30代の転職で「ハローワーク」は利用した方が良い?メリット・デメリット紹介
[最終更新日]2024/07/14
30代の転職は、20代と比べるとハードルが高くなっていくイメージを持つ人が少なくありません。
徐々にミドル層としての能力や実績を求められるようになり、転職する動機や今後のビジョンについてもシビアに見られやすくなるからです。
転職活動をスタートさせるにあたって、どこで求人を探すかは非常に重要なポイントです。
目次
1)30代で「これまでハローワークを使ってこなかった」という人は多い
30代は、新卒で就活をしたとき就活サイトからエントリーする方法がごく一般的なものになっていた世代です。
これまでに転職した経験があるという人も、転職サイトで求人を探して応募した人が多いのではないでしょうか。このように、30代の転職希望者にとってハローワークは実は「意外と利用する機会がない」存在なのかもしれません。
そこで、まずはハローワークの仕組みや転職市場における位置づけについて確認しておきましょう。
そもそもハローワークとはどのようなものか
ハローワークは厚生労働省が設置している「公共職業安定所」という行政機関で、求人紹介、職業相談、職業訓練の斡旋、雇用保険事務を行っています。
雇用保険事務と聞くと耳慣れないかもしれませんが、いわゆる失業給付の申請をし、給付を受けるための事務手続きのことです。
ハローワークを利用するには、次の持ち物が必要です。
- 離職票
- 雇用保険被保険者証
- マイナンバーカードか個人番号
- 運転免許証、パスポートなどの身分証明書
- 証明用写真2枚
- 印鑑
これらを持ってハローワークの窓口へ行き、求職申込書を記入・提出すると、ハローワークカードが発行されます。
ハローワークの求人に応募するには、このハローワークカードが必要になります。応募時には「この求人に応募したい」旨を窓口で申し出ると、紹介状を発行してもらえます。
応募先企業への連絡や面接のアポイントは原則として求職者本人が行いますが、ハローワークの職員が代行してくれるケースもあるようです。
これまで転職サイトや転職エージェントを使っていた人も、30~40代になるとハローワークを使いだすことも
- 年齢的な制限があまり設けられていないため
- 地元に根ざした企業を見つけやすいため
20代まで転職サイトで転職活動を行ったり、実際に転職したりといった経験のある人でも、30代に入ってハローワークを利用した転職を検討するケースが出てきます。これには大きく2つの理由があります。
一つ目の理由は「年齢」です。
20代と比べると、30代は一般的な転職サイトで検索結果にヒットする求人数が絞り込まれてきます。20代なら実務未経験可であっても、30代以降は即戦力として経験や実績を求める企業が少なくないのです。
また、35歳前後を境に年齢要件に引っかかるケースも増えていきます。
ハローワークの求人は比較的幅広い年齢層を対象にしていますので、見方によってはハローワークのほうが応募するチャンスは多いとも言えます。
二つ目の理由は「地域密着」です。
ハローワークで探すことのできる求人は、その多くが地元企業や、地元の支社や支店が勤務地となる求人です。
家族の事情でUターンして地元で仕事を見つけたいと考える人もいますので、全国区の転職サイトより自宅周辺の求人が見つかりやすいハローワークを利用するというわけです。
企業側は、ハローワークをどうやって使っている?
