30歳で「転職したほうがいい人」とは?転職成功のポイントとキャリアプランの立て方
[最終更新日]2024/07/14
現在30歳、もしくはもうすぐ30歳で、「転職しようか迷っている」という人は多いでしょう。
企業にとって、30代前半の社会人は高いニーズがあります。そのため、他の年代と比べて比較的転職をしやすい時期と言えます。
一方で、30~35歳での職務経験は以降のキャリアに非常に強い影響を与えることが少なくありません。
そのため、この時期の転職はなるべく妥協せず、ベストな結果を目指して進めていきたいところです。
目次
30歳の転職におすすめの転職エージェント
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.7万件 | 約26万件 | 約47万件 | 約11万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
1)30歳の転職は、20代とは違う!求められるのは「準備」と「情報収集」
はじめに、「30歳の転職者に対して企業がどのような見方をしているのか」について紹介します。
30歳の転職は、20代とは求められるものが違います。
転職の成功率を高めるために、まずは企業がどのような見方をするか知っておきましょう。
30歳の転職者に対して、企業はどういう見方をする?
- 資格やスキルへの期待
- これまでの実績への期待
- 即戦力としての期待
採用企業の多くは、30歳転職者に対して、20代の転職者以上に「スキル・実績・即戦力」を期待するようになります。つまり、それだけ「未経験・異業種」の転職は20代のころと比べて若干不利になりやすいということでしょう。
ただし、これまで多くのビジネス経験を培っていることは、30代転職者の大きなアドバンテージです。
これまでの経験をしっかり振り返ることによって、異業種・未経験の転職においても企業からこれまでの経験や培ったスキルに期待を持ってもらいやすくなることも多いでしょう。
つまり、30歳転職においては、自身のこれまでの経験・スキルを振り返って「これからどう働いていくか」を検討する準備と、そしてその希望する働き方を適えられる企業を見出していく為の情報収集が、大きく求められるのです。
2)30歳で転職したほうがいい人と再検討が良い人
30歳の転職で、「転職しなければ良かった」と後悔することになるのは避けたいものですよね。
そこで、「転職した方が良いケース」と「再検討する方が良いケース」について考えてみましょう。
30歳で転職した方がいい人 |
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いったん再検討する方がいい人 |
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30歳で転職した方がいい人
即戦力で活躍が見込める業界・職種がある
30代での応募が可能だとしても、「やる気がある」というだけでは転職しづらいのが現実です。
前述の通り、企業が中途採用をするのは、即戦力として活躍できる人材を獲得するためです。
企業が求めている業務実績や資格、スキルを持っていると、即戦力での活躍が見込めるため、採用される確率は高くなります。
参考:「即戦力がある」と評価される人の例
業界 | 職種 | 即戦力と評価されやすい人のタイプ |
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IT | システムエンジニア | 大規模プロジェクトの経験があり、特定のプログラミング言語や技術に精通している人 |
製造 | 生産管理 | 生産ラインの最適化やコスト削減の実績があり、工場管理の経験が豊富な人 |
医療 | 医療機器営業 | 医療機器の専門知識を持ち、病院やクリニックとの信頼関係を築いている人 |
金融 | ファイナンシャルプランナー | 顧客の資産運用や保険の最適化に関する実績があり、資格(AFPやCFP)を持っている人 |
営業 | 法人営業 | 大手企業への提案営業経験があり、年間売上目標を達成した実績を持つ人 |
目指すべき明確なキャリアプランがある
現在働いている職場や将来の目標について、漠然とではなく、客観的かつ冷静に考えてみましょう。
例えば、以下のように5年から10年先のキャリアプランを立ててみるのです。
参考:キャリアプランの例
時期 | 実現したいこと | そのためにやること |
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1年後 |
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3年後 |
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5年後 |
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「実現したいこと」「そのためにやるべきこと」が明確で、かつ現在の職場では難しいと判断できるのなら、転職をした方が良いと考えられます。
現在のライフスタイルの変化を求めている
結婚や子育て、家族の介護などでライフスタイルが変化すると、転職をした方が良い場合もあります。
家庭の事情まで企業が考慮してくれるかは話が別ですが、転職の理由として企業も理解してくれるでしょう。
