『みんなの転職「体験談」。』
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【転職体験談】20代の経理職の「人生を豊かにする」ためのキャリアパス

転職前

BEFORE
職業
メーカー
職種
経理
従業員規模
約1,000名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
ITサービス
職種
経理
従業員規模
約5,000名
年収
450万円

目次

まめぐまさんの転職ストーリー

1これまでの私

学生時代から「経理で働こう」と決めていた。

イメージ図:経理職として働く20代男性

新卒からずっと、経理としてのキャリアを歩んできました。

入社1年目は仕訳処理や請求書作成など経理の基礎業務、入社2〜3年目には月次決算や年次決算も任されました。

私は学生の頃から経理を目指していたのですが、その理由は自分の仕事が会社に決められてしまう「総合職」としての働き方に違和感を持っていたからです。

40年以上も働くことを考えると自分のキャリアは自分で決めたいと思い、経理の職種を選びました。
経理を選んだ理由は、経理の仕事内容や求められる働き方が自分の性格に合っていると思ったからです。

参考:総合職と専門職の違い

項目 総合職 専門職
概要 会社全体の視点で様々な業務を担当し、管理職や幹部候補として育成されるポジション。 特定の専門分野に特化し、その分野で専門的なスキルや知識を深めていくポジション。
働き方 他部署への異動となる機会が比較的多く、様々な部署での経験を積むことが求められる。 特定の部署や職種で長期間働き、その分野でのプロフェッショナルとしてのキャリアを築く。
メリット 会社全体の業務を理解し、幅広いスキルを身につけることができる。昇進の機会が多く、将来的に幹部候補となる可能性がある。 専門的なスキルを深めることで、その分野での高い専門性を持つことができる。特定の分野でのキャリアパスが明確。
デメリット 会社の指示により業務内容が変わることがあるため、キャリアパスの定めにくさ、また特定の専門分野のスキルが不足する可能性がある。 昇進の機会が限られる場合があり、キャリアの幅が狭くなる可能性がある。他の分野への転職が難しい場合がある。

新卒で入社した会社では、3年ほど働きました。

やる気があればいろいろと任せてもらえる環境だったので、決算業務や管理会計、税務など経理として幅広い経験を積むことができてキャリア形成に役立てることができたと思います。

ですが、私の生きがいとしては仕事が最優先ではありませんでした。

人生を楽しく歩むための一つとして仕事がある」と思っていましたので、だからこそキャリアにはこだわり、自分の意思決定のもとで望むキャリアや会社を選べるようにすることが重要だと常々考えていました。

2転職のきっかけ

社会人2年目で私は「転職しよう」と考えた。

イメージ図:かさんだ書類で乱雑になっているデスク

私が転職しようと考えたのは、大きく2つの理由があります。

1つ目は年収が低かったこと。これが一番の理由でした。

実際に社会人として働いて感じたのは、「年収が低いと生活にも支障をきたす」ということです。
当時の私は収入額がそのまま支出として出ていく状況で、将来への大きな不安がありました。
新卒から経理として働くために年収は重視しなかったのですが、将来を考えたときに今のままではいけないと思いました。

2つ目の理由は、業務環境がデジタル化されていないために「手作業が多すぎた」ことです。

紙ベースの請求書を取引先に送付するための手作業に半日かけたり、伝票や資料などの整理に毎日対応したりといった業務も担当していました。

業務のデジタル化をおこなえば、負担が大きく軽減されるのは目に見えていました。
ですが、当時の会社では「紙でやったほうがいい」という古い考えが強く浸透していて、業務改善が全く進まずにいたのです。

「この職場にいては、ずっと非効率な業務に追われる日々を過ごすことになってしまう」という不安と危機感もあり、同時に「もっと効率化された職場環境に移りたい」という想いも高まっていきました。

3転職活動中

転職活動を始めて、中断して、そしてまた再開。

イメージ図:転職面接を受ける20代経理男性

社会人2年目に入り、私は転職活動を始めました。

ですが、まだ社会人経験が浅かったこともあり、なかなか選考に通らないことに大変苦労しました。

書類選考で落とされることも多く、運よく面接まで進んでも「なぜ今の会社でもう少し続けないの?」「またすぐ辞めるんじゃない?」といったことを言われるも度々ありました。

当時利用していた転職エージェントの担当者からも、「もう少し現職で働いて、経験を積んでみてはどうか」と提案されました。

私の転職の一番の目標は、年収水準の高い会社に入り、年収をアップさせることでした。
そこで、いったん転職活動を中断して、まずは年収に見合うだけの能力を獲得する──つまり、市場価値を高めることに専念することに決めました。

それから約2年間、働きながらTOEICと会計系資格の勉強を始めました。
仕事においても上司に相談してより難易度の高い業務を任せてもらい、業務改善プロジェクトには積極的に参加しました。

参考:TOEIC・英会話学習おすすめアプリ

ポリグロッツ「レシピー」
ポリグロッツ「レシピー」
サービス概要 スマホアプリひとつで英語学習と先生とのレッスン、コーチングを受けられる「英語学習プラットフォーム」
特徴
  • 現在のライフスタイルを変えずに、自然に英語学習を継続できる
  • 英語力に必要な6要素をすべて学べる
  • トレーナーが「あなたに合った学習法」を提案してくれる
公式サイト https://www.polyglots.net/

