「SIerを辞めたい…」SIerから転職したいときの3つの判断軸とおすすめ職種
[最終更新日]2024/08/16
現在SIerとして働くなかで「SIerを辞めたい・転職したい」と考えている方は少なくないでしょう。
そのような状況の人が、もし「SIerの仕事はきつい」「将来性に不安がある」といった理由で転職を検討しているとしたら、慎重に行動を起こした方が良いかもしれません。
なぜなら、SIerから異業種への転職は「失敗」するケースも非常に多いからです。
目次
SIerからの転職におすすめの転職エージェント
対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
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サービス名 | レバテックキャリア | マイナビIT AGENT | リクルートエージェント | ギークリー | 社内SE転職ナビ | マイビジョン | テクノブレーン | ユニゾンキャリア | ワークポート | doda | type転職エージェント |
メリット |
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デメリット |
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ITエンジニア の公開求人数 | 約2.5万件 | 約2.1万件 | 約11万件 | 約2.2万件 | 約4,000件 | 非公開 | 非公開 | 約1.0万件 | 約2.5万件 | 約5.7万件 | 約5,800件 |
特に多い エンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用) | ITコンサルタント など | 機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
1)「SIerを辞めたい」によくある理由
SIerを辞めたいと考え始めるきっかけには、代表的なパターンがいくつかあります。その中でも、多くのSIerが転職を考える3つの理由を挙げてみます。
「SIerを辞めたい」によくある理由
もしこれらのパターンのうち、いずれか1つでも自分にあてはまるものがあったら、「転職失敗パターン」に陥っていないか十分に注意しておく必要があります。
次の「振り返ってほしい3つの判断軸」と併せて読みながら、自分が本当はなぜ転職したいのか、理由を再度検証してみましょう。
激務で責任が重い仕事内容に疲れ果ててしまった
SIerは配属先の業界によってはとても忙しい日々を送ることもあります。
そのため、「仕事がきつい、重い責任を背負った立場にあって精神的につらい」といった理由で転職を考え始めるSIerはとても多いです。
SIerは職務の性質上、調整や管理といった役割に奔走し続けることになり、終わりの見えない状況や、解決しないまま残る課題を抱え続けることも日常茶飯事です。
生真面目で「どうにかして解決しないと」といった責任感が強い人ほど、SIerという仕事が抱える問題点や矛盾点が見えやすい傾向があります。
また、システムトラブルの報告や問い合わせが入れば、時間帯を問わず対応に走らなくてはならないことが多く、呼び出されれば顧客からクレームがつき謝罪しなくてはならない、といったことも、メンタルをやられてしまう理由の1つです。
開発の「実務」に携わっていないためスキルが伸びない
SIerの多くは大手IT企業に所属しており、開発工程のいわゆる最上流に位置しています。
つまり、下請けの立場にあるSEやベンダーから見れば、非常に恵まれた待遇で働けており、「羨ましい」とみられることも多いでしょう。
ですが、SIerはSIerで悩みを抱えていることも少なくありません。
SIerの仕事の大部分は調整や管理に関わる業務であり、実際にシステムの中身を触ったりプログラムを書いたりすることはありません。
また、大規模システムの開発となると最新の開発言語や開発環境ではなく、昔ながらの言語、環境に頼り続けることがほとんどです。
こうした仕事のやり方に浸り続けていると、「SIer自身の開発スキルを伸ばす機会がほとんどなくなってしまう」というケースも少なくありません。
最新の技術とも縁遠くなりがちなので、進歩のスピードについていけなくなるのではないか、といったことを危惧するSIerもいます。
もっとスピード感のある開発環境に身を置いて仕事をしたい
SIerが携わる案件は大規模開発となることが多く、3年~5年といった長期間にわたって巨大なシステムを開発していくケースも多くなります。
Web系やアプリ系に見られるような、数か月の間にローンチまで漕ぎ着けるようなスピード開発ではありません。
さまざまなタイプの開発に関わりスキルアップを続けるSEやPGと日々差が広がり続けているように感じ、危機感を覚えるSIerが多く存在するのは自然なことと言えます。
また、SIerが関わる金融系や公共システム系の案件は、「信頼性」が第一で「止まらずに動き続ける」ことが大前提です。
そのため、年月が経過しても動き続けることが重視され、見方を変えれば古めかしい言語や開発環境が好まれる傾向があります。
反面、最新の技術をいち早く導入するといったスピード感とは無縁なので、スピード感のある開発環境を求めて転職に踏み切るSIerは多いです。
2)SIerを辞めるべきかの3つの判断軸
いま現在SIerを辞めたいと思っている人に、転職すべきかどうか悩んだときに振り返ってほしい3つの判断軸があります。
「SIerを辞めたい」と思った際に、振り返ってほしい3つの判断軸
前章の3つの「辞めたい理由」にあてはまっていた人は特に、働き方やキャリアプランといった根本的なところに立ち返ってよく考えておく必要があります。
大前提として、SIerの多くはIT企業の中では比較的恵まれた待遇、就労環境にあることを頭に入れておきましょう。
SEなどSIer以外の職種に転職すれば年収が下がることも十分あり得ますので、そういったトレードオフがあったとしてもSIerを離れる覚悟があるかどうか、がポイントになってきます。
「10年後のありたい自分」を思い描けるか?
