【介護福祉士とは】国家資格の仕事内容・取得方法・キャリアアップのメリットを解説
[最終更新日]2026/05/16

「介護福祉士の仕事内容って?」
「介護福祉士を取得する方法は?」
「介護福祉士を取得すべきメリットは?」
本記事では、介護福祉士に関する様々な疑問・悩みを解決すべく、介護福祉士の仕事・資格に関する徹底解説をします。
とくにこれから介護職を目指す方にとっては、介護福祉士について詳しく知ることで、自身の働き方のイメージを描く助けになります。ぜひチェックしてください。
この記事でわかること(早見表)
- 介護福祉士と他の介護資格の違いは?取得順序は?
→ 介護資格は3段階=①初任者研修(入門レベル)→②実務者研修(中級レベル)→③介護福祉士(国家資格・最上位)。介護業界で唯一の国家資格、長期キャリアの土台になります。 - 介護福祉士を取ると給料はどれくらい上がる?
→ 月収20万円(初任者研修保持ヘルパー)→月24-25万円(介護福祉士)で月4-5万円アップ。さらに2019年10月の制度改正で勤続10年以上の介護福祉士は月+8万円加算+資格手当月1-2万円。 - 介護福祉士の取得ルートと社会人の最短は?
→ 2ルート=①養成施設(専門学校最短2年で取得可能)②実務経験(働きながら3年以上+540日の実務+実務者研修取得+国家試験合格)。社会人は働きながらの②が現実的。 - 介護福祉士取得後のキャリアアップ先は?
→ ①現場リーダー(サービス提供責任者)→②施設長→③ケアマネジャー(ケアプラン作成の専門職、介護福祉士5年で受験資格・月収30-35万)→④独立開業。専門資格でさらに差別化も。 - 資格取得費用を会社/転職サービスで無料にする方法は?
→ かいご畑の「キャリアアップ応援制度」で実務者研修・介護福祉士対策講座が無料。レバウェル介護「STEP UPスクール」(新宿開校)との併用が王道戦略です。
目次
1)介護福祉士とは
介護福祉士とは、「社会福祉士および介護福祉士法」という法律に基づいた国家資格です。
簡単に言い換えると、介護福祉士は「国が認める介護のプロ」のことです。
介護福祉士は介護を必要としている方がスムーズな生活を送れるよう、あらゆる側面から支援していく「介護のエキスパート」といえます。
通常のヘルパーさんと違うのは、介助業務をするだけでなく、現場のスタッフを指導する立場にもあるということ。専門的な知識と経験を有する介護福祉士は、リーダーシップを求められることが特徴です。
2)介護福祉士の主な仕事内容
介護福祉士の仕事内容は、以下の3つの観点から説明できます。

どの仕事も介護現場では重要ですが、とくに大切なのは①「施設・スタッフに向けての仕事」です。
①施設・スタッフに向けての仕事
介護福祉士は、「3年以上の実務経験」と「幅広い介護知識」がないと取得できない資格です。そのため、その専門的な知識を活かし、施設やヘルパー間のリーダーとして、現場での責任者を任されることが多いです。
具体的には、「ヘルパーに対する介助業務の補助やアドバイス」、「施設長などの上司とヘルパースタッフの橋渡し的な役割」などがあります。
「介護利用者が、自立した生活を送れるようにする」というのが、介護職全般の大きな目標です。
その目標を達成するために尽力する「介護のリーダー的存在」が、介護福祉士です。
②サービス利用者に向けての仕事
介護が必要な方に対して、専門的な知識から支援していくのが、介護福祉士の最も重要な仕事です。
食事、入浴、排泄などの生活支援を中心に、あらゆる日常の課題を解決していくことが求められます。
介護者からの相談に乗り、日常生活で必要なことをサポートしながら、最終的に自立した生活を送れるように寄り添います。
他の介護士同様、介護福祉士もこれら仕事が中心になります。
③サービス利用者の家族に向けての仕事
介護福祉士は、利用者の家族への対応も行います。
長年連れ添った家族が認知症やその他の病気で介護が必要になったとき、家族にとって精神的・身体的負担は非常に大きくなります。
ご家族の方で、身内の介護のことは周りに相談しづらいという悩みを持たれている方は多いです。
そうした悩みに真摯に答え、「どうすればより良い生活が送れるか?」という観点からサポートしていくことも、介護福祉士に求められます。
3)介護福祉士になると、どんなメリットがある?
介護福祉士になることで得られるメリットは、主に以下の3つがあります。