ただし「即戦力として働けること」をしっかり企業にアピールできよう、キャリアを見直す必要があります。
参考:ライフスタイルの変化の主な例
ライフスタイルの変化 | 内容 |
---|---|
結婚 | 結婚により住居が変わる場合や、夫婦共働きの生活リズムに合わせた仕事が求められることがあります。 |
子育て | 子育てを優先するために、勤務時間の調整やリモートワークが可能な仕事を求めることがあります。 |
介護 | 家族の介護が必要になった場合、近くで働くことや、フレックスタイムを利用できる職場を探すことがあります。 |
引っ越し | 引っ越しにより新しい勤務地に通いやすい職場を求めることがあります。 |
健康上の理由 | 健康上の理由で負担の少ない仕事やリモートワークを希望する場合があります。 |
いったん再検討する方が良いケース
10年後のキャリアイメージが描けていない
「なんとなく転職したい」「不満があるから転職したい」と転職してしまうと後悔のもとになりがちです。
現在の職場で10年働いたらどうなるのか、転職して10年働いたらどうなるのか、もう一度考えてみましょう。
後悔しないためにも、もし10年後のキャリアイメージが描けていないならば転職を再検討してみましょう。
「年収アップ」または「やりたいこと」重視の転職で、かつ知識・スキルが伴っていない
「年収をアップしたい」「やりたいことに挑戦したい」というだけで何となく転職するのはおすすめできません。
経験者として転職しても、知識やスキルが伴わなければ苦労するだけになってしまう可能性があるからです。
「知識やスキルを身につけて現在の職場での年収アップを目指す」という方法も検討してみてください。
3)30歳の転職を成功するためのポイント3つ
これから先10年間の「キャリアプラン」を立てよう
30歳での転職は、20代の転職の時以上に「これから先」を見据えた考察と判断が求められます。
一般的に、30代後半~40代以降になるにつれてキャリアチェンジの転職が難しくなるためです。
今回の転職の結果が将来の望む働き方に繋げられるように、あらかじめ「これから先」に向けてのキャリアプランを立てておくことが大切です。
キャリアプランを立てる手順は以下の4つです。
どの手順も、それほど複雑なものではないため、ぜひ試してみてください。
キャリアプランを立てる4つのステップ
- STEP1 過去の自分を客観的に振り返る
- STEP2 現在の自分の「スキル」「楽しいこと」を掘り下げる
- STEP3 10年後の自分はどうなっていたいかを考える
- STEP4 10年後の理想を叶えるために、今何が必要かを考える
キャリアプランを立てたら、「キャリアプラン記入シート」に書き込んでみましょう。
「キャリアプラン記入シート」を使うと、「何が出来るのか」「将来どうなりたいのか」を明確にしやすくなります。
転職の際にどういった企業に応募すべきか、また企業にアピールできる自分の「強み」も把握できるでしょう。
企業研究・業界研究は入念に
転職活動では、企業研究・業界研究はとても大切です。
そもそも、転職は転職者と企業の双方が、「一緒に働きたい」と思ってはじめて成立するものです。
企業研究をすることによって、応募先の会社が自分にあっているかどうかの予測を立てられますし、「企業の求める人材」としての自己PRもしやすくなります。
イメージとしては、下記図に示す通り「転職者自身の知識やスキル」と「企業が求める知識やスキル」の領域の重なりを意識すると良いでしょう。
この領域の重なりが大きくなるほど、転職後にその企業で活躍できる可能性は高まります。
企業研究 見るべきポイント
企業研究をする際に、優先して見るべきポイントは以下の通りです。
チェック項目 | 確認ポイント | どこで確認するか |
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事業内容 | 自分自身の知識領域にあるか、また今後も興味・関心を持ち続けられる内容かを確認する | 企業HP |
主力商品・サービス | その商品・サービスの開発・運用を自身が携わることになる際に、どの範囲まで知っていて、どの範囲を知らないかを確認する | 企業HP、業界ニュース、四季報、業界地図、競合他社のHP等 |
強み・独自性 | 同業他社をいくつか確認し、「この会社ならではの特色・強み」がどこにあるかを見出す | |
企業理念 | 企業理念から、求められる人物像(主にスタンス面)をイメージし、自身との適合性を確認する | |
社風・雰囲気 | 歓迎される人物像や業務への取り組み姿勢をイメージする | インタビュー記事、口コミサイト等 |
求められる知識・スキル | 現在の自身の知識・スキルと照らし合わせて、過不足を確認する | 企業HP、求人票等 |
こうしたリサーチを重ねた結果、「この企業で働いてみたい」「こういった文化の会社なら馴染めそうだ」といった手応えを得られたら、入社後のミスマッチを軽減する効果が期待できます。
転職者が希望条件を満たす企業を探しているように、企業も必要な条件を満たす転職者を探しています。
その領域の重なりが大きくなる企業を探して上手に自己PRできれば転職活動もスムーズに進みます。
そのためにも、企業研究はしっかりやっておきましょう。
30代の転職支援に強い転職エージェントの利用
30歳の転職では、より多くの可能性を模索していくうえでも転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントに登録すると、まず専任のキャリアアドバイザーがつきます。