「目の前の仕事が大変でキツいから転職したい」という人にとって、「10年後のありたい自分を思い描けているか」は特に重要な判断軸になります。
現状を変えたいと考えているとき、SIerの仕事はマイナスポイントばかりが目につきやすく、他の仕事の良い面ばかりが目につきやすくなるものです。
まずは、目の前の問題だけを判断材料にせず、視点を「未来」に置いてみましょう。
たとえば10年後、ありたい自分を思い描けて、それを実現するための転職と位置づけられるでしょうか。
このとき、いまの仕事で不満を抱いている部分を転職という手段で埋めようとするのではなく、得意なことや長所を理想に向かってさらに伸ばしていこうとするマインドセットが重要になってきます。
そのためには、一時的に年収が下がったり、企業規模が小さくなったりすることがあったとしても、中長期的な視点に立ったとき「ベターな選択だ」と思える転職になるかどうかが判断軸になるはずです。
キャリアプランとキャリビジョンについて
「今の仕事を変えたい」という際は、いちど「キャリアプラン」を描いておくと良いでしょう。
キャリアプランとは、あなたが将来に望む仕事や働き方を実現するためのプランニング(行動計画)のことをいいます。
その際に、キャリアプランとセットで使われる言葉に「キャリアビジョン」があります。 キャリアビジョンは、あなたが未来に「こういう働き方をしたい」というイメージのことです。
つまり、まず「目標」としてキャリアビジョンを描き、それを実現するためにキャリアプランを立てるということです。
キャリアビジョンとキャリアプランは、以下のように表に落とし込むことによって考えやイメージを整理しやすくなります。
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表
キャリアビジョン、キャリアプランの作成表(記入例)
キャリアビジョン (仕事で実現したいこと) | キャリアプラン (そのためにやるべきこと) | |
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1年後 |
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5年後 |
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10年後 |
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「キャリアビジョンのイメージが持てない」という人は、さきに「キャリアの棚卸し」を行っておくことをおすすめします。
以下の記事にキャリアの棚卸しの進め方を紹介しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
今の業務の延長で、「1年後の成長」をイメージできるか?
SIerから転職するべきかどうか迷っている人の中には、SIerを続けるという選択肢を残している人もいることでしょう。
この場合、続けるべきかどうかを判断する上で重要になってくるのが「今のままSIerを続けて1年後に成長しているかどうか」という判断軸です。
成長と聞いて、技術的な意味でのスキルアップをすぐに連想した人は、SEやプログラマーに転職したほうが「成長」を実感できるでしょう。
反対に、マネジメントや調整能力といった方向で自身の力をブラッシュアップしていくことにも「成長」を感じられる人は、SIerを続けたとしても成長を実感できる可能性が残っています。
日々の激務に耐えていても成長を実感できないのはつらいものです。あえて手近な1年後の自分をイメージすることで、今の仕事に自身の成長イメージが持てるかどうかを確認できるのです。
「辞めたいから転職」か、「やりたいことがあるから転職」か?