メリット① 就職・転職で有利になる
介護福祉士は、「介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)」や「実務者研修」といった資格とは異なり、介護業界で唯一の国家資格です。
そのため、社会的な信頼が厚く、介護福祉士を持つことで多くの事業所・施設から重宝されます。

介護福祉士として就職・転職した後は、その分即戦力として高度な仕事を任されることは多くなるでしょう。
しかし、そのこともまた新たな経験を積める、責任あるポジションに着けるといったメリットに繋がります。
メリット② 給料アップが期待できる
介護福祉士の資格を得ることで、給与もそれに応じてアップしやすいです。
たとえば、介護職員初任者研修の資格を所持するヘルパーに20万円を給与が支払われる職場で、介護福祉士の資格を所持している人は月収24万~25万円になることが多いです。(地域や会社によって異なります)。
また、2019年の10月から「介護福祉士の処遇改善」が実施され、勤続10年以上の介護福祉士はプラス8万円の給料が加算されるようになりました。
メリット③ キャリアアップが望める
介護福祉士は、介護サービスの責任者である「サービス提供責任者」や、介護施設の「施設長」といった大きな仕事を任されることが多くなります。
そのため、「介護職として仕事の幅を広げたい」もしくは「キャリアアップしたい」と考えているのなら、介護福祉士の取得はとても有効です。
とくに管理職のポジションを目指す人は、早めのタイミングで介護福祉士の資格取得を視野に入れておくのがよいでしょう。
4)介護福祉士の資格取得方法
次に介護福祉士の資格取得方法について解説します。
「未経験から介護福祉士を目指したい」という人。そして、「既に介護職員なので、仕事をしながら介護福祉士を目指したい」という人の2パターンに分けて説明します。
それぞれやるべきことが異なるので、自分の現状に合った方を理解してみてください。
介護の仕事未経験から介護福祉士になるには

介護の仕事未経験の場合の、おすすめの取得ルートは以下の2つです。
- ➀介護福祉士養成施設に通う
- ②実務経験ルート
➀介護福祉士養成施設に通う
介護福祉士養成施設とは、「国から指定された養成施設を卒業し、最後に介護福祉士の国家試験を受験して、国家資格の取得を目指すこと」を目的としている、いわば介護福祉士のための学校です。未経験でも基礎からじっくり学べます。
養成施設の種類としては、以下の3つが挙げられます。
- 四年制大学
- 専門学校
- 高等専門学校
この中でも特に「専門学校ルート」は、普通科の高校卒業者であれば最短の2年で取得できるということもあり、とくに人気のある取得方法です。
②実務経験ルート
次章にて詳しく解説しますが、介護の仕事をしながら介護福祉士取得を目指せるのが、「実務経験ルート」です。
介護の仕事は日常生活のサポートが中心であるため、基本的には無資格でも問題なく働くことが出来ます。
実際に筆者も、グループホームの介護施設で資格なしの状態で数か月働いていました。
こういった「未経験から実務をこなす」という状態を3年以上、そして「介護職員実務者研修」という資格を取得することで、国家資格である介護福祉士の試験に挑めます。
介護の仕事をしつつ介護福祉士になるには

介護の仕事をしつつ介護福祉士になる方法を、「実務経験ルート」と言います。
実務経験ルートの受験資格は以下の3つです。
- 対象となる施設(事業)および職種での従業期間が3年以上
- 従業日時540日以上
- 介護職員実務者研修の取得
訪問介護や、デイサービス、グループホームなどでの施設介護で介護の仕事を3年以上経験したと認められないと、そもそもこの取得方法をする権限が認められません。
また、「実際に働いている時間が540日以上」(休憩時間は含まれません)に、留意しておく必要があります。
更に、「介護職員実務者研修」の資格を所持していることも条件に含まれます。
実務経験ルートのメリットは、働きながら実務経験を積み、収入を得つつ国家資格の取得を目指せる点にあります。
実際、このルートでの取得者は年々増加傾向にあります。
また、事業所が資格取得の資金援助をしてくれる場合もあります。いちど上司に相談してみるとよいでしょう。
5)実務経験ルートで介護福祉士を目指す際は、資格取得の優遇制度のある転職サービスも活用しよう
実務経験ルートで介護福祉士を目指しており、併せて職場探しも並行して進めている人は、以下に紹介する介護士向けの転職サービスの利用も有効です。
介護福祉士の資格取得に必要な「実務者研修」の資格取得費用を出してくれるなどのサービスがあります。
あなたに合った職場の提案もしてくれますし、サービス利用自体はすべて無料です。興味のある人はいちど登録して相談をしてみてください。
レバウェル介護


