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営業職の転職──業種別転職のポイント・営業職のキャリアパス

Pick UP!

営業職転職の求人選びは、「興味・関心を持ち続けられる」業界・業種から

営業職の転職は、以下の2ステップを考えておくと方向性が定まりやすい。①どの業界・業種に進むか ②営業職の「その後のキャリア」をどうするか

営業職への転職を目指す際は、まず「どの領域(業界・業種)の営業をするのか」から考えると、活動の方針を定めやすくなります。

領域選びのポイントは、「その業界・業種に対して、興味・関心を持ち続けられる」ことです。
「業界・業種のイメージがあまり持てない」という人は、以下の営業職求人の多い業界・業種からチェックしておくとよいでしょう。

営業職求人の多い業界・業種

業界・業種 説明
人材
人材
就職・転職に関わる人材紹介・人材派遣のサービスを行う。
企業への求人開拓ほか、求職者への支援といった業務が営業職の主な仕事になる。
参考:人材紹介会社の仕事
広告・メディア
広告・メディア
企業の商品・サービスに対して広告・宣伝の提案、運用を行う。
営業職のおもな業務は、顧客(広告主)および広告掲載先のメディアの開拓。
参考:広告代理店の仕事
IT・Web
IT・Web
IT・Webサービスの開発、運用を行う。
営業職の主な業務は、サービスやネット広告の提案、販売。
参考:IT営業の仕事
製造・メーカー
製造・メーカー
製造・メーカーとは「ものづくりをして、販売する企業」のこと。
営業職の主な業務は、自社で製造した製品の提案、販売。
参考:製造業(ものづくりエンジニア)の仕事
不動産
不動産
住宅、ビルテナント、土地などの不動産の売買・賃貸または仲介を行う。
営業職の主な仕事は、不動産販売、不動産賃貸仲介、不動産販売仲介。
参考:不動産営業の仕事
証券
証券
株の発行元の会社と投資家、または投資家と投資家の間に立って、株式の売買の取次ぎや引受けなどを行う。
営業職の主な仕事は多岐に渡るが、リテール営業(個人顧客に金融サービスの提案を行うこと)から経験を積むことが多い。
参考:証券会社の仕事
保険
保険
生命保険、損害保険などの保険商品の運用・販売または代理店業務を行う。
営業職の主な業務は、保険商品の販売。
参考:保険営業の仕事
医療
医療
医療機器や薬品の開発・販売等を行う。
営業職の主な仕事は、医療機関への自社商品の提案、販売
参考:医療機器の仕事MRの仕事
インフラ
インフラ
電気、水道、ガスそのほか電話や鉄道などの公共サービスの提供を行う。
営業職の主な仕事は、関連企業にインフラ設備の提案・販売。訪問先が固定する「ルート営業」であるケースが多い。
化学
化学
ゴム製品や樹脂など、化学素材の製造・販売を行う。
営業職の主な仕事は、自社で製造した製品の提案、販売。訪問先が固定する「ルート営業」であるケースが多い。
食品
食品
食品の製造・販売を行う。
営業職の主な仕事は、自社で製造した製品の提案、販売。販売先は小売店になるが大抵は中間に商社が入るため、食品営業は商社とのやり取りがメインになるケースが多い。

上記業界・職種のうち、人材、広告・メディア、IT・Web、製造・メーカー、不動産は未経験採用の求人も多く、はじめて営業職を目指す人や異業種への転職を目指す人もチャレンジしやすいです。

ですが、冒頭で述べた通り重要となるのは「その領域に対して、興味・関心を持ち続けられるか」です。

取引先の顧客は、担当営業に対してその商品・サービスの詳しい知識・理解を求めます。
自社商品・サービスへの知識だけでなく、常にその業界の最新動向を把握し続けていないと、顧客の満足を勝ち取れないことが多いでしょう。

上に挙げた業界・業種で転職先を探す場合は、自分がこれから先の5年・10年にわたって興味・関心を持ち続けられる領域かどうかも見据えたうえで、検討することをおすすめします。

営業職の、「これから先のキャリアプラン」についても描いておこう

営業職として転職する際は、「営業職のその後」のキャリアプランについても考えておくとよいでしょう。

時期の目安としては「転職して3年後」あたりをイメージするとよいと思います。
3年という期間は、一般的に新しい仕事に就いてから知識・技術が成熟するタイミングだからです。

そのときに自分はどうなっていたいかをイメージすることによって、「それが実現できる会社は、どこだろう」という観点で会社選びの判断が付きやすくなります。

たとえば、営業職からのキャリアパスには以下のパターンがあります。

営業職のキャリアプランイメージ  営業職→組織内のキャリアアップ→営業エキスパート 営業職→スキル・職能の広がり→マーケティング・プランナー プロデューサ コンサルタント 営業職→組織内のキャリアアップ→管理職(組織マネージャー)

このほかにも、商品企画経営企画セールスマネージャなどのパターンもあるでしょう。

こうした営業職のその後のキャリアプランを描いておくと、転職の軸、方針が一層明確になり、書類や面接の選考の際にも志望動機を適切に伝えやすくなります。

各職種についてより詳しく知りたいという方は、以下リンク先の記事をご参考ください。

参考:営業職のその後のキャリアパスで代表的なもの

「この求人がよさそう」と思ったら、入念な企業研究を

営業職を求める企業は多く、他の職種と比べて求人は豊富です。
ですが、逆を言えばそれだけ「比較対象となる企業がある」ということです。

なかには、営業フローが確立されていない企業、過酷なノルマを強いる企業もありますし、経営状態が芳しくない(倒産リスクのある)企業もあるでしょう。

そうした企業の中から、安定して働けて、かつ自分にあった職場を選べるように、企業研究を入念に行っておくことが大切です。

転職時の企業研究のポイント①成長性・安定性はどうか?→同業他社と比較して確認 ②どのような人物が活躍しているか?→事業内容・業界動向と実際に働く人たちの様子をチェック→企業理念と職場環境も確認を ③多少の困難があっても続けられそうな仕事か→実現したい将来像に近づけられそうか

企業研究 見るべきポイント

企業研究を行う際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。

チェック項目 確認ポイント どこで確認するか
事業内容 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持続して持ち続けられる内容かを確認する 企業HP
主力商品・サービス その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等
強み・独自性 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す
企業理念 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を家訓する
社風・雰囲気 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする インタビュー記事、口コミサイト等
求められる知識・スキル 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する 企業HP、求人票等

こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得ることができれば、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。

企業研究のやり方を詳しく見る

ここまでの内容をまとめましょう。

営業職の転職で大切なポイントは、以下の3点です。

  • 興味・関心を持ち続けられる業界・業種を選ぶこと
  • 営業職のその後のキャリアプランも描いておくこと
  • 「この求人がよさそう」と思ったら、入念な企業研究を行うこと

そのほか、営業職の転職を有意義に進めていくためのお役立ち情報を、以下に紹介します。
「このテーマについて知りたい」という記事から、チェックしてみてください。

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