30代からフリーランスを目指すのはアリ?メリット・デメリットと迷った時の判断ポイント
[最終更新日]2024/08/03
社会人経験を積み、一定のスキルが身についた30代は、今後のキャリアを見据えて転職する絶好のタイミングです。
転職市場ではミドル層の人材に対する需要が高まっており、年収アップを実現するチャンスも数多くあるからです。
一方で、30代の人材にとってキャリアの選択肢は正社員だけではありません。特定の企業に属することなく「フリーランス」として働いていく方法もあります。
目次
1)30代からフリーランスを目指す際は、併せて「ライフプラン」も立てておこう
コロナ禍の影響により、2021年以降フリーランスに転向する人が着実に増えつつあります。
フリーランス人口は2020年時点で1,062万人でしたが、2021年10月には1,577万人と約1.5倍に増加しているのです。
働き方が多様化し、より自分らしい働き方を求める人が増えていることの表れともいえるでしょう。
引用:ランサーズ「フリーランス実態調査 2021 – Speaker Deck」
フリーランスになるまでの就業年数を見ると、10年未満が40.3%、20年未満が34.3%を占めています。フリーランスになった時点の年齢に関しては、約4割の人が「30代」と回答しているのです。30代でフリーランスへの転向を考える人が非常に多いことが窺えます。
引用元:中小企業庁委託「小規模事業者の事業活動の実態把握調査~フリーランス事業者調査編」(2016年1月、(株)日本アプライドリサーチ研究所)
ただし、30代でフリーランスに転向することが必ずしも最適なタイミングとは限りません。30代というタイミングだからこそ、今後のキャリアプランを見据えた決断をすることが重要です。
30代はキャリア形成の前半地点。「これから先」をどう描くかが大切
65歳定年制へと移行しつつある今、大卒者の現役時代は実に40年以上にも及びます。
30代から40代前半にかけての時期は、今後のキャリア形成における前半地点に位置づけられるのです。
30代のうちにフリーランスへの転向を検討するのであれば、フリーランスの良い面だけを見て判断するのはリスクが高いです。
フリーランスの厳しい側面もよく理解した上で「これから先」を見据えておく必要があるでしょう。
引用:引用元:中小企業庁委託「小規模事業者の事業活動の実態把握調査~フリーランス事業者調査編」(2016年1月、(株)日本アプライドリサーチ研究所)
フリーランスは特定の企業に属さない働き方です。
会社員のように毎月給料が受け取れる保証はありません。現に、フリーランスとして年収500万円以上を得ている30代は全体の14%ほどに留まっています。
フリーランスとしてどのように働いていきたいのか、どの程度の収入を得たいかをよく考え、慎重に決断を下すことが重要です。
2)フリーランスの主な働き方
フリーランスの主な「働き方」は、4種類
フリーランスの「働き方」は、大きく4種類に分けられます。
それぞれどのような特徴があり、報酬はどれくらいになるのでしょうか。
30代で就業するケースを想定しながら、1つずつ見ていきましょう。
①副業系 すきまワーカー
本業は会社員として固定給をもらい、就業時間外(帰宅後や休日など)の空いた時間を活用して副業としてフリーランスの仕事を行います。
30代に入り、勤務先で責任の重い仕事を担当する機会が増える中、いかに副業の時間を捻出するかが課題といえます。
年間平均報酬は63.9万円ですが、過半数が10万円以下と平均報酬は低めです。
②複業形 パラレルワーカー
副業ではなく、継続的に2社以上の企業と業務委託契約を結び仕事をするタイプです。
プロフェッショナルなスキルを持つ方が多い傾向にあります。
年間平均報酬は108.4万円ですが、過半数が50万円未満と幅があります。
30代までに会社員として築いてきた実績や体得したスキルが、得られる報酬を大きく左右します。
③自由業系 フリーワーカー
特定の企業に属さず、自由に好きなことを仕事にするタイプです。
自身のホームページやブログをアップしたり、YouTubeで動画を配信したりする(広告掲載による収入)人などが例として挙げられます。
年間平均報酬は57.8万円ですが、過半数が10万以下と平均報酬は低めです。
30代の人の場合、やりがいや「好きなことを仕事にしたい」といった思いを優先する人が少なくありません。
④自営業系 独立オーナー
