインフラに関わります。

アプリケーションの仕様がミドルウェアやOSに合わない場合、調整や設定変更が必要になるからです。

開発の要件定義や設計、テストのフェーズでアプリ開発者にアドバイスをすることもあります。

トラブルの原因がアプリケーションにある場合でも、必要な情報を提供し、早期の復旧に協力します。

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事内容

ここまで紹介した各領域に対して、インフラエンジニアは次のような仕事を担当します。

設計

システム基盤を設計する工程です。仕様書や設計書を作成し、予算やスケジュールを決定します。

構築

設計書に沿って環境を構築します。サーバやネットワーク機器の設定、クラウドサービスのセットアップなどを行います。

運用・監視・保守

構築後、システムが正常に動いているかを確認します。監視システムを導入してトラブルに備えます。

ヘルプデスク・トラブル対応

利用者からの問い合わせに対応し、トラブルが起きた際には状況を調査し解決に向けて動きます。

インフラエンジニアは設計から運用まで幅広い業務を行います。設計・構築中心の職場もあれば、監視業務が主な職場もあり、自分に合う働き方を見つけることが大切です。

仕事を探す際には、どの工程が担当範囲になるのかを確認しておきましょう。

Q:インフラエンジニアの平均年収はどのくらいですか?|A:インフラエンジニアの平均年収は仕事内容などによって異なり、約400万~550万円が目安です。年齢やスキルでも差が出やすく、20代は360万円前後、30代は500万円前後が平均。経験を積めば年収1,000万円超も目指せます。

インフラエンジニアの年収は、人によって大きく異なります。

2025年の最新データでは、平均年収は550万〜660万円の範囲にあります。

年齢や経験、扱う技術によって差が出やすく、運用だけにとどまるか、クラウドや設計まで担当するかで収入は変わります。

年齢別の年収目安

年代 年収目安 特徴
20代 350万〜500万円 基礎を身につけつつ経験を積む時期
30代 500万〜800万円 設計やリーダーを任され、収入が伸びやすい
40代 650万〜1,000万円以上 マネジメントや専門特化により高収入を狙える

職種別の年収目安

職種 年収目安 備考
ネットワークエンジニア 450万〜700万円 通信インフラの構築・運用を担う
サーバーエンジニア 450万〜750万円 サーバー構築や運用に特化
クラウドエンジニア 550万〜1,000万円以上 AWSやAzureなどクラウド基盤の専門家
セキュリティエンジニア 600万〜1,200万円以上 高度な専門知識が評価されやすい

インフラエンジニアの高収入分野では、クラウドやセキュリティの専門知識が評価され、FinOps(クラウド費用を最適化するスキル)を学ぶことも新しいトレンドです。

未経験からでも運用・保守で基礎を学び、構築や設計、クラウド・セキュリティへとスキルを広げれば、年収1,000万円を目指すことも夢ではありません。

3)インフラエンジニアの将来性

Q:インフラエンジニアの将来性は明るいですか?|A:インフラエンジニアの将来性は非常に明るいです。クラウドやセキュリティ需要の高まりにより、ITインフラの整備・運用は今後も不可欠です。特にAWSやAzureなどのスキルを持つ人材は高く評価されており、キャリアの選択肢も豊富です。

