ヘルプデスクに未経験から転職できる?仕事内容・キャリアパス・将来性を紹介
[最終更新日]2025/10/25

ITの知識を活かして人の役に立ちたいと考えている人の中には、ヘルプデスクに転職して活躍したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
ヘルプデスクの仕事に対するイメージは何となくあるものの、具体的な仕事内容や必要とされる知識・スキルについて詳しく知らないという人もいるかもしれません。
そこで、ヘルプデスクとはどのような仕事なのか、必要とされる知識・スキルにはどのようなものがあるか解説していきます。
また、未経験からヘルプデスクに転職するにあたって、意識しておきたいポイントがいくつかありますので、こちらも確認していきます。
目次
ヘルプデスク・社内SEの転職におすすめの転職エージェント
| 対象エンジニア層 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務経験3年以上 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 | 実務未経験~2年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| サービス名 | レバテックキャリア![]() | マイナビIT AGENT![]() | リクルートエージェント![]() | ギークリー![]() | 社内SE転職ナビ![]() | マイビジョン![]() | テクノブレーン![]() | ユニゾンキャリア![]() | ワークポート![]() | doda![]() | type転職エージェント![]() |
| メリット |
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| 特に多い エンジニア職種 | プログラマー・SE全般、PL・PM | アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、SE・PG、PM・PL | プログラマー・Webエンジニア、社内SE、製品開発・ASP、組込み・制御エンジニア、ITコンサル | プログラマー、SE、PL・PM、その他トレンド性の高い分野(エンタメ、ディープテック、SaaSなど) | アプリケーション(Web・モバイル)、IT企画・情報システム、サーバー(設計/構築・保守/運用) | ITコンサルタント など | 機械、電気、半導体関連エンジニア、制御、組み込みエンジニア、フロント/サーバーサイドエンジニア、業務系SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、社内SE、クラウドエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE | Webエンジニア、インフラエンジニア、SE、PM、機械学習・AIエンジニア | SE・PG、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE |
| 対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西 | 関東(東京・神奈川・千葉・埼玉)・関西(大阪府) | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
| おすすめの人 |
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| 公式サイト |
1)ヘルプデスクの仕事内容

ヘルプデスクへの転職を考えるなら、まずはじめに具体的な仕事内容をしっかり把握しておくことが大切です。
ひとことで「ヘルプデスク」といっても、その役割は幅広く、企業によって担当する業務が少しずつ異なります。
ヘルプデスクの仕事は、大きく「社内ヘルプデスク」と「社外ヘルプデスク」の2種類に分けられます。求人情報ではどちらも「ヘルプデスク」と募集されていることが多いので、それぞれの違いを理解し、自分がどんな働き方をしたいかイメージしておきましょう。
社内ヘルプデスクと社外ヘルプデスク(テクニカルサポート)の違い
「社内」と「社外」、どちらのヘルプデスクを選ぶかによって、サポートする相手も、求められる知識も変わってきます。入社後のミスマッチを防ぐためにも、両者の違いをしっかり確認しておきましょう。
| 社内ヘルプデスク | 社外ヘルプデスク | |
|---|---|---|
| サポート対象 (誰に) | 自社の役員や従業員 | 自社製品・サービスの顧客(ユーザー) |
| 主な問い合わせ内容 (何を) |
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| 求められるスキル (どのように) | 幅広いITの基礎知識、各部署との調整力、丁寧なコミュニケーション能力 | 自社製品・サービスに関する深い知識、顧客対応スキル、冷静な判断力 |
IT業界が未経験の方にとっては、まずは身近な社員をサポートする「社内ヘルプデスク」からスタートするほうが、業務のイメージがしやすく、安心してキャリアを始めやすいかもしれません。
【最新トレンド】DXを支えるヘルプデスクの新たな役割