プロフェッショナルなスキルや専門資格を保有し、個人事業主あるいは自らが法人経営をしているフリーランスがこれにあたります。例えば、弁護士や会計士、税理士などの士業系が該当します。
年間平均報酬は354.8万円、かつ400万円以上が他のタイプと比べて最も多い傾向にあります(全体の36%)。
30代までに専門資格を取得している人、士業系で実績を積んできた人が多くを占めています。
引用:ランサーズ「フリーランス実態調査 2021 – Speaker Deck」
このように、フリーランスといってもその働き方は多岐にわたります。
会社に頼らずプロフェッショナルなスキルでキャリアを積む方、副業が解禁され、本業のすきま時間を活用して仕事をする方、自分の趣味や特技を活かし楽しみながら仕事をする方などさまざまです。
30代フリーランスで働く人に多い職種は
フリーランスとして働く30代は、どのような職種の人が多いのでしょうか。
業種・職種には幅がありますが、とくに多く見られる職種として次の3つが挙げられます。
30代フリーランスの場合、20代・30代で会社員として勤務した経験が土台となるケースがよく見られます。つまり、前職と同業種・同職種の仕事でフリーランスに転向する事例が多いのです。
それぞれの職種について、詳しい仕事内容を確認していきましょう。
営業・販売職
営業・販売のプロセスをアウトソーシングする企業から委託され、製品やサービスの契約・販売促進を担います。前職での経験や業務知識を生かして活躍する人が多く、必須資格がほとんどないのが特徴です。
営業経験や人脈が求められるため、2〜3社に勤務したのちフリーランスへ転身する人が大半です。
前職の平均年収が471万円であるのに対して、フリーランスとしての平均年収は317万円と、150万円ほどの年収ダウンが見られます。
一方で、契約・販売実績に応じて報酬が支払われるケースも多いことから、実力次第で大きく稼ぐこともできる職種といえるでしょう。
クリエイティブ職
デザイナーやフォトグラファー、ライターなどが該当します。クライアントと業務委託契約を締結し、案件ごとに報酬を得るケースがほとんどです。
クリエイターとして2〜3社で勤務したのちフリーランスへ転向する人と、はじめからフリーランスとして活動する人がいます。スキルさえあれば必須の資格はないため、比較的独立しやすい職種といえるでしょう。
前職での平均年収が313万円であるのに対して、フリーランスとしての平均年収は380万円と、67万円の年収アップが見られます。
ただし、受託する案件数や報酬水準に差があるため、個々人によって収入の違いが顕著に表れやすい職種といえるでしょう。
ソフトウェア・インターネット関連技術職(ITエンジニア)
フリーランスエンジニアが中心となっており、前職でエンジニアとして就業してきた人が多く見られます。
8年間ほど会社員として就業し、体得したスキルや業務知識を土台にフリーランスへ転向するのが一般的です。
前職での平均年収が449万円であるのに対して、フリーランスとしての平均年収は393万円と、56万円の年収ダウンが見られます。一方、案件によって報酬は大きく変動するため、中には会社員以上に稼いでいるフリーランスエンジニアも存在します。
技術系の職種ですが、資格の有無以上にこれまでの実績が重要視されるケースが少なくありません。資格取得は、あくまでも知識を裏付けるためのプロセスと捉える必要があるでしょう。
参考:「データで見る日本のフリーランス」全国就業実態パネル調査2019
3)30代でフリーランスとして働くメリット・デメリット
30代でフリーランスとして働く場合、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。メリットとデメリットの両面を理解して、適切な判断を下せるように備えておきましょう。
30代がフリーランスで働くメリット
自分の裁量で仕事ができる
フリーランスには決まった勤務時間がありません。その日に進める仕事内容や業務のペースを自分の裁量で決められます。
働く場所も自由なケースが多く、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、仕事をしやすい環境を選べるのは大きなメリットです。
取引する相手も自分の意思で選べます。特定の組織に属していないので、組織を越境して幅広い人脈を築くことも可能です。
自発的に行動することで、有益な情報を得たりスキルアップを図ったりすることも十分にできるのです。