キャリアアドバイザーは、転職支援として求人の紹介やアドバイス、書類添削やスケジュール調整を行います。
それだけではなく、企業に転職者を紹介して、条件交渉も行います。
また、応募する企業の雰囲気や職場環境などの情報もキャリアアドバイザーから得られます。
情報収集にも役立てられますので、積極的に転職エージェントを活用していきましょう。
4)30歳の転職におすすめの転職エージェント6選
30歳の転職におすすめしたい転職エージェントを6つ紹介します。
転職エージェントはそれぞれ所持している非公開求人や特徴に違いがあります。
気になる転職エージェントを複数でも登録しておいて、電話や面談などのコミュニケーションで相性とやりやすさを確認して、メインで使用する転職エージェントを定めていくと良いでしょう。
参考:転職エージェントを利用する際のポイント
30歳の転職におすすめの転職エージェント
サービス名 | マイナビエージェント | doda | リクルートエージェント | ワークポート | type転職エージェント |
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メリット |
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デメリット |
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公開求人数 | 約6.7万件 | 約26万件 | 約47万件 | 約11万件 | 約1.0万件 |
得意業界/職種 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | ◎全業界 | 営業、IT、システムエンジニア、プログラマ、コンサルタント |
対象年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | ◎全年代 | 20代後半~30代前半(エンジニアのみ39歳までOK) |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
おすすめの人 |
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詳細を見る |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
マイナビエージェント
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書類作成、面接準備のサポートの手厚さが特徴。とくに「はじめての転職で、不安…」という30歳の人におすすめです。
マイナビエージェントは全国の幅広い業種・職種の求人を取り扱う、転職エージェントです。
「20代~30代の若手社会人への支援に強い」と紹介されることが多いですが、40代以降のミドル世代やハイクラス向けの求人も多いです。
マイナビエージェントの主な特徴は、「営業職」「ITエンジニア」「Webクリエイター」「メーカーエンジニア」「金融」など、業界・職種ごとにサポートチームが分かれている点です。
マイナビエージェントの担当領域一覧
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これら領域に精通した専任のキャリアアドバイザーが、転職活動を力強く支援してくれます。
書類添削・面接対策の支援にも力を入れており、利用者からは「書類選考、面接準を丁寧に支援してくれた」という評判も多く見られます。
マイナビエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約6.1万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|マーケティング|広報|人事|経理|クリエイティブ(Web・編集・制作など)|ITコンサルタント|システムエンジニア|金融アナリスト|調査・分析|看護師|薬剤師|保育士|不動産専門職|建築・設計アシスタント|デザイナーなど |
「転職理由」と「希望条件(優先したいこと・叶えたいこと)」を丁寧に記入しておくと、その後の求人紹介やサポートもスムーズに進みます。
doda(デューダ)
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都市部・地方ともに豊富な求人と、担当からの積極的な提案が特徴。企業からのスカウトも多く、たくさんの求人に接していきたい30歳の人におすすめの転職エージェントです。
dodaは求人数・実績において国内トップクラスを誇ります。
実績で培ったノウハウがあり、「積極的に求人紹介をする」タイプのアドバイザーが多いため、「スピーディ」かつ「自分にマッチする求人が見つかりやすい」特徴があります。
dodaのサービスの主な特徴は、「転職サイト・転職エージェント両方の機能を利用できる」、「企業からのスカウトが多く届く」ことです。
アドバイザーにキャリア相談をしながら求人を紹介してもらえるほか、自分でも登録後のマイページから気になった求人をチェックして応募が可能です。
企業からのスカウトについては、実際にdodaを利用した人たちからは「スカウトメールがたくさん届く」「(スカウトメールによって)色んな企業を知れる」といった評判・口コミが多く見られます。
