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看護師のオープニングスタッフへの転職。仕事は手段か・目的か。|私の転職体験談

さんけつ さん(男性 31歳 非公開)
まあまあ成功、
ちょっと失敗

転職前

BEFORE
職業
総合病院(急性期病棟)
職種
看護師
従業員規模
約1,000名
年収
500万円

転職後

AFTER
職業
有料老人ホーム(オープニングスタッフ)
職種
介護士
従業員規模
約300名
年収
550万円

目次

さんけつさんの転職ストーリー

1これまでの私

どうやったら、子どもともっと長い時間一緒に居られるか

イメージ図:総合病院で看護師として働く男性

転職したのは2022年、当時私は急性期病院で働いていました。

以前は大学病院に5年ほど勤めていましたが、当時は彼女だった妻が妊娠して、結婚と同時に妻の実家の近いところへ引っ越すことになりました。
そして、その地域で一番規模の大きい総合病院の循環器病棟に転職しました。

移住を伴う転職でしたが、大学病院でも循環器病棟で働いていたため、仕事はすぐに慣れました。私は循環器医療に興味がありましたので、仕事自体にもやりがいを感じられていました。

担当する患者は重症の方がメインです。
どうすれば患者さんが日々を楽に過ごせるか、身体だけでなく精神的な負担を軽減できるかを考えて働きました。

入職した総合病院は地域の中でも給料が高いところで昇給制度もしっかりしていたので、新しい職場が決まったときはやる気を新たに感じたものです。

ですが、その後子どもが生まれてからは、私の関心事は仕事よりも家族のことが大半を占めるようになりました。

どうやったら子どもともっと長い時間一緒に居られるか、そして妻のストレスを減らせるかを考えることが多くなっていったのです。

2転職のきっかけ

「これからのことについて、少し話をしよう」

イメージ図:夫婦仲の険悪な状態

転職して1年が経ちました。
その頃から、妻と口喧嘩をすることが多くなりました。

理由は、私が仕事で忙しく子育てに参加できず、ほとんど妻のワンオペ状態だったからです。

急性期の総合病院ということで忙しいというのもあったのですが、職場で残業が恒常化してしまっている問題もありました。
日勤のときは2~3時間の残業になるのが普通で、とくに忙しいときは0時過ぎになってしまうことも度々ありました。

土日の休みも少なかったので、常に身体に疲れは残っていて、常に気が張っているような状態です。
ちょっとしたことでイライラすることもあって、それで妻とぶつかることもあり、「このままではよくない」と、いつも思っていました。

そして、それは妻も一緒でした。

あるとき、妻から「これからのことについて、少し話をしよう」と提案されて。
それで、いろいろ話したんですね。

子育てのこと、それから、夫婦のあり方、仕事について。
結婚当初にイメージしていた生活と今とで、どれだけのギャップがあるかについても話しました。

そうしてたどり着いた結論は、「仕事は、日常生活を充実させるための手段だ」ということ。つまり、仕事自体が目的化してしまっている今の私の状態に、問題があったんです。

それよりも、今この時期はもっと子どもと過ごす時間を持った方が充実感・幸福感が高いのではないか、と。
また、まだ子どもが1歳にも満たないこの時期は、もっと夫婦ふたりで子どもと過ごす時間を持ったほうがいいだろうと、私も妻も考えました。

そしてこの日を境に、私は「もっと時間の余裕を持てる職場に転職すること」を、考えるようになりました。

3転職活動中

紹介された、「オープニングスタッフ」の求人

イメージ図:転職活動で、企業との面接をする30代男性

転職活動は、なかなか苦労しました。

家族との時間を増やすという目標はあったものの、ある程度の収入もなくてはなりません。
妻とも話し合って「年収500万円以上」の職場であることを条件のひとつとしました。

ですが、残業が少なく、かつ年収のそこそこ高い職場となると、一気に求人も少なくなります。なかなか「ここが良さそう」と思える求人が見つからず、気の焦る日々でした。

利用した転職サービスは「レバウェル看護」です。
担当エージェントの方が定期的にお仕事を探してくれたのですが、それでも条件に合致する求人はなかなか見つかりませんでした。