スキル次第で正社員以上の収入を稼ぐことも可能
フリーランスは収入が不安定な面がありますが、見方を変えれば報酬は青天井です。スキル次第では正社員以上の収入を得ることもできます。
会社員の月収は固定給のケースが大半です。優れた成果を挙げたとしても、月収が急に倍増するとは考えにくいでしょう。
一方、フリーランスであれば月収が倍になることは十分にあり得ます。実績は自分自身の糧となり、さらに高単価の案件を引き寄せるきっかけを与えてくれるのです。
通勤時間や人間関係などのストレスが減る
働く場所を問わないフリーランスは、毎日のように通勤する必要がありません。
また、上司や同僚との人間関係に悩むこともなくなるため、会社員の頃よりもストレスが減ったと感じる人は少なくないのです。
形式的な会議への参加や通勤が苦痛だった人にとって、仕事に集中できる環境が手に入ることは大きなメリットでしょう。
ストレスが激減した結果、人生への満足度が向上したと実感しているフリーランスも数多くいるのです。
万一フリーランスが合わなかったという場合も、年齢的に正社員への再就職・転職は充分に目指せる
一般的に、フリーランスから会社員に戻るのは容易ではないといわれています。過去に独立した経験のある人材は、会社組織において「扱いづらい」という印象を持たれやすいと考えられているからです。
しかし、30代は長い社会人人生の前半地点です。もしフリーランスに転向して失敗したとしても、再び正社員として再就職することは決して不可能ではありません。
フリーランスに転向できるほどの知識・スキルがあれば、能力を高く評価してくれる企業もあるはずです。30代は、「いざという時にフリーランス以外の道を選び直せる」タイミングといえるでしょう。
30代がフリーランスで働くデメリット
収入を安定させることが難しい
会社員であれば、売上が減ったり個人の業務成績が芳しくなかったりしても、組織という後ろ盾があります。しかし、フリーランスになると全ての責任は自分自身で負わなくてはなりません。
最も大きな影響が及ぶのは、やはり収入面でしょう。案件を安定的に獲得するのは容易ではなく、獲得した案件も永久に続くわけではないからです。
よく言われていることとして、フリーランスとして稼ぎ続けるには「営業力」が求められます。新規顧客を発掘し信頼関係を築いていくには、特定の業務スキル以上に営業力が求められるのです。
契約書や請求書の作成、そのほか確定申告の手続き等、事務作業が多く発生する
会社員の場合、事務作業の大半を間接部門が代行してくれます。しかし、フリーランスになると契約書や請求書の作成、経理業務、確定申告といった事務作業を全て自分で行わなくてはなりません。
本業の仕事を進めながら事務処理を進めるには、マルチタスクをこなす能力が求められます。
会計や税務に関する基礎的な知識も必須となるため、全く知識がない場合は膨大な時間と労力を費やすことになるでしょう。
税理士や公認会計士に記帳代行を委託することも可能ですが、年間10万円程度の費用が発生することは知っておく必要があります。
4)30代でフリーランスか転職かで迷った時の3つの判断ポイント
フリーランスの働き方に魅力を感じつつも、会社員として転職したほうが良いのか迷っている人もいるはずです。
そこで、フリーランスか転職かで迷った時に判断のポイントとなる3つの点を挙げました。
キャリアの選択で迷ったときには、次の点をじっくりと検討してみましょう。
「これをキャリアの軸にしたい」と本気で思える分野があるか
30代でフリーランスに転向するのであれば、自分にとって「これをキャリアの軸にしたい」と強く思える分野を持っていることが重要です。
自身の強みや得意分野を生かして活躍できれば、実績が次の仕事を呼び込み、雪だるま式に案件が増えていくでしょう。
逆に、漠然と「何かできることはないだろうか?」と感じるのであれば、転職してスキルを伸ばすことを考えたほうが無難でしょう。強みとなるスキルができれば、キャリアの軸として位置づけられるはずです。
もし「キャリアの軸にできるほどの分野がない」と思うようなら、まずは副業から挑戦することをおすすめします。
会社員を続けながら副業として始めれば、収入面でのリスクはありません。副業が軌道に乗り、実績ができた段階で独立に踏み切るという方法もあるのです。
人脈/ネットワークが豊富・または今後築いていけそうと思えるか
フリーランスとして「仕事がつながるか」「案件を受注し続けられるか」を判断する基準の1つに、現状の人脈が挙げられます。