多くのシステムにサーバやミドルウェアなどの基盤は欠かせません。
そのためインフラエンジニアの需要は今後も続くと見込まれています。

経済産業省の調査によると、2030年には最大79万人のIT人材不足が予測されており、未経験者の採用も増えています。

近年では、技術の中心がオンプレミスからクラウドや仮想化へと急速に移行しており、IaCや自動化など新しい技術を学ぶ姿勢が求められます。

FinOpsやSREなどビジネス視点を持つ新しい職種も登場し、クラウドの費用を最適化するスキルが注目されています。

常に最新のテクノロジーを取り入れ、自分の役割をアップデートし続けるインフラエンジニアであれば、将来性は明るいと言えるでしょう。

インフラエンジニアが注目しておきたい新しいテクノロジー

テクノロジー 説明
クラウド(AWS, Azure, GCPなど) インフラの中心がオンプレからクラウドへ移行。設計・構築・運用まで対応できるスキルは引く手あまた
仮想化/SDN(Software Defined Networking) ソフトウェアでネットワークを柔軟に制御。データセンターやクラウド環境での標準技術となりつつある
IaC(Infrastructure as Code) TerraformやAnsibleなどを使い、コードでインフラを自動構築・管理する手法。運用効率と再現性を高める
自動化・CI/CD サーバ構築や運用を自動化し、継続的デリバリーを実現。SREやDevOpsの実践にも不可欠
SRE(Site Reliability Engineering) Googleが提唱した運用モデル。システムの信頼性と開発スピードを両立させる役割が注目されている
FinOps クラウド費用の最適化を行う考え方。コストを意識した設計・運用ができる人材の需要が増加中
セキュリティ強化技術 ゼロトラスト、クラウドセキュリティ、脆弱性管理など。インフラの根幹として重要性がさらに高まっている

4)インフラエンジニアのやりがい

Q:インフラエンジニアのやりがいは?A:インフラエンジニアのやりがいは、ITサービスを支える“縁の下の力持ち”として、社会や企業の基盤を支えている実感を得られることです。また、技術の進化に合わせてスキルを磨ける点も魅力です。

インフラエンジニアのやりがいとして、以下の点を挙げる方は多いでしょう。

  • 幅広い分野のスキルを得られる
  • 最新の技術を追い続けることが可能
  • 業務システムの種類に影響を受けにくく、持っているスキルを発揮できる
  • 企業や社会の重要なシステムを支える満足感と達成感が得られる

インフラエンジニアが担当する領域はネットワークやサーバー、クラウド、セキュリティなど多岐にわたります。

技術は日進月歩であり、新しい知識を吸収しながらスキルを磨けることは大きな喜びです。

クラウドやIaC、コンテナなど幅広い分野に携わることで視野が広がり、キャリアの選択肢も増えます。

リモートワークが普及し、場所を問わず働けるようになったことも魅力の一つです。

インフラの基本スキルは業種を問わず共通しており、どの職場でも活かせる汎用性があります。社会の基盤を支えている実感が得られることが、インフラエンジニアのやりがいにつながります。

5)インフラエンジニアの大変な点

Q:インフラエンジニアの大変な点はなんですか?|A:インフラエンジニアは常に技術を学び続ける必要があり、深夜や休日の作業、急なトラブル対応も発生します。また、安定稼働が当たり前とされ、努力が評価されにくい面もあります。

一方で、インフラエンジニアには以下のような大変な点もあります。

  • 常に学び続けなければならない
  • 深夜や休日におよぶ業務もある
  • 急なトラブルで呼び出される場合がある
  • 安定稼働が当たり前とされ、努力が評価されにくい

インフラは常に進化しているため、最新技術をキャッチアップする勉強が欠かせません。追いつけないと市場価値が下がりかねません。

クラウドや自動化が普及する一方で、夜間や休日にシステムの更新や障害対応が必要になることもあります。
たとえば「オンコール体制(勤務時間外に緊急対応が必要な場合に備え、待機しておく勤務体制のこと)」の職場では、突然のトラブルで呼び出されることもあり、大きなプレッシャーを伴います。

また、安定して動いていて当然と考えられがちで、日々の努力が評価されにくいと感じる場面もあります。

運用・保守だけに携わっていると、AIや自動化に置き換えられるリスクもあるため、常にスキルアップを意識しましょう。

企業がインフラエンジニアに求めるスキルは、大きく3つに分けられます。

いずれも職務の遂行に欠かせません。それぞれのスキルについて詳しく確認していきましょう。

技術系の知識・スキル

企業がインフラエンジニアに求めること①技術系の知識・スキル|ネットワーク、ハードウェア、OS、ミドルウェアに関する知識とスキルなどが求められる。さらに、企業によってはトラブル対応力や簡単なプログラミング力も重視される。