最近では、ヘルプデスクの役割は「ただ問い合わせに答えるだけ」にとどまりません。
多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるなかで、ヘルプデスクは「会社のIT活用を円滑にし、社員の生産性を向上させる」という、より積極的で重要なポジションへと変化しています。
ここでは、近年のヘルプデスクが担う新たな役割を3つご紹介します。
クラウドサービスの運用支援
今や多くの企業で導入されている、Microsoft 365(WordやExcel、Teamsなど)やGoogle Workspaceといったクラウドサービス。これらのサービスを社員がスムーズに使えるように支援するのも、ヘルプデスクの大切な仕事です。
具体的には、新規入社者のアカウントを作成したり、便利な使い方をレクチャーしたり、トラブル発生時に窓口となって対応したりします。
セキュリティ対策の最前線
巧妙化するサイバー攻撃から会社の情報を守るため、セキュリティ対策の重要性はますます高まっています。
ヘルプデスクは、「怪しいメールが届いた」といった社員からの最初の相談窓口として機能します。また、「ゼロトラスト(『社内だから安全』とは考えず、すべての通信を検証するセキュリティの考え方)」に基づき、PCのセキュリティ設定を管理するなど、情報システム部門と連携して会社の安全を守る最前線の役割を担います。
ナレッジマネジメントで組織の生産性を向上
寄せられた問い合わせ内容やその解決策を記録し、だれでも見られるように情報として整理しておくこと(ナレッジマネジメント)も、ヘルプデスクの重要な業務です。
よくある質問と回答をまとめたマニュアル(FAQ)を作成・更新することで、社員が自分で問題を解決できるようになります。これにより、同じ問い合わせに繰り返し対応する手間が省け、組織全体の生産性向上に大きく貢献できるのです。
2)ヘルプデスクの平均年収・キャリアパス・将来性

IT業界への転職となると、やはり気になるのが「お給料」や「将来性」ですよね。
ここでは、ヘルプデスクのリアルな年収事情から、その先のキャリアプラン、そして将来性について、最新の情報を交えながら分かりやすく解説していきます。
ヘルプデスクのリアルな年収と、収入を上げる方法
ヘルプデスクの年収は、個人のスキルや経験、企業の規模によって変わりますが、未経験からスタートする場合、年収300万円~400万円前後がひとつの目安となります。
たしかに、専門的な開発を行うエンジニア職と比べると、スタート時点では少し控えめに見えるかもしれません。しかし、ヘルプデスクはキャリアの出発点です。経験を積み、スキルを身につけることで、着実に収入を上げていくことが可能です。
年収アップのモデルケース
では、具体的にどうすれば年収をアップできるのでしょうか。ヘルプデスク経験を活かした主なキャリアアップのモデルを2つ、より詳しくご紹介します。ご自身の興味や適性に合うのはどちらか、想像しながらご覧ください。
マネジメント職を目指す(年収500万円~)
もしあなたが、人を育てたり、チームで成果を出すことにやりがいを感じるタイプなら、マネジメント職へのステップアップがおすすめです。
まずは数名のチームをまとめるリーダーとして、新人メンバーの教育や日々の業務の割り振り、問い合わせ対応の品質管理などを担当します。現場を熟知しているあなただからこそ、メンバーが困っている点にいち早く気づき、的確なアドバイスができるでしょう。
さらに経験を積むと、部門全体を統括するマネージャーとして、業務プロセスの改善、新しいサポートツールの導入検討、他部署との重要な折衝といった、より経営に近い視点での役割を担います。現場を知るからこその実用的な改善提案ができるため、組織から高く評価され、着実な収入アップに繋がります。
専門スキルを習得してキャリアチェンジする(年収550万円~)
もしあなたが、特定の技術を深く探求し、専門性を武器に課題解決することに喜びを感じるタイプなら、専門エンジニアへのキャリアチェンジが最適です。
ヘルプデスク業務で得た幅広いITの基礎知識を土台に、以下のような需要の高い専門分野のスキルを身につけることで、市場価値の高いエンジニアを目指せます。
- クラウドエンジニア:
ヘルプデスクで対応したMicrosoft 365などの知識を発展させ、企業のITシステム基盤であるAWSやAzureといったクラウドサービスの設計・構築を担います。 - ネットワークエンジニア:
「ネットに繋がらない」といった問い合わせ対応の経験を活かし、企業全体の通信を支えるネットワークの設計や運用・保守を行う専門家です。 - セキュリティエンジニア:
社員からのセキュリティ相談に対応した経験を土台に、サイバー攻撃などから企業の重要な情報資産を守るスペシャリストとして活躍します。
ヘルプデスクで培った「ユーザーがどこで、なぜ困るのか」を理解している視点は、利用者に寄り添ったシステムを構築できる専門家として、他にはない大きな強みとなり、大幅な収入アップを実現します。
【重要】ヘルプデスクからの王道キャリアパス3選