業種や職種、地域に関わらず豊富な求人を擁していますので、「まずは求人をチェックしてみよう」という30歳の人にもおすすめのサービスです。
dodaの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約25万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業職|企画・管理|技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)|技術職(組み込みソフトウェア)|技術職(機械・電気)|専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)|クリエイター・クリエイティブ職|販売・サービス職|公務員・教員・農林水産関連職|事務・アシスタント|医療系専門職|金融系専門職など |
dodaは求人を自分から応募可能ですが、エージェント経由でのみ紹介される非公開求人も多いです。担当エージェントには初回面談時に希望条件をしっかり伝えておくことで、より有意義なサポートを受けられるでしょう。
リクルートエージェント
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国内No.1の求人数の豊富さ!担当者からの的確かつスピーディな支援も受けられるので、「なるべく早く転職したい」人に特におすすめのエージェントです。
「リクルートエージェント」は、業界トップクラスの求人数と転職成功実績を誇る全国エリア対象の転職エージェントです。
「リクルートエージェント」では、転職支援実績豊富なアドバイザーが、「スキルや資格を活かしたい」「キャリアアップしたい」などといった転職者の要望に対応してくれます。
また支援ツールが充実しているのも「リクルートエージェント」の特徴で、登録後に利用可能な「Personal Desktop」では職務経歴書の作成から面接等のスケジュールの登録までしっかりサポートしてくれます。
リクルートエージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約42万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | 営業・販売・カスタマーサービス|企画・マーケティング・経営|管理・事務|物流・購買・貿易・店舗開発|コンサルタント|金融専門職|不動産専門職|クリエイティブ|SE・ITエンジニア|エンジニア(設計・生産技術・品質管理)|建築・土木|医療・医薬・化粧品など |
リクルートエージェントのサポートは効率的かつスピーディに進みます。日頃の活動にかけられる時間を確保しておくと、より有意義にサービスを受けられるでしょう。
JACリクルートメント
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ミドルクラス・ハイクラスの転職 満足度で6年連続No.1!(オリコン満足度調査2019-24年)利用者からは「相談の手厚さ」と「適切なマッチング」への評価が高いです。
「JACリクルートメント」は、キャリアアップ転職やハイクラス転職に強い転職エージェントです。
特に外資系・金融系・グローバル企業の求人は品質が良いため、管理職やハイクラス転職を考えている人を中心に高い評価を受けています。
保有求人数は業界トップクラスと比較すると少なめですが、30歳の転職で「良質なキャリアプラン相談を受けたい」「キャリアを活かしてハイクラス転職をしたい」という人にはJACリクルートメントがおすすめです。
JACリクルートメントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 全国 |
公開求人数 | 約1.3万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | サービス|商社|流通|消費財|マスコミ|建設・不動産|金融|IT・通信|WEB|EMC|コンサルティング・シンクタンク・事務所|メディカル・バイオ|医療・介護・福祉などなど |
サポートの充実がウリのJACリクルートメントですが、求人数は少なめです。登録の際は希望条件をやや広めに&他の転職サービスにも登録しておくのがおすすめです。
type転職エージェント
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東京・神奈川・千葉・埼玉をメインに、20代~30代の若手社会人を対象に転職支援をするエージェント。マッチング度の高い求人紹介が評判です。
type転職エージェントは、東京・神奈川・千葉・埼玉エリアを対象に転職支援を行っている転職エージェントサービスです。
公式サイトによると、2020年9月の段階で「type転職エージェント」利用者の約71パーセントが年収アップに成功しています。
年収アップ転職への支援が得意であることは「type転職エージェント」の大きな強みです。
さらに、丁寧なカウンセリングにより転職者の強みを捉えた上でマッチしそうな企業にアピールしてくれるため、転職者にあった企業を探せるのも大きなメリットとなっています。
type転職エージェントの特徴
特徴 |
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サービス対応地域 | 東京、神奈川、千葉、埼玉 |
