30代で未経験・フリーターから正社員になるには?転職成功の3つのルート
[最終更新日]2025/09/05

30代でフリーターとして働いている方で、正社員として安定したキャリアを築きたいと願っているものの、
「正社員の求人が見つからない…」「未経験OKの求人に応募しても不採用続き…」「30代から正社員になるのは難しいのでは…」
そんな悩みを抱えていませんか?
目次
30代フリーターから正社員転職におすすめの転職エージェント
サービス名 | ハタラクティブ![]() |
WorX![]() |
キャリアスタート![]() |
就活カレッジ![]() |
転職エージェントナビ![]() |
doda![]() |
リクルートエージェント![]() |
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特徴 |
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得意職種 | 営業|販売・サービス|事務・アシスタント|IT・機械|企画・管理|不動産・建設|工場・製造 …など | ITセールス(営業)|カスタマーサクセス|ITコンサルタント|ITシステム導入コンサルタント|マーケティング、広告運用担当 …など | 営業職|管理部門|Webエンジニア|インフラエンジニア|販売・サービス …など | 営業|エンジニア|事務・管理・企画|販売|建築・土木 …など | 営業職|マーケティング・企画職|人事|経営企画|カスタマーサクセス|エンジニア…など | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | 20代~30代 | 23歳~34歳 | 20代~30代 | 20代~30代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | 関東、関西、愛知、福岡、北海道、宮城 | ◎全都道府県 | 宮城、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡、熊本 | 東京23区、大阪都心、名古屋都心 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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サービス登録先サイト |
30代から正社員を目指すうえで意識したいポイント
一般的に、フリーターから正社員への転換は年齢を重ねるほど難しくなるとされていますが、デジタル化の波に乗り遅れている企業では新たな人材需要が生まれています。
IT・データ分野や介護・医療、グリーンエネルギーなどでは人材不足が深刻で、30代でも柔軟な学習姿勢と新しい働き方への適応力があれば十分にチャンスがあります。
これまで多くの企業は未経験者を採用する際に「若い人材」に重きを置いてきましたが、リモートワークやAIを用いた採用が普及するにつれ、年齢よりも実務に直結するスキルやデジタル適性を評価する傾向が強まっています。

30代から正社員を目指すことは十分に可能です。
政府は新しい資本主義の一環として、個人が利用できるリスキリング支援を拡充し、失業給付や退職給付の制度を見直すなど労働移動を促す施策を進めています。また、非正規労働者を対象とした職業訓練やキャリアカウンセリングも増やされており、未経験から正社員を目指すための制度が整いつつあります。
近年では企業側も、変化の激しい社会で中長期的に共に働き、デジタル変革に対応できる人材を求める動きが高まっています。こうした背景から、以前と比べて「30代から正社員になる道」はさらに開かれつつあります。
参照情報
30代で正社員を目指すなら一日も早く行動を!
30代で正社員を目指すなら、今すぐ行動を始め、必要なスキルの習得や情報収集を進めましょう。年齢が上がるにつれて選択肢が狭まる可能性はありますが、ITスキルの習得やリモートワークへの適応力は年齢に関係なく伸ばせます。
一方で、30代は思考力も柔軟で成長への吸収も早い時期です。正社員として数年の経験を積めば、他の正社員と遜色ない働き方ができるだけでなく、デジタル分野やリモート環境での強みも身に付きます。
つまり、「今日」があなたにとって新しいスキルを身につけ、正社員への道を開く最大のチャンスです。
正社員を目指す「業種・職種」の候補を絞ろう
30代のフリーターが正社員を目指す際は、まずどの業種・職種で働くかを検討しましょう。これまでの経験や得意分野を活かす道もありますが、需要の大きい分野や未経験者を受け入れる分野に目を向けることで、より多くのチャンスが得られます。
慢性的な人材不足が続く業界や、リモートワークと相性の良い職種では30代からのキャリアチェンジに前向きな企業が多くあります。また、リスキリングを提供する企業や支援制度を活用することで、未経験からでもスキルを習得しやすくなります。
具体的に、どんな業種・職種があるのか見ておきましょう。
30代フリーターの人が正社員化を目指しやすい業種・職種の例
業種・職種 | 求人の特徴 |
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営業職 | 未経験でも求人が多く、人と接するのが好きな人に向いています。コミュニケーション力や提案力を磨けば他業種への応用も可能です。 |
IT・デジタル人材 | エンジニア、データ分析、AI開発などデジタル分野は人材不足が深刻で、リモート求人も豊富です。未経験者はオンラインスクールや政府のリスキリング支援を利用して基礎スキルを身につけましょう。 |
グリーンエネルギー・建設 | 再生可能エネルギーへの投資や老朽インフラの更新で需要が高まっています。資格取得や現場経験が評価され、未経験から挑戦しやすい制度もあります。 |
医療・介護・ヘルスケア | 高齢化に伴い人材不足が深刻な分野で、資格なしでも始められる業務があります。自治体の支援制度を利用して資格取得と就業を同時に進められます。 |
物流・サプライチェーン | EC需要の拡大や国際取引増により、倉庫管理や配送業務などの求人が増えています。デジタルツールで在庫や出荷を管理するスキルがあると有利です。 |
カスタマーサクセス・オンラインサポート | SaaS企業やネットサービス企業を中心に正社員登用制度があり、オンラインでの顧客対応力が重視されます。リモートワークやフレックス勤務の求人も多いです。 |
コンテンツ制作・デジタルマーケティング | SNSや動画配信の拡大により、ライティングや動画編集、マーケティング分析などの需要が高まっています。副業やギグワークから経験を積み、正社員を目指すルートもあります。 |
上記の業種・職種は、30代未経験者が正社員を目指す際に検討すべき主要な選択肢です。これらの分野を軸に、リモート求人への直接応募、副業・ギグワークからのステップアップ、派遣社員からの転換、リスキリング経由のキャリアチェンジといった各ルートを組み合わせて、自分に合った進路を検討してみましょう。
※各ルートをクリックすると、対応する説明の章へ移動します。
それぞれのルートを見て、まずはあなたにフィットするルートがどれになるのかを確認してみるとよいでしょう。
以下の章からは、上記3ルート毎の具体的な方法・進め方について紹介していきます。
【ルート1】「直接」正社員を目指す

