SI企業のSEから「エンジニアはもう辞めよう」と。未経験の学校事務に|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 会社員
- 職種
- システムエンジニア
- 従業員規模
- 3500名
- 年収
- 350万円
転職後
- 職業
- 事務職
- 職種
- 学校事務
- 従業員規模
- 150名
- 年収
- 400万円
目次
ねこさんの転職ストーリー
1これまでの私
趣味も相まって、「パソコンとにらめっこ」する仕事に。
転職前はSI企業のSEとして働いていました。
客先常駐型のプロジェクトに参加することがほとんどで、本社で勤務することは入社したての数か月くらいでした。
基本的にはお客様にシステム改修の提案を行い、受諾されたら見積りを作成し、協力会社の方と連携しながら作業をするという仕事です。
私は上流工程から本番リリース、その後の運用までの工程を担当していました。
私自身、パソコンとにらめっこするのは苦手ではありません。
ただ、パソコン相手に仕事をするだけでもなく、自分自身の意見を求められることも多かったです。どうやら私は、自分の意見をハッキリ言うことが苦手なタイプみたいです。
私はゲームが大好きで、いわゆる「オタク」のタイプに分類されると思います。
どんなに仕事で疲れても、ゲームをしている時間が癒しだったわけです。
2転職のきっかけ
相次ぐ残業。減っていく時間。
ある程度わかってはいたのですが、やはりIT業界は残業が多く、想像以上に辛いものでした。
そんな不満を抱えていたため、
-
私
(いずれは転職しよう)
と考えていました。
そんな考えが決意に変わったのは、ある炎上プロジェクトに巻き込まれたことがきっかけです。
連日終電帰りの状況で、精神的にも体力的にも疲れが溜まっていました。
それに加えて職場の雰囲気も最悪で、毎日どこかで怒号が飛び交う状況で。
一度、部署の責任者に直談判しに行ったことがあるのですが、
-
責任者
「若いんだから弱音を吐くな」
と、こちらの要望を一蹴する始末。
-
私
「ああ、自分が駄目になりそうになっても、この会社は全く守ってくれないんだな」
とわかり、転職に踏み切ったのです。
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3転職活動中
「同じ業界では働きたくない!」一念発起。
転職活動は、働きながら始めました。
採用が決まるまでは会社の誰にもばれないようにしていたために、スケジュール調整にはとても苦労しました。
書類選考を通過して面接に進んだとしても、大抵の企業は平日の朝や昼の時間を指定してくることがほとんどです。
そのため半休や有休をかなり消費ながら、転職活動に臨む形となりました。
また、休日は手書きで履歴書を作成したり、職務経歴書の作成、転職サイトのチェック、転職エージェントとの面談など、ゆっくり休める時間はあまり取れませんでした。
転職活動にあたって、複数のエージェントを利用していたのですが、紹介されるのはどこも同業他社の求人ばかりでした。
どのエージェントも、「これまでの経験が勿体ないから、エンジニアの仕事を探した方がよい」と言うのです。
-
私
(もう同じ業界では働きたくない!)
と思っていた私にとっては、なかなか厳しい状況でした。
4転職後
新しい職場で、待ち受けていた状況は。
新しい職場は学校事務になります。
まず良かったのが、一番の希望であった「プライベートな時間がとれる」が叶えられたことです。
残業は年間を通してもほとんどなく、精神的なストレスはかなり削減できました。
また、年は離れていますが同期もいて、居心地はとてもよかったです。
強いて不満点を述べるとしたら、働いている皆さんの意識に、なかなか合わせるのが難しいことです。
主には、固定概念が固まっていたり、手作業を効率化をせず、しっかりとした研修体制が整っていないといったことが挙げられます。
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5その後、どうなったか。
転職を振り返って、今思うこと。これから、目指したいこと。
転職活動を通じて気付けたことは、「我慢も大切だが、それ以上に大切なものもある」ということ。
我慢して得られるものもたくさんあるかもしれませんが、それ以上に自分が大切です。
仮に体を壊してしまった時に、助けてくれる会社がどれだけあるかわかりません。いずれ不要扱いされて終わりでは、悔やんでも悔やみきれないと思います。
これは私が勤めていた会社に限らず、今がそういう時代なんだと強く思います。
また、もっと積極的に活動すれば良かったなと思っています。
転職真っ最中の時に、失業手当や国民保険の仕組みをしっかりと理解できていなかったために、何度もハローワークに通わなければなりませんでした。
そういった無駄を排除して、そのぶんの時間を転職活動にあてたかったな、と思います。
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今後は、現職で更なるキャリアアップを目指していきたいと考えています。
具体的には、いずれは管理職・課長を目指し、一つの課をまとめることのできる人間になりたいと思っております。
その際に、(絶対今の職場でないと!)とは決めつけず、自分にとって一番の選択をしていきたいと考えています。
最近では、教職員免許を取得して将来の選択肢を広げてみようかな、と思い始めました。
30歳も目前に迫り、これからは活発に動いていくつもりです。
何よりもまず行動から。自分の人生を彩っていきたいと思います。
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