公開求人数 | 約1.0万件(2024年7月現在) |
とくに多い職種 | システムエンジニア(IT・通信・ソフトウェア)|営業|Webエンジニア・クリエイター(Web・インターネット・ゲーム)|専門職(コンサルタント・士業・金融・不動産)|技術職(電気・電子・機械・自動車・半導体)など |
type転職エージェントはIT・Web関連の求人紹介に強みがあります。一方で、他の業種はやや少なめです。紹介求人が少ないと感じる場合はdoda・リクルートエージェントにも併せて登録しておくと安心でしょう。
目指す業種・職種が定まっている人は「特化型」エージェントの非公開求人もチェックしよう
ITエンジニアや管理業務、マスコミや介護など、これまで培った専門スキルを活かしての転職を検討している人は、「特化型」の転職エージェントがおすすめです。
特化型の転職エージェント利用いちばんのメリットは、担当となるキャリアアドバイザーがその分野の業界情報やトレンドに詳しいということです。
30代で一定の知識・経験を培いつつ今後もキャリアを積み上げる為にどのような知識やスキルの開発が必要かであったり、応募する企業でどのような知識・スキルが求められるかについて、具体的なアドバイスを貰いやすいでしょう。
各分野のおすすめ特化型転職エージェント
タイプ | ITエンジニア | ITエンジニア | IT・Web業界 | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | リーダー・マネージャー | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門 | 外資・グローバル | 外資・グローバル | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
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サービス名 | マイナビIT AGENT | レバテックキャリア | ワークポート | doda X | JACリクルートメント | リクルートダイレクトスカウト | ビズリーチ | ジャスネットキャリア | マスメディアン | クリーデンス | MS Agent | エンワールド | ロバート・ウォルターズ | メイテックネクスト | レバウェル介護 | かいご畑 |
メリット |
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公開求人数 | 約2.1万件 | 約2.5万件 | 約11万件 | 約5.7万件 | 約2.1万件 | 約36万件 | 約14万件 | 約4,000件 | 約4,900件 | 約1,400件 | 約1.0万件 | 約900件 | 約1,900件 | 約1.6万件 | 約23万件 | 約9,000件 |
得意業界/職種 | IT・Web | IT・Web | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | ◎全業種・職種 | 会計・経理・税務・財務 | マスコミ・メディア | アパレル・ファッション | 管理部門・士業 | 外資系 | 外資系 | 製造系エンジニア | 介護・福祉 | 介護・福祉 |
対象地域 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | 関東・関西・中部(東海) | 東京・大阪 | 関東・関西・東海 | ◎全都道府県 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・愛知・大阪+海外 | 東京・名古屋・大阪・福岡 | ◎全都道府県 | ◎全都道府県 | |
おすすめの人 |
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公式サイト |
表内の求人数は2024年10月時点のものです。
5)30歳で転職した人達の様々なケースでの体験談事例を参考にしよう
ここからは、実際に30歳で転職した人達の体験談事例を紹介します。
あなたと近しい環境・状況での体験談もあるかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
企業から「即戦力」、「スキル・経験」が求められた30歳の転職ケース
30歳の転職体験談① OA事務の経験を活かし30歳で同職種に転職 はなさん 東京
転職前 | 転職後 | |
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職業 | オフィス | オフィス |
職種 | OA機器操作(OA事務) | OA機器操作(OA事務) |
従業員規模 | 5,001名以上 | 1,001~2,000名 |
年収 | 300万~350万 | 300万~350万 |
以下、体験談からの引用
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転職後の職場では私のパソコンスキルが歓迎されました。
新しいプロジェクトが始まりかけていたのですが、そのための資料作成やデータ分析をする人が居らず困っている状態だったのです。
