エンジニアの転職は何歳まで大丈夫? 年齢的な限界はあるの?
[最終更新日]2024/12/04
ITエンジニアが転職するタイミングについて考えるとき、必ずと言っていいほど挙がるのが「年齢の壁」です。
30代・40代のITエンジニアは転職するにあたって、20代のうちは意識しなかった年齢的な限界を強く意識する人も出てくることでしょう。
ただ転職できさえすればいいのではなく、できるだけ希望を叶えられる転職を実現したいと思うと、なおさら「若いうちのほうが有利だろうか?」と感じるはずです。
目次
1)ミドル層エンジニアの転職は難しい?
長らくミドル層エンジニアを不安にさせ続けてきた「35歳限界説」
ITエンジニアが転職する上で有名な言葉の1つに「35歳限界説」があります。
納期に追われながらプログラムをひたすら書き続ける過酷な開発現場は、若いうちでなければついていくことが難しく、活躍できるのは35歳頃までが目安になるのではないか、という意味合いの言葉です。
ITエンジニア=若いうちしかできない仕事と思われがちだったのは、次のようなITエンジニアの仕事に次のようなイメージを持つ人が多かったからです。
- 残業が多い、長時間労働が常態化している
- 過酷な就労環境に耐える体力とメンタルが求められる
- 新しい技術を学び続ける気力、好奇心、記憶力が必要
よって、年齢を重ねるとともに体力・気力に衰え始めると、ITエンジニアを続けるのは難しくなる、というわけです。
ミドル層ITエンジニアの人材価値が見直されつつある
ところが、IT業界全体が慢性的な人材不足に陥り始めたあたりから潮目が変わってきました。
「若くて体力があり、学習スピードが速い」人材が重宝されるばかりでなく、「さまざまなプロジェクトに携わってきた実績がある」「チームリーダーや管理職としてマネジメントに携わった経験がある」といった人材が即戦力として頼りにされるようになってきたのです。
多様な分野の開発に携わってきた人や、さまざまな開発現場を経験してきた人は、特定の開発現場しか知らない人と比べて横断的な知識を持っていることが多く、複雑な案件になればなるほど頼りになる存在なのです。
「35歳限界説」はいまや過去の話となり、むしろ場数を踏んだITエンジニアのほうが人材価値を高く評価される時代になりつつあります。ミドル層のITエンジニアにとってはチャンスが増えたと言えるでしょう。
2)ミドル層以降のITエンジニアに企業が期待することとは?
続いて、ミドル層以降のエンジニアに対して、「企業が具体的にどのような点を期待しているのか」について解説します。
企業が求めている人材像を把握し、自身と照らし合わせてみることで、転職活動の際の指針になるはずです。
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
スペシャリストか、ゼネラリストか。──それぞれに企業が求めることは
ITエンジニアのキャリアパスとしては、エンジニアとしての技術力を更に磨いていく「スペシャリスト」か、チームや組織全体のパフォーマンスを中長期的に高める働きかけをする「ゼネラリスト」と、大きく2つの方向性があるでしょう。
それぞれの方向性によって、企業が求める働き方も変わってきます。
「スペシャリスト」→特定分野での知識とスキル
企業がスペシャリストのエンジニアに期待するのは、「どれだけその分野を知っているか・スキルを持っているか」よりも、「その分野で、実際にどれだけの活躍ができるか」です。
AIやビッグデータなどのトレンド技術を扱う業務であっても、汎用系などの既知のシステムを扱う業務であっても、その分野への深い知識・スキルを有しているだけでは企業の満足レベルには達しないでしょう。
それよりも、いかに携わる事業のビジョン・目的を理解して、そのための目標や課題をクリアしていくかの働きかけが求められます。
ここでいう目標や課題とは、技術的な解決だけではありません。ときにスピードや正確性、作業の透明性(関係者への共有レベルの高さ)が要求されることもあります。
つまり、スペシャリストとして企業の期待に応える働き方を実現するためには、その分野の知識・スキルを常に高めていくだけではなく、企業の事業内容への深い理解と共感、そして高い業務遂行力が必要になります。
「ゼネラリスト」→プロジェクトを統括した経験やエンジニア業務の広範な知識
IT業界でいうゼネラリストとは「システムやプロジェクト全体、またはチーム・部を統括する人」、もしくは「ITエンジニアリングに関して幅広い知識とスキルを持つ人」のことを指します。
ここで注意すべきは、企業の「ゼネラリストのエンジニア」に求められる働き方は、上記のどちらの解釈に寄っているかで変わることです。
ゼネラリストを「システムやプロジェクト全体、またはチーム・部を統括する人」と解釈する企業の場合、PL・PMとしてのスキル・経験、その他マネジメントスキルや育成スキルが求められるでしょう。
一方で「ITエンジニアリングに関して幅広い知識とスキルを持つ人」と解釈する企業の場合、その企業が推進している事業に関わるエンジニアリングについて、満遍なく知識・スキルを有していることが求められます。
どちらのゼネラリストも、スペシャリスト以上に深い企業理解と、広い範囲を俯瞰する視野が必要となるでしょう。
関わる業界・産業に関する知識と理解
ミドル層のエンジニアに対して、多くの企業が求めるのが「関わる業界・産業に関する知識と理解」です。
この傾向が顕著に顕れるのは、いわゆる「事業会社(自社で商品やサービスを持っている・自社開発を行っている会社)」でしょう。