ポリグロッツは、利用する方に合わせて適度なペースで英語学習ができるサービスです。
「平日は10分しか英語学習の時間を取れない」という方には、平日10分の学習カリキュラムを提供します。

ちょっとしたスキマ時間に英語学習が組み込めるように、またライフスタイルを変えずに中長期的に英語力を上げていけるように、サービス設計されています。

ポリグロッツ「レシピー」のサービス3要素

ポリグロッツは、AI(アプリ学習|レッスン(先生)|コーチング(パーソルトレーナー)の3要素で構成。学習者一人ひとりに最適化

アプリ学習 AIエンジン搭載のスマホアプリが、最適な学習カリキュラムと教材を提供
レッスン TOEIC®900点相当の厳しい基準をクリアした講師とのオンラインレッスン&チャット相談
コーチング パーソナルトレーナーによるコーチング

社会人4年目になる頃、私は転職活動を再開しました。

まず感じられたのが、前回の活動と比べて企業からの評価が大きく変わったこと。
経理経験を幅広く積めている点、実務での業務改善の成功体験がある点、そしてTOEICの学習効果もあって英語力のポテンシャルも評価いただき、選考通過率は非常によくなりました。

結果としていくつかの会社から内定をいただき、その中から自分の本当に行きたい会社を吟味して入社先を決めることができました。

転職活動中に利用した転職エージェントは10社ほどです。
特にお世話になったのが「doda」「MS-Japan」「ジャスネットキャリア」「パソナキャリア」「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」の6社でした。

1回目の転職活動から中断期間、そして2回目の転職活動までいろいろな意見やサポートをいただきました。
長期にわたって活動を続けられたのは、これらサービスがあったからだと思います。

4転職後

大手IT企業の経理職に転職して。

イメージ:IT企業の経理部のデスクイメージ

転職後の新しい職場は、IT企業の経理部でした。

前職と同じ経理の仕事ではありましたが、日系から外資系、中小から大手、メーカーからITと環境は大きく変わり、慣れるまで時間がかかったと思います。

一方でそれら環境の変化は、私にとってポジティブに感じられることも多かったです。
年功序列から成果主義に変わり、また時間を厳守する働き方から柔軟に働ける環境へと変わりました。それら変化は、私のキャリアやプライベートの考え方とも合っていました。

また、前職での経験を活かせることも多かったです。
例えば「未払金の処理」の考え方や「請求書の発行と入金確認の業務フロー」などは、前職の経験を活かしてスムーズに進められました。

転職して最初のうちは不安も多かったですが、これまで前職で培った知識・スキルが無駄にならないことを知って、改めて経理という職種を選んでよかったと思いました。

5その後、どうなったか。

転職は「人生をより豊かにする」ための手段

イメージ図:新たなキャリアの一歩を踏み出す20代経理職男性

転職して、早3年が経とうとしています。
現在は経理業務のほかに後輩の指導や業務改善プロジェクトリーダーを任されています。

今回の転職では、大きく3つの学びがありました。

1つは、転職は常に選択肢として持っておくとよいということ。
もちろん、不満がなければ同じ職場で働き続ける選択もあります。
ですが、「不満」ではなく「ポジティブな可能性」に目を向けて、転職をする人は少なくありません。

つまり、転職は「人生をより豊かにする」ための手段にもなるということです。ですので、選択肢としては常に持っておくのがよいと思います。

2つ目の学びは、「差別化」の大切さです。
周囲との差別化ができると、新しい業務を任されるチャンスにつながります。

たとえば経理職でしたら会計という専門分野だけでなく、ITスキルや英語力、マネジメント力などの+αのスキルに目を向けることで、活躍する領域を広げられます。

そして3つ目は、「年収が高いと、その分仕事は大変になる」ということです。

経理職の年収は一般的に会社の業績や売り上げ構成比に依存しやすく、年収水準が高い会社は規模が大きいところが多いです。規模が大きい会社ではば経理の業務量や対応範囲も増えますので、高精度かつ効率的な取り組みが一層求められます。

そのため経理として年収アップだけを追い求めると、より責任が重く忙しい環境に身を置くことになりやすいのです。
今後のキャリアを考えるうえで、年収と業務負荷のバランスは注視していきたいと思います。

◇ ◇ ◇

経理の仕事はその専門性と汎用性の高さから、転職しやすいと言われています。
しかし実際に転職活動をしてみるとうまくいかないことも多いです。私は転職活動に約2年をかけて途中で中断するほど苦労しました。

その経験を活かし、経理部員の初めての転職をサポートする「けいりば」というブログを運営しています。

まめぐまさんの運営するブログ「けいりば」

ブログ「けいりば」

URL:https://mameguma.com/

経理としての初めての転職が不安な経理部員の参考になればと思い、情報発信を続けています。

今回の転職活動に時間がかかったことに、後悔はありません。
転職活動期間中に感じたことや学びも、重要な意味を持つと知ったからです。

私のように悩みを抱えて転職を検討される方も、ぜひ転職活動期間も大切にしつつ、そしてより豊かな人生を実現してほしいと思っています。

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ヒュープロではサービス提供のゴールを「内定獲得」ではなく「希望する働き方・キャリアパスを明確にすること」に重きを置いています。

とくに20代から30代前半で経理・税務分野のキャリアを歩まれている方は、ここ数年の働き方が今後のキャリアを形成する重要な時期になることが多いでしょう。

中長期的なキャリアプランを検討している・悩んでいる人にも、ヒュープロはおすすめです。

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