ですが、「困っている」ということは、それだけ切羽詰まった状況だったわけで、私の業務内容に関して、マニュアルはおろかテンプレート(ひな形)も、何もない状況でした。
私で大丈夫なのだろうか?と不安を抱えながらも、
「せっかく呼んでいただいたのだから、私にできることをしなければ。とにかく一生懸命やろう」
と思い、手書きの紙や口頭で伝えられるイメージを一生懸命汲みとり仕事に反映させました。自分なりにデータをまとめ、グラフ化し、プレゼンや会議用の資料を作成しました。
一回で終わる作業もあれば、新しいものに更新していく作業もありましたし、今後どのように使われるか良くわからないものも沢山ありました。
とにかく、「必要な時にいつでも対応できるよう」準備を整えていきました。それから数ヵ月が経って、ようやく職場にも仕事にも慣れてきた頃、上司が私にこう声をかけてくれたのです。
「君に来てもらえて本当によかったよ。──これまであやふやな指示とおおまかなイメージしか伝えてこなかったのに、的確に形にしてくれている。とても助かっている」
上司からそうやって感謝されたことが、とても嬉しかったです。
人と話すことが好きなのに、職場ではPCと向き合って静かに仕事をするだけ。
はなさんの不満は徐々に「もっと人と関われる仕事をしたい」という転職への願望へと繋がっていきます。
そして転職活動を続けた結果、「ここで働きたい」と思える企業に出会います。
前職と同じ職種ではあるものの、「こんなのできて当たり前」と、はなさんが淡々とこなしていた業務が、転職先ではとても重宝されたようです。
このことから分かるのは、自分では「身についていて当然」と思っていたスキルが、思わぬ形で役に立つこともあるということです。
はなさんの場合、前職で積み上げた「MicrosoftOfficeのスキル」「メッセージやイメージを、自分なりに解釈し形にできる能力」などが、転職先企業にとっての新しい風となったのでしょう。
「あれ? 私のこの経験、この業務に役立てられるんじゃ……?」と思うことがあれば、積極的に周囲に働きかけることで、より早く新しい職場に馴染めますし、昇進までのステップを上がるきっかけにもなるでしょう。
未経験業種・職種を目指して、30歳で転職するケース
30歳の転職体験談② インターネット広告事業から、「新しいチャレンジ」を目指し転職 じゅん子さん 東京
転職前 | 転職後 | |
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職業 | インターネット広告 | 職種 |
職種 | ディレクター | 従業員規模 |
従業員規模 | 100名程度 | 年収 |
年収 | 会社名 |
以下、体験談からの引用
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転職活動は、英語のスキルが活用できて、「海外での仕事ができるところ」を探しました。
旅行系の会社であったり、海外展開の活性しているIT企業であったり。
たくさん応募しました。ですが、決まりませんでした。
決まらなかった理由の一つとして、私の「1年間の留学経験」くらいでは、殆ど何のアドバンテージにもならなかったのです。
それら業界では、留学経験しているひとは沢山いて「特に珍しくない」状態でした。
面談の席では、採用担当から「留学したから、何だというのか」と暗のメッセージが伝わってきて。
次第に私は、面談の場で留学の経緯を隠す(言わない)ようになってしまいました。
そうすると、それからの転職活動においては、自然と前職まで培ったスキルがアピールポイントになっていって。
受ける企業は前職と同じような「インターネット広告業界」の割合が多くなっていきました。
じゅん子さんは新卒で入社したインターネット広告会社を休職し、1年間カナダへ留学します。
日本へ戻ったじゅん子さんは、「これまでと同じ経験しかできないなら、新しい職場を探そう」と転職へ踏み出します。
じゅん子さんの転職活動の軸は「海外で仕事ができる」ことでしたが、「1年間の海外留学」ではアドバンテージにならず、転職活動は難航し、最終的に前職と同じ広告会社に転職をしました。
ここでのポイントは、30歳での留学経験が評価には繋がらなかったということです。
20代半ばでの留学なら、ある程度「語学力を身につけるための行動」と好意的に捉えられることもありますが、先ほどもお伝えしたように、30歳での転職には「即戦力」が重視されます。
じゅん子さんの場合「海外での仕事」という軸で転職活動をしていましたが、「1年間の留学経験」だけでは、残念ながら企業が求める「30歳に必要な語学力・経験」には達していなかったことが想像できます。
このように30歳未経験での転職活動は、いくら高いモチベーションや熱意があったとしても、専門的なスキルが無い場合、難易度が上がってしまいます。
異業種での転職を検討している場合は、「コミュニケーション能力」「リーダーシップを取った経験」などの前職で培ったポータブルスキルが、企業の求める「即戦力」に繋げられるか考えていく必要があるでしょう。
30歳の転職体験談③ 農業から、未経験でプログラマーに転職 たかし さん 東京
転職前 | 転職後 | |
---|---|---|
職業 | 農業 | IT・コンピューター |
職種 | 部門責任者 | Webプログラマー |
従業員規模 | 51~100名 | 10~20名 |
年収 | 300万~350万 | 300万~350万 |
以下、体験談からの引用
-
「転職で苦労したこと」ですか?