たとえば、退職後に元勤務先から仕事を受注できる見込みがあるか、仕事を発注してくれる取引先があるか考えてみましょう。
また、自身で営業して仕事を獲得することもフリーランスにとって大切な能力の1つです。実際、フリーランスのおよそ半数が顧客を「自分で営業」することで獲得しているという調査結果があります(下図)。
出典:「IT人材白書2020」(調査年:2019年度)独立行政法人情報処理推進機構(IPA)社会基盤センター
会社員として転職すれば、自分でゼロから顧客を開拓しなくてもすでに仕事があるでしょう。自分で仕事を作る・開拓していけそうかという点は、フリーランスに転向する際に重要な判断基準となるはずです。
10年後、20年後のライフプランを築けるか
フリーランスに転向するか迷ったとき、多くの人は「独立後、仕事があるだろうか?」といった直近のことを心配するはずです。
しかし、同時に10年後、20年後という長期的な視点でライフプランを考えておくことも非常に重要でしょう。
日本の社会保険制度は勤め人にとって有利な仕組みになっています。国民年金よりも厚生年金のほうが将来受け取れる年金額は高くなります。
健康保険料は毎月の給料から控除されており、改めて支払う必要がありません。いざという時には雇用保険があるので、失業給付を受け取れます。
フリーランスの場合、こうしたリスクヘッジの仕組みが会社員よりも手薄です。
自分でライフプランの見通しを立て、必要な資金を準備しておかなくてはなりません。「定年後は退職金で悠々自適な暮らしをしたい」といった希望がある人は、フリーランスよりも会社員のほうが向いているでしょう。
一方で、小規模企業共済やiDeCo、国民年金基金といったフリーランスが利用できる仕組みもあります。
こうした仕組みを自分で調べ、将来に備えておこうと思えるようなら、フリーランスに転向する素養がある人といえるでしょう。
参考:ライフプランとは
ライフプランとは、人生の中で想定される大きなイベントを考え、お金が必要になるタイミングやその金額を把握して計画をたてることです。
具体的には、以下のプロセスでプラン立てを行います。
上記図の例では、今後の主な支出として海外旅行、マイカーとマイホームの購入、そして子どもの大学入学と老後資金を挙げており、これら全てを貯蓄でまかなうとしたら毎月24万円の積立が必要となることが分かります。
(※ すでに貯蓄がある場合や積立投資等の資産運用を行っている場合は、この限りではありません。)
ライフプランを立てることによって、「早めの貯蓄が必要になりそうだ」という気づきがあるかもしれません。
または、「転職時の給与条件として、これくらいは欲しい」という新たな希望条件が出ることもあるでしょう。
パートナーや家族のいる方は、転職の際にこれからのライフプランについてパートナー・ご家族の方と話し合うことをおすすめします。
ライフプランを交えての転職活動はパートナー・ご家族の方にとも共有する「共通目標」となり、活動を応援してもらいやすくなるでしょう。
5)30代のフリーランスにおすすめのクラウドソーシング&フリーランスエージェント
30代のフリーランスとしての仕事探しは、(すでに依頼主がいる場合は別として)クラウドソーシングまたはフリーランスエージェントを利用するケースが多いです。
クラウドソーシングとは「案件のマッチングサイト」です。
多くの企業がクラウドソーシング経由でフリーランサーを募集しており、サイト上で契約から納品まで完結できます。
フリーランスエージェントは「フリーランサーに企業からの案件を紹介するエージェントサービス」です。
登録後に担当エージェントから希望に合った仕事を紹介してもらえます。
クラウドソーシングは比較的単発の案件が多いのに対して、フリーランスエージェントは「週〇日」または「〇か月間のプロジェクト」というように中長期的な案件が多いのが特徴です。
また、フリーランスエージェントは福利厚生サービスや税務サポートが付いているところも多く、これからのフリーランスの働き方について相談したい人にも役立つでしょう。
「初めてフリーランスとして仕事を探す」という人はまずはクラウドソーシングで単発の案件からスタートするのがおすすめです。
すでにフリーランスまたは副業として活動をしており、「もっと大規模な案件に関わりたい」という人はフリーランスエージェントに相談をしてみると良いでしょう。
以下に、クラウドソーシング、フリーランスエージェントそれぞれおすすめのサービスを紹介します。
