『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

今の仕事(学習塾の講師)は子育てしながらでは無理?──で始まった、私の転職活動|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
教育業(学習塾)
職種
塾講師
従業員規模
500名
年収
450万円

転職後

AFTER
職業
教育業(人材研修)
職種
企画・研修講師
従業員規模
1,000名
年収
550万円

目次

みっつさんの転職ストーリー

1これまでの私

「家庭よりも仕事」、それが私。

イメージ図:進学塾の講師

これまで中学受験を目指す子どもたちを対象とした、進学塾の講師をしていました。

仕事との性は合っていたと思います。生徒たちが受験に成功して合格報告を受けるとき、何とも言えない喜びと、そして達成感がありました。

進学塾の講師とは

生徒が希望する学校や大学に合格できるよう、専門的な知識を教え、学習指導を行う職業です。
生徒一人ひとりの学力や目標に合わせた指導を行い、試験対策や学習計画のアドバイスも提供します。

進学塾の講師の主な仕事内容

仕事内容 説明
授業の実施 生徒に対して各科目の授業を行い、理解度を深めるための解説や練習問題を提供します。
個別指導とカウンセリング 生徒個々の学力や目標に合わせた個別指導を行います。学習方法や進路についてのアドバイスを行い、モチベーションを高めます。
試験対策 定期テストや入試に向けて、過去問や模擬試験を使用した試験対策を行います。生徒の弱点を把握し、重点的に指導します。
学習計画の作成 生徒の成績や志望校に合わせて、効果的な学習計画を立てます。進捗状況を管理し、必要に応じて計画を見直します。
模擬試験の実施 定期的に模擬試験を実施し、学習の成果を確認します。試験結果をもとに、弱点の克服や改善策を指導します。

職場で夫と出会い、そして結婚してからも、私は独身の頃と変わらず仕事に精を出していました。

どちらかというと、私は家庭よりも仕事に意識が向くタイプなのだと思います。夫もそんな感じでしたので、それでもよいと思っていました。

結婚して3年後、私は子どもを授かり産休に入りました。
このときも、

(早く職場に復帰したい)

と思っていました。

2転職のきっかけ

塾講師は、育児しながらではできない職業?

イメージ図:産休から復職しようとして

子どもが生まれて、産休から復職しようというとき、私は初めて

(今の職場だと、夜も子どもを預けてくれるところを探さないとダメだ)

ということに気付きました。

なぜこんな単純なことを今まで考えられなかったのか──、そもそも、進学塾の講師は基本的に夜のお仕事です。保育園が閉まってしまう時間の後も、当然勤務は続きます。

ちょうどその頃、夫も部署移動と昇進が重なり、仕事が非常に忙しくなっている時期でした。
夜の時間帯に子どもを預けてくれそうな施設も探しましたが見つからず、あっても定員オーバーと言われていつ空きが出るかもわからない状態でした。

周囲にも相談しようとしましたが、私の両親も夫の両親も「いちど、子育てに専念してはどうか」という考えでしたので、どうにも話は進まずに、かついたずらに互いの価値観や考え方の溝を感じる羽目になって…。

恐らく、夫も同じ考えでした。
皆が、私が働くことを拒んでいる──、そんな印象を受けました。

ただし、現実問題として私が塾講師として働いていけるかというと、きっと難しかったでしょう。
同じ職場で事務職などの内勤をしている先輩ママ達が、やはり出産を機に講師職から働き方を変えていたことも、その時になって初めて知りました。

私も同じように内勤に異動できればよかったかもしれません。ですが、あいにくその時に空きのポストは無さそうでした。

そして次に私が取った行動は、「転職活動」でした。

3転職活動中

「私が本当にしたい仕事」とは、なんだろう。

イメージ図:キャリアアドバイザーのサポート

転職は、まず転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーとの面談に臨みました。

そこで「塾の講師職を希望したい」と伝えたのですが、アドバイザーからも今のライフスタイルだと続けることは難しいだろうと言われてしまいました。
──なんだ、結局ここでも働くのは無理だと言われてしまうのか、と悲しい気持ちになっていたところ、

アドバイザー

「講師のお仕事をしていて、どんな点に満足感があったのでしょう。

講師のお仕事ではなくとも、同じような満足を感じられる仕事があるかもしれないので、少し深堀っていきませんか」

と言ってくれて。

それで、私も(そうだ、講師にこだわらなくても良いじゃないか)という気分になって、これまで自分がどんな知識・スキルを養ってきたか、どんなことにやりがいや充実感を持ってきたかについて、色々話しました。

話していく中で、私はあることに気付きました。

それはとってもシンプルな感情で、「私は、『働いている』という実感を持てていることに、安心する」ということでした。

そのことをアドバイザーに伝えたところ、

アドバイザー

「それでは、自分で考えたり創意工夫をしていける仕事で、かつママとしても働き続けられる職場を探していきましょうか」

と、提案してくれ、私の転職活動の軸を定めてくれました。

それからアドバイザーの方は定期的に私が興味を持ちそうな求人を紹介してくれて、本格的な転職活動が始まりました。

ただ、大変だったのはまさにここからでした。

頑張って作成した職務経歴書を提出しても、書類審査の時点で落とされることも多かったですし、何よりも転職面接のスケジューリングが大変でした。

面接の際は、子どもの面倒を誰かに頼まなくてはなりません。誰も頼めない時には1日型の保育園に子どもを預けなくてはいけないこともあり、辛くて辞めてしまおうかと思うこともありました。