では、企業がハローワークに求人を扱ってもらうようにする場合、どういった手続きを踏んでいるのでしょうか。
ハローワークの求人は、掲載費用が必要ありません。
ハローワークに事業所登録シートを提出し、これが受理されれば求人を掲載できる状態になるのです。大手の転職サイトに求人を掲載してもらうとなると、数週間の掲載期間で数百万円にものぼる掲載料が必要なこともめずらしくありませんので、求人を出すためのコストが発生しないのは、人材募集をかけたい企業にとって非常に大きなメリットと言えます。
別の見方をすれば、無料で求人を掲載してもらえるわけですから、「どうしても今、人材を採用したい」という強い思いのある企業ばかりでもありません。 「一応、求人を載せておいてもらおう」といったスタンスの企業もあるということです。
ただし、ハローワークは前に述べたとおり行政機関ですので、企業が利用するにはそれなりの書類手続きが必要になります。
複雑な書類手続きを経て求人を出しているわけですから、真剣に人材募集をしたいという思いからハローワークに求人を出している企業ももちろんたくさんあります。
2)30代の転職で、ハローワークを活用する際のメリット
メリットその1 「地元企業の仕事を見つけやすい」
ハローワークを利用するメリットの1つとして、地元企業の求人を見つけやすいという点が挙げられます。
大手転職サイトに掲載されている求人は、勤務地が都市部に偏りやすい傾向があります。
地方で働きたいと思っている人は、希望勤務地を条件に求人を絞り込んでみたら、大手転職サイトであってもヒットした求人はごくわずか、といった経験はないでしょうか。
労働人口の多い都市部の求人がどうしても多くなる傾向があるため、地方での転職は「レア求人」のような扱いになりがちです。
その点、各地のハローワークで扱っている求人は近隣が勤務地のものが多いため、地元企業の仕事を見つけるには良い方法と言えます。
地域密着型の企業を探したい場合、ハローワークを利用するメリットを活かせるでしょう。
メリットその2 「転職サイトよりも低倍率の求人が多め」
転職サイトの場合、大手で有名なサービスになればなるほど掲載される求人が多くの人の目に触れています。
人気職種や人気企業の求人が掲載されると応募者が殺到し、求人あたりの倍率が跳ね上がることもめずらしくありません。
当然、応募者が多いほど書類選考や面接を通過できる確率は下がっていき、結果的に採用される確率も低くなりやすいのです。
ハローワークの求人もインターネット上で公開されていますが、大手転職サイトと比較するとチェックしている人の数は少ないと推測されます。
よって、ハローワークには求人あたりの倍率が高くないケースが比較的たくさんあり、転職サイトの求人にやみくもに応募するよりは打率が良い場合もあるのです。
メリットその3 「職業訓練を受けられる」
ハローワークでは仕事に活かせる知識・技能が身につく「職業訓練(ハロートレーニング)」のサービスを提供しています。
学べる内容は多岐に渡り、とくに人気が高いコースとしては下記の7つが挙げられます。
- Web制作
- 宅建不動産・金融FP
- Javaプログラミング
- 国際ビジネス
- パソコン・オフィス
- 介護士
- 医療事務
職業訓練は、一定の条件を満たせば無料で受講できます(※ テキスト代は自己負担になります。また、申込者が多い場合は抽選になることもあります)。
自費でスクールや通信講座に申し込むよりもはるかに安価で利用できるのは、大きなメリットです。
私の知人でも何人か職業訓練を受けた人がいますが、現在の職業に役立てられている人は多いです。
ハローワークの職業訓練は以下の流れで行われます。
参照:厚生労働省「ハロートレーニング(離職者訓練、求職者支援訓練)について知る」
ハローワークの職業訓練については以下の記事でも詳しく紹介しています。併せてご覧ください。
メリットその4 条件を満たせば失業給付がもらえる
ハローワークは仕事を見つけるための機関ですが、ハローワークを利用して求職活動に取り組んでいるにも関わらず転職先が決まらない場合、一定の条件を満たせば失業給付を受け取れます。
ここで注意したいのは、ハローワークから紹介状を受理して求人に応募するという一連の流れを取らないと、失業給付を受給することはできないことです。
また、失業給付を受けるには、ハローワークへ離職票を提出して7日後から起算して3ヵ月が経過していなくてはなりません。
その間、ハローワークで求職活動をしていたにも関わらず就業先が決まらなければ、失業認定され失業給付の給付が開始されます。
ただし、失業給付の受給期間中もずっと求職活動中であることが前提ですので、求職活動を続けていても仕事が見つからない状態なのかどうか、4週間に一度失業認定を受ける必要があります。
3)30代の転職で、ハローワークを活用する際のリスク・デメリット
デメリットその1 「給与条件の良い求人は少ない」
ハローワークの求人は条件が良くないものが多いとよく言われます。
もちろん中には良い条件の求人もないわけではありませんが、全体として見たとき、やはり給与条件が良い求人は少ない傾向があります。
この理由として、条件の良い求人には多数の応募が期待できるため、転職サイトに多額の掲載料を支払ったとしても十分に元が取れるレベルの人材を採用できる可能性が高いことが挙げられます。
ハローワークに求人を出す場合、企業にとって費用面での負担はゼロで済みますので、もし応募者が少なかったとしてもさほど問題はないというわけです。
