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商社営業の仕事に「行き詰まり」を感じた30歳の私は、転職した。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
専門商社(電気製品)
職種
営業
従業員規模
約250名
年収
420万円

転職後

AFTER
職業
専門商社(情報通信機器)
職種
営業
従業員規模
約350名
年収
480万円

目次

RHさんの転職ストーリー

1これまでの私

仕事がうまく行ってるときは、プライベートも調子がいい。

イメージ図:専門商社の営業として働く男性

転職したのは2021年です。
それまで、電気製品の専門商社で、営業職として働いていました。

参考:専門商社の営業職の主な仕事内容

仕事内容 説明
販売先の確保
  • 新規顧客の獲得と既存顧客の囲い込みをバランス良く進め、安定した収益を確保する
  • 取引相手との信頼関係を構築し、リピーターの育成を図る
仕入れ先の確保
  • 新規仕入れ先を開拓し、価格や供給能力を評価して契約を結ぶ
  • 仕入れ先の生産体制や経営状態をチェックし、安定供給を確保する
商材のリサーチ
  • 市場のトレンドをリサーチし、売れ筋の商材を見つけ出す
  • 日常的な情報収集を行い、チャンスを逃さず新商材の開拓に繋げる
価格交渉
  • 仕入れ価格の交渉を行い、利益率を最大化する
  • 販売価格や納期について顧客と調整し、取引条件を整える
受注管理
  • 受注内容の処理や出荷手配を正確に行い、スムーズな取引を実現する
  • 納期管理を行い、顧客の信頼を維持する

当時、私は30歳。会社では主任として部下・後輩の指導を行いつつも、休日は趣味のバンド活動や草野球と、仕事もプライベートも全力で取り組んでいました。

仕事のやりがいは、やはり営業職ですので、売り上げ達成でした。
不思議と、仕事がうまく行ってるときはプライベートも調子がいいんですよね。

顧客への提案が成功したときも失敗したときも、しっかり振り返るようにしていました。なぜうまく行ったのかであったり、過去に受注した商材がどれくらいリピートされているのかだったり。

独身ということもあって、時間の自由はありましたから、ときに休日もずっと仕事の振り返りをすることもありました。

2転職のきっかけ

マンネリ感と、外界の変化への焦り。

イメージ図:仕事のストレスで悩む30代男性

仕事がうまく行ってるときは、プライベートも調子がいい。
ですが、その逆もしかり、でした。

30歳を越えたあたりから、「なんか、うまく行っていないような気がする」といった感覚をふんだんに持つようになりました。

その背景には、ひとつ「マンネリ化」があったと思います。
新卒からずっと同じ会社で、営業職で、担当先も同じでしたから。
毎年の提案も大きな変化はありませんでした。

その一方で、売り上げ目標は毎年「前年比越え」を掲げられます。
自社の新商品が全く発売されない期間もあったり、「この状況でどうやって、売り上げを伸ばしていけと言うのだ」と頭を抱えることが度々ありました。

「これはまずい」と本格的に感じ始めたのが、以前からの顧客の一社がPB商品を開発し始めたことです。
PB商品とはいわゆる「プライベートブランド」で、会社が自ら開発・製造を手がけて独自に展開する商品のことです。

そうなると私がこれまで提案していた商材は使われなくなるわけですから、急ぎ顧客のPB商品に合わせた提案をしたのですが、結果は失注。
顧客の開発規模に見合った提案ができず、大手に案件を取られてしまったのです。

8年間商社営業をして、一番の大きな変化でした。
ですが、その変化は外界のものであって、私や自社の変化ではなかった。

私も会社も、そうした変化についていけなかったのです。

その後も、会社の方針としては「守りの営業」、つまり今ある商材で、今の顧客をどれだけ末永く確保できるかという点に尽きました。

このときはじめて、同じ環境に居続けるリスクというか、一種の恐怖心を感じたんですよね。
このまま変わらずにいたら、いつか取り返しのつかない状態になってしまうんではないだろうかという、焦燥感。

また、年収の伸び悩みも不満のひとつにありました。
営業職でしたので、売上が伸びなければ当然評価も上がらず、昇給もありません。

今の環境では自分自身も成長できず、年収も上がらない。
それならもう、転職した方がいいのではないだろうか?

そう思い始めて、そしてその思いが日に日に強まって、とうとう私は転職活動を始めました。

3転職活動中

書類選考が、なかなか通らない!

イメージ図:転職活動中の30代男性 書類選考シーン

転職活動を始めたのは、2021年の9月頃です。

現職で働きながら、外回りの隙間時間を使っての活動でした。
同僚に隠しながらでしたので、後ろめたさもありました。

求人のことを考えているときに、「部下からこの案件で相談したい」と言われたりするわけですよね。
少し前だったら本気で一緒に考えて悩んでいたはずが、今はなかなか頭に入ってこない。
申し訳ないと思いながら、当たり障りのないアドバイスをして、お茶を濁す。
どっちつかずの状態が自分でも情けなく、ストレスも溜まりました。

もうひとつ苦労したことが、応募した求人の多くが、書類選考で不通過となってしまったこと。

転職エージェントにも3社ほど登録して(リクルートエージェントdodaマイナビエージェント)、担当エージェントから書類添削もしてもらったのですが、はじめのうちは殆ど書類審査で落とされました。

1ヵ月経っても最終面接にすら辿りつかない状況でしたので、さすがにこれはまずいと思い、やり方を変えました。

具体的には、

  • 自分の市場価値を確認したうえで、希望条件を再設定すること
  • 転職自体をゴールとせずに、「どんな働き方を実現するか」をゴールにすること
  • 書類応募の回数を増やすこと

