リクルートエージェントの口コミ・レビューを徹底分析!大手ならではの「スピード感」を乗りこなせるかがカギ
[最終更新日]2024/08/24
これから転職活動を始めるにあたり、転職エージェント「リクルートエージェント」について、利用すべきかどうか、また実際に利用した人の口コミ・レビューが気になっている人は多いでしょう。
国内No1の求人数と転職支援実績を誇るリクルートエージェントでは、「利用してよかった」という口コミ・レビューが多い一方で、一部の人からは「使いづらかった」という意見も見られます。
こうした評価と、その背景にあるリクルートエージェントの仕組みを知ることによって、あなたにとってリクルートエージェントが登録すべきサービスかどうか、そして効果的な活用方法がイメージできるでしょう。
現在リクルートエージェントに登録するか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んでわかること
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- 「リクルートエージェントに登録しようか迷っている」「登録したけれど、上手く活用できていない」と悩んでいませんか。リクルートエージェントのサービスの特徴・評判、メリット・デメリットと年齢別の活用法を紹介します。...
目次
リクルートエージェントの特徴、メリット・デメリット
おすすめの人 |
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対応エリア | 全国 |
メリット |
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デメリット |
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リクルートエージェントの特徴とおすすめの人
リクルートエージェントの特徴でまず挙げられるのが、国内No.1の豊富な求人数です。
上記図のとおり、リクルートエージェントは他エージェントサービスと一線を画すボリュームの求人を、すべての業種・職種に対して抱えています。
とくにIT・通信業界・Web・インターネット・小売・卸売・サービスの業種の求人、職種では営業・販売・SE・ITエンジニア・建築・土木・設備・設計・生産技術・品質管理系エンジニアの求人が充実しています。
年間おおよそ2~3万人の転職者が利用し、20代から50代まで幅広い年齢層がリクルートエージェントを通して転職を実現しています。
「自分の目指す分野で、なるべくたくさんの求人に触れたい」という人や、「実績・経験ある担当にサポートしてほしい」、「スピーディに転職を決めたい」という人におすすめのサービスです。
リクルートエージェントのメリット・デメリット
リクルートエージェントのメリット
リクルートエージェントの活用メリットは、前述のとおり豊富な求人に触れられること、そしてこれまでの実績・ノウハウに基づく効果的かつ効率的なサポートが受けられることです。
たとえば、リクルートエージェントに登録すると以下のツール・サービスを無料で利用できます。
職務経歴書エディター | 職務経歴書の作成ツール。様々な業種・職種ごとに用意されたサンプル文章を見ながらWeb上で作成できる。 |
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エージェントレポート | これまでの転職支援実績をもとに、志望先の業界分析から応募企業の選考のポイントまでをまとめた企業分析レポート。企業応募時にキャリアアドバイザーから提供される。 |
面接力向上セミナー | 企業が「採用したい」と思える面接の必勝法が学べるセミナー。参加者の99%が「満足」以上の回答。 現在(2024年8月)はLIVE配信(オンライン)で行われている。 |
また、担当となるキャリアアドバイザーも、転職者が行う仕事選び、応募書類の作成、面接対策、そして面接日程の調整について、これまでの転職支援事例および企業との強力なリレーションをもとに、バックアップとサポートをしてくれます。
リクルートブランドの信頼性もあり、企業への条件交渉においても利用者のおよそ62.7%が年収アップに成功する(※公式サイトより)など、質の高い転職支援を実現させています。
リクルートエージェントのデメリット
リクルートエージェントのデメリット・注意点としては、サポート提供が良くも悪くも「スピーディ」であるということです。担当者によっては、活動ペースを急かしてくることもあるかもしれません。
「じっくりと、自分のペースで転職活動をしたい」という場合は、パソナキャリア(全世代向け)、マイナビエージェント(若手社会人向け)、JACリクルートメント、リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス向け)にも併せて登録し、より自身にマッチするサービスを選んでおくと良いでしょう。
※登録時にレジュメ(職務経歴)の記入があります。
丁寧に記入することで、その後のサポートがスムーズになったり、あなたにマッチするキャリアアドバイザーが担当に付きやすくなります。
1)リクルートエージェントの良い口コミ、悪い口コミまとめ
リクルートエージェントの良い口コミで多かった意見
- 担当エージェントのサポート・フォローが的確
- 求人紹介・スカウトの量が多い
- レスポンスが速い/スピード感を持って転職活動ができる
リクルートエージェントの良い口コミ・レビューの中でも、「担当エージェントのサポート・フォローが的確」という意見が非常に多く見られました。
次いで「求人紹介・スカウトの量が多い」「レスポンスが速い/スピード感を持って転職活動ができる」などが続き、転職活動を進めるうえで役に立ったという利用者が多かったことがうかがえます。
ネット上のリクルートエージェントの口コミ【高評価】
サービスを利用した方々の口コミの一部を紹介しています。
今日からリクルートエージェントの利用を開始した!
