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一介のSEだった私が転職してPMになって、感じたことは。|転職体験談

たくみ さん(男性 45歳 東京都)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
IT・通信
職種
SE(システムエンジニア)
従業員規模
80名
年収
550万円

転職後

AFTER
職業
IT・通信
職種
PM(プロジェクトマネージャー)
従業員規模
150名
年収
650万円

目次

たくみさんの転職ストーリー

1これまでの私

「一人で仕事をしている」という感覚が、いつしか当たり前になっていた。

SEの実務イメージ

私はこれまでにも何度か転職を繰り返してきました。
20代のうちに3回、30代で1回、そして40代で2回です。

その中で一番直近の転職についてお話しできればと思います。

当時私は45歳でした。

都内のIT企業でシステムエンジニア(SE)をしており、自社や顧客先に赴き、システムの導入のために作業をします。

システムエンジニア(SE)とは

システムエンジニア(SE)は開発するシステムへの要件定義や設計、テストをする役割を担う職務を指します。

IT業界における仕事の流れは、大きく「要件定義」→「設計」→「コーディング」→「テスト」→「稼働」と分けられ、そのうちコーディングを除く前半を担うのがシステムエンジニアです。

コーディングについては主に「プログラマー」が担当し、プログラマーはシステムエンジニアの指示に従ってコーディング業務を行います。

これまでの転職も、いずれもITエンジニア関連の職種でした。

前職は、転職活動の際に待遇面で魅力を感じたので入社を決めたところがありました。
仕事の内容自体は、あまりに長く勤めすぎて、もう楽しいのか楽しくないのかどっちなんだ…といった感じです。

でも、性格的には合っているのだと思います。
あまり社交的な方ではありませんから、一人で黙々と作業をこなせる環境が性に合っていました。

家族構成は、妻と子供が2人。1人目がこれから大学受験を控えており、まだまだ教育費が生活費を圧迫する時期でもありました。

2転職のきっかけ

6度目の転職は、クライアントからの引き抜き。

クライアントとの交渉イメージ

転職を決意した理由はたった一つです。
それは、より条件の良い別会社から、声をかけていただいたからです。

今回、このように声をかけていただかなければ、年齢的なものも鑑み、さすがに転職には気持ちが向かなかったかもしれません。

声をかけていただいたのはクライアントの会社の担当者で、提示された条件面でも、会社の規模でも、現状より良いものでした。

SEという仕事は、あくまで私の所感にはなりますが、ある特定の組織に属する、というよりは、個人の裁量でいろいろな場所を渡り歩くイメージがあります。
そして私もどちらかというと、会社への帰属意識よりも自分自身の仕事の役割(ジョブ型)を意識して仕事をしていました。

ですので、クライアントからの提案を断る理由はなかったのです。

いい機会に恵まれたと思います。

3転職活動中

1ヵ月の、退職─転職期間。

退職準備をする男性イメージ
クライアント

「至急に人員確保が必要な時期でして。もしたくみさんに来ていただけるなら、こちらとしても嬉しい限りなのですが」

そう、声をかけられていました。
至急、とはどれくらいなのかと尋ねると、既に1ヵ月しか猶予がありませんでした。

さすがに上司へそのタイミングで退職意志を示すのは、少し気が引けました。
私の職場も職場で、その時は大きな案件を抱え、てんやわんやの状態でしたから。

案の定、上司にはたっぷりと小言を言われました。
それでも最終的には「頑張れよ」と背中を押してくれました。

上司の厚意に応えられるよう、残りの数週間で、部下への引継ぎや、自分が手に負える業務に関しては極力終えてから行こうと努めました。

4転職後

新しい職場で、待ち受けていた状況は。

40代ビジネスマンイメージ

新しい会社での私のポジションは、新規開発のPM(プロジェクトマネジャー)でした。
この歳までずっとSEでしたので、大出世になります。

プロジェクトマネジャー(PM)とは

プロジェクトマネージャー(PM)とは、計画の管理を主な仕事としたマネジメント職です。
納期や製品の完成度などをコントロールし、クライアントの求める成果を提供することがプロジェクトマネージャーの役割になります。

リスク、コスト、スケジュールといった業務に関わるあらゆる項目を管理し、職場全体を目標に合わせて誘導することが基本の仕事になります。

プロジェクトは、私の長いSE経験を振り返ってみても、おそらく最大規模のものでした。
それだけに、プレッシャーも相当なものでした。

大きな案件だからこそ、予算も潤沢に用意されている状況でしたが、なんと開発メンバーの確保から、私に一任されてしまったのでした。

(まだこの会社のことも全然知らないのに…)

これまで積極的に同僚とコミュニケーションを取ることもなかった私にとって、それはなかなかの試練でした。

ただ、一人ひとりのメンバーときちんと相対し、「この人は開発に向いているかも」「この人とは何かと衝突しそうだな」と考え抜き揃えたチームは、何だかとても良い居場所に思えました。

正直これまでは誰と働いても仕事の能率には関係が無い、と思っていましたが、自分の考えを改めるきっかけになりました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

これまでのキャリアを振り返る40代男性イメージ

環境の変化というのは、良くも悪くも自身に大きな影響を与えます。
私にとってはやっぱり「恐怖」や「不安」といった、ネガティブなイメージが付きまとうものです。

しかし、今回の転職で初めて、「この環境で働けてよかった」と思えたのです。

もちろん、部下や上司との衝突もあります。
PMの立場になったことによって、そういった人間関係のしがらみを避けて通ることはできなくなりました。

しかし、悪い事ばかりでもありません。

互いに支え合い、時にはそれが仕事へのモチベーションの向上にも繋がります。

SEからPMになって、私の働き方は大きく変わりました。

これまでも要件定義をしたりプログラマーにコードを書いてもらったりしていましたが、それらは私の頭の中に描くイメージを具現化するような作業でした。

今の仕事では、その規模の大きさもあってイメージは私一人の頭の中には納まらないことが多いです。
そのため、私はともに企画・開発する仲間にそのイメージを一緒に形成するのを助けてもらっている──そんな感じです。

以前までの仕事と比べてどちらがよいとまで言うつもりはありませんが、ただこうして新たな仕事に就いて、新たな気づきを得られるということは、働くうえでのひとつのやりがいだと、私は思います。

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