また、専門的なスキルが必要な仕事の場合、企業は転職エージェントを活用して募集をかけるケースがよくあります。こうした求人は対象となる人材が限られているため、必然的に対価として給与水準は高くなります。
ただ、広く世間一般に募集をかける類の求人ではないため、ハローワークでこういった求人を見かけるのはかなり稀なケースと言わざるを得ません。
デメリットその2 「専門性の高い転職相談は期待薄」
ハローワークでは求人の紹介だけでなく、転職相談に乗ってもらうこともできます。
ただし、ハローワークで対応可能な転職相談はごく基本的なレベルです。
たとえば求人の応募要件に「表計算ソフト」と記載されていた場合、「エクセルが使える必要があります」という説明はしてもらえますが、「この職種であればマクロが組めるかどうかは重視されません」「この企業は実務でVBAを使うので必須事項の1つです」といったレベルでの詳しい説明は期待できない、ということです。
職種や企業ごとの事情を踏まえた具体的なアドバイスが欲しいのであれば、転職エージェントのコンサルタントに相談すべきでしょう。
ハローワークの職員はさまざまな利用者に対応する必要があるゼネラリストです。
転職を希望する職種の業界事情や、求人を出している企業の実態について熟知しているわけではないことを前提に利用する必要があります。
デメリットその3 「人材募集に対する企業の本気度が高くない場合がある」
ハローワークに求人を掲載する上で、企業にとって大きなメリットの1つは「費用がかからない」ことです。
もちろんハローワークの求人の中には、地元で良い人材を集めたいという思いで求人を出している企業もあるはずです。
しかし、求人を数週間掲載すると数百万円規模の掲載料が必要となる転職サイトと比べると、どうしても求人を出す上での「覚悟」のようなものに差があることは否めません。
端的に言えば、「求人を出しておいて、良い人材が来てくれたらラッキー」というスタンスの企業も中には存在するというわけです。
ハローワークの求人に応募したものの、一向に返事がなく放置されてしまったといった話を聞くことがありますが、その理由の1つとして考えられるのが「求人を打つためにコストがかからないので、本気度が高くない企業も中には存在する」という点なのです。
4)結論:30代の転職は、転職エージェントメインが王道。そのうえで、予防線として「ハローワーク」の活用を
なぜ、30代の転職では、「ハローワーク」より転職エージェントのほうがおすすめなのか
ここまでハローワークのメリットとデメリットを見てきましたが、どうしも地元で働きたいなど強いこだわりがある場合を除いて、30代の転職でハローワークをメインに求人を探すのはあまりおすすめしません。
転職エージェントでは、登録後に面談が行われ、現状のスキルや経験の確認と今後のキャリアプランの希望などについて詳細なヒアリングが実施されます。
このとき、30代から40代以降にかけてのキャリアプランといった中長期的な展望も加味した上で相談に乗ってもらえます。
これに対してハローワークの転職相談では、「失業状態を解消すること」が重視されます。
つまり、「当面、仕事を見つけること」が最優先されるため、中長期的なキャリアプランが考慮されているかどうかという点では、決して十分な対応とは言えない面があります。
30代の転職は、20代までのキャリアを活かしつつ、40代、50代とキャリアを重ねていくことも見越して検討する必要があります。
ところが、ハローワークで「年齢の面で紹介できる仕事が限られます」と言われてしまうと、そういうものと思い込んでしまい、選択肢を狭めてしまうリスクがあるのです。
転職エージェントも種類・タイプは多数。自分に合った転職エージェントに登録を
30代の転職であれば、転職エージェントをメインに利用し、その上で地元の求人も見ておきたいといった希望があれば予防線としてハローワークも一応見ておく、という程度に留めたほうが無難です。
転職エージェントであれば求人の紹介だけではなく、「今後のキャリア」についての悩み相談などについてもアドバイスをしてくれます。
参考:転職エージェントの仕組み
転職エージェントでは、求人の紹介をはじめ、書類添削や面接対策、キャリアの相談まで幅広くサポートを行ってくれます。
ただし、転職エージェントに登録する場合、2社以上に登録しておくのが鉄則です。
現在、国内にはさまざまな転職エージェントがあり、大きく分けると次のようなタイプになります。
- 総合型(幅広くさまざまな職種を扱う)
- 特化型(IT系など特定の業種・職種に特化)
- ターゲティング型(ハイクラス・高年収など特定の層が対象)
どの転職エージェントに登録しても同じというわけではなく、各社に特徴があることを知った上で利用することが大切です。
複数の転職エージェントに登録しておくことで、各社の特徴を活かし弱点を補い合うシナジー効果を得られるというメリットもあります。
転職エージェントを利用するのであれば「複数登録」をおすすめします。
参考:転職エージェントの複数登録と選び方
30代の転職で、転職エージェントを活用するポイントは以下の3点です。
- Point1 30代向けの主要な転職エージェントの、それぞれの特徴を知っておく
- Point2 はじめに2~3つ「複数」の転職エージェントに登録しておく
- Point3 何度かのやりとりで「相性」と「やりやすさ」を確認する
特にポイント3つ目の「相性とやりやすさ」は重要です。
転職エージェントの担当者とは、転職期間中はずっと付き合いを続けていきますので、「自分に合った担当アドバイザー」を早めに見出していくことが、転職成功のひとつの要となるでしょう。