電話で面談した方は感じの良い人だったし、転職理由やアピールポイントを綺麗にまとめて文字化してくださったので、とりあえず利用してみる分には問題なさそう?
リクルートエージェントの人と電話した!
現職の説明が一般的な仕事内容と程遠すぎてまじで説明大変で申し訳なかったwwwずっと苦笑いされてたwwwけど、プロってすごいね..そんな拙い内容でも「あ!こういうことですか?!」て纏めてくれた。
リクルートエージェントさんで初めて求人に応募してから4日、最初のお見送りいただきました⚡️理由が「他に良い人がいたから」だったのだけど、この理由だとモヤッとせず切り替えできたの不思議
あと担当さんからその後フォローのメールが届いたのが嬉しかったポイント。
転職エージェントはリクルートエージェントとdodaが群を抜いていいな?
この2つで比べるべきは担当になったキャリアアドバイザーか紹介求人くらい。
どっちかに登録して合うキャリアアドバイザーと一緒に進めた方が、精神衛生上ぜったい良い
リクルートエージェントから企業スカウトメールがどんどん来る。キャリアシート適当に書いたのに
リクルートエージェントに登録したら翌日すぐにオンライン面談してくれるし初回後に山のように求人送ってくれるし少し前向きになれた(別のエージェントは「紹介できる求人はありません」メール届いて面談すらしてくれなかった)
リクルートエージェントは一緒に走ってる感がすごくあって、軌道修正したり、面接前話したり。 エージェントに頼りたい人にはオススメかも。
dodaは好きにやらせてくれるけど対応は良いから、転職経験がある人とか深く干渉されたくない人にはオススメ。困った時はすぐ頼れる!聞ける!
リクルートエージェントは担当の方は親切で連絡すれば話す機会を設けてくれるし言い方でしたが、いい距離感はあり遠すぎず近すぎずでした!相性は悪くなかったとおもいます!
私を担当してくださっている転職エージェントの方が、言語化能力高すぎて感動しています。1時間未満の面談で私の強みや自己PRなど的確な言葉でまとめているので、今度どうやって身につけたのか聞いてみようと思います?
リクルートエージェントの悪い口コミで多かった意見
- 紹介される求人の量が多すぎる/転職活動を急かされているように感じる
- 担当エージェントの知識不足/相性が悪い
- 時間帯によっては担当エージェントと連絡が取りづらいことがある
リクルートエージェントには、上記のような悪い口コミ・レビューも一定数見られました。
「紹介される求人の量が多すぎる/転職活動を急かされているように感じる」など、大手転職エージェントならではのスピード感のある対応が、人によってはマイナスに転じてしまうケースもあるようです。
その他、「担当エージェントの知識不足/相性が悪い」、「時間帯によっては担当エージェントと連絡が取りづらいことがある」などの意見が見られました。
ネット上のリクルートエージェントの口コミ【低評価】
サービスを利用した方々の口コミの一部を紹介しています。
今日10時からオンライン面談の予定が担当者が違う人に電話してたみたいで開始が30分遅れ、また12時30分くらいに電話するからそれまでに一部書類の訂正と希望の企業に30社ほど応募してって、
リクルートエージェント使って転職しようと試みてるんだけど、職務経歴書を入力するやつで苦戦しすぎて応募に進めない。事前に予定組んで担当者に経歴話したので、ある程度の情報は反映してくれるのかな?と淡い期待を抱いてしまったのが敗因。
リクルートエージェント、1次面接でこの企業ムリと伝えているのに、担当者が無茶苦茶な言い分で辞退させないよう仕向けてくる。
ワタシ、あなたのノルマのために転職活動しているのでは無くってヨー?担当者変えてもらお✨
リクルートエージェントは糞だよ。人の経歴を馬鹿にしたり、早めに伝えて辞退したのにもう紹介できないとか、自分たちが上だと思ってる。
マウントをとってきてはカス求人を紹介してくる。一流企業などのいい求人は見せ球(ただの飾り)
リクルートエージェントの担当者さんが私のスキルや希望に合った案件をメールで案内してくれるんですけどね?