-
介護系転職サービスでトップクラスの求人数。担当エージェントのサポート品質においても高評価の高いサービスです。
レバウェル介護は介護・福祉に特化した転職サービスの中ではとくに求人数が多く、「なるべく多くの介護求人を比較検討したい」という人におすすめです。
求人紹介やサポートを介護・福祉業界に詳しいエージェントが担当してくれるため、様々な希望条件を適えながら適切な求人紹介をしてもらえるでしょう。
なお、レバウェル介護では派遣社員として登録をする人向けに「介護初任者研修」と「介護実務者研修」の資格支援サポートも行っています。
また、東京新宿には「介護の資格スクールレバウェル介護STEP UPスクール 新宿校」を開校しており、スクール受講で学ぶこともできます。
レバウェル介護の特徴
| 特徴 |
|
|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 約22万件(2024年8月現在) |
レバウェル介護は正社員向け転職と派遣社員転職とで窓口が分かれています。派遣社員として働くことを予定している人はこちらよりご登録ください。
マイナビ介護職


-
「福利厚生が充実」「教育制度が整っている」などのホワイト企業の求人が多いと評判のサービス。担当のサポートも手厚いです。
マイナビ介護職は、介護転職者からの認知度No.1(※GMPリサーチ株式会社調べ 2021年7月)を獲得した、介護職専門の転職エージェントです。
大手介護施設・事業所や待遇のよい求人が多いのが特徴です。
サービスを利用した人の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価の声が多く見られます。
介護業界に詳しい担当エージェントがマンツーマンで、希望条件をヒアリングしたうえで、マッチする求人を紹介してくれます。
書類添削や面接対策といったサポートにも力を入れており、志望動機や自己PRの作成にも役立つでしょう。
マイナビ介護職の特徴
| 特徴 |
|
|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 公開求人数 | 約7.9万件(2024年8月現在) |
マイナビ介護職の活用メリットの一つに「離職率や職場環境などの、詳細の施設情報を知れる」ことがあります。企業研究の際は担当からの情報を有効活用しましょう。
あわせて読みたい
-
- マイナビ介護職のリアルな評判は?後悔しない施設選びのポイントも解説
- マイナビ介護職は(株)マイナビ運営の介護・福祉特化型(無料・全国22拠点)。介護転職者からの認知度No.1(GMPリサーチ2021年7月)、未経験OK求人約3万件(2025年5月時点)。職場見学+介護労働安定センター調査(離職理由1位は人間関係27.0%)+施設情報公表システムの多角確認で後悔しない施設選びを解説。...
かいご畑


-
「介護職の仕事は未経験/経験が浅い…」という人におすすめのエージェントです。資格取得サポートなど、実務経験を積むための様々な支援を受けられます。
かいご畑は介護・福祉系の転職支援に特化した、転職エージェントです。
同サービスの大きな特徴は、「無資格/未経験からの転職支援に強い」、「働きながら資格取得できる仕組みがある」の2点。
サポートにあたっては転職者一人ひとりに専任のコーディネーターが就き、現在の経験と希望条件をヒアリングしたうえで、キャリアへのアドバイスと求人紹介を行ってくれます。
働きながら資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」では、介護の中級・上級資格である「実務者研修」「介護福祉士」への対策講座を無料で学べます。
「まずは業務に慣れてから、徐々にキャリアアップを目指したい」という人に、かいご畑はとくにおすすめです。
かいご畑の特徴
| 特徴 |
|
|---|---|
| サービス対応地域 | 北海道、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、静岡、愛知、大阪、京都、神戸、広島、福岡 |
| 公開求人数 | 約9,000件(2024年8月現在) |
「まずは業務に慣れてから、徐々にキャリアアップを目指したい」という人は、かいご畑の「キャリアアップ応援制度」の活用がおすすめです。
【まとめ】介護のプロになりたければ「介護福祉士」を取ろう!
最後に本記事の内容を簡単にまとめます。
- 「介護福祉士」とは、介護のエキスパートのことである
- 専門家として、ヘルパーなどをまとめる立場である
- 利用者やそのご家族をサポートするのも業務のうち
- 給料、キャリアアップなど多くのメリットがある
- 未経験なら学校に通うのもオススメ
- 既に働いているなら「実務経験ルート」から取得を目指そう!
介護福祉士は「介護のエキスパート」です。そのため取得することが出来れば、今後ますます進む高齢化社会において、介護福祉士は需要の高い専門職として活躍が期待されます。
キャリアアップや給料アップが図れるのはもちろん、介護職で大きく世の中に貢献できるようにもなりますので、ぜひご自分に合ったルートで取得を目指してほしいと思います。
FAQ|介護福祉士の仕事と資格取得でよくある質問
Q1)介護福祉士と初任者研修・実務者研修の違いと取得順序は?
介護分野の資格は3階層構造:①介護職員初任者研修(民間資格・最も入門レベル)、②介護福祉士実務者研修(民間資格・初任者の上位)、③介護福祉士(国家資格・最上位)。「社会福祉士および介護福祉士法」に基づく介護業界唯一の国家資格です。
取得順序は「初任者研修→実務者研修→介護福祉士」が王道。初任者研修で介護の基礎を学び、実務者研修でより専門的な内容を習得、最後に国家資格である介護福祉士を取得する流れ。各段階で給与や待遇が上がります。
介護福祉士取得のメリット:①国家資格として広く認知される、②給与アップ、③サービス提供責任者・施設長等の管理職への道が開ける、④2019年10月から処遇改善で勤続10年以上の介護福祉士はプラス8万円の給料加算。長期キャリア形成の柱となる資格です。
Q2)介護福祉士を取ると給料はどれくらい上がる?
給与アップの具体例:初任者研修保持ヘルパーが月収20万円の職場で、介護福祉士保持は月収24〜25万円(地域・会社で差)。月4〜5万円、年間50〜60万円の差がつきます。
2019年10月からは介護福祉士の処遇改善で、勤続10年以上の介護福祉士はプラス8万円の給料加算制度が導入されました。長期勤務するほど年収アップの恩恵が大きくなる構造です。
加えて資格手当(月1万円〜2万円程度が一般的)、夜勤手当の高単価化、管理職への昇進機会など、複数の経路で年収アップが見込めます。「介護のプロ」として認知されることで、待遇面でも将来性面でも、初任者研修保持者とは明確に差別化される構造です。
Q3)介護福祉士の取得ルートは?最短ルートは?
介護福祉士は2つの取得ルート:①養成施設ルート(四年制大学・専門学校・高等専門学校で学ぶ)、②実務経験ルート(働きながら3年以上の実務経験+実務者研修を取得し、国家試験合格)。
養成施設ルートで最短は専門学校の2年。学歴・年齢関係なく介護福祉士を目指せる王道ルート。一方、社会人として働きながら目指すなら実務経験ルートが現実的です。
実務経験ルートの3要件:①対象施設/職種で従業期間3年以上、②従業日数540日以上(休憩除く)、③「介護職員実務者研修」取得。3年要件のため、社会人なら「働きながら3年でクリア可能」が現実的な目安です。
Q4)介護福祉士取得後のキャリアアップ先は?
介護福祉士は複数のキャリアアップ先が開けます:①サービス提供責任者(ケアプラン作成・調整役)、②施設長(施設全体の運営責任者)、③ケアマネジャー(介護支援専門員、ケアプラン作成の専門資格)、④独立開業(訪問介護事業所等)。
特にケアマネジャーへのステップアップが王道。介護福祉士で5年以上の実務経験を積めば、ケアマネ試験の受験資格が得られます。ケアマネは月収30〜35万円レベルで、給与・社会的地位ともに介護業界の上位職種となります。
加えて専門分野への特化も有力。認知症ケア専門士、認定介護福祉士など、特定領域の認定資格を取得すれば、より高度な専門性で差別化可能。長期的なキャリア形成の選択肢が広がります。
Q5)資格取得費用を会社負担/転職サービスでカバーする方法は?
介護分野は資格取得支援制度が充実。多くの転職サービス・施設で、資格取得費用の補助制度が用意されています。「資格取得しながら働ける」のが介護業界の大きな魅力です。
推奨サービス:①レバウェル介護(約22万件・2024年8月、新宿に「STEP UPスクール」開校、初任者/実務者研修の資格支援)、②マイナビ介護職(認知度No.1:GMPリサーチ2021年7月、約7.9万件、離職率情報あり)、③かいご畑(約9,000件、「キャリアアップ応援制度」で実務者研修・介護福祉士対策講座が無料)。
特にかいご畑の「キャリアアップ応援制度」は介護福祉士を目指す人に最強の選択肢。実務者研修・介護福祉士対策講座が無料で受けられるため、資格取得コストをゼロに抑えられます。複数サービス併用で「資格取得+好条件転職」を同時実現するのが、介護福祉士キャリアの王道戦略です。




