事務職。40歳を手前にして「今がキャリアのターニングポイント」と思った私は、転職を始めた。|転職体験談
転職前
- 職業
- サービス業
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 100名
- 年収
- 500万円
転職後
- 職業
- サービス業
- 職種
- 事務職
- 従業員規模
- 100,000名
- 年収
- 600万円
目次
masaさんの転職ストーリー
1これまでの私
「仕事で英語を使いたい」という想いを持って。

私は、2019年に転職しました。
転職する直前まで、サービス業の事務職として勤務していました。
東京に本社があり、地方にいくつか支店がある従業員数100人程度の会社でした。
忙しい会社でしたが、残業や休日出勤などもいとわずに一生懸命働いていました。
私は結婚していたので、自分の仕事だけやっていれば良いというわけではありませんでしたが、新卒から勤めていた当時の仕事にはやりがいを感じていました。
休日や空いた時間のほとんどは、英語の勉強に費やしていました。
もともと海外での仕事に興味があって、
- 私
-
(いつかは、英語を使って海外の人とも一緒に働きたい)
そんな気持ちを、学生時代からずっと心に持っていました。
ですが、当時は仕事で英語を使用する機会はほとんどありませんでした。
もっと仕事で英語を使えるようになって、海外の人達との交流を持てれば、さらに仕事が面白くなるだろうな──と、そんなことをよく考えていました。
2転職のきっかけ
40歳が目前。今が自分のターニングポイント。

40歳を目前にして、私はようやく「今の仕事を辞め、新しい職場に転職しよう」と決心しました。
その理由は、大きく2つありました。
1つめは、これまでの「海外で働きたい」という想いが、
- 私
-
(今と同じ職種であっても、外国に取引先がある企業や、日本に拠点がある外資系企業で働けば、自分の可能性がもっと広げられるかも…)
という気持ちに、変化してきたからです。
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もう1つの理由は年齢でした。
40歳という区切りのいい年齢を目前としていたため、「転職するなら30代のうちに」という気持ちがあって。
初めての転職で不安ではありましたが、不思議と決断に迷いなく行動を始められました。
──恐らく、「人生のターニングポイントが差し掛かってきた」というような、そういうタイミングを感じていたのだと思います。
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3転職活動中
「外資系の転職に強い」というサービスでも、実際は…。

転職活動を始めて、転職サイトや転職エージェントは全部で5社に登録しました。
初めは各社のWebサイトなどをみて、自分の希望する「グローバル企業」または「外資系企業」の求人への転職支援実績があるかを重視しました。
でも、実際に各社に登録してみると、自分の希望する業界に対する実績があまりに少なかったり、その業界における担当者の知識があまりに少ないエージェントが多かったりと、大変苦労しました。
それでも、「ここで諦めたら、転職しようとした意味自体がなくなってしまう…!」と、諦めずに求人探しと、その為の転職サービス探しを続けました。
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しばらくして、ようやく「この人なら信頼できる」と思える担当さんと出会えて。
それからまた、応募書類の作成やら面接やらにもとても苦心しましたが、ようやく一社、私が求めていた働き方ができそうな企業から内定をもらうことができました。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。

転職後の新しい職場では、いろんなカルチャーショックがありました。
海外の人が半分以上を占めており、日本人であることの常識やアドバンテージが通用することは全くなくて。もちろん職場での公用語は「英語」でした。
それ以外でも、例えば、新しい職場では個々人の裁量がはっきりしていて、大抵のことは一人で進めてしまいます。
チームで相談・協議するミーティングもありますが、それは「少ない回数・短時間でより成果を出すこと」を良しとされ、それよりも個人のリーダーシップが重要視されるのです。
職場の人達の働き方や考え方は、その人達の生まれ育った各国の文化からの影響でも大きく異なります。
最初のうちは周囲の人たちの個性や言動にただただ驚く日々が続きましたが、今ではそれも「刺激的」と感じられるようになりました。
日々新しい考えや意見に触れて、とても勉強になり、自分の成長に繋がっていると感じられています。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。

今回の転職を経て良かったと感じることは、いくつかあります
特に思うのは、「全く価値観の異なる人達と一緒に働く」ということをリアルに体験できていること。
それは、刺激的ではありながらも「難しさ」もあります。
今の私の課題は「それぞれ価値観が異なる人といかに効率的に働きながら、チームプレイとして結果を出していく」ということです。
大変ではありますが、その課題に取り組めていること自体が「これが本来、私がやりたかったことだった」と、大きなやりがいも感じられるのです。
◇ ◇ ◇
今後、目指していきたいことは、「国籍を越えたチームワークだからこその、より良い結果を出していくこと」です。
私はまだ外資系企業の経験が浅いためか、まず、「相手が外国人なのか日本人なのか」という点に着目してしまう傾向があります。
本来は国籍ではなく、相手のスキルやパーソナリティに着目するべきだと思うのです。
相手の強みに注目して、その強みを引き出せる仕事をしたいです。
また、自分自身の英語力においてもさらにブラッシュアップを図りたいと思っています。
語学力が、自分のひとつの武器になるまで鍛えることによって、さらに仕事の幅を広げ、仕事のクオリティも向上していけるよう、英語学習は今もなお取り組んでいます。