おすすめのクラウドソーシングサービス
ランサーズ
案件数国内No.1&幅広い職種のお仕事に対応
サービス名 | ランサーズ |
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案件数 | 常時6,000~1万件 |
主な案件ジャンル | システム開発、Web制作・デザイン、ライティング、動画制作、翻訳、事務、コンサル、営業、その他専門職 |
特徴 |
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ランサーズは国内トップの案件数を誇るクラウドソーシングです。
仕事内容のジャンルはシステム開発、Web制作・デザイン、ライティング、動画制作、翻訳、事務、コンサル、営業、その他専門職など幅広い職種で、初心者レベルからエキスパートレベルまで扱っています。
初心者の方でも安心して仕事を進められるよう、サポート体制も万全です。
仕事に関する悩みなどを気軽に相談できる「クラウドソーシング相談室」や、24時間365日体制のサポート窓口を設け、サポートチームでは、全ての仕事依頼について不正や不備がないか確認を行っています。
また「フリーランストータルサポート」として、仕事面だけでなく生活面のサポートも行っており、一定額以上の報酬獲得者は福利厚生「Lancers クラブオフ」に加入できます。
クラウドワークス
IT/Web向け案件多数&フリーランス初心者におすすめ
サービス名 | クラウドワークス |
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案件数 | 常時6,000~1万件 |
主な案件ジャンル | システム開発、Web制作・デザイン、ライティング、動画制作、翻訳、事務、その他専門職 |
特徴 |
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クラウドワークスはランサーズに次ぐ案件数を持つ、国内有数のクラウドソーシングサービスです。
初心者でも対応可能な「カンタン作業(質問やアンケート、データ入力等)」と「ライティング・記事作成」などの案件が豊富で、「すきま時間で小遣い稼ぎをしたい」、「まずは副業としてスモールスタートしたい」という人に特におすすめです。
エンジニア開発、デザイン・イラスト作成、ライティング等、おもにIT・Web関連の案件が多く、それらジャンルでは高額案件も多くあります。
クラウドワークスでは「プロクラウドワーカー制度」を取り入れています。厳しい認定基準を満たした一部のプロフェッショナルだけが「プロクラウドワーカー」として優遇され、受注数や報酬アップにもつながっています。
Saleshub(セールスハブ)
営業職フリーランサーにおすすめ
サービス名 | Saleshub(セールスハブ) |
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案件数 | 常時1,000件前後 |
主な案件ジャンル | 営業・販売の代行、マーケティング |
特徴 |
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Saleshub(セールスハブ)は、営業・販売の代行に特化した顧客紹介マッチングサービスです。
企業に対して顧客候補を紹介することで、報酬として平均5万円以上のご協力金が獲得できます。知人・友人を紹介できます。
2024年現在においては、主に30代〜40代の営業マン・ビジネスマンを中心に40,000人以上が登録しています。
営業職・販売職といった顧客コミュニケーション力を武器にフリーランス・副業を始めたい人におすすめのサービスです。
企業とのやり取りはオンラインのビデオ通話でも可能です。スキマ時間で在宅でも取り組めます。
「今後、フリーランスとして新たな人脈・ネットワークを築いていきたい」という人にも有効なサービスでしょう。
おすすめのフリーランスエージェント
レバテッククリエイター
Web・ゲーム業界のクリエイター専門のエージェント
サービス名 | レバテッククリエイター |
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案件数 | 常時1,000件前後 |
主な案件ジャンル | システム開発、Web制作・デザイン、ライティング、動画制作、その他クリエイティブ案件 |