違うのよ
C言語とC#は全く別物なのよ?あとJavaとJavascriptも全く別物なのよ?
dodaもリクルートエージェントもシステム系の開発を一貫してやっていて今後も続けていきたいって面談で言ったのに、筐体設計みたいな畑違いすぎる求人ばっか紹介してくる。
もしかして、エンジニアは全員同じと思ってる?
リクルートエージェントは、公休3日のため、土日関係なく休みが1週間に3日っす
なのでレスポンスがほしい平日には来ず、土日には異常にレスポンスが良くなる、みたいなことになるのです
休みの日は代理のスタッフが対応しているみたいですが、受けるだけで何もしてくれないという感じ
リクルートエージェントはやりづらい。担当エージェント次第ですけどね、公休が多くて不定期だから、連絡が滞る。これが一番使いづらかった。
シニア転職だとなおさら分業制エージェントはハマらない。
リクルートエージェントはハズレだったな。
進捗確認しても連絡ないし、アカンかった
2)リクルートエージェントの口コミ考察
ここまでの口コミをふまえ、以下の2点のポイントから、リクルートエージェントのサービスについてさらに深掘りしていきたいと思います。
- サポート/フォローの品質について
- 求人の質と量について
サポート・フォローの品質への評価は高い。ただし、リクルートならではのルールを強要されることも
リクルートエージェントの「エージェントのサポート・フォローの品質」については、以下のような良い口コミが多かったです。
- 自分のスキルについて、客観的に見つめ直せた
- 「面接でどんな点が良かったか」企業からフィードバックをもらえる
- 転職理由やアピールポイントについてアドバイスをくれた
一方で、以下のような効率重視ともいえるサポート体制にネガティブな感情を抱く利用者も見られました。
- 書類通過率から逆算して、「常に●●件の選考が走っているように」と応募ペースを急かされる
- サポート期間を3ヵ月としている。その後の継続も可能だが、その際に担当は変更となる
- 担当が休みのときは、基本連絡が取れない(平日に休みを取ることもある)
前章で紹介したリクルートエージェントを利用した人の口コミからは、同サービスが転職支援に向けて明確なルール・仕組みを設けているのが分かります。
そして、そのルール・仕組みにうまく乗れるかどうかが、評価の分かれ目になっているようです。
たとえばリクルートエージェントでは、「3ヵ月」をサポート期間の一先ずの区切りとしています(3ヵ月以降も希望者はサポート期間の延長が可能です)。
そのため、「転職者のペースに合わせてじっくり求人を選定する」というよりも、「(すべての希望条件に適応しなかったとしても)求人を積極的に紹介していく」スタンスを取ることが多いのです。
また、「面接の機会を多く、かつ途切れなく創出していけるように」と企業応募を一定のペースで行うよう促すことも多いです。
こうした傾向から、「自分に合った企業をじっくり選んでいきたい」という人にとって、リクルートエージェントのサービスはフィットしにくいかもしれません。
リクルートエージェントからよりよいサポートを受けるために転職者側でどんな働きかけがあるとよいかについては、後述する「3)ここまでの口コミから「リクルートエージェントを使おう」と思った人は」で詳しく紹介しています。あわせてご確認ください。
リクルートエージェントの求人の質・量については、ともに高評価の口コミが多い
リクルートエージェントの「求人の量・品質」に関しては、口コミから以下の傾向が見られました。
- 求人の量:国内でもトップの求人数。「多くの求人を比較したい」場合には最適
- 求人の品質:業種・職種によっては担当エージェントの知識不足が見られる
リクルートエージェントの「求人の量」について
リクルートエージェントは国内の転職エージェントの中でもトップの求人数で、2024年8月時点で公開・非公開あわせ60万件以上の求人を保有しています。
転職にあたって「なるべく多くの求人を比較したい」という人は、リクルートエージェントに登録することでその望みは叶えられるでしょう。
リクルートエージェントで取り扱いの多い求人は、業種ではIT・通信、不動産・建設、人材(コンサルティング)、職種ではSE・ITエンジニア、営業・販売・カスタマーサービス、エンジニア(設計・生産技術・品質管理)などです。
一方で、物流・運輸、旅行・エンタメといった業種や、金融専門職、医療・医薬といった職種の求人ははやや少ない傾向があります。
職種・業種ごとの求人数はリクルートエージェントの公式サイトからも確認できますので、登録前に一度チェックしておくと良いでしょう。
リクルートエージェントの「求人の品質」について
リクルートエージェントの求人の品質については、高評価が多い中で一部低評価のものも見られました。
リクルートエージェントの「求人の品質」についての良い口コミ例
転職エージェントはリクルートエージェントとdodaが群を抜いていいな?