…年齢、かつ未経験という条件での「採用枠の少なさ」ですね。
実際厳しいと転職エージェントの方から言われることも多かったです。
自分の希望職種としては、「プログラマー」だったんですが、転職エージェントの方からは、「なかなか厳しいと思います」と言われていて。自分で案件を探すとマッチするのはSIer(エスアイアー:システムの企画、構築、運用サポートなどの業務を請け負う業者のこと)の案件が実際多く、まずはそこでスキルを磨くのがいいという話もあったのですが、あまり気乗りはしてなかったです。
求人情報は合計で会社は100社くらいは見ました。
そこから面接に至った会社数は、10社ぐらいですね。毎日応募書類を書いて、応募して、状況を確認して、プログラミングをする時間は殆ど確保できませんでした。
たかしさんは元々「農業」を営んでいましたが、新しい分野を目指したい気持ちが芽生え、転職を決意します。
農業を営んでいたたかしさんは、出荷作業にあたって連絡手段の不備に気づき「連絡をスムーズにできるシステムを、自分で作れるんじゃないか」と、「IT業界」への転職を目指すようになります。
求人内容に「未経験歓迎」という文字があったとしても、実際に20代と30代の社員では、より将来性のある若手社員が採用される傾向にあるのが実情です。
30代で未経験の業種に転職したい場合は、あらかじめ「妥協できる点・できない点」を定めておく必要があります。かと言って転職を成功させるためにあらゆる条件を諦めてしまうと、仮に転職が成功したとしても後悔が残ってしまう可能性もあります。
まずは転職における「ここだけは譲れないポイント(職種・年収・残業の有無など)」を洗い出しておけると、より目的も明確に、前向きな気持ちで転職活動を続けられるかもしれません。
また、20代の多くの転職者が「約1ヵ月~3ヵ月」で転職活動を終えるのに対し、30代の転職活動は半数以上が「3ヵ月程度かかった」という結果も出ています。
このように、30代の転職活動はやや長期化することも考えられるので、選考に落ちたからといって歩みを止めてしまわずに、粘り強く複数の企業に応募するような熱量が求められます。
アルバイト・派遣社員から30歳で正社員を目指しての、30歳の転職ケース
30歳の転職体験談④ 30歳でIT業界から、飲食業界に転職 しろねこさん 福島
転職前 | 転職後 | |
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職業 | IT・コンピューター | 飲食業 |
職種 | オペレーター | 調理スタッフ |
従業員規模 | 51~100名 | 5~10名 |
年収 | 180万円~200万円 | 180万円~300万円 |
以下、体験談からの引用
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転職活動中の最大の悩みは未経験者を受け入れてくれるところが少なかったところです。
年齢的な事情は覚悟していたものの、IT関連の仕事は数えるほどしかなく、地域や給与の割が合わない等難しい面もありました。
あと、フリーターや派遣を中心で働いていたことから正社員経験が無かったことも大きな壁になりました。
企業の求める経験者とは「正社員経験者」を指すことがほとんどでした。
殆ど、応募書類の段階で落ちました。
転職活動を続けていくうちに、住んでいる地域やから通える範囲の仕事はあらかた落ちてしまいました。
そこで、今度は異分野にも目を向ける事にしました。
更に、地域を広げ、引っ越しも視野に活動をした方が良いと考え始めました。
しろねこさんは独学でITの資格を取得し、派遣社員としてITオペレーターの仕事をしていました。
しかし、正社員と比べて年収が上がらないことに不安を抱き、転職を決意します。
「正社員」の経験がないしろねこさんの転職活動は難航します。求人へ応募しても、ほとんどが書類選考止まり。
「IT業界」での条件を改め、結果的に「飲食店」での正社員採用が決まりました。
しろねこさんは「ITオペレーター」として勤務した経験をもとに、IT業界での正社員採用を目指しましたが、惜しくも成功しませんでした。