「ヘルプデスクの仕事は、キャリアの行き止まりになってしまわないか…」と不安に思う方もいるかもしれませんが、心配はいりません。
ヘルプデスクは、IT業界の様々な専門職につながる「キャリアの交差点」のようなポジションです。
ここでは、ヘルプデスク経験を活かせる代表的な3つのキャリアパスを、それぞれの特徴が分かる詳細な説明とあわせてご紹介します。
【ルートA:組織のITを守り育てる】社内SE・情報システム
ヘルプデスクとして社員の声に耳を傾けてきた経験は、「現場の課題」を深く理解する力に繋がります。その経験を活かし、自社のIT戦略の企画や、新しいシステムの導入・運用を行うのが社内SEです。「どうすればもっと業務が効率的になるか」を考え、会社の成長をITで支える、やりがいの大きな仕事です。
| 主な仕事内容 |
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|---|---|
| 求められるスキル |
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| 向いている人 |
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【ルートB:技術を極める】インフラエンジニア(クラウド、ネットワーク、セキュリティ)
PCやサーバー、ネットワークといったITシステムの土台(インフラ)を設計・構築・運用する専門職です。ヘルプデスクで培った「なぜこのトラブルが起きたのか?」を考える力は、障害の原因を特定し、安定したシステムを維持するインフラエンジニアの仕事に直結します。
| 主な仕事内容 |
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|---|---|
| 求められるスキル |
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| 向いている人 |
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【ルートC:顧客と技術の架け橋となる】セールスエンジニア・ITコンサルタント
ヘルプデスクで磨かれた「専門的な内容を、分かりやすく伝えるコミュニケーション能力」を最大限に活かせるのがこの道です。技術的な知識を背景に、顧客の課題をヒアリングし、解決策となるIT製品やサービスを提案します。技術とビジネスの両面から顧客に貢献できる、市場価値の高い職種です。
| 主な仕事内容 |
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|---|---|
| 求められるスキル |
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| 向いている人 |
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IT人材不足が追い風に!ヘルプデスクの将来性
「AIが進化したら、ヘルプデスクの仕事はなくなってしまうのでは?」と心配する声も聞かれますが、結論から言うと、ヘルプデスクの将来性は非常に明るいと言えます。
経済産業省の調査によると、日本では2030年に最大で約79万人のIT人材が不足すると予測されており、IT業界全体で人材の需要が非常に高まっています。
特に、多くの企業がDX(デジタル技術による業務改革)を進める中で、新しいツールやシステムを導入する動きが加速しています。しかし、それを使いこなす社員へのサポートがなければ、DXはうまく進みません。
現場の社員が何に困り、どこでつまずくのかを一番よく知っているヘルプデスク経験者は、まさにDX推進のキーパーソンなのです。
ヘルプデスクは、将来性の高い専門職へステップアップするために必要な「IT業界での実務経験」と「現場理解力」を同時に得られる、非常に価値のあるポジションだと言えるでしょう。
参考文献:
・デジタル庁:「デジタル社会推進標準ガイドライン」
・経済産業省:「IT人材需給に関する調査」
3)ヘルプデスクに必要な知識・スキルは?
ヘルプデスクの仕事に興味をお持ちでも、「ITの専門知識がないと難しそうだ」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、心配はいりません。ヘルプデスクに必要なスキルは、段階的に身につけていくことが可能です。
ここでは、求められる知識やスキルを大きく3つのステップに分けて、分かりやすく解説します。
【土台となる基礎知識】まずはここから押さえよう

まずは、日々の問い合わせにスムーズに対応するための「土台」となるITの基礎知識です。完璧に覚える必要はなく、「こういった言葉がある」と知っておくレベルからで問題ありません。
ハードウェア・ソフトウェアの知識
PC本体やモニター、プリンターといった物理的な機器(ハードウェア)と、WindowsやMacといったOS、WordやExcelなどのアプリケーション(ソフトウェア)に関する基本的な知識です。「メモリとストレージの違いは?」といった、PCの基本的な仕組みを理解しておくと、トラブルの原因を推測しやすくなります。
ネットワークの基礎知識
「インターネットに繋がらない」「社内の共有フォルダにアクセスできない」といった問い合わせは非常に多いです。これらに対応するため、LANやWi-Fi、IPアドレスといったネットワークの基本的な仕組みや用語を知っておくと、スムーズな案内ができます。
【市場価値を高める専門知識】キャリアパスを見据えた+αスキル