インフラエンジニアには、ネットワークやサーバー、ハードウェア、OS、ミドルウェアなど基礎的な知識が求められます。

近年はAWS・Azure・Google Cloudといったクラウドサービスの設計・運用スキルが必須となりつつあります。

IaCツール(TerraformやAnsible)やコンテナ技術(DockerやKubernetes)を用いた自動化も重要なスキルです。

セキュリティやFinOps(クラウドコスト最適化)といった専門知識も注目されており、ビジネス感覚を持つ技術者が求められています。

プログラミングではPythonやシェルスクリプトなどを使い、自動化や業務改善を行う場面が増えています。

転職後に苦労しないためにも、何か一つの言語を習得し、自分で簡単なツールを作れるレベルを目指すと良いでしょう。

押さえておきたい専門用語

用語 説明
クラウドサービス AWS、Azure、Google Cloudなどのサービスを使い、インフラをインターネット上に構築・運用する技術
IaC(Infrastructure as Code) TerraformやAnsibleなどのツールを使って、サーバーやネットワークの構成をコードで管理する方法
Docker アプリケーションを軽量なコンテナとして実行する技術。環境構築や移行が簡単になる
Kubernetes Dockerなどのコンテナを効率よく管理・運用するためのオーケストレーションツール
FinOps クラウドのコストを最適化する考え方。コスト意識を持った設計・運用が重要
ゼロトラスト 「誰も信用しない」を前提としたセキュリティモデル。社内・社外を問わずすべてのアクセスを検証する
Python インフラの自動化やツール開発によく使われるプログラミング言語。読みやすく初心者にも学びやすい
シェルスクリプト LinuxやUNIXでの操作を自動化するためのスクリプト。サーバー管理に欠かせない技術

コミュニケーション力・調整力

企業がインフラエンジニアに求めること②コミュニケーション力・調整力|インフラエンジニアには、他部門や外部ベンダーとの連携が多いため、コミュニケーション力と調整力が求められる。トラブル時やプロジェクト進行時には、的確な情報共有と合意形成が重要となる。

インフラエンジニアは以下の理由から、コミュニケーション力が欠かせません。

  • プロジェクトを組み、チームで行う業務が多い
  • 他職種や顧客との連携、報告の場面がある
  • 監視など交替制勤務では申し送りが必須

適切なタイミングで簡潔に報告し、相手の意図を正しく理解する力が求められます。

クラウドのコストやセキュリティ対策など、経営層とのコミュニケーションが増えている点も特徴です。

リモート環境で働く機会も多いため、チャットやオンライン会議で円滑に連携する姿勢が大切です。

論理的思考と問題解決力

企業がインフラエンジニアに求めること③論理的思考と問題解決力|インフラエンジニアには、障害発生時に素早く原因を特定・復旧するための論理的思考と問題解決力が求められる。ログ分析や仮説検証を通じて、常に考えながら行動する力が重要。

インフラエンジニアが扱うシステムは多岐にわたります。設計段階からスムーズに運用できるよう配慮し、トラブルが起きた際には短時間で復旧することが重要です。

そのため、問題箇所を特定する仮説を立て、複数のタスクを効率よく優先順位付けしながら進める判断力が求められます。

ログやメトリクスを用いて根本原因を見つけ出すとともに、再発防止策や改善提案を行う力も必要です。

常に考えながら行動し、問題を解決していく姿勢が、インフラエンジニアの重要な素養です。

インフラエンジニアへの転職を目指す際は、次に挙げる3つのポイントに取り組むことをおすすめします。

インフラエンジニアへの「適性」を知っておく

未経験からインフラエンジニアの転職成功|ポイント①インフラエンジニアの適性を知っておく|未経験で不安でも、インフラエンジニアに向く人には共通点がある。技術に興味があり、考えることや試行錯誤を楽しめる人は大きな素質あり。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざのとおり、インフラエンジニアで成功するには適性が重要です。

  • 新しい技術に興味を持ち続ける
  • 論理的に考えることが好き
  • 創意工夫や改善を楽しめる
  • あきらめずに粘り強く取り組む
  • 常に自己研鑽を怠らず学び続ける
  • 変化やプレッシャーに柔軟に対応できる
  • 細かな変化に気づき、丁寧に対応できる
  • チームと適切にコミュニケーションが取れる

すべてを満たす必要はありませんが、多く当てはまるほど、インフラエンジニアとしての適性が高いと考えられます。

知識・スキルに不安がある場合は資格取得や実践学習を

未経験からインフラエンジニアの転職成功|ポイント②資格取得も視野に入れておこう|未経験からの転職では、資格がスキルの証明になり、自信にもつながる。特に基本情報技術者やCCNA、LinuCなどは基礎力を示すのに効果的。