その企業が扱う事業分野において深い知見を持っていれば、適切な共通理解、課題解決を実現しやすくなります。
私の知り合いで、とある外資系保険会社の社内SEに転職した際に「保険営業に関わる資格の取得を要求されて、勉強が大変だった…」と話してくれた人がいました。
つまり、業務において社員からの相談の際に専門的な用語が出た際に、それらを「共通言語」として扱えないと業務に支障が生じてしまうということでしょう。
事業会社ではないシステム会社においても、保有する案件は特定の業界・産業分野に寄っているケースが多いです。
それら分野に対しての知識・理解を持っておくことは、ミドル以降のエンジニア転職で有利に働きやすいでしょう。
コミュニケーションスキル・英語スキルも重要
エンジニア職に限らず、ミドル・シニア層と年齢を重ねるにつれて重要となるのが「コミュニケーションスキル」です。
これは、役割の変化とともに関わる人たち(顧客や社内メンバー、部下、委託先等)の広がりが見られるようになり、その際のコミュニケーション品質が業務の進捗や成果に一層影響してくるためです。
これまでコミュニケーションスキルを、「相手と円満に意思疎通するスキル」と解釈していた人は、更にもう一歩進んで、「コミュニケーションを活用して業務品質と成果を高めるスキル」という認識を持って、自身のコミュニケーションスキルを見直しておくと良いでしょう。
また、エンジニアの「英語力」を重宝する企業も少なくありません。
海外との取引のある企業はもちろんのこと、その他日本語に対応していないドキュメントやリファレンスの参照の際に英語力が役立つからです。
3)ミドル層以降のエンジニアが転職を成功させるためのポイント
続いて、実際にミドル層以降のエンジニアが、転職活動の際に意識しておくべきポイントについて見ていきましょう。
5年後、10年後を見据えたキャリアパスを定める
ミドル層以降のITエンジニアが転職活動を始める際は、まず以下の2つの軸を意識しておくと良いでしょう。
- ①スペシャリスト or ゼネラリスト
- ②業界・産業分野の軸
20代から30代前半までは、沢山の実務経験を積みながら、自身の適性や目指したい領域を模索できる時期でしょう。「自身の可能性の広がり」をどれだけ意識できるかが、キャリアパスを描いていくうえでのポイントになります。
ですが、30代後半以降のミドル世代が、その感覚を変わらずに持ち続けてしまうのは危険です。
年齢の上昇につれて新しいものを習得する力は衰える一方で、企業からは「即戦力」を求められる度合いが高まる為です。
30代以降になっても「あるときはスペシャリスト、あるときはゼネラリストで、そして業界、産業は浅く広く──」という働き方は、キャリア・市場価値の積み上げという観点では効率的ではありません。
ミドル世代以降のエンジニアは、「5年後、10年後に自分はどんな環境で、どんな働き方をしていたいか」というキャリアビジョンを描いて、そのためのキャリアパスを上記の2つの軸を意識しながら設定しておくことが大切です。
常に学び続けておくこと
エンジニアは、「常に学び続けること」が特に求められる職種です。
ミドル層以降のエンジニアが転職する際も、この点は意識しつつ適切にPRしていくべきでしょう。
「日々の実務経験で、常に学んでいる」という認識の人も多いでしょうが、ミドル層以降のエンジニア転職で成功する人の多くは、「実務経験+α」の学びを自発的に行っています。
いま現在業務で必要な技術だけでなく、「これから先、必要になるであろう技術」を学ぶ姿勢が企業からの信頼を得やすくなるのです。
新たな資格取得についても、その一環で検討してみると良いかもしれません。
企業の採用担当は、転職者の「直近で取得した資格」について関心を持ちやすいです。「年齢を経てからも、絶えず学び続ける姿勢を持っている」というイメージも与えやすいでしょう。
自身の「市場価値」について、客観的な評価を持てるようにする
転職活動において「自身の市場価値を正しく認識する」とはよく聞くフレーズですが、実際にこれを適切にできている人は少ないです。
「市場価値」とは、お金や株価のような「誰もが共通認識を持てる価値」ではなく、その市場(業界、または個別企業)で「この人はこれだけの活躍をしてくれる」という客観的な評価をもって導き出されるものです。
そのため、転職においてあなた自身の市場価値を確認する際は、まずは「自分自身を知る」、そして「企業の求めていることを知る」という以下のプロセスが求められます。
市場価値の確認方法
人材の「市場価値」とは、お金や株価のような「誰もが共通認識を持てる価値」ではなく、その市場(業界、または個別企業)で「この人はこれだけの活躍をしてくれる」という客観的な評価をもって導き出されるものです。
注意すべきは、現在のあなたの年収が市場価値になるとは限らないことです。
社内でのあなたに対する評価は、過去の行動や取組み、実績・功績などをもとに判断されているものです。
一方、市場価値は将来的にどれだけの活躍ができるのかを見据えた上で決まります。
自身の市場価値を確認する方法は、以下の2点があります。
- ①求人情報をもとに確認する
- ②転職エージェントに確認する
ひとつめの「①求人情報をもとに確認する」は、応募企業(また応募予定の企業)の求人情報の人材要件・想定年収をもとに、あなたの市場価値を推定することです。
もうひとつの「②転職エージェントに確認する」は、転職エージェントに登録して、担当となったエージェントに以下のような質問をします。