自分に合う担当アドバイザーを見つけるには、以下のポイントについて確認すると良いでしょう。
- 「親身に相談に乗ってくれるか」
- 「紹介する求人について、おすすめの理由をきちんと説明してくれるか」
- 「紹介・連絡のペースは適切か」
以上のような点を確認することで、あなたにマッチする担当(サービス)かの判断がつきやすくなります。
5)30代の転職でおすすめの転職エージェント
ここからは、おすすめの転職エージェントをご紹介していきます。
30代の転職は、幅広い業種・職種から求人を紹介してもらえる「総合型」の転職エージェントと、特定の業種・職種に特化した「特化型」の転職エージェントを組み合わせて利用するのがおすすめです。
以下、総合型・特化型それぞれの、30代の転職におすすめの転職エージェントを紹介します。どのサービスも無料で利用できますので、「自分に合いそう」と思ったものから試しに登録してみると良いでしょう。
「総合型」の転職エージェントおすすめ一覧
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
---|---|---|---|---|---|
メリット |
|
|
|
|
|
デメリット |
|
|
|
|
|
公開求人数 | 約6.9万件 | 約26万件 | 約49万件 | 約11万件 | 約1.2万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
|
|
|
|
|
詳細を見る |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
「特化型」の転職エージェントおすすめ一覧
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サービス名 | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Agent | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
メリット |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
デメリット |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約6.0万件 | 約2.1万件 | 約40万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
公式サイト |
表内の求人数は2024年11月時点のものです。
以下、30代の人に特におすすめの転職エージェントについて、その詳細・おすすめの理由について紹介しています。あわせてご参考ください。
マイナビエージェント
-
書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という人におすすめです。
マイナビエージェントは全国の幅広い業種・職種の求人を取り扱う、転職エージェントです。
「20代~30代の若手社会人への支援に強い」と紹介されることが多いですが、40代以降のミドル世代やハイクラス向けの求人も多いです。
マイナビエージェントの主な特徴は、「営業職」「ITエンジニア」「Webクリエイター」「メーカーエンジニア」「金融」など、業界・職種ごとにサポートチームが分かれている点です。
マイナビエージェントの担当領域一覧
|
|
これら領域に精通した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を力強く支援してくれます。
書類添削・面接対策の支援にも力を入れており、利用者からは「書類選考、面接準を丁寧に支援してくれた」という評判も多く見られます。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.1万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
業界・職種ごとの専任サポートチームが「じっくり親身になって」支援してくれるのがマイナビエージェントの強み。サービス入会時に登録する情報で担当が決まりますので、経歴・希望条件は丁寧に記入しておきましょう。
doda(デューダ)
-
都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい人におすすめの転職エージェントです。
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
国内最大級の求人数と実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
そのほか、「担当アドバイザーが寄り添ってくれる」「相談しやすい」という意見・感想も見られます。
業種や職種、地域に関わらず豊富な求人を擁していますので、「まずは求人をチェックしてみよう」という際にもおすすめのサービスです。
dodaの特徴
特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、東京、神奈川、静岡、愛知、大阪、京都、兵庫、岡山、広島、福岡 |
公開求人数 | 約25万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
LHH転職エージェント
-
営業、エンジニア、経理、人事など、専門領域のエージェントが担当になってくれます。マッチング度の高い求人を提案されやすいです。