あるとき、レバウェル看護の担当の方が、「この求人、どうでしょう?」と新たにひとつ求人を紹介してくれました。

それは、とある介護施設のオープニングスタッフの募集案件でした。
まだ他の転職サイトには乗っていない非公開求人で、他の求職者よりもいち早く募集を知れたわけです。

オープニングスタッフで働いたことも介護施設で働いたこともありませんでしたので、当然不安はありました。
ですが、担当エージェントの方が丁寧にオープニングスタッフでの働き方や施設看護師の仕事内容について詳しく教えてくれて、段々と「それだったら応募してみようか」という気持ちになっていって。

応募したところ、すぐに書類通過して面接となり、面接担当の方からはこれまでの急性期病棟での経験が評価されて、晴れて採用となりました。

4転職後

オープニングスタッフの仕事は、とても楽で、とても大変。

介護施設の職場風景

入職して一番びっくりしたこと。
それは、「仕事が全然ない」ことでした。

あまりに仕事がなくて、暇づかれするほどでした。

オープンしたてということもあり、入居者が数人しかいないため、前職の急性期病院に比べてものすごく楽で、それなのに前職とほとんど給料が変わらないことにもびっくりしました。

ですが、オープニングスタッフならではの大変さもありました。

「わからないこと」や「決まっていなこと」が、とにかく多いのです。
たとえば看護記録はどういう形式で残すのか、忙しいときはどれだけ残業するのか、そもそも申請はどうするかといった点を、すべて私たちで決めていく必要がありました。

もちろんすべてのオープニングスタッフがそうではないでしょう。
他の支店や施設から応援があったり、上層部が指揮をとってくれたりといったケースもあると思います。ですが私の入職した施設では、「そこにいるスタッフでどうにかしていこう」というスタンスでした。

一応管理者もいましたが、別の系列施設の管理も兼務していたので、あまりあてになりませんでした。

5その後、どうなったか。

仕事は日常生活を豊かにする手段

イメージ図:優良老人ホームのオープニングスタッフの職場

今回の転職でもっとも良かったと感じたことは、残業が減って家族との時間が増えたことです。
それにより、毎日の充足度は格段に高まりました。

転職前に妻と話した「仕事は日常生活を豊かにする手段でしかない」という考え方は、本当にその通りだったと思います。

一方で、仕事自体のやりがいは、新しい職場ではあまり感じられません。
また、オープニングスタッフの大変さもよくわかりました。

企業が全く新しい事業を始めるケース、2号店を出すケース、もともと人材があるところにさらに新しい事業展開をするケースなど、一言で「オープニングスタッフ」といってもその形態は様々だと思います。

共通して言えるのは、「現場で働きながら、仕組みやルールを構築していくことは非常に難しい」ということでしょう。他の支店・施設から応援やサポートがどの程度あるのかによっても、その難易度は大きく変わります。

また、オープニングスタッフが「すべからく大変」ということではありません。
たとえば2号店を出す場合・もともと人材があるとろに更に新しい事業を追加する場合は、1号店の知見を活かして動き出せますし、専属の人材がいれば新しい事でもなんとかなるでしょう。

これからオープニングスタッフとして働くことを検討している人は、こういった形態もチェックしておくとよいと思います。

◇ ◇ ◇

現在、仕事の傍らで看護師のお仕事にまつわる情報を発信するブログを運営しています。

さんけつさんのブログ「さんけつブログ」

さんけつさんのブログ「さんけつブログ」

URL:https://tr-hitouchblog.com/

看護師の仕事で感じたことや経験したことをブログで伝えて、これから看護師で働いている人や働く予定の人に役立ちたいと思っており、やりがいをもって取り組めています。

やりがいって、毎日の活動における原動力でもあると思うんです。

転職を検討している人、働き方を変えようとしている人は、そのやりがいをどこで得るかをあらかじめ考えておくといいと思います。
その方が、きっと長く続くでしょうから。

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