- この業界では、私の市場価値はどのくらいでしょうか。
- 現在の私の経歴と保有スキルを、高く評価してくれる業界や領域があるとしたらどのようなところでしょうか。また、その際はどのくらいの年収が望めそうでしょうか。
ただし、担当となるエージェントが確実にあなたの市場価値を見極められるかは、その担当者の力量やあなたへの理解度の深さも関わります。
誤った評価で転職活動自体が難航しないように、可能な限り複数の転職エージェントを利用してセカンドオピニオンを得られる体制にしておいてください。
4)ミドル層のエンジニアにおすすめの転職エージェント
ITエンジニア向けの転職エージェントは年々増えています。
転職エージェントを利用するメリットとしてはキャリアアドバイザーにキャリアパスや自身の市場価値について客観的なアドバイスをもらえること、求人サイトには掲載されていない非公開求人を紹介してもらえることなどが挙げられます。
エージェントごとにサポートの内容や保有している求人の数は異なります。
自身に合ったサポートを見極めるうえでも、転職エージェントには2~3つ登録しておくことをおすすめします。
ここでは、代表的なITエンジニア向け転職エージェントを紹介します。
対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
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サービス名 | レバテックキャリア |
マイナビIT AGENT |
リクルートエージェント |
ギークリー |
社内SE転職ナビ |
マイビジョン |
テクノブレーン |
ユニゾンキャリア |
ワークポート |
doda |
type転職エージェント |
メリット |
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デメリット |
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ITエンジニア の公開求人数 |
約2.5万件 | 約2.1万件 | 約11万件 | 約2.2万件 | 約4,000件 | 非公開 | 非公開 | 約1.0万件 | 約2.5万件 | 約5.7万件 | 約5,800件 |
特に多い エンジニア職種 |
プログラマー・SE全般、PL・PM | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用) | ITコンサルタント など | 機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。20代~30代の転職支援に強いとされますが、40代以降の転職者の成功事例も豊富です。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、とくにミドル世代以降で職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTを利用した人の転職後定着率は97.5%(※公式サイトより)。
ミスマッチ転職のない、転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。
マイナビIT AGENTの特徴
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.1万件(2024年12月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL |
リクルートエージェント
ITエンジニア求人数、転職支援実績は国内No.1。40代以降の転職者で「他のエージェントでは紹介求人が少なかった」という人はぜひ登録しておきたいサービスです。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年12月のITエンジニア向け公開求人数は約11万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
とくに40代以降のミドル・シニア世代の転職で、「他のエージェントではあまり求人を紹介してもらえなかった」という人でリクルートエージェントで多くの求人紹介を受けられたというケースを多く聞きます。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとに、ITエンジニアの同年齢層での転職事例における有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ITエンジニアの公開求人数 | 約11万件(2024年12月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル |
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つ担当エージェントからサポートを受けられます。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの人は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.5万件(2024年12月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM、ITコンサルタント |
Geekly(ギークリー)