この2つで比べるべきは担当になったキャリアアドバイザーか紹介求人くらい。
どっちかに登録して合うキャリアアドバイザーと一緒に進めた方が、精神衛生上ぜったい良い?
#転職エージェント
#転職したい
リクルートエージェントの「求人の品質」についての悪い口コミ例
リクルートエージェントの担当者さんが私のスキルや希望に合った案件をメールで案内してくれるんですけどね?
違うのよ
C言語とC#は全く別物なのよ?
あとJavaとJavascriptも全く別物なのよ?
求人の質が低い評価がある背景には、担当エージェントが転職者の目指す業種や職種への知識・理解が不十分なために、適切な求人提案ができないケースがあるようです。
特定の職種に絞っての転職活動においては、その職種に特化した「特化型の転職エージェント」を利用したほうが、上記のようなケースは回避されやすいでしょう。
特化型の転職エージェントについては、「4)「リクルートエージェント以外のサービスが良さそう」と思った人への、おすすめサービス」をご確認ください。
そのほか、担当エージェントに正しく希望条件を伝えられていないために、希望条件と異なる求人提案をされている場合もあります。
担当エージェントと今一度コミュニケーションをとってみて、希望条件をはじめ認識のすり合わせをしておくとよいでしょう。
担当エージェントとのコミュニケーションや品質の見極めの仕方については、後述する「3)ここまでの口コミから「リクルートエージェントを使おう」と思った人は」で詳しく説明しています。あわせてご確認ください。
3)ここまでの口コミから「リクルートエージェントを使おう」と思った人は
ここまでのリクルートエージェントの口コミとその考察から、あらためて「リクルートエージェントを使ってみよう」と思った人は、以下の3点を意識しておくと良いでしょう。
リクルートエージェント活用のポイント
事前に「転職の軸」を明確に & 丁寧なレジュメ登録を
リクルートエージェントのサポートの特徴の一つに「スピーディな対応」が挙げられます。
そのため、転職者がそのスピード感に早いタイミングで順応できるように、事前に今回の転職の方向性や希望条件の優先度付けを定めておくとよいでしょう。
例えば、「今回の転職で何を実現したいのか」「絶対に譲れない条件は何か」といった、「転職の軸」を明確にしておくことで、担当エージェントに希望条件を齟齬なく伝えやすくなります。
転職の「軸」の定め方
自分だけの転職の軸を持つことに難しさを感じる方は、以下の流れに沿って考えをまとめていくと良いでしょう。
- ①目指したい業界・企業・ポジション(働き方)を、ざっくりとイメージする
- ②その分野で、自分が出来ること、得意なことをイメージする
- ③その分野で求められること(知識やスキル)が何かをイメージする
- ④改めて、その分野であなたがやりたいこと、そして情熱を持ち続けられることをイメージする
- ⑤イメージの重なりの部分を、自身の転職の「軸」とする
それぞれのイメージは、上記図のように「CAN(できること)」「MUST(求められること)」「WILL(やりたいこと)」と表すことができます。
そして、これらのイメージの重なる部分が、その人が長く活躍できる領域になります。
また、担当エージェントのサポート品質を気にする人は、登録時のレジュメを詳細に記入しておくことも意識しておくとよいでしょう。
引用元:リクルートエージェント公式HP
入力された職務内容は、担当エージェントのサポート準備の情報として使われます。
丁寧に書くことによって、あなたの経歴や希望職種に明るい担当が付きやすくなります。
レジュメ情報は、サービス登録後にマイページ(Personal Desktop)から追記・修正できます。
ですが、どのエージェントが担当につくかの選定などは登録後の早いタイミングで行われることが多いため、サービス登録時にしっかり丁寧に書き込んでおいた方がよいでしょう。
また、登録はスマホよりもPCから行った方がよいです。
現在の職務内容をきちんと書くとなると、500文字前後の文章になることが多いため、集中できる時間・環境で取り組むことをおすすめします。
担当エージェントには「意欲」と「本音」を伝える
担当エージェントは転職活動を進めるためのパートナーであり、転職成功を実現するための「味方」です。本音をさらけ出すつもりで面談にのぞみ、ありのままを伝えることが大切です。
本音で答えてくれる転職者に対しては、担当エージェントも「何とかして転職を成功させてあげたい」と感じるものです。
良好な信頼関係を築き、紹介される求人の品質・精度を上げるためにも、担当エージェントには「本音」を伝えるよう心がけましょう。
また、ここまでの口コミを見ていると、リクルートエージェントは転職活動に積極的な人に手厚いサポートを行っているケースが多いです。
「気になっている企業があるのですが、詳しく教えてください」「面接での受け答えに不安があるので、アドバイスを聞かせてもらえませんか」など、転職者からもどんどんリクエストする姿勢があった方が、サービスの有効活用につなげられるでしょう。
担当エージェントの品質の見極めも大切
担当エージェントに本音で向き合うからには、担当エージェントからも同様に誠意をもって接してほしいところです。
