鉄鋼業 生産管理で20年働き続けて「特別表彰」を授与されて、それがきっかけでいじめにあって|転職体験談
やや失敗
転職前
- 職業
- 生産管理
- 職種
- 鉄鋼業
- 従業員規模
- 600人
- 年収
- 500万円
転職後
- 職業
- 生産管理
- 職種
- 鉄鋼業
- 従業員規模
- 30人
- 年収
- 450万円
目次
yamahana1124さんの転職ストーリー
1これまでの私
ただなんとなく入社。それでも「負けず嫌い」が幸いして。
高校卒業以降、ある鉄鋼会社の生産管理部門に、かれこれ22年間勤務してまいりました。
「製造オペレーター」というポジションで、主に工場の機械に不具合が無いかを管理する役割でした。
参考:鉄鋼会社の生産管理の主な仕事内容
仕事内容 | 説明 |
---|---|
機械管理 | 工場の機械に不具合がないかを確認し、定期メンテナンスを実施します。 |
生産計画の立案 | 生産スケジュールを作成し、効率的な生産を目指します。 |
品質管理 | 製品の品質を維持・向上させるための検査や改善活動を行います。 |
在庫管理 | 必要な原材料や製品の在庫を管理し、適切なタイミングで補充します。 |
コスト管理 | 生産コストを監視し、無駄を削減するための対策を講じます。 |
安全管理 | 作業員の安全を確保するための対策や教育を実施します。 |
報告・連絡 | 生産状況や問題点を上司や他部門に報告・連絡します。 |
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正直、ただなんとなく就職できればといった曖昧な理由で就職した会社でした。
特に気になる仕事も無かったですし、「ただ働ければ何でもいいや」・・・といった感じで。
動機不純のまま入社した会社でしたが、入社後はそんな考えを持っていたのが嘘のように仕事に打ち込んでいったのです。
元々運動部出身ということもあり、かなりの負けず嫌いな性格でしたので、「自分だけ仕事ができない」とならないように一心不乱に仕事をしました。
そのおかげか、入社2年目で重要工程を任されるようになり、5年で職場責任者まで上り詰めました。
その頃の私は、実績が付いてくるのもあってか仕事が楽しく思え、苦痛に感じたことは一度もありません。
それどころか、この業種・この会社を選んで良かったと思えるほどでした。
2転職のきっかけ
「特別表彰」にもれなく付いてきた、まるで子供のいじめ。
氷河期世代の影響はどこの会社も一緒だと思いますが、私の勤めていた工場では特に、40代~50代前半の社員がほとんどいません。
併せて20代の定着率が悪く、派遣社員やパートなど愛社心を持たない・持てない社員が一気に増加しました。
私の立場も中間管理職となり、激務に追われていました。
そんな激務でもやっぱり負けず嫌いの性格からか、責任を持って業務にあたっていました。
その成果を評価され「特別表彰」など頂いていたのですが、それを良く思わない人達が現れ出したのです。
- 社員A
-
「俺たちだって必死にやっているよな…」
- 社員B
-
「公平な評価じゃないな。あいつは贔屓されてる」
など、職場のあちこちから妬みの声があったそうです(ご丁寧にそれを私に伝えてくる人たちがいて、私はそれを知りました)。
今思うと、そこが会社としての風通しの悪さや、愛社精神を持たせていない原因だったのかなと思います。
遂には、私にまつわるある事ない事を匿名で上層部に密告されたり、わざと困らせるような業務の依頼をされたりと、「本当に社会人のやる事か?」と思ってしまうような嫌がらせを受けました。
毎日の激務に加え、程度の低い仕打ちをされたことで
- 私
-
『ここはもう組織とは言えない・・・』
そう思い、その時点で自分の抱えていたプロジェクトを完遂すると、すぐに退職届を出しました。
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3転職活動中
40代、初めての転職活動。
前の職場は夜勤もあり、16時間/日が当たり前のように定常化している環境でした。
そのため疲れも取れず、とくに30代後半を越えたあたりからは辛かったですね。
退職してからは、まずは今までの疲れを取るため2ヵ月ほど休養し、ごく普通の生活リズムに身体を慣らし戻していきました。
よく考えてみると、結婚生活15年、妻や子供と最後に晩御飯を食べたのはいつだったか。
それだけ家庭を任せっ放しにしていたのかと思うと、父親失格だなと改めて気付かされたものです。
休養期間を終えてからは、転職活動です。
転職は初めての経験でしたので、勝手がわかりませんでした。
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ハローワークの方に聞きながら進め方を少しずつ理解していき求人募集を熟読するようになりました。
既に年齢も40を越えた段階。
後にも先にも転職は今回が最初で最後と決めての行動でしたので、どの会社に応募するかは本当に悩みました。
深く悩んだ末、今まで培ってきた自分の能力を信じようと、同業種で転職を決めました。
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4転職後
転職後の私。変わったこと、思ったこと。
転職活動のおかげで、私は一番大事な居場所を失わず済みました。
それはずばり、家族です。
今まで会社の事しか考えず、本当に『会社人間』になっていたんだと改めて思いました。
新たな職を目指しての転職活動をしていくなかで、一番の助けになったのも、そして拠りどころとなったのも「家族」でした。
転職活動に関しては、自分の今までの実績や資格取得をもとに、企業からスカウトが来るなどの仕組みも試せばよかったと思います。
なにぶん勝手がわからず、何もかも全てを自分ひとりで行わなくてはならないと思っていました。
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また、休養中に人生で初めてのアルバイトも経験しました。
サラリーマンだと月収が決まっているのでそこまで感じませんでしたが、アルバイトとなると、単価契約や時間給でお金のありがたみや、お金を稼ぐ難しさも良く分かりました。
5その後、どうなったか。
これから先、目指したいこと。
転職したことに後悔はありません。
あのままの激務で働き続けていれば、日々の業務が精一杯で転職という選択肢すら浮かばなかったと思います。
これからは、前職の反省を踏まえ時間の余裕やゆとりを持って働くこと、また家族との時間を確保すること。
そこから始めていこうと思います。
今回の転職活動で色々な会社を拝見させていただき、異業種で興味のある職もいくつかありました。
できれば転職活動は今回で最後にしたいですが、たとえば副業というかたちで空き時間を活用し、新しい分野にも挑戦したいと思っています。
今の若い世代には転職や副業は当たり前のことでしょうか?
ひょっとしたら「遅咲き」と思われているかも知れませんが、この歳だからこそ見えてくる事もあるのではないかと考えます。
副業やフリーランスで経験を積み、本当の自分に合った職を見つけに行こうと思います。
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他の転職エージェントにあるような「希望条件に合う求人がない」と断られるケースは殆どないでしょう。
これまでの事例をもとに、ミドル世代向けの求人を数多く提案してくれます。
より確実なサポートを受けたい人は、初回面談前までに「キャリアの棚卸し」と「キャリアプラン立て」を行い、担当アドバイザーに希望条件をしっかり伝えられるように準備しておきましょう。