特徴 |
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レバテッククリエイターは、レバテック株式会社が運営する、Web・ゲーム業界のクリエイターを専門としたフリーランスエージェントです。
扱う案件の業種は、Webデザイナー、Htmlコーダー、UI・UXデザイナー、フロントエンドエンジニア、キャラクターデザイナー、イラストレーター、2Dデザイナー、3Dデザイナー、Webディレクター、ゲームディレクター、アートディレクターなどがあります。
高単価の案件が豊富で、これまでWeb業界またはゲーム業界で実務を経験してきた方は、マッチする好条件案件を見つけやすいでしょう。
また、レバテッククリエイターには人間ドックやスポーツジム、レストラン、映画館、旅行などを特別価格で利用できる福利厚生サービスも充実しています。
Marketer Agent(マーケターエージェント)クリエイティブ
デザイナー・クリエイター専門のエージェント
サービス名 | Marketer Agent(マーケターエージェント)クリエイティブ |
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案件数 | 非公開 |
主な案件ジャンル | Webディレクション、Webデザイン、コーディング・制作・開発業務、動画制作業務 |
特徴 |
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Marketer Agent(マーケターエージェント)クリエイティブは、クリエイター職に特化したフリーランスエージェントです。
同サービスの強みは、デザイナー・クリエイターに特化した支援ができること、またクリエイティブ制作に精通するコンサルタントが企業と募集案件の要件整理をしているため、適切なマッチングがされやすいことにあります。
なお、同サービスは「経験年数2年以上」の方を対象としています。
紹介される案件は、週1~週3、月30時間~100時間のものが多く、フルリモート案件が中心です。
業績に直結するようなクリエイティブ制作に携われる案件が多く見られます。
デザイナー・クリエイターとしてのスキルアップを目指す方に、おすすめのフリーランスエージェントです。
レバテックフリーランス
エンジニア向けフリーランスエージェント知名度No.1。都市部案件に強い
サービス名 | レバテックフリーランス |
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案件数 | 常時2,000件前後 |
主な案件ジャンル | ITエンジニア全般(PG・SE、PL・PM、インフラエンジニア、社内SE、ITコンサル他) |
特徴 |
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レバテックフリーランスはフリーランサーの登録者数・業界認知度ともにNo.1のフリーランスエージェントです(※公式サイトより)。
「企業からの直請け」案件の割合が高いため、高価格帯の案件も多いです。30代エンジニアの方で、年収を上げていきたい人におすすめです。
2024年8月現在、「30代フリーランサー活躍中の案件・求人」は約1,000件。主にPG・SE、PL・PM、インフラエンジニア、社内SEなどの案件が多く見られます。
サポートするレバテックフリーランスの担当はIT業界のトレンド・技術領域に詳しいため、案件選びで迷った際はサポートを依頼するとよいでしょう。
テレワーク勤務や開発環境への希望についても担当エージェントが応じてくれるので、じっくり相談しながら案件を選ぶことをおすすめします。
フォスターフリーランス
ITエンジニア向けのフルリモート案件が豊富
サービス名 | フォスターフリーランス |
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案件数 | 常時2,500件前後 |
主な案件ジャンル | システム開発、インフラ、クリエイティブ(Webディレクション・デザイン)、運用・サポート(社内SE、ヘルプデスク)…等 |
特徴 |
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フォスターフリーランスは、株式会社フォスターネットが運営するITエンジニア専門のフリーランスエージェントです。