「今の担当エージェントとうまくコミュニケーションが取れない」「信頼関係を築くことが難しい」と感じた場合は、その担当エージェントの品質もしくは相性が良くない可能性があります。
この際は違和感や不信感を持ったままコミュニケーションを続けるよりも、早いタイミングで担当エージェントの品質を見極め、担当変更もしくは他の転職エージェント利用にシフトするほうが得策でしょう。
担当エージェントの見極めは、以下の観点で行います。
- こちらの話を親身に聴いてくれるか
- 求人紹介の際に、「なぜそれがおすすめか」について納得いく説明をしてくれるか
- 目指す業界・職種および企業について、詳しいか
例えば、2つ目の「なぜおすすめなのかを説明してくれるか」については、求人を紹介された際に、「なんでこの企業を私に薦めたんですか?」「このなかで、いちばんお薦めだと思うのはどれですか?また、その理由は?」といった質問をしてみてください。
その回答を聞けば、相手がこちらのことをしっかり考えて紹介しているかどうかがわかるでしょう。
あまりきちんと考えて求人紹介していないと感じられた場合や、「こちらの希望する分野について、あまり詳しくなさそうだ」と感じられるようでしたら、担当変更などの対応を検討することをおすすめします。
他の転職エージェントにも登録しておく
リクルートエージェントでは非公開求人やリクルートエージェントのみで取り扱う独自求人を扱っていますが、他の転職エージェントでも同様のことがいえます。
リクルートエージェントではない別の転職エージェントで興味のある求人や働き方を提案されることもあるでしょう。
よりより良いキャリアプランを立てるうえでも、複数の転職エージェントから提案を受けることは非常に有効です。
また、担当となるエージェントとの相性などの問題で、「この担当のサポートでは、満足いく転職活動ができそうにない」と感じることもあるかもしれません。
そうした際に、リクルートエージェントを利用し続けるのがよいか、または他の転職エージェントに切り替えるのがよいかの適切な判断を持てるように、他の転職エージェントも併用して登録しておくとよいでしょう。
転職エージェントは一社しか登録できないというルールはありません。
リクルート社の調査によると、転職成功した人の平均転職エージェント利用社数は4.2社ほどであったといいます。
参照:リクナビNEXT「転職エージェント(人材紹介会社)を使った転職活動ガイド」の内容をもとに、弊社にてグラフ作成
複数の転職エージェントを併用することで、希望する求人に出会える機会を増やしていけるだけでなく、現在の担当エージェントのサポート品質を見極めやすくなります。
4)「リクルートエージェント以外のサービスが良さそう」と思った人への、おすすめサービス
この章では、ここまでの内容で「自分はリクルートエージェント以外のサービスを使った方が良さそう」と思った人向けに、以下タイプ別におすすめの転職サービスを紹介します。
担当エージェントのサポート品質を重要視する人
担当エージェントの品質を重要視する人は、「目指す分野(業種・職種)への理解があるか」および「転職する地域での支援実績が豊富か」の2点を意識すると良いでしょう。
アドバイス・サポートの品質は、あなたの希望する分野に対して転職支援の実績が豊富かに大きく関わるからです。
「目指す分野(業種・職種)への理解があるか」については、その分野に特化してサポートを行っている転職エージェントからチェックすると良いでしょう。
たとえばITエンジニアの方はITエンジニアに特化した転職エージェントを利用することによって、専門知識や業界動向に熟知した担当が付く可能性を高められます。
特化型の転職エージェントは、例えば以下のようなものがあります。
代表的な特化型エージェント
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Agent | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
「転職する地域での支援実績が豊富か」については、その地域に拠点を持つ転職エージェントがおすすめです。
以下に紹介する記事で都道府県別におすすめの転職エージェントをまとめていますので、チェックしてみてください。
地域密着型の転職エージェント
地域区分 | 都道府県別おすすめ転職エージェント紹介記事 |
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北海道・東北地方 | 北海道、青森、秋田、宮城、岩手、山形、福島 |
関東地方 | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 |
中部地方 | 新潟、長野、富山、山梨、静岡、岐阜、愛知、石川、福井 |
関西地方 | 大阪、兵庫、京都、滋賀、三重、奈良、和歌山 |
中国地方 | 鳥取、岡山、広島、島根、山口 |
四国地方 | 香川、徳島、愛媛、高知 |
九州地方 | 福岡、佐賀、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
社会人経験の浅い人/希望職種に対してのスキル・経験不足が不安な人
社会人経験が浅い人、もしくは希望する職種に対してのスキル・経験不足が不安な人は、「未経験者向けのサポート体制が手厚い」と評判の以下の転職エージェントから検討するとよいでしょう。