LHH転職エージェントは、人材紹介会社のアデコが運営する転職エージェントサービスです。
日本国内のみならず世界60か国にも拠点を広げており、外資系・グローバル企業の求人も多数取り扱っています。
国内の拠点は東京・大阪・愛知の三か所になりますが、所属するエージェントはそれぞれ専門領域のエキスパートとして、転職活動を強力にサポートしてくれます。
とくに力を入れているのは、「転職者と企業のマッチング」。
これまで、「他の転職サービスでは、あまり自分に合った求人を紹介してもらえなかった」という人は、LHH転職エージェントを試してみるとよいでしょう。
LHH転職エージェントの特徴
特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 東京・名古屋・大阪 |
公開求人数 | 約1.6万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業系|販売・サービス系|ファッション系|マーケティング系|クリエイティブ系|IT系|エンジニア(電気・電子・機械・化学・素材・食品・化粧品・プラント・インフラ・エネルギー)系|メディカル系|人事・労務系|総務・広報|法務・知財|経理・財務系|経営/事業企画系|コンサルタント系|内部統制・監督系|購買・物流・貿易系|金融系|建築・不動産系|事務系など |
豊富な求人を擁するLHH転職エージェントですが、領域によって担当エージェントの数はやや少なめです。レスポンスの遅れなどが気になる場合は、他の転職エージェントにも登録しておきましょう。
ワークポート
-
エンジニア、営業、メーカー系はじめ豊富な求人。転職決定率の高さに定評があり、「転職活動をエージェントから力強くプッシュしてほしい」人におすすめのエージェントです。
ワークポートはリクルートエージェント・dodaに次ぐ豊富な求人を抱える転職エージェントです。
とくにIT・Web系や営業、メーカー系職種の求人が多く、また同サービスは「業界・職種未経験者」への転職成功に多くの実績があります。
「検討の余地があれば求人を紹介する」というスタンスのエージェントのため、転職先の選択肢を広げる際にもおすすめです。
ワークポートの特徴
特徴 |
|
---|---|
サービス対応地域 | 全国 |
拠点 | 北海道、宮城、福島、東京、埼玉、千葉、栃木、群馬、神奈川、新潟、静岡、石川、岐阜、滋賀、愛知、京都、大阪、兵庫、岡山、広島、加賀、愛媛、福岡、長崎、熊本、鹿児島、沖縄 |
公開求人数 | 約10万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | ソフト開発・システムエンジニア系|クリエイティブ系|通信・インフラエンジニア系|ヘルプデスク・ユーザーサポート|研究・製品開発/品質・評価系|コンサルタント・プリセールス系|ゲーム制作関連|ものづくり系エンジニア|金融・保険・証券系|建設・土木・プラント・設備|不動産専門職|営業系|事務・管理系(総務・経理・財務・人事など)|経営企画・事業開発|マーケティング・プロモーション系など |
ワークポートの積極的な提案を最大限活用するには、初回面談時に希望する職種・働き方をしっかり伝えることです。事前にキャリアの棚卸しをしておくとスムーズでしょう。
地方での転職活動を予定している人は、その地域に強い転職サービスも活用しよう
地方での転職で「よく紹介される転職サイトでは、求人があまり見つけられない」という30代の人は、以下に紹介する各地域に拠点を持つエージェントもチェックしておきましょう。
各都道府県の、その地域に拠点を持つ「地域密着型」転職エージェント
都道府県 | 転職エージェント|都道府県内の拠点 |
---|---|
北海道 | |
青森県 | |
岩手県 | |
宮城県 | |
秋田県 | |
山形県 | |
福島県 | |
茨城県 | |
栃木県 | |
群馬県 | |
埼玉県 | |
千葉県 | |
東京都 | |
神奈川県 | |
新潟県 | |
富山県 | |
石川県 | |
福井県 | |
山梨県 | |
長野県 | |
岐阜県 | |
静岡県 | |
愛知県 | |
三重県 | |
滋賀県 | |
京都府 | |
大阪府 | |
兵庫県 | |
奈良県 | |
和歌山県 | |
鳥取県 | |
島根県 | |
岡山県 | |
広島県 | |
山口県 | |
徳島県 | |
香川県 | |
愛媛県 | |
高知県 | |
福岡県 | |
佐賀県 | |
長崎県 | |
熊本県 | |
大分県 | |
宮崎県 | |
鹿児島県 | |
沖縄県 |
転職エージェントの多くは公式サイト上で求人を公開しています。登録前に「自分の希望する分野の求人は多くありそうか」をチェックしておくとよいでしょう。
まとめ)30代の転職でハローワークを利用するなら目的を明確にしておこう
30代の転職はそれまでの経験の違いや今後のキャリアに求めるものの違いが一人ひとり明確になってくるだけに、一筋縄にいかないのが実情です。
専門知識を持ち一人ひとりの状況に合ったキャリア相談が可能な転職エージェントにサポートしてもらうのが王道と言えるでしょう。
ハローワークを利用するのであれば、たとえば「地元の会社に転職したい」といった明確な目的を持って利用することが大切です。
「とりあえずハローワークに相談してみよう」といった目的意識の薄い状態で利用してしまうことのないよう、キャリアプランや転職の目的についてしっかりと考えておくようにしましょう。