幸運だったことは、担当アドバイザーの方も育児と仕事を両立した経験のある方で、適切なアドバイスと、ときにいたわりの言葉をかけ続けてくれたことです。

また、最初は私の転職活動にやや反対気味だった両親も、ときに子どもを預かってくれたりするようになりました。

転職活動を始めて2ヵ月が経ったとき、とある研修会社から「働くママさんの意見が欲しい」という話をいただき、そこでようやく、ご縁をいただくことができました。

研修会社の企画職とは

企業や団体向けの研修プログラムを企画・開発する職業です。
クライアントのニーズに合わせた研修内容を設計し、プログラムの実施までをサポートします。

研修会社の企画職の主な仕事内容

仕事内容 説明
研修プログラムの企画・設計 クライアントの課題やニーズに基づいて、オリジナルの研修プログラムを企画・設計します。新しい学習手法や技術を活用して、効果的な教育プランを作成します。
市場調査とニーズ分析 研修プログラムのトレンドや企業のニーズを調査し、クライアントに最適な研修内容を提案します。業界の最新動向に敏感であることが求められます。
講師との調整 研修を担当する講師とのスケジュール調整や、研修内容の打ち合わせを行い、プログラムが円滑に進行するようサポートします。
クライアントとの打ち合わせ クライアントとの定期的な打ち合わせを行い、研修の内容や進捗状況を共有します。フィードバックをもとに、内容の改善を行うこともあります。
研修実施後のフォロー 研修が終了した後、成果を確認し、必要に応じて追加の研修やサポートを提供します。効果を持続させるためのアフターフォローも重要です。

4転職後

教える相手は、ベテラン社会人のママさん達

イメージ図:初めての研修

新しい職場で、私は「働くママが働くためのスキルを身につける」というコンセプトでの研修教材の作成、そしてその研修の講師をすることを求められました。

これまでは学習塾として子供たちの相手をしてきましたが、今度は私なんかよりも素晴らしいご経験や資格、キャリアを重ねているママさん達です。

私自身はまだ新米ママでしたから、(私が研修をしていいのだろうか…)という不安はとても大きかったし、実際に研修開催に向けての準備業務を始めてみてその難易度の高さもわかってきて、入社して早3日ほどでストレスに押しつぶされそうになりました。

しかし、先輩社員の何人かの方々がそんな私の状態に気付いてくれ、優しくフォローしてくれました。また色々とアドバイスを下さり、ときに私の業務を一緒に手伝ってくれました。

入社して3ヵ月後、はじめて研修に登壇したときのことは、今でもよく思い出します。

座席について私を眺める受講者達は、小学生の子どもたちではなく、私と同い年か、もしくは年上のベテラン社会人。
ときにかなりするどい質問が飛んできたりして、その度に緊張で声が震えたりしましたが、なんとかやり過ごし、無事終わらせることができました。

5その後、どうなったか。

今回の転職を振り返って、思うこと。そして、これから目指したいこと。

イメージ図:力強く、人生を歩んでいきたい

今回の転職は、2020年のコロナ禍中での挑戦でした。

途中で緊急事態宣言が出たりと、様々なアクシデントや制約も受けましたが、夫や両親といった身近な家族が、私のことを助けてくれ、また応援してくれました。

それはこれまでの私の、「家庭よりも仕事」という考え方を改めるきっかけにもなりました。

辛い状況であるほど、人は寄り添って生きていきたいと思うものでしょう。

現在(2021年)も、コロナ禍で苦しんでいる人は多くいらっしゃいます。そんな世の中だからこそ、人との絆・繋がりは大切にしていくべきでしょうし、そして今度は私が身近な人達を助けていきたい、──そう、思うようになりました。

一方で、今回の転職では、やりたかった仕事を諦めなくてはならなかったのは残念でした。

塾講師は自身の性にとても合っていたと感じています。ですが、子育てと相容れないところにある職業でもあることを、今回の件でよく分かりました。

子どもがある程度大きくなったら、「復帰する」ということも視野に入れて、まずは今の職場で力を蓄えていきたいと思っています。

◇ ◇ ◇

現在私が目指していることは、「子育てと仕事を両立するママさん」と、「未来の夢を描く子どもたち」の両方を支援していくことです。

今の会社ではまさに子育てと仕事を両立するママさんを支援する業務ですが、子どもたちに関わる仕事も、早いうちに携わりたいと思っています。

幸い、会社では副業することが許可されていますので、まずは教材作成の仕事など、副業として取り組んでみたいと考えています。

コロナ禍で学び方、働き方が大きく変化している今の時代だからこそ、出来ることもいっぱいあると思います。

子育ても大変ですが、思っていた以上に楽しめています。

子どもが大人になった時に、「ママみたいな大人になりたい」と言ってもらえるようになれるよう、子育て、そして仕事に励んでいきたいです。

参考:女性の30代からの転職で、「親身なサポート」を希望する人におすすめの転職エージェント[PR]

マイナビエージェント

マイナビエージェント
公開求人数 約6.5万件(2024年9月時点)
対応職種・業種 全職種・業種
特徴
  • 20代・30代、女性の転職支援に強い
  • 大手人材会社マイナビグループ
  • 書類添削・面接対策のサポートに強い
公式サイト https://mynavi-agent.jp/

20代~30代の若手社会人と、女性への転職支援に強い転職エージェントです。
とくに書類添削・面接対策のサポートに強みがあり、はじめての転職になる人にも丁寧かつ親身に支援します。

女性キャリアアドバイザーも多く在籍しており、女性ならではのキャリアや転職の悩みも受けとめたうえで、適切な支援・アドバイスをしてくれるでしょう。

応募者の転職への意気込みに合わせて、サポートが充実する傾向があります。登録前にいちど「キャリアの棚卸し」「転職理由の整理」を行い、エントリーの際にしっかり想いを伝えられるようにすることをおすすめします。

利用者のペースに合わせて転職活動をサポート

マイナビのプロモーションを含みます

おすすめの転職サービス リクルートエージェント doda X ハタラクティブ

レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]