ヘルプデスクとして経験を積んだ後、さらに市場価値の高いIT人材へとステップアップするために身につけたいのが、専門的な「+α」のスキルです。これらは、将来のキャリアチェンジにも繋がります。
クラウドの知識(AWS, Azure, Microsoft 365など)
多くの企業が業務にクラウドサービスを利用しています。そのため、主要なクラウドサービス(AWS, Azureなど)の基本的な概念や、Microsoft 365のアカウント管理方法などを知っていると、対応できる業務の幅が大きく広がります。
セキュリティの知識
企業の情報を守るセキュリティの知識は、どのIT職種でも不可欠です。「情報セキュリティマネジメント」の基礎や、フィッシング詐欺といった最新のサイバー攻撃の手口を学んでおくと、社員からの相談に的確に対応でき、信頼されるヘルプデスクになれます。
業務自動化の知識(RPA, Power Automateなど)
RPA(ロボットによる業務自動化)など、単純な繰り返し作業を自動化する技術も注目されています。こうした知識を身につけると、ヘルプデスク業務の効率化を提案できたり、将来的に社内SEとして業務改善に携わったりする道も拓けます。
【経験を武器に変える】コミュニケーションと問題解決能力

ITスキル以上に、ヘルプデスクの仕事で重要となるのが、「人」と関わるスキルです。
特に、営業事務や接客業など、異業種で培った経験は、そのままヘルプデスクの現場で活かせる大きな強みになります。
| スキル・経験 | 具体的例 |
|---|---|
| 傾聴力と質問力 |
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| 分かりやすく伝える力 |
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| 問題の切り分け能力 |
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| 調整力 |
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これらのスキルは、これまでの社会人経験を通じて自然と身につけている方も多いでしょう。そうした経験は、IT業界で必ず価値を発揮します。
4)未経験からヘルプデスクを目指す際に意識したい3つのポイント
未経験からIT業界への転職活動は、何から手をつければ良いか分からず、不安に感じることもあるかと思います。
しかし、ポイントを押さえて準備を進めれば、未経験からでもヘルプデスクへの転職を成功させることは十分に可能です。
ここでは、あなたの転職活動がうまくいくよう、具体的な3つのアクションプランをご紹介します。
ポイント1:失敗しない!「成長できるヘルプデスク求人」の見極め方

ヘルプデスクと一口に言っても、その業務範囲は企業によって様々です。将来のキャリアアップに繋がる「成長できる環境」を選ぶことが、転職を成功させる上で最も重要なポイントになります。
求人票をチェックする際や面接の場で、以下の点を確認してみましょう。
- 業務内容に「改善提案」や「マニュアル作成」が含まれているか
ただ問い合わせに答えるだけでなく、業務をより良くしていく主体的な姿勢が求められる環境は、スキルアップに繋がりやすいです。 - 所属部署が「情報システム部」など専門部署であるか
専門部署に所属することで、経験豊富な先輩エンジニアから知識を学んだり、より専門的な業務に関われたりする可能性が高まります。 - 上位職種へのキャリアパス実績や研修制度が明記されているか
社員の成長を支援する文化があるかどうかの指標になります。ヘルプデスクから社内SEやインフラエンジニアへステップアップした実績があれば理想的です。 - 「運用・保守」だけでなく「導入・構築」に関われる可能性があるか
新しいシステムの導入(導入・構築)に携わる機会があれば、より上流の経験を積むことができ、キャリアの幅が大きく広がります。
こうした内部情報は、IT業界に詳しい転職エージェントに相談することで、より詳しく知ることができる場合もあります。
ポイント2:異業種の経験を「強み」に変える自己PR術

「IT未経験だからアピールできることがない…」と感じる必要は全くありません。
特に、営業事務や販売・接客などで培った経験は、ヘルプデスクの現場で即戦力となる強力な武器になります。
大切なのは、単に経験を伝えるのではなく、「その経験をヘルプデスクの仕事でどう活かせるか」を具体的に示すことです。
営業事務の経験をアピールする自己PR例文
現職では営業事務として、お客様からの電話・メールでの問い合わせ対応や、営業担当と製造部門との納期調整などを担当してまいりました。
心掛けていたのは、お客様が何に困っているのかを正確にヒアリングし、関連部署と密に連携して迅速に問題を解決することです。この経験で培った「課題を正確に把握する力」と「円滑なコミュニケーションで部署間の調整を行う力」は、社内ヘルプデスクとして社員の皆様が抱えるITの課題を解決し、業務効率の向上に貢献する上で必ず活かせると考えております。
ポイント3:転職活動と並行して学ぶべきおすすめ資格