社会人経験の浅い若手社会人におすすめの転職エージェント
転職エージェント | 特徴 |
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就職Shop |
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マイナビジョブ20’s |
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JAIC |
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ハタラクティブ |
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希望する職種に対してスキル・経験不足が不安な人におすすめの転職エージェント
転職エージェント | 特徴 |
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ワークポート |
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ヒューレックス |
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自分で求人応募したい/良質なスカウトを受け取りたい人
自分で求人を探して応募したい人、および良質なスカウトメールを受けたい人は、以下の転職サイトの利用がおすすめです。
スカウトの多いおすすめの転職サイト
タイプ | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | 全般・網羅型 | IT・Web業界に強み | 20代・若手に強み | ベンチャー企業に強み | ハイクラス転職に強み | 女性の転職に強み | 女性の転職に強み |
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サービス名 | doda | リクナビNEXT | エン転職 | Green | Re就活 | Wantedly | ビズリーチ | LIBZ | 女の転職type |
メリット |
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デメリット |
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求人数 | 約26万件 | 約90万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約1.0万件(※募集職種と勤務地の組み合わせで件数算出) | 約10万件 | 約14万件 | 非公開 | 約2,400件 |
得意業界/職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | IT・Web業界 | 営業・企画・事務・管理・販売・技術職(エンジニア)等 | ◎全業界・職種 | ◎全業界・職種 | 営業・企画・管理・販売系職種 | ◎全業界 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
スカウトの多さ | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | 〇ふつう | ◎多い | ◎多い | ◎多い | 〇ふつう |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
上記表にある「特徴」部分を見ながら、自分に合いそうだと思える転職サイトからチェックしてみてください。
なお、転職サイトメインで活動をする人の多くは2~3つの転職サイトを並行して利用しています。
転職サイトによって紹介される求人層やスカウトをする企業は変わりますので、転職サイトの複数利用はたしかに効果的です。
ただし、転職サイトでは応募代行や面接の日程調整、そのほか条件交渉などのサポートはありませんので、企業への連絡はすべて転職者の方で行う必要がありますのでご注意ください。
5)転職エージェントの利用に関するよくある質問(FAQ)
Q1転職エージェントと転職サイトはどちらに登録した方が良いですか
非公開の求人含め、求人を多く確認したい人や担当者からの転職支援を受けたい人は【転職エージェント】がおすすめです。
その理由は、多くの場合において転職サイトよりも転職エージェントの方が保有求人が多いため、そして転職エージェントは他の媒体では紹介されない「非公開求人」を取り扱っているからです。
転職エージェントと転職サイトの違いは、以下の図で確認すると分かりやすいと思います。
※図をクリックすると拡大します。
転職エージェントの仕組み | 転職サイトの仕組み |
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一方で、転職サイトは以下のような人には利用メリットが大きいでしょう。
- 完全に自分のペースで転職活動を進めたい方
- 企業からのスカウト・オファーがどれだけ来るかを確認したいなど、自分の市場価値を確認したい方
