『みんなの転職「体験談」。』
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介護士からIT営業へ。将来は営業マネージャーを目指して。|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
介護事業所
職種
介護士
従業員規模
約100名
年収
350万円

転職後

AFTER
職業
ITサービス
職種
IT営業
従業員規模
約100名
年収
400万円

目次

Kanzaさんの転職ストーリー

1これまでの私

「誰かの役に立ちたい」想いから、介護士の道へ。

イメージ図:介護士として働く男性

転職したのは、2020年のときです。

それまでの私は、18歳から介護系専門学校に通い、介護福祉士の資格を取得、その後は介護施設でスタッフとして就労していました。

参考:介護福祉士の主な仕事内容

仕事内容 説明
日常生活の支援
  • 高齢者や障害者の日常生活をサポートする
  • 食事、入浴、排泄などの介助を行う
  • 身の回りの世話を通じて、利用者の自立を促す
心身のケア
  • 利用者の心身の健康状態を把握し、必要なケアを提供する
  • 精神的なサポートも行い、利用者の安心感を高める
  • 家族との連携を通じて、総合的なケアを提供する
リハビリテーション支援
  • 理学療法士や作業療法士と連携して、リハビリテーションのサポートを行う
  • 利用者の身体機能の維持・向上を目指す
  • 生活機能の回復をサポートし、自立した生活を支援する
介護記録の作成
  • 利用者のケア内容や状態を記録し、他のスタッフと共有する
  • ケアプランに基づいた支援が適切に行われているか確認する
  • 記録を通じて、利用者の状態変化に対応する
家族へのアドバイス
  • 利用者のケア方法について家族にアドバイスを提供する
  • 在宅介護の際の支援方法を提案する
  • 家族の不安や悩みに対応し、適切な支援を行う

介護士になった理由は、私がおじいちゃん、おばあちゃん子だったこともあると思います。「誰かの役に立ちたい」という想いで、この道を選びました。
また、兄も介護の仕事をしており、その影響もあったと思います。

家族構成は、両親と兄が1人。
特段裕福でも貧乏でも無い、ほどほどの家庭で育ち、小中高と部活と勉学もまたほどほどに頑張ってきた──、そんな感じです。

当時、私は25歳。
休日に友人と遊ぶことや、平日の夜1人で動画やアニメを観ることを生き甲斐にしていました。

ですが、どんどん仕事が忙しくなってそうした時間が減りつつある、そんな時期でした。

2転職のきっかけ

私は本当に、介護士の仕事が向いているのだろうか?

イメージ図:介護の職場風景

5年間続けた介護の仕事でしたが、4年目からは「辞めて、別の業界で働きたい」という気持ちがどんどん強くなっていきました。

忙しいのはどの仕事もそうでしょうから、致し方ないと思っていました。
ですが、体力的な負担が、私にとっては大きかった。

利用者の方々の入浴介助や排せつ介助の際は、身体の筋肉を総動員して援助しなくてはなりません。私は男性の比較的身体の大きい人を担当していましたので、一日の仕事が終わるともうヘトヘトでした。

また、認知症の利用者の方々もいらっしゃいましたので、常に気を配って対応しなくてはならないというプレッシャーもありました。

さらには、介護職員の数が追いつかない状況にあったこと。とくに当時の職場では、長時間勤務やシフト勤務が多く、厳しい労働環境でした。

毎日のように考えていたことは、「自分は本当に介護の仕事が向いているのだろうか」ということです。

一方で、専門学校にまで入ってせっかくこの業界に入ったのに、ここで介護の仕事を辞めてしまって本当にいいのか?とも悩みました。

ある時その悩みを友人に話したとき、「まだ若いんだし、いちど別の業界も経験してみたらどう?」と提案されて。

それで思ったんです。「もし転職しても、また介護業界に戻るという選択肢もある。だったら、今チャレンジした方がいいんじゃないか」と。

そうしたらもう一直線でした笑。
私は退職願を出して、さっそく転職活動を始めたのでした。

3転職活動中

選んだ仕事は、「IT営業」。

イメージ図:転職活動中の20代男性 面接シーン

私が次の仕事として選んだのは、「IT営業」。
さきに相談した友人が、やはりIT営業として働いていて、仕事内容を聴いていて「面白そうだ」と思ったことです。

参考:IT営業の主な仕事内容

仕事内容 説明
日常生活の支援
  • 高齢者や障害者の日常生活をサポートする
  • 食事、入浴、排泄などの介助を行う
  • 身の回りの世話を通じて、利用者の自立を促す
心身のケア
  • 利用者の心身の健康状態を把握し、必要なケアを提供する
  • 精神的なサポートも行い、利用者の安心感を高める
  • 家族との連携を通じて、総合的なケアを提供する
リハビリテーション支援
  • 理学療法士や作業療法士と連携して、リハビリテーションのサポートを行う
  • 利用者の身体機能の維持・向上を目指す
  • 生活機能の回復をサポートし、自立した生活を支援する
介護記録の作成
  • 利用者のケア内容や状態を記録し、他のスタッフと共有する
  • ケアプランに基づいた支援が適切に行われているか確認する
  • 記録を通じて、利用者の状態変化に対応する
家族へのアドバイス
  • 利用者のケア方法について家族にアドバイスを提供する
  • 在宅介護の際の支援方法を提案する
  • 家族の不安や悩みに対応し、適切な支援を行う

ですが、これまでITとは全く無縁の仕事をしていましたので、最初は苦労しました。

まず、求人情報を見ても、仕事のイメージが全然持てない。
最初のうちは、希望条件も「IT営業」という以外なにも持たないまま、とにかくたくさん応募して、そしてたくさん落とされました。