30歳まで派遣社員として働いていた場合、「リーダー経験の有無」「専門スキルの習得」といった観点で、どうしても正社員との間で差が出てしまいます。
結果として、「非正規雇用」からの正社員転職は、なかなかうまくいかないケースもあります。
また、中には「正社員と同じ時間形態で働いていたとしても、背負う責任の大きさが違う」などといった観点から、「非正規雇用は職歴に含まない」と考える企業もあります。
こればかりは企業側の判断基準となりますのでどうにもなりませんが、「どうしてもこの業界で働きたい!」という気持ちがあるならば、ある程度不採用を繰り返してもめげない「粘り強さ」が必要となりそうです。
30歳の転職体験談⑤ 正社員を目指して、4度目の転職に──。ラベンダーさん 東京
転職前 | 転職後 | |
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職業 | WEBマーケティング | 人材紹介 |
職種 | 営業事務 | 営業 |
従業員規模 | 1,500名 | 125名 |
年収 | 300万円 | 400万円 |
以下、体験談からの引用
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就業していたWEBマーケティングの会社では、正社員雇用が難しかったことが、転職を決意した一番の理由です。私は「いずれ正社員になりたい」という思いをずっと持ち続けていましたので。
また、前職はしっかりした研修がなく、中途社員、業界未経験の私にとっては、独学で勉強するのに限界がありました。
私は次の会社を決める前に退職しました。
結構不満も溜まっていて、精神衛生上も良くなかったので、「働きながらの転職活動は厳しいだろう」と思ったからです。
ですが、仕事がなくなれば収入もゼロになり、生活は厳しくなります。
その為、「なるべく早く次の職を探さないと」と思い、今までとは違う派遣会社にいくつか登録しにいきました。登録しても選考に落とされることも多かったです。
段々と転職活動の厳しさを感じるようになりました。
ラベンダーさんは自身の「声優」の夢を諦め、Webマーケティングの会社に派遣社員として勤めます。
「いつかは正社員になりたい」と思っていたラベンダーさんですが、今のままの職場ではそれが叶えられないと知り、転職を決意しました。
退職をしてから転職活動を始めたのですが、なかなか採用が決まらず、次第に焦りを募らせていきます。正社員を目指し、ラベンダーさんは計4回の転職を繰り返しますが、それでも正社員にはなれず。
そんな中、ある派遣会社から「営業正社員として勤めてみないか」と誘いがかかります。
中途社員の多い職場でしたので、とても働きやすい環境だったそうですが、営業の仕事を覚えるのに苦労を重ねました。
ラベンダーさんの場合、しっかりとした研修の機会を設けられていなかったために、採用後の業務にとても苦労したそうです。
このように、非正規雇用社員として働いていると、正社員に比べてしっかりとした研修の時間を設けていない企業も多く、転職後に不安を抱えている人も多いのが実情です。
そしてそれらは「実際に働いてみないことには分からない」パターンも多く存在します。
非正規雇用から正社員を目指す際には、時として「正規雇用のチャンスがある」企業で非正規雇用として働いたり、研修や育成制度の整った企業を探すなど、ある程度の遠回りの作業も必要とされるのです。
まとめ)30歳での転職は、自分と企業について深く知ることが成功の鍵
30歳での転職は『求められているスキルや知識があることを企業にPRできるか』が重要な鍵になります。
「企業が求めているスキルや知識」と「自分が持つスキルや知識」の領域の重なりが大きいほど、転職に成功しやすくなるはずです。
そのためには、前述の通り、この領域の重なりを知るために、自分や企業について研究しましょう。
まずはキャリアプランを立てて自分を知るところから始めてみてください。
経験やスキルによっては、転職で年収アップやキャリアアップ、スキルアップが目指せる可能性もあります。
転職エージェントサービスを活用して情報を収集し、自分が持つスキルや知識を活かせる企業を探しましょう。