資格の取得は必須ではありませんが、IT知識を体系的に学ぶことができ、何より「学習意欲の高さ」を客観的に証明する有効な手段となります。
転職活動と並行して、まずは入門編の資格から学習を始めてみてはいかがでしょうか。
【入門編】まずはITの基礎体力をつける
| ITパスポート | ITに関する基礎知識を幅広く証明できる国家試験。IT業界で働く上での共通言語を学べます。 |
|---|---|
| CompTIA IT Fundamentals+ | PCの仕組みやトラブルシューティングなど、ヘルプデスクの実務により近いITの基礎知識とスキルを問われる国際認定資格です。 |
【ステップアップ編】次のキャリアを見据える
| 基本情報技術者試験 | ITエンジニアの登竜門とされる国家試験。取得すれば、エンジニアとしての基礎が身についていることの強力な証明になります。 |
|---|---|
| マイクロソフト認定資格 (AZ-900など) | 多くの企業で利用されるMicrosoft Azureなど、クラウドに関する知識を証明する資格。クラウドを扱う社内SEやインフラエンジニアへの道が拓けます。 |
ここまで解説した3つのポイントを意識して準備を進めることで、自信を持って転職活動に臨むことができます。
さらに、転職の成功確率をより高めたい場合は、IT業界に特化した転職エージェントをうまく活用するのも有効な手段です。あなたの強みやキャリアプランに合った求人を紹介してくれるだけでなく、書類添削や面接対策といった心強いサポートも行ってくれるでしょう。
5)未経験からヘルプデスクを目指す際におすすめの転職エージェント
レバテックキャリア
レバテックキャリアの担当エージェントは全員エンジニア経験者。「希望の企業に転職」96%、「転職後の年収アップ率」80%以上の高い実績を誇ります。
レバテックキャリアは、レバテック株式会社が運営する転職エージェントです。
同サービスの特徴としては、アドバイザーのほとんどが「エンジニア実務経験者」であること。IT業界についてエンジニアリングの技術的な事柄についても通じた担当が付いてくれる可能性が高いです。
ヘルプデスク・社内向けの求人は2024年10月時点で約1,400件。サービス登録後、いくつかの求人をピックアップしてどこを優先的に進めていくかアドバイザーと相談していけるでしょう。
レバテックキャリアの活用メリットとおすすめポイント
大手転職サービスであるdodaやマイナビには及ばないものの、レバテックキャリアは「AI」、「機械学習」、「クラウドエンジニア」、「ビッグデータ」、「FinTech」などのトレンド技術を扱う求人を多く抱えており、エンジニアとしてキャリア開拓を目指す人にフィットしやすいのです。

そのほか、レバテックキャリアでは他の転職サービスにはない良質な「非公開求人」も豊富に扱っており、サイト上では閲覧できない案件もキャリアアドバイザーを介して紹介してもらえます。

非公開求人の中には、大手企業のプロジェクトや高年収求人も含まれているので、「エンジニアの経験を活かし、さらなるキャリアアップをしたい」という人にとっては大きなメリットになるでしょう。
レバテックキャリアの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
マイナビIT AGENT
好条件求人の紹介、書類作成・面接準備へのサポートの手厚さに強みがあります。ヘルプデスクの求人も豊富に取り揃えています。
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営する転職エージェントです。
マイナビの転職サービスの特徴として、「丁寧・じっくり型のサポート」、および「企業とのパイプが太い」点が挙げられます。
ヘルプデスク以外の職種の提案も含めて、キャリアについて手厚いサポートを受けたい人におすすめです。
マイナビIT AGENTの活用メリットとおすすめポイント
マイナビIT AGENTの所属アドバイザーは、全員がIT・Web業界に精通したプロフェッショナルです。
幅広い職種に対応している総合型転職エージェントとは異なり、エンジニアの転職事情を十分に理解しているため、転職者一人ひとりに適した開発環境や企業へのアプローチ方法についてアドバイスしてもらえます。
また、マイナビIT AGENTは優良企業のレア案件(=非公開求人)を独自に保有しています。