これまでに経験やスキルを積んだ業種・職種がある人や、デジタル分野・リモートワークが可能な職種へ転身したい人は、まず「直接」正社員を目指すルートがおすすめです。この場合、営業職やサービス業、医療・介護といった従来の職種に加え、IT・デジタルやグリーンエネルギーなどの成長分野も視野に入れてみましょう。
その際は、30代向けの求人に加えてリモートワークやデジタル求人に強い転職エージェントやプラットフォームを活用するとよいでしょう。希望に合った求人に出会いやすくなり、応募書類や面接対策もオンラインでサポートを受けられます。

転職エージェントは、求人紹介のほか、キャリアプランのアドバイスや書類添削・面接対策などを無料で行い、在宅でのサポートも充実しています。
30代フリーターの人が正社員への転職活動を進める際には、こうしたエージェントが強力なパートナーとなってくれるでしょう。
以下に、30代フリーターが正社員を目指す際におすすめの転職エージェントやサービスを紹介します。
転職エージェントやプラットフォームは始めに複数登録して、「ここのサービスが自分にフィットする」と感じたところに徐々に絞っていくと、より効果的な活動につながります。
参考:30代から正社員化を目指す際のおすすめの転職エージェント
サービス名 | ハタラクティブ![]() |
WorX![]() |
キャリアスタート![]() |
就活カレッジ![]() |
転職エージェントナビ![]() |
doda![]() |
リクルートエージェント![]() |
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特徴 |
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得意職種 | 営業|販売・サービス|事務・アシスタント|IT・機械|企画・管理|不動産・建設|工場・製造 …など | ITセールス(営業)|カスタマーサクセス|ITコンサルタント|ITシステム導入コンサルタント|マーケティング、広告運用担当 …など | 営業職|管理部門|Webエンジニア|インフラエンジニア|販売・サービス …など | 営業|エンジニア|事務・管理・企画|販売|建築・土木 …など | 営業職|マーケティング・企画職|人事|経営企画|カスタマーサクセス|エンジニア…など | ◎全業界 | ◎全業界 |
対象年代 | 20代~30代 | 23歳~34歳 | 20代~30代 | 20代~30代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 |
対象地域 | 北海道・東北、関東、中部、近畿、中国、九州 | 関東、関西、愛知、福岡、北海道、宮城 | ◎全都道府県 | 宮城、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡、熊本 | 東京23区、大阪都心、名古屋都心 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 |
おすすめの人 |
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サービス登録先サイト |
ハタラクティブ
ハタラクティブは、フリーターや既卒など正社員未経験の方や経験の浅い第二新卒向けの就職・転職支援サービスです。
同サービスの特徴は、利用者の希望条件と企業の採用ニーズがマッチした求人のみ紹介していること。
他の転職エージェントに見られるような、「大量の求人を送る」ということはありません。
ハタラクティブでは企業の採用基準にマッチした求人のみ紹介していますので、応募した際に書類選考で落とされるケースが少ないのです。
求人の厳選紹介は、「内定獲得までの早さ」にも繋がります。
ハタラクティブ経由で応募した選考では、書類選考や一次面接がスキップされるケースも多く、その結果として「最短2週間で転職成功」のスピーディな転職を実現しています。