といったことです。

これらは担当エージェントの方からのアドバイスでしたが、複数のサービスを利用していたのでセカンドオピニオンを得やすく、どの担当の方も共通してアドバイスしてくれた点を優先して取り組みました。

あと、「この担当の人とは合わないな…」と思ったときに、思い切って担当変更も依頼しました。
私は商社営業を希望していたので、その領域に明るい担当が就いた方が話は早いだろうと考えたのもあります。
結果、これも功を奏しました。

転職活動を始めて2ヵ月目に入り、ようやく最終面接まで辿りつく回数も少しずつ出始めたとき、そのうちの一社から「ぜひうちで働いてほしい」とオーダーをいただくこととなりました。

情報通信機器を取り扱う、専門商社の会社でした。

4転職後

なかなか業務に慣れずに、1ヵ月、2ヵ月と過ぎていって。

イメージ図:在宅勤務で働く30代男性

転職後の新しい仕事は、前職と同じ専門商社の営業です。
仕事内容はそれほど変わらないだろうと思いましたが、全然違いました。

まず、情報通信機器を扱うだけあって、IT企業らしくテレワーク推進が進んでいたこと。
週に3~4日は在宅勤務でしたので、コミュニケーションは殆どオンラインです。
これが、慣れるまで大変でした。

また、社内システムもIT化が進んでおり、口頭ベースや紙ベースのやり取りが殆どない。
ちょっとした申請もそれ用の申請フローがあって、いくつものフローを覚えるのに手間取ってしまうこともありました。

自分の業務に手いっぱいで、分からないことも多いから上司やチームメンバーに助けてもらうことがどうしても多くなります。
でも、私は周りの人たちがどんな業務をやっているのかが分からず、逆に手伝うことができない。コミュニケーションはオンラインで、表面上のやり取りが続きます。

なんとなく、ギクシャクしたやり取りになっている──と感じることも多く、焦ったり不安な気持ちになったりしました。

業務内容は主に、注文処理、製品の納期回答、電話での製品問い合わせの回答や案件確認といった、いわゆる営業サポートでした。

大した業務ではありませんし、私自身が数字を持っている訳でもありませんでしたが、なかなか業務に慣れずに、1ヵ月、2ヵ月と過ぎていって。

ようやく「慣れてきたな」と思えたのは、入社してから1年以上経ってからです。
コロナ禍も少しずつ緩和して、徐々に出社日が多くなって、それに伴い上司や同僚とランチや飲み会に行く機会も増えていって、人間関係も少しずつ改善していきました。

5その後、どうなったか。

「楽しく働ける」ということ。

イメージ図:SaaS業界へのキャリアを検討する30代男性

転職して最初の一年は、今思い返しても辛かったですね。

慣れないなかのテレワークであったこともありますが、常に自分の無力さを感じていました。

前職と比べての大きな変化は、「IT化」に尽きます。
外回り中心で足を使った営業がオンラインでの商談に変わり、業務ツールは紙から統合システムに変わり、はじめのうちは浦島太郎状態でした。

慣れてしまえば、今の職場の方が格段に便利です。ただ、慣れるまでが大変でしたね。

学べたことは、そうしたIT化も含めての「業務の効率化」です。
毎日がマルチタスク状態ですが、前職にいたときよりも高いパフォーマンスで仕事ができるようになったという感覚があります。

後悔していることは、今の職場で扱っている情報通信機器がかなり専門的な領域で、相応の知識が求められるのに私自身がそこにあまり強い関心を持てずにいることです。

顧客の窓口になる人たちはいわゆる研究職の人たちで、商談で出てくるワード自体からして違うんですよね。
もちろん知識獲得の努力は怠らずにしておりますが、「もっと自分に興味のある商材だったら、ここまで苦労しなかったかもしれない」と思うこともあります。

◇ ◇ ◇

転職して、はや2年が経過しました。

実は今、再度の転職を検討しています。

次に目指したいのは、SaaSサービスを扱う会社です。

SaaSとは

SaaSとは「Software as a Service」の略で、インターネットを通じて利用できるソフトウェアのことです。

具体的なサービス例として、「Microsoft Office365」や「MFクラウド」があります。

利用者はソフトをインストールしたり更新したりする手間なく、契約したのちにすぐに利用できるのが、SaaSサービスのメリットです。

また、多くのSaaSサービスはサービスを利用する期間のみ、一定期間ごとに料金を支払う月額課金モデル(サブスクリプション型)を採用しています。
このため、サービスを利用する側は期間内の見の料金支払いで済むという利点もあります。

30代半ばとなりましたので、次の転職は今回のように平社員からという訳にはいかないでしょう。
リーダーまたは管理職ポジションとして、チャレンジできればと思っています。

そのための準備として、無形商材に関わる業界用語を習得する、転職後も通用するヒアリング力、社内調整力、変化対応力を培っていくことを考えています。

実現したい未来像としては、SaaSプロダクトを通して、少子高齢化社会における労働人口低下での労働生産性向上、業務効率化を図り、社会貢献していくことです。

また、その際にも忘れずにいたいのが、「楽しく働ける」ということ。

仕事がうまく行ってるときは、プライベートも調子がいい。
これはきっと、どの年齢においても言えることなんじゃないかな、と思っています。

もちろん自分ひとりが楽しければそれでいいわけではなく、チームを率いる立場に立って、メンバー一人ひとりが活き活きと、やりがいを持って働ける。そんな職場環境を創っていきたいです。

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