就業条件が恵まれているエンジニア求人には、大量の応募者が殺到する傾向があります。そのため選考の競争率も高くなりやすく、強力なライバルが数多く現れる可能性もあるでしょう。
マイナビIT AGENTの非公開求人は、専任アドバイザーを通じてのみ紹介されます。エンジニアのスキルや経験にマッチした非公開求人を個別に紹介してもらえるので競争率が低く、採用に至る確率を高めることにつながるのです。
マイナビIT AGENTの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
ワークポート
キャリアチェンジの支援に強い転職エージェント。プログラマー→社内SE、未経験→ヘルプデスクといったキャリアチェンジの際にも積極的な支援が期待できます。
ワークポートは、株式会社ワークポートの運用する転職エージェントです。
人材紹介を行って20年(2024年現在)の実績と、古くからIT業界に特化してサービスを行ってきたこともあり、ヘルプデスクへの転職支援実績も相応に高いことが期待されます。
ワークポートのサービス特徴として、「担当アドバイザーが積極的な求人提案をしてくれること」が挙げられます。「チャレンジできる求人を、積極的に提案して欲しい」という方は、ワークポート担当者の提案力がマッチしやすいでしょう。
ワークポートの活用メリットとおすすめポイント

引用元:転職エージェントのWORKPORT(ワークポート)で 転職相談サービスを体験してみた!
ワークポートは求人紹介に積極的で、紹介される案件数・対応スピードともに業界屈指の水準という評判が聞かれます。
転職コンシェルジュとの面談を終えた当日に複数の求人を紹介してもらえた事例や、メールへの返信が即日中にあったといった事例が数多く見られるのです。
他の転職エージェントに登録したものの、想像していたほど求人を紹介してもらえなかった人や、担当者のレスポンスが鈍く転職活動が進まないと感じていた人にこそ、ワークポートを利用するメリットを実感できるはずです。
「〇ヵ月以内に転職したい」など、具体的な期限を決めて転職活動を進めたい人におすすめのサービスといえます。急ぎの転職に向いているのは、ワークポートを利用するメリットといえるでしょう。
ワークポートの特徴
| 特徴 |
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| サービス対応地域 | 全国 |
dodaエンジニアIT
dodaのITエンジニア転職に特化した転職エージェント。幅広いエンジニア職種と地方求人の豊富さに強みがあります。
dodaエンジニアITは、大手総合型転職サービスdodaがITエンジニア向けに設けた「エンジニア特化型」の転職エージェントサービスです。
大手転職サービスならではの求人数の多さと、担当にキャリアアドバイザーのほかに「プロジェクト担当」といって求人企業への採用支援をするスタッフも就いてくれます。
これにより、転職者は応募企業についての詳細情報を入手しやすくなり、ミスマッチ転職を回避しやすくなるのです。
ヘルプデスク・社内SE向けの求人は2024年10月時点で9,000件。
複数の候補から、自分に合う求人をアドバイザーとじっくり相談しながら進めていけるでしょう。
dodaエンジニアITの活用メリットとおすすめポイント
dodaエンジニアITでは「ダイレクト・リクルーティングサービス」という仕組みを取っており、そのため実績のあるエンジニアは企業から熱意あるスカウトメールが届くことが多いでしょう。

dodaに登録すれば、「自分が今どんな企業から関心を持たれているか」について、スカウトメールの傾向から確認できるでしょう。
スカウトメールは登録時のレジュメ内容をもとに送付されますので、「スカウト・オファーを沢山ほしい」という方は、レジュメ内容を充実させることをおすすめします。
doda エンジニアITの特徴
| dodaエンジニアITの特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
【まとめ】人の役に立てるヘルプデスクの仕事を目指そう

ヘルプデスクに問い合わせをしてくるユーザーは、解決したい問題を抱えて困っている人がほとんどです。
ヘルプデスクは、こうした困りごとを抱えている人に的確に対応し、解決に導くことで感謝してもらえる仕事と言えます。
仕事を通じて人の役に立ちたい、貢献したいという気持ちを持った人にとっては非常にやりがいを感じられる仕事のはずです。
未経験からヘルプデスクを目指すことは可能です。ぜひこの記事で紹介したポイントを意識して、人の役に立てるヘルプデスクの仕事を目指してください。
