サービス開始から20年以上に渡り、フリーランスエンジニアに特化したサポートを行ってきた老舗のエージェントです。 登録者数は17,000人、案件保有数は常時5,000件と、業界でもトップクラスの数値を誇っています。
「最短3日での就業」というスピード感、「利用者満足度90%」の高品質なサポートが期待できます。
案件はITエンジニア・クリエイターとして実務経験を積んだ人向けのものがメインとなりますので、これまでIT・Web領域でスキルを積んだ30代の方におすすめです。
また、フルリモート案件も多くあるため、地域に関わらずの案件探しができるでしょう。
WorkShip(ワークシップ)
エンジニアやクリエイター、コーポレート等幅広いデスクワークに対応
サービス名 | WorkShip(ワークシップ) |
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案件数 | 常時1,000件前後 |
主な案件ジャンル | システム開発、Web制作・デザイン、マーケティング、編集・ライティング、営業、コーポレート、人事、広報…等 |
特徴 |
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WorkShip(ワークシップ)はエンジニア、Web制作・デザイン、マーケティング、編集・ライティング、営業、コーポレート、人事、広報等幅広い案件に対応したフリーランスエージェントです。
週1~3日・リモートワークなど、柔軟な働き方ができる案件が多く、これまでの経験・実績を企業にアピールしていきたい人におすすめです。
現在ワークシップの登録ユーザー数は30,000人を超え、案件数も増加傾向にあります。
企業からの直接オーダーを貰えるケースもありますので、「フリーランサーとして、どのような企業からニーズがあるか確認したい」といった確認にも活用できるでしょう。
PE-BANK
エンジニアに特化したエージェント。地方案件にも強い
サービス名 | PE BANK |
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案件数 | 常時50,000件前後 |
主な案件ジャンル | システム開発、Web制作・デザイン、ライティング、動画制作、その他クリエイティブ案件 |
特徴 |
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PE-BANKは1989年の設立以来、フリーランスエンジニアを専門にサポートしてきた老舗のエージェントサービスです。
2015年に現在のサービス名に変更するまでは「首都圏コンピューター技術者協同組合」として多くのエンジニアに知られていました。
現在では首都圏をはじめ、北海道から福岡まで主要都市10拠点でサービスを展開しています。
取引企業は約1,000社、取り扱い案件数も50,000件以上とフリーランスエンジニアに向けたサービスの中では最大規模となっています。
取引企業には大手も多く、IT企業から金融業界まで幅広い案件を保有しているのが特徴です。全国10か所に拠点があり、他のフリーランスエージェントと比較して地方案件も豊富です。
扱っている案件として最も多い言語はJavaで、業務系アプリケーションの案件がとくに豊富です。
また、.NET(VB / C#)やインフラ系の案件も数多くみられます。このほか、JavaScript、PHPなどWeb系の案件やデータベース関連の案件、Android/iOSといったスマホアプリ開発まで広範囲にわたる案件をカバーしています。
フリーランスエンジニア向けの福利厚生サービスも充実しており、例えば確定申告のサポートも行ってくれます。
まとめ)フリーランスか転職か迷ったら「何を重視して働きたいか」に立ち返ろう
フリーランスか転職かを選ぶ上で「正解」はありません。近年はフリーランスに転向する人が増えているものの、会社員と比べてリスクの高い働き方であることに違いはないからです。
ただし、フリーランスに転向することで得られるメリットも多々あります。会社員ではあり得なかった自由な働き方をし、自力で稼ぐ経験をすることで、キャリアの可能性を大きく広げられるでしょう。
判断に迷っている人は、「自分は何を重視して働きたいのか」に立ち返って考えてみてください。熟慮した末に出した結論であれば、「あのとき決断して良かった」と思える日が必ず来るはずです。