担当エージェントのサポートも手厚く、内定実績は80.4%といいます(※公式サイトより)。
書類添削・面接対策など、的確なアドバイスが期待できるでしょう。
担当エージェントとのやり取りはLINEが基本となります。選考にあたって分からないことも、いつでも気軽に相談できます。
WorX(ワークス)
WorX(ワークス)は、主に異業種からIT・Web業界(またはIT・Webに関わる職種)への転職をする人に向けて、「スキル支援」と「キャリア支援」の両方を提供する転職サービスです。
異業種からIT・Web業界に転職する際は、業界の専門知識のキャッチアップが欠かせません。
WorXを利用することで、必要となる知識・スキルを学びながら並行して転職活動を進められます。
キャリアスタート
キャリアスタートは、主に新卒・既卒・第二新卒を中心に20代~30代への転職支援をする転職エージェントです。
サービス開始からこれまで数万人の求職者の転職支援を行っており、とくに企業とのマッチング分析、面接トレーニングのサポートに強みがあります。
同サービスを利用した求職者の内定率は86%、また入社後の定着率は92%と、サポート品質の高さが数値によく表れています(※2025年2月 公式サイトより)。
サービス登録後は、担当キャリアアドバイザーとのキャリア相談の機会があり、そこで一人ひとりの志向や特性に合わせて、適切なキャリアの方向性のアドバイスが行われます。
スキル・経験よりも「転職意欲の高さ」を重視する転職エージェントです。転職への想いを言語化しておくと、希望するサポートが実現しやすくなります。
就活カレッジ
就活カレッジは、「既卒・第二新卒・フリーターから正社員就職を目指したい」という人へ就職支援を行っています。
同サービスの特徴は、「就職カレッジ」と呼ばれる無料講座で受講できることです。

参照:就活カレッジ公式サイト
就職カレッジでは、18歳から35歳までの方を対象にビジネスマナーや履歴書・面接対策を学べる講座を提供しており、受講後には正社員に向けての集団面接の機会を得られます。
社会人経験が無くても必要なマナーや就職活動の基本を習得でき、あわせて採用企業とのマッチングのチャンスも得られます。
転職エージェントナビ
転職エージェントナビでは、求職者の希望や相性などにあわせて、担当エージェントがマッチングされます。
マッチング候補となるエージェントは、300人以上。
特に都市部の20代~30代の若手社会人をメインターゲットとするエージェントが多く、これまで「転職エージェントを利用したけれど、自分には合わなかった」という人におすすめのサービスです。
同サービスで紹介する求人は国内幅広い業種・職種に対応しており、なかでも都市部のインターネット業界、そのほか人材業界の企業様が多い傾向にあります。
転職エージェントを利用する際に大切なポイントは、「自分に合った担当者を見つける」ことです。
どの転職エージェントを利用したとしても、担当キャリアアドバイザーのサービス品質の差はありますし、更にはあなた自身との「相性」の問題もあるでしょう。
先にお伝えした通り、なるべく最初のうちに複数の転職エージェントに登録して、自分に合った担当者を見出していくことをおすすめします。
参考:担当キャリアアドバイザーとの「相性」見極めポイント

- ポイント1:キャリアの相談に親身に乗ってくれるか。
- ポイント2:求人を紹介する際に「なぜおすすめなのか」についてきちんと納得できる説明をしてくれるか。
- ポイント3:求人紹介の量・その後の連絡ペースが適切と感じられるか。
参照情報
【ルート2】派遣社員で「実務経験」を積み、正社員を目指す

正社員を目指す「ステップ型」のアプローチには、紹介予定派遣と無期雇用派遣もあります。
名称や仕組みが似て見えますが、目的・期間・雇用関係が異なるため、まずは両者を分けて理解しましょう。
紹介予定派遣とは