よりスピード感のある環境に身を置きたい、Web系やゲーム系のSEに転向したい、と思っている人は、それらが「辞めたい」気持ちのカモフラージュになっていないか、しっかりと振り返ってみましょう。
自分の考えや気持ちをいちど疑ってみることが重要です。
まずは「転職したい理由」を思いつくままに紙に書き出してみましょう。
気の向くままに挙げていった後、それらを「辞めたい」と「やりたいこと」の2つに分類していきます。
このとき、辞めたい理由のほうが多かったり、一見すると「やりたいこと」を挙げているように見えて、実は今の職場ではできないことを挙げており、正直な気持ちとしては現状に対する不満の表れだったりするようであれば注意が必要です。
漠然とした「気持ち」ではなく、何年後に何を実現したいのか、といった具体的な目標に落とし込み、転職理由がポジティブなものかどうかをより明確にしてきましょう。
3)SIerを辞めて転職する際のおすすめ職種
IT業界とひと口に言っても、SIerからの転職先としてはさまざまな職種が考えられます。
自分の適性や目指したい方向性を明確にしておくことで、どのような職種へ転職していきたのか絞り込みやすくなっていきます。
求人を探し始めてから「Web系の求人が多かったので、結果的にWeb系が第一志望になった」といった順序で志望職種を決める人もいますが、入社後のミスマッチを防ぐためにもあまりおすすめしません。
まずは自身のタイプ、今後やってみたいことから逆算し、どの職種がいいかを考えていきましょう。
「SIerを辞めて転職」おすすめの職種
Webエンジニア
開発業務に集中したい人におすすめの職種
膨大な設計書やドキュメントを作成するSIerにとって、Web系の仕事のスピード感は非常に身軽で魅力的なものに映るのではないでしょうか。
アジャイル開発が主流となっているWebエンジニアの仕事は、早く形にしたもの勝ち、ユーザーの反応を見ながら修正するサイクルを回したもの勝ちの世界です。
そのため、企画からリリースまでの期間が非常に短く、次々と新しい案件に関われるようになります。間違っても止まることがないよう堅実な大規模システムを構築するSIerの仕事とは対照的と言えます。
ただし、Webエンジニアの世界は変化が激しく、技術の淘汰スピードも速いのが特徴です。そのため常に勉強し続ける努力は必須ですので、技術的な関心が高く新しい技術に触れることが楽しいと思える人にとっては、最適な転職先となるでしょう。
社内SE
キャリアの幅を広げたい人におすすめの職種
SIerから社内SEを目指す人も多いです。一般的にSEの多くが受託開発を行っているのに対して、社内SEであれば自社システムの開発を行えるため、やりがいも大きいからです。
社内SEの顧客は、同じ社内にいる別部署の人となるパターンがほとんどです。
ここで重要なのは、同じ社内だからSEに対して理解があるのではなく、むしろ逆であることのほうが多いという点です。
中には、SEという職種の仕事内容をよく理解していない人や、仕事の依頼方法など基本的なことをほぼ全く知らない人も社内にはいます。
社内開発ではなく仕事を外注するのであれば、場合によっては委託先のコントロールや管理を1人~数人の社内SEで行わなくてはならないこともあります。
そのため、折衝やマネジメントの総合的な力としてはSIerよりも高いものが要求されると言われることもあります。
こうしたキャリアを認められれば、社内SEからITコンサルタントなどの上流工程へキャリアの幅を広げやすくなるのです。
Webディレクター・プランナー
新しいサービスを創りたい人におすすめの職種
SIerを経験してきたことの強みの1つに、調整や管理の力が否応なく身についていることが挙げられます。
それらの仕事に毎日追い立てられてきたからこそ、SIer経験者はいざというときの踏ん張りがきいたりします。
SIerから転職して何をしたいかを考えたとき、新しいサービスを創ってユーザーに届けたい、という指向の人はIT・Webディレクター・プランナーを目指すとよさそうです。
これらの仕事は、サービスの企画段階から関わり、プロジェクト全体を見わたして把握する力が求められます。
大規模システムの開発に携わっていたSIerの中には、大人数のプロジェクトでも全体が抱えている問題点や置かれている状況を適切に把握し、解決策を見出してきた人も多いはずです。
その力を活かす意味でも、次のキャリアにWebディレクター・プランナーとしての活躍を選択肢に入れておくのはひとつの手と言えるでしょう。
4)SIerから別職種に転職する際のおすすめ転職エージェント
SIerのキャリアチェンジでは、開発エンジニアや社内SEなどの職種を想像される方が多いと思います。
ただし、やはりどの職種も人気があり競争率も高く、優良求人はすぐに採用が決まってしまうなど、自力で転職しようとするとタイミングや運も必要になります。
そこで、転職エージェントの力を借りて転職活動を進めることをおすすめします。
幸い、IT系の仕事に特化した転職サービスが近年増えてきています。ここからは、各転職サービスのうちIT系に特化した転職エージェントの特徴を紹介していきます。
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは「エンジニア実務経験者」のサポートに特化した転職エージェントサービスです。
保有求人数もIT・Web業界特化型サービスの中ではトップクラスで、かつエンジニアの専門知識を持つ担当エージェントからサポートを受けられます。
とくに書類添削サポートおよび企業への交渉力に強みがあり、「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上と、非常に高い実績を誇っています(※公式サイトより)。
「年収アップなど待遇面での改善をしたい」、「エンジニアとしてのキャリアプランを掘り下げたい」、「書類や面接で評価してもらえるようアドバイスを欲しい」というエンジニアの方は、レバテックキャリアがおすすめです。
レバテックキャリアの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.5万件(2024年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM、ITコンサルタント |