知識や経験に不安がある場合や、IT未経験から挑戦する場合は、資格取得やハンズオン学習で基礎を固めましょう。

インフラエンジニアに関連する資格は多種多様です。代表的なものを以下に挙げます。

ジャンル 代表的な資格の例 資格の概要
システム全般 基本情報技術者 IT全般の基礎知識を問う国家資格
ネットワーク ネットワークスペシャリスト ネットワーク設計や運用の知識を問う国家資格
CCNA Cisco製品を中心としたネットワーク技術の資格
OS LPI認定資格 Linux技術者向けの国際認定資格
LinuC技術者認定資格 Linuxシステム管理者向けの資格
Microsoft 認定資格 Microsoft製品に関するスキルを証明する資格
ミドルウェア データベーススペシャリスト データベース技術の専門知識を問う国家資格
Microsoft 認定資格 Microsoft製品に関するスキルを証明する資格
Oracle Master Oracleデータベース技術に関する資格
クラウド AWS認定 AWSに関する技術を証明する資格
Microsoft 認定資格 Microsoft Azureに関するスキルを証明する資格
Google Cloud 認定資格 Google Cloudに関する技術を証明する資格

資格は学習の指針になり、スキルの証明として転職時に役立ちます。

基本情報技術者試験はすべてのITエンジニアの基礎力を示す資格としておすすめです。

ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストは難易度が高いですが、取得できれば強力なアピールになります。

LPIやLinuC、Oracle Masterなどには複数レベルがあるため、初級から段階的に取得していきましょう。

クラウド資格に加え、FinOpsやコンテナ関連の資格にも注目が集まっており、実践的なハンズオンを通してポートフォリオを作成することも大切です。

未経験から目指す際の「おすすめ企業」の見極めポイントを知る

未経験からインフラエンジニアの転職成功|ポイント③自分に合った会社かを見定める力を養う|働く環境や業務内容は企業によって大きく異なる。扱う技術領域はもちろん、教育体制や働き方なども事前に確認して、自分に合う会社かを見極めよう。

未経験からインフラエンジニアを目指す際には、どの企業が自分に合っているかを見極めることが重要です。

特に以下のポイントをチェックしておくと良いでしょう。

チェックポイント 説明
取り扱うシステムの種類 インフラエンジニアが携わるシステムは、大きく「汎用系」「オープン系」「Web系・クラウド系」の3つに分類されます。

  • 汎用系: 企業の基幹システムや金融機関の大規模システム
  • オープン系: 顧客管理や勤怠管理などの業務効率化ツール
  • Web系・クラウド系: Webアプリやクラウドサービス

未経験から挑戦しやすいのは汎用系とWeb系ですが、どの分野でキャリアを積みたいかを考えて選びましょう。
受託開発か、自社サービスか 受託・請負型か自社サービス型かを確認します。

未経験の場合は業務範囲が明確な受託・請負の方がハードルが低い傾向があります。
自社サービスはやりがいが大きい反面、幅広い知識と深い理解が必要になることが多いです。
元請け案件が多いか 受託開発企業の場合、一次請け案件の比率によって経験できる業務や待遇が変わることがあります。
下請けが多いと作業範囲が限られがちなので、可能であれば元請け案件が多い企業を選びましょう。
研修や資格取得支援 未経験者向けの研修制度が整っているか、資格取得や書籍購入をサポートしてくれるかを確認しましょう。
深夜残業手当やリモートワーク環境の有無など、働きやすさにつながる制度も大切です。

転職エージェントを活用する

未経験からインフラエンジニアの転職成功|ポイント④未経験支援に強い転職エージェントの利用|未経験者向けの支援に強いエージェントなら、希望に合う求人紹介や選考対策、キャリア相談まで手厚くサポートしてくれる。

インフラエンジニアへの転職には、専門的なアドバイスをもらえる転職エージェントの活用が有効です。

IT業界に明るく、未経験者の支援実績があるエージェントを選びましょう。担当者がエンジニア経験者の場合は、スキルやキャリアの適切な評価を受けられます。

未経験者を採用している企業は全体の4割以上で、検討中も含めると7割以上にのぼることがわかっています。

求人倍率も高く、IT・通信系エンジニアの求人倍率は7.10倍で全体平均の2.46倍を大きく上回ります。

エージェントは面接対策や企業情報の提供だけでなく、未経験者向けの研修やポートフォリオ作成についてもアドバイスしてくれることがあります。

複数のエージェントを併用し、それぞれの強みを活かして転職活動を進めていくことが成功への近道です。

ここからは、インフラエンジニアとして活躍できる職場への転職を検討している方向けに、おすすめの転職エージェントを紹介します。

紹介するサービスはどれもインフラエンジニアへの転職支援実績のあるエージェントです。

エージェントによってサポートの傾向や担当となるアドバイザーのタイプも変わりますので、まずは自分に合うエージェントを見つけていくうえで2~3登録し、「ここがフィットする」というエージェントに利用を絞っていくとよいでしょう。

マイナビIT AGENT

マイナビAGENT。ITエンジニアの方へ
POINT!

マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。

マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。

マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
インフラエンジニアにおいても、事業系サービスから社内SEまで幅広く求人を紹介してもらえるでしょう。

また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。

マイナビIT AGENTを利用した人の転職後定着率は97.5%(※公式サイトより)。
転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。

マイナビIT AGENTの特徴

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  • ITエンジニアの求人数は国内トップレベル。システム会社から事業会社まで幅広く網羅
  • 担当者の対応が丁寧。書類添削から面接対策までじっくり取り組んでくれる
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サービス対応地域 全国
ITエンジニア求人トップクラス

マイナビのプロモーションを含みます

レバテックキャリア

レバテックキャリア。IT/Web業界のエンジニア・クリエイター専門
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レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。

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レバテックキャリアの特徴

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リクルートエージェント

リクルートエージェントIT
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インフラエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。

リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。

これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。

たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
インフラエンジニアの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることが多いです。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。

また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにインフラエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。

リクルートエージェントの特徴

特徴
  • ITエンジニアの求人数・転職支援実績ともに国内No.1。全エンジニア職種において常時豊富な求人を用意
  • 担当者の提案ペースが早く、スピーディな転職を実現しやすい
  • 面接力向上セミナー等のセミナー・イベントも随時開催
サービス対応地域 全国

ギークリー(Geekly)

IT業界に特化した転職支援ならGEEKLY(ギークリー)。
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ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。

ギークリー(Geekly)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
BtoC向けサービスのインフラエンジニアを目指す人におすすめです。

ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
また、サポートの際は細分化された職種別に担当が付きますので、目指す領域のトレンドや転職事例を知りつつの活動ができるでしょう。

そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は81%といいます(※2024年8月 公式サイトより)。

かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。

ギークリー(Geekly)の特徴

特徴
  • Web業界・ゲーム業界はじめコンシューマ向け開発への転職支援に強い
  • 担当アドバイザーのほとんどがITエンジニア経験者
  • 20代~40代まで、幅広い年代で転職成功実績がある
サービス対応地域 全国
拠点 東京
書類選考の通過率3.4倍

ワークポート

ワークポート。各業界専門の総合転職エージェント。
POINT!

キャリアチェンジの支援に強い転職エージェント。未経験可のインフラエンジニア求人も豊富です。

ワークポートはリクルートエージェント・dodaに次ぐ豊富な求人を抱える転職エージェントです。

とくにIT・Web系職種に関する求人が多く、またキャリア相談はじめ対面での面談を強化しています。

インフラエンジニア向けの求人は約7,500件(2024年8月時点)、未経験可の求人も多く見つけられます。

検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、他の転職エージェントではインフラエンジニア向けの求人紹介が少なかったという方にも、特におすすめのサービスです。

ワークポートの特徴

特徴
  • 全国トップレベルの求人数。特にIT・Web業界への転職支援に強い
  • 全国47都道府県すべてに拠点を展開。キャリア相談はじめ対面での面談を強化
  • 人材紹介20年以上のノウハウと圧倒的求人数(11万件以上)を誇る
サービス対応地域 全国
とくに多い職種 SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE
転職エージェント総合ランキング 3年連続顧客満足高評企業

まとめ|未経験からでも、インフラエンジニアは目指せる

インフラエンジニアは、これからも長く求められ続ける仕事です。

ネットワークやサーバーの知識に加えて、クラウド・セキュリティ・自動化といった新しいスキルを身につけていくことで、 未経験からでも着実にキャリアを築くことができます。

もちろん、はじめの一歩には不安もあるかもしれません。
ですが、興味を持って学び続ける姿勢があれば、それだけで十分な「素質」です。

資格を取る・ポートフォリオを作る・エージェントに相談するなど、小さな行動を積み重ねることで、未来の可能性はどんどん広がっていきます。

本記事で紹介したポイントを参考に、自分に合った道を少しずつ探してみてください。
あなたの一歩が、理想のキャリアのはじまりになることを願っています。

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