紹介予定派遣は、派遣先企業で最長6ヵ月の派遣就業を行い、その後、求職者と派遣先企業の双方の合意があれば直接雇用(多くは正社員・一部は契約社員)へ切り替える仕組みです。就業中に職場環境や業務内容を見極めた上で、入社の可否を判断できます。
紹介予定派遣のメリット
- 直接雇用(正社員)へのチャンスがある
- 実際に働きながら職場を見極め、入社するかどうか判断できる
紹介予定派遣のデメリット
- 必ず正社員になれるわけではない(選考や相互合意が必要)
- 紹介予定派遣として働けるのは最長6ヵ月まで(期間管理が前提)
無期雇用派遣とは

無期雇用派遣は、派遣会社と労働者が期間の定めのない雇用契約(=無期雇用)を結び、派遣先企業で就業する働き方です。雇用主は派遣会社であり、雇用形態としては派遣会社の正社員に近い位置付けになります。
無期雇用派遣のメリット
- 期間の定めなく働き続けられる(同一の派遣先で長期就業となるケースも多い)
- 社会保険や各種制度など、派遣会社の正社員に準じた待遇を受けられることが一般的
無期雇用派遣のデメリット
- ルーティン業務の職場が多く、キャリアアップの幅が限定されやすい
- 派遣先が途切れた場合は待機期間となり、給与は全額ではなく6割前後(休業手当相当)となることが多い
どちらを選ぶべき? — ニュートラルな使い分けの目安
- 正社員化を最短距離で狙いたい/職場を体験してから判断したい → 紹介予定派遣が合う。
- 雇用の安定と安定収入を優先したい/同じ職場で長く働き専門性を積みたい → 無期雇用派遣が合う。
いずれの働き方でも、派遣会社のサポート体制(研修・キャリア相談・配属管理)や、派遣先の業務内容により満足度は大きく変わります。複数のサービスに登録して比較し、条件(給与・就業場所・残業・教育制度・正社員登用制度の有無)を必ず書面で確認しましょう。
参照情報
【ルート3】「知識&スキルアップ」後、正社員を目指す