- 転職エージェント・ヘッドハンターからのスカウトが欲しい方
そのほか、「転職エージェントからのサポートを断れてしまった」という方も、転職サイト経由からの応募でうまくいくケースや他の転職エージェントからスカウトされるケースがあります。
Q2転職エージェント選びに求人数は重要ですか
転職エージェントが保有している求人数が多ければそれだけ選択肢が増えることになりますので、転職エージェント選びのひとつの指標にはなるでしょう。
ただし、転職エージェントの担当アドバイザーから紹介される求人は1回につき大体10件前後です。
担当者がその際にどれだけあなたにフィットする求人を選んでくれるかは、その前段にある担当者とのコミュニケーション、および担当者の品質にも関わります。
つまり、転職エージェント選びは求人数だけでなく、実際に一度コミュニケーションを取ってみての「担当アドバイザーの品質や相性」についてもしっかり見ておくことが大切です。
Q3転職エージェントの「非公開求人」とは何ですか
非公開求人とは、転職サイトやハローワークといった求人媒体には掲載されていない求人のことを指します。
非公開求人は転職エージェントを介して紹介されます。
つまり、私たちが非公開求人を確認したり応募したりするためには、転職エージェントに登録しておく必要があります。
企業が求人を「非公開」にする理由については、大きく以下3つの理由があります。
- 企業戦略・人事戦略にかかわる採用のため、なるべく外部に知られたくない
- 採用にかかる時間的なコストを減らしたい(一般公募だと、応募者が殺到して選考に時間がかかってしまう)
- 急な人材採用が必要となり、採用活動にあまり時間をかけられない
管理職などの重要なポジションでの人材採用や、機密性の高いプロジェクト・事業内容にかかわる求人は、「非公開」で募集されることが多いです。
そのため、非公開求人は一般の求人と比べて好待遇のものであることが多いです。
Q4転職エージェントの「総合型」と「特化型」の違いについて教えてください
転職エージェントは、幅広い業種・職種を扱う「総合型」のエージェントと、特定の業種や職種への支援に注力している「特化型」のエージェントに分かれます。
総合型の転職エージェントのイメージとしては「デパート」に近く、転職者の希望に幅広く応じられるよう、多くの業種・職種を扱っています。
これに対して特化型は「専門店」をイメージすると良いでしょう。「IT業界」「20代などの若年層の転職」「ハイクラス層向けの転職」といったように、取り扱う求人の範囲を絞ってサポートを行っているのが特徴です。
メリット | デメリット | |
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総合型転職エージェント |
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特化型転職エージェント |
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総合型・特化型それぞれメリットとデメリットがありますが、可能な範囲で両方登録しておくことをおすすめします。
総合型は大手の人材紹介会社が運営していることが多く、その分これまでの支援実績に基づいた適切なサポートが提供されやすいです。
一方の特化型は特定分野についての知識・サポート経験が豊富なキャリアアドバイザーが多く、その分野において高品質なキャリア相談や求人紹介を受けやすいでしょう。
Q5今すぐ転職する予定が無くても、転職エージェントには登録できますか
すぐに転職する予定がなくとも、転職エージェントを利用している人は多くいます。
転職活動は「必要に迫られて開始する」よりも「自身のキャリアプランを立てておき、常日頃から希望に合う求人をチェックする」人の方が転職成功しやすいといいます。
各サービスの転職支援の実績・ノウハウを最大限活用するうえでも、早いタイミングで登録しておくと良いかもしれません。
Q6転職エージェントのサポート期間は、期限がありますか
多くの転職エージェントは、サポート期間を「無期限」としていますが、dodaやリクルートエージェントでは「3ヵ月間」という期限を設けています(※ 3ヵ月後に延長依頼することも可能です)。
転職活動にかかる期間は、その人の状況やタイミングなどでも変わります。
サポート期限よりも「納得のいく転職先を見つけていく」ことを優先した活動をする方が、最終的に転職成功となる確率は高められると思います。
Q7転職エージェントに登録してから内定をもらえるまでの期間はどのくらいですか
転職活動にかかる期間は「およそ3ヵ月程度」といわれています。
そのうち退社から入社準備の期間は平均4~5週間ほどですので、転職活動開始から内定を貰えるまでの期間目安は2ヵ月程度と見ておくと良いかもしれません。
大前提として、転職は「早ければよい」というものではありません。
「今後のキャリアプラン、ライフプランを見据えた、最適な職場選びを実現できること」を第一に考え、上記の期間についてはあくまで目安として持っておき、なるべくゆとりを持ったスケジュールで転職活動に臨むことをおすすめします。
Q8他の転職エージェントを掛け持ちして利用している場合、正直に伝えたほうが良いですか?
転職エージェントを掛け持ち利用している場合、担当アドバイザーにもそのことを伝えておいた方が良いでしょう。その理由は、以下の2点があります。
- 別の転職エージェントと同じ求人をおすすめされる場合がある
- 掛け持ちを隠したままだと、意思疎通や信頼関係の構築が難しくなることがある
例えば一点目の「同じ求人をおすすめされた」場合、掛け持ちを隠したままだとその求人を見送る為に嘘の理由を作らなくてはならなくなります。その作られた理由によって、担当アドバイザーは転職者の希望や意思を誤って解釈してしまうことも起こりやすくなるでしょう。
現在、ほとんどの転職者は転職エージェントを掛け持ちで利用しています。キャリアアドバイザーもその状況は重々把握していますので、それで信頼関係や支援の優先度に影響がでることはまずないでしょう。変に気を遣って隠すことなく掛け持ちしていることは率直に伝えて良いと思います。
Q9転職エージェントからサポートを断られてしまいました。何が原因でしょうか
転職エージェントにサポートを申し込んだものの、サポートを断られてしまった場合には、以下のような原因が考えられます。
年齢と職歴が見合っていなかった
ほとんどの転職エージェントサービスでは、利用する人の年齢層の制限は設けていません。
ですが、転職エージェントの保有求人状況によって、または「30代で正社員経験なし」、「40代でこれまでの職歴はオペレーション業務のみ」といったように年齢でみたときに職歴が不足していると見られた場合、「見合った求人がありません」と断られてしまうことがあります。
短期間での転職を繰り返している
転職エージェントサービスでは「短期間での転職を繰り返している」人へのサポートを敬遠しがちです。「再度短期の転職をされると、紹介企業からの信頼を失ってしまう」というリスクがあるからです。
エージェント側の都合(繁忙期など)により、優先度を下げられてしまった
繁忙期などで「転職者が多くて、さばききれない」ときに、すぐに転職する予定ではない転職者や、内定獲得まで若干の時間を要することが見込まれる転職者に対して、担当側で優先度を下げてくる可能性もあります。
これらの理由でサポートを断られてしまった場合は、以下の対策を取ることをおすすめします。
- 転職サイトを使って「自分から求人応募する」スタイルの転職活動に切り替える
- 他の転職エージェントサービスに登録する
まとめ)リクルートエージェント「悪い口コミ・良い口コミ」は、転職者の働きかけでも変わる!
最近の口コミから、リクルートエージェントは以下の性質・傾向があることをお伝えしました。
- 求人の量・サポート品質ともに良い評判が圧倒的に多い
- 一方で、大手ならではの「効率重視」のサポートには評価が分かれる可能性あり
また、リクルートエージェントへの評価がポジティブ・ネガティブのどちらに傾くかは、転職者の自発的・能動的な姿勢も大きく関わるでしょう。
転職エージェントは、「サポートしてもらう」というよりも「使い倒すくらいの気持ちで、利用する」というスタンスの方が有効活用できます。
こここまでの内容を読まれて、「リクルートエージェントを有効活用できそうだ」と感じられたのでしたら、ぜひリクルートエージェントのサービスを試してください。
一方で「リクルートエージェント以外のサービスにしたい」と思った方は、この記事の5~6章に書かれている転職エージェント活用に向けての役立ち情報をチェックしたうえで、新たなサービスを選んでみてください。
この記事を読むことによって、転職エージェントをより効果的に使えるようになり、あなたの転職活動がより有意義になることを、こころより応援しております!