マイナビIT AGENT
マイナビ社が運営する、ITエンジニア転職に特化した転職エージェント。好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。
マイナビIT AGENTは人材紹介会社の大手マイナビが運営する「IT/Webエンジニア専用」の転職支援をするエージェントです。
サポート対応地域は全国。オンラインでの面談も受け付けています。
マイナビIT AGENTの大きな特徴は、エンジニア向け求人数の豊富さ、そしてシステム会社から事業会社まで幅広い業界の求人に対応している点が挙げられます。
また、マイナビの転職サービスは「サポートの丁寧さ」にも定評があり、職歴書の作成や面接対策に不安を感じている人におすすめです。
マイナビIT AGENTを利用した人の転職後定着率は97.5%(※公式サイトより)。
転職者一人ひとりにマッチする求人紹介とサポートが期待できます。
マイナビIT AGENTの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.9万件(2024年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL |
リクルートエージェント
ITエンジニア求人数は国内No.1!豊富な転職ノウハウと支援ツールで、「スピーディな転職」を実現できます。
リクルートエージェントは国内No.1の求人数と転職支援実績を誇る転職エージェントです。
ITエンジニアの転職支援にも強く、2024年7月時点のITエンジニア向け公開求人数は約9.2万件と、他のエージェントから群を抜いての豊富さです。
これまで培ったノウハウをもとに開発された「サービス体制」と「支援ツール」が非常に高品質であることが、リクルートエージェントの強みです。
たとえば、リクルートエージェントでは志望企業の特徴・評判といった分析から選考のポイントまでをまとめた「エージェントレポート」を用意してくれます。
ITエンジニアの転職では、その職場の開発環境から必要なスキルや働き方まで、ネットで公開されていないような企業情報が必要となることも多いでしょう。その際に、レポート情報は大いに役立つはずです。
また、担当アドバイザーもこれまでの実績をもとにITエンジニアの転職に関する有益なアドバイスを提供してくれるでしょう。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
ITエンジニアの公開求人数 | 約9.2万件(2024年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル |
ワークポート
「未経験からの転職に強い」と評判の転職エージェント。PG→SE、SE→PLといったエンジニアのキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートはリクルートエージェント・dodaに次ぐ豊富な求人を抱える転職エージェントです。
とくにIT・Web系職種に関する求人が多く、また同サービスは「業界・職種未経験者」への転職成功に多くの実績があります。
そのため、「プログラマーからSE」、「SEからPL」、「サーバーエンジニアからセキュリティエンジニア」といったエンジニアのキャリアアップ・キャリアチェンジの際は、とくに多くの求人を紹介されやすいでしょう。
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
ワークポートの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約2.5万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
Geekly(ギークリー)
ギークリーはIT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。各職種別に専門コンサルタントが在籍しており、目指す領域の最新トレンドをキャッチしながらの転職活動が実現できます。
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェントサービスです。
ギークリーのキャリアコンサルタントは、最低でもIT業界で3年以上のコンサルティング経験を持っています。
また、サポートの際は細分化された職種別に担当が付きますので、目指す領域のトレンドや転職事例を知りつつの活動ができるでしょう。
そうしたサポート体制もあって、ギークリーを利用した転職者の年収アップ率は81%といいます(※2024年7月 公式サイトより)。
かつては「35歳転職限界説」もありましたが、ギークリーの転職成功者のうち、およそ4割近くは36歳以降のミドル世代であり(※公式サイトより)、幅広い年代で偏りなく実績を積んでいる点もギークリーの大きなメリットです。
Geekly(ギークリー)の特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京 |
公開求人数 | 約2.2万件(2024年7月現在) |
とくに多いエンジニア職種 | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) |
まとめ)SIerの転職は「未来志向」であることが大前提!
SIerの転職で多い失敗の典型として、今まさに目の前で起きている問題や抱えているストレスから「逃れようとして」転職するパターンが挙げられます。
そのような心理状態のとき、多くの人はより安易な方へと流れやすくなるため、「隣の芝は青い」ように見えてしまい、「今よりは状況が良くなるだろう」と安直な判断をしてしまいがちになるのです。
転職を検討しているSIerの皆さんは、一度立ち止まって前述の3つの判断軸を1つずつ確認してみましょう。
転職したい理由がただの「逃げ」ではなく、先を見据えた未来志向であることが確認できれば、より自信をもって転職活動にのぞめるでしょう。