最後に、30代フリーターが正社員化を目指すもう一つのルートである「知識&スキルアップ」について見ていきましょう。
このルートを選ぶ際は、まず目指したい業種・職種があることが前提です。正社員になりたいという気持ちだけでは、何を学ぶべきかが定まらず、学習が続かないこともあります。IT、デジタル、医療・介護、先端製造、グリーンエネルギーなど、人材需要が急増している分野を意識しつつ、自分が情熱を持てる分野を選びましょう。
リモートワークやAI採用の普及により、デジタルスキルやオンラインコミュニケーション力がますます重要視されています。
独学でスキルアップすることも可能ですが、学習範囲が広く挫折しやすいため、公的な職業訓練や専門スクールを利用して効率的にスキルを身につけることをおすすめします。
ハローワークの「職業訓練」を活用する
代表的なスキルアップ機関がハローワークの職業訓練です。各地の公共職業訓練校では、ビジネスPCやWEB制作、プログラミング(Webアプリ開発、Android/Java)、医療事務、介護、デザインなど多様なコースを提供しており、期間は2~6か月程度です。
求職者支援制度を利用すれば、一定の収入要件を満たす人は月額10万円の職業訓練受講手当を受給しながら無料の訓練を受けることができます。
交通費や寄宿手当の支給もあり、経済的負担を抑えつつ再就職の準備ができます。
ハローワークは、職業訓練の案内だけでなく求人紹介も行っています。近隣エリアの求人が中心のため、地元で働きたい人に適しています。ただし待遇や選択肢が限られることもあるため、より多様な求人を比較したい場合は前章で紹介した転職エージェントの利用も検討しましょう。
ITエンジニアを目指す人は「エンジニアスクール」が早道
ITエンジニアとしてキャリアチェンジを狙う人には、短期間で実践的なスキルを習得できるエンジニアスクールが人気です。受講料は10〜25万円程度かかりますが、オンラインで学べるスクールが増えており、仕事や家庭と両立しながら学習できます。即戦力として求められるプログラミングやデータ分析、クラウドサービスなどを体系的に習得できるほか、卒業後の就職支援を提供するスクールもあります。
参考:正社員としてITエンジニアを目指す際のおすすめのエンジニアスクール
エンジニアスクール | 主な特徴 |
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![]() キャリスタカレッジ |
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![]() ネットビジョンアカデミー |
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![]() ウズウズカレッジ |
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![]() Aidemy Premium |
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![]() iOSアカデミア |
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![]() DMM WEBCAMP |
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![]() コードキャンプ |
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![]() テックアカデミー |
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さらに、政府は非正規労働者や職を失った人へのリスキリング支援を強化しており、デジタルスキルや医療・介護など成長分野のスキル習得に対して補助金や研修支援を拡充する方針です。
この動きに合わせて、公的な講座や民間のオンラインスクールも増えているため、学び直しのチャンスを活かしましょう。
参照情報
フリーターから正社員を目指す際のよくある質問
Q1. 正社員になるまでの生活費や貯金が不安です。どうやって資金管理すればいいでしょうか?
フリーターから正社員を目指す場合、入社までに安定収入を得られない期間が想定されます。まずは現時点の生活費や家賃などの必須固定費を洗い出し、次に毎月のアルバイト収入をもとに「最低限必要な貯金額」を逆算しましょう。
また、公的な貸付制度や職業訓練中の給付金制度など、国や自治体のサポートを活用することで、転職活動中の収入不足を補えることがあります。早めにハローワークや自治体の窓口に相談してみるのがおすすめです。
Q2. フリーター時代の職歴がバラバラです。面接での「経歴の説明」はどうすればいいでしょうか?
フリーター時代の職歴が多岐にわたる場合は、「各アルバイト経験から得たスキルや気づき」を一貫して整理し、面接時にまとめて伝えましょう。共通する業務内容や学べたことがあれば、面接官に「行動力」「柔軟性」「コミュニケーション能力」などの形で強みとして示せます。
たとえば、「レジ業務や接客で身についたコミュニケーション能力」など具体的なエピソードを挙げることで、あなたの経験が単なるアルバイトで終わらない“強み”としてアピールしやすくなります。
Q3. 転職エージェントから「まずは年収・条件を下げて応募しませんか」と提案されました。対応方法は?
エージェントが条件を下げて提案するのは、“少しでも内定の確率を上げようとする”営業的な視点からの場合もあります。最終的には「自分が納得できる条件かどうか」が重要です。
仮にエージェントからの条件が合わない場合は、なぜその条件提示になったのか理由を確認し、可能であれば再度希望を伝えて交渉しましょう。また、複数のエージェントに登録して比較検討することも、あなたに合う条件の仕事を見つける手助けになります。
Q4. 「学歴が高くない」あるいは「学歴に自信がない」場合でも転職は不利になりませんか?
学歴よりも「就業意欲」や「実際に仕事で活かせるスキル」を重視する企業が増えているため、一概に不利とは言い切れません。特に営業・サービス・ITエンジニア・介護など、人物重視で未経験を歓迎する業界もあります。
むしろ、フリーター期間に身につけたコミュニケーション能力や柔軟な働き方の経験は、学歴では得られない“強み”となります。応募時にはこうした強みを具体的に伝えることで、学歴以上の魅力をアピールできます。
Q5. 30代で転職を目指すなら、面接時に「なぜこの年齢までフリーターだったのか?」と聞かれますか?
多くの場合、採用担当者は「キャリア形成が遅れた理由」よりも「今後どのように活躍するか」を知りたいと考えています。面接では、フリーター期間に取り組んできたことや学んだことを前向きに説明し、「今後どのように会社に貢献したいのか」を具体的に伝えましょう。
面接官が重視するのは、「長く腰を据えて働いてくれるか」「会社の目標に貢献できる人材か」です。これらを踏まえて、今までの経歴と現在のやる気を結びつけて伝えることが大切です。
【まとめ】30代フリーターが正社員を目指すなら今!

今回の記事でご紹介した、30代フリーターが正社員を目指すための方法は以下の通りです。
ご自身が就職活動をする上で活用できそうな方法はありましたでしょうか?
もし、「これだ!」と思うものがあればすぐにでも行動に移しましょう。
大切なことは、「行動に移すこと」です。
誰でも、はじめは「未経験者」からのスタートです。
「いずれチャレンジしよう」よりも「今月チャレンジしよう」、「明日から始めよう」よりも「今日から始めよう」という風に、「今から行動する」ことを意識して、取り組んでみてください。
より良い就職・転職活動と正社員化へのチャレンジに向けて、この記事がお役立てできることを心より願っています。