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
ギークリーは、IT・Web・ゲーム業界に特化して転職支援をおこなう転職エージェントです。
同サービスの主な特徴は、担当エージェントから積極的な求人提案が期待できること(提案可能な求人数は平均一人当たり56件※)、そして書類選考サポートが充実している(※選考通過率が2.8倍までアップ※ )ことです。
※ 公式サイトより抜粋(2024年12月時点)
取り扱う求人はIT・Web・ゲーム業界がメインです。Web3.0やxR、X-Techなどのトレンド技術の案件が多く見られ、営業からクリエイター、エンジニアまで幅広い職種での転職活動を力強く支援してくれるでしょう。
担当となるコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
また、サポートの際は細分化された職種別に担当が付きますので、目指す領域のトレンドや転職事例を知りつつの活動ができるでしょう。
ギークリーの評判・口コミでは、「書類添削と面接対策が役立った」「スピーディに転職成功できた」という意見・感想が多く見られます。
「職務経歴書を代わりに作ってくれた」という声もあり、とくに書類添削のサポートに力を入れていることがうかがわれます。
Geekly(ギークリー)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
公開求人数 | 約2.2万件(2024年12月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) |
ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートはリクルートエージェント・dodaに次ぐ豊富な求人を抱える転職エージェントです。
同サービスの活用メリットとして挙げられるのが、「転職決定率の高さ」です。
サービスを利用した人たちの評判・口コミからは「求人紹介から企業との交渉まで積極的に動いてくれた」「企業とのミスマッチを最小限に抑えようと働きかけてくれた」といった感想が目立ちます。
そのため、「プログラマーからSE」、「SEからPL」、「サーバーエンジニアからセキュリティエンジニア」といったエンジニアのキャリアアップ・キャリアチェンジの際は、とくに多くの求人を紹介されやすいでしょう。
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.5万件(2024年12月現在) |
とくに多い職種 | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
エンジニアの転職に関するよくある質問(FAQ)
Q1. エンジニアの転職に年齢は関係ありますか?
かつて「ITエンジニアの転職は35歳が限界」とされていましたが、現在ではこの考えは過去のものとなりつつあります。
IT業界の慢性的な人材不足により、ミドル層エンジニアの即戦力としての価値が見直され、むしろ活躍の場が増えています。
Q2. ミドル層のエンジニアに企業が期待することは何ですか?
企業がミドル層エンジニアに期待するのは以下の点です。
- スペシャリスト:特定分野の深い知識とスキル、事業目的への貢献。
- ゼネラリスト:プロジェクト統括やチームマネジメントの経験、幅広い技術知識。
また、業界知識やコミュニケーションスキル、英語スキルも重視されます。
Q3. ミドル層エンジニアの転職を成功させるポイントは?
転職成功のためには以下を意識することが重要です。
- キャリアパスの明確化:5年後、10年後の目標を設定し、それに向けた行動を取る。
- 学び続ける姿勢:新しい技術や資格取得など、継続的な学びを行う。
- 市場価値の把握:自身のスキルや経験を棚卸しし、客観的に評価する。
Q4. 自身の市場価値を確認する方法は?
市場価値を確認するには以下の方法があります。
- 求人情報を分析し、自身のスキルや条件とのマッチングを確認する。
- 転職エージェントに相談し、自分の経歴やスキルの評価を尋ねる。
特に転職エージェントを複数利用することで、より正確な評価を得られる可能性が高まります。
Q5. 転職活動で企業リサーチをする際のポイントは?
企業リサーチでは以下の点を確認することが重要です。
- 求人情報で求められるスキルや経験を明確にする。
- 企業の事業内容や文化を理解し、自身の適性とのマッチングを検討する。
Q6. 転職後に活躍するためにはどうすれば良いですか?
転職後の活躍には以下が求められます。
- 新しい環境や技術に迅速に対応する柔軟性。
- これまで培ったスキルを適切に活かし、チームやプロジェクトに貢献する。
まとめ)エンジニア転職は、企業が「欲しがる人材」になれば年齢の壁は取り払える!
35歳限界説に代表される「年齢の壁」には、スキルレベルが同等であれば若い人材のほうが使いやすい、という採用企業側の考えが表れています。
逆を言えば、企業にとってどうしても欲しい人材であれば、年齢が多少高くても選考にあまり影響しないケースも多いものです。
20代の若いエンジニアと比べると、ミドル層のITエンジニアの転職が「どこでも可能」でなくなっているのは事実です。
しかし、ミドル層の経験やスキルを強く求めている企業はたくさん存在します。自身の市場価値を高め、企業が「欲しがる人材」になることで、年齢の壁を越えて転職を成功できるのです。