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管理栄養士として私が次に選んだ職場は、スポーツジム|私の転職体験談

転職前

BEFORE
職業
医療機関
職種
管理栄養士
従業員規模
約15名
年収
300万円

転職後

AFTER
職業
スポーツジム
職種
インストラクター兼管理栄養士
従業員規模
約50名
年収
320万円

目次

クレコさんの転職ストーリー

1これまでの私

食事への興味から、管理栄養士の道へ。

管理栄養士として働く女性イメージ

学生の頃から興味があったのが、「食事」。

将来働くのなら自分の興味・関心のある分野で世の中に貢献をしたいと思い、管理栄養士の道を目指しました。

大学で管理栄養士の資格を取り、卒業後は病院に勤務してそこで7年間ほど透析患者様などに栄養指導を行いました。

「病は気から」という言葉がありますが、その「気」とは日々の生活習慣や食習慣に直結し、それは将来の病気リスクに少なからず関わります。

私が対応するのはすでになにかしらの病気を持つ患者様でしたが、症状の悪化や新しい病へのリスクを軽減させるためにできることはたくさんありました。

日々、新しい文献や情報を収集し、管理栄養士としてのノウハウを磨くことを意識して取り組んでいました。

患者様から感謝の言葉をいただくと、素直に嬉しさとやりがいを感じることができました。

2転職のきっかけ

私が取り組むべき場所は、他にあるのかもしれない。

これからの働き方に悩む管理栄養士女性イメージ

いつからか、「私が本当にやるべきことは、病気になる前の人に対する栄養指導ではないだろうか」と思うようになりました。

日々、透析患者様と接しているなかで、(もっと早く栄養指導を受けて食事内容を改善していれば病気にならなかったのでは)と感じることが多々あったからです。

もちろん、病気になってから治療という観点で管理栄養士のノウハウを発揮することも大切です。
ですが、未然に防ぐことができれば、その人のQOLはもっと向上するでしょう。

病気になってから苦労する方を減らすためには、どうすればいいかを考えていくうちに、「もしかしたら、私が取り組むべき場所は病院ではなく、他にあるかもしれない」と感じるようになりました。
それが、私が転職しようと考えた理由でした。

3転職活動中

管理栄養士として、私が目指した働き方は。

転職活動をする30代女性イメージ

転職活動で主に利用した転職サービスは、マイナビ転職ハローワークです。

はじめにマイナビ転職の求人サイトで「管理栄養士」のキーワードで求人検索をしたのですが、私の求めている働き方の求人はあまり出てきませんでした。

保育園や給食センターの献立作り・調理といった求人は多く見つけられたのですが、(もっと、お客様と一緒に健康づくりを進めていけるような仕事がしたい)というのが私の希望でした。

良かったことは、ハローワークの担当者にそんな私の希望を伝えたところ、「それだったらこんな求人はどうでしょう」とニーズに合ったものを提案いただけたことです。

具体的に私が目指した職種は、食品メーカーの商品開発やレシピ開発またはスポーツジムやスポーツ施設の栄養指導です。

活動中は、管理栄養士を求めている求人がそもそも少ない環境に苦労をしました。

管理栄養士の資格が必ず必要不可欠な業務は、たいてい別の方がすでに勤務されています。ハローワークの担当者の方からは、「管理栄養士の求人は空き枠採用が多い」と言われました。

同じ大学出身の管理栄養士友達とも転職活動中は時間を作って話を聞いてもらったりして、愚痴もたくさん聞いてもらいました。

転職活動をはじめて4ヵ月経って、ようやく次の職場を得ることができました。

最終的に決まった会社は、スポーツジム。

そのスポーツジムで、新たに栄養とトレーニングを掛け合わせたプログラムを企画していて、ちょうど栄養学の専門家を探し始めていたということでした。

4転職後

任された仕事は、インストラクター兼栄養指導係。

スポーツジムの職場イメージ

転職後の新しい職場の私の役割は、インストラクター兼栄養指導係です。

会社としても初めての役職だったこともあり、病院時代のように先輩から業務を引き継ぐことはありません。
当然マニュアルもなく、業務を一から自分で作り上げていくことを求められました。

大変でしたが、栄養指導とトレーニング指導の両方を含めた業務内容の構築に挑戦できることに、大きなやりがいを感じました。

メインのお客様は、パーソナルストレッチの資格を目指す方やすでに取得した方々です。
日々の身体のメンテナンスをする方なら食事内容にも関心も高いはずですので、パーソナルストレッチと栄養指導をセットにしたプログラムを新たに提案しました。

とはいえ、スポーツジムそのものの仕事は未経験でしたので、私がまずやるべきはパーソナルストレッチへの理解、そしてそれ以前に基本となるインストラクターの業務を知ることから始める必要がありました。

入社前は管理業務(つまり、デスクワーク)をイメージしていたのですが、実際は25mプールの掃除や各種トレーニング器具のメンテナンスなどまで担当することになりました。

体力仕事もたくさんあったので慣れない立ち仕事と体力仕事に悪戦苦闘しました。

私自身も体力をつけなければ業務をこなせないと実感し、オフの日にエアロビレッスンに参加するなど、私自身も健康な身体づくりをすることとなったことは想定外でした。

5その後、どうなったか。

インストラクターとして働く日々。けれど、管理栄養士としてやれることもある。

管理栄養士兼インストラクターとして働く、30代女性イメージ

転職してよく感じたことは、「改めて、異業種に挑戦したのだな」という感想です。

管理栄養士としての仕事からは想像がつかないほど、非常に幅広い業務内容でした。

私はインストラクター業務も担当範囲ですので、トレーニング器具の取り扱い説明もやります。
更には、職場には子供たちが泳ぎの練習をするスイミング施設もあるのですが、そこでは監視員やスイミング指導も受け持ちました。

ですが、私は元来泳ぎが大の苦手でしたので、散々でした。
そこで上司と相談してスイミング指導のみ業務から除外してもらえるように相談したところ、汲み取ってくれました。

まったくの新しい業務に戸惑うことも少なくありませんでしたが、こうして困ったことがあれば相談して対応してくれる人間関係の良い職場だったことは幸運でした。

職場環境にもすぐに溶け込むことができて、働きやすさを感じることができました。


転職して、3年が経過しました。
変わらずスポーツジムで、管理栄養士兼インストラクターとして働いています。

じつは今ひとつ、新しいチャレンジとして取り組んでいることがあります。

それは、オリジナル商品の発売
スポーツジムの売店で販売されている食べ物や飲み物の監修をして、オリジナルの商品を発売したいと考えています。

現在の商品は、すべて仕入先から食品を仕入れて販売しています。
ですが、現在の会員さんの需要に合ったものは、もっとあるのではと思うのです。

たとえば、フルーツと豆乳をミッスクしたドリンク。
管理栄養士としての知識を活用して、必要な栄養素を効率よく補給できるドリンクの販売が出来れば、きっと会員さんからも喜ばれるのではと考えています。

現在、どのようなドリンク需要があるのか会員さんと話をしながら具体的に内容を詰めている段階です。

こうして自分が考えたことが会社の為、会員さんのためになれば嬉しいなと思って、実現に向けて取り組んでいます。

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