流れが変わったのは、転職エージェントを利用してからです。
担当さんからは、「条件をもう少し絞って、『自分に合う仕事』を見つけてみましょう」と言われて。

最初は(自分に合う仕事なんて、まったくの未経験だから分かるはずがないじゃないか)と思っていたのですが、そこは担当さんがうまくフォローしてくれて、以下のように条件を固めていけたのです。

  • (介護の仕事で培った、)コミュニケーション力を重視する会社
  • (私が比較的関心を持てる、)教育関連のITサービスを扱う会社
  • (業界未経験のため、)育成体制がある程度しっかりしている会社

こうして条件を絞った後に、合致する求人を10件ほど紹介してもらいました。

「ここが良さそう」と思える求人4社に応募して、そのうち3社は書類で落選。1社は一次面接で落とされました。

エージェントの担当の方から「書類通過率をもっと上げていけるといいですね。自己PRの部分をもっと見直しましょう」と言われ、職務経歴書を書き直して添削してもらいました。

その後また、求人4社に応募して、ここでは3社が書類通過。そのうち2社が一次面接も通過しました。

ただ、はじめての最終面接でガチガチに緊張してしまい、1社は不通過になってしまって。
散々な私を見かねたのか、エージェントの担当の方が「模擬面接、もう一回やりましょうか」と提案してくれて、更には友人からも励ましの電話をもらって。

(これだけ準備したのだから、絶対通過する!)の意気込みで、残り一社の最終面接に臨みました。

結果は、無事、採用の連絡をいただけました。
転職活動を始めて、ちょうど3ヵ月が経とうとしていた頃でした。

4転職後

成長に繋がる機会。

イメージ図:IT営業。在宅勤務でWebミーティング中

転職してまず不安だったことは、「社員の人たちとうまくやれるだろうか」ということでした。
前職では同僚との仲は非常に良かったので、新しい環境でどうなるかが一層心配だったのです。

ですが、先輩社員や同僚たちはとてもフレンドリーで、介護業界とはまた違う、気さくな雰囲気がありました。
有難かったことは、まったくの未経験だった私に対して、役割や仕事内容について丁寧に教えてくれたことです。

それでも最初のうちは分からないことだらけで、たまにお客様からの鋭い質問に答えられず汗がドバっと出ることもありましたが(私は緊張すると汗をかく性質があります)、業務自体に慣れるまでは3ヵ月くらいかかりました。

また、ちょうどその頃新型コロナウイルスの感染拡大があって、在宅勤務が導入されました。
ここでも社内コミュニケーションがうまく取れなかったり、業務の進め方の変更が続いたりと大変でした。

ですが、ここで社員が皆で「チーム内で協力体制をしっかり打ち立てよう」という機運が高まって、私自身もその一員という自覚をより持てるようになったと思います。

総じて、新しい職場での経験は、やりがいも多く、成長にもつながる貴重なものでした。

転職して1年が経過したころには、職場とそして自分の状態に対して客観的な視点を持てるようになりました。

職場の良い点は、社員一人ひとりが自由に意見を言える風土があることです。
チーム内でのコミュニケーションも活性しており、フラットな組織風土が特徴的です。

また、福利厚生面も充実しており、フレックスタイム制度や在宅勤務制度など、働き方についても柔軟に対応してくれます。
また、社員のスキルアップにも力を入れており、社外の勉強会や研修制度が充実しているため、自分自身の成長にもつながっています。

逆に大変な点は、ITサービスを扱う仕事なので、常に新しい知識の習得が求められることです。
加えて、私のITスキル不足はやや深刻なレベルでしたので、平日の夜や休日を使っての自助努力が不可欠でした。

5その後、どうなったか。

将来は営業マネージャーを目指して。

イメージ図:IT営業として商談をする男性

今回の転職によって、いくつかの気付きや学びがありました。

まず、自分自身のスキルや価値について、再認識できたことです。

前職では自分が担当する業務の幅が狭かったこともあり、スキルアップや成長につながる経験は少なかったように感じます。
ですが、今回の転職を通じて新しい業務や技術に挑戦することで、自分自身の成長を実感できる機会を多く持てました。

また、職場でのコミュニケーションの大切さにも気付けました。
これは前職も同様ではありますが、今の職場ではチーム全体でプロジェクトを進めることが多く、コミュニケーションの取り方で仕事の成果が大きく変わることを体験しました。

◇ ◇ ◇

仕事で今意識していることは、お客様とのより強固な関係構築です。

具体的には、お客様にとって本当に必要なものや課題を深く理解し、それに対して最適な解決策を提供することです。

そのために必要となることは、お客様とのコミュニケーションを積極的に取ること、そして、市場動向を常に把握し、お客様のニーズやトレンドに合わせた新しい提案です。

昨年は、新規プロジェクトの立ち上げに携わりました。

自分の担当領域も広めで、厳しいスケジュールに追われましたが、チーム全員で協力した結果、無事プロジェクトは稼働して、今のところお客様からの評価も上々です。
私自身の自信にもなりました。

これから先目指していきたいことは、営業マネージャーになることです。

チームを率い、チーム全員が成長し、目標を達成するための環境を作りたいと考えています。
そのためには、社員のモチベーションを高めるための研修や制度の整備、適切なフィードバックや評価を行えるようにならなければなりません。

また、新しい商品やサービスの開発にも積極的に取り組み、より価値の高い提案を行い、顧客満足度の向上を図りたいと考えています。

全員が望む自己実現を歩んでいけて、共に成長するチームを目指し、挑戦していきたいと思っています。

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