生きづらさを感じるほどの職場に見切りをつけて。未経験から経営管理への転職|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 広告代理店
- 職種
- 営業販売
- 従業員規模
- 10~20名
- 年収
- 400万~450万円
転職後
- 職業
- IT系
- 職種
- 経営管理
- 従業員規模
- 100名~200名
- 年収
- 250万~300万円
目次
ニックさんの転職ストーリー
1これまでの私
32歳、独身。仕事に忙殺される日々。
「朝早くに電車に乗って会社に行き夜遅くまで働いて、眠るために帰る」
──そんな生活をしていました。
仕事内容は、主に個人向けブロードバンドやソフトウェアの販売代行です。
少ない人数の会社だったこともあり、1つの事業に社員数名+アルバイトという形でいくつかの案件を請け負って運営していくことが多かったです。
基本的に一つの事業で、「どういった形でどのくらいの規模で行っていくか」を決めるところから始まり、業務フローを作りアルバイトを育成して販売にあたり、事業終了時まで責任を持って1つの案件に関わる形の、いわば「何でも屋」のような仕事内容でした。
当然、かなり忙しかったです。
当時は32歳で独身ということで、休日は平日に取ることも多かったので、休みになっても一人で買い物をするくらいでした。
ですが、特別やりたいこともなかったため、体力的にはしんどかったですが忙しい分には気にせず過ごせていました。
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2転職のきっかけ
生きにくさを感じさせるほどの厳しい職場。
もともとその会社はかなり厳しいところがあって、風邪などで休む場合でも
- 上司
-
「体調管理できていないのが悪い!」
と怒られるようなところだったりもして、私の道徳観念では生きにくい場所だと感じていました。
友人が亡くなった時に、葬儀に出るから休みたいと申し出たところ、
- 上司
-
「本当に亡くなったのか証明しろ」
と言われてしまって。
その時は、(ああ、もう本当にここにいたくない…)と思ったものです。
離職率も高く、そして離職する人ほど人間的に好感を持てる人が多かったです。
一方で、「給料がとても良かった」ことがそこで働き続けていた理由でした。
ですが、ある時事故にあって足を骨折して一月ほど入院しなければならなくなり、(もしかしたら、これが良い機会というかちょうど良いタイミングなのかもしれない…)と思い、転職する決意をしました。
3転職活動中
友人に助けられた、転職活動。
退院してもしばらくは治療やリハビリなどで通院が必要なこともあり、のんびり次の仕事を探していこうと思っていました。
最初はインターネットで求人情報を探したりしていたのですが、転職する際特に未経験の分野に挑戦しやすいということで「はたらいく」というサイトを使ってみることにしました。
できればそれまでしてきたような仕事に追われる生活ではなく、しっかりプライベートの時間も持てるような職種に付きたかった想いももあり、「新しい仕事がしたい」と希望を伝えていくつか紹介していただきました。
ですが、「未経験でも可」となると数がすごく減ってしまうようで、私が望むような求人はなかなか見つかりませんでした。
そんな状況を昔職場でお世話になって親しくしていた友人に話したところ、
- 友人
-
「もしかしたら、仕事を紹介できるかもしれない」
と言ってくれて。
友人の知り合いがやっている会社でちょうど事務員を探しているとのことで、それなら自分の時間も取れそうだからと話を聞いてみることにしました。
そして、面接に行って少し話した後に即決で雇っていただくことになりました。
どうやら友人が事前に私のことを色々先方に話してくれていたようでした。
4転職後
転職後の新しい環境で、待ち受けていた状況は。
新しい職場の仕事内容については、友人から事前に簡単に聞いていました。
ですが、実際働きはじめてわかったことも沢山ありました。
そのうちのひとつが、私の仕事は事務職ではなく「経営管理」の仕事だった、ということです。
私のチームは、私の他に社員が2名、直属の上司1名で業務を行っていました。
とにかくはじめての業務ばかりでかなり不安だったのですが、最初は社員の方のアシスタントのような形で仕事を教えてもらいました。
社員の方もとても親切丁寧に一つ一つをわかりやすく教えてくれたので、段々と不安も軽減されて、次第に仕事に楽しさも感じられるようになりました。
最初の私の主な仕事は、業績予測のための資料作りでした。
PCの基本的なスキルはあったのでそれを応用して作成していくのですが、なかなか数字があわなくて作り終えるまで残業しなければならず、気付いたら午前0時を回って終電がなくなっていて…といったこともありました。
ただ、それでも前職のの「気を張り続けてなければならなかった」職場と比べれば、気分的には余裕をもって仕事ができました。
5その後、どうなったか。
転職を振り返って思うこと。そして、これから挑戦したいこと。
転職して気づいたこと──ですか?
たくさんあります。
1つは職種によって、そこで働く人の価値観はこんなにも違うのか、ということです。
前職では人生の多くを仕事に当ててそこで充実感を得る生き方をされている人が多かったのに対して、今の職場では仕事は人生を構築する1つでしかなく、趣味や家族との時間や全てをまんべんなく楽しんでいる人が多いように感じました。
私自身で言うとと、給料は半分近くまで下がったので生活もだいぶ変わりましたが、以前では絶対にやらなかったであろうボランティア活動をしてみたり、スポーツクラブに入ってみたりと、仕事以外のことで楽しみを多く見いだせて余裕を持って生活できるようになりました。
これからトライしていきたいことは、作業の効率化を図るべくの、「職場全体のフローの見直し」です。
まずは私の作業範囲内での見直しと新規フロー作りから、です。
それがうまく回るようであれば、作業フローを他社員とも共有して全体の効率化をはかっていきます。
以前の会社はかなり厳しく精神的にも体力的にもしんどかったですが、同僚や上司から言われていたことの一つに「なぜそれをやっているのか、他に方法はないかを常に考えること」というものがありました。
その考え方は、私が仕事をする上での基盤にもなっている気がします。
改めて考えるとそれはとても重要なことでした。
ひどい職場だと思っていた前職でも、こうして役立つ経験が得られたと知れることは、純粋に